JPH11220135A - 半導体加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

半導体加速度センサ及びその製造方法

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JPH11220135A
JPH11220135A JP1972898A JP1972898A JPH11220135A JP H11220135 A JPH11220135 A JP H11220135A JP 1972898 A JP1972898 A JP 1972898A JP 1972898 A JP1972898 A JP 1972898A JP H11220135 A JPH11220135 A JP H11220135A
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semiconductor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートドーピングによる反転層の形成を抑制
することのできる半導体加速度センサ及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 単結晶シリコン基板1の一主表面に、中
央部1cの外縁から外側方向に延びるp+型埋込犠牲層
3を形成する工程と、単結晶シリコン基板1の一主表面
上に、加速度印加時に撓む撓み部4bに相当する厚さで
エピタキシャル層4を形成する工程と、撓み部4bにピ
エゾ抵抗5及び拡散配線6を形成する工程と、撓み部4
bで発生する電気信号を取り出す金属配線11,電極パ
ッド12を形成する工程と、切り込み部10を形成する
工程と、p+型埋込犠牲層3を等方性エッチングにて除
去して、中央部4b1と梁部4b2とを有して成る撓み
部4bを形成する工程とを有し、重り部1aは撓み部4
bに懸架支持されて成る半導体加速度センサの製造方法
において、p+型埋込犠牲層3の形状を、梁部4b2と
略同形状として梁部4b2の下部の単結晶シリコン基板
1の一主表面に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、航空機、
家電製品等に用いられる半導体加速度センサ及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に加速度センサとしては、片持ち梁
方式と両持ち梁方式とが提案されている。検出方法とし
ては、機械的な歪みを電気抵抗の変化として検出する方
法と、静電容量の変化による検出方法とがある。例え
ば、特開平6-109755号公報には機械的な歪みを電気抵抗
の変化として検出する両持ち梁方式の加速度センサが開
示され、このような加速度センサの製造方法が特願平9-
204269号に提案されている。
【0003】図8は、従来例に係る半導体加速度センサ
のエッチング加工前の状態を示す概略構成図であり、
(a)は上面から見た状態を示す概略平面図であり、
(b)はA−A’断面における概略断面図であり、
(c)はB−B’断面における概略断面図であり、図9
は、従来例に係る半導体加速度センサのエッチング加工
後の状態を示す概略構成図であり、(a)は上面から見
た状態を示す概略平面図であり、(b)はA−A’断面
における概略断面図であり、(c)はB−B’断面にお
ける概略断面図であり、図10は、従来例に係る半導体
加速度センサの製造工程を示す図8(a),図9(a)
のB−B’断面における概略断面図である。
【0004】先ず、半導体基板であるn型の単結晶シリ
コン基板1上に熱酸化等によりシリコン酸化膜2を形成
し、所定形状にパタ−ニングされたフォトレジスト(図
示せず)をマスクとしてシリコン酸化膜2のエッチング
を行うことにより開口部2aを形成し、プラズマアッシ
ング等によりフォトレジストを除去する。このとき、開
口部2aは単結晶シリコン基板1の矩形状の中央部1c
を外囲した箇所に形成されている。
【0005】なお、中央部1cの形状としては、矩形状
に限定されるものではなく、例えば円形,楕円形等どの
ような形状であっても良い。
【0006】続いて、開口部2aが形成されたシリコン
酸化膜2をマスクとしてボロン(B)等のp型不純物を
デポジション及び熱拡散またはイオン注入及びアニール
処理を行うことにより高濃度埋込不純物層であるp+型
埋込犠牲層3を形成し(図10(a))、シリコン酸化
膜2をエッチングにより除去する。
【0007】次に、単結晶シリコン基板1のp+型埋込
犠牲層3を形成した面側にn型のエピタキシャル層4を
形成する。ここで、エピタキシャル層4は、後に撓み部
4bとなるため、加速度印加時に撓む厚さに形成されて
いる。
【0008】次に、エピタキシャル層4の撓み部4bに
対応する箇所に、ボロン(B)等のp型不純物を拡散し
てピエゾ抵抗5を形成し、ピエゾ抵抗5と電気的に接続
されるようにエピタキシャル層4内にボロン(B)等の
p型不純物を拡散して拡散配線6を形成する。この時、
単結晶シリコン基板1上及びエピタキシャル層4上にシ
リコン酸化膜7が形成される(図10(b))。
【0009】次に、シリコン酸化膜7上にCVD法等に
よりシリコン窒化膜等の保護膜8を形成し、所定形状に
パタ−ニングされたフォトレジスト(図示せず)をマス
クとして保護膜8及びシリコン酸化膜7のエッチングを
行うことにより、後述する重り部1aの外周縁に対応す
る箇所に開口部9を形成し、フォトレジストを除去する
(図10(c))。
【0010】次に、開口部9が形成された保護膜8をマ
スクとして単結晶シリコン基板1を、水酸化カリウム
(KOH)溶液等のアルカリ系のエッチャントを用いて
異方性エッチングを行うことにより、p+型埋込犠牲層
3に到達する切り込み部10を形成する(図10
(d))。
【0011】次に、拡散配線6上の所望の箇所の保護膜
8及びシリコン酸化膜7をエッチングにより除去し、拡
散配線6と電気的に接続されるように、スパッタリング
または蒸着等により金属配線11,電極パッド12及び
ストッパ接合用パッド13を形成し、単結晶シリコン基
板1の金属配線11形成面側に、クロム膜,シリコン窒
化膜,フッ素樹脂膜等の配線保護膜14を形成する(図
10(e))。
【0012】次に、配線保護膜14,保護膜8,シリコ
ン酸化膜7及びエピタキシャル層4の一部を、RIE(R
eactive Ion Etching),KOH溶液等のアルカリ系の
エッチャントを用いた異方性エッチング等によりエッチ
ング除去してp+型埋込犠牲層3に到達するエッチャン
ト導入口15を形成して、単結晶シリコン基板1から成
る重り部1aと、重り部1aを囲むとともに、後述する
フレーム4aの下面側(単結晶シリコン基板1とエピタ
キシャル層4との界面側)を支持する単結晶シリコン基
板1から成る支持部材1bを形成する(図10
(f))。
【0013】この時、エッチャント導入口15は、図9
(a)に示すように、エピタキシャル層4の内、フレー
ム4a及び撓み部4bに該当する箇所を除いた箇所に形
成されている。
【0014】次に、エッチャント導入口15よりフッ酸
等を含んだ酸性溶液から成るエッチャント(50%フッ
酸水溶液:69%硝酸水溶液:酢酸=1:1〜3:8の
体積基準)を導入し、p+型埋込犠牲層3を等方性エッ
チングにより除去して切り込み溝(p+型埋込犠牲層3
を除去することによって形成される空隙)を形成すると
ともに、両端(梁部4b2)がエピタキシャル層4から
成る枠状のフレーム4aに支持されて、重り部1aの中
央部1cが中央部4b1に接続された十字型の撓み部4
bを形成する(図10(g))。
【0015】次に、配線保護膜14,単結晶シリコン基
板1の切り込み部10形成面側の保護膜8及びシリコン
酸化膜7をエッチングにより除去する。
【0016】最後に、撓み部4bに対応する箇所に凹部
16aを有して成る上部ストッパ16及び重り部1aに
対応する箇所に凹部17aを有して成る下部ストッパ1
7とを、陽極接合等によりそれぞれ、ストッパ接合用パ
ッド13及び単結晶シリコン基板1に接合する(図10
(h))。
【0017】この半導体加速度センサは、重り部1aに
加速度が印加されると、重り部1aが加速度の印加方向
と反対方向に変位して撓み部4bが撓み、その撓み部4
bの一面に形成されたピエゾ抵抗5が撓んで、ピエゾ抵
抗5の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を電気信号
に変換して加速度を検出する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の半導体加速度セ
ンサにおいて、p+型埋込犠牲層3の犠牲層エッチング
の際の選択比を向上させるためには、p+型埋込犠牲層
3の不純物濃度は高いほど良く、2×1019cm-3以上であ
るのが望ましいことが文献等により知られている(B.Sc
hwartz,"Chemical Etching of Silicon",SOLID-STATE S
CIENCE AND TECHNOLOGY,pp.1903-1909,Dec.1976)。そ
のため、従来ではp+型埋込犠牲層3形成直後の単結晶
シリコン基板1表面近傍の不純物濃度は非常に高く、1
×1020cm-3程度となっている。
【0019】しかし、一方でエピタキシャル成長開始当
初は単結晶シリコン基板1の表面は完全に露出している
ので、p+型埋込犠牲層3中の不純物がエピタキシャル
層4を形成する雰囲気中に逃げ出して、エピタキシャル
成長時に同時に取り込まれる。この現象は一般的にオー
トドーピングと呼ばれているが、これは当然p+型埋込
犠牲層3の不純物濃度が高くなるほどその程度は大きく
なり、p+型埋込犠牲層3の不純物濃度が特に高い場合
には、オートドーピングによって図11に示すように、
単結晶シリコン基板1とエピタキシャル層4との界面付
近において、設計上はp+型不純物領域が形成されない
はずの領域でもp+型不純物領域である反転層3’が形
成されてしまい、素子の特性に悪影響を与えるという問
題があった。
【0020】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、オートドーピングに
よる反転層の形成を抑制することのできる半導体加速度
センサ及びその製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上面側及び下面側を有するフレームと、複数の梁部及び
中央部を有して成る撓み部であって、該梁部は前記フレ
ームの内縁部の少なくとも一部分と前記中央部との間で
延在し、前記梁部と前記中央部とが一体につながってい
る撓み部と、前記中央部に懸架支持されている重り部
と、前記フレームの下面側を支持し、内側側面が前記重
り部の側面と切り込み部を隔てて向かい合う支持部材
と、前記重り部と前記梁部との間に形成された切り込み
溝と、前記撓み部で発生する電気信号を取り出す配線及
び電極パッドとを有して成り、前記切り込み部と前記切
り込み溝とはつながっており、前記重り部及び前記支持
部材とは半導体基板を用いて構成され、前記撓み部及び
前記フレームは前記半導体基板上に設けたエピタキシャ
ル層を用いて構成され、前記切り込み溝は第一の高濃度
埋込不純物層を除去することにより形成された半導体加
速度センサにおいて、前記第一の高濃度埋込不純物層の
形状を、前記梁部と略同形状として前記梁部の下部の前
記半導体基板内に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0022】請求項2記載の発明は、一主表面及び二主
表面を有する半導体基板の一主表面に、該半導体基板の
中央部の外縁から外側方向に延びる第一の高濃度埋込不
純物層を形成する工程と、前記半導体基板の一主表面上
に、加速度印加時に撓む撓み部に相当する厚さでエピタ
キシャル層を形成する工程と、前記半導体基板の該エピ
タキシャル層形成面側の所定の箇所に前記撓み部で発生
する電気信号を取り出す配線及び電極パッドを形成する
工程と、加速度印加時に前記撓み部に撓みを与える重り
部の外周縁に対応する部分を前記半導体基板の二主表面
側から異方性エッチングして、前記第一の高濃度埋込不
純物層に到達する切り込み部を形成する工程と、前記第
一の高濃度埋込不純物層を等方性エッチングにて除去し
て、中央部と該中央部と前記エピタキシャル層により形
成されたフレームとの間で延在する梁部とを有して成る
撓み部を前記エピタキシャル層により形成する工程とを
有し、前記重り部は前記撓み部に懸架支持されて成る半
導体加速度センサの製造方法において、前記第一の高濃
度埋込不純物層の形状を、前記梁部と略同形状として前
記梁部の下部の前記半導体基板の一主表面に形成したこ
とを特徴とするものである。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項2記載の半
導体加速度センサの製造方法において、前記切り込み部
形成の際のエッチングの到達点に第二の高濃度埋込不純
物層を形成したことを特徴とするものである。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
導体加速度センサの製造方法において、前記第二の高濃
度埋込不純物層のパターン形状を、矩形状としたことを
特徴とするものである。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項4記載の半
導体加速度センサの製造方法において、前記矩形状の第
二の高濃度埋込不純物層のパターン形状を、内周面の少
なくともエッジ部分を内周面内側に張り出してエッジ部
分の幅を広げたことを特徴とするものである。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項3乃至請求
項5のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法
において、前記第二の高濃度埋込不純物層の不純物濃度
を、前記第一の高濃度埋込不純物層の不純物濃度より高
くしたことを特徴とするものである。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体加速度センサの製造方法において、前記第一の高濃
度埋込不純物層の不純物濃度を、1×1019cm-3以上と
し、前記第二の高濃度埋込不純物層の不純物濃度を、1
×1020cm-3以上としたことを特徴とするものである。
【0028】請求項8記載の発明は、請求項3乃至請求
項7のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法
において、前記第一及び第二の高濃度埋込不純物層の不
純物が、ボロンであることを特徴とするものである。
【0029】請求項9記載の発明は、請求項3乃至請求
項7のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法
において、前記第一の高濃度埋込不純物層の導電型をn
型とし、前記第二の高濃度埋込不純物層の導電型をp型
としたことを特徴とするものである。
【0030】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
半導体加速度センサの製造方法において、前記第二の高
濃度埋込不純物層の不純物がボロンであることを特徴と
するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面に基づき説明する。
【0032】=実施の形態1= 図1は、本発明の一実施の形態に係る半導体加速度セン
サの製造工程を示す概略断面図であり、図2は、本実施
の形態に係る半導体加速度センサのエッチング加工前の
状態を示す概略構成図であり、(a)は上面から見た状
態を示す概略平面図であり、(b)は(a)のA−A’
断面における概略断面図であり、(c)は(a)のB−
B’断面における概略断面図であり、図3は、本実施の
形態に係る半導体加速度センサのエッチング加工後の状
態を示す概略構成図であり、(a)は上面から見た状態
を示す概略平面図であり、(b)は(a)のA−A’断
面における概略断面図であり、(c)は(a)のB−
B’断面における概略断面図である。なお、図1は、図
2(a),図3(a)のB−B’断面における製造工程
を示している。
【0033】本実施の形態に係る半導体加速度センサの
製造工程と、従来例として図10に示す半導体加速度セ
ンサの製造工程と異なる工程は、図10に示す半導体加
速度センサの製造工程において、p+型埋込犠牲層3の
パターン形状を、撓み部4aと略同形状として撓み部4
aの下部の単結晶シリコン基板1内に形成している。
【0034】また、本実施の形態においては、図1
(d)の工程で形成する切り込み部10のエッチング到
達点にp+型埋込犠牲層3が存在しないため、切り込み
部10を所定の深さとするためにはエッチング時間の管
理を必要とする。
【0035】また、本実施の形態においては、エッチャ
ント導入口15を梁部4b2の両側と、エピタキシャル
層4における、切り込み部10のエッチング到達点に該
当する箇所の内、梁部4b2形成箇所を除いた箇所にの
み形成する。
【0036】これにより、重り部1a上にエピタキシャ
ル層4の一部が残った構造となり、この残ったエピタキ
シャル層4が重り部1aとして作用する。
【0037】なお、従来例と同様な形状のエッチャント
導入口15を形成してよいが、エピタキシャル層4の一
部を重り部1a上に残すようにすれば重り部1aの質量
が増し、感度の向上を図ることができる。
【0038】従って、本実施の形態においては、p+型
埋込犠牲層3のパターン面積を低減することにより、単
結晶シリコン基板1とエピタキシャル層4の界面付近
に、オートドーピングによる反転層3’が形成されるの
を抑制、または、少なくとも反転層3’の不純物濃度を
低減させることができ、素子の特性に対する悪影響を低
減、または、解消させることができる。
【0039】=実施の形態2= 図4は、本発明の一実施の形態に係る半導体加速度セン
サの製造工程を示す概略断面図であり、図5は、本実施
の形態に係る半導体加速度センサのエッチング加工前の
状態を示す概略構成図であり、(a)は上面から見た状
態を示す概略平面図であり、(b)は(a)のA−A’
断面における概略断面図であり、(c)は(a)のB−
B’断面における概略断面図であり、図6は、本実施の
形態に係る半導体加速度センサのエッチング加工後の状
態を示す概略構成図であり、(a)は上面から見た状態
を示す概略平面図であり、(b)は(a)のA−A’断
面における概略断面図であり、(c)は(a)のB−
B’断面における概略断面図である。なお、図4は、図
5(a),図6(a)のB−B’断面における製造工程
を示している。
【0040】本実施の形態に係る半導体加速度センサの
製造工程は、実施の形態1として図1に示す半導体加速
度センサの製造工程において、枠状のフレーム4aの内
周面に該当する箇所の単結晶シリコン基板1内にさらに
枠状のp+型埋込犠牲層3を形成した構成である。つま
り、切り込み部10のエッチング到達点にp+型埋込犠
牲層3が形成された構成となる。
【0041】なお、以下において、説明の便宜上、梁部
4b2の下部に形成されたp+型埋込犠牲層3を第一の
高濃度埋込不純物層であるp+型埋込犠牲層3aとし、
フレーム4aの内周面に形成された枠状のp+型埋込犠
牲層3を第二の高濃度埋込不純物層であるp+型埋込犠
牲層3bとする。
【0042】本実施の形態においては、エッチングによ
り切り込み部10を形成する際にp+型埋込犠牲層3b
がエッチングストップ層として作用するため、エッチン
グ時間の管理が不要となる。
【0043】=実施の形態3= 図7は、本発明の他の実施の形態に係る半導体加速度セ
ンサにおけるp+型埋込犠牲層3のパターン形状を示す
概略平面図である。本実施の形態に係るp+型埋込犠牲
層3のパターン形状は、実施の形態2に示す半導体加速
度センサにおけるp+型埋込犠牲層3において、p+型
埋込犠牲層3bの内周面のエッジ部分をアール形状に形
成した構成である。
【0044】なお、本実施の形態においては、p+型埋
込犠牲層3bの内周面のエッジ部分をアール形状に形成
したが、これに限定されるものではなく、前記エッジ部
分が前記内周面の内側方向に張り出すような形状であれ
ばよい。
【0045】以下、p+型埋込犠牲層3bを上記のよう
なパターン形状とした理由について説明する。KOH,
EDP,ヒドラジン等のアルカリ系のエッチャントを用
いて切り込み部10を形成すると、p+型埋込犠牲層3
bの内周面のエッジ部分がエッチングにより後退して面
取りされてしまう(コーナーカット)ため、実施の形態
2のように単なる枠状のパターン形状にすると、エッチ
ングの終点(エンドポイント)付近で、特にp+型埋込
犠牲層3bの内周面のエッジ部分において枠状のパター
ン形状の内側まで単結晶シリコン基板1がエッチングさ
れてしまう。この枠状のパターン形状の内側にはp+型
埋込犠牲層3が形成されていないのでエッチングストッ
プさせることができない。
【0046】そこで、本実施の形態においては、枠状の
パターン形状のp+型埋込犠牲層3bのエッジ部分を内
周面の内側方向に張り出すような形状とすることによ
り、コーナーカットがあってもエッチングをストップさ
せることができる。
【0047】=実施の形態4= 本実施の形態は、実施の形態2,3に示すp+型埋込犠
牲層3において、p+型埋込犠牲層3aとp+型埋込犠
牲層3bの不純物濃度を異なるようにしたものである。
つまり、犠牲層として機能するためには不純物濃度は1
×1019cm-3以上あればよいが、エッチングストップ層と
して機能させるためには不純物濃度は1×1020cm-3以上
であることが望ましいため、p+型埋込犠牲層3aの不
純物濃度よりもp+型埋込犠牲層3bの不純物濃度を高
くなる(p+型埋込犠牲層3bの不純物濃度を1×1020c
m-3以上)ようにして、エッチングストップ効果を高め
ている。
【0048】なお、p+型埋込犠牲層3aとp+型埋込
犠牲層3bの不純物濃度が同じでも良い。
【0049】=実施の形態5= 本実施の形態は、実施の形態2,3に示すp+型埋込犠
牲層3において、パターン形状は同様であるが、p+型
埋込犠牲層3の内、p+型埋込犠牲層3aの代わりにn
+型埋込犠牲層を形成したものである。
【0050】p+型埋込犠牲層3bは、エッチングスト
ップ層として機能させたいので、アルカリ系のエッチャ
ントに対してエッチングストップ効果の高いボロン
(B)等のp型不純物層を用いる必要があるが、p+型
埋込犠牲層3aは、犠牲層としての機能だけでよいので
不純物の導電型はp型,n型のどちらでもよいが、本実
施の形態においては、p+型埋込犠牲層3aの代わりに
p+型埋込犠牲層3bと逆の導電型のn+型埋込犠牲層
を形成することにより、以下に示すような効果を得るこ
とができる。
【0051】つまり、オートドーピングによりエピタキ
シャル層4中に取り込まれる不純物としては、p型とn
型の両方が存在するので、従来問題となっていた、単結
晶シリコン基板1とエピタキシャル層4との界面付近に
形成されるオートドーピングによる反転層3’は、p型
不純物とn型不純物とで導電型としては相殺される方向
に働き、この反転層3’が形成されるのを抑制、あるい
は、少なくとも反転層3’の不純物濃度を低減させるこ
とができ、素子の特性に対する悪影響を低減、または解
消させることができる。
【0052】なお、上述の全ての実施の形態において
は、梁部4b2が4本の半導体加速度センサの場合につ
いて説明したが、梁部4b2が2本または8本,12本
等、何本でもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上面側及び下面
側を有するフレームと、複数の梁部及び中央部を有して
成る撓み部であって、梁部はフレームの内縁部の少なく
とも一部分と中央部との間で延在し、梁部と中央部とが
一体につながっている撓み部と、中央部に懸架支持され
ている重り部と、フレームの下面側を支持し、内側側面
が重り部の側面と切り込み部を隔てて向かい合う支持部
材と、重り部と梁部との間に形成された切り込み溝と、
撓み部で発生する電気信号を取りだす配線及び電極パッ
ドとを有して成り、切り込み部と切り込み溝とはつなが
っており、重り部及び支持部材とは半導体基板を用いて
構成され、撓み部及びフレームは半導体基板上に設けた
エピタキシャル層を用いて構成され、切り込み溝は第一
の高濃度埋込不純物層を除去することにより形成された
半導体加速度センサにおいて、第一の高濃度埋込不純物
層の形状を、梁部と略同形状として梁部の下部の半導体
基板内に形成したので、第一の高濃度埋込不純物層のパ
ターン面積を低減することができ、オートドーピングに
よる反転層の形成を抑制することのできる半導体加速度
センサを提供することができた。
【0054】請求項2記載の発明は、一主表面及び二主
表面を有する半導体基板の一主表面に、半導体基板の中
央部の外縁から外側方向に延びる第一の高濃度埋込不純
物層を形成する工程と、半導体基板の一主表面上に、加
速度印加時に撓む撓み部に相当する厚さでエピタキシャ
ル層を形成する工程と、半導体基板のエピタキシャル層
形成面側の所定の箇所に撓み部で発生する電気信号を取
り出す配線及び電極パッドを形成する工程と、加速度印
加時に撓み部に撓みを与える重り部の外周縁に対応する
部分を半導体基板の二主表面側から異方性エッチングし
て、第一の高濃度埋込不純物層に到達する切り込み部を
形成する工程と、第一の高濃度埋込不純物層を等方性エ
ッチングにて除去して、中央部と中央部及び前記エピタ
キシャル層により形成されたフレームとの間で延在する
梁部とを有して成る撓み部をエピタキシャル層により形
成する工程とを有し、重り部は撓み部に懸架支持されて
成る半導体加速度センサの製造方法において、第一の高
濃度埋込不純物層の形状を、梁部と略同形状として梁部
の下部の半導体基板の一主表面に形成したので、第一の
高濃度埋込不純物層のパターン面積を低減することがで
き、オートドーピングによる反転層の形成を抑制するこ
とのできる半導体加速度センサの製造方法を提供するこ
とができた。
【0055】請求項3記載の発明は、請求項2記載の半
導体加速度センサの製造方法において、切り込み部形成
の際のエッチングの到達点に第二の高濃度埋込不純物層
を形成したので、請求項2記載の発明の効果に加えて、
第二の高濃度埋込不純物層をエッチングストップ層とし
て用いることができ、生産性を向上させることができ
る。
【0056】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
導体加速度センサの製造方法において、第二の高濃度埋
込不純物層のパターン形状を、矩形状としたので、請求
項3記載の発明の効果に加えて、切り込み部の形状も矩
形状となり、重り部の質量を大きくすることができ、感
度を向上させることができる。
【0057】請求項5記載の発明は、請求項4記載の半
導体加速度センサの製造方法において、矩形状の第二の
高濃度埋込不純物層のパターン形状を、内周面の少なく
ともエッジ部分を内周面内側に張り出してエッジ部分の
幅を広げたので、請求項4記載の発明の効果に加えて、
切り込み部形成の際のエッチングによりコーナーカット
が発生しても第二の高濃度埋込不純物層によりエッチン
グストップ層としての効果をもたらすことができ、コー
ナーカットを防止することができる。
【0058】請求項6記載の発明は、請求項3乃至請求
項5のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法
において、第二の高濃度埋込不純物層の不純物濃度を、
第一の高濃度埋込不純物層の不純物濃度より高くしたの
で、請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、さらに切り込み部形成の際のエッチング到
達点におけるエッチングストップ層としての効果をより
大きくすることができる。
【0059】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体加速度センサの製造方法において、前記第一の高濃
度埋込不純物層の不純物濃度を、1×1019cm-3以上と
し、前記第二の高濃度埋込不純物層の不純物濃度を、1
×1020cm-3以上としたので、請求項6記載の発明の効果
に加えて、第一の高濃度埋込不純物層が犠牲層として作
用し、第二の高濃度埋込不純物層が犠牲層及びエッチン
グストップ層として作用することができる。
【0060】請求項8記載の発明は、請求項3乃至請求
項7のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法
において、第一及び第二の高濃度埋込不純物層の不純物
が、ボロンであるので、請求項3乃至請求項7のいずれ
かに記載の発明の効果に加えて、切り込み部形成の際の
エッチング到達点におけるエッチングストップ層として
の効果をより大きくすることができる。
【0061】請求項9記載の発明は、請求項3乃至請求
項7のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法
において、第一の高濃度埋込不純物層の導電型をn型と
し、第二の高濃度埋込不純物層の導電型をp型としたの
で、請求項3乃至請求項7のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、オートドーピングによりエピタキシャル層
中に取り込まれる不純物がp型とn型とで相殺されるこ
とになり、オートドーピングによる反転層の形成をさら
に抑制、または少なくとも反転層の不純物濃度を低減す
ることができ、素子の特性に対する悪影響を低減、また
は解消させることができる。
【0062】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
半導体加速度センサの製造方法において、第二の高濃度
埋込不純物層の不純物がボロンであるので、請求項9記
載の発明の効果に加えて、切り込み部形成の際のエッチ
ング到達点におけるエッチングストップ層としての効果
をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体加速度セン
サの製造工程を示す概略断面図である。
【図2】本実施の形態に係る半導体加速度センサのエッ
チング加工前の状態を示す概略構成図であり、(a)は
上面から見た状態を示す概略平面図であり、(b)は
(a)のA−A’断面における概略断面図であり、
(c)は(a)のB−B’断面における概略断面図であ
る。
【図3】本実施の形態に係る半導体加速度センサのエッ
チング加工後の状態を示す概略構成図であり、(a)は
上面から見た状態を示す概略平面図であり、(b)は
(a)のA−A’断面における概略断面図であり、
(c)は(a)のB−B’断面における概略断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態に係る半導体加速度セン
サの製造工程を示す概略断面図である。
【図5】本実施の形態に係る半導体加速度センサのエッ
チング加工前の状態を示す概略構成図であり、(a)は
上面から見た状態を示す概略平面図であり、(b)は
(a)のA−A’断面における概略断面図であり、
(c)は(a)のB−B’断面における概略断面図であ
る。
【図6】本実施の形態に係る半導体加速度センサのエッ
チング加工後の状態を示す概略構成図であり、(a)は
上面から見た状態を示す概略平面図であり、(b)は
(a)のA−A’断面における概略断面図であり、
(c)は(a)のB−B’断面における概略断面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る半導体加速度セ
ンサにおけるp+型埋込犠牲層のパターン形状を示す概
略平面図である。
【図8】従来例に係る半導体加速度センサのエッチング
加工前の状態を示す概略構成図であり、(a)は上面か
ら見た状態を示す概略平面図であり、(b)はA−A’
断面における概略断面図であり、(c)はB−B’断面
における概略断面図である。
【図9】従来例に係る半導体加速度センサのエッチング
加工後の状態を示す概略構成図であり、(a)は上面か
ら見た状態を示す概略平面図であり、(b)はA−A’
断面における概略断面図であり、(c)はB−B’断面
における概略断面図である。
【図10】従来例に係る半導体加速度センサの製造工程
を示す図8(a),図9(a)のB−B’断面における
概略断面図である。
【図11】従来例に係る半導体加速度センサの反転層が
形成された状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 単結晶シリコン基板 2 シリコン酸化膜 2a 開口部 3,3a,3b p+型埋込犠牲層 3’ 反転層 4 エピタキシャル層 4a フレーム 4b 撓み部 4b1 中央部 4b2 梁部 5 ピエゾ抵抗 6 拡散配線 7 シリコン酸化膜 8 保護膜 9 開口部 10 切り込み部 11 金属配線 12 電極パッド 13 ストッパ接合用パッド 14 配線保護膜 15 エッチャント導入口 16 上部ストッパ 16a 凹部 17 下部ストッパ 17a 凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】請求項5記載の発明は、請求項4記載の半
導体加速度センサの製造方法において、矩形状の第二の
高濃度埋込不純物層のパターン形状を、内周面の少なく
ともエッジ部分を内周面内側に張り出してエッジ部分の
幅を広げたので、請求項4記載の発明の効果に加えて、
切り込み部形成の際のエッチングによりコーナーカット
が発生しても第二の高濃度埋込不純物層によりエッチン
グストップ層としての効果をもたらすことができる

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側及び下面側を有するフレームと、
    複数の梁部及び中央部を有して成る撓み部であって、該
    梁部は前記フレームの内縁部の少なくとも一部分と前記
    中央部との間で延在し、前記梁部と前記中央部とが一体
    につながっている撓み部と、前記中央部に懸架支持され
    ている重り部と、前記フレームの下面側を支持し、内側
    側面が前記重り部の側面と切り込み部を隔てて向かい合
    う支持部材と、前記重り部と前記梁部との間に形成され
    た切り込み溝と、前記撓み部で発生する電気信号を取り
    出す配線及び電極パッドとを有して成り、前記切り込み
    部と前記切り込み溝とはつながっており、前記重り部及
    び前記支持部材とは半導体基板を用いて構成され、前記
    撓み部及び前記フレームは前記半導体基板上に設けたエ
    ピタキシャル層を用いて構成され、前記切り込み溝は第
    一の高濃度埋込不純物層を除去することにより形成され
    た半導体加速度センサにおいて、前記第一の高濃度埋込
    不純物層の形状を、前記梁部と略同形状として前記梁部
    の下部の前記半導体基板内に形成したことを特徴とする
    半導体加速度センサ。
  2. 【請求項2】 一主表面及び二主表面を有する半導体基
    板の一主表面に、該半導体基板の中央部の外縁から外側
    方向に延びる第一の高濃度埋込不純物層を形成する工程
    と、前記半導体基板の一主表面上に、加速度印加時に撓
    む撓み部に相当する厚さでエピタキシャル層を形成する
    工程と、前記半導体基板の該エピタキシャル層形成面側
    の所定の箇所に前記撓み部で発生する電気信号を取り出
    す配線及び電極パッドを形成する工程と、加速度印加時
    に前記撓み部に撓みを与える重り部の外周縁に対応する
    部分を前記半導体基板の二主表面側から異方性エッチン
    グして、前記第一の高濃度埋込不純物層に到達する切り
    込み部を形成する工程と、前記第一の高濃度埋込不純物
    層を等方性エッチングにて除去して、中央部と該中央部
    と前記エピタキシャル層により形成されたフレームとの
    間で延在する梁部とを有して成る撓み部を前記エピタキ
    シャル層により形成する工程とを有し、前記重り部は前
    記撓み部に懸架支持されて成る半導体加速度センサの製
    造方法において、前記第一の高濃度埋込不純物層の形状
    を、前記梁部と略同形状として前記梁部の下部の前記半
    導体基板の一主表面に形成したことを特徴とする半導体
    加速度センサの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記切り込み部形成の際のエッチングの
    到達点に第二の高濃度埋込不純物層を形成したことを特
    徴とする請求項2記載の半導体加速度センサの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第二の高濃度埋込不純物層のパター
    ン形状を、矩形状としたことを特徴とする請求項3記載
    の半導体加速度センサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記矩形状の第二の高濃度埋込不純物層
    のパターン形状を、内周面の少なくともエッジ部分を内
    周面内側に張り出してエッジ部分の幅を広げたことを特
    徴とする請求項4記載の半導体加速度センサの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第二の高濃度埋込不純物層の不純物
    濃度を、前記第一の高濃度埋込不純物層の不純物濃度よ
    り高くしたことを特徴とする請求項3乃至請求項5のい
    ずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第一の高濃度埋込不純物層の不純物
    濃度を、1×1019cm- 3以上とし、前記第二の高濃度埋込
    不純物層の不純物濃度を、1×1020cm-3以上としたこと
    を特徴とする請求項6記載の半導体加速度センサの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第一及び第二の高濃度埋込不純物層
    の不純物が、ボロンであることを特徴とする請求項3乃
    至請求項7のいずれかに記載の半導体加速度センサの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記第一の高濃度埋込不純物層の導電型
    をn型とし、前記第二の高濃度埋込不純物層の導電型を
    p型としたことを特徴とする請求項3乃至請求項7のい
    ずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第二の高濃度埋込不純物層の不純
    物がボロンであることを特徴とする請求項9記載の半導
    体加速度センサの製造方法。
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