JPH11220820A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JPH11220820A
JPH11220820A JP10019572A JP1957298A JPH11220820A JP H11220820 A JPH11220820 A JP H11220820A JP 10019572 A JP10019572 A JP 10019572A JP 1957298 A JP1957298 A JP 1957298A JP H11220820 A JPH11220820 A JP H11220820A
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JP
Japan
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inspection
electric
connection
connection portion
light emitting
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JP10019572A
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English (en)
Inventor
Kazutomi Furuta
一臣 古田
Yuichiro Higuchi
裕一郎 樋口
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着される電気部品の不良発見等や交換時の
通電チェックを容易に、かつ、正確に行うことのできる
電気接続箱を提供する。 【解決手段】 電気接続箱21は、ケース22に設けら
れた接続部22a、22bを介して着脱可能に接続され
る複数のヒューズ23及びヒュージブルリンク24を有
し、ケース22の一部には接続部22a、22bと隔離
する段差部26が設けられている。そして、段差部26
にヒューズ23及びヒュージブルリンク24をそれぞれ
別個に挿着可能な点検用接続部27、28を形成すると
ともに、点検用接続部27、28に挿着されたヒューズ
23及びヒュージブルリンク24の通電状態によって作
動を判断させる発光部29、30を形成し、点検用接続
部27、28にはバッテリ31からの電源を供給する。
点検用接続部27、28及び発光部29、30は点検手
段25を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車における電
気接続箱に関し、特に、ヒューズ、リレーなどの電気部
品の通電チェックを行う点検手段を一体に設けた電気接
続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図5において、1は従来より自動車に設
けられている電気接続箱を示している。電気接続箱1は
上部カバー2と下部カバー3とから成り、内部には所望
のパターンを有するブスバー4を複数配設した絶縁基板
5が積層されている。
【0003】上部カバー2には、ヒューズキャビティ
6、リレーキャビティ7、7、および複数のワイヤーハ
ーネス用コネクタハウジング8が設けられており、図示
しないヒューズ、リレー、およびワイヤーハーネス端末
に設けられたコネクタなどが各々着脱可能に装着される
ようになっている。
【0004】尚、図中9はブスバー4に形成されたタブ
4aと、例えばワイヤーハーネス用コネクタハウジング
8を介して装着される図示しないコネクタの雄端子とを
相互に接続するための雌−雌中継端子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、電気接続箱1に装着された図示しないヒューズ等の
電気部品の不良や溶断、さらには、交換時の通電チェッ
クを容易に、かつ、正確に行うことができなかった。
【0006】即ち、例えばヒューズの不良、溶断を確認
しようとする場合には、目視にて判断を行っており、そ
の判断には正確性があるとは言い難かった(特に、車に
ついて詳しくないユーザーが目視での判断を実施しよう
とすると、正確な判断ができなかった)。また、通電チ
ェックを行う場合には、電気接続箱1とは別の電源を有
する点検装置をいちいち用意して、その動作の確認を行
っていた。
【0007】本発明は、上述した問題点を解消するた
め、装着される電気部品の不良発見等や交換時の通電チ
ェックを容易に、かつ、正確に行うことのできる電気接
続箱を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の電気接続箱は、着脱可
能な電気部品を有する電気接続箱であって、前記電気部
品とともに、該電気部品のうち少なくとも一種の通電チ
ェックを行うことのできる点検手段を備えることを特徴
としている。
【0009】上記構成において、電気接続箱は着脱可能
な電気部品とともに、その電気部品のうち少なくとも一
種の通電チェックを行うことのできる点検手段を備えて
いる。これにより、電気部品の不良、溶断発見、又は、
電気部品の交換時の通電チェックを電気接続箱に備えら
れた点検手段で容易に点検することができる。従って、
例えばヒューズの不良、溶断を確認しようとする場合に
は、いちいち目視しなくても、そのヒューズを取り外
し、すぐに点検手段によって通電チェックを行えば、正
確に不良などを発見することができるし、交換時の通電
チェックも同様に容易に行うことができる。
【0010】請求項2記載の本発明の電気接続箱は、請
求項1に記載の電気接続箱において、前記点検手段は前
記電気部品と隔離されていることを特徴としている。
【0011】上記構成において、点検手段は電気部品と
隔離されている。これにより、電気部品の装着位置と点
検位置の区別が明確になり、誤組付けの対策を図ること
ができる。従って、例えば作業者などが点検手段の設け
られている位置をすぐに把握することができ、また、電
気接続箱へ各種電気部品を組み付ける際には、誤って電
気部品を点検手段に組み付けてしまうこともない。
【0012】請求項3記載の本発明の電気接続箱は、請
求項1又は請求項2に記載の電気接続箱において、前記
点検手段にはバッテリからの電源が供給されることを特
徴としている。
【0013】上記構成において、点検手段にはバッテリ
からの電源が供給される。これにより、常時電気部品に
対する点検を行うことが可能になり、迅速に対処するこ
とができる。従って、電気接続箱の通電状態にかかわら
ず、電気部品の点検、即ち通電チェックを行うことがで
きるので、他の電源装置を用いる必要がない。
【0014】請求項4記載の本発明の電気接続箱は、請
求項1ないし請求項3いずれかに記載の電気接続箱にお
いて、前記点検手段は通電チェック対象の前記電気部品
に対応する点検用接続部と、該点検用接続部に挿着され
た前記通電チェック対象の電気部品の通電状態によって
作動を判断させる発光部とを備えることを特徴としてい
る。
【0015】上記構成において、点検手段は、通電チェ
ック対象の電気部品に対応する点検用接続部と、その点
検用接続部に挿着された通電チェック対象の電気部品の
通電状態によって作動を判断させる発光部とを備えてい
る。このように点検手段を点検用接続部と発光部とから
構成すると、通電チェックをしようとする電気部品を点
検用接続部に装着すれば、その装着した電気部品の通電
状態を発光部によって判断することができる。即ち、通
電チェックをしようとして装着した電気部品に通電があ
れば、例えば発光部の発光により、その電気部品の作動
が正常であるかどうか作業者等に認識させることができ
る。また、このような点検手段を備えても、構成が簡単
であるので、占有するスペースを極力抑えることがで
き、電気接続箱が大型にならないようにすることができ
る。
【0016】請求項5記載の本発明の電気接続箱は、請
求項4に記載の電気接続箱において、前記発光部を前記
通電状態で発光する発光ダイオードで形成することを特
徴としている。
【0017】上記構成において、発光部を通電状態で発
光する発光ダイオードで形成する。これにより、発光ダ
イオードの発光により点検用接続部に挿着された通電チ
ェック対象の電気部品の作動を判断することができる。
【0018】請求項6記載の本発明の電気接続箱は、請
求項4に記載の電気接続箱において、前記発光部を前記
通電状態で点灯するランプで形成することを特徴として
いる。
【0019】上記構成において、発光部を通電状態で点
灯するランプで形成する。これにより、ランプの点灯に
より点検用接続部に挿着された通電チェック対象の電気
部品の作動を判断することができる。
【0020】請求項7記載の本発明の電気接続箱は、ケ
ースに設けられた接続部を介して着脱可能に接続される
複数のヒューズ及びヒュージブルリンクを有する電気接
続箱において、前記ケースの一部に前記接続部と隔離す
る段差部を設け、該段差部に、前記ヒューズ及びヒュー
ジブルリンクをそれぞれ別個に挿着可能な点検用接続部
を形成するとともに、該点検用接続部に挿着された前記
ヒューズ及びヒュージブルリンクの通電状態によって作
動を判断させる発光部を形成し、前記点検用接続部には
バッテリからの電源を供給することを特徴としている。
【0021】上記構成において、電気接続箱は、ケース
に設けられた接続部を介して着脱可能に接続される複数
のヒューズ及びヒュージブルリンクを有し、ケースの一
部には接続部と隔離する段差部が設けられている。そし
て、接続部を隔離する段差部に、ヒューズ及びヒュージ
ブルリンクをそれぞれ別個に挿着可能な点検用接続部を
形成するとともに、点検用接続部に挿着されたヒューズ
及びヒュージブルリンクの通電状態によって作動を判断
させる発光部を形成し、点検用接続部にはバッテリから
の電源が供給されている。これにより、ヒューズ及びヒ
ュージブルリンクの不良、溶断発見、又は、ヒューズ及
びヒュージブルリンクの交換時の通電チェックを容易に
成し得ることができる。また、ケースの一部に段差部を
設けることによって、ヒューズ及びヒュージブルリンク
や他の電気部品との装着位置と点検位置の区別が明確に
なり、誤組付けの対策を図ることができる。さらには、
バッテリからの電源が点検用接続部に供給されているの
で、常時ヒューズ及びヒュージブルリンクに対する通電
チェックを行うことができる。従って、例えばヒューズ
の不良、溶断を確認しようとする場合には、いちいち目
視しなくても、そのヒューズを取り外し、点検用接続部
に装着すれば、正確に不良などを発見することができる
し、交換時の通電チェックも同様に容易に行うことがで
きる。また、組み付け作業時に誤って作業者が点検用接
続部にヒューズなどを装着してしまうこともない。さら
に、他の電源装置を用いなくても迅速に通電チェックを
することができる。
【0022】請求項8記載の本発明の電気接続箱は、請
求項7に記載の電気接続箱において、前記発光部を前記
通電状態で発光する発光ダイオードで形成することを特
徴としている。
【0023】上記構成において、発光部を通電状態で発
光する発光ダイオードで形成する。これにより、発光ダ
イオードの発光により点検用接続部に挿着された通電チ
ェック対象の電気部品の作動を判断することができる。
【0024】請求項9記載の本発明の電気接続箱は、ケ
ースに設けられた接続部を介して着脱可能に接続される
リレーを有する電気接続箱において、前記ケースの一部
に前記接続部と隔離する段差部を設け、該段差部に、前
記リレーを挿着可能な点検用接続部を形成するととも
に、該点検用接続部に挿着された前記リレーの通電状態
によって作動を判断させる発光部を形成し、前記点検用
接続部にはバッテリからの電源を供給することを特徴と
している。
【0025】上記構成において、電気接続箱は、ケース
に設けられた接続部を介して着脱可能に接続されるリレ
ーを有し、ケースの一部に接続部と隔離する段差部が設
けられている。そして、接続部を隔離する段差部に、リ
レーを挿着可能な点検用接続部を形成するとともに、そ
の点検用接続部に挿着されたリレーの通電状態によって
作動を判断させる発光部を形成し、点検用接続部にはバ
ッテリからの電源が供給されている。これにより、リレ
ーの不良、又は、リレーの交換時の通電チェックを容易
に点検することができる。また、ケースの一部に段差部
を設けることによって、リレーや他の電気部品との装着
位置と点検位置の区別が明確になり、誤組付けの対策を
図ることができる。さらには、バッテリからの電源が点
検用接続部に供給されているので、常時リレーに対する
通電チェックを行うことができる。従って、リレーの不
良を確認しようとする場合には、そのリレーを取り外
し、点検用接続部に装着すれば、正確に不良などを発見
することができるし、交換時の通電チェックも同様に容
易に成し得ることができる。また、組み付け作業時に誤
って作業者が点検用接続部にリレーなどを装着してしま
うこともない。さらに、他の電源装置を用いなくても迅
速に通電チェックをすることができる。
【0026】請求項10記載の本発明の電気接続箱は、
請求項9に記載の電気接続箱において、前記発光部を前
記通電状態で点灯するランプで形成することを特徴とし
ている。
【0027】上記構成において、発光部を通電状態で点
灯するランプで形成する。これにより、ランプの点灯に
より点検用接続部に挿着された通電チェック対象の電気
部品の作動を判断することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明の電気接続箱の一
実施の形態を示す斜視図である。図2は図1の点検手段
に対する回路図である。また、図3は本発明の電気接続
箱の他の一実施の形態を示す斜視図であり、図4は図3
の点検手段に対する回路図である。
【0029】図1において、21は自動車に設けられる
電気接続箱を示しており、その電気接続箱21はケース
22の内部に所望のパターンを有する図示しないブスバ
ーを複数配設した絶縁基板(図示しない)を有し、ケー
ス22の上面には接続部としての複数のヒューズキャビ
ティ22a、ヒュージブルリンクキャビティ22b、リ
レーキャビティ22c、及びワイヤーハーネス用コネク
タハウジング22dと、その複数のヒューズキャビティ
22a、ヒュージブルリンクキャビティ22bに装着さ
れるヒューズ23、ヒュージブルリンク24(共に図中
では一個のみ図示してある)に対する点検手段25とが
形成されている。
【0030】複数のヒューズキャビティ22a、ヒュー
ジブルリンクキャビティ22b、リレーキャビティ22
c、及びワイヤーハーネス用コネクタハウジング22d
は、既知構成のヒューズ23、ヒュージブルリンク2
4、図示しないリレー、及び図示しないワイヤーハーネ
ス端末に設けられたコネクタのハウジングに、それぞれ
対応するように形成されており、ケース22内部の図示
しない複数のブスバーに接続された雌−雌中継端子(図
示しない)などに、ヒューズ23等が装着された際に接
続できるようになっている。
【0031】点検手段25は複数のヒューズキャビティ
22a等が形成されているケース22の上面を一部窪ま
せ(図中の位置に限らず、適宜位置に窪ませる(突出さ
せてもよい)ことができるものとする)て形成した段差
部26に設けられており、ヒューズ23に対する点検用
接続部27及びヒュージブルリンク24に対する点検用
接続部28と、発光部としての発光ダイオード29、3
0とを備えている。
【0032】点検用接続部27はヒューズ23の端子2
3a、23aを挿着することのできる挿し込み孔27
a、27aを有し、点検用接続部28にはヒュージブル
リンクキャビティ28aが設けられている。ヒュージブ
ルリンクキャビティ28aは本例において、ヒュージブ
ルリンクキャビティ22bと同様に形成されている。
【0033】発光ダイオード29、30は例えば赤、青
の異なる発光をするものを使用して、点検用接続部27
及び28を区別している。尚、図中29、30が発光ダ
イオードを示しているが、これを発光ダイオードの発光
を導出するためのレンズとし、発光ダイオードをケース
22内に配置することも可能である。
【0034】次に、図2の回路図を参照して、上記のよ
うに構成された電気接続箱21の点検手段25について
説明する。電気接続箱21の内部は、点検手段25にバ
ッテリ31からの電源が図2に示される如くの負荷を介
して供給されるように回路構成が成されており、バッテ
リ31からの回路32には、直列に接続された点検用接
続部27、抵抗33、発光ダイオード29と、同じく点
検用接続部28、抵抗34、発光ダイオード30とがそ
れぞれ接続されるようになっている。
【0035】続いて、点検手段25の作用について説明
する。点検用接続部27にヒューズ23を端子23a、
23a(図1参照)を介して接続すると、そのヒューズ
23が正常であればバッテリ31からの供給電力により
通電し、発光ダイオード29(例えば赤色の発光)を発
光させる。また、同様に点検用接続部28にヒュージブ
ルリンク24を接続すると、そのヒュージブルリンク2
4が正常であれば通電し、発光ダイオード30(例えば
青色の発光)を発光させる。
【0036】以上のように構成することによって、電気
接続箱21はヒューズ23及びヒュージブルリンク24
の不良、溶断発見、又は、ヒューズ23及びヒュージブ
ルリンク24の交換時の通電チェックを容易に成し得る
ことができる。また、ケース22の一部に段差部26を
設けることによって、ヒューズ23及びヒュージブルリ
ンク24や他の図示しない電気部品(前記リレーなど)
との装着位置と点検位置の区別が明確になり、誤組付け
の対策を図ることができる。さらには、バッテリ31か
らの電源が点検用接続部27、28に供給されているの
で、常時ヒューズ23及びヒュージブルリンク24に対
する通電チェックを行うことができる。
【0037】従って、例えばヒューズ23の不良、溶断
を確認しようとする場合には、いちいち目視しなくて
も、そのヒューズ23を取り外し、点検用接続部27に
装着すれば、発光ダイオード29の発光により、正確に
不良などを発見することができるし、交換時の通電チェ
ックも同様に容易に行うことができる。また、組み付け
作業時に誤って作業者が点検用接続部27、28にヒュ
ーズ23などを装着してしまうこともない。さらに、他
の電源装置(図示しない)を用いなくても迅速に通電チ
ェックをすることができる。
【0038】図3は本発明の電気接続箱の他の一実施の
形態を示しており、電気接続箱41は上述の電気接続箱
21と同様に、ケース42の内部に所望のパターンを有
する図示しないブスバーを複数配設した絶縁基板(図示
しない)を有し、ケース42の上面には接続部としての
複数のヒューズキャビティ42a、ヒュージブルリンク
キャビティ42b、リレーキャビティ42c、及びワイ
ヤーハーネス用コネクタハウジング42dと、その複数
のリレーキャビティ42cに装着されるリレー43(図
中では一個のみ図示してある)に対する点検手段44と
が形成されている。
【0039】複数のヒューズキャビティ42a、ヒュー
ジブルリンクキャビティ42b、リレーキャビティ42
c、及びワイヤーハーネス用コネクタハウジング42d
は、既知構成の図示しないヒューズ、ヒュージブルリン
ク、リレー43、及び図示しないワイヤーハーネス端末
に設けられたコネクタのハウジングに、それぞれ対応す
るように形成されており、ケース22内部の図示しない
複数のブスバーによって形成された回路(図示しない)
に、リレー43等が接続されるようになっている。
【0040】点検手段44は複数のリレーキャビティ2
2c等が形成されているケース42の上面を一部窪ませ
(図中の位置に限らず、適宜位置に窪ませる(突出させ
てもよい)ことができるものとする)て形成した段差部
45に設けられており、リレー43に対する点検用接続
部46と、発光部としてのランプ47、48とを備えて
いる。
【0041】点検用接続部46はリレー43の接点側の
端子43a、43a(一方のみ図示)とコイル側の端子
43b、43bを挿着することのできる四つの挿し込み
孔46a、46a、46b、46bを有し、ランプ4
7、48は例えば赤、青の異なる点灯をするものを使用
して、リレー43の図示しないコイルと接点との通電状
態を区別している。尚、図中47、48がランプを示し
ているが、これをランプの点灯により生じる光を導出す
るためのレンズとし、ランプをケース42内に配置する
ことも可能である。
【0042】次に、図4の回路図を参照して、上記のよ
うに構成された電気接続箱41の点検手段44について
説明する。電気接続箱41の内部は、点検手段44にバ
ッテリ49からの電源が図4に示される如くの負荷を介
して供給されるように回路構成が成されており、バッテ
リ49からの回路50には、直列に接続された接点側の
点検用接続部46(接点側の端子46a、46a側を指
す)及びランプ47と、同じくコイル側の点検用接続部
46(コイル側の端子46b、46b側を指す)及びラ
ンプ48とがそれぞれ接続されるようになっている。
【0043】続いて、点検手段44の作用について説明
する。点検用接続部46にリレー43を接続すると、そ
のリレー43が正常であればバッテリ49からの供給電
力によってリレー43の接点側が通電し、ランプ47
(例えば赤色の点灯)を点灯させる。また、同様にリレ
ー43のコイル側も通電して点灯する(例えば青色の点
灯)。
【0044】以上のように構成することによって、上述
の電気接続箱21と同様に、電気接続箱41はリレー4
3の不良、又は、リレー43の交換時の通電チェックを
容易に成し得ることができる。また、ケース42の一部
に段差部45を設けることによって、リレー43や他の
電気部品(前記ヒューズなど)との装着位置と点検位置
の区別が明確になり、誤組付けの対策を図ることができ
る。さらには、バッテリ49からの電源が点検用接続部
46に供給されているので、常時リレー43に対する通
電チェックを行うことができる。
【0045】従って、リレー43の不良を確認しようと
する場合には、そのリレー43を取り外し、点検用接続
部46に装着すれば、正確に不良などを発見することが
できるし、交換時の通電チェックも同様に容易に行うこ
とができる。また、組み付け作業時に誤って作業者が点
検用接続部46にリレー43などを装着してしまうこと
もない。さらに、他の電源装置(図示しない)を用いな
くても迅速に通電チェックをすることができる。
【0046】尚、点検手段により点検する電気部品は上
述の組み合わせに限るものではなく、本発明の要旨の範
囲内で適宜設定することができる。また、図1の35及
び図3の51はヒューズを示している。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、電気接続箱は着脱可能な電気部品
とともに、その電気部品のうち少なくとも一種の通電チ
ェックを行うことのできる点検手段を備えている。これ
により、電気部品の不良、溶断発見、又は、電気部品の
交換時の通電チェックを電気接続箱に備えられた点検手
段で容易に点検することができる。従って、例えばヒュ
ーズの不良、溶断を確認しようとする場合には、いちい
ち目視しなくても、そのヒューズを取り外し、すぐに点
検手段によって通電チェックを行えば、正確に不良など
を発見することができるし、交換時の通電チェックも同
様に容易に行うことができるという効果を奏する。
【0048】請求項2に記載された本発明によれば、点
検手段は電気部品と隔離されている。これにより、電気
部品の装着位置と点検位置の区別が明確になり、誤組付
けの対策を図ることができるという効果を奏する。従っ
て、例えば作業者などが点検手段の設けられている位置
をすぐに把握することができ、また、電気接続箱へ各種
電気部品を組み付ける際には、誤って電気部品を点検手
段に組み付けてしまうこともない。
【0049】請求項3に記載された本発明によれば、点
検手段にはバッテリからの電源が供給される。これによ
り、常時電気部品に対する点検を行うことが可能にな
り、迅速に対処することができるという効果を奏する。
従って、電気接続箱の通電状態にかかわらず、電気部品
の点検、即ち通電チェックを行うことができるので、他
の電源装置を用いる必要がない。
【0050】請求項4に記載された本発明によれば、点
検手段は、通電チェック対象の電気部品に対応する点検
用接続部と、その点検用接続部に挿着された通電チェッ
ク対象の電気部品の通電状態によって作動を判断させる
発光部とを備えている。このように点検手段を点検用接
続部と発光部とから構成すると、通電チェックをしよう
とする電気部品を点検用接続部に装着すれば、その装着
した電気部品の通電状態を発光部によって判断すること
ができる。即ち、通電チェックをしようとして装着した
電気部品に通電があれば、例えば発光部の発光により、
その電気部品の作動が正常であるかどうか作業者等に認
識させることができるという効果を奏する。また、この
ような点検手段を備えても、構成が簡単であるので、占
有するスペースを極力抑えることができ、電気接続箱が
大型にならないようにすることができるという効果を奏
する。
【0051】請求項5に記載された本発明によれば、発
光部を通電状態で発光する発光ダイオードで形成する。
これにより、発光ダイオードの発光により点検用接続部
に挿着された通電チェック対象の電気部品の作動を判断
することができるという効果を奏する。
【0052】請求項6に記載された本発明によれば、発
光部を通電状態で点灯するランプで形成する。これによ
り、ランプの点灯により点検用接続部に挿着された通電
チェック対象の電気部品の作動を判断することができる
という効果を奏する。
【0053】請求項7に記載された本発明によれば、電
気接続箱は、ケースに設けられた接続部を介して着脱可
能に接続される複数のヒューズ及びヒュージブルリンク
を有し、ケースの一部には接続部と隔離する段差部が設
けられている。そして、接続部を隔離する段差部に、ヒ
ューズ及びヒュージブルリンクをそれぞれ別個に挿着可
能な点検用接続部を形成するとともに、点検用接続部に
挿着されたヒューズ及びヒュージブルリンクの通電状態
によって作動を判断させる発光部を形成し、点検用接続
部にはバッテリからの電源が供給されている。これによ
り、ヒューズ及びヒュージブルリンクの不良、溶断発
見、又は、ヒューズ及びヒュージブルリンクの交換時の
通電チェックを容易に成し得ることができる。また、ケ
ースの一部に段差部を設けることによって、ヒューズ及
びヒュージブルリンクや他の電気部品との装着位置と点
検位置の区別が明確になり、誤組付けの対策を図ること
ができる。さらには、バッテリからの電源が点検用接続
部に供給されているので、常時ヒューズ及びヒュージブ
ルリンクに対する通電チェックを行うことができる。従
って、例えばヒューズの不良、溶断を確認しようとする
場合には、いちいち目視しなくても、そのヒューズを取
り外し、点検用接続部に装着すれば、正確に不良などを
発見することができるし、交換時の通電チェックも同様
に容易に行うことができる。また、組み付け作業時に誤
って作業者が点検用接続部にヒューズなどを装着してし
まうこともない。さらに、他の電源装置を用いなくても
迅速に通電チェックをすることができるという効果を奏
する。
【0054】請求項8に記載された本発明によれば、発
光部を通電状態で発光する発光ダイオードで形成する。
これにより、発光ダイオードの発光により点検用接続部
に挿着された通電チェック対象の電気部品の作動を判断
することができるという効果を奏する。
【0055】請求項9に記載された本発明によれば、電
気接続箱は、ケースに設けられた接続部を介して着脱可
能に接続されるリレーを有し、ケースの一部に接続部と
隔離する段差部が設けられている。そして、接続部を隔
離する段差部に、リレーを挿着可能な点検用接続部を形
成するとともに、その点検用接続部に挿着されたリレー
の通電状態によって作動を判断させる発光部を形成し、
点検用接続部にはバッテリからの電源が供給されてい
る。これにより、リレーの不良、又は、リレーの交換時
の通電チェックを容易に成し得ることができる。また、
ケースの一部に段差部を設けることによって、リレーや
他の電気部品との装着位置と点検位置の区別が明確にな
り、誤組付けの対策を図ることができる。さらには、バ
ッテリからの電源が点検用接続部に供給されているの
で、常時リレーに対する通電チェックを行うことができ
る。従って、リレーの不良を確認しようとする場合に
は、そのリレーを取り外し、点検用接続部に装着すれ
ば、正確に不良などを発見することができるし、交換時
の通電チェックも同様に容易に行うことができる。ま
た、組み付け作業時に誤って作業者が点検用接続部にリ
レーなどを装着してしまうこともない。さらに、他の電
源装置を用いなくても迅速に通電チェックをすることが
できるという効果を奏する。
【0056】請求項10に記載された本発明によれば、
発光部を通電状態で点灯するランプで形成する。これに
より、ランプの点灯により点検用接続部に挿着された通
電チェック対象の電気部品の作動を判断することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気接続箱の一実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】図1の点検手段に対する回路図である。
【図3】本発明による電気接続箱の他の一実施の形態を
示す斜視図である。
【図4】図3の点検手段に対する回路図である。
【図5】従来例の電気接続箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
21 電気接続箱 22 ケース 22a ヒューズキャビティ(接続部) 22b ヒュージブルリンクキャビティ(接続
部) 23 ヒューズ(電気部品) 24 ヒュージブルリンク(電気部品) 25 点検手段 26 段差部 27、28 点検用接続部 29、30 発光ダイオード(発光部) 31 バッテリ 41 電気接続箱 42 ケース 42c リレーキャビティ(接続部) 43 リレー(電気部品) 44 点検手段 45 段差部 46 点検用接続部 47、48 ランプ(発光部) 49 バッテリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱可能な電気部品を有する電気接続箱
    であって、前記電気部品とともに、該電気部品のうち少
    なくとも一種の通電チェックを行うことのできる点検手
    段を備えることを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱において、 前記点検手段は前記電気部品と隔離されていることを特
    徴とする電気接続箱。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電気接続
    箱において、 前記点検手段にはバッテリからの電源が供給されること
    を特徴とする電気接続箱。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれかに記載
    の電気接続箱において、 前記点検手段は通電チェック対象の前記電気部品に対応
    する点検用接続部と、該点検用接続部に挿着された前記
    通電チェック対象の電気部品の通電状態によって作動を
    判断させる発光部とを備えることを特徴とする電気接続
    箱。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電気接続箱において、 前記発光部を前記通電状態で発光する発光ダイオードで
    形成することを特徴とする電気接続箱。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の電気接続箱において、 前記発光部を前記通電状態で点灯するランプで形成する
    ことを特徴とする電気接続箱。
  7. 【請求項7】 ケースに設けられた接続部を介して着脱
    可能に接続される複数のヒューズ及びヒュージブルリン
    クを有する電気接続箱において、 前記ケースの一部に前記接続部と隔離する段差部を設
    け、 該段差部に、前記ヒューズ及びヒュージブルリンクをそ
    れぞれ別個に挿着可能な点検用接続部を形成するととも
    に、該点検用接続部に挿着された前記ヒューズ及びヒュ
    ージブルリンクの通電状態によって作動を判断させる発
    光部を形成し、 前記点検用接続部にはバッテリからの電源を供給するこ
    とを特徴とする電気接続箱。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電気接続箱において、 前記発光部を前記通電状態で発光する発光ダイオードで
    形成することを特徴とする電気接続箱。
  9. 【請求項9】 ケースに設けられた接続部を介して着脱
    可能に接続されるリレーを有する電気接続箱において、 前記ケースの一部に前記接続部と隔離する段差部を設
    け、 該段差部に、前記リレーを挿着可能な点検用接続部を形
    成するとともに、該点検用接続部に挿着された前記リレ
    ーの通電状態によって作動を判断させる発光部を形成
    し、 前記点検用接続部にはバッテリからの電源を供給するこ
    とを特徴とする電気接続箱。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電気接続箱におい
    て、 前記発光部を前記通電状態で点灯するランプで形成する
    ことを特徴とする電気接続箱。
JP10019572A 1998-01-30 1998-01-30 電気接続箱 Withdrawn JPH11220820A (ja)

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