JPH11220887A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH11220887A
JPH11220887A JP10019312A JP1931298A JPH11220887A JP H11220887 A JPH11220887 A JP H11220887A JP 10019312 A JP10019312 A JP 10019312A JP 1931298 A JP1931298 A JP 1931298A JP H11220887 A JPH11220887 A JP H11220887A
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circuit unit
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Kenji Kamiya
谷 賢 司 上
Akira Kagami
明 加々美
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部品単位の保守点検の可能な構造を持ち、
バランスのよい冷却構造とすることよって、信頼性が高
く、かつ部品点数を低減することにより安価に製造しう
る電力変換装置の提供。 【解決手段】 各相毎に複数のセルユニットを直列接続
して構成する電力変換装置において、セルユニットを構
成する整流素子33及びスイッチング素子34及びそれ
らを取り付ける冷却フィン31を収納した素子ブロック
22と、平滑回路ユニットの構成部品を収納した平滑ブ
ロック21と、インバータ回路ユニットを制御するため
の制御部品を収納した制御ブロック23との3つのブロ
ックからセルユニット20を構成し、各ブロック21〜
23を上下方向に積み重ね、上下に重なりあった各ブロ
ック相互間を取外し可能に連結し1つの構造体ユニット
として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧出力を得る
電力変換装置、特にユニット化された単位インバータを
複数個直列接続して高電圧出力を得るようにした電力変
換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高電圧の誘導電動機を可変速運転
することによる省エネルギー化へのニーズは多く、特に
3kV系や6kV系で既設の高圧モータを直接駆動でき
るインバータ装置が必要とされてきた。そのため、装置
外形に大きな割合を占める出力変圧器を必要とせず、負
荷側・電源系統側共に高調波を低減しうる利点から、単
位インバータを複数個直列接続して高電圧出力を得るよ
うにした多重インバータ装置の開発が進み、咋今では小
型で高性能な高速スイッチング素子を使用することによ
り、単位インバータを小型化した実用的な3相多重イン
バータ装置が徐々に実用化されてきている。
【0003】多重インバータ装置における単位インバー
タの直列接続数は、出力電圧と単位インバータの定格電
圧との比によって決定されるが、絶縁の容易さや使用す
る素子の性能及び入手容易性等を考慮して、現状では3
KV系では3ないし4個、6KV系ではその倍数とする
のが一般的である。しかし、3相系の場合、装置全体を
構成する直列ユニット数はその直列接続数の3相分(=
3倍)となる。この方式は一般の高電圧インバータ装置
に比してユニット数が非常に多くなる特徴がある。この
ような装置の実用性を高め信頼性を確保するためには、
従来のインバータ装置と同様に、配線の低インダクタン
ス化や冷却の効率化といった技術的課題と共に、各ユニ
ットの保守性の向上と、ユニット全体の冷却バランスの
確保が重要なテーマとなる。
【0004】図13〜図16は従来の電力変換装置を構
成するセルユニット100を示すものである。図13は
同セルユニットの正面図、図14は右側面図、図15は
背面図、図16は内部機器配置図である。なお、以下で
説明する電力変換装置の全体構成は、機能的には、電源
側から順番に、非制御型の整流回路、コンデンサからな
る平滑回路、及びインバータ回路を縦続接続したものか
ら成っているものとする。整流回路、平滑回路、及びイ
ンバータ回路はそれぞれ各相毎に複数の整流回路ユニッ
ト、平滑回路ユニット、及びインバータ回路ユニットに
分割され、各相毎に順次縦続接続された整流回路ユニッ
ト、平滑回路ユニット、及びインバータ回路ユニットに
より複数のセルユニット100が構成され、これらのセ
ルユニット100を各相毎に電気的に直列に接続して例
えば3相電力変換装置が構成されるものとする。各整流
回路ユニットに対し電源トランスの分割2次巻線から、
定格電圧をほぼ上記直列数で除した値の電圧が供給され
る。
【0005】従来のセルユニット100は、それぞれコ
の字状の床板101a、前面板101b、背面板101
cから成るシャーシ101と、素子取付面を下に向けて
シャーシ101の上部に固定された冷却フィン102と
で外郭を構成し、冷却フィン102の上部には風洞を構
成するカバー116を取り付けている。冷却フィンl0
2の素子取付面には端子を下に向けて配置された、イン
バータ回路を構成するスイッチング素子104と整流回
路を構成するダイオードモジュール105が取り付けら
れ、更に、インバータ回路の出力端子106を固定した
絶縁碍子107を手前側に取り付けている。シャーシ1
01の床面には複数組の平滑コンデンサ115を配置
し、それらを、その上部に配置された平行平板導体によ
って接続している。平行平板導体は配線インダクタンス
を極力低減するために、並設された複数個の平滑コンデ
ンサ115の手前側半数の正側端子を並列に接続するL
型導体103aと、奥側半数の負側端子を並列に接続す
るL型導体103bと、L型導体103a,103bの
下方に配置され、手前側半数の負極側端子と奥側半数の
正側端子を並列に接続する平板導体103cとで構成さ
れている。L型導体103a,103bは立ち上がり部
分を互いに対向して位置するようにセルユニットの中央
付近で立ち上げられ、インバータ回路及び整流回路に接
続される。整流回路の電源側に接続されている主回路保
護ヒューズ112の上側にはゴム絶縁電線113が接続
され、冷却フィンl02の素子取付面に沿って配線され
整流回路に接続されている。セルユニット100の右側
面(図14参照)には、シャーシ101に固定された絶
縁枠108に制御基板109を取付け、また、L型導体
103bの立ち上がり部にはゲート基板110が取付け
られている。インバータ回路を構成するスイッチング素
子にはモジュール型のスナバ回路114が取り付けられ
ている。スイッチング素子及びダイオードモジュールが
発生する熱エネルギーの大半は冷却フィン102を通し
て、冷却風111により放出される。スイッチング素子
104及びダイオードモジュール105の表面側、平滑
コンデンサ102、保護ヒューズ112がそれぞれ発生
する熱エネルギーは自然対流により放出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置
は、インバータ回路と平滑コンデンサ間の配線インダク
タンスを減らすために、スイッチング素子と平滑コンデ
ンサの端子を向かい合わせにして配置することにより、
配線の物理的な距離を短くすると共に、交差構造をなく
して導体幅を十分広くし、かつ電流方向を考慮して配置
した平行平板導体を用いて接続したもので、インダクタ
ンス低減のためには優れた構造である。また、セルユニ
ットのシャーシ構造がシンプルで構造用品の点数を少な
くすることができる。
【0007】しかし、その反面、全体が一つの箱体の中
に構成され、更にスイッチング素子と平滑コンデンサの
端子を向かい合わせにして配置するため、部品の取り付
け面が外郭に向いた方向となる。これにより、組立には
一定の順番と技巧が要求され、組立性が悪い。また、セ
ルユニットを構成する部品の保守点検や交換のために
は、それらをセルユニット収納部から取外さなければな
らず、また、目的とする部品を取り出すために目的以外
の多くの部品を取外さなければならなくなる。このため
迅速な部品交換は難しく、個々の部品に起因する間題が
発生した場合であってもセルユニット毎の交換が前提と
なり、予備品コストが上昇するという間題があった。
【0008】更に、スイッチング素子と平滑コンデンサ
の端子を向かい合わせにして配置することにより、前述
の保守性の問題や組立の便宜のために何も取り付けるこ
とのできない空間(デッドスペース)を確保する必要が
生じるなどの構造的な自由度の制限が発生する。インバ
ータ回路と平滑コンデンサ間の配線インダクタンスの許
容値は、搭載するスイッチング素子の定格電圧とセルユ
ニットのピーク電圧との兼ね合いから定まり、スナバコ
ンデンサの容量やスイッチング周波数等と合わせて検討
することにより調整できることから、インダクタンス低
滅のみのために保守性や組立性を阻害するのでは、実用
上、好ましくない。
【0009】冷却においては、フィン以外の部分では冷
却風の経路が定まらず、部品の取付位置やセルユニット
の装置内での配置によって冷却条件にアンバランスが発
生する。特に、平滑コンデンサや、スナバコンデンサ、
主回路保護ヒューズなどは温度上昇による劣化が大きい
ことから、温度条件によって交換サイクルを推奨する部
品とされていながら、従来装置ではそれらの部品の温度
条件の特定すなわち寿命の推定が難しく、また配置条件
のいかんに関係なく予定寿命を確保しようとすると、必
要な部品数に加えて多めの余裕を見込む必要が生じて装
置コストが上昇し、外形が大きくなるという問題があっ
た。
【0010】本発明は以上の問題を解決しようとしてな
されたもので、その目的とするところは、各部品単位の
保守点検の可能な構造を持ち、バランスのよい冷却構造
にすることよって、信頼性が高く、かつ部品点数を低減
することにより安価に製造しうるセルユニットを備えた
電力変換装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係る発明は、整流回路、平滑回路、及びイ
ンバータ回路をそれぞれ各相毎に複数の整流回路ユニッ
ト、平滑回路ユニット、及びインバータ回路ユニットに
分割すると共に、各相毎に順次縦続接続された整流回路
ユニット、平滑回路ユニット、及びインバータ回路ユニ
ットにより複数のセルユニットを構成し、これらのセル
ユニットを各相毎に電気的に直列に接続してなる電力変
換装置において、セルユニットを、整流回路ユニットを
構成する整流素子及びインバータ回路ユニットを構成す
るスイッチング素子及びそれらを取り付ける冷却フィン
を収納した素子ブロックと、平滑回路ユニットの構成部
品を収納した平滑ブロックと、インバータ回路ユニット
を制御するための制御部品を収納した制御ブロックとの
3つのブロックから構成し、これらの各ブロックを上下
方向に積み重ねると共に、上下に重なりあった各ブロッ
ク相互間を取外し可能に連結し1つの構造体ユニットと
して構成したことを特徴とするものである。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項lに記載の
電力変換装置において、素子ブロック及び平滑ブロック
に対し個々に箱体の外郭を設けると共に、箱体の前後に
冷却用の開口部を設け、各ブロック毎に個々に冷却風洞
を構成したことを特徴とするものである。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項l又は2に
記載の電力変換装置において、素子ブロックを制御ブロ
ックの下方に配置すると共に、素子ブロックの底面に、
整流回路ユニットを構成するダイオードモジュール及び
インバータ回路ユニットを構成するスイッチング素子を
取り付けた冷却フィンを配置し、この素子ブロックの下
に端子が上を向くように並べて配置した平滑回路部品を
搭載した平滑ブロックを配置し、この平滑ブロックの上
方に電流の向きを考慮して重ねた平滑回路部品を接続す
る正極と負極の平行平板導体を設け、この平行平板導体
の正極と負極の導体をインバータ回路ユニットの正極と
負極の導体に接続する平行導体を配置したことを特徴と
するものである。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の電力変換装置において、平滑ブロッ
クの両側面に、セルユニットを保持しかつ自在に引出し
可能とするスライドレールを設けたことを特徴とするも
のである。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の電力変換装置において、平滑ブロッ
クの吸気用開口部前面の冷却風経路に主回路保護ヒュー
ズを設けたことを特徴とするものである。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の電力変換装置において、平滑ブロッ
ク及び素子ブロックの背面側の排気用開口部に開口面積
を調節するための調整板を設けたことを特徴とするもの
である。
【0017】請求項7に係る発明は、請求項1ないし6
のいずれかに記載の電力変換装置において、平滑ブロッ
ク及び前後面の開口部を塞ぐと共に両側面に開口部を設
け、平滑ブロックの冷却風方向と素子ブロックを冷却す
る冷却風方向とを直交させるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】(請求項1)請求項1に係る発明
のセルユニットの実施の形態について以下に説明する。
図lは本発明に係るセルユニットの正面図、図2はその
右側面図、図3は冷却風ダクトの位置関係を示す図2と
同様の右側面図、図4は同セルユニットの平面図、図5
はその背面図である。図6は平滑ブロックの平面図、図
7はその一部を切り欠いた正面図、図8は素子ブロック
の平面図、図9はその正面図である。
【0019】図l〜図5に示すように、セルユニット2
0は、下段に配置した平滑ブロック21、中段に配置し
た素子ブロック22、及び上段に配置した制御ブロック
23で構成されている。図6〜図9に示されているよう
に、平滑ブロック21及び素子ブロック22は、上側に
重ねるブロックを乗せるための折り曲げ部25を残して
上部を開放した箱体26a,26bを有し、制御ブロッ
ク23はU字状の外郭29を有し、平滑ブロック21と
素子ブロック22は、両側面に設けたL字状の連結板2
4を介して固定ボルト28にて固定され、また制御ブロ
ック23はU字状の外郭29の底面を素子ブロック22
上部の折り曲げ部25に固定ネジ30で固定される。
【0020】請求項lに係る発明のセルユニットによれ
ば、固定ネジ30を外すことにより素子ブロック22と
制御ブロック23が、また固定ボルト28を外せば連結
板24を外すことができ、平滑ブロック21と素子ブロ
ック22を容易に分離することができ、ブロック単位の
分割・連結が容易であることから、個別に製造及び保守
交換をすることができ、製造性を向上させて製造コスト
を削減すると共に、故障時には個別交換することにより
予備品コストの削減と交換時間の短縮を達成することが
できる。
【0021】(請求項2)請求項2に係る発明の実施の
形態について説明する。図3及び図5に示すように、平
滑ブロック21及び素子ブロック22は箱体26の前後
面に、各ブロックの発熱量に応じた面積を有する冷却風
用の正面側開口部27a及び背面側開口部27bを有
し、平滑ブロック21及び素子ブロック22のそれぞれ
の前後方向に冷却風を貫通させる冷却風ダクト55a,
55bを形成している。
【0022】請求項2に係るセルユニットによれば、各
ブロックを貫通する冷却風経路を互いに独立させること
により相互の干渉を少なくし、また冷却風経路を単純に
して圧力損失を低減し、冷却ファンの騒音を低減させ
る。更に、各ブロックの開口部を増滅してブロック毎に
冷却風量を決定することができ、最適な冷却を達成し、
部品寿命を向上させることができる。また、各部の冷却
のアンバランスを見越した電気部品数量の余裕数を削減
し、製品コストを低減することができる。
【0023】(請求項3)講求項3に係る発明の実施の
形態について説明する。平滑ブロック21は、図6及び
図7に示すように、端子を上に向けた平滑コンデンサ3
6と、これを回路電圧に応じて直列に接続すると共に、
インバータ容量に応じて並列に接続し、かつ配線インダ
クタンスを低減するために電流による磁束を互いにうち
消し合うように配置された平行平板導体37を備える。
平行平板導体37の中央部には、接続面を上に向けて配
置された、コンデンサ出力端子39及びコンデンサ入力
端子41を備える。
【0024】素子ブロック22は、図8及び図9に示す
ように、素子取付面32を上に向けた冷却フィン31を
有し、素子取付面32には整流回路を構成する複数のダ
イオードモジュール33、及びインバータ回路を構成す
る複数のスイッチング素子34を備える。複数のスイッ
チング素子34には、インバータ回路の正極側と負極側
をそれぞれ構成し複数のスイッチング素子を並列に接続
する直流導体35を備える。直流導体35の中央部に
は、配線インダクタンスを低減するために電流による磁
束を互いにうち消し合うようにして平行に配置された平
行導体42を備える。平行導体42は、先端に、接続面
を下に向けて配置されたインバータ入力端子38を有す
る。また、整流回路を構成する複数のダイオードモジュ
ール33には、接続面を下に向けて配置された整流回路
端子40を有する整流回路出力導体43を備える。上下
に重ねた平滑ブロック21と素子ブロック22はインバ
ータ回路入力端子38とコンデンサ出力端子39、及び
整流回路端子40とコンデンサ入力端子41をそれぞれ
上側からボルトによって接続され、容易に切り離すこと
ができる。
【0025】請求項3に係るセルユニットによれば、イ
ンバータ回路と平滑コンデンサ間の漂遊インダクタンス
を減少し、また接続を容易に切り離すことができ、良好
な保守性を確保しつつ回路の配線インダクタンスを低減
することができる。更に、制御ブロック23を外せばイ
ンバータ及び整流回路を構成する部品を、また素子ブロ
ック22を外せば平行平板導体37及び平滑コンデンサ
36をそれぞれ上側から取付けたり取外したりすること
ができ、組立及び保守コスト削減することができる。
【0026】(請求項4)請求項4に係る発明の実施の
形態について説明する。図10はセルユニット20を上
下に3段収納する収納盤44の内部機器配置を示す図で
ある。収納盤44は、左右に垂直フレーム47を複数本
備え、垂直フレーム47にはスライドレール50を水平
に取り付け、セルユニットのL宇状の連結板24(図
1)をスライドレール50に取り付けてセルユニット2
0を引出し自在に固定する。図10はセルユニット20
を引出した状態を示したものである。
【0027】請求項4のセルユニットによれば、収納盤
44からの引出しを容易にすると共に、セルユニット2
0を収納盤44から降ろさずに引出状態で制御ブロック
23及び素子ブロック22のブロック単位の交換と、素
子ブロック22に搭載される単相インバータ回路部品の
交換を可能とし、セルユニットの保守点検を容易にする
ことができる。
【0028】(請求項5)請求項5に係る発明の実施の
形態について説明する。図10において、収納盤44
は、上部に冷却ファン45を有し、前面に前面扉48を
有する閉鎖された筐体49と、この筐体49の背面及び
天井に沿って設けられた風洞46を備える。風洞46の
前面にセルユニットの背面側開口部(27b)に対応す
る開口部51を有し、また前面扉48にはセルユニット
の正面側開口部(27a)に対応する吸気口52を有す
る。冷却ファン45によって、吸気口52から取り込ま
れた冷却風53はセルユニットの内部を各ブロック毎の
冷却風ダクト55a,55b及び冷却フィン31に分流
して貫通し、開口部51及び風洞46を経て冷却ファン
45から外部へ排気される。平滑ブロック21は前面に
主回路保護ヒューズ54を有し、保護ヒューズ54は平
滑ブロック21を貫通する冷却風53と直交して配置さ
れる。
【0029】請求項5のセルユニットによれば、主回路
保護ヒューズ54の温度上昇を軽減することができ、保
護ヒューズ54の寿命を長くして保守コストを低減する
ことができる。あるいは、より小容量の保護ヒューズ5
4を選定することができ、製造コストを低減することが
できる。
【0030】(請求項6)請求項6に係る発明の実施の
形態について説明する。図5において、セルユニット2
0の背面側開口部27bは一定の大きさを有する角穴を
複数個並べて構成され、背面側開口部27bを覆うよう
に配置される冷却風調整板56を備える。冷却風調整板
56は背面側開口部27bと同形状の角穴を有し、横に
スライドさせて背面側開口部27bの実効面積を調整す
る。
【0031】請求項6のセルユニットによれば、冷却フ
ァンを共通にする複数のセルユニットを冷却する場合に
おいて、セルユニットの設置位置による圧力損失の違い
から発生する冷却風量のアンバランスを調整することが
できる。これにより、冷却風量のアンバランスによる装
置容量の減少を回避し、容量当たりの製品コストを低減
すると共に、部品毎の容量分担を平均化して個々の部品
の信頼性を向上させることができる。
【0032】(請求項7)請求項7に係る発明の実施の
形態について説明する。図11及び図12は、電源トロ
ランス58を含む多重インバータ装置60の全体構成を
示す図である。電源トランス58を収納するトランス盤
59、及び多重インバータ装置全体を制御する制御盤6
1は、いずれも閉鎖された筐体49を有する。またトラ
ンス盤59には上部に冷却ファン45aを設け、制御盤
61は前面扉48に前面扉吸気口52aを備える。セル
ユニット20において、平滑ブロック21は前後面に開
口部を持たず、両側面に開口部を有し、冷却風は一方の
側面から他方の側面へと通流するものとする。セルユニ
ット20の正面側には、素子ブロック22の開口部に合
わせてダクト62を設ける。収納盤44(図10)にお
いて、冷却ファン45によって吸気口52から取り込ま
れた冷却風53はセルユニット20の内部を素子ブロッ
ク22の冷却風ダクト55a及び冷却フィン31を貫通
し、風洞46を経て冷却ファン45から天井方向へと排
気される。冷却ファン45によって、吸気口52aから
取り込まれた横流冷却風53a(図11)はセルユニッ
ト20の平滑ブロック21の冷却風ダクト55cを貫通
し、各盤を経て冷却ファン45aから排気される。
【0033】請求項7に係るセルユニットによれば、素
子ブロック22の冷却フィン31を貫通する冷却風と平
滑ブロック21を貫通する冷却風を別系統とし、トラン
ス58を冷却する冷却風を有効に活用する。これによ
り、冷却ファン45の容量を低減し、冷却に係るコスト
を削減すると共にファン騒音を低減することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明に従い、セルユニットを多段構成
とし、各ブロックを容易に分割しうるようにすることに
より、各部品単位の保守点検の作業が可能となり、バラ
ンスのよい冷却構造とすることよって、信頼性が高く、
かつ低コストの電力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセルユニットの正面図。
【図2】同セルユニットの右側面図。
【図3】同セルユニットの冷却風ダクトの構成を説明す
るための側面説明図。
【図4】同セルユニットの平面図。
【図5】同セルユニットの背面図。
【図6】本発明に係る平滑ブロックの平面図。
【図7】同コンデブロックの一部を切り欠いた正面図。
【図8】本発明に係る素子ブロックの平面図。
【図9】同素子ブロックの正面図。
【図10】本発明に係る収納盤内部の機器配置を示す側
面方向から見た図。
【図11】本発明に係る多重インバータ装置の一部を切
り欠いた正面図。
【図12】同多重インバータ装置の内部機器配置を示す
側面図。
【図13】従来のセルユニットの正面図。
【図14】同セルユニットの右側面図。
【図15】同セルユニットの背面図。
【図16】同セルユニットの内部機器配置を示す側面
図。
【符号の説明】
20 セルユニット 21 平滑ブロック 22 素子ブロック 23 制御ブロック 27a 正面側開口部 27b 背面側開口部 33 ダイオードモジュール 34 スイッチング素子 36 平滑コンデンサ 46 風洞 49 筐体 51 風洞開口部 52 吸気口 52 正面扉吸気口 53 冷却風 54 主回路保護ヒューズ 55 冷却風ダクト 55a 冷却風ダクト 55b 冷却風ダクト 56 冷却風調整板 60 インバータ装置 62 ダクト 100 セルユニット 104 スイッチング素子 105 ダイオードモジュール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流回路、平滑回路、及びインバータ回路
    をそれぞれ各相毎に複数の整流回路ユニット、平滑回路
    ユニット、及びインバータ回路ユニットに分割すると共
    に、各相毎に順次縦続接続された整流回路ユニット、平
    滑回路ユニット、及びインバータ回路ユニットにより複
    数のセルユニットを構成し、これらのセルユニットを各
    相毎に電気的に直列に接続してなる電力変換装置におい
    て、 前記セルユニットを、前記整流回路ユニットを構成する
    整流素子及び前記インバータ回路ユニットを構成するス
    イッチング素子及びそれらを取り付ける冷却フィンを収
    納した素子ブロックと、前記平滑回路ユニットの構成部
    品を収納した平滑ブロックと、前記インバータ回路ユニ
    ットを制御するための制御部品を収納した制御ブロック
    との3つのブロックから構成し、これらの各ブロックは
    上下方向に積み重ねられると共に、上下に重なりあった
    前記各ブロック相互間を取外し可能に連結し1つの構造
    体ユニットとして構成したことを特徴とする電力変換装
    置。
  2. 【請求項2】請求項lに記載の電力変換装置において、
    前記素子ブロック及び前記平滑ブロックに対し個々に箱
    体の外郭を設けると共に、前記箱体の前後に冷却用の開
    口部を設け、前記各ブロック毎に個々に冷却風洞を構成
    したことを特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】請求項l又は2に記載の電力変換装置にお
    いて、前記素子ブロックを前記制御ブロックの下方に配
    置すると共に、前記素子ブロックの底面に、前記整流回
    路ユニットを構成するダイオードモジュール及び前記イ
    ンバータ回路ユニットを構成するスイッチング素子を取
    り付けた冷却フィンを配置し、この素子ブロックの下に
    端子が上を向くように並べて配置した平滑回路部品を搭
    載した平滑ブロックを配置し、この平滑ブロックの上方
    に電流の向きを考慮して重ねた前記平滑回路部品を接続
    する正極と負極の平行平板導体を設け、この平行平板導
    体の正極と負極の導体を前記インバータ回路ユニットの
    正極と負極の導体に接続する平行導体を配置したことを
    特徴とする電力変換装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の電力
    変換装置において、前記平滑ブロックの両側面に、前記
    セルユニットを保持しかつ自在に引出し可能とするスラ
    イドレールを設けたことを特徴とする電力変換装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の電力
    変換装置において、前記平滑ブロックの吸気用開口部前
    面の冷却風経路に主回路保護ヒューズを設けたことを特
    徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の電力
    変換装置において、前記平滑ブロック及び前記素子ブロ
    ックの背面側の排気用開口部に開口面積を調節するため
    の調整板を設けたことを特徴とする電力変換装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかに記載の電力
    変換装置において、前記平滑ブロック及び前後面の開口
    部を塞ぐと共に両側面に開口部を設け、前記平滑ブロッ
    クの冷却風方向と前記素子ブロックを冷却する冷却風方
    向とを直交させるようにしたことを特徴とする電力変換
    装置。
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