JPH11220286A - シールドケーブルの接地構造 - Google Patents

シールドケーブルの接地構造

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JPH11220286A
JPH11220286A JP10033739A JP3373998A JPH11220286A JP H11220286 A JPH11220286 A JP H11220286A JP 10033739 A JP10033739 A JP 10033739A JP 3373998 A JP3373998 A JP 3373998A JP H11220286 A JPH11220286 A JP H11220286A
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JP
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chassis
shielded cable
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long
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JP10033739A
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Akiyoshi Sumi
昭義 角
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールドケーブルをシャーシに接続させて接
地を行なう際に、線径が異なる複数のケーブルを容易に
取り付けることができると共に、簡便な作業で確実にシ
ールドケーブルをシャーシに接地させることができるよ
うにする。 【解決手段】 シャーシ11に導電状態で取り付けたブラ
ケット12にゴムなどで形成した管状体15a に金属メッシ
ュからなるカバー体15b を被覆した棒状端子体15を一対
止着すると共に、これら棒状端子体15を適宜な圧力で密
着させた状態とする。この一対の棒状端子体15にシール
ドケーブル10を挿通させると棒状端子体15の弾性力によ
って該シールドケーブル10が挟持される。挟持された部
分の該シールドケーブル10の絶縁被覆を剥離させて、こ
れらシールドケーブル10と棒状端子体15との接触状態を
確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールドケーブ
ルを電子機器のシャーシに接地するためのシールドケー
ブルの接地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の配線に使用されるシールドケ
ーブルは電子機器、電子装置のシャーシやフレームに接
地される必要がある。図4は、従来のシールドケーブル
の接地構造を示す概略の斜視図で、電子機器のシャーシ
の一部を形成する取付金具部1にクランプ金具2を用い
てケーブル3を挟持させる構造となっている。ケーブル
3の一部であって取付金具部1とクランプ金具2によっ
て挟持される部分は、絶縁被覆の代りに導電体で芯線を
被覆したケーブル接地部3aが形成されている。また、ク
ランプ金具2は止めネジ4を締め付けることによって取
付金具部1に止着される。
【0003】上記図4に示す接地構造では、クランプ金
具2を止めネジ4によって止着する作業に手間がかかっ
てしまい、かつ複数のケーブル3を接地する場合にはそ
れぞれのケーブル3について取付作業を行なわなければ
ならないから、作業性やケーブルの収容効率が悪かっ
た。さらに、複数のケーブル3を接地する場合であっ
て、それぞれのケーブル3の線径が異なっている場合に
は、それぞれに対応させてクランプ金具2が必要とな
り、部品の種類が多くなって、その管理が煩雑であっ
た。そこで、線径の異なる複数のケーブルの取付を確実
に行なえるようにしたシールドケーブルの接地構造とし
て、例えば実開平4−113495号公報に記載された
シールドケーブルの接地兼固定構造がある。
【0004】上記シールドケーブルの接地兼固定構造
は、中心孔とこの中心孔に連なるすり割りを有し、長さ
方向に傾斜した周面を有する導電性弾性体からなるパッ
キンをケーブルのシース剥離部に嵌め込み、本体装置の
フレームないしこれに装着されたアース接続板と押え金
具とでパッキンの傾斜した周面を挟持する構造とされた
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たシールドケーブルの接地兼固定構造では、押え金具を
フレームなどに止着してケーブルをこれら押え金具とフ
レームなどとに挟持させる構造であるため、押え金具を
フレームなどに止着させる作業を要する。押え金具をフ
レームに止着させるために、前記クランプ金具2を止着
させる場合と同様に止めネジなどが用いられており、こ
の止着作業に手間がかかって、取付作業の煩雑さを解消
するという点においては十分とは言えない。
【0006】そこで、この発明は、線径が異なる複数の
ケーブルであっても容易に取り付けることができ、ケー
ブルを確実にシャーシなどに接地させることができるシ
ールドケーブルの接地構造を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係るシールドケーブ
ルの接地構造は、電気機器のシャーシなどに導通させた
状態で、互に平行に前記シャーシに止着させて配設した
一対の長尺端子体と、シャーシなどの一部であって前記
長尺端子体が臨んだ部分に形成した開口とからなり、前
記一対の長尺端子体の一方または双方に弾性を備えさ
せ、前記開口を挿通させたシールドケーブルの一部を該
一対の長尺端子体で挟持することによりシールドケーブ
ルと長尺端子体とが導通することを特徴としている。
【0008】接地させる際にはシールドケーブルの一部
を前記一対の長尺端子体で挟持させる。これにより該長
尺端子体とシールドケーブルとが導通し、該長尺端子体
は前記シャーシなどに導通させてあるから、該シールド
ケーブルはシャーシなどと導通し、接地されることにな
る。しかも、長尺端子体は弾性を備えているため、この
弾性力によってシールドケーブルを確実に保持すると共
に、該長尺端子体とシールドケーブルとの接触状態が確
実に維持される。しかも、一対の長尺端子体の間部分に
シールドケーブルを挿通させる作業だけであるから、取
付作業などが簡便となる。
【0009】前記長尺端子体を直接シャーシなどに止着
させることもできるが、シャーシの外面に取付具などが
露呈しては不都合となる場合などもあり、斯かる場合に
適した構造として、請求項2の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造は、電気機器のシャーシなどに導通させ
た状態で、互に平行に配設した一対の長尺端子体と、前
記長尺端子体を取り付けるために前記シャーシなどに固
定したブラケットと、シャーシなどの一部であって前記
長尺端子体が臨んだ部分に形成した開口とからなり、前
記一対の長尺端子体の一方または双方に弾性を備えさ
せ、前記開口を挿通させたシールドケーブルの一部を該
一対の長尺端子体で挟持することによりシールドケーブ
ルと長尺端子体とが導通することを特徴としている。
【0010】前記ブラケットはシャーシなどを形成する
際に、該シャーシなどを形成する板材の一部を切り起こ
して形成したものであっても、シャーシなどとは別体に
止めネジなどによってシャーシなどに固定するものであ
っても構わない。このブラケットをシャーシなどの一部
を切り起こして形成したものであれば、前記開口はこの
切り起こした後の部分として形成される。シールドケー
ブルを前記長尺端子体に挟持させれば、該シールドケー
ブルは確実に保持され、該長尺端子体とシールドケーブ
ルとの接触状態が確実に維持される。
【0011】また、請求項3の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造は、前記一対の長尺端子体の一方又は双
方を弾性を有する管体によって形成したことを特徴とし
ている。
【0012】前記長尺端子体はスポンジゴムなどのよう
にそれ自体で弾性を備えた材料を用いて形成しても構わ
ないが、適宜な強度を備えると共に弾性を備える構造と
して管体で構成すれば、該管体が容易に圧潰され、圧潰
力が除去されれば原形状に復元される。また、圧潰力が
加えられない部分は圧潰されないから、前記開口の部分
を塞いだ状態に維持される。なお、一対の長尺端子体の
双方を管体で形成しても、あるいは一方のみを管体で形
成しても構わない。一方のみを管体で形成する場合に
は、他方の長尺端子体を平板や帯板としてシールドケー
ブルとの接触面を平面に形成することもできるので、長
尺端子体の一方を前記ブラケットの一部で形成すること
もできる。
【0013】また、請求項4の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造は、前記長尺端子体を、主体の外周面を
網目状の金属によるカバー体で被覆してシャーシなどと
シールドケーブルとを導通させることを特徴としてい
る。
【0014】長尺端子体自体を導電性を備えた材料によ
って形成するものであっても構わないが、シールドケー
ブルと接触する部分が導電性を備えれば十分である。し
かも、弾性と共に適宜な強度を備えることが望ましく、
そのため、長尺端子体を網目状の金属で被覆してある。
このため、該長尺端子体として例えば金属メッシュ付ガ
スケットなどを利用することができる。
【0015】また、請求項5の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造は、前記一対の長尺端子体を、その外周
を円状に形成し、該円の中心を結ぶ直線をシャーシなど
の面に対して適宜に傾かせて配設したことを特徴として
いる。
【0016】シールドケーブルはシャーシの面に対して
直角方向から一対の長尺端子体に挿入される。他方、前
記直線をシャーシの面に対して傾かせてあるため、一対
の長尺端子体の中心のシャーシの面への投影点の間の距
離は中心を結ぶ直線の距離よりも短い。このため、これ
ら一対の長尺端子体に挿通されたシールドケーブルはそ
れぞれの長尺端子体からの復元力を強く受けることにな
り、確実に保持されると共に、接触状態が確実に維持さ
れる。しかも、シャーシの面への投影では、一対の長尺
端子体の一部同士が重畳した状態となるから、前記開口
が塞がれた状態が確実に維持されることになる。
【0017】また、請求項6の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造は、前記一対の長尺端子体にクリップ部
材を設け、前記シャーシなどまたはブラケットに該クリ
ップ部材を挿入する透孔を形成し、該クリップ部材を該
透孔に挿入させて長尺端子体を配設することを特徴とし
ている。
【0018】長尺端子体をブラケットやシャーシなどに
固定するためには前記クリップ部材を前記透孔に挿入す
ればよく、簡単な作業で長尺端子体を配設することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係るシールドケーブルの接地
構造を具体的に説明する。
【0020】図1はこの接地構造によってシールドケー
ブル10を電気機器などのシャーシ11の一部に接続させ
て、該電気機器などの回路を接地させた状態を示す概略
の斜視図である。シャーシ11の一部にはケーブル10を挿
通させるための開口部11a が形成されており、この開口
部11a に臨んでブラケット12が配設されている。このブ
ラケット12は、帯板状の支持部12a とその両端に該支持
部12a に対してほぼ直角に折曲形成されたフランジ部12
b を備えた形状に形成されている。このフランジ部12b
を前記開口部11a の縁部に重ねて、シャーシ11の内面に
溶着あるいは接着その他ネジ止めなどによって止着して
あり、シャーシ11に止着された状態では、支持部12a が
シャーシ11の面に対してほぼ直角となるようにしてあ
る。また、このブラケット12には、例えばニッケル鍍金
を施して導電性を備えさせてある。なお、後述するよう
に長尺端子体をゴムなどで形成する場合には、このブラ
ケット12の表面は化学的絶縁被覆のない状態が望まし
い。また、図1に示す実施形態では、複数のブラケット
12を配設したものとして示してあるが、一対のブラケッ
ト12があれば一対の長尺端子体を支持することができ
る。あるいは、このブラケット12を、その両端部の断面
がほぼコ字形状であって、中央部の断面が該コ字形から
中央部の連結腕の部分を除いた形状に形成したものであ
ってもよく、斯かる形状の場合には、少なくとも単一の
ブラケットをシャーシ11に止着すればよい。
【0021】長尺端子体としての棒状端子体15は図1に
示すように、管体によって形成されており、一対の棒状
端子体15によって1組の支持構造が形成される。この棒
状端子体15は、シリコンやネオプレーンなどのゴム材そ
の他の弾性を備えた管状体15a の外周面を、導電性を備
えた網目状の金属で形成したカバー体15b で被覆して構
成されており、例えば金属メッシュ付ガスケットを利用
することもできる。なお、管状体15a はシリコンやネオ
プレーンのゴム材が望ましいが、同等の弾性及び耐久性
を得られるのであれば、発泡系材料を使用することもで
きる。また、カバー体15b には、銅、スズ等の合金が望
ましいが、同等の導電性と柔軟性を備えさせることがで
きれば、他の材料を使用することもできる。
【0022】一対の棒状端子体15は、前記ブラケット12
に止着されている。棒状端子体15をブラケット12に止着
するには、接着やろう付けによって行なうことができる
が、図2に示すように、棒状端子体15にクリップ部材16
を設けた構造によって行なうこともできる。すなわち、
棒状端子体15に先端が矢状に形成されたクリップ部材16
を止着し、ブラケット12に該クリップ部材16の首部が挿
通する大きさの透孔を形成し、該クリップ部材16の先端
部を該透孔に押込むことにより棒状端子体15をブラケッ
ト12に止着するようにしてある。そして、ブラケット12
に止着された状態において、一対の棒状端子体15の外周
面が密着する状態となるようにしてある。棒状端子体15
がブラケット12に止着された状態においては、図1に示
すように、一対の棒状端子体15の中心を結ぶ直線がシャ
ーシ11の面とほぼ平行となったものであっても、また、
図2に示すように、中心線を結ぶ直線がシャーシ11の面
に対して適宜に傾いた状態となっても構わない。いずれ
の場合も、棒状端子体15が密着することによって前記開
口部11a が閉塞された状態となるようにしてある。な
お、図2に示すように、棒状端子体15の中心を結ぶ直線
をシャーシ11の面に対して傾けてあって、棒状端子体15
の外周面が密着するようにしてあれば、該棒状端子体15
のシャーシ11の面に対する投影が確実に前記開口部11a
を閉塞することになる。
【0023】シールドケーブル10の一部であって接地さ
せるための部分には、絶縁被覆が剥離されて、ケーブル
接地部10a が形成されている。
【0024】以上により構成されたこの発明に係るシー
ルドケーブルの接地構造の実施形態について、その作用
を以下に説明する。
【0025】シールドケーブル10を接地させるために
は、該シールドケーブル10を一対の棒状端子体15の間に
挿通させればよい。このとき、ケーブル10の前記ケーブ
ル接地部10a が棒状端子体15に接触するようにする。棒
状端子体15は、ブラケット12に止着されて、該ブラケッ
ト12を介してシャーシ11と導通しているため、シールド
ケーブル10を介してこれに接続された図示しない回路が
シャーシ11に接地されることになる。
【0026】一対の棒状端子体15は弾性を備えているの
で、ケーブル10を挟持した状態で、現形状に復帰しよう
とすることになり、ケーブル10が確実に挟持される。す
なわち、ケーブル10を挟持した棒状端子体15は、図2に
示すように、原形状である円筒形から圧潰された形状と
なってケーブル10を挟持し、原形状である円筒形に復元
しようとする力がケーブル10を強く挟持することにな
る。
【0027】しかも、ケーブル10を挟持した部分は棒状
端子体15の一部であって、その他の部分は圧潰されるこ
とがないから外周面を密着した状態に維持される。この
ため、開口部11a の閉塞状態が維持され、シャーシ11の
内部がシールドされた状態が維持される。
【0028】図3は他の実施形態を示すもので、棒状端
子体15によって挟持されるシールドケーブル10の径や本
数によっては、棒状端子体15の両端部を止着すれば十分
となる場合がある。斯かる場合には、棒状端子体15を複
数箇所において止着させる必要がない。そこで、図3に
示すように、シャーシ11に形成された開口部11a の縁部
において、該シャーシ11に直接前記クリップ部材16を挿
通する透孔を形成して、棒状端子体15をシャーシ11に止
着した構造とすることもできる。
【0029】上述した構造において、圧縮率10%、接
触抵抗0.05Ω以下で接触させて配設した棒状端子体
15に、圧縮率50%以上となる径の外部インターフェー
ス用ケーブル10を挿通させた状態で、接触抵抗0.01
以下となり、良好な接地状態を得ることができた。
【0030】なお、ここに説明した実施形態は本発明の
好ましい一形態であって、本発明はこれに限定されるも
のではなく、要旨を逸脱しない範囲において種々変形し
て実施することができることは勿論である。例えば、本
実施形態では、一対の長尺端子体のいずれも、管状体15
a の外周面にカバー体15b を被覆して棒状端子体とした
ものを示したが、いずれか一方の長尺端子体をこの棒状
端子体15の構造とし、他方の長尺端子体は板材によって
形成することもできる。この構造とする場合、一方の棒
状端子体15を十分に他方の長尺端子体に押圧して適宜に
圧潰させた状態とし、ケーブル10を挿通させた状態にお
いて、該ケーブル10が挿通されていない部分では、一方
の棒状端子体15が他方の板状の長尺端子体から離隔しな
いようにして前記開口部11a の閉塞状態を確保する。
【0031】また、ブラケット12をシャーシ11とは別体
にし、該ブラケット12をシャーシ11の面に固着した構造
について説明したが、シャーシ11の前記開口部11a を形
成した部分を起立させてブラケットを構成することもで
きる。斯かる構造では、シャーシ11とブラケット12とを
一体に成型できるので、シャーシ11の加工と同時にブラ
ケット12を形成することができ、加工作業が簡便とな
る。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明に係る
シールドケーブルの接地構造によれば、弾性を備えた一
対の長尺端子体にケーブルを挟持させるだけで接地のた
めの取付作業が完了するから、煩雑な作業を要すること
がなく、しかも種々の径のケーブルを挟持させることが
できる。また、ケーブルを挿通させた部分以外の部分で
は長尺端子体は接触状態を保つことができ、ケーブルを
挿通させた開口の閉塞状態を維持することができる。
【0033】また、請求項2の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造によれば、長尺端子体を複数箇所におい
てブラケットに止着させることができるので、不用意に
長尺端子体がブラケットから離脱してしまうことがな
く、長尺端子体の各部分をほぼ均一の圧力で密着させる
ことができ、接地状態の確保と開口の閉塞状態の維持を
確実に果すことができる。
【0034】また、請求項3の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造によれば、簡単な構造で長尺端子体に適
宜な弾性を備えさせることができると共に、該管体の肉
厚などを変更することにより、所望の弾性力と耐久性を
備えさせることができる。
【0035】また、請求項4の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造によれば、ゴム材などによって形成した
主体の外周面に網目状の金属被覆することによって長尺
端子体を構成するから、該長尺端子体の成形加工を容易
に行なうことができる。しかも、網目状金属の被覆によ
って確実に接地状態を維持させることができる。
【0036】また、請求項5の発明に係るシールドケー
ブルの接地構造によれば、一対の長尺端子体のシャーシ
の面に対する投影が重畳した状態となるから、確実に開
口を閉塞することができると共に、ケーブルを挿通した
状態においても確実に密着状態を維持させることがで
き、ケーブルと長尺端子体との接触状態を保つことがで
きる。
【0037】さらに、請求項6の発明に係るシールドケ
ーブルの接地構造によれば、クリップ部材をブラケット
などに形成した透孔に挿通させることにより長尺端子体
を該ブラケットに簡単に止着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る接地構造によってシールドケー
ブルを支持した状態を示す概略の斜視図である。
【図2】図1に示す実施形態を改良した実施形態によっ
てシールドケーブルを支持した状態を示す図で、図1の
A−A線に沿って切断して示す断面図に相当する図であ
る。
【図3】この発明に係るシールドケーブルの接地構造の
他の実施形態を示す図で、図2に相当する断面図であ
る。
【図4】従来のシールドケーブルの接地構造を示す概略
の斜視図である。
【符号の説明】
10 シールドケーブル 10a ケーブル接地部 11 シャーシ 11a 開口部(開口) 12 ブラケット 15 棒状端子体(長尺端子体) 15a 管状体(主体) 15b カバー体 16 クリップ部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器のシャーシなどに導通させた状
    態で、互に平行に前記シャーシに止着させて配設した一
    対の長尺端子体と、 シャーシなどの一部であって前記長尺端子体が臨んだ部
    分に形成した開口とからなり、 前記一対の長尺端子体の一方または双方に弾性を備えさ
    せ、前記開口を挿通させたシールドケーブルの一部を該
    一対の長尺端子体で挟持することによりシールドケーブ
    ルと長尺端子体とが導通することを特徴とするシールド
    ケーブルの接地構造。
  2. 【請求項2】 電気機器のシャーシなどに導通させた状
    態で、互に平行に配設した一対の長尺端子体と、 前記長尺端子体を取り付けるために前記シャーシなどに
    固定したブラケットと、 シャーシなどの一部であって前記長尺端子体が臨んだ部
    分に形成した開口とからなり、 前記一対の長尺端子体の一方または双方に弾性を備えさ
    せ、前記開口を挿通させたシールドケーブルの一部を該
    一対の長尺端子体で挟持することによりシールドケーブ
    ルと長尺端子体とが導通することを特徴とするシールド
    ケーブルの接地構造。
  3. 【請求項3】 前記一対の長尺端子体の一方又は双方を
    弾性を有する管体によって形成したことを特徴とする請
    求項1または請求項2のいずれかに記載のシールドケー
    ブルの接地構造。
  4. 【請求項4】 前記長尺端子体を、主体の外周面を網目
    状の金属によるカバー体で被覆してシャーシなどとシー
    ルドケーブルとを導通させることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載のシールドケーブルの
    接地構造。
  5. 【請求項5】 前記一対の長尺端子体を、その外周を円
    状に形成し、該円の中心を結ぶ直線をシャーシなどの面
    に対して適宜に傾かせて配設したことを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載のシールドケーブ
    ルの接地構造。
  6. 【請求項6】 前記一対の長尺端子体にクリップ部材を
    設け、前記シャーシなどまたはブラケットに該クリップ
    部材を挿入する透孔を形成し、該クリップ部材を該透孔
    に挿入させて長尺端子体を配設することを特徴とする請
    求項1ないし請求項5のいずれかに記載のシールドケー
    ブルの接地構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008060499A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Fuji Xerox Co Ltd 光電変換回路のシールド構造及び通信装置
JP2009253304A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Pflitsch Gmbh & Co Kg ケーブルを電磁的に漏れのないように設けるための装置
JP2017063865A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ニューギン 遊技機

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JP2017063865A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ニューギン 遊技機

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