JP5347475B2 - 電力変換装置の給電接続構造 - Google Patents

電力変換装置の給電接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5347475B2
JP5347475B2 JP2008320685A JP2008320685A JP5347475B2 JP 5347475 B2 JP5347475 B2 JP 5347475B2 JP 2008320685 A JP2008320685 A JP 2008320685A JP 2008320685 A JP2008320685 A JP 2008320685A JP 5347475 B2 JP5347475 B2 JP 5347475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
conductors
copper bar
terminal
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008320685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010148196A (ja
Inventor
紀好 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2008320685A priority Critical patent/JP5347475B2/ja
Publication of JP2010148196A publication Critical patent/JP2010148196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5347475B2 publication Critical patent/JP5347475B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電力変換を行なう第1及び第2電力変換装置を列状に固定する際に、これら第1及び第2電力変換装置の第1導電体及び第2導電体を接続する電力変換装置の給電接続構造に関する。
プラントの計測設備やコンピュータなどに安定した電源供給を行う電力変換装置として無停電電源装置が知られている。無停電電源装置は、通常、筐体内に、制御部品を機能別に搭載した複数のユニットが上下に多段に収納されている。
例えば特許文献1の装置は、筐体内に、制御部品を機能別に搭載した複数のユニットが上下に多段に収納されている。
一方、プラントの計測システムやコンピュータシステムなどに安定した電源供給を行う電力変換装置は、大型のシステムに対応するため、装置の外壁同士を当接して複数台の装置を列状に固定する場合がある。
このように列状に固定した複数の電力変換装置は、隣接している一対の電力変換装置の一方の装置に設けた複数の給送電用の導電体と、他方の装置に設けた複数の給送電用の導電体とが締結ボルトを介して接続されている(例えば、特許文献2)。
特開平6−86567号公報 特開2000−4513号公報(図7)
ところで、通常、給送電用の導電体は、電力変換装置内の主回路端子に移動が不可能に固定されている。このため、電力変換装置同士を列状に固定する場合には、各電力変換装置の主回路端子に、一方の電力変換装置と他方の電力変換装置の導電体を高精度に位置調整して固定し、導電体同士の締結ボルトによる位置合せが確実に行なわれるようにしていた。
しかし、導電体の位置調整を高精度に行なう作業は、電力変換装置を現地据付する際の作業時間の面で問題がある。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、列状に固定される電力変換装置の導電体の高精度な固定位置調整作業を不要とすることで、電力変換装置を現地据付する際の作業時間の低減化を図ることができる電力変換装置の給電接続構造を提供することを目的としている。
本発明に係る電力変換装置の給電接続構造は、第1及び第2電力変換装置の外壁同士を当接して列状に固定し、前記第1電力変換装置内の複数の第1主回路端子に、複数の第1導電体を夫々接続し、前記第2電力変換装置内の複数の第2主回路端子に、複数の第2導電体を夫々接続し、互いに対応する前記第1導電体及び第2導電体同士を、前記外壁に設けた接続開口部を介して接続する電力変換装置の給電接続構造において、前記複数の第1導電体を前記第1電力変換装置内に配置し、前記複数の第2導電体を、前記接続開口部を通過して前記第1電力変換装置内に移動自在として対応する前記複数の第1導電体に接続し、前記接続開口部の内部に、当該接続開口部を閉塞する絶縁部材を配置し、この絶縁部材に互いに離間した複数のガイド貫通穴を形成し、これら複数のガイド貫通穴に前記複数の第2導電体を夫々通過させることで、これら複数の第2導電体が前記絶縁部材に支持されている。
この発明によると、第2導電体を、接続開口部を通過して第1電力変換装置内に移動自在とし、第1電力変換装置内に配置した複数の第1導電体に接続可能としているので、従来の接続構造と比較して、接続前の第1主回路端子に対する第1導電体の高精度な位置調整作業、第2主回路端子に対する第2導電体の高精度な位置調整作業が不要となる。
また、この発明によると、接続開口部を閉塞している絶縁板は、複数のガイド貫通穴に各第2導電体をそれぞれ通過させているので、互いに平行に配置された複数の第2導電体及び外壁に対する絶縁を確保しつつ、各第2導電体を確実に支持することができる。
また、本発明に係る電力変換装置の給電接続構造は、前記第1導電体が、前記第1主回路端子に固定され、長手方向の一端部が前記接続開口部に向けて延在している第1銅バーであり、前記第2導電体は、前記第1銅バーに接続する長手方向の一端部が前記接続開口部から突出し、長手方向の他端側に、前記第2主回路端子との固定位置が長手方向に調整自在な固定調整部を設けた第2銅バーであることが好ましい。
この発明によると、第2銅バーの固定調整部により、第2銅バーの位置調整を正確に行なうことができる。
また、本発明に係る電力変換装置の給電接続構造は、互いに接続する前記第1銅バー及び前記第2銅バーの一端部が、締結ボルトで締付け固定されており、前記第1銅バー及び前記第2銅バーの少なくとも一方の一端部には、前記締結ボルトのねじ部が挿通可能なスリットが、先端から他端側に向けて形成されていることが好ましい。
この発明によると、先に、第1銅バー及び第2銅バーの他方の一端部に設けたボルト通過穴に連結ボルトを挿通しておき、次いで、連結ボルトのねじ部に、第1銅バー及び第2銅バーの一方の一端部に設けたねじ部通過スリットを係合させるだけで、ねじ部通過スリットとボルト通過穴とを対応させることができるので、第1及び第2銅バーの接続作業の簡便化を図ることができる。
本発明に係る電力変換装置の給電接続構造によると、第2導電体を、接続開口部を通過して第1電力変換装置内に移動自在とし、第1電力変換装置内に配置した複数の第1導電体に接続可能としているので、従来の接続構造と比較して、接続前の第1主回路端子に対する第1導電体の高精度な位置調整作業、第2主回路端子に対する第2導電体の高精度な位置調整作業が不要となり、電力変換装置を現地据付する際の作業時間の低減化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る2組の無停電電源装置を列状に固定した状態を示す斜視図、図2は一方の無停電電源装置の前面カバーを外し、前面扉を開けて筐体内部に収納された無停電電源部を示す図、図3は無停電電源装置を構成する無停電電源装置内の結線図、図4は無停電電源部を構成する複数のユニットが筐体に多段に配置されている状態を側面から見た模式図、図5は最上段に収納したターミナルユニットと他のユニットとの主回路線の結線を示す図、図6は2組の無停電電源装置の結線図、図7は図2のA−A線矢視図、図8は図2のB−B線矢視図、図9は図8の要部を示す拡大図、図10は一方の無停電電源装置の銅バーと他方の無停電電源装置の銅バーとの接続状態を示す要部平面図、図11は一方の無停電電源装置の銅バーと他方の無停電電源装置の銅バーとの接続状態を示す要部側面図である。
(2組の無停電電源装置の構成)
図1(a)、(b)は、側部同士を当接して列状に固定されている2組の無停電電源装置S1,S2を示すものである。
一方の無停電電源装置S1は、筐体20の前面開ロ部を前面カバー21及び開閉扉22が覆い、筐体20の側面開ロ部を側面カバー23が覆い、筐体20の背面開口部を背面カバー24が覆い、筐体20の上部開ロ部を天面カバー25が覆っている。
他方の無停電電源装置S2は、筐体20の前面開ロ部を前面カバー21が覆い、筐体20の側面開ロ部を側面カバー23が覆い、筐体20の背面開口部を背面カバー24が覆い、筐体20の上部開ロ部を天面カバー25が覆っている。
各無停電電源装置S1,S2の前面カバー21及び開閉扉22の最下部から上部側の領域には、空気を筐体20内部に吸い込む吸気スリット26が形成されている。背面カバー24にも、筐体20内部の空気を外部に排出する排気スリット27が形成されている。また、各無停電電源装置S1,S2の天面カバー25にも、筐体20内部の空気を外部に排出する排気スリット28が形成されている。
図2に示すように、一方の無停電電源装置S1は、筐体20の内部空間に一対の無停電電源部UPS1,UPS2が収納されている。他方の無停電電源装置S2も、図示しないが、筐体20内に一対の無停電電源部UPS3,UPS4が収納されている。
これら2組の無停電電源装置S1,S2は、互いに対向している側面カバー23,23側の上部に、後述する複数組の銅バー60、61が設けられており、2組の無停電電源装置S1,S2の列状に固定配置する際に、対応する銅バー60、61同士を直接結合することで、2組の無停電電源装置S1,S2の電力出力母線及び電力入力母線が直列に接続される。
一方の無停電電源装置S1は、図2に示すように、筐体20に、内部を左右の空間に仕切る隔壁29が配置されており、左右の空間に一対の無停電電源部UPS1,UPS2が収納されている。これら一対の無停電電源部UPS1,UPS2は、同一構造のユニットが筐体20内に収納されている。また、一方の無停電電源装置S2も、図示しないが、筐体20内に一対の無停電電源部UPS3,UPS4が収納されている。
本実施形態では、一方の無停電電源装置S1の無停電電源部UPS1の構造のみを説明し、一方の無停電電源装置S1の無停電電源部UPS2及び他方の無停電電源装置S2の一対の無停電電源部UPS3,UPS4の説明は省略する。
無停電電源部UPS1は、図2に示すように、ターミナルユニット30、MC(マグネットコンタクタ)ユニット31、第1リアクトルユニット32、第1電力変換ユニット33、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35からなる複数のユニットが筐体20内の上下方向に多段に配置されている。
第1リアクトルユニット32は、図3に示すように、3相分の交流リアクトル32a,及び直流リアクトル32b,32cを備えた装置であり、三相四線式の商用電源から入力した交流電流の高周波成分を抑制する装置である。
第1電力変換ユニット33は、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子、パワー半導体素子冷却体、電解コンデンサ等を備えた装置であり、商用電源から第1リアクトルユニット32を介して入力した商用電力を交流から直流に変換するコンバータ装置である。
第2電力変換ユニット35も、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子、パワー半導体素子冷却体、電解コンデンサ等を備えた装置であり、第1電力変換ユニット33から入力した直流の電力、或いは本装置に並設された蓄電池36(図3参照)から入力した直流の電力を交流に変換するインバータ装置である。
第2リアクトルユニット34は、図3に示すように、3相分の交流リアクトル34a,N相分の交流リアクトル34b,34cを備えた装置であり、第2電力変換ユニット35から出力された交流電流の高周波成分を抑制する装置である。
MCユニット31は、図3に示すように、複数の電磁接触器38a〜38d、複数のリアクトル41a〜41c、主制御部、保護用ヒューズ、制御信号用インターフェース回路等を備えた装置であり、電磁接触器38a〜38dのON・OFF制御により、負荷に安定した交流電力を供給する装置である。
また、ターミナルユニット30は、交流入力A相、B相、C相、直送入力Ac相、Bc相及びCc相、中性相Nの商用電源側端子と、蓄電池36接続用の+相端子及び−相端子と、交流出力a相端子、b相端子、c相端子と、中性相N端子を備えている。
図4に示すように、筐体20の側面カバー23及び隔壁29には、前面カバー21側(或いは開閉扉22側)及び背面カバー24側に延在する支持案内レール37a〜37fが設けられている。上部に配置した支持案内レール37a,37bは、ターミナルユニット30及びMCユニット31を下側から支持している。また、上下方向の中央部及び下部に配置されている支持案内レール37c〜37fは、第1リアクトルユニット32、第1電力変換ユニット33、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35を下側から支持している。そして、各ユニットと筐体20の枠体(不図示)とを固定するビス等の固定手段(不図示)を取り外すことで、ターミナルユニット30、MCユニット31、第1リアクトルユニット32、第1電力変換ユニット33、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35は、支持案内レール37a〜37f上を摺動して前面側に引き出し可能とされている。
また、図4に示すように、第1リアクトルユニット32、第1電力変換ユニット33、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35の前面側には冷却ファンユニット43〜46が内蔵されている。これら冷却ファンユニット43〜46は、前面カバー21、開閉扉22の吸気スリット26から外気を取り込んで各ユニット内を冷却するようになっている。そして、各ユニット内を通過した空気は、背面カバー24の排気スリット27から外部に排出されるようになっている。
無停電電源部UPS1のターミナルユニット30と他のユニットとの接続関係は、図5に示すように、ターミナルユニット30のA相、B相、C相の商用電源側端子が、MCユニット31内の電磁接触器38aの入力端子に、主回路線50を介して接続されている。なお、図5では1本の主回路線50を示しているが、三相四線式の商用電源から電力が供給されるので、実際には3本の主回路線がターミナルユニット30及びMCユニット31内の電磁接触器38aの間で接続されている。
ターミナルユニット30の+相側端子は、MCユニット31内の電磁接触器38bを介してMCユニット31の直下で収納されている第1リアクトルユニット32内の直流リアクトル32bの入力端子と、バックアップ線51を介して接続されている。ターミナルユニット30の−相端子は、第1リアクトルユニット32の直下で収納されている第1電力変換ユニット33の入力端子と、バックアップ線52を介して接続されている。
また、ターミナルユニット30のN相端子は、第1電力変換ユニット33の直下で収納されている第2リアクトルユニット34内の交流リアクトル34a,34bの入力端子と、主回路線53を介して接続されている。そして、ターミナルユニット30のa相、b相、c相の端子は、MCユニット31内の電磁接触器38c及び交流リアクトル41cを介して第2リアクトルユニット34内の交流リアクトル34cの出力端子と、主回路線54を介して接続されている。
そして、一方の無停電電源装置S1を構成する一対の無停電電源部UPS1,UPS2は、図6の結線図左側で示すように、それぞれのターミナルユニット30の各端子(A相、B相、C相、N相、Ac相、Bc相及びCc相の商用電源側端子、蓄電池36接続用の+相端子及び−相端子、出力端子a相端子、b相端子、c相端子及び中性相N端子)が、商用電源のA相、B相、C相、Ac相、Bc相及びCc相の電力入力母線及び蓄電池36の電力入力母線に対して互いに並列に接続されているとともに、負荷の出力端子a相端子、b相端子、c相端子及び中性相N端子の電力出力母線に対して互いに並列に接続されている。
また、他方の無停電電源装置S2を構成する一対の無停電電源部UPS3,UPS4も、図6の結線図右側で示すように、それぞれのターミナルユニット30の各端子が、商用電源のA相、B相、C相、N相、Ac相、Bc相及びCc相の電力入力母線及び蓄電池36接続用の+相端子及び−相端子、出力端子a相端子、b相端子、c相端子及び中性相N端子)が、商用電源のA相、B相、C相、Ac相、Bc相及びCc相の電力入力母線及び蓄電池36の電力入力母線に対して互いに並列に接続されているとともに、負荷の出力端子a相端子、b相端子、c相端子及び中性相N端子の電力出力母線に対して互いに並列に接続されている。
そして、図6に示すように、一方の無停電電源装置S1の商用電源及び蓄電池36の電力入力母線及び負荷の電力出力母線と、他方の無停電電源装置S2の商用電源及び蓄電池36の電力入力母線及び負荷の電力出力母線とをそれぞれ直列に接続する連結母線(図6の符号56の一点鎖線の領域内の電線)として、前述した複数組の銅バー60、61が互いに直接に結合されている。
(2組の無停電電源装置の給電接続構造)
図7に示すように、他方の無停電電源装置S2には、一方の無停電電源装置S1に対向する側面カバー23の上部に、矩形状の接続開口部62が形成されている。
この接続開口部62に向けて、無停電電源部UPS1のターミナルユニット30の各端子(A相、B相、C相、N相、Ac相、Bc相及びCc相の商用電源側端子、蓄電池36接続用の+相端子及び−相端子、出力端子a相端子、b相端子、c相端子及び中性相N端子)に電気的に接続した複数本の銅バー61が互いに平行に延在している。
すなわち、図10に示すように、所定の銅バー61の一方の端部は、無停電電源部UPS3のターミナルユニット30の端子台に設けた所定の端子63にボルト結合され、他方の端部が接続開口部62に向けて延在している。この銅バー61の他方の端部には、ボルト結合用のボルト通過穴61aが形成されている。なお、符号64は、銅バー61の他方の端部側を、碍子65を介して支持する支持部材である。他の銅バー61も、ターミナルユニット30の各端子にそれぞれ一端がボルト結合され、互いに平行に接続開口部62に向けて延在している。
また、図8に示すように、一方の無停電電源装置S1には、他方の無停電電源装置S2に対向する側面カバー23の上部に、矩形状の接続開口部66が形成されている。
この接続開口部66から、無停電電源部UPS2のターミナルユニット30の各端子に電気的に接続した複数本の銅バー61が、互いに平行に延在しながら突出しているとともに、各銅バー61は、接続開口部66を閉塞する絶縁部材67に摺動自在に支持されている。
すなわち、図10に示すように、所定の銅バー60の一方の端部は、無停電電源部UPS2のターミナルユニット30の端子台に設けた所定の端子68にボルト結合され、他方の端部は、接続開口部66から外部に突出している。この銅バー60の一方の端部側には、長手方向に所定間隔をあけて複数のボルト通過穴60a〜60cが形成されており、ボルト結合の際にボルト通過穴60a〜60cのいずれかを選択することで、銅バー60の接続開口部66からの突出量が変更される。また、銅バー60の他方の端部には、先端から一方の端部側に向けてねじ部通過スリット60dが形成されている。他の銅バー60も、ターミナルユニット30の各端子にそれぞれ一方の端部側がボルト結合され、互いに平行に接続開口部66から外部に突出している。
接続開口部66を閉塞している絶縁部材67は、図8及び図9に示すように、複数の分割部材67a〜67eで構成されており、接続開口部66の裏側周縁に配置した矩形枠状の裏板70(図10参照)に、分割部材67a〜67eを並べて固定することで銅バー60の横断面形状と同形状の複数のガイド穴69を形成し、互いに平行に配置された複数の銅バー60は、ガイド穴69を通過して外部に突出している。
2組の無停電電源装置S1,S2を列状に固定配置する際には、互いの装置の対向している側面カバー23,23同士を当接し、互いの接続開口部62、66を対応させる。そして、図10及び図11に示すように、一方の無停電電源装置S1の銅バー60の接続開口部66からの突出量を変更して、銅バー60の他方の端部に設けたねじ部通過スリット60dと、他方の無停電電源装置S2の前記銅バー60に対応する銅バー61の端部に設けたボルト通過穴61aとを対応させる。銅バー60の突出量の変更は、銅バー60の一端側に設けた複数のボルト通過穴60a〜60cの何れかを選択してターミナルユニット30の端子68にボルト結合する。
次いで、対応した銅バー60のねじ部通過スリット60d及び銅バー61のボルト通過穴61aに連結ボルト71を挿通し、連結ボルト71のねじ部にナット72を螺合することにより、銅バー60,61が互いに直接結合される。また、他の銅バー60,61同士も連結ボルト71、ナット72を介して直接結合することで、無停電電源装置S1,S2の間に、図6の符号56で示した連結母線が設けられる。
そして、無停電電源装置S1,S2の筐体20,20同士を連結部材(不図示)を使用して固定することで、無停電電源装置S1,S2が列状に固定配置される。
(本実施形態の作用効果)
次に、本実施形態の作用効果について述べる。
2組の無停電電源装置S1,S2を列状に固定配置する際には、一方の無停電電源装置S1の銅バー60の接続開口部66からの突出量を変更し、銅バー60の他方の端部に設けたねじ部通過スリット60dと、他方の無停電電源装置S2の銅バー60に対応する銅バー61の端部に設けたボルト通過穴61aとを対応させ、銅バー60のねじ部通過スリット60d及び銅バー61のボルト通過穴61aに連結ボルト71を挿通し、連結ボルト71のねじ部にナット72を螺合する動作を行なうことで、銅バー60,61を互いに直接結合する。このように、端子63に固定された銅バー61に対して、銅バー60が端子68に対して位置調整可能(接続開口部66からの突出量が変更可能)に接続されているので、従来の接続構造と比較して、接続前の端子63に対する銅バー61の高精度な位置調整作業、端子68に対する銅バー60の高精度な位置調整作業が不要となり、無停電電源装置S1,S2の現地据付時の作業時間の低減化を図ることができる。
また、銅バー60の一方の端部側に、長手方向に所定間隔をあけて複数のボルト通過穴60a〜60cが形成されており、ボルト結合の際にボルト通過穴60a〜60cのいずれかを選択することで、簡便な構造で銅バー60の位置調整を正確に行なうことができる。
また、先に、ボルト通過穴61aに連結ボルト71を挿通しておき、次いで、連結ボルト71のねじ部にねじ部通過スリット60dを係合させるだけで、銅バー60のねじ部通過スリット60dと、銅バー61のボルト通過穴61aとを対応させることができるので、銅バー60,61の接続作業の簡便化を図ることができる。
また、接続開口部66を閉塞している絶縁部材67は、銅バー60の横断面形状と同形状の複数のガイド穴69を形成し、各ガイド穴69に銅バー60をそれぞれ通過させているので、互いに平行に配置された複数の銅バー60及び側面カバーに対する絶縁を確保しつつ、各銅バー60を確実に支持することができる。
なお、本実施形態は、一方の無停電電源装置S1と他方の無停電電源装置S2間の連結母線(図6の符号56)として複数組の銅バー60、61を用いて説明したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、例えば、銅バー60.61に替えて、複数組のフレキシブル電線を採用し、一方のフレキシブル電線に、伸縮自在な他方のフレキシブル電線が接続する構造にしてもよい。
また、本実施形態では、2組の無停電電源装置S1,S2を列状に固定した場合について説明したが、3組以上の無停電電源装置を列状に固定する場合に適用してもよい。
2組の無停電電源装置を列状に固定した状態を示す斜視図である。 一方の無停電電源装置の前面カバーを外し、前面扉を開けて筐体内部を示した図である。 無停電電源装置内の結線図である。 無停電電源装置を構成する複数のユニットが筐体に多段に配置されている状態を側面から見た模式図である。 最上段に収納したターミナルユニットと他のユニットとの主回路線の結線を示す図である。 2組の無停電電源装置の結線図である。 図2のA−A線矢視図である。 図2のB−B線矢視図である。 図8の要部を示す拡大図である。 一方の無停電電源装置の銅バーと他方の無停電電源装置の銅バーとの接続状態を示す要部平面図である。 一方の無停電電源装置の銅バーと他方の無停電電源装置の銅バーとの接続状態を示す要部側面図である。
符号の説明
20…筐体、21…前面カバー、22…開閉扉、23…側面カバー(外壁)、24…背面カバー、25…天面カバー、26…吸気スリット、27…排気スリット、28…排気スリット、29…隔壁、30…ターミナルユニット、31…MCユニット、32…第1リアクトルユニット、32a…交流リアクトル、32b,32c…直流リアクトル、33…第1電力変換ユニット、34…第2リアクトルユニット、34a〜34c…交流リアクトル、35…第2電力変換ユニット、36…蓄電池、37a〜37f…支持案内レール、38a〜38d…電磁接触器、41a〜41c…リアクトル、43〜46…冷却ファンユニット、60a〜60c…ボルト通過穴(固定調整部)、67a〜67e…分割部材、50,53,54…主回路線、51,52…バックアップ線、55…副回路線、56…連結母線、60…銅バー(第2導電体、第2銅バー)、60d…ねじ部通過スリット(スリット)、61…銅バー(第1導電体、第1銅バー)、61a…ボルト通過穴、62…接続開口部、63…端子(第1主回路端子)、64…支持部材、65…碍子、66…接続開口部、67…絶縁部材(絶縁板)、68…端子(第2主回路端子)、69…ガイド穴(ガイド貫通穴)、70…裏板、71…連結ボルト(締結ボルト)、72…ナット、S1…無停電電源装置(第2電力変換装置)、S2…無停電電源装置(第1電力変換装置)、UPS1,UPS2、UPS3,UPS4…無停電電源部

Claims (3)

  1. 第1及び第2電力変換装置の外壁同士を当接して列状に固定し、前記第1電力変換装置内の複数の第1主回路端子に、複数の第1導電体を夫々接続し、前記第2電力変換装置内の複数の第2主回路端子に、複数の第2導電体を夫々接続し、互いに対応する前記第1導電体及び第2導電体同士を、前記外壁に設けた接続開口部を介して接続する電力変換装置の給電接続構造において、
    前記複数の第1導電体を前記第1電力変換装置内に配置し、前記複数の第2導電体を、前記接続開口部を通過して前記第1電力変換装置内に移動自在として対応する前記複数の第1導電体に接続し
    前記接続開口部の内部に、当該接続開口部を閉塞する絶縁部材を配置し、この絶縁部材に互いに離間した複数のガイド貫通穴を形成し、
    これら複数のガイド貫通穴に前記複数の第2導電体を夫々通過させることで、これら複数の第2導電体が前記絶縁部材に支持されていることを特徴とする電力変換装置の給電接続構造。
  2. 前記第1導電体は、前記第1主回路端子に固定され、長手方向の一端部が前記接続開口部に向けて延在している第1銅バーであり、
    前記第2導電体は、前記第1銅バーに接続する長手方向の一端部が前記接続開口部から突出し、長手方向の他端側に、前記第2主回路端子との固定位置が長手方向に調整自在な固定調整部を設けた第2銅バーであることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の給電接続構造。
  3. 互いに接続する前記第1銅バー及び前記第2銅バーの一端部は、締結ボルトで締付け固定されており、前記第1銅バー及び前記第2銅バーの少なくとも一方の一端部には、前記締結ボルトのねじ部が挿通可能なスリットが、先端から他端側に向けて形成されていることを特徴とする請求項2記載の電力変換装置の給電接続構造
JP2008320685A 2008-12-17 2008-12-17 電力変換装置の給電接続構造 Active JP5347475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008320685A JP5347475B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 電力変換装置の給電接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008320685A JP5347475B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 電力変換装置の給電接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010148196A JP2010148196A (ja) 2010-07-01
JP5347475B2 true JP5347475B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=42568036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008320685A Active JP5347475B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 電力変換装置の給電接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5347475B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6191745B1 (ja) * 2016-08-10 2017-09-06 富士電機株式会社 無停電電源装置
JP6090523B1 (ja) * 2016-08-10 2017-03-08 富士電機株式会社 無停電電源装置
JP7140711B2 (ja) * 2019-05-20 2022-09-21 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS424942Y1 (ja) * 1964-10-08 1967-03-14
JPS58156308U (ja) * 1982-04-12 1983-10-19 株式会社東芝 閉鎖配電盤の母線連結部
JP2002044956A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 増設型インバータ装置の電気接続方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010148196A (ja) 2010-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2816716B1 (en) Vehicle drive control device
US8456807B2 (en) Common mode magnetic device for bus structure
US8379374B2 (en) Bus to bus power interconnect
US7830648B2 (en) Tap apparatus for electrically interconnecting an electrical busway and switchgear, and system including the same
EP2408287B1 (en) Power bus system and method
CN1533688A (zh) 模块结构的变流器单元
CN1658489A (zh) 电机的集成软起动器
JP5470832B2 (ja) 電力変換装置
JP5347475B2 (ja) 電力変換装置の給電接続構造
US8810998B2 (en) Motor control center and communication system therefor
JP6812317B2 (ja) 電力変換装置および電力変換装置を搭載した車両
JP2010147131A (ja) 電力変換装置
JP5386966B2 (ja) 電力変換装置
JP6390806B1 (ja) インバータ装置
JP2013027284A (ja) 電力変換装置
JP2019193456A (ja) インバータ制御装置
JP5381076B2 (ja) 電力変換装置
CN216905631U (zh) 一种集成式电力电子单元
JP2006191740A (ja) 配電盤の母線支持装置
WO2023132243A1 (ja) 無停電電源装置
JP2002300787A (ja) 射出成形機用インバータ設備
JP7362944B1 (ja) 電気機器の接続装置および電気装置
JP7115449B2 (ja) 無停電電源装置
CN220629165U (zh) 一种集成控制功能的水冷辅助功率模块
US20240007015A1 (en) Single-phase module of an inverter, inverter and power electronics

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5347475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250