JP2010067445A - 導電接続装置および導電接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧着端子とボンド線とが接続された構造を持つ導電接続において、ボンド線が容易に疲労破断することがなく、安定した電気的接続を構成することができる導電接続装置及び構造を提供する。
【解決手段】外部接続用の固定部と電線圧着部とを有する圧着端子、円筒状の圧着スリーブ、被覆層を有する電線、とを備えて構成される導電接続装置であって、電線は、その端部の被覆層が剥離されて導体が露出された導体部分と、それに続いた被覆層が剥離されない被覆部分とを有し、圧着端子の電線圧着部はスリーブ状をなして、電線の導体部分を挿通して外側から圧縮接続する構成を有し、圧着スリーブは、一方側で圧着端子の圧縮接続された電線圧着部を内部に挿通し、また他方側で電線の被覆部分を内部に挿通して、それらを外側から圧縮接続する構成を有し、「圧着端子−圧着スリーブ−被覆付き電線」が一体的に接合された導電接続構造を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、送配変電の設備などの電気的接続を行う技術分野において、圧着端子と接続線とを用いて導電接続を行うための導電接続装置、およびその導電接続装置を用いて構成される導電接続構造に関するものである。
図5(1)は、従来の導電接続装置の一例として、導電接続金具400を示す図である。
この導電接続金具400は、第1の圧着端子T41と第2の圧着端子T42とをボンド線(電線)B40に圧縮接続して一体的に構成された装置であり、両端にある2つの圧着端子(T41とT42)を、電気導体であるボンド線B40を介して電気的に接続させるための金具である。
両端の2つの圧着端子(T41とT42)を結ぶボンド線B40は、アルミや銅などの良導体からなる裸の撚り線であり、また、これらの圧着端子(T41とT42)は、ボンド線(電線)と同じく、アルミや銅などのような導電性が高くて加工や圧縮変形させ易い金属製品から形成されている。
図5(1)に示した「圧着端子T41」は、概略円形または楕円形で薄厚平板形状の外部接続用の固定部41aと、ボンド線B40を挿通して外側から圧縮接続される圧着部41bとが一体的に接合され、それらの外部接続用の固定部41aと圧着部41bとの境には境界部41cが形成されている。また同様に「圧着端子T42」は、圧着端子T41の外部接続用の固定部41aよりも小さい形状の外部接続用の固定部42aと、圧着部41bとほぼ同じ大きさの圧着部42bとが一体的に接合されたもので、境界部42cがある。
圧着端子(T41とT42)の外部接続用の固定部(41aと42a)の中心には、ネジ部材や止め部材などを挿通して、外部機器の端子等に固定するための穴部(h41とh42)を備えている。
また、圧着部41bと42bは、円筒状のスリーブ形状をなして、その内部にボンド線B40を挿通し、その外部の周囲から機械的に圧縮することにより、「圧着端子T41の圧着部41b−ボンド線B40−圧着端子T42の圧着部42b」とした導電接続構造が形成される。
本発明の「導電接続装置および導電接続構造」の技術分野にかかわる特許文献としては、例えば次のようなものがある。
特開平08−227748号公報 特開2005−174896号公報 特開2006−286385号公報 特開2007−305355号公報
図5(2)は、導電接続金具400を第1の圧着端子T41の側から拡大して見た外観斜視図である。この圧着端子T41の圧着部41bには被覆のない裸のボンド線B40が圧着(圧縮接続)によって直かに固着されている。
ところが、このような従来の構造の導電接続金具400では、振動や着雪などが起こったときには、ボンド線B40に曲げモーメントが加わって、ボンド線B40が固着された部位に応力が集中することとなる。
そして、このような応力が繰り返し発生すると、ボンド線B40に疲労破断が起こり、とりわけ圧着部41bの口元端部kにおいて、素線切れや全破断が発生する事故が起こる場合がある。
本発明は、上述した従来装置の欠点を解消するためになされたものであり、圧着端子とボンド線(電線)とが接続された構造を持つ導電接続装置において、ボンド線(電線)が容易に疲労破断することがない導電接続装置を提供し、また、そのような導電接続装置を用いて安定した電気的接続を構成することができる導電接続構造を提供することを目的としている。
(1)(導電接続装置1:図1(1)と図1(2))
外部接続用の固定部と電線圧着部とを有する圧着端子、円筒状の圧着スリーブ、被覆層を有する電線、とを備えて構成される導電接続装置であって、
前記電線は、その端部の被覆層が剥離されて導体が露出された導体部分と、それに続いた被覆層が剥離されない被覆部分とを有し、
前記圧着端子の電線圧着部はスリーブ状をなして、前記電線の導体部分を挿通して外側から圧縮接続する構成を有し、
前記圧着スリーブは、一方側から前記電線を、また他方側から前記圧着端子の電線圧着部を内部に挿通し、一方側には前記電線の被覆部分を、他方側には前記圧着端子の電線圧着部の内部に前記電線の導体部分をそれぞれ配置して、それらの外側から圧縮接続する構成を有し、
「圧着端子−圧着スリーブ−被覆付き電線」が一体的に接合される導電接続構造を備える導電接続装置とした。
(2)(導電接続装置2:図2)
外部接続用の固定部−導体圧着部−被覆電線圧着部が一体的に結合された圧着端子と、被覆層を有する電線と、を備えて構成される導電接続装置であって、
前記電線は、その端部の被覆層が剥離されて導体が露出された導体部分と、それに続いた被覆層が剥離されない被覆部分とを有し、
前記圧着端子の導体圧着部は円筒スリーブ状をなして、前記電線の導体部分を内部に挿通して外側から圧縮接続する構成を有し、
前記圧着端子の被覆電線圧着部は、前記電線の被覆部分を内部に挿通して外側から圧縮接続する構成を有し、
「圧着端子の外部接続用の固定部−圧着端子の圧着部−被覆付き電線」が一体的に結合される導電接続構造を備える導電接続装置とした。
(3)(導電接続装置1または2を用いた各相の素導体間の導電接続構造)
上中下の3つの相を有する多導体送電線路において、各相の素導体間を電気的に接続してそれらを同電位化する導電接続構造であって、
各相の素導体間を電気的に接続する手段として、請求項1または2に記載の導電接続装置が適用され、各相の素導体間の同電位化構造が形成される導電接続構造とした。
(4)(相間スペーサを配設した各相の素導体間の導電接続構造)
請求項3に記載の導電接続構造において、
前記多導体送電線路の3つの相の間には、相間スペーサが配設され、
前記相間スペーサの各相の素導体を把持する電線把持用金具の間が前記導電接続装置によって導電接続される導電接続構造とした。
本発明による「導電接続装置および導電接続構造」によれば、次のような格別の効果が得られる。
・本発明の導電接続装置では、被覆された撚り線導体を用いており、圧着端子の圧縮部は撚り線導体を確実に接続し、且つ被覆導体の被覆を一体固定しているので、微風振動や着雪による応力を軽減し、破断を軽減できる導電接続構造を備えている。
・裸の撚り線を用いた従来品の導電接続金具では、振動試験を実施した結果、数十万回の振動(周波数2Hz)で素線切れや全破断が発生するのに対し、本発明品の導電接続装置では、五百万回で素線切れも発生しない。
・本発明の導電接続装置では、圧着端子としては汎用品を用いることができ、生産性やローコスト性に優れる製品を提供することができる。
・本発明の導電接続装置では、被覆導電撚り線としては、汎用の配電被覆銅線を用いることができ、生産性やローコスト性に優れる製品を提供することができる。
・本発明の導電接続装置では、送電線相間スペーサ取り付け部の同電位導通用通路として利用し、かつ共振振動等による疲労破断がしにくい導電接続構造で有し、取り付け時の整形性を考慮したボンド線を提供することができる。
さて、本発明による「導電接続装置および導電接続構造」の実施の形態について、図1〜4を用いて説明する。
図1(1)は、本発明の一実施形態に係る導電接続装置100を示す正面図(上)および側面図(下)であり、また、図1(2)は同じく、本発明の別の実施形態に係る導電接続装置200を示す図である。
導電接続装置100は、外部接続用の固定部1aとこれに直結された電線圧着部1bとを有する圧着端子T1、円筒状の圧着スリーブS1、被覆層を有する電線D1、とを備えている。この電線D1は、その端部の被覆層が剥離されて導体が露出された導体部分x1を有し、それに続いた被覆層は剥離されていないので被覆部分y1となっている。
圧着端子T1の電線圧着部1bは円筒の圧縮スリーブの形状をなして、電線D1の導体部分x1を中に挿通してその外側から圧縮接続する構成を有している。
また、この円筒状の圧着スリーブS1は、その一方側(左側)で圧着端子T1の電線圧着部1bを内部に挿通し、また他方側(右側)で電線D1の被覆部分y1を内部に挿通して、それらを外側から圧縮接続する構成を有している。
図1(1)の導電接続装置100では、まず圧着スリーブS1の中に被覆層が剥離された電線D1を挿通して、電線D1の被覆部分y1を圧着スリーブS1の所定の位置に配置して、その外側から圧縮接続しておく。つぎに、圧着端子T1を電線圧着部1bの側から圧着スリーブS1の中に挿通して、電線D1の導体部分x1を圧着端子T1の電線圧着部1bの所定の位置に配置しておいて、その外側から圧縮接続する。
これにより、「圧着端子T11−圧着スリーブS1−被覆付き電線D1」が一体的に接合された導電接続構造を形成すされる。
なお、図1(1)の導電接続装置100は、圧縮接続がなされる前の状態を基にした構造説明図である。
つぎの図1(2)の導電接続装置200は、別の実施形態を示す図ではあるが、基本的には導電接続装置100と同じ構成であり、外部接続用の固定部2aと電線圧着部2bとを有する圧着端子T2、円筒状の圧着スリーブS2、被覆層を有する電線D2、とを備えているが、この導電接続装置200では、被覆層を有する電線D2として、CVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ケーブル)を用いているところが、図1(1)の導電接続装置100と異なる。
通常のCVケーブルとしては、「防食シース−金属シース(遮蔽層)−外部半導電層−絶縁体(架橋ポリエチレン)−内部半導電層−導体」のように、中心にある導体の外側に多層で厚い被覆層を備えているので、この導電接続装置200では、導体を導体部分x2とすればそれ以外の外側の層は被覆部分y2となる。
図1(1)の導電接続装置100における電線D1の被覆部分y1の層を単一層または2層であるとするなら、図1(2)の導電接続装置200の電線D2の被覆部分y2はそれよりも多数の層からなっているので、「導体部分x2の外径:被覆部分y2の外径」を比較すれば、導電接続装置200では導電接続装置100に比べて、被覆部分y2の外径の割合がより大きくなっている。
そして、図1(2)の導電接続装置200でも、図1(1)の導電接続装置100と同様にして、「圧着端子T2−圧着スリーブS2−被覆付き電線D2」が一体的に接合された導電接続構造を形成することができる。
さて、図2に基づいて、また別の実施形態に係る導電接続装置300について説明する。この導電接続装置300では、基本的には圧着端子T3と電線D3との2部材から構成されていて、圧着スリーブを備えていないところが、図1(1)(2)の導電接続装置100、200と異なる。
圧着端子T3は「外部接続用の固定部3a−導体圧着部3b−被覆電線圧着部3s」が一体的に結合され、「外部接続用の固定部3a」は導電接続装置100や200のものと同様の構造ではあるが、「導体圧着部3b−被覆電線圧着部3s」の構造は、導電接続装置100や200のものとは異なっている。
この導電接続装置300において、圧着端子T3の「導体圧着部3b−被覆電線圧着部3s」は一本の円筒スリーブ状となっていて、導体圧着部3bでは、電線D3の端部の被覆層が剥離されて導体が露出された導体部分x3を挿通して、外側から圧縮接続する構成を有し、被覆電線圧着部3sでは露出された導体部分x3に続いた被覆層が剥離されない被覆部分y3を挿通して外側から圧縮接続する構成を有する。
したがって、圧着端子T3の導体圧着部3bの挿通穴h1は、電線D3の導体部分x3の径と長さに適合するように、また、被覆電線圧着部3sの挿通穴h2は、電線D3の被覆部分y3の径と長さに適合するようにそれぞれ形成されているので、挿通穴h1と挿通穴h2とは径が異なっており、それらの堺には段差d1が生じている。
図2の導電接続装置300では、圧着端子T3の中に被覆層が剥離された電線D3の導体部分x3を挿通して、電線D1の段差d1に被覆部分y3の端部を当接して、電線D3を圧着端子T3内の所定の位置に配置しておき、圧着端子T3をその外側から圧縮接続する。
このときの圧縮接続の作業は、通常は導体圧着部3bから被覆電線圧着部3sの順に行うが、被覆電線圧着部3sから導体圧着部3bの順に行うこともできる。
こうして、導電接続装置300では「圧着端子T3の外部接続用の固定部3a−圧着端子T3の圧着部(3b+3s)−被覆付き電線D3」が一体的に結合された導電接続構造を備えることができる。
図3は、図1(1)の導電接続装置100の導電接続装置を構成する手順について説明するための図である。
(1)被覆層を有する被覆電線を準備する。
(2)電線の被覆層は上部被覆層と下部被覆層との2層になっており、電線の両端部の上部被覆層を剥離して下部被覆層を露出する。
(3)電線の端部の下部被覆層を露出した電線について、一方端部を拡大して示す。
(4)電線の両端部において下部被覆層を剥離して導体を露出する。
(5)導体を露出した電線について、一方端部を拡大して示す。
(6)電線の両端部に取り付けるための2つの圧着端子と2つの圧着スリーブを準備する。
(7)導体を露出した電線の両端部に圧着スリーブにあてがって、中に配置された電線の被覆部分を外側から圧縮して固着する。
(8)電線の端部に圧着スリーブが取り付けられた状態を、一方端部を拡大して示す。
(9)電線の一方端部で、圧着して固着された圧着スリーブの中に、圧着端子の電線圧着部を挿通して配置する。
(10)(9)の「電線+圧着スリーブ+圧着端子」をその背面から見た状態を示す。
(11)圧着端子の電線圧着部が内部に配置されたし圧着スリーブを、外側から圧縮して固定する。
(12)(11)の「電線+圧着スリーブ+圧着端子」をその背面から見た状態を示す。
(13)電線の両端部において、「電線+圧着スリーブ+圧着端子」による圧着固定が行われ、導電接続が形成された導電接続装置が構成される。(全体図)
さて、図4は本発明による導電接続装置を用いて、導電接続構造が形成された例を示す図である。
図4で示された電線路は2導体送電線であり「上相−中相−下相」を備えているが、「上相−中相」における導電接続構造について次に述べる。
上相として2本の素導体(D10−D20)が水平方向に配置され、中相として同じく2本の素導体(D30−D40)が上相のものと等間隔で配置されて、その間には「相関スペーサSP1」が配設されている。
この相関スペーサSP1は、上相の2本の素導体(D10−D20)の側では、電線クランプ(Cl1、Cl2)とそれに連結されたヨーク2を介し、また、中相の2本の素導体(D30−D40)の側では、電線クランプ(Cl3、Cl4)とそれに連結されたヨーク2’を介して、上相−中相の間の所定の位置に配設される。
図4において、導電接続装置として、上相の素導体D10側の「ターミナル(圧着端子)t11−電線d10−ターミナル(圧着端子)t12」からなるユニットU1、上相の素導体D20側の「ターミナルt21−電線d20−ターミナルt22」からなるユニットU2、中相の素導体D30側の「ターミナルt31−電線d30−ターミナルt32」からなるユニットU3、中相の素導体D40側の「ターミナルt41−電線d40−ターミナルt42」からなるユニットU4の、合計4組が用いられている。
ユニットU1は、素導体D10に導電接続するクランプCl1にターミナルt11によって接続し、ターミナルt12によって導電板DB1と接続する。また、ユニットU2は、素導体D20に導電接続されたクランプCl2にターミナルt21によって接続し、ターミナルt22によって導電板DB1と接続する。
このようにして、「素導体D10+ユニットU1+(導電板DB1)+ユニットU2+素導体D20」の導電接続構造が構成され、上相の素導体D10と素導体D20とは電気的に接続されて、上相の素導体を同電位化する同電位化構造が形成される。
この図4では、導電板DB1を介在させて、ユニット(導電接続装置)をU1とU2の2台とし、「素導体D10+ユニットU1+導電板DB1+ユニットU2+素導体D20」という導電接続構造を示しているが、それに限らず、導電板DB1と2台目のユニットU2を省略し、例えば「素導体D10+ユニットU1A+素導体D20」のようにして、1台のユニットU1Aだけによって導電接続構造を構成することも容易である。
また、図4の下部に示す中相においても、上相と同様に、「素導体D30+ユニットU3+(導電板DB2)+ユニットU4+素導体D40」の導電接続構造が構成され、中相の素導体D30と素導体D40とは電気的に接続されて同電位化構造が形成されている。
なお、図4の相関スペーサSP1で用いられる「がいし5」については、磁器製の碍子であってもよいし、ポリマー碍子などの非磁器製の碍子であってもよい。
以上のように、本発明による導電接続装置は、被覆された電線を用いており、圧着端子の圧縮部において電線の撚り線導体を確実に保持して接続し、且つ被覆導体の被覆を一体的に固定しているので、堅固で変形しにくい導電接続構造を備えることができ、振動や着雪による応力が働いても、装置に変形や破損を起こすことがない。
また、本発明による被覆電線を用いた導電接続装置を各種の導電接続箇所に適用することにより、疲労破断しにくい電線を備え、安定した電気的接続が獲られ、取り付け時の整形性にも優れた導電接続構造を容易に構成することができる。
本発明の一実施形態に係る図1(1)の導電接続装置100と図1(2)の導電接続装置200とを示す図である。 本発明の別の実施形態に係る導電接続装置300を示す図である。 図1(1)の導電接続装置100を構成する手順を示す図である。 本発明による導電接続装置を2導体送電線路に適用して、導電接続構造が形成された状況を示す図である。 従来の導電接続装置としてボンド線を用いた導電接続金具を示す図である。
符号の説明
100、200 導電接続装置
T1、T2 圧着端子
1a 外部接続用の固定部
1b 電線圧着部
S1、S2 圧着スリーブ
D1、D2、D3 電線
x1、x2、x3 導体部分
y1、y2、y3 被覆部分
300 導電接続装置
T3 圧着端子
3a 外部接続用の固定部
3b 導体圧着部
3s 被覆電線圧着部
h1、h2 圧着端子T3の挿通穴
U1、U2、U3、U4 ユニット(導電接続装置)
t11、t12、t21、t22 ターミナル(圧着端子)
D10、D20、D30、D40 電線(素導体)

Claims (4)

  1. 外部接続用の固定部と電線圧着部とを有する圧着端子、円筒状の圧着スリーブ、被覆層を有する電線、とを備えて構成される導電接続装置であって、
    前記電線は、その端部の被覆層が剥離されて導体が露出された導体部分と、それに続いた被覆層が剥離されない被覆部分とを有し、
    前記圧着端子の電線圧着部はスリーブ状をなして、前記電線の導体部分を挿通して外側から圧縮接続する構成を有し、
    前記圧着スリーブは、一方側から前記電線を、また他方側から前記圧着端子の電線圧着部を内部に挿通し、一方側には前記電線の被覆部分を、他方側には前記圧着端子の電線圧着部の内部に前記電線の導体部分をそれぞれ配置して、それらの外側から圧縮接続する構成を有し、
    「圧着端子−圧着スリーブ−被覆付き電線」が一体的に接合される導電接続構造を備える、ことを特徴とする導電接続装置。
  2. 外部接続用の固定部−導体圧着部−被覆電線圧着部が一体的に結合された圧着端子と、被覆層を有する電線と、を備えて構成される導電接続装置であって、
    前記電線は、その端部の被覆層が剥離されて導体が露出された導体部分と、それに続いた被覆層が剥離されない被覆部分とを有し、
    前記圧着端子の導体圧着部は円筒スリーブ状をなして、前記電線の導体部分を内部に挿通して外側から圧縮接続する構成を有し、
    前記圧着端子の被覆電線圧着部は、前記電線の被覆部分を内部に挿通して外側から圧縮接続する構成を有し、
    「圧着端子の外部接続用の固定部−圧着端子の圧着部−被覆付き電線」が一体的に結合される導電接続構造を備える、ことを特徴とする導電接続装置。
  3. 上中下の3つの相を有する多導体送電線路において、各相の素導体間を電気的に接続してそれらを同電位化する導電接続構造であって、
    各相の素導体間を電気的に接続する手段として、請求項1または2に記載の導電接続装置が適用され、各相の素導体間の同電位化構造が形成される、ことを特徴とする導電接続構造。
  4. 請求項3に記載の導電接続構造において、
    前記多導体送電線路の3つの相の間には、相間スペーサが配設され、
    前記相間スペーサの各相の素導体を把持する電線把持用金具の間が前記導電接続装置によって導電接続される、ことを特徴とする導電接続構造。
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