JPH11220593A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH11220593A
JPH11220593A JP1861998A JP1861998A JPH11220593A JP H11220593 A JPH11220593 A JP H11220593A JP 1861998 A JP1861998 A JP 1861998A JP 1861998 A JP1861998 A JP 1861998A JP H11220593 A JPH11220593 A JP H11220593A
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JP1861998A
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Inventor
Michiya Harada
道也 原田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】読み取った画像をその原稿におけるページと共
に任意呼出し自在に記憶すると共に、既に記憶された一
連の画像やページに関するデータを操作できる原稿読取
装置の提供。 【解決手段】原稿を光学的に読み取る読取手段3と読み
取る原稿を切り換える切換手段とを備えた原稿読取手段
101と、原稿読取手段101において読み取った画像
を任意呼出し可能に記憶する記憶手段102とを有し、
記憶手段102が、読み取った原稿のページが何ページ
であるかのデータを、画像に対応して記憶する原稿読取
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を光学的に読
み取る原稿読取手段で読み取った画像を記憶すると共
に、その原稿におけるページが何ページであるかのデー
タを画像に対応して記憶する原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ等の画像形成装置
には一般に、シート原稿を連続的に読み取るためのAD
Fや、特開平6−253109号公報に記載されている
ようなブック原稿のページをめくりながら連続的に読み
取るためのページめくり手段等の切換手段を備えた原稿
読取装置が備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら切換手
段は、主として上述したような画像形成装置との組み合
わせにおいて製品化されているにすぎず、画像形成装置
においては、画像読取後すぐに画像形成を行うため、読
み取った画像を電子的なデータとして任意呼出し可能に
記憶することがなく、後に同じ画像を印刷しようとする
場合には再度画像読取を行い、重複した操作を繰り返し
行わう必要があった。また、画像データを記憶していな
かったため、画像データをその原稿におけるページ数の
データと共に記憶することもなかった。
【0004】よって当然、切換手段が適正に作動しなか
ったために原稿を読み飛ばしてしまい、後に読み飛ばし
た原稿の画像を加える必要がある場合や、何ページであ
るかのデータを新たに付与して更新する必要がある場合
など、一旦記憶した一連の画像あるいはページ数のデー
タに手を加える必要がある場合でも、そのような操作を
行う手段を具備しておらず、そのような修正・編集の操
作は不可能であった。
【0005】本発明は、読み取った画像をその原稿にお
けるページと共に任意呼出し自在に記憶すると共に、既
に記憶された一連の画像やページに関するデータを操作
できる原稿読取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、見開かれて載置されたブッ
ク原稿を光学的に読み取る読取手段とブック原稿のペー
ジめくりを行う切換手段とを備えた原稿読取手段と、上
記原稿読取手段において読み取った画像を任意呼出し可
能に記憶する記憶手段とを有し、上記記憶手段が、読み
取ったブック原稿のページが何ページであるかのデータ
を、上記画像に対応して記憶することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、シート原稿を光学
的に読み取る読取手段と読み取るためのシート原稿を切
り換える切換手段とを備えた原稿読取手段と、上記原稿
読取手段において読み取った画像を任意呼出し可能に記
憶する記憶手段とを有し、上記記憶手段が、読み取った
シート原稿のページが何ページであるかのデータを、上
記画像に対応して記憶することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の原稿読取装置において、上記記憶手段が、連続的
に記憶された一連の画像に併せて、上記読取手段で新た
に読み取った画像を記憶すると共に、これに応じ更新さ
れた上記データを記憶することができることを特徴とす
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか1つに記載の原稿読取装置において、上記デー
タを生成するためのデータ生成手段と、上記データ生成
手段で上記データを生成するための基礎データを入力す
るための入力手段とを有することを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の原
稿読取装置において、上記基礎データが、上記読取手段
による読取り開始ページおよび読取り終了ページ、また
は、上記読取手段による読取り開始ページおよび上記切
換手段による切り換え回数であることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の原稿読取装置において、上記入力手段により、上
記記憶手段に記憶された上記データを新たに記憶するこ
とができることを特徴とする。
【0012】
【実施例】図1に示すように、本発明を適用した原稿読
取装置100は、原稿を読み取る原稿読取手段101
と、原稿読取手段101において読み取った画像を任意
呼出し可能に記憶する記憶手段102と、原稿読取手段
101や記憶手段102等を制御する制御手段104
と、制御手段104に各種データを入力するための入力
手段105と、原稿読取手段101において読み取った
画像、記憶手段102に記憶されている画像のデータ、
各操作時の操作画面等を出力する出力手段103とを有
している。
【0013】入力手段105は、原稿の読取範囲、読取
開始ページ、読取終了ページ等に関する数字や、原稿読
取手段101における読取モードを2値にするか、多値
にするか等の読取条件や、原稿読取開始、読み取った画
像の検索開始等の各種情報を入力するためのものであっ
て、キーボード105aとマウス105bとを備えてい
る。入力手段105には、キーボード、マウスの他、上
述のような必要な情報を入力できるものであればその他
周知のものを採用することができる。
【0014】制御手段104は原稿読取装置100を全
体を制御するものであり、本実施例では内部にCPUを
有するパソコンが用いられているが、パソコンその他を
備えたワークステーションであってもよい。制御手段1
04は入力手段105により入力された各種データを処
理することにより、画像読取手段101の画像読取に関
する制御、記憶手段102に対する各種情報の入出力、
出力手段103へ表示する情報の出力等を行うものであ
る。
【0015】制御手段104はまた、入力手段105に
より入力された基礎データとしての、原稿読取手段10
1による読取開始ページおよび読取終了ページ、また
は、原稿読取手段101による読取開始ページおよび原
稿を何回連続して読み取ったかの読取回数により、原稿
読取手段101において読み取った画像が、原稿におけ
るページの何ページに当たるかの、ページに関する情
報、すなわちページデータを生成するデータ生成手段を
兼ねている。基礎データが読取開始ページおよび読取終
了ページの場合は、読み取る原稿がブック原稿か、シー
ト原稿かに応じて、ページめくり手段によるページめく
り回数を計算するようになっている。
【0016】出力手段103は、液晶表示素子を使用し
たモニターであるが、CRTを使用したものでもよく、
またプリントアウトを目的とした出力であれば複写機等
の画像形成装置を用いることもできる。記憶手段102
は、上記パソコン内に備えられたハードディスクである
が、書込み消去可能なCD−ROM RWやパソコンに
外設された光磁気ディスク等、原稿読取手段101で読
み取った画像を任意呼出し可能に記憶する記憶媒体であ
ればどのようなものでもよい。
【0017】図2に示すように、原稿読取手段101
は、上部28と底部29とからなり、底部29には、見
開かれたブック原稿30を載置される原稿載置台2を主
に有し、上部28には、原稿読取手段101の上面に配
置されたコンタクトガラス22上に載置される図示しな
いシート原稿または原稿載置台2上に見開かれて載置さ
れたブック原稿30を読み取る読取手段3と、読取手段
3とシート原稿またはブック原稿30とを相対的に移動
するための、駆動モータ5、プーリモータ6、タイミン
グベルト7、駆動プーリ8、従動プーリ9、タイミング
ベルト10等からなる移動手段11と、見開かれたブッ
ク原稿30の読取面を抑える抑えシート25、26とを
主に備えている。
【0018】原稿載置台2は、図2における紙面手前側
に引き出し可能であって、見開かれたブック原稿30の
各々の部分を載置される載置台2a、2bとを有し、載
置台2a、2bは詳細を説明しない周知の機構によりそ
れぞれ昇降可能になっている。読取手段3は、シート原
稿またはブック原稿30の読取面を光学的に走査する走
査光学系4と、コンタクトガラス12を保持する図示し
ない保持部材と、原稿載置台2上に載置されたブック原
稿30のページをめくるページめくり手段21とを、そ
の筐体であるキャリッジ16内に有する。ページめくり
手段については、特開平6−253109号公報に詳細
に記載されている。
【0019】走査光学系4は、ブック原稿読取面を照明
するための光源としての蛍光灯31a、31bと、ミラ
ー32、33、34と、レンズ35と、CCD基板から
なる光電変換素子としての読取素子36と、平生、実線
で示す位置に待機されている光路切換えミラー37と、
コンタクトガラス22上に載置されたシート原稿の画像
情報を読み取る際に使用される、シート原稿読取面を照
明する手段である光源としての蛍光灯38a、38bと
を有する縮小光学系からなる。
【0020】移動手段11は、読取手段3をシート原稿
またはブック原稿30に対して矢印a、bで示すように
往復動するものであって、読取手段3は、移動手段11
による矢印a方向への移動時にシート原稿またはブック
原稿30の読取りを行い、また矢印b方向への移動時に
ブック原稿30の読取の際には切換手段としてのページ
めくり手段21によりページめくりを行う。各抑えシー
ト25、26は、読取手段3の移動に伴って緊張及び弛
緩されないように、個々の巻取りローラ25a、26a
により、それぞれ張架される向きに巻き取られる構成に
なっている。
【0021】コンタクトガラス12は、矢印a、bで示
す移動手段11による移動方向と直交する紙面前後方向
に長く、ブック原稿30の読取時にブック原稿30の読
取面に摺接するものである。コンタクトガラス12は、
走査光学系4の走査光を通過させるための窓を有しこの
窓を下面から覆うように図示しない保持部材に接着固定
され、保持されるものである。
【0022】キャリッジ16は、シート原稿読取時に走
査光学系4の走査光を通過させるための窓16aと、ペ
ージめくりの際にめくられた原稿ページを受入れるスリ
ット16bとを有しており、めくられた原稿ページをス
リット16bに案内するための上ガイド23及び下ガイ
ド24をそれぞれ、スリット16の上下に固設されてい
る。上ガイド23、下ガイド24のそれぞれの略中央部
分には、めくられた原稿ページをスリット16b側に搬
送する方向に回転する、互いに対向するように配置され
た搬送ローラ46、47を設けられている。
【0023】ページめくり手段21は、読取手段3内に
設けられた駆動ローラ39及び従動ローラ40と、両ロ
ーラ39、40に巻回されブック原稿30の最上面に位
置する原稿ページを吸着してこの原稿ページをページめ
くり方向に向かって搬送するめくりベルト41と、駆動
ローラ39を支点として従動ローラ40を移動させて原
稿ページを吸着する水平位置から原稿ページを持ち上げ
る傾斜位置にめくりベルト41の原稿ページ吸着面を移
動させる図示しないベルト移動手段と、めくりベルト4
1の外周に圧接するように配置された帯電ローラ42
と、帯電ローラ42の図示しない軸に接続され帯電ロー
ラ42に高電圧を印加するための図示しない高圧の交流
電源とを有する。
【0024】駆動ローラ39は、その軸39aがアース
された、導電性の高いゴムローラである。帯電ローラ4
2はその軸を中心に、図示しない駆動手段によって回転
駆動されるものであって、軸を覆うローラ部は、体積抵
抗率108Ωcmのヒドリンゴム製であるが、体積抵抗
率についてはこれが107〜109Ωcm程度のものであ
って、通常帯電ローラに使用される周知の材質のもので
あってもよい。めくりベルト41は、合成樹脂性の2層
構造であり、表面は体積抵抗率1015Ωcmの高抵抗
層、裏面は体積抵抗率107Ωcmの中抵抗層である
が、多遺跡抵抗率について、表面は体積抵抗率1015Ω
cm以上の高抵抗層、裏面は体積抵抗率105〜107Ω
cmの中抵抗層であればよく、また合成ゴム製でもよ
い。
【0025】図3に示すように、軸39aの奥端には、
ギア43が固設されており、ギア43は読取手段3の外
部に設けられたピニオン44に係合した中間歯車45に
係合している。読取手段3の移動時には読取手段と一体
的に移動する中間歯車45とピニオン44とが相対移動
するため中間歯車45が回転駆動され、その回転によっ
て駆動ローラ39が駆動されるようになっている。図3
においては、帯電ローラ42その他の構成の図示を省略
している。
【0026】かかる構成において、ブック原稿30を読
み取る場合には、底部29を図2において手前側に引き
出し、原稿載置台2を露出させ、ブック原稿30を原稿
載置台2上に見開いて載置する。原稿読取手段101に
戻された状態で、原稿載置台2は、載置されたブック原
稿30の厚さや見開かれた左右の原稿頁の頁量の差に応
じて、見開かれたブック原稿30の左右の読取面を同一
平面に位置させるように左右独立して昇降する。
【0027】原稿載置台2上にブック原稿を載置した
後、蓋部28を閉じると、ブック原稿30が、蓋部28
の中央部に待機している読取手段3の真下に位置する。
この状態で、図示しない原稿載置台駆動機構が作動し、
ブック原稿30の左右の各読取面が抑えシート25、2
6の下面に圧接するまで、各載置台2a、2bがそれぞ
れ独立して上昇される。
【0028】読取手段3が駆動モータ5の駆動によりタ
イミングベルト10を介してブック原稿30の読取面に
沿って往復移動される時、各抑えシート25、26によ
り、ブック原稿30の左右の読取面が、常時所定の圧力
により押圧される。
【0029】操作者が入力手段105により基礎データ
として、見開いたブック原稿30の読取開始ページが何
ページであるか等を入力してから、原稿の読取を指示す
ると、制御手段104から原稿読取手段101に備えら
れた図示しない制御回路に送られ、この制御回路が、原
稿読取手段101の読取手段3の駆動や読取操作、ペー
ジめくり手段21を制御して原稿の読取を開始させる。
読取手段3は、図2においてブック原稿30の左端から
矢印a方向へ走査移動する際には、走査光学系4によっ
て、ブック原稿30の見開かれた原稿ページ面の画像情
報の読取走査を行う。この場合、ページめくり手段21
は図2に図示されている位置から駆動ローラ39を中心
に回動して所定の角度持ち上がった状態になっており、
めくりベルト41はブック原稿30の読取面から退避し
ている。
【0030】読み取った画像は、原稿読取手段101に
備えられた制御回路において、入力手段105からの指
示により2値化、多値化等の画像処理が施され、画像デ
ータ48(図4)とされる。この画像データ48は、制
御手段104を介して記憶手段102に送られて記憶さ
れる。この際、制御手段104は、入力手段105によ
り入力された基礎データに基づいて生成したページデー
タ49(図4)を記憶手段102に送り、画像データ4
8に対応させて記憶させる。
【0031】ブック原稿30の見開かれたページの読取
が終了し、読取手段3が原稿読取手段101の図1にお
ける右端部まで移動すると、ページめくり手段21は図
1に示した水平な状態となり、読取手段3が矢印b方向
に移動を開始する。読取手段3がピニオン44に相対移
動することにより、中間歯車45、ギア43が回転し、
駆動ローラ39が回転駆動され、めくりベルト41は、
めくった原稿ページを上下ガイド23、24に移動させ
る方向に回転移動する。
【0032】めくりベルト41の回転移動が開始される
と、帯電ローラ42がめくりベルト41を帯電させる。
帯電ローラ42には一定の周波数の高電圧を印加し、読
取手段3は一定の速度で矢印b方向に移動するので、め
くりベルト41の表面にはプラスとマイナスの縞状の帯
電パタンが形成される。具体的には、読取手段3の移動
速度が240mm/s、交流電源の周波数が60Hzに
設定されているので、めくりベルト41の表面には4m
m周期の帯電パタンが形成される。
【0033】読取手段3が矢印b方向に移動するにとも
ない、帯電されためくりベルト41が、その不平等電界
による吸引力により、ブック原稿30の図1における右
側端部を電気的に吸着し、その後再び従動ローラ40が
持ち上がる。さらなる読取手段3の移動及びめくりベル
ト41の回転により、めくられた原稿ページは上下ガイ
ド23、24および図示しない回転駆動手段によって回
転駆動されている搬送ローラ46、47によってガイド
される。めくられた原稿ページは、スリット16bの存
在により、端部がキャリッジ16の内壁面に当接して折
れ曲がったりすることはない。
【0034】さらに読取手段3が矢印b方向に移動し、
ブック原稿30の中央部を通過すると、搬送ローラ4
6、47の駆動が遮断され、原稿ページは上下ガイド2
3、24間から引き出され、読取手段3が原稿読取手段
101の図1における左端部に移動するとページめくり
は終了する。これら画像の読取操作とページめくりが入
力手段105による操作者の指示に基づいて所定回繰り
返して行われると読取が終了する。
【0035】走査光学系4は、光路切換えミラー37を
破線で示すようにブック原稿30の読取光路に介在させ
ることによって、コンタクトガラス22上に載置された
シート原稿の画像情報を読み取ることもできる。シート
原稿としては、ルーズリーフにはめ外し自在に綴じられ
たものを分離した状態のものや、ステープラによって綴
じられ製本されたものを分離した状態のもの等が挙げら
れる。読取前のシート原稿が図示しない周知の構成の切
換手段としてのADFによりコンタクトガラス22上に
一枚ずつ供給されると共に、読取が終了したシート原稿
が排出されることにより、シート原稿の切り換えが行わ
れる。読取の際シート原稿は図示しない厚板によりコン
タクトガラス22に押しつけられる。シート原稿の画像
情報を読み取る場合には、蛍光灯31a、31bでなく
蛍光灯38a、38bが使用される。
【0036】ページめくり手段21によるブック原稿3
0のページめくり、ADFによるシート原稿の給紙は、
ページめくり手段21、ADFが正常に作動すれば通常
一枚ずつ行われるが、原稿が汚れておりページ同士が付
着していたりすると、複数枚が一度にめくられ、あるい
は給紙されることにより、いわゆる読み飛ばしが発生す
ることがある。
【0037】図4によりこれを具体的に説明する。入力
手段105により、ブック原稿30を読み取ること、読
取開始ページがnページであること、読取回数が4回で
あることを入力し、読取開始を指示すると、上述したよ
うな、読取手段3によるブック原稿30の読取およびペ
ージめくり手段21によるブック原稿30のページめく
りが行われ、これにともない、画像データ48、ページ
データ49が記憶手段102に記憶される。読み取る対
象がブック原稿30であるから、ページデータ49は、
図4においてL、Rで示されているように、見開いて左
側、右側のページについてそれぞれ生成される。
【0038】からまではページめくりが正常に行わ
れ、それにともないページデータ49もカウントアップ
されて記憶手段に記憶されているが、2回目の読取操作
終了後、2回目のページめくりの際、ページめくりが正
常に行われず、2ページ同時にめくってしまうと、ブッ
ク原稿30におけるn+4、n+5ページの読み飛ばし
が発生してしまい、に示すように、実際にはブック原
稿30におけるn+6、n+7ページが読み取られ、記
憶手段102に記憶される画像データ48がn+6、n
+7ページのものであるにもかかわらず、それに対応す
るページデータ49としてはn+4、n+5が記憶され
てしまう。
【0039】そして3回目のページめくりが正常に行わ
れると、に示すように、本来、読取を行うことを指示
していないn+8、n+9ページの原稿が読み取られて
記憶手段102に記憶され、ページデータ49として
は、ブック原稿30におけるページには対応しないが本
来的には正常なn+6、n+7が記憶される。すなわ
ち、ページめくりが1度でも正常に行われないと、それ
以降の画像データ48が、本来読み取られるはずの画像
データ48ではなくなってしまい、画像データ48とペ
ージデータ49とがすべて対応しなくなる。
【0040】したがって、後に、記憶手段102に記憶
されているこのブック原稿30に関するデータの呼出し
すなわち検索を行おうとして、入力手段105により、
出力手段103にn+4および/またはn+5ページの
画像を表示することを指示すると、実際には、ブック原
稿30におけるn+6およびn+7ページの画像が表示
されてしまい、正常な検索ができないこととなる。
【0041】よってかかる場合には、読み飛ばしてしま
ったブック原稿30におけるn+4、n+5ページを新
たに読み取って、ブック原稿30に関する一連のデータ
に追加、ここでは挿入する必要がある。それには、ブッ
ク原稿30のn+4、n+5ページを見開いて原稿載置
台2にセットし、入力手段105により、ブック原稿3
0に関するデータを修正すること、および基礎データと
して、挿入するページがブック原稿30におけるn+
4、n+5であることを入力して、読み取りを開始す
る。
【0042】制御手段104は、図4のに示すように
原稿読取手段101から送られてきた画像データ48
と、これに対応する、基礎データによって生成した、読
み取った原稿30におけるページがn+4、n+5ペー
ジであるとのページデータ49とを記憶手段102に送
り、ないしの一連の画像データ48、ページデータ
49に併せて記憶させる。さらに、制御手段104は連
続的に記憶されたないしの一連の画像データ48の
うち、、における画像データ48に対応して記憶さ
れているページデータ49をそれぞれ、n+6およびn
+7、n+8およびn+9と更新して記憶手段102に
記憶させる。ブック原稿30のページデータ49を修正
する場合であって、新たに読み取る回数が1回であると
きは、修正すべきページデータ49に2を足すことによ
って新たなページデータ49を生成することができる。
新たに読み取る回数が2回以上である場合であっても、
それに応じて新たなページデータ49を生成できる。
【0043】この際、古いデータは、新たなデータをこ
れに上書きして消去してもよいし、データを修正したこ
とを記録するために、古いデータであることを明らかに
して、残しておいてもよい。本来読み取るはずでなかっ
た、n+8、n+9ページのデータについても、残して
おいてもよいし、消去してもよい。ブック原稿30にお
けるページとはなんら関係のないページを、画像データ
48に対応して新たに記憶させることもできるが、この
場合は画像の最初のページさえ指定すれば、自動的にそ
れ以降のページを変更することができる。これらは入力
手段105によって適宜指示することができる。
【0044】データを追加する必要が生ずるの場合とし
ては、読み飛ばしが発生した場合だけではなく、既に記
憶されているデータより前のページを読み取り、その既
に記憶されている、一連の、あるいは1つの画像のデー
タに併せて記憶させる場合もある。その場合には、既に
記憶されているページデータを、新たに読み取るページ
数に応じて更新することにより対応できる。
【0045】ページめくり手段21が本実施例と異なり
見開かれたページの左側のページをめくるように構成さ
れておりページをめくることによってブック原稿30に
おけるページが減る場合や、縦書きのブック原稿30に
よくあるように右ページをめくるとページが減少するブ
ック原稿を読み取る場合などは、入力手段によりその旨
をインプットし、制御手段104によりページデータ4
9を生成する場合、ページめくりを行うにつれてページ
データをカウントダウンして生成することができる。
【0046】ブック原稿30ではなくシート原稿を読み
取る場合も、同様にして画像データ、ページデータを記
憶することができる。この場合、基本的にはシート原稿
1枚に対してページデータを1つカウントすることとな
るが、例えば、シート原稿がブック原稿を見開いて2ペ
ージ分を一度にコピーしたものである場合等、シート原
稿1枚に、複数のページが印刷されている場合には、そ
の旨を入力手段105で入力し、制御手段104におい
て、そのページ数に応じたページデータのカウントを行
うことができる。
【0047】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はブック原稿およびシート原稿の何れをも読み取る原稿
読み取り手段にのみ適用されるべきものではなく、ブッ
ク原稿のみ、あるいはシート原稿のみを読み取る原稿読
取手段を備えた原稿読取装置に適用可能である。ブック
原稿を読み取る原稿読取装置に適用する場合、ページめ
くり手段と原稿読取手段とが別体に設けられていてもよ
い。また本発明は、原稿読取手段としてスキャナを備え
たファイリングシステム等に適用できる。記憶された画
像データを出力手段で出力する際に、ページデータを並
列して表示するか否かは適宜選択可能である。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、見開かれ
て載置されたブック原稿を光学的に読み取る読取手段と
ブック原稿のページめくりを行う切換手段とを備えた原
稿読取手段と、原稿読取手段において読み取った画像を
任意呼出し可能に記憶する記憶手段とを有し、記憶手段
が、読み取ったブック原稿のページが何ページであるか
のデータを、画像に対応して記憶するので、切換手段に
よって自動的にページめくりを行うと共に読み取った画
像が何ページの画像であるかを記憶でき、また大量の情
報が記憶された場合でも容易に必要な画像を検索するこ
とができる原稿読取装置を提供することができる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、シート原稿
を光学的に読み取る読取手段と読み取るためのシート原
稿を切り換える切換手段とを備えた原稿読取手段と、原
稿読取手段において読み取った画像を任意呼出し可能に
記憶する記憶手段とを有し、記憶手段が、読み取ったシ
ート原稿のページが何ページであるかのデータを、画像
に対応して記憶するので、切換手段によって自動的に読
み取る原稿の切り換えを行うと共に読み取った画像が何
ページの画像であるかを記憶でき、また大量の情報が記
憶された場合でも容易に必要な画像を検索することがで
きる原稿読取装置を提供することができる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、記憶手段
が、連続的に記憶された一連の画像に併せて、読取手段
で新たに読み取った画像を記憶すると共に、これに応じ
更新されたデータを記憶することができるので、ページ
の読み飛ばしに起因して新たに原稿を読み取り、挿入す
る必要がある場合や、既に記憶されているデータに併せ
てその前のページのデータを追加する場合に、ページに
関する、更新されたデータを、画像に関するデータに対
応させて記憶させることができる原稿読取装置を提供す
ることができる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、ページに関
するデータを生成するためのデータ生成手段と、データ
生成手段でデータを生成するための基礎データを入力す
るための入力手段とを有し、入力手段によって入力され
た基礎データに応じ、データ生成手段において自動的に
ページに関するデータを生成できるから、画像に関する
データを追加する際等において、ページに関するデータ
を自動的に生成して更新することができ、更新すべきデ
ータを、更新すべき回数分逐一入力する必要がなく、簡
易に修正等の操作ができる操作性の向上した原稿読取装
置を提供することができる。
【0052】請求項5記載の発明によれば、基礎データ
が、読取手段による読取り開始ページおよび読取り終了
ページであっても、読取手段による読取り開始ページお
よび切換手段による切り換え回数であってもよいので、
入力する基礎データを適宜選択することができるため自
由度が高く操作性が向上した原稿読取装置を提供するこ
とができる。
【0053】請求項6記載の発明によれば、入力手段に
より、記憶手段に記憶されたページに関するデータを新
たに記憶することができるので、画像に関するデータを
追加しない場合であっても、画像に関するデータに対応
するページに関するデータのみについて簡易に修正等の
操作ができる操作性の向上した原稿読取装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した原稿読取装置を示すブロック
図である。
【図2】図1に示した原稿読取手段の概略正面図であ
る。
【図3】ページめくり手段の駆動機構を示す概略正面図
である。
【図4】読み取られたブック原稿に関するデータが記憶
される態様を示す概念図である。
【符号の説明】
3 読取手段 21 切換手段 30 ブック原稿 49 ページのデータ 100 原稿読取装置 101 原稿読取手段 102 記憶手段 104 データ生成手段 105 入力手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】見開かれて載置されたブック原稿を光学的
    に読み取る読取手段とブック原稿のページめくりを行う
    切換手段とを備えた原稿読取手段と、 上記原稿読取手段において読み取った画像を任意呼出し
    可能に記憶する記憶手段とを有し、 上記記憶手段が、読み取ったブック原稿のページが何ペ
    ージであるかのデータを、上記画像に対応して記憶する
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】シート原稿を光学的に読み取る読取手段と
    読み取るためのシート原稿を切り換える切換手段とを備
    えた原稿読取手段と、 上記原稿読取手段において読み取った画像を任意呼出し
    可能に記憶する記憶手段とを有し、 上記記憶手段が、読み取ったシート原稿のページが何ペ
    ージであるかのデータを、上記画像に対応して記憶する
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の原稿読取装置にお
    いて、上記記憶手段は、連続的に記憶された一連の画像
    に併せて、上記読取手段で新たに読み取った画像を記憶
    すると共に、これに応じ更新された上記データを記憶す
    ることができることを特徴とする原稿読取装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3の何れか1つに記載の原
    稿読取装置において、上記データを生成するためのデー
    タ生成手段と、上記データ生成手段で上記データを生成
    するための基礎データを入力するための入力手段とを有
    することを特徴とする原稿読取装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の原稿読取装置において、上
    記基礎データは、上記読取手段による読取り開始ページ
    および読取り終了ページ、または、上記読取手段による
    読取り開始ページおよび上記切換手段による切り換え回
    数であることを特徴とする原稿読取装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の原稿読取装置にお
    いて、上記入力手段により、上記記憶手段に記憶された
    上記データを新たに記憶することができることを特徴と
    する原稿読取装置。
JP1861998A 1998-01-30 1998-01-30 原稿読取装置 Pending JPH11220593A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545548A (ja) * 2005-05-18 2008-12-18 レボプリント・リミテッド 予め綴じられたページブロックを用いた本印刷および製本のためのシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545548A (ja) * 2005-05-18 2008-12-18 レボプリント・リミテッド 予め綴じられたページブロックを用いた本印刷および製本のためのシステム

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