JP5386966B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1の装置は、筐体内に、制御部品を機能別に搭載した複数のユニットが上下に多段に収納されている。
また、筐体の背面側に多くの配線が存在しており、配線量が増大することで筐体内のユニットを収納するスペースが小さいという問題もある。
また、第1接続端子及び前記第2接続端子の接続位置は、前記筐体の着脱自在なカバーで閉塞された開口部の近くなので、カバーを取り外すだけで、第1ユニット及び第2ユニットの電気的接続作業を行うことができる。
また、第1接続端子及び第2接続端子の接続位置は、筐体の着脱自在なカバーで閉塞された開口部の近くなので、カバーを取り外すだけで、第1ユニット及び第2ユニットの電気的接続作業を容易に行うことができる。
図1は本発明に係る無停電電源装置を前面側及び背面側から示した斜視図、図2は無停電電源装置の前面カバーを外し、前面扉を開けて筐体内部を示した図、図3は無停電電源装置内の結線図、図4は筐体に複数のユニットが多段に配置されている状態を示す図、図5は第1実施形態の第1リアクトルユニットを示す斜視図、図6は第1実施形態の第1リアクトルユニットを正面から示した図、図7は図6のA−A線矢視図、図8は第1電力変換ユニットを示す斜視図、図9は第1変換ユニットを正面から示した図、図10は第1リアクトルユニット及び第1電力変換ユニットの電気的な接続構造を示す図、図11は第1リアクトルユニット及び第1電力変換ユニットの電気的な接続構造を詳細に示した図である。
図1(a)、(b)に示すように、本発明に係る無停電電源装置は、筐体20の前面開ロ部を前面カバー21及び開閉扉22が覆い、筐体20の側面開ロ部を側面カバー23が覆い、筐体20の背面開口部を背面カバー24が覆い、筐体20の上部開ロ部を天面カバー25が覆っている。
第1リアクトルユニット32は、図3に示すように、3相分の交流リアクトル32a,及び直流リアクトル32b,32cを備えた装置であり、商用電源から入力した交流電流の高周波成分を抑制する装置である。
第2電力変換ユニット35も、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子、パワー半導体素子冷却体、電解コンデンサ等を備えた装置であり、第1電力変換ユニット33から入力した直流の電力、或いは本装置に並設された蓄電池36(図3参照)から入力した直流の電力を交流に変換するインバータ装置である。
MCユニット31は、図3に示すように、複数の電磁接触器38a〜38d、複数のリアクトル41a〜41c、主制御部、保護用ヒューズ、制御信号用インターフェース回路等を備えた装置であり、電磁接触器38a〜38dのON・OFF制御により、負荷に安定した交流電力を供給する装置である。
図5に示すように、第1実施形態の第1リアクトルユニット32は、上部が開口した箱形状のケース32dの前面側に冷却ファンユニット43が装着され、ケース32dの底面に、交流リアクトル32a1,32a2,32a3,及び直流リアクトル32b、32cが設置されている。ここで、交流リアクトル32a1,32a2,32a3は、図3で示した交流リアクトル32aを具体的に示し、三相四線式商用電源の三相(A,B,C)の入力端子にそれぞれ接続するものである。
リアクトル側銅バー47〜50は、図7に示すように、ケース32dの底板32d1の外面に絶縁板51を介して固定されている固定部52と、この固定部52の一端から折曲されて底板32d1を貫通し、ケース32d内に突出しているリアクトル側端子53と、固定部52の他端から折曲されて底板32d1から離間する方向に突出している出力端子54とで構成されている。
そして、リアクトル側銅バー47〜50の各リアクトル側端子53には、交流リアクトル32a1,32a2,32a3の出力端子が端子固定用ねじ55を介して固定され、他のリアクトル側銅バー50のリアクトル側端子53には、直流リアクトル32bの出力端子が端子固定用ねじ55を介して固定されている。
図8に示すように、第1電力変換ユニット33は、上部が開口した箱形状のケース33dの前面側に冷却ファンユニット44が装着され、ケース33d内には、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子部33a、パワー半導体素子部33aを制御するゲートドライブユニット33bが配置されているとともに、パワー半導体素子部33aを冷却する冷却体(不図示)、電解コンデンサ(不図示)等も備えている。
電力変換側銅バー56〜59は、図11に示すように、パワー半導体素子部33aと電気的に接続されて碍子60上に配置されている固定部61と、この固定部61に対して直角に折曲された入力端子62とを備えており、入力端子62には端子固定用ねじ55が挿通するねじ穴62aが形成されている。
次に、筐体20内に収納された第1リアクトルユニット32及び第1電力変換ユニット33を電気的に接続する手順について、図10及び図11を参照して説明する。
先ず、前面カバー21を取り外した(或いは、開閉扉22を開けた)筐体20の前面側から、第1リアクトルユニット32を支持案内レール37cに支持された状態で筐体20内に収納する。次いで、図10に示すように、筐体20の前面側から、第1電力変換ユニット33を支持案内レール37dに支持された状態で筐体20内に収納していく。
次に、本実施形態の作用効果について述べる。
本実施形態の第1リアクトルユニット32は、複数のリアクトル側銅バー47〜50の出力端子54がユニット下方に突出しており、この第1リアクトルユニット32の下段に収納された第1電力変換ユニット33は、複数の電力変換側銅バー56〜59の入力端子62がユニット上部に突出して設けられており、出力端子54及び入力端子62は端子固定用ねじ55を介して直接に電気的接続されるので、筐体20内の配線量が減少して筐体20内が広いスペースとなるので、各ユニットを収納するために有効に利用することができる。
また、筐体20内に先に収納されている第1リアクトルユニット32に対して、支持案内レール37dに支持された第1電力変換ユニット33を筐体20の背面側に向けて収納していくだけで、複数の電力変換側銅バー56〜59の入力端子62に対してリアクトル側銅バー47〜50の出力端子54が接続可能に対応するので、さらに結線作業の簡便化を図ることができる。
次に、図12及び図13に示すものは、本発明に係る第2実施形態の第1リアクトルユニット65を示すものであり、図14及び図15は、第2実施形態の第1リアクトルユニットと第1電力変換ユニット33との電気的接続構造を示すものである。なお、図5から図7に示した第1実施形態の第1リアクトルユニット32と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように、ケース65dの冷却ファンユニット43に近接する位置には、上下方向に貫通する複数の配線通過穴66〜69が形成されている。これら配線通過穴66〜69に、交流リアクトル32a1,32a2,32a3,及び直流リアクトル32bのリアクトル配線70〜73を上部から通過させることで、各リアクトル配線70〜73の出力端子74がケース65dの下方に突出している。
次に、本実施形態の作用効果について述べる。
本実施形態の第1リアクトルユニット65は、複数のリアクトル配線70〜73の出力端子74がユニット下方に突出しており、この第1リアクトルユニット65の下段に収納された第1電力変換ユニット33は、複数の電力変換側銅バー56〜59の入力端子62がユニット上部に突出して設けられており、出力端子74及び入力端子62は端子固定用ねじ55を介して直接に電気的接続されるので、筐体20内の配線量が減少して筐体20内が広いスペースとなるので、各ユニットを収納するために有効に利用することができる。
なお、第2リアクトルユニット34も、本実施形態の第1リアクトルユニット65と同一構造とすると、前述した第1リアクトルユニット65及び第1電力変換ユニット33の電気的接続構造と同様の効果を奏することができる。
Claims (1)
- 筐体内に、電力変換を行う複数のユニットが多段に収納された電力変換装置において、
第1ユニットの下部から下方に向けて第1接続端子が突出し、前記第1ユニットに対して下部に隣接して収納した第2ユニットの上部から上方に向けて第2接続端子が突出し、これら第1接続端子及び第2接続端子が、直接に電気的接続されているとともに、前記第1接続端子及び前記第2接続端子の接続位置は、前記筐体の着脱自在なカバーで閉塞された開口部の近くであり、前記開口部は、前記筐体の前面に設けられており、前記第1接続端子及び前記第2接続端子は、前記開口部近くの前記第1ユニット及び前記第2ユニットの前面側に設けられており、前記第1接続端子は、前記第1ユニット内の制御部品に接続し、当該第1ユニットの下部を通過して下方に突出した配線の配線端子であり、前記第2接続端子は、前記第2ユニットの上部に配置した銅バーで形成された端子であり、前記複数のユニットが、前記筐体の前面に設けた前記開口部に向けて引き出し自在に、前記筐体に収納されていることを特徴とする電力変換装置。
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