JP7115499B2 - 電力変換装置および無停電電源装置 - Google Patents

電力変換装置および無停電電源装置 Download PDF

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Description

この発明は、電力変換装置および無停電電源装置に関し、特に、電力の変換を行う電力変換部が収容される筐体を備える電力変換装置および無停電電源装置に関する。
従来、電力の変換を行う電力変換部が収容される筐体を備える電力変換装置(無停電電源装置)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、装置外部の電源から入力された電力を変換する電力変換部(コンバータユニット)と、電力変換部を収容する空間を有する筐体と、冷却ファンとを備える電力変換装置(無停電電源装置)が開示されている。電力変換部は、変換した電力を装置外部の負荷に供給するように構成されている。この特許文献1に記載の電力変換装置は、冷却ファンにより発生する冷却風により、筐体内の空間に収容された電力変換部を冷却するように構成されている。
また、上記特許文献1には明示されていないが、上記特許文献1に記載のような従来の電力変換装置では、装置外部からの電流を電力変換装置の電力変換部に入力するための入力用の母線と、電力変換部が変換した電力を装置外部に出力するための出力用の母線とが筐体内部に収容されている。また、母線は、電力変換装置の電力変換部と電気的に接続されている。そして、電力変換部と電気的に接続される母線は、筐体内の電力変換部が収容される空間とは、仕切られた空間に収容されている。
特開2016-19324号公報
上記特許文献1に記載の電力変換装置では、冷却ファンにより発生する冷却風により、筐体内の電力変換部を冷却することが可能である一方、電力変換部が収容される筐体内の空間は、母線が収容される空間と仕切られているため、母線を十分に冷却することができず、母線の温度が上昇する場合がある。そのため、電力変換部と電気的に接続される母線の温度の上昇を抑制することが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、電力変換部と電気的に接続される母線の温度の上昇を抑制可能な電力変換装置および無停電電源装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による電力変換装置は、電力の変換を行う電力変換部が収容される第1収容部と、第1収容部の上方に設けられ、電力変換部と電気的に接続される母線が収容される第2収容部とを含む筐体と、筐体に設けられ、筐体の外部から第1収容部の内部へ空気を吸気する第1吸気口と、第1収容部と連通されるとともに、第2収容部に隣接して設けられ、電力変換部から発生する熱を第1収容部から筐体の外部に排気する排気ダクトと、排気ダクトに設けられ、排気ダクトから筐体の外部に熱を排気する排気ファンと、排気ダクトが配置される側とは異なる側の第2収容部に対応する筐体の面に設けられ、筐体の外部から第2収容部の内部へ空気を吸気する第2吸気口と、第2収容部と隣接する排気ダクトの面に設けられ、第2収容部内の空気を排気ダクトに排気する排気用開口部と、を備える。
上記第1の局面による電力変換装置は、上記のように、電力変換部から発生する熱を第1収容部から筐体の外部に排気する排気ダクトと、排気ダクトから筐体の外部に熱を排気する排気ファンとを備える。そして、電力変換装置は、筐体の外部から母線が収容される第2収容部の内部へ空気を吸気する第2吸気口と、第2収容部内の空気を排気ダクトに排気する排気用開口部と、を備える。これにより、筐体外部の空気を第2吸気口を介して母線が収容される第2収容部の内部に吸気するとともに、第2収容部内の空気を排気用開口部を介して排気ダクトに排気することができる。その結果、母線が収容される第2収容部に収容される母線を筐体外部から吸気した空気により冷却するとともに、第2収容部の熱を排気ダクトから筐体外部に排気することができるので、第2収容部に収容された電力変換部と電気的に接続される母線の温度の上昇を抑制することができる。なお、母線とは、電力変換装置内の入出力用スイッチ(開閉器)よりも装置外部側において、装置外部からの電流、または、装置外部への電流を分配する主幹となる電流経路を構成する配線である。
上記第1の局面による電力変換装置において、好ましくは、第1吸気口および第2吸気口は、筐体の前面に設けられており、排気ダクトは、筐体において第2収容部よりも背面側に配置されており、筐体の上面には、第1収容部および第2収容部内の空気を筐体の外部に排気する排気ダクトの排気口が設けられている。このように構成すれば、筐体の前面に設けられた第1吸気口および第2吸気口から空気を吸気して、筐体の上面に設けられた排気ダクトの排気口から筐体の上面側に空気を排気することができる。その結果、筐体の左右方向に他の装置が配置され、筐体の背面が壁際に配置された場合においても、スムーズに吸排気を行うことができる。
上記第1吸気口および第2吸気口を筐体の前面に設ける構成において、好ましくは、第2吸気口は、筐体の前面側から見て、母線の少なくとも一部と重なるように構成されている。このように構成すれば、筐体の外部から第2吸気口を介して吸気された空気を母線に当てやすくすることができる。
上記第1吸気口および第2吸気口を筐体の前面に設ける構成において、好ましくは、筐体において、筐体の前面側から順に第2吸気口、母線、排気用開口部となるように配置されている。このように構成すれば、筐体の外部から第2吸気口を介して吸気された空気が、第2吸気口、母線、排気用開口部の順に筐体の前面側から筐体の背面側に向かう方向に流れるので、母線を冷却する空気の流れをスムーズにすることができる。
上記第2吸気口が筐体の前面側から見て、母線の少なくとも一部と重なる構成において、好ましくは、母線は、板状のブスバーであり、ブスバーは、第2吸気口が設けられた筐体の前面と交差する方向に沿うように主表面が形成されており、第2吸気口は、筐体の前面側から見て、ブスバーの少なくとも一部と重なるように構成されている。このように構成すれば、第2吸気口が設けられた筐体の前面に沿うようにブスバーの主表面が形成される場合に比べて、第2吸気口から吸気された空気が当たるブスバーの面積を小さくすることができる。その結果、第2吸気口を介して筐体外部から吸気された空気をよりスムーズに流すことができる。
上記第1吸気口および第2吸気口を筐体の前面に設ける構成において、好ましくは、母線は、筐体の前面側から見て、第2吸気口と重なるように配置された第1母線と、第1母線の下方に設けられるとともに、筐体の前面側から筐体の背面側に向かう方向において第1母線とずらして配置される第2母線とを含み、第1母線は、交流入力の複数の相毎に対応するように複数設けられており、第2母線は、交流出力の複数の相毎に対応するように複数設けられている。このように構成すれば、交流入力用の複数の第1母線と、交流出力用の複数の第2母線とを第2収容部内において冷却することができる。また、第2母線は、第1母線の下方に設けられるとともに、筐体の前面側から筐体の背面側に向かう方向において第1母線とずらして配置されるので、第2母線と第1母線とが上下方向から見て重なるように配置される場合と比べて、母線のメンテナンスの際における上下方向からの組付け作業の作業性を向上させることができる。
上記第1吸気口および第2吸気口を筐体の前面に設ける構成において、好ましくは、排気ダクトは、筐体内において上下方向に延びるように形成され、第1収容部と連通する第1部分と、第1部分の第2収容部が配置される側において母線が配置される側に突出するとともに、排気用開口部が設けられた第2部分とを有する。このように構成すれば、母線が配置される側に突出する排気ダクトの第2部分に排気用開口部が設けられるので、排気用開口部を母線により近づけることができる。
この場合、好ましくは、排気ファンは、第1部分の上方に設けられた第1排気ファンと、第2部分の上方に設けられた第2排気ファンとを含む。このように構成すれば、排気ダクトの第1部分および第2部分の各々に排気ファンが設けられるので、排気ダクトの排気量の低下を抑制することができる。
上記第1吸気口および第2吸気口を筐体の前面に設ける構成において、好ましくは、母線および電力変換部に電気的に接続され、母線と電力変換部との間の電流経路を開閉する接触器をさらに備え、接触器は、第2収容部に収容されるとともに、第2吸気口および排気用開口部よりも下方に配置されている。このように構成すれば、第2吸気口から吸気された空気は、接触器の上方を流れるので、第2吸気口から吸気された空気が接触器に当たることを抑制することができる。その結果、吸気された空気により接触器の接点へほこりなどの異物が入り込むことを抑制することができる。
上記目的を達成するために、この発明の第2の局面による無停電電源装置は、装置外部から受電した電力の変換を行う電力変換部を含む複数の無停電電源モジュールと、装置外部から受電した電力を電力変換部に入力するとともに、電力変換部により変換された電力を外部に出力する入出力モジュールと、を備え、複数の無停電電源モジュールの各々は、電力変換部が収容される第1収容部と、第1収容部の上方に設けられ、電力変換部と電気的に接続される母線が収容される第2収容部とを有する筐体をと含み、筐体の側面に交差する左右方向に隣り合うように配置されており、入出力モジュールは、左右方向において隣り合うように配置された複数の無停電電源モジュールのうち、最も外側に配置された無停電電源モジュールよりも外側に配置されており、筐体の前面には、筐体の外部から第1収容部の内部へ空気を吸気する第1吸気口と、筐体の外部から第2収容部の内部へ空気を吸気する第2吸気口とが設けられており、筐体において第2収容部よりも背面側には、第1収容部と連通されるとともに、電力変換部から発生する熱を第1収容部から筐体の外部に排気する排気ダクトが第2収容部に隣接して設けられており、筐体の上面には、第1収容部および第2収容部内の空気を筐体の外部に排気する排気ダクトの排気口が設けられており、排気ダクトには、排気ダクトから筐体の外部に熱を排気する排気ファンが設けられており、筐体の前面側の第2収容部と隣接する排気ダクトの面には、第2収容部内の空気を排気ダクトに排気する排気用開口部が設けられている。
上記第2の局面による無停電電源装置では、上記のように、電力変換部から発生する熱を第1収容部から筐体の外部に排気する排気ダクトと、排気ダクトから筐体の外部に熱を排気するように構成されている排気ファンとを備える。そして、筐体の外部から母線が収容される第2収容部の内部へ空気を吸気する第2吸気口と、第2収容部内の空気を排気ダクトに排気する排気用開口部と、を備える。これにより、筐体外部の空気を第2吸気口を介して母線が収容される第2収容部の内部に吸気するとともに、第2収容部内の空気を排気用開口部を介して排気ダクトに排気することができる。その結果、母線が収容される第2収容部に収容される母線を筐体外部から吸気した空気により冷却するとともに、第2収容部の熱を排気ダクトから筐体外部に排気することができるので、無停電電源モジュールの第2収容部に収容された電力変換部と電気的に接続される母線の温度の上昇を抑制することができる。また、第1吸気口および第2吸気口は、筐体の前面に設けられており、排気ダクトは、筐体において第2収容部よりも背面側に配置されており、筐体の上面には、第1収容部および第2収容部内の空気を筐体の外部に排気する排気ダクトの排気口が設けられている。そして、排気ダクトには、排気ファンが設けられており、筐体の前面側の第2収容部に対応する排気ダクトの面には、排気用開口部が設けられている。これにより、筐体の前面側に設けられた第1吸気口および第2吸気口から空気を吸気して、筐体の上面に設けられた排気ダクトの排気口から排気ファンによって、筐体の上面側に空気を排気することができる。その結果、筐体の側面に交差する左右方向に隣り合うように配置された複数の無停電電源モジュールの筐体の背面が壁際に配置された場合においても、スムーズに吸排気を行うことができる。
上記第2の局面による無停電電源装置において、好ましくは、母線は、入出力モジュールと電気的に接続されるとともに、左右方向に延びるように構成されており、複数の無停電電源モジュールと入出力モジュールとを電気的に接続するように構成されている。このように構成すれば、筐体の前面側からの吸気および筐体の上面側から排気を遮ることなく、筐体の左右方向において、無停電電源モジュールおよび入出力モジュールを電気的に接続することができる。
本発明によれば、上記のように、電力変換部と電気的に接続される母線の温度の上昇を抑制可能な電力変換装置および無停電電源装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による無停電電源装置を示した斜視図である。 無停電電源装置の構成を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態による無停電電源モジュールの筐体を示した斜視図である。 無停電電源モジュールの筐体内部の構成を示した筐体前面側からの図である。 無停電電源モジュールの筐体内部の構成を示した筐体側面側からの図である。 無停電電源モジュールによる第2収容部の構成を示した図である。 第2収容部の構成を示した斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(無停電電源装置の全体構成)
図1を参照して、本発明の一実施形態による無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply、または、PCS:Power Conditioning System)100の全体構成について説明する。
図1に示すように、無停電電源装置100は、入出力モジュール1と、制御モジュール2と、無停電電源モジュール3と、無停電電源モジュール4と、を備える。なお、無停電電源モジュール3および4は、特許請求の範囲の「電力変換装置」の一例である。また、無停電電源モジュール3および4は、特許請求の範囲の「複数の無停電電源モジュール」の一例である。
無停電電源装置100は、3相(U相、V相、および、W相)の交流電力が入力されるとともに、3相の交流電力を出力するように構成されている。また、無停電電源装置100は、2相(P相およびN相)の直流電力が入力されるように構成されている。
各モジュール(入出力モジュール1、制御モジュール2、無停電電源モジュール3、および、4)は、入出力モジュール1側から順に入出力モジュール1、制御モジュール2、無停電電源モジュール3、無停電電源モジュール4の順に配置されている。
入出力モジュール1、制御モジュール2、無停電電源モジュール3、および、4は、箱形状を有する金属製の筐体の内部に電機機器類が収容されたモジュール構造を有する装置(キュービクル式の装置)として構成されている。
なお、本明細書では、各モジュール(入出力モジュール1、制御モジュール2、無停電電源モジュール3、および、4)が隣り合う方向をX方向とする。また、無停電電源モジュール3に対して、入出力モジュール1および制御モジュール2が配置される方向をX1方向とし、X1方向の反対方向(無停電電源モジュール3に対して、無停電電源モジュール4が配置される方向)をX2方向とする。また、各モジュールの前後方向をY方向とし、前方向(前面側)をY1方向、後方向(背面側)をY2方向とする。また、各モジュールの上下方向(各モジュールの底面または載置面に垂直な方向)をZ方向とし、上方向(上側)をZ1方向、下方向(下側)をZ2方向とする。
入出力モジュール1は、装置外部から受電した電力を電力変換部10に入力するとともに、電力変換部10により変換された電力を外部に出力するように構成されている。具体的には、入出力モジュール1は、装置外部の交流電源201から受電した電力を無停電電源モジュール3および4の電力変換部10に入力するとともに、電力変換部10により変換された電力を外部の負荷202に出力するように構成されている。
入出力モジュール1は、左右方向(X方向)において隣り合うように配置された複数の無停電電源モジュールのうち、最も外側に配置された無停電電源モジュールよりも外側に配置されている。具体的には、入出力モジュール1は、左右方向(X方向)において隣り合うように配置された無停電電源モジュール3および4のうち、最もX1方向側に配置された無停電電源モジュール3よりもX1方向側に配置されている。
制御モジュール2は、無停電電源モジュール3および無停電電源モジュール4の制御を行うモジュールである。また、制御モジュール2には、直送回路が設けられている。直送回路は、装置外部の交流電源201と、無停電電源モジュール3および無停電電源モジュール4の出力側とに接続されている。
無停電電源モジュール3および無停電電源モジュール4は、筐体30の側面に交差する左右方向(X方向)に隣り合うように配置されている。無停電電源モジュール3および4は、互いに隣接して配置されている。また、無停電電源モジュール3および4は、互いに電気的に並列に配列されている。
無停電電源モジュール3および4は、装置外部から受電した電力の変換を行う電力変換部10を含む。電力変換部10は、装置外部の交流電源201から受電した電力の変換を行うように構成されている。電力変換部10は、整流回路と、インバータ回路と、チョッパ回路とを含む。整流回路は、電力変換部10に入力される交流電力を直流電力に変換する機能を有する。チョッパ回路は、たとえば、3レベルチョッパ回路として構成されている。チョッパ回路は、装置外部のバッテリ5から入力された電圧を変圧して出力する機能を有する。バッテリ5から入力される直流電力は、図示しない、コンダクタ、コンデンサ、および、直流リアクトルを介して、チョッパ回路に入力されている。インバータ回路は、整流回路およびチョッパ回路から入力される直流電力を交流電力に変換する機能を有する。
また、無停電電源装置100は、母線Iおよび母線Oを備える。そして、母線Iは、交流入力の複数の相毎に対応するように複数設けられている。また、母線Oは、交流出力の複数の相毎に対応するように複数設けられている。具体的には、無停電電源装置100は、交流入力用の母線Iとして、母線A、母線B、および、母線Cを、備える。また、無停電電源装置100は、交流出力用の母線Oとして、母線a、母線b、および、母線cを、を備える。なお、母線I(母線A、母線B、および、母線C)は、特許請求の範囲の「第1母線」の一例であり、母線O(母線a、母線b、および、母線c)は、特許請求の範囲の「第2母線」の一例である。
母線IおよびOは、入出力モジュール1と電気的に接続されるとともに、無停電電源モジュール3および4と入出力モジュール1とを電気的に接続するように構成されている。無停電電源モジュール3の母線IおよびOは、無停電電源モジュール3の電力変換部10と電気的に接続されるとともに、無停電電源モジュール3のX1方向に配置されている制御モジュール2を介して入出力モジュール1に電気的に接続されている。
無停電電源モジュール4の母線IおよびOは、無停電電源モジュール4の電力変換部10と電気的に接続されている。無停電電源モジュール4の母線IおよびOは、無停電電源モジュール4のX1方向に配置されている無停電電源モジュール3の母線IおよびOに電気的に接続されることにより、無停電電源モジュール3の母線IおよびOと、制御モジュール2とを介して、入出力モジュール1に電気的に接続されている。すなわち、無停電電源モジュール3の母線Iには、無停電電源モジュール3の電力変換部10と、無停電電源モジュール4の電力変換部10とに入力される電流が流れるように構成されている。また、無停電電源モジュール3の母線Oには、無停電電源モジュール3および無停電電源モジュール4各々の電力変換部10から出力される電流が流れるように構成されている。
また、無停電電源モジュール3および4は、接触器20(接触器21および22)を備える。接触器21は、母線Iおよび電力変換部10に電気的に接続され、母線Iと電力変換部10との間の電流経路を開閉するように構成されている。接触器21には、母線I(母線A、B、および、C)を介して、交流電源201からの交流電力が入力される。なお、接触器21には、相(母線A~C)毎にスイッチが設けられている。また、接触器22は、母線Oおよび電力変換部10に電気的に接続され、母線Oと電力変換部10との間の電流経路を開閉するように構成されている。また、接触器22には、母線O(母線a、b、および、c)を介して、電力変換部10からの出力された交流電力が入力されるように構成されている。なお、接触器22には、相(母線a~c)毎にスイッチが設けられている。接触器20(接触器21および22)は、マグネットスイッチなどの電磁接触器を含む。
また、無停電電源モジュール3および4は、直流入力側スイッチ11および直流入力側スイッチ12を含む。直流入力側スイッチ11および12には、バッテリ5からの直流電力が入力される。なお、直流入力側スイッチ11は、P相用のスイッチであり、直流入力側スイッチ12は、N相用のスイッチである。
なお、無停電電源モジュール4の筐体および筐体内の構成は、無停電電源モジュール4の母線IおよびOが無停電電源モジュール3の母線IおよびOを介して、制御モジュール2および入出力モジュール1と電気的に接続される以外は、後述する無停電電源モジュール3の筐体30および筐体30内の構成と同様の構成である。
(無停電電源モジュールの構成)
本実施形態では、図3に示すように、無停電電源モジュール3の筐体30の前面側(Y1方向側)の面(筐体30の前面Su1)には、スリット31aと、スリット32aとが設けられている。具体的には、筐体30には、スリット板31およびスリット板32が前面側(Y1方向側)に設けられている。また、筐体30の上面には、スリット33aが設けられている。具体的には、筐体30には、スリット33aが設けられたスリット板33が筐体30の上面(Z1方向側の面)に設けられている。また、スリット板31、32、および、33には、スリット31a、スリット32a、および、スリット33aがそれぞれ複数設けられている。なお、スリット31aは、特許請求の範囲の「第1吸気口」の一例であり、スリット32aは、特許請求の範囲の「第2吸気口」の一例である。また、スリット33aは、特許請求の範囲の「排気口」の一例である。なお、図示したスリット31a、スリット32a、および、スリット33aは、スリットを簡略化して示した一例であって、スリットの数(行と列の数)は、図示した数に限られず、図示した数よりも多くても、少なくてもよい。
無停電電源モジュール3の筐体30は、図4および図5に示すように、収容部30aと、収容部30bとを含む。収容部30aには、電力の変換を行う電力変換部10が収容されている。また、収容部30bは、仕切り部34を介して収容部30aの上方に設けられている。収容部30bには、電力変換部10と電気的に接続される母線IおよびOが収容されている。なお、収容部30aは、特許請求の範囲の「第1収容部」の一例であり、収容部30bは、特許請求の範囲の「第2収容部」の一例である。また、電力変換部10が収容された収容部30aの下方の空間には、直流入力側スイッチ11および12が配置されている。
本実施形態では、母線IおよびOは、入出力モジュール1と電気的に接続されるとともに、左右方向(X方向)に延びるように構成(図4参照)されており、無停電電源モジュール3および4と入出力モジュール1とを電気的に接続するように構成されている。
無停電電源モジュール3の母線Iは、X1方向側(入出力モジュール1および制御モジュール2側)において、制御モジュール2と電気的に接続されている。また、母線Iは、X2方向側(無停電電源モジュール4側)において、無停電電源モジュール4の母線Iと電気的に接続されている。そして、母線Oは、X1方向側において、制御モジュール2と電気的に接続されている。また、母線Oは、X2方向側において、無停電電源モジュール4の母線Oと電気的に接続されている。
また、収容部30bには、接触器20(接触器21および22)が収容されている。接触器20は、ブスバー配線40(ブスバー配線41、42、43、44、45、および、46)を介して母線IおよびOに電気的に接続されている。具体的には、接触器21は、ブスバー配線41、42、および、43(図4および図5参照)を介して、それぞれ母線A、B、および、C(図5参照)に電気的に接続されている。また、接触器22は、ブスバー配線44、45、および、46(図4および図5参照)を介して、それぞれ母線a、b、および、c(図5参照)に電気的に接続されている。
図5に示すように、スリット31aは、筐体30の外部から収容部30aの内部へ空気を吸気するように構成されている。また、スリット32aは、筐体30の外部から収容部30bの内部へ空気を吸気するように構成されている。また、筐体30において収容部30bよりも背面側(Y2方向側)に排気ダクト35(図5参照)が設けられている。すなわち、筐体30の背面側(Y2方向側)に排気ダクト35が設けられている。また、スリット32aは、排気ダクト35が配置される側とは異なる側の収容部30bに対応する筐体30の面に設けられている。具体的には、スリット32aは、排気ダクト35が配置される側とは反対側の収容部30bに対応する筐体30の面(筐体30の前面Su1)に設けられている。
排気ダクト35は、収容部30aと連通されるとともに、収容部30bに隣接して設けられている。排気ダクト35は、電力変換部10から発生する熱を収容部30aから筐体30の外部に排気するように構成されている。
本実施形態では、排気ダクト35は、図5および図6に示すように、第1部分35aと第2部分35bとを有する。第1部分35aは、筐体30内において上下方向(Z方向)に延びるように形成され、収容部30aと連通するように構成されている。また、第2部分35bは、第1部分35aの第2収容部が配置される側において母線IおよびOが配置される側(Y1方向側)に突出するように構成されている。なお、第1部分35aおよび第2部分35bは、連通するように構成されている。また、第2部分35bは、上下方向(Z方向)から見て、接触器20(接触器21および22)と重なるように、Y1方向側に突出するように構成されている。
また、本実施形態では、収容部30bと隣接する排気ダクト35の面Su2には、図5および図6に示すように、スリット35cが設けられている。具体的には、スリット35cは、母線IおよびOが配置される側(Y1方向側)に突出した排気ダクト35の第2部分35bの収容部30bに対応する面Su2に設けられている。スリット35cは、排気ダクト35の面Su2に複数設けられている。スリット35cは、収容部30b内の空気を排気ダクト35に排気するように構成されている。なお、スリット35cは、特許請求の範囲の「排気用開口部」の一例である。なお、図面に示したスリット35cは一例であって、スリットの数(行と列の数)は、図示した数に限られず、図示した数よりも多くても、少なくてもよい。
また、筐体30の上面(Z1方向側の面)には、スリット33aが設けられている。スリット33aは、排気ダクト35の排気口であり、収容部30aおよび収容部30bの空気を排気ダクト35から筐体30の外部に排気するための開口である。また、筐体30の上面側(Z1方向側)には、排気ファンFが設けられている。排気ファンFは、排気ダクト35(スリット33a)から筐体30の外部に熱を排気するように構成されている。
排気ファンFは、排気ダクト35の第1部分35aの上方に設けられた排気ファンF1と、第2部分35bの上方に設けられた排気ファンF2と(図5および図6参照)を含む。また、排気ファンF2は、第2部分35bから筐体30の背面側(Y2方向側)に突出しており、排気ファンF2の一部が排気ダクト35の第1部分35aの上方に設けられている。すなわち、排気ファンF2は、排気ダクト35の第2部分35bから第1部分35aの一部に跨るように設けられている。また、排気ファンF(排気ファンF1およびF2)は、上下方向(Z方向)において、母線IおよびOよりも上方に配置されている。なお、排気ファンF1は、特許請求の範囲の「第1排気ファン」の一例であり、排気ファンF2は、特許請求の範囲の「第2排気ファン」の一例である。
スリット32aから収容部30bに吸気された空気は、母線IおよびOおよびを冷却した後、スリット35cから排気ダクト35に排気され、排気ダクト35内において、スリット31aから収容部30aに吸気され、電力変換部10を冷却した空気と合流し、排気ファンFによって、排気ダクト35の排気口(スリット33a)から筐体30外部に排気される。また、スリット32aは、図5および図6に示すように、スリット35cよりも上方(Z1方向側)に配置されている。そして、スリット33aは、スリット32aおよびスリット35cよりも上方に配置されている。また、スリット板31および32の筐体30の背面側(Y2方向側)には、図示しない防塵フィルターが設けられている。
また、スリット32aおよびスリット35cの下方には、接触器20(接触器21および22)が配置されている。本実施形態では、無停電電源モジュール3は、収容部30b(接触器20)の上方において、スリット32aから収容部30bに吸気された空気により、母線IおよびOを強制空冷する一方、接触器20にはスリット32aから収容部30bに吸気された空気が当たらないように構成されている。接触器20は、筐体30前面側(Y1方向側)の排気ダクト35の外壁面に取り付けられている。
また、本実施形態では、図6に示すように、スリット32aは、筐体30の前面側(Y1方向側)から見て、母線IおよびOの少なくとも一部と重なるように構成されている。具体的には、スリット32aは、筐体30の前面側から見て、母線I(母線A、B、および、C)と重なるように配置されている。また、交流出力用の母線O(母線a、b、および、c)は、交流入力用の母線I(母線A、B、および、C)よりも下方(Y1方向)に設けられている。また、母線O(母線a~c)は、筐体30の前面側から筐体30の背面側に向かう方向(Y1方向)において母線I(母線A~C)とずらして配置されている。
また、筐体30において、筐体30の前面側(Y1方向側)から順にスリット32a、母線(母線OおよびI)、スリット35cとなるように配置されている。すなわち、筐体30の前面側から筐体30の背面側に向かう方向(Y2方向)において、筐体30の前面側(Y1方向側)からスリット32a、母線(母線OおよびI)、スリット35cの順に配置されている。具体的には、筐体30の前面側から順に、スリット32a、母線c、母線C、母線b、母線B、母線a、母線A、スリット35cの順に配置されている。
また、本実施形態では、図6および図7に示すように、母線IおよびOは、板状のブスバーであり、スリット32aが設けられた筐体30の前面Su1(前面側の面)と交差する方向(XY方向)に沿うように主表面Su3が形成されている。具体的には、母線IおよびOの主表面Su3は、筐体30の前面Su1および排気ダクト35の面Su2と交差する方向に沿うようにXY面に沿って形成されている。
また、図7に示すように、排気ファンF1は、X方向(母線IおよびOが延びる方向)に隣接して複数設けられている。また、排気ファンF2は、X方向に隣接して複数設けられている。排気ファンF1は、排気ファンF2と同じ個数設けられている。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、電力変換部10から発生する熱を収容部30aから筐体30の外部に排気する排気ダクト35と、排気ダクト35から筐体30の外部に熱を排気する排気ファンFとを備える。そして、筐体30の外部から母線IおよびOが収容される収容部30bの内部へ空気を吸気するスリット32aと、収容部30b内の空気を排気ダクト35に排気するスリット35cと、を備える。これにより、筐体30外部の空気をスリット32aを介して母線IおよびOが収容される収容部30bの内部に吸気するとともに、収容部30b内の空気をスリット35cを介して排気ダクト35に排気することができる。したがって、母線IおよびOが収容される収容部30bに収容される母線IおよびOを筐体30外部から吸気した空気により冷却するとともに、収容部30bの熱を排気ダクト35から筐体30外部に排気することができる。その結果、無停電電源モジュール3の収容部30bに収容された電力変換部10と電気的に接続される母線IおよびOの温度の上昇を抑制可能な無停電電源モジュール3および無停電電源装置100を提供することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スリット31aおよびスリット32aが、筐体30の前面Su1(筐体30のY1方向側の面)に設けられており、排気ダクト35が、筐体30において収容部30bよりも背面側(Y2方向側)に配置されている。そして、筐体30の上面(Z1方向側の面)には、収容部30aおよび収容部30b内の空気を筐体30の外部に排気するスリット33a(排気ダクト35の排気口)が設けられている。これにより、筐体30の前面Su1に設けられたスリット31aおよびスリット32aから空気を吸気して、筐体30の上面に設けられたスリット33aから筐体30の上面側に空気を排気することができる。その結果、筐体30の左右方向(X方向)に制御モジュール2および無停電電源モジュール4が配置され、筐体30の背面が壁際に配置された場合においても、スムーズに吸排気を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、スリット32aは、筐体30の前面側(Y1方向側)から見て、母線I(母線A、B、および、C)と重なるように構成されている。これにより、筐体30の外部からスリット32aを介して吸気された空気を母線Iに当てやすくすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、筐体30において、筐体30の前面側から順にスリット32a、母線(母線OおよびI)、スリット35cとなるように配置されている。これにより、筐体30の外部からスリット32aを介して吸気された空気が、スリット32a、母線(母線OおよびI)、スリット35cの順に筐体30の前面側から筐体30の背面側に向かう方向(Y2方向)に流れるので、母線IおよびOを冷却する空気の流れをスムーズにすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、母線IおよびOはブスバーであり、スリット32aが設けられた筐体30の前面Su1と交差する方向に沿うように主表面Su3が形成されている。これにより、筐体30の前面Su1に沿うように母線IおよびOの主面が形成される場合に比べて、スリット32aから吸気された空気が当たる母線IおよびOの面積を小さくすることができる。その結果、スリット32aを介して筐体30外部から吸気された空気をよりスムーズに流すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、母線Iは、交流入力の複数の相毎に対応するように複数設けられており、母線Oは、交流出力の複数の相毎に対応するように複数設けられている。これにより、交流入力用の母線I(母線A、B、および、C)と、交流出力用の母線O(母線a、b、および、c)とを収容部30b内において冷却することができる。また、母線O(母線a、b、および、c)は、母線I(母線A、B、および、C)の下方に設けられ、母線Oは、筐体30の前面側から筐体30の背面側に向かう方向(Y1方向)において母線Iとずらして配置されている。これにより、母線Oと母線Iとが上下方向(Z方向)から見て重なるように配置される場合と比べて、母線IおよびOのメンテナンスの際における上下方向からの組付け作業の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、排気ダクト35の第1部分35aの収容部30bが配置される側において母線IおよびOが配置される側(Y1方向側)に突出する第2部分35bにスリット35cが設けられている。これにより、母線IおよびOが配置される側(Y1方向側)に突出する排気ダクト35の第2部分35bにスリット35cが設けられるので、スリット35cを母線IおよびOにより近づけることができる。
また、本実施形態では、上記のように、排気ファンFは、排気ダクト35の第1部分35aの上方に設けられた排気ファンF1と、排気ダクト35の第2部分35bの上方に設けられた排気ファンF1とを含む。これにより、排気ダクト35の第1部分35aおよび第2部分35bの各々に排気ファンFが設けられるので、排気ダクト35の排気量の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、接触器20(接触器21および22)は、収容部30bに収容されるとともに、スリット32aおよびスリット35cよりも下方に配置されている。これにより、スリット32aから吸気された空気は、接触器20の上方を流れるので、スリット32aから吸気された空気が接触器20に当たることを抑制することができる。その結果、吸気された空気により接触器20の接点へのほこりなどの異物が入り込むことを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、母線IおよびOは、入出力モジュール1と電気的に接続されるとともに、左右方向(X方向)に延びるように構成されており、無停電電源モジュール3および4と入出力モジュール1とを電気的に接続するように構成されている。これにより、無停電電源モジュール3の筐体30の前面側(Y1方向側)からの吸気および筐体30の上面側(Z1方向側)から排気を遮ることなく、筐体30の左右方向(X方向)において、無停電電源モジュール4および入出力モジュール1を接続することができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、筐体30の前面Su1には、スリット31a(第1吸気口)およびスリット32a(第2吸気口)の各々が複数設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1吸気口および第2吸気口は、1つの開口のみにより形成されてもよい。
また、上記実施形態では、スリット33a(排気口)は、複数設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、排気口は、1つの開口のみにより形成されてもよい。
また、上記実施形態では、収容部30bと隣接する排気ダクト35の面Su2には、スリット35c(排気用開口部)が複数設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、排気用開口部は、1つの開口のみにより形成されてもよい。
また、上記実施形態では、スリット31a(第1吸気口)、スリット32a(第2吸気口)、スリット33a(排気口)、および、スリット35c(排気用開口部)は長方形形状を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1吸気口、第2吸気口、排気口、および、排気用開口部は、正方形形状、円形形状、楕円形形状、および、長穴形状(トラック形状)など、長方形形状以外の形状を有するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、スリット31a(第1吸気口)およびスリット32a(第2吸気口)は、筐体30の前面Su1に設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1吸気口および第2吸気口は、筐体の背面側、左右方向の側面側、上面側、および、底面側のいずれの面に設けてもよい。また、本発明では、第1吸気口と第2吸気口の各々は、筐体の異なる面に設けられてもよい。
また、上記実施形態では、スリット32a(第2吸気口)は、筐体30の前面側から見て、母線I(第1母線)と重なるように配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2吸気口は、筐体の前面側から見て、第2母線と重なるように配置されてもよい。また、本発明では、第2吸気口は、筐体の前面側から見て、母線のいずれとも重ならないように配置されてもよいし、母線のすべてと重なるように配置されてもよい。
また、上記実施形態では、スリット32a(第2吸気口)、スリット35c(排気用開口部)、母線Iおよび母線Oは、筐体30において、筐体30の前面側(Y1方向側)から順にスリット32a(第2吸気口)、母線(母線OおよびI)、スリット35c(排気用開口部)となるように配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2吸気口、排気用開口部、母線は、筐体の前面側から筐体の背面側に向かう方向において、筐体の前面側から順に第2吸気口、排気用開口部、母線の順に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、母線IおよびOは、板状のブスバーであり、スリット32a(第2吸気口)が設けられた筐体30の前面Su1と交差する方向(XY方向)に沿うように主表面Su3が形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2吸気口が設けられた筐体の面(XZ面)に沿うようにブスバーの主面が形成されてもよい。
また、上記実施形態では、収容部30b(第2収容部)には、交流入力用の母線Iおよび交流出力用の母線Oが収容される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、交流入力用の母線および交流出力用の母線のうち、いずれか一方のみが第2収容部に収容されるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、収容部30b(第2収容部)に収容される母線IおよびOは、交流電流が流れるブスバーである例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第2収容部に収容される母線は、直流電流が流れるブスバーでもよい。
また、上記実施形態では、交流出力用の母線a、b、および、c(第2母線)は、交流入力用の(第1母線)よりも下方(Y1方向)に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、交流出力用の第2母線が交流入力用の第1母線よりも上方に設けられてもよい。
また、上記実施形態では、交流出力用の母線O(第2母線)は、筐体30の前面側から筐体30の背面側に向かう方向(Y1方向)において交流入力用の母線I(第1母線)とずらして配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、筐体の前面側から筐体の背面側に向かう方向において、第1母線に対する第2母線の位置をずらさずに、上下方向(Z方向)から見て重なるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、本実施形態では、排気ダクト35は、筐体30内において上下方向(Z方向)に延びる第1部分35aと、第1部分35aの第2収容部が配置される側において母線IおよびOが配置される側(Y1方向側)に突出するとともに、スリット35c(排気用開口部)が設けられた第2部分35bとを有する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、排気用吸気口は、排気ダクトの第1部分に設けられてもよい。また、本発明では、排気ダクトは、筐体内において上下方向に延びる第1部分のみにより形成されてもよい。
また、上記実施形態では、排気ファンFは、排気ダクト35の第1部分35aの上方に設けられた排気ファンF1(第1排気ファン)、第2部分35bの上方に設けられた排気ファンF2(第2排気ファン)とを含む例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、排気ダクトの第1部分および第2部分のいずれかの上方のみに排気ファンを設けてもよいし、排気ダクトの第1部分の上方から第2部分35bの上方にまたがって、1つの排気ファンが設けられてもよい。
また、上記実施形態では、スリット32a(第2吸気口)およびスリット35c(排気用開口部)の下方には、接触器20(接触器21および22)が配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、接触器は、第2吸気口および排気用開口部の上方に配置されてもよいし、筐体の前面側から見て第2吸気口および排気用開口部と重なるように配置してもよい。
また、上記実施形態では、入出力モジュール1と制御モジュール2とを異なるモジュールとして構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、入出力モジュールと制御モジュールとを1つのモジュールとして構成してもよい。
また、上記実施形態では、母線IおよびOは、左右方向(X方向)に延びる板状のブスバーである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ブスバー(母線)は、左右方向に加えて、前後方向に延びる部分を有してもよい。
また、上記実施形態では、無停電電源モジュール4は、無停電電源モジュール3の母線IおよびOを介して、入出力モジュール1と電気的に接続する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、複数の無停電電源モジュールは、他の無停電電源モジュールの母線を介さずに、入出力モジュールと電気的に接続するように構成してよい。
また、上記実施形態では、スリット32a(第2吸気口)は、排気ダクト35が配置される側とは反対側の収容部30b(第2収容部)に対応する筐体30の面(筐体30の前面Su1)に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2吸気口は、第2収容部に対応する筐体の側面に設けられてもよい。
1 入出力モジュール
3 無停電電源モジュール(電力変換装置)
4 無停電電源モジュール
10 電力変換部
20 接触器
21 接触器
22 接触器
30 筐体
30a 収容部(第1収容部)
30b 収容部(第2収容部)
31a スリット(第1吸気口)
32a スリット(第2吸気口)
33a スリット(排気口)
34 仕切り部
35 排気ダクト
35a 第1部分
35b 第2部分
35c スリット(排気用開口部)
100 無停電電源装置
A 母線(第1母線)
B 母線(第1母線)
C 母線(第1母線)
F 排気ファン
F1 排気ファン(第1排気ファン)
F2 排気ファン(第2排気ファン)
I 母線(第1母線)
O 母線(第2母線)
Su1 (筐体の)前面
Su2 (排気ダクトの)面
Su3 (母線の)主表面
a 母線(第2母線)
b 母線(第2母線)
c 母線(第2母線)

Claims (11)

  1. 電力の変換を行う電力変換部が収容される第1収容部と、前記第1収容部の上方に設けられ、前記電力変換部と電気的に接続される母線が収容される第2収容部とを含む筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記筐体の外部から前記第1収容部の内部へ空気を吸気する第1吸気口と、
    前記第1収容部と連通されるとともに、前記第2収容部に隣接して設けられ、前記電力変換部から発生する熱を前記第1収容部から前記筐体の外部に排気する排気ダクトと、
    前記排気ダクトに設けられ、前記排気ダクトから前記筐体の外部に熱を排気する排気ファンと、
    前記排気ダクトが配置される側とは異なる側の前記第2収容部に対応する前記筐体の面に設けられ、前記筐体の外部から前記第2収容部の内部へ空気を吸気する第2吸気口と、
    前記第2収容部と隣接する前記排気ダクトの面に設けられ、前記第2収容部内の空気を前記排気ダクトに排気する排気用開口部と、を備える、電力変換装置。
  2. 前記第1吸気口および前記第2吸気口は、前記筐体の前面に設けられており、
    前記排気ダクトは、前記筐体において前記第2収容部よりも背面側に配置されており、
    前記筐体の上面には、前記第1収容部および前記第2収容部内の空気を前記筐体の外部に排気する前記排気ダクトの排気口が設けられている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第2吸気口は、前記筐体の前面側から見て、前記母線の少なくとも一部と重なるように構成されている、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記筐体において、前記筐体の前面側から順に前記第2吸気口、前記母線、前記排気用開口部となるように配置されている、請求項2または3に記載の電力変換装置。
  5. 前記母線は、板状のブスバーであり、
    前記ブスバーは、前記第2吸気口が設けられた前記筐体の前面と交差する方向に沿うように主表面が形成されており、
    前記第2吸気口は、前記筐体の前面側から見て、前記ブスバーの少なくとも一部と重なるように構成されている、請求項3または4に記載の電力変換装置。
  6. 前記母線は、前記筐体の前面側から見て、前記第2吸気口と重なるように配置された第1母線と、前記第1母線の下方に設けられるとともに、前記筐体の前面側から前記筐体の背面側に向かう方向において前記第1母線とずらして配置される第2母線とを含み、
    前記第1母線は、交流入力の複数の相毎に対応するように複数設けられており、
    前記第2母線は、交流出力の複数の相毎に対応するように複数設けられている、請求項2~5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記排気ダクトは、前記筐体内において上下方向に延びるように形成され、前記第1収容部と連通する第1部分と、前記第1部分の前記第2収容部が配置される側において前記母線が配置される側に突出するとともに、前記排気用開口部が設けられた第2部分とを有する、請求項2~6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記排気ファンは、前記第1部分の上方に設けられた第1排気ファンと、前記第2部分の上方に設けられた第2排気ファンとを含む、請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記母線および前記電力変換部に電気的に接続され、前記母線と前記電力変換部との間の電流経路を開閉する接触器をさらに備え、
    前記接触器は、前記第2収容部に収容されるとともに、前記第2吸気口および前記排気用開口部よりも下方に配置されている、請求項2~8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 装置外部から受電した電力の変換を行う電力変換部を含む複数の無停電電源モジュールと、
    前記装置外部から受電した電力を前記電力変換部に入力するとともに、前記電力変換部により変換された電力を外部に出力する入出力モジュールと、を備え、
    前記複数の無停電電源モジュールの各々は、前記電力変換部が収容される第1収容部と、前記第1収容部の上方に設けられ、前記電力変換部と電気的に接続される母線が収容される第2収容部とを有する筐体とを含み、前記筐体の側面に交差する左右方向に隣り合うように配置されており、
    前記入出力モジュールは、前記左右方向において隣り合うように配置された前記複数の無停電電源モジュールのうち、最も外側に配置された無停電電源モジュールよりも外側に配置されており、
    前記筐体の前面には、前記筐体の外部から前記第1収容部の内部へ空気を吸気する第1吸気口と、前記筐体の外部から前記第2収容部の内部へ空気を吸気する第2吸気口とが設けられており、
    前記筐体において前記第2収容部よりも背面側には、前記第1収容部と連通されるとともに、前記電力変換部から発生する熱を前記第1収容部から前記筐体の外部に排気する排気ダクトが前記第2収容部に隣接して設けられており、
    前記筐体の上面には、前記第1収容部および前記第2収容部内の空気を前記筐体の外部に排気する前記排気ダクトの排気口が設けられており、
    前記排気ダクトには、前記排気ダクトから前記筐体の外部に熱を排気する排気ファンが設けられており、
    前記筐体の前面側の前記第2収容部と隣接する前記排気ダクトの面には、前記第2収容部内の空気を前記排気ダクトに排気する排気用開口部が設けられている、無停電電源装置。
  11. 前記母線は、前記入出力モジュールと電気的に接続されるとともに、前記左右方向に延びるように構成されており、前記複数の無停電電源モジュールと前記入出力モジュールとを電気的に接続するように構成されている、請求項10に記載の無停電電源装置。
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