JP2015072876A - 接地部品、電線の接地構造、電子機器 - Google Patents

接地部品、電線の接地構造、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 高いEMC性能を確保することができる接地部品を提供する。【解決手段】 電線と接地部材とを接続させる導電性を有する接地部品1である。接地部品1は、電線の外皮の表面に露出された編組線と接続されている第1接続部2と、接地部材に固定されている第2接続部3と、を有してなる。第1接続部2は、電線の外皮や編組線よりも柔軟な形状追従性を有する部材である。また、第1接続部2は、帯状に形成されている部材で形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、接地部品と、その接地部品を有する接地構造と、その接地構造を有する電子機器とに関するものである。
近年、車載用の撮像装置は、車両の走行中の画像を保存するドライブレコーダ用や、障害物や他の車両を検知・測位して運転を支援するアクティブセーフティ用など、様々な用途に用いられている。
ここで、撮像装置は、画像認識技術により物体検知・測位を行うために、さらなる高画質化、大容量通信への対応、あるいはデジタル化が求められている。
このデジタル化に伴い、撮像装置は、電子機器の電磁的な不干渉性および耐性を示すEMC(Electro-Magnetic Compatibility)の状態を保つことが困難になっている。
ここで、電磁的な不干渉性とは、ある電子機器が動作することによって他の電子機器の動作を阻害する、あるいは人体に影響を与える、一定レベル以上の干渉源となる電磁妨害(EMI:Electro Magnetic Interference)を生じないことをいう。
また、電磁的な耐性とは、付近にある他の電子機器などから発生する電磁波などによって、電子機器の動作が阻害されない電磁感受性(EMS:Electro Magnetic Susceptibility)を持つことをいう。
以上のように、撮像装置では、要求されたレベルのEMCを確保することが、最も重要な課題となっている。
特に、車両内には、GPS(Global Positioning
System)アンテナ、テレビ受像機、ラジオ受信機、携帯電話機等、多くのEMCの対象となる電子機器が存在する。このため、車両内では、各電子機器間で要求されているEMCの状態を確保することが困難である。
なお、電線の接地構造としては、導電性の糸を最適な長さにほどき、導電性の糸をコネクタまたは端子を用いてアース接続するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、電線の接地構造の別の例としては、絶縁材の一部をはぎ取り、その部分を導電性のあるクランプによって把持すると共にこのクランプをアース接続するものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、電線の接地構造のさらに別の例としては、シールドケーブルの外皮から露出したシールド層に導体片の一端部を接触させ、導体片の他端露出部を電子機器の筐体の挿通孔部に設けられたクランプで挟持するものが開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献1乃至3に開示されている技術は、ハーネスの編組を筐体等に接触させるための構造であるものの、上述の車載用撮像装置などの電子機器に要求されている高いEMC性能を確保することができなかった。
ここで、高いEMC性能を確保するために、接地部品は、ハーネスの編組線との接続部が、広い面積で確実に編組線と接触する必要がある。
また、高いEMC性能を確保するために、接地部品は、車両の車体などの基準電位を有する接地部と接続する接地部材との接続部が、広い面積で確実に接地部材と接触する必要がある。
しかしながら、特許文献1乃至3に開示されている接地部品では、編組線との接続部が、編組線や編組線が配置されているハーネスの外皮等よりも固い(変形しにくい)材料で構成されている。このため、特許文献1乃至3に開示されている接地部品では、編組線との接続部を広い面積で確実に編組線と接触させることができず、高いEMC性能を確保することができなかった。
また、特許文献1乃至3に開示されている接地部品では、接地部と接続する接地部材との接続部が、接地側よりも固い(変形しにくい)材料で構成されている。このため、特許文献1乃至3に開示されている接地部品では、接地部材との接続部を広い面積で確実に接地部材と接触させることができず、高いEMC性能を確保することができなかった。
本発明は、高いEMC性能を確保することができる接地部品を提供することを目的とする。
本発明は、電線と接地部材とを接続させる導電性を有する接地部品であって、電線の外皮の表面に露出された編組線と接続されている第1接続部と、接地部材に固定されている第2接続部と、を有してなり、第1接続部は、形状追従性を有する部材で形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、高いEMC性能を確保することができる。
本発明に係る接地部品の実施の形態を示す斜視図である。 上記接地部品を展開した平面図である。 上記接地部品を取り付ける電線の斜視図である。 上記電線の断面斜視図である。 上記電線の断面図である。 上記電線の外皮の端部周辺を拡大した断面斜視図である。 上記接地部品を上記電線に取り付ける様子を示す斜視図である。 上記接地部品が取り付けられた上記電線を示す斜視図である。 図8の電線の断面斜視図である。 本発明に係る電線の接地構造の実施の形態を示す電線の断面斜視図である。 上記接地構造を有する電線の平面図である。 上記電線に金属筐体を組み付ける様子を示す断面斜視図である。 上記電線に金属筐体を組み付ける様子を示す断面斜視図である。 上記電線に金属筐体を組み付ける様子を示す平面図である。 上記電線に取り付けられた上記接地部品と上記金属筐体とを固定ネジで締着する様子を示す断面斜視図である。 上記接地部品の第2接続部を折り曲げた後の電線の平面図である。 本発明に係る電線の接地構造の別の実施の形態を示す斜視図である。 図17の電線に加締め部材を取り付ける様子を示す斜視図である。 図17の電線の断面図である。 図17の電線の断面斜視図である。 図17の電線と金属筐体とを組み付けた状態を示す断面斜視図である。 本発明に係る電線の接地構造のさらに別の実施の形態を示す斜視図である。 図22の電線の断面図である。 本発明に係る電線の接地構造のさらに別の実施の形態を示す斜視図である。 図24の電線の固定プレート取り付け前の状態を示す断面斜視図である。 図24の電線の固定プレート取り付け時の状態を示す断面斜視図である。
以下、本発明に係る接地部品と電線の接地構造と車載用撮像装置と電子機器との実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●接地部品●
まず、本発明に係る接地部品の実施の形態について説明する。本実施の形態において、本発明に係る接地部品は、ワイヤハーネスなどの電線の接地構造に用いた例について説明する。
図1は、本発明に係る接地部品の実施の形態を示す斜視図である。同図に示すように、接地部品1は、第1接続部2と、第2接続部3と、連続部4と、固定孔5とを有する。
図2は、接地部品1を展開した平面図である。同図に示すように、接地部品1は、例えば銅箔シートなどの導電性のシート状部材を打ち抜くことなどにより構成されている。
ここで、本実施の形態において、接地部品1は、第1接続部2と第2接続部3とが、同一のシート状部材により一体に形成されている。
なお、図2において、連続部4が設けられている位置は、第1接続部2と第2接続部3それぞれの中心に位置しているが、本発明に係る接地部品において、その位置は限定されない。
図3は、接地部品1を取り付ける電線の斜視図である。また、図4は、電線10の断面斜視図である。また、図5は、電線10の断面図である。
図3〜5に示すように、電線10は、内皮11と、編組線12と、外皮13と、パッキン14と、コネクタ15と、芯線11aとを有する。
内皮11は、導体からなる芯線11aを覆う絶縁性の被覆部材である。
編組線12は、内皮11の周囲に設けられる導電体であり、後述する金属筐体などの基準電位を有する接地部材に接続されていることで接地されている。
外皮13は、内皮11に覆われた芯線11aと編組線12とを覆う絶縁性の被覆部材である。
パッキン14は、ゴムなどの弾性を有する部材で形成され、金属筐体の開口部を密閉する。
コネクタ15は、芯線11aと電気的に接続している。コネクタ15は、不図示の相手方のコネクタと接続することで、電線10が接続されている電子機器に対して給電を行う。
図6は、電線10の外皮13の端部周辺を拡大した断面斜視図である。同図に示すように、電線10の外皮13の端部周辺には、外皮13から内皮11と編組線12とが露出されている。ここで、外皮13の端部から露出された編組線12は、外皮13の表面上に折り返されている。
図1〜3に戻る。接地部品1は、導電性の部材により構成されていて、電線10の導電部と金属筐体などの基準電位を有する接地部材とを接続させて接地を得る。
第1接続部2は、電線10の導電部であり、外皮13の表面に露出された編組線12と接続されている。ここで、第1接続部2は、形状追従性を有する部材で形成され、具体的には外皮13よりも柔軟な部材で形成されている。
なお、形状追従性とは、表面に編組線12が露出している外皮13(以下「被接触箇所」という。)に接触させることにより第1接続部2の形状が被接触箇所の形状に倣うように変形して密接することができる性質をいう。
また、第1接続部2は、被接触箇所の形状に倣うように変形した後、その形状を維持する性質を有するのが望ましい。つまり、第1接続部2は、弾性変形する性質を有するものよりも塑性変形する性質を有するものの方が望ましい。
以上のような性質を有する部材で形成されていることにより、第1接続部2は、外皮13の表面に露出された編組線12と広い面積で確実に接触することができる。つまり、第1接続部2によれば、電線10に接続されている電子機器において高いEMC性能を確保することができる。
また、図2に示すように、第1接続部2は、外皮13の外周を覆うのに十分な長さの帯状に形成されている。
図7は、接地部品1を電線10に取り付ける様子を示す斜視図である。同図に示すように、接地部品1を電線10に取り付ける際には、編組線12が露出している外皮13を第1接続部2で囲繞する(巻き付ける)ように取り付けられる。
そして、第1接続部2は、帯状に形成されていることにより、外皮13の全周に亘り表面に露出された編組線12と確実に接触することができる。つまり、第1接続部2によれば、ワイヤハーネスに接続されている電子機器において高いEMC性能を確保することができる。
図8は、接地部品1が取り付けられた電線10を示す斜視図である。また、図9は、図8の電線の断面斜視図である。図8,9に示すように、接地部品1を電線10に取り付ける際には、編組線12上に配置された第1接続部2を、外方から編組線12に接触させる。
ここで、第1接続部2の編組線12への接触方法は、第1接続部2と編組線12との接触状態を維持することができればよいため、加締めによる圧着や、結束バンドなどの結束具による結束、半田付けや接着などの方法を採用することができる。
このようにすることで、第1接続部2は、外皮13上の編組線12と広い面積で確実に接触することができる。
第2接続部3は、ワイヤハーネスの金属筐体などの接地部材に面接触して固定されている。また、第2接続部3には、固定孔5が形成されている。第2接続部3は、固定孔5に挿入されている不図示のネジにより、接地部材に固定されている。ここで、第2接続部3は、第1接続部2と同様に形状追従性を有する部材であり、具体的には外皮13よりも柔軟な部材で形成されている。
また、第2接続部3は、第1接続部2と同様に、被接触箇所の形状に倣うように変形した後、その形状を維持する性質を有するのが望ましい。つまり、第2接続部3は、第1接続部2と同様に、弾性変形する性質を有するものよりも塑性変形する性質を有するものの方が望ましい。
以上のような性質を有する部材で形成されていることにより、第2接続部3は、接地部材と広い面積で確実に接触することができる。つまり、第2接続部3によれば、電線10に接続されている電子機器において高いEMC性能を確保することができる。
連続部4は、第1接続部2と第2接続部3とを電気的に連続した部材として形成するために設けられている。上述の通り、接地部品1は、同一のシート状部材により一体に形成されているため、連続部4と第1接続部2と第2接続部3とは、シート状部材により一体に形成されている。
以上説明したように、第1接続部2が編組線12に接触し、第2接続部3が接地部材に接触することにより、接地部品1は、電子機器を高いEMC性能を確保して接地させることができる。
●接地構造(1)●
次に、上述の接地部品1を有する本発明に係る電線の接地構造の実施の形態について、説明する。
図10は、本発明に係る電線の接地構造の実施の形態を示す電線10の断面斜視図である。図11は、接地構造を有する電線10の平面図である。図10,11に示すように、電線10には、接地部品1と、基準電位を有する金属筐体30とが取り付けられている。
金属筐体30は、挿入孔31と、固定部32と、固定ネジ33と、電線保持具34と、を有する。
ここで、金属筐体30が基準電位を有するには、電子機器が取り付けられる車両の車体などと接続して基準電位を有してもよいし、金属筐体30単体で基準電位を有してもよい。
挿入孔31は、電線10を金属筐体30内部に挿入するための孔である。挿入孔31は、コネクタ15が通過可能であり、かつ、パッキン14が通過しない寸法の孔である。
固定部32は、固定ネジ33を介して第2接続部3を金属筐体30に接触させつつ固定させるための箇所である。つまり、固定部32は、第2接続部3の固定孔5に挿通させた固定ネジ33を締着させるための箇所である。このため、固定部32には、固定ネジ33を締着させる不図示のネジ穴が設けられている。
固定ネジ33は、上述の通り第2接続部3を金属筐体30に固定するための部材である。
なお、第2接続部3を固定部32に固定するためには、接着や溶接やロウ付けなど、第2接続部3と金属筐体30とが電気的に接触した状態を維持できる方法であれば、固定ネジ33に代えて他の固定方法を採用することもできる。
電線保持具34は、パッキン14を挿入孔31に嵌合させた状態で、電線10と金属筐体30との位置が保持されているように固定する部品である。電線保持具34により、コネクタ15や接地部品1が取り付けられた外皮13の端部周辺など、外部から密閉されている必要がある部分は、金属筐体30内部に収容された状態を維持することができる。
●金属筐体への組み付け
次に、電線10の金属筐体30への組み付けの手順について説明する。
図12は、電線10に金属筐体30を組み付ける様子を示す断面斜視図である。同図に示すように、電線10は、先端のコネクタ15側から挿入孔31に挿入されている。
ここで、接地部品1は、挿入孔31を通過することができるように、第2接続部3と連続部4とが電線10の挿入方向を向くように曲げられている。
図13は、電線10に金属筐体30を組み付ける様子を示す断面斜視図である。また、図14は、電線10に金属筐体30を組み付ける様子を示す平面図である。図13,14に示すように、挿入孔31に電線10を挿入した後、電線保持具34を用いて電線10と金属筐体30との位置を固定する。
図15は、電線10に取り付けられた接地部品1と金属筐体30とを固定ネジ33で締着する様子を示す断面斜視図である。また、図16は、接地部品1の第2接続部3を折り曲げた後の電線10の平面図である。
図15,16に示すように、電線10と金属筐体30との位置を固定後、連続部4の第2接続部3側の端部4aを固定部32方向に折り曲げて、第2接続部3が固定部32に接するようにする。第2接続部3と固定部32とを接触させた後、固定ネジ33をネジ穴32aに締着することで、第2接続部3と固定部32とは、接触状態を維持することができる。
以上説明したように、第1接続部2が編組線12に接触し、第2接続部3が金属筐体30に接触することにより、高いEMC性能を確保して電子機器を接地させることができる。
●接地構造(2)●
次に、本発明に係る電線の接地構造の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態との相違点を中心に説明する。
図17は、本発明に係る電線の接地構造の別の実施の形態を示す斜視図である。同図に示すように、本実施の形態に係る電線10Aは、加締め部材16を有する点が先に説明した電線10と相違する。
加締め部材16は、露出された編組線12を覆うように配置された第1接続部2の外周を圧着する圧着部材である。
●加締め部材の組み付け
次に、電線10への加締め部材16の組み付けの手順について説明する。
図18は、図17の電線の接地構造に加締め部材16を取り付ける様子を示す斜視図である。同図に示すように、加締め部材16は、その長手方向が第1接続部2の周方向に位置するように(巻き付けられるように)配置されている。
ここで、加締め部材16は、その短手方向の端部16aと端部16bとを合わせるように配置されている。
図19は、図17の電線10Aの接地構造の断面図である。また、図20は、図17の電線10Aの接地構造の断面斜視図である。図19,20に示すように、第1接続部2は、加締め部材16を介して圧着されていることにより、加締め部材16による圧着力が継続して第1接続部2に加わるため、外皮13の端部周辺に露出された編組線12とより確実に接触させることができる。
図21は、図17の電線10Aと金属筐体30とを組み付けた状態を示す断面斜視図である。同図に示すように、加締め部材16を用いることで第1接続部2と編組線12とがより確実に接触することにより、電線10Aの接地構造によれば、電子機器を高いEMC性能を確保して接地させることができる。
●接地構造(3)●
次に、本発明に係る電線の接地構造のさらに別の実施の形態について、先に説明した実施の形態との相違点を中心に説明する。
図22は、本発明に係る電線の接地構造のさらに別の実施の形態を示す斜視図である。また、図23は、図22の電線10Bの接地構造の断面図である。図22,23に示すように、本実施の形態に係る電線10Bは、外皮13の端部周辺に露出された編組線12に第1接続部2を圧着させる圧着部材として、熱収縮部材17を有する点が先に説明した電線10,10Aと相違する。
熱収縮部材17は、露出された編組線12を覆うように配置された第1接続部2の外周を圧着する圧着部材である。ここで、熱収縮部材17は、加熱前は第1接続部2が取り付けられた外皮13よりも大きな内径を有する管状の部材であり、加熱することにより収縮して第1接続部2の外周に圧着する。
つまり、第1接続部2は、熱収縮部材17による外周からの圧着力を介して圧着されていることにより、外皮13の端部周辺に露出された編組線12とより確実に接触することができる。
よって、熱収縮部材17を用いることで第1接続部2と編組線12とがより確実に接触することにより、電線10Bの接地構造によれば、電子機器を高いEMC性能を確保して接地させることができる。
●接地構造(4)●
次に、本発明に係る電線の接地構造のさらに別の実施の形態について、先に説明した実施の形態との相違点を中心に説明する。
図24は、本発明に係る電線の接地構造のさらに別の実施の形態を示す斜視図である。同図に示すように、本実施の形態に係る電線10Cは、固定ネジ33と第2接続部3との間に介在する接触部材として、固定プレート35を有する点が先に説明した電線10,10A,10Bと相違する。
固定プレート35は、固定ネジ33のネジの径に対応した孔径のネジ孔35aを有する金属または樹脂製の板状部材である。ここで、固定プレート35は、第2接続部3の表面積と同等またはそれを上回る表面積を有する。
このように形成することで、固定プレート35によれば、固定ネジ33の締着力が固定プレート35を介して第2接続部3全体に分散して第2接続部3と固定部32とが広い面積でより確実に接触することができる。
図25は、図24の電線10Cの接地構造の固定プレート35取り付け前の状態を示す断面斜視図である。また、図26は、図24の電線10Cの接地構造の固定プレート35取り付け時の状態を示す断面斜視図である。
図25,26に示すように、第2接続部3と固定部32とを接触させた後、固定ネジ33を締着する際に、第2接続部3の上に固定プレート35を配置する。
固定プレート35を配置後、固定ネジ33を締着させることにより、固定ネジ33の締着力が固定プレート35を介して第2接続部3全体に分散して第2接続部3と固定部32とが広い面積でより確実に接触することができる。
以上説明したように、固定プレート35を有することにより、電線10Cの接地構造によれば、電子機器を高いEMC性能を確保して接地させることができる。
●電子機器●
次に、本発明に係る電子機器の実施の形態について、車載用撮像装置を例に説明する。
本実施の形態において、車載用撮像装置は、電線と接地部品とを有して構成されている。ここで、電線は、先に説明した本発明に係る電線の接地構造により、金属筐体30などの接地部材と電気的に接続する。ここで、接地部材は、車両の車体などの基準電位を有する接地側部材と電気的に接続している。
以上説明したように、接地部品の第1接続部が編組線に接触し、接地部品の第2接続部が接地部材に接触することにより、車載用撮像装置のEMC性能を確保することができる。
1 接地部品
2 第1接続部
3 第2接続部
4 連続部
5 固定孔
10 電線
11 内皮
11a 芯線
12 編組線
13 外皮
14 パッキン
15 コネクタ
16 加締め部材
17 熱収縮部材
30 金属筐体
31 挿入孔
32 固定部
32a ネジ穴
33 固定ネジ
34 電線保持具
35 固定プレート
35aネジ孔
特開2003−31277号公報 特開平6−176803号公報 実開昭59−025166号公報

Claims (16)

  1. 電線と基準電位を有する接地部材とを接続させる導電性を有する接地部品であって、
    前記電線の外皮の表面に露出された編組線と接続されている第1接続部と、
    前記接地部材に固定されている第2接続部と、
    を有してなり、
    前記第1接続部は、形状追従性を有する部材で形成されている、
    ことを特徴とする接地部品。
  2. 前記第1接続部は、前記外皮よりも柔軟な部材で形成されている、
    請求項1記載の接地部品。
  3. 前記第1接続部は、帯状に形成されている、
    請求項1または2記載の接地部品。
  4. 前記第2接続部は、形状追従性を有する部材で形成されている、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の接地部品。
  5. 前記第2接続部は、前記外皮よりも柔軟な部材で形成されている、
    請求項4記載の接地部品。
  6. 前記第2接続部は、前記接地部材に面接触して固定されている、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の接地部品。
  7. 前記第1接続部と前記第2接続部は、シート状部材により一体に形成されている、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の接地部品。
  8. 前記第1接続部と前記第2接続部は、銅箔シートで形成されている、
    請求項7記載の接地部品。
  9. 前記第2接続部にはネジ孔が形成されていて、
    前記第2接続部は、前記ネジ孔に挿入されているネジにより前記接地部材に固定されている、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の接地部品。
  10. 電線と接地部品を介して基準電位を有する接地部材に接地されている電線の接地構造であって、
    前記電線は、
    導体からなる芯線と、
    前記芯線を覆う絶縁性の内皮と、
    前記内皮の周囲に設けられた編組線と、
    前記編組線を覆う絶縁性の外皮と、
    を有してなり、
    前記接地部品は請求項1乃至9のいずれかに記載の接地部品である、
    ことを特徴とする電線の接地構造。
  11. 前記第1接続部は、前記露出された編組線を覆い前記第1接続部の外周を圧着する圧着部材により前記露出された編組線に圧着されている、
    請求項10記載の電線の接地構造。
  12. 前記圧着部材は、加締め部材である、
    請求項11記載の電線の接地構造。
  13. 前記圧着部材は、熱収縮部材である、
    請求項11記載の電線の接地構造。
  14. 前記第2接続部にはネジ孔が形成されていて、
    前記第2接続部は、前記ネジ孔に挿入されているネジと、前記ネジと前記第2接続部との間に介在する接触部材とにより前記接地部材に固定されている、
    請求項10乃至13のいずれかに記載の電線の接地構造。
  15. 電線と、
    接地部品と、
    を備え、基準電位を有する接地部材に接地されている電子機器であって、
    前記電線は、請求項10乃至14のいずれかに記載の電線の接地構造により、前記接地部品を介して前記接地部材に接地されている、
    ことを特徴とする電子機器。
  16. 前記接地部品は、車両の車体に電気的に接続することで基準電位を有する、
    請求項15記載の電子機器。
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