JPH11219570A - データ記録媒体、データ記録装置、データ再生装置及び方法 - Google Patents
データ記録媒体、データ記録装置、データ再生装置及び方法Info
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- JPH11219570A JPH11219570A JP32663698A JP32663698A JPH11219570A JP H11219570 A JPH11219570 A JP H11219570A JP 32663698 A JP32663698 A JP 32663698A JP 32663698 A JP32663698 A JP 32663698A JP H11219570 A JPH11219570 A JP H11219570A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データの書き込みが可能な記録媒体であっ
て、光ディスク等に好適なデータ記録媒体を提供する。
さらに、そのようなデータ記録媒体に対して、データの
記録、再生を行うデータ記録装置、再生装置及び方法を
提供する。 【解決手段】 情報を記録する領域を複数の記録セクタ
11に分割し、各記録セクタ11はデータ記録部14z
を含む光ディスクであって、データ記録部14zのデー
タ部14e、14yにはデータシンボルを8−16変調
して得るコードワードを記録し、コードワードはその直
前のコードワードを復調するためのステート情報を有
し、データ記録部14zの直後にポストアンブル部14
gを備える。ポストアンブル部14gには、データ再生
時に同期をとるための同期パターンの一部または全部を
含むポストアンブルパターンが記録される。
て、光ディスク等に好適なデータ記録媒体を提供する。
さらに、そのようなデータ記録媒体に対して、データの
記録、再生を行うデータ記録装置、再生装置及び方法を
提供する。 【解決手段】 情報を記録する領域を複数の記録セクタ
11に分割し、各記録セクタ11はデータ記録部14z
を含む光ディスクであって、データ記録部14zのデー
タ部14e、14yにはデータシンボルを8−16変調
して得るコードワードを記録し、コードワードはその直
前のコードワードを復調するためのステート情報を有
し、データ記録部14zの直後にポストアンブル部14
gを備える。ポストアンブル部14gには、データ再生
時に同期をとるための同期パターンの一部または全部を
含むポストアンブルパターンが記録される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを用いて
ディジタルデータの記録・再生が行われる記録媒体であ
って、特に、データの書き込みが可能な光ディスク等に
好適なデータ記録媒体に関する。さらに、本発明は、そ
のようなデータ記録媒体に対してデータの記録・再生を
行う装置及び方法に関する。
ディジタルデータの記録・再生が行われる記録媒体であ
って、特に、データの書き込みが可能な光ディスク等に
好適なデータ記録媒体に関する。さらに、本発明は、そ
のようなデータ記録媒体に対してデータの記録・再生を
行う装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量のデータを記録再生できる
ディジタル記録媒体として様々な光ディスクが開発され
ている。その中の一つであるDVD−ROMは一般に8
−16変調を採用している。
ディジタル記録媒体として様々な光ディスクが開発され
ている。その中の一つであるDVD−ROMは一般に8
−16変調を採用している。
【0003】DVD−ROMで採用された8−16変調
は、8ビットのデータシンボルを16ビットのコードワ
ードに変換する。1つのデータシンボルに対し複数のコ
ードワードが存在し、コードワードごとに指定されるス
テート情報とDSV(Digital Sum Value)を考慮して
どのコードワードを選択するかを決定する。DSVは変
調コードをNRZI(Non Return to Zero Inverted)
変換したものから、正側を+1、負側を−1として加算
することにより求められる。これに対して、コードワー
ドごとに求めたDSVをCDS(Code Word Digital Su
m)と呼ぶ。コードワードの選択は現在選択しようとし
ているコードワードに後続するコードワードのDSVも
考慮して行われる。DSVはそれまでのデータシンボル
に対して累積的に求められた値がコードワードの決定の
際に使用される。復調は、現在のコードワード(16ビ
ット)を、その次のコードワードが示すステート情報ビ
ット(2ビット)を参照して、8ビットのデータシンボ
ルに変換することにより行われる。
は、8ビットのデータシンボルを16ビットのコードワ
ードに変換する。1つのデータシンボルに対し複数のコ
ードワードが存在し、コードワードごとに指定されるス
テート情報とDSV(Digital Sum Value)を考慮して
どのコードワードを選択するかを決定する。DSVは変
調コードをNRZI(Non Return to Zero Inverted)
変換したものから、正側を+1、負側を−1として加算
することにより求められる。これに対して、コードワー
ドごとに求めたDSVをCDS(Code Word Digital Su
m)と呼ぶ。コードワードの選択は現在選択しようとし
ているコードワードに後続するコードワードのDSVも
考慮して行われる。DSVはそれまでのデータシンボル
に対して累積的に求められた値がコードワードの決定の
際に使用される。復調は、現在のコードワード(16ビ
ット)を、その次のコードワードが示すステート情報ビ
ット(2ビット)を参照して、8ビットのデータシンボ
ルに変換することにより行われる。
【0004】図12に、従来のDVD−ROMで採用さ
れたセクタフォーマットを示す。図において、データ部
14yはデータが記録される領域であり、シンク部14
xはデータ部14yの読み出し時に使用される同期情報
を含む領域である。1組のシンク部14xとデータ部1
4yを1フレームとし、1セクタを26フレームで構成
している。また、シンク部14xとデータ部14yとが
連続して記録されている。
れたセクタフォーマットを示す。図において、データ部
14yはデータが記録される領域であり、シンク部14
xはデータ部14yの読み出し時に使用される同期情報
を含む領域である。1組のシンク部14xとデータ部1
4yを1フレームとし、1セクタを26フレームで構成
している。また、シンク部14xとデータ部14yとが
連続して記録されている。
【0005】このようなフォーマットでは、データ部に
記録される最後のデータシンボルの復調は、そのデータ
部の直後のシンク部に記録されたシンクコードに含まれ
るステート情報ビットを参照して行っていた。
記録される最後のデータシンボルの復調は、そのデータ
部の直後のシンク部に記録されたシンクコードに含まれ
るステート情報ビットを参照して行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ書き
込みが可能なDVDを考えた場合、上記のようなシンク
部とデータ部のみからなるセクタで構成するフォーマッ
トは適用できない。すなわち、データ書き込み可能なD
VDでは、データが記録される領域(上記では、シンク
部とデータ部)以外に、セクタ識別のための領域やデー
タ書き込み時のレーザパワー較正のための領域等が必要
となる。したがって、データが記録される領域はセクタ
毎に非連続となり、前述のようなフォーマットでは、セ
クタ内の最後のデータ部については、シンク部が存在し
ない。すなわち、セクタ内の最後のデータ部に含まれる
最後のコードワードを復調するために必要なステート情
報ビットを得られない。また、データ書き込みを考慮し
た上記のフォーマットで記録されたDVDをセクタ単位
で連続してデータ再生する場合には、データ部にシンク
部が後続しないため、図12で示すフォーマットで記録
したDVDからデータを再生するように構成された再生
装置では、データ部の同期信号が得られないという問題
がある。
込みが可能なDVDを考えた場合、上記のようなシンク
部とデータ部のみからなるセクタで構成するフォーマッ
トは適用できない。すなわち、データ書き込み可能なD
VDでは、データが記録される領域(上記では、シンク
部とデータ部)以外に、セクタ識別のための領域やデー
タ書き込み時のレーザパワー較正のための領域等が必要
となる。したがって、データが記録される領域はセクタ
毎に非連続となり、前述のようなフォーマットでは、セ
クタ内の最後のデータ部については、シンク部が存在し
ない。すなわち、セクタ内の最後のデータ部に含まれる
最後のコードワードを復調するために必要なステート情
報ビットを得られない。また、データ書き込みを考慮し
た上記のフォーマットで記録されたDVDをセクタ単位
で連続してデータ再生する場合には、データ部にシンク
部が後続しないため、図12で示すフォーマットで記録
したDVDからデータを再生するように構成された再生
装置では、データ部の同期信号が得られないという問題
がある。
【0007】以上の点から、図12で示すフォーマット
で記録したDVDからデータを再生する再生装置では、
データ書き込みを考慮した上記のようなフォーマットす
なわちセクタ間でデータ記録領域が非連続となるフォー
マットで記録したDVDからはデータを再生できないと
いう問題がある。大容量の記録媒体として書き込み可能
なDVDのニーズは今後益々期待され、このような技術
が早急に要望される。
で記録したDVDからデータを再生する再生装置では、
データ書き込みを考慮した上記のようなフォーマットす
なわちセクタ間でデータ記録領域が非連続となるフォー
マットで記録したDVDからはデータを再生できないと
いう問題がある。大容量の記録媒体として書き込み可能
なDVDのニーズは今後益々期待され、このような技術
が早急に要望される。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、データの書
き込みが可能な記録媒体であって、光ディスク等に好適
なデータ記録媒体を提供することにある。さらに、その
ようなデータ記録媒体に対して、データの記録、再生を
行うデータ記録装置、再生装置及び方法を提供すること
を目的とする。
れたものであり、その目的とするところは、データの書
き込みが可能な記録媒体であって、光ディスク等に好適
なデータ記録媒体を提供することにある。さらに、その
ようなデータ記録媒体に対して、データの記録、再生を
行うデータ記録装置、再生装置及び方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るデータ記録媒体は、情報を記録する領
域が複数のセクタ領域に分割され、各セクタ領域はデー
タ記録領域と、該データ記録領域の直後に配置されたポ
ストアンブル領域とを含み、前記データ記録領域にはデ
ータを変調して得る変調符号が記録されるデータ記録媒
体である。
に、本発明に係るデータ記録媒体は、情報を記録する領
域が複数のセクタ領域に分割され、各セクタ領域はデー
タ記録領域と、該データ記録領域の直後に配置されたポ
ストアンブル領域とを含み、前記データ記録領域にはデ
ータを変調して得る変調符号が記録されるデータ記録媒
体である。
【0010】このとき、前記データ記録領域には同期を
とるための同期パターンが複数記録され、ポストアンブ
ル領域には、同期パターンの一つの少なくとも一部を含
むデータパターンが記録される。
とるための同期パターンが複数記録され、ポストアンブ
ル領域には、同期パターンの一つの少なくとも一部を含
むデータパターンが記録される。
【0011】また、ポストアンブル領域に記録されるデ
ータパターンは、データ記録領域と合わせて計算された
DSVの値が最小となるように複数の所定パターンの中
から選択されてもよい。
ータパターンは、データ記録領域と合わせて計算された
DSVの値が最小となるように複数の所定パターンの中
から選択されてもよい。
【0012】また、ポストアンブル領域に記録されるデ
ータパターンは、データ記録領域に含まれる最後の変調
符号とポストアンブル領域に記録されるデータパターン
とを接合したときにラン長制限を満たすようにしてもよ
い。
ータパターンは、データ記録領域に含まれる最後の変調
符号とポストアンブル領域に記録されるデータパターン
とを接合したときにラン長制限を満たすようにしてもよ
い。
【0013】また、ポストアンブル領域には、データ記
録領域に記録された最後の変調符号を復調するための情
報を含むデータパターンが記録されてもよい。
録領域に記録された最後の変調符号を復調するための情
報を含むデータパターンが記録されてもよい。
【0014】本発明に係るデータ記録装置は、情報を記
録する領域を複数のセクタ領域に分割し、該各セクタ領
域はデータを変調して得られる変調符号を記録するデー
タ記録領域を含むデータ記録媒体に対して、変調符号を
記録するデータ記録装置であって、同期をとるために使
用される同期パターンの少なくとも一部を含むデータパ
ターンを少なくとも1つ出力するパターン出力手段と、
パターン出力手段から出力されたデータパターンの1つ
を、データ記録領域の直後に記録する記録手段とを備え
る。
録する領域を複数のセクタ領域に分割し、該各セクタ領
域はデータを変調して得られる変調符号を記録するデー
タ記録領域を含むデータ記録媒体に対して、変調符号を
記録するデータ記録装置であって、同期をとるために使
用される同期パターンの少なくとも一部を含むデータパ
ターンを少なくとも1つ出力するパターン出力手段と、
パターン出力手段から出力されたデータパターンの1つ
を、データ記録領域の直後に記録する記録手段とを備え
る。
【0015】データ記録装置はさらに、パターン出力手
段から出力された各データパターンについてDSVを算
出するDSV演算手段と、DSV演算手段により算出さ
れたDSVの値に基づいて1つのデータパターンを選択
する選択手段とを備えてもよい。このとき、記録手段
は、選択手段により選択されたデータパターンをデータ
記録領域の直後に記録するようにする。
段から出力された各データパターンについてDSVを算
出するDSV演算手段と、DSV演算手段により算出さ
れたDSVの値に基づいて1つのデータパターンを選択
する選択手段とを備えてもよい。このとき、記録手段
は、選択手段により選択されたデータパターンをデータ
記録領域の直後に記録するようにする。
【0016】また、データ記録装置は、データパターン
がデータ記録領域に記録される最後の変調符号と接合し
たときにラン長制限を満たすか否かを判定するラン長判
定手段と、ラン長判定手段による判定結果に基づきラン
長制限を満たすように一つのデータパターンを選択する
選択手段とをさらに備えてもよい。このとき、記録手段
は、選択手段により選択されたデータパターンをデータ
記録領域の直後に記録するようにする。
がデータ記録領域に記録される最後の変調符号と接合し
たときにラン長制限を満たすか否かを判定するラン長判
定手段と、ラン長判定手段による判定結果に基づきラン
長制限を満たすように一つのデータパターンを選択する
選択手段とをさらに備えてもよい。このとき、記録手段
は、選択手段により選択されたデータパターンをデータ
記録領域の直後に記録するようにする。
【0017】本発明に係るデータ再生装置は、情報を記
録する領域を複数のセクタ領域に分割し、各セクタ領域
はデータ記録領域とそのデータ記録領域の直後に設けら
れたポストアンブル領域とを含み、データ記録領域は同
期をとるための同期パターンを含む同期領域とデータを
変調して得られる変調符号を含むデータ領域とを含み、
ポストアンブル部には同期パターンの少なくとも一部が
記録されているデータ記録媒体から記録されたデータを
再生するデータ再生装置である。そのデータ再生装置
は、データ記録媒体に記録された情報をアナログ変調信
号として読み出し、そのアナログ変調信号をディジタル
データに変換する再生手段と、再生手段により得られた
ディジタルデータから同期領域とデータ領域とを検出
し、それらの領域が検出された期間のみ所定の制御信号
を出力する領域検出手段と、領域検出手段から制御信号
が出力されている期間のみ再生手段から出力されるディ
ジタルデータを復調する復調手段とを備える。
録する領域を複数のセクタ領域に分割し、各セクタ領域
はデータ記録領域とそのデータ記録領域の直後に設けら
れたポストアンブル領域とを含み、データ記録領域は同
期をとるための同期パターンを含む同期領域とデータを
変調して得られる変調符号を含むデータ領域とを含み、
ポストアンブル部には同期パターンの少なくとも一部が
記録されているデータ記録媒体から記録されたデータを
再生するデータ再生装置である。そのデータ再生装置
は、データ記録媒体に記録された情報をアナログ変調信
号として読み出し、そのアナログ変調信号をディジタル
データに変換する再生手段と、再生手段により得られた
ディジタルデータから同期領域とデータ領域とを検出
し、それらの領域が検出された期間のみ所定の制御信号
を出力する領域検出手段と、領域検出手段から制御信号
が出力されている期間のみ再生手段から出力されるディ
ジタルデータを復調する復調手段とを備える。
【0018】本発明に係るデータ記録方法は、情報を記
録する領域を複数のセクタ領域に分割し、各セクタ領域
はデータを変調して得られる変調符号を記録するデータ
記録領域を含むデータ記録媒体に対して、変調符号を記
録する方法であり、同期をとるために使用される同期パ
ターンの少なくとも一部を含むデータパターンを少なく
とも1つ出力し、その出力したデータパターンの1つを
データ記録領域の直後に記録する。
録する領域を複数のセクタ領域に分割し、各セクタ領域
はデータを変調して得られる変調符号を記録するデータ
記録領域を含むデータ記録媒体に対して、変調符号を記
録する方法であり、同期をとるために使用される同期パ
ターンの少なくとも一部を含むデータパターンを少なく
とも1つ出力し、その出力したデータパターンの1つを
データ記録領域の直後に記録する。
【0019】このとき、出力されるデータパターンに
は、データ記録領域に記録される最後の変調符号を復調
するための情報が含まれてもよい。
は、データ記録領域に記録される最後の変調符号を復調
するための情報が含まれてもよい。
【0020】データ記録方法において、出力した各デー
タパターンについてDSVを算出し、その算出したDS
Vの値に基づき、記録するための1つのデータパターン
を選択するようにしてもよい。
タパターンについてDSVを算出し、その算出したDS
Vの値に基づき、記録するための1つのデータパターン
を選択するようにしてもよい。
【0021】また、データ記録方法において、データパ
ターンがデータ記録領域に記録される最後の変調符号と
接合したときにラン長制限を満たすか否かを判定し、そ
の判定結果に基づき、ラン長制限を満たすように、記録
するための1つのデータパターンを選択するようにして
もよい。
ターンがデータ記録領域に記録される最後の変調符号と
接合したときにラン長制限を満たすか否かを判定し、そ
の判定結果に基づき、ラン長制限を満たすように、記録
するための1つのデータパターンを選択するようにして
もよい。
【0022】本発明に係るデータ再生方法は、情報を記
録する領域を複数のセクタ領域に分割し、各セクタ領域
はデータ記録領域とそのデータ記録領域の直後に設けら
れたポストアンブル領域とを含み、データ記録領域は同
期をとるための同期パターンを含む同期領域とデータを
変調して得られる変調符号を含むデータ領域とを含み、
ポストアンブル部には同期パターンの少なくとも一部が
記録されているデータ記録媒体に記録されたデータを再
生する方法である。そのデータ再生方法は、データ記録
媒体に記録された情報をアナログ変調信号として読み出
し、そのアナログ変調信号をディジタルデータに変換
し、そのディジタルデータから同期領域とデータ領域と
を検出し、それらの領域が検出された期間のみ所定の制
御信号を出力し、その制御信号が出力されている期間の
み、ディジタルデータを復調する。
録する領域を複数のセクタ領域に分割し、各セクタ領域
はデータ記録領域とそのデータ記録領域の直後に設けら
れたポストアンブル領域とを含み、データ記録領域は同
期をとるための同期パターンを含む同期領域とデータを
変調して得られる変調符号を含むデータ領域とを含み、
ポストアンブル部には同期パターンの少なくとも一部が
記録されているデータ記録媒体に記録されたデータを再
生する方法である。そのデータ再生方法は、データ記録
媒体に記録された情報をアナログ変調信号として読み出
し、そのアナログ変調信号をディジタルデータに変換
し、そのディジタルデータから同期領域とデータ領域と
を検出し、それらの領域が検出された期間のみ所定の制
御信号を出力し、その制御信号が出力されている期間の
み、ディジタルデータを復調する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面を参照して本
発明に係る光ディスク及び光ディスク装置の実施形態を
説明する。なお、各図面において同一の参照符号は同一
の構成要素を示す。
発明に係る光ディスク及び光ディスク装置の実施形態を
説明する。なお、各図面において同一の参照符号は同一
の構成要素を示す。
【0024】(第1の実施の形態)図1に本発明の第1
の実施形態における光ディスクの記録セクタフォーマッ
トを示す。なお、この図に示すセクタフォーマットは一
例であり、本発明は以下に示すように、記録セクタが記
録領域とともにヘッダ領域やバッファ領域を含み、間欠
的にデータ記録領域が繰り返されるフォーマットであれ
ば他のフォーマットにも適用できる。
の実施形態における光ディスクの記録セクタフォーマッ
トを示す。なお、この図に示すセクタフォーマットは一
例であり、本発明は以下に示すように、記録セクタが記
録領域とともにヘッダ領域やバッファ領域を含み、間欠
的にデータ記録領域が繰り返されるフォーマットであれ
ば他のフォーマットにも適用できる。
【0025】図1において、記録セクタ11は、ヘッダ
領域12、ギャップ領域13、記録領域14、バッファ
領域15の順に構成されている。ヘッダ領域12には、
セクタのアドレス情報がプリフォーマットされている。
ギャップ領域13は、データの記録は行われず、光ディ
スクの回転ジッタによるヘッダ領域への二重書きの防
止、また、記録領域14への記録時の発光パワーの較正
のために設けられている。
領域12、ギャップ領域13、記録領域14、バッファ
領域15の順に構成されている。ヘッダ領域12には、
セクタのアドレス情報がプリフォーマットされている。
ギャップ領域13は、データの記録は行われず、光ディ
スクの回転ジッタによるヘッダ領域への二重書きの防
止、また、記録領域14への記録時の発光パワーの較正
のために設けられている。
【0026】記録領域14はユーザーが実際に使用する
データを記録する領域である。バッファ領域15は、光
ディスクの回転ジッタがあった場合でも、記録セクタを
完全に分離できるように設けられている。
データを記録する領域である。バッファ領域15は、光
ディスクの回転ジッタがあった場合でも、記録セクタを
完全に分離できるように設けられている。
【0027】記録領域14には、前のガード部14a、
VFO部14b、プリシンク部14c、データ記録部1
4z、ポストアンブル部14g及び後ろのガード部14
hからなる。
VFO部14b、プリシンク部14c、データ記録部1
4z、ポストアンブル部14g及び後ろのガード部14
hからなる。
【0028】ガード部14a、14hは、繰り返し記録
による媒体劣化からVFO部14bおよびデータ部14
hを守るために用いられ、例えば、VFO部14bと同
一のデータパターンが記録される。
による媒体劣化からVFO部14bおよびデータ部14
hを守るために用いられ、例えば、VFO部14bと同
一のデータパターンが記録される。
【0029】VFO部14bはビット同期を行うために
用いられ、クロック抽出が容易な、例えば”10001
0001000・・・”をNRZI変換した単一パター
ンが記録される。
用いられ、クロック抽出が容易な、例えば”10001
0001000・・・”をNRZI変換した単一パター
ンが記録される。
【0030】プリシンク部14cは、データ記録領域1
4zの先頭を示すために用いられ、欠陥に対して十分耐
性があり自己相関関数が鋭いピークを持つ、例えば、”
0000010001001000001000010
01000001000001000010000”を
NRZI変換したパターンが記録される。
4zの先頭を示すために用いられ、欠陥に対して十分耐
性があり自己相関関数が鋭いピークを持つ、例えば、”
0000010001001000001000010
01000001000001000010000”を
NRZI変換したパターンが記録される。
【0031】データ記録部14zは、シンク部14d、
14f、14xとデータ部14e、14yとを複数含
む。1つのシンク部と1つのデータ部の組み合わせをフ
レームと呼び、それぞれのフレームには先頭からフレー
ム番号が1から26まで割り当てられている。データ記
録部14zは26フレームからなる。
14f、14xとデータ部14e、14yとを複数含
む。1つのシンク部と1つのデータ部の組み合わせをフ
レームと呼び、それぞれのフレームには先頭からフレー
ム番号が1から26まで割り当てられている。データ記
録部14zは26フレームからなる。
【0032】データ部14e、14yには、データシン
ボルが8−16変調されてコードワード(変調符号)に
変換され、さらにNRZI信号に変換されて記録され
る。シンク部14d、14f、14xには後続のデータ
部14e、14yの読み出し時に同期をとるための同期
データが記録される。同期データは8−16変調されて
シンクコード(変調符号)に変換され、さらにNRZI
信号に変換された後記録される。
ボルが8−16変調されてコードワード(変調符号)に
変換され、さらにNRZI信号に変換されて記録され
る。シンク部14d、14f、14xには後続のデータ
部14e、14yの読み出し時に同期をとるための同期
データが記録される。同期データは8−16変調されて
シンクコード(変調符号)に変換され、さらにNRZI
信号に変換された後記録される。
【0033】以下に、シンク部及びデータ部の8−16
変調について説明する。なお、8−16変調技術につい
ては、特開平9−162744号公報、「ディジタル変
調装置、その方法及び記録媒体」等に開示されている。
変調について説明する。なお、8−16変調技術につい
ては、特開平9−162744号公報、「ディジタル変
調装置、その方法及び記録媒体」等に開示されている。
【0034】最初に、データ部14e、14yに対する
8−16変調について説明する。図2の(a)、(b)
に、データ部14e、14yに対する8−16変調の主
変換テーブルと副変換テーブルの構成を示す。データ部
の8−16変調はこれらのテーブルを用いて行われる。
8−16変調について説明する。図2の(a)、(b)
に、データ部14e、14yに対する8−16変調の主
変換テーブルと副変換テーブルの構成を示す。データ部
の8−16変調はこれらのテーブルを用いて行われる。
【0035】図に示すように、データ部の各変換テーブ
ルは、ステート1からステート4までの4つのステート
に分類されるテーブルを持つ。すべてのテーブルには、
コードワード接続部のラン長制限(後述)を維持するた
めに、また、復調の際に使用されるステート情報ビット
を指定するために、次のデータシンボル変換時に選択す
べきステート(以下、「ネクストステート」という。)
を示す情報が、コードワードとともに含まれる。ただ
し、副変換テーブルの場合は、一部にネクストステート
に基づいて選択してもラン長制限を満たさないものがあ
る。ここで、ラン長制限とは、あるビット「1」と、そ
の次に現れるビット「1」との間に存在するビット
「0」の数の制限であり、そのビット「0」の数を、最
小反転間隔Tminビット数以上、かつ、最大反転間隔T
maxビット以下となるように制限することである。
ルは、ステート1からステート4までの4つのステート
に分類されるテーブルを持つ。すべてのテーブルには、
コードワード接続部のラン長制限(後述)を維持するた
めに、また、復調の際に使用されるステート情報ビット
を指定するために、次のデータシンボル変換時に選択す
べきステート(以下、「ネクストステート」という。)
を示す情報が、コードワードとともに含まれる。ただ
し、副変換テーブルの場合は、一部にネクストステート
に基づいて選択してもラン長制限を満たさないものがあ
る。ここで、ラン長制限とは、あるビット「1」と、そ
の次に現れるビット「1」との間に存在するビット
「0」の数の制限であり、そのビット「0」の数を、最
小反転間隔Tminビット数以上、かつ、最大反転間隔T
maxビット以下となるように制限することである。
【0036】各コードワードには、使用した変換テーブ
ルのステートに基づいたステート情報ビットが含まれて
おり、このステート情報ビットはデータを復調する際に
参照される。具体的には、図2のコードワードの0ビッ
ト目と12ビット目とがステート情報ビットを構成す
る。ステート1またはステート4の場合、ステート情報
ビットは「0,0」、「0,1」、「1,0」または「1,
1」となる。すなわち、この場合、ステート情報ビット
はドントケアである。ステート2の場合、ステート情報
ビットは「0,0」となる。ステート3の場合、ステー
ト情報ビットは「0,1」、「1,0」または「1,1」
となる。図2において、ネクストステートが1または4
のコードワードは、対応するデータシンボルが1つしか
なく、ステート情報ビットを参照しなくてもデータシン
ボルを特定できるようにテーブルが構成されている。ま
た、ネクストステートが2または3のコードワードは、
対応するデータシンボルが複数存在する場合がある。し
たがって、コードワード(16ビット)と、その次のコ
ードワードに含まれるステート情報ビット(2ビット)
とによりデータシンボル(8ビット)を特定する。すな
わち、あるコードワードに対して、その次のコードワー
ドに含まれるステート情報ビットを参照して、そのコー
ドワードに対応するデータシンボルが得られる(復調で
きる)。
ルのステートに基づいたステート情報ビットが含まれて
おり、このステート情報ビットはデータを復調する際に
参照される。具体的には、図2のコードワードの0ビッ
ト目と12ビット目とがステート情報ビットを構成す
る。ステート1またはステート4の場合、ステート情報
ビットは「0,0」、「0,1」、「1,0」または「1,
1」となる。すなわち、この場合、ステート情報ビット
はドントケアである。ステート2の場合、ステート情報
ビットは「0,0」となる。ステート3の場合、ステー
ト情報ビットは「0,1」、「1,0」または「1,1」
となる。図2において、ネクストステートが1または4
のコードワードは、対応するデータシンボルが1つしか
なく、ステート情報ビットを参照しなくてもデータシン
ボルを特定できるようにテーブルが構成されている。ま
た、ネクストステートが2または3のコードワードは、
対応するデータシンボルが複数存在する場合がある。し
たがって、コードワード(16ビット)と、その次のコ
ードワードに含まれるステート情報ビット(2ビット)
とによりデータシンボル(8ビット)を特定する。すな
わち、あるコードワードに対して、その次のコードワー
ドに含まれるステート情報ビットを参照して、そのコー
ドワードに対応するデータシンボルが得られる(復調で
きる)。
【0037】次に、シンク部14d、14f、14xに
対する8−16変調について説明する。図3にシンク部
14d、14f、14xに対する8−16変調の主変換
テーブルと副変換テーブルの構成図を示す。シンク部1
4d、14f、14xの8−16変調はこれらのテーブ
ルを用いて行われる。
対する8−16変調について説明する。図3にシンク部
14d、14f、14xに対する8−16変調の主変換
テーブルと副変換テーブルの構成図を示す。シンク部1
4d、14f、14xの8−16変調はこれらのテーブ
ルを用いて行われる。
【0038】シンクコードは図3の(a)に示す各フレ
ーム番号ごとに指定されるシンク番号で選択される。図
3の(b)に示す主変換テーブル及び、図3の(c)に
示す副変換テーブルは、ステート1/2とステート3/
4の2つに分類されるテーブルを持つ。すなわち、ステ
ート1とステート2は同じテーブルを使用する。同様
に、ステート3とステート4も同じテーブルを使用す
る。なお、シンク部14d、14fの次のコードワード
のステート、すなわちネクストステートは常時1とす
る。
ーム番号ごとに指定されるシンク番号で選択される。図
3の(b)に示す主変換テーブル及び、図3の(c)に
示す副変換テーブルは、ステート1/2とステート3/
4の2つに分類されるテーブルを持つ。すなわち、ステ
ート1とステート2は同じテーブルを使用する。同様
に、ステート3とステート4も同じテーブルを使用す
る。なお、シンク部14d、14fの次のコードワード
のステート、すなわちネクストステートは常時1とす
る。
【0039】図3の(b)、(c)に示すように、シン
クコードにはステート情報ビットが含まれており、この
ステート情報ビットは、そのシンクコードの直前に変調
されたコードワードの復調の際に参照される。具体的に
は、データ部と同様に図3のコードワードの0ビット目
と12ビット目がステート情報ビットである。ステート
1またはステート2の場合、ステート情報ビットは
「0,0」となる。ステート3またはステート4の場
合、ステート情報ビットは「1,0」となる。このシン
ク部に対するステートとステート情報ビットの関係は、
データ部のステートとステート情報ビットの関係を満た
すようになっている。
クコードにはステート情報ビットが含まれており、この
ステート情報ビットは、そのシンクコードの直前に変調
されたコードワードの復調の際に参照される。具体的に
は、データ部と同様に図3のコードワードの0ビット目
と12ビット目がステート情報ビットである。ステート
1またはステート2の場合、ステート情報ビットは
「0,0」となる。ステート3またはステート4の場
合、ステート情報ビットは「1,0」となる。このシン
ク部に対するステートとステート情報ビットの関係は、
データ部のステートとステート情報ビットの関係を満た
すようになっている。
【0040】データ記録部14z(すなわち、シンク部
14d、14f、14xとデータ部14e、14y)の
8−16変調において、主変換テーブルと副変換テーブ
ルとは、NRZI変換後のNRZI信号の直流成分を抑
圧するために使い分けられる。以下に、データ記録部1
4z(すなわち、シンク部とデータ部)の8−16変調
における直流成分抑圧処理について図4のフローチャー
トを用いて説明する。具体的には、まず、これから処理
を行おうとする領域がセクタの先頭であることを確認す
る(S1)。その領域がセクタの先頭でれあば、DSV
の値を0に初期化する(S2)。本実施形態において、
ガード部14a、VFO部14b、プリシンク部14c
のCDS(コードワード毎に求めたDSV)はいずれも
0であるので、処理上ではガード部14a、VFO部1
4b、プリシンク部14cのいずれの領域でDSVを0
に初期化しても良い。
14d、14f、14xとデータ部14e、14y)の
8−16変調において、主変換テーブルと副変換テーブ
ルとは、NRZI変換後のNRZI信号の直流成分を抑
圧するために使い分けられる。以下に、データ記録部1
4z(すなわち、シンク部とデータ部)の8−16変調
における直流成分抑圧処理について図4のフローチャー
トを用いて説明する。具体的には、まず、これから処理
を行おうとする領域がセクタの先頭であることを確認す
る(S1)。その領域がセクタの先頭でれあば、DSV
の値を0に初期化する(S2)。本実施形態において、
ガード部14a、VFO部14b、プリシンク部14c
のCDS(コードワード毎に求めたDSV)はいずれも
0であるので、処理上ではガード部14a、VFO部1
4b、プリシンク部14cのいずれの領域でDSVを0
に初期化しても良い。
【0041】次に、シンク部14d、14f、14xに
記録されるべきシンクコードまたはデータ部14e、1
4yに記録されるべきデータシンボルを、主変換テーブ
ル及び副変換テーブルを用いて変換する(S3)。すな
わち、現在の処理が図1に示すシンク部14d、14
f、14xの場合は、図3の(a)に示すフレーム番号
に対応したシンク番号を、図3の(b)に示す主変換テ
ーブル及び図3の(c)に示す副変換テーブルを用いて
それぞれシンクコードに変換する。または、現在の処理
が図1に示すデータ部14eの場合は、データシンボル
を図2の(a)に示す主変換テーブル及び図2の(b)
に示す副変換テーブルを用いてそれぞれコードワードに
変換する。いずれの場合もどのステートのテーブルを用
いるかは、その前のコードワード変換時に決定されるネ
クストステートに基づいて決定する。そして、主変換テ
ーブルで変換したシンクコードまたはコードワードをN
RZI変換したものからCDSを計算し、その結果をC
DSmainとし、また、副変換テーブルで変換したシンク
コードまたはコードワードをNRZI変換したものから
CDSを計算し、その結果をCDSsubとする(S
4)。
記録されるべきシンクコードまたはデータ部14e、1
4yに記録されるべきデータシンボルを、主変換テーブ
ル及び副変換テーブルを用いて変換する(S3)。すな
わち、現在の処理が図1に示すシンク部14d、14
f、14xの場合は、図3の(a)に示すフレーム番号
に対応したシンク番号を、図3の(b)に示す主変換テ
ーブル及び図3の(c)に示す副変換テーブルを用いて
それぞれシンクコードに変換する。または、現在の処理
が図1に示すデータ部14eの場合は、データシンボル
を図2の(a)に示す主変換テーブル及び図2の(b)
に示す副変換テーブルを用いてそれぞれコードワードに
変換する。いずれの場合もどのステートのテーブルを用
いるかは、その前のコードワード変換時に決定されるネ
クストステートに基づいて決定する。そして、主変換テ
ーブルで変換したシンクコードまたはコードワードをN
RZI変換したものからCDSを計算し、その結果をC
DSmainとし、また、副変換テーブルで変換したシンク
コードまたはコードワードをNRZI変換したものから
CDSを計算し、その結果をCDSsubとする(S
4)。
【0042】次に、副変換テーブルを用いて変換したシ
ンクコードまたはコードワードに対して、前に処理した
シンクコードまたはコードワードと現在のシンクコード
またはコードワードとの接続部でのラン長を計算し、そ
のラン長が所定の制限を満たしているか否かを判定する
(S5)。ラン長制限を満たしている場合はステップS
6に進み、ラン長制限を満たしていない場合はステップ
S6をスキップする。このように、副変換テーブルを用
いて変換したシンクコードまたはコードワードに対して
のみラン長制限を判断するのは、前述のように、副変換
テーブルで変換して場合はラン長制限を満たさないこと
があるためである。したがって、ラン長制限の判断の結
果、その制限を満たさない場合は主変換テーブルを用い
て変換を行うようにする。これにより、本実施形態の8
−16変調により必ずラン長制限を満たす変調符号が得
られる。
ンクコードまたはコードワードに対して、前に処理した
シンクコードまたはコードワードと現在のシンクコード
またはコードワードとの接続部でのラン長を計算し、そ
のラン長が所定の制限を満たしているか否かを判定する
(S5)。ラン長制限を満たしている場合はステップS
6に進み、ラン長制限を満たしていない場合はステップ
S6をスキップする。このように、副変換テーブルを用
いて変換したシンクコードまたはコードワードに対して
のみラン長制限を判断するのは、前述のように、副変換
テーブルで変換して場合はラン長制限を満たさないこと
があるためである。したがって、ラン長制限の判断の結
果、その制限を満たさない場合は主変換テーブルを用い
て変換を行うようにする。これにより、本実施形態の8
−16変調により必ずラン長制限を満たす変調符号が得
られる。
【0043】ステップS6では、これまでのDSV(す
なわち、そのセクタにおいてその前の領域までについて
積算されたDSVの値)にCDSmainを加算した値の絶
対値と、これまでのDSVにCDSsubを加算した値の
絶対値とを比較する。DSVにCDSmainを加算した値
の絶対値が、DSVにCDSsubを加算した値の絶対値
以下のときはステップS7に進み、一方、DSVにCD
Smainを加算した値の絶対値が、DSVにCDSsubを
加算した値の絶対値より大きいときはステップS9に進
む。
なわち、そのセクタにおいてその前の領域までについて
積算されたDSVの値)にCDSmainを加算した値の絶
対値と、これまでのDSVにCDSsubを加算した値の
絶対値とを比較する。DSVにCDSmainを加算した値
の絶対値が、DSVにCDSsubを加算した値の絶対値
以下のときはステップS7に進み、一方、DSVにCD
Smainを加算した値の絶対値が、DSVにCDSsubを
加算した値の絶対値より大きいときはステップS9に進
む。
【0044】ステップS7では、これまでのDSVにC
DSmainを加算したものを、新たにDSVとする。その
後、主変換テーブルで変換したシンクコードまたはコー
ドワードを記録すべきコードとして選択する(S8)。
DSmainを加算したものを、新たにDSVとする。その
後、主変換テーブルで変換したシンクコードまたはコー
ドワードを記録すべきコードとして選択する(S8)。
【0045】ステップS9では、これまでのDSVにC
DSsubを加算したものを、新たにDSVとする。その
後、副変換テーブルで変換したシンクコードまたはコー
ドワードを記録すべきコードとして選択する(S1
0)。その後、1セクタに書き込まれるべきデータすな
わち26フレーム分のデータ全てに対して処理したか否
かを判断する(S11)。1セクタ分のデータの全てに
対して処理するまで上記処理(S1〜S11)を繰り返
す。
DSsubを加算したものを、新たにDSVとする。その
後、副変換テーブルで変換したシンクコードまたはコー
ドワードを記録すべきコードとして選択する(S1
0)。その後、1セクタに書き込まれるべきデータすな
わち26フレーム分のデータ全てに対して処理したか否
かを判断する(S11)。1セクタ分のデータの全てに
対して処理するまで上記処理(S1〜S11)を繰り返
す。
【0046】以上のように、本実施形態においては、全
体としてのDSVの絶対値が小さくなるように主変換テ
ーブルまたは副変換テーブルを選択することにより、N
RZI信号の直流成分を抑制している。
体としてのDSVの絶対値が小さくなるように主変換テ
ーブルまたは副変換テーブルを選択することにより、N
RZI信号の直流成分を抑制している。
【0047】次に、ポストアンブル部14gについて説
明する。図5に、ポストアンブル部14gに書き込まれ
るデータパターン(以下、「ポストアンブルパターン」
という。)に対する変換テーブルを示す。ポストアンブ
ルパターンは、図3の(b)、(c)に示すシンク番号
SY0のシンクコードの前半16ビットと同一のパター
ンとする。これによって、図5に示すように、ポストア
ンブルパターンにおいてステート情報ビットをシンク番
号SY0のシンクコードと同様に持たせることができ
る。4つのポストアンブルパターンの選択方法は、上述
のシンク部及びデータ部の選択方法と共通する。すなわ
ち、直前のコードワードのネクストステートに基づい
て、ステート1/ステート2またはステート3/ステー
ト4を選択し、図6に示す直流抑圧成分処理に基づい
て、セクタ先頭から計算したDSVの値の絶対値が小さ
くなる方の主変換テーブルまたは副変換テーブルを用い
てポストアンブルパターンを決定する。
明する。図5に、ポストアンブル部14gに書き込まれ
るデータパターン(以下、「ポストアンブルパターン」
という。)に対する変換テーブルを示す。ポストアンブ
ルパターンは、図3の(b)、(c)に示すシンク番号
SY0のシンクコードの前半16ビットと同一のパター
ンとする。これによって、図5に示すように、ポストア
ンブルパターンにおいてステート情報ビットをシンク番
号SY0のシンクコードと同様に持たせることができ
る。4つのポストアンブルパターンの選択方法は、上述
のシンク部及びデータ部の選択方法と共通する。すなわ
ち、直前のコードワードのネクストステートに基づい
て、ステート1/ステート2またはステート3/ステー
ト4を選択し、図6に示す直流抑圧成分処理に基づい
て、セクタ先頭から計算したDSVの値の絶対値が小さ
くなる方の主変換テーブルまたは副変換テーブルを用い
てポストアンブルパターンを決定する。
【0048】以下に、ポストアンブル部14gの8−1
6変換における直流成分抑圧処理について図6のフロー
チャートを用いて詳細に説明する。なお、本処理は、デ
ータ記録部14zに対する8−16変換における直流成
分抑圧処理(図4のフローチャート)の後、引き続き実
行される。したがって、本処理で使用するDSVの値
は、図4の処理で最終的に求められるDSVの値(その
セクタにおいてポストアンブル部14gより前の領域に
対して積算されたDSVの値)である。
6変換における直流成分抑圧処理について図6のフロー
チャートを用いて詳細に説明する。なお、本処理は、デ
ータ記録部14zに対する8−16変換における直流成
分抑圧処理(図4のフローチャート)の後、引き続き実
行される。したがって、本処理で使用するDSVの値
は、図4の処理で最終的に求められるDSVの値(その
セクタにおいてポストアンブル部14gより前の領域に
対して積算されたDSVの値)である。
【0049】まず、データ記録部14zにおける最後の
データ部14yの最後に記録されたコードワードのネク
ストステートを参照し、図5に示す主変換テーブル及び
副変換テーブルを用いてそれぞれポストアンブルパター
ンに変換する(S21)。次に、主変換テーブルで変換
したポストアンブルパターンをNRZI変換したものか
らCDSを計算し、その結果をCDSmainとし、また、
副変換テーブルで変換したポストアンブルパターンをN
RZI変換したものからCDSを計算し、その結果をC
DSsubとする(S22)。ここで、図5に示すパター
ンは全てラン長制限を満たすように作成されているた
め、本処理ではラン長制限の判断は行わない。
データ部14yの最後に記録されたコードワードのネク
ストステートを参照し、図5に示す主変換テーブル及び
副変換テーブルを用いてそれぞれポストアンブルパター
ンに変換する(S21)。次に、主変換テーブルで変換
したポストアンブルパターンをNRZI変換したものか
らCDSを計算し、その結果をCDSmainとし、また、
副変換テーブルで変換したポストアンブルパターンをN
RZI変換したものからCDSを計算し、その結果をC
DSsubとする(S22)。ここで、図5に示すパター
ンは全てラン長制限を満たすように作成されているた
め、本処理ではラン長制限の判断は行わない。
【0050】次に、DSVにCDSmainを加算した値の
絶対値と、DSVにCDSsubを加算した値の絶対値と
を比較する(S23)。DSVにCDSmainを加算した
値の絶対値が、DSVにCDSsubを加算した値の絶対
値以下のときは、主変換テーブルで変換したポストアン
ブルパターンを選択する(S24)。一方、DSVにC
DSmainを加算した値の絶対値が、DSVにCDSsub
を加算した値の絶対値より大きいときは、副変換テーブ
ルで変換したポストアンブルパターンを選択する(S2
5)。以上のように本実施形態によれば、最後のデータ
を復調するのに必要なステート情報ビットをポストアン
ブル部14gに記録されたパターンから得ることができ
る。また、ポストアンブル部14gに記録されるパター
ンとしてシンクコードの先頭16ビットを使用すること
により、データ記録部14zに記録された最後のコード
ワードとの間の接続部でのラン長制限を満たすことがで
きる。また、図4と図6のフローチャートから明らかな
ように、図4に示すシンク部14e…に対する処理と同
様に、図6に示すポストアンブル部14gに対する処理
を実行できるため、ポストアンブル部14gのための処
理や回路を新たに追加する必要がない。
絶対値と、DSVにCDSsubを加算した値の絶対値と
を比較する(S23)。DSVにCDSmainを加算した
値の絶対値が、DSVにCDSsubを加算した値の絶対
値以下のときは、主変換テーブルで変換したポストアン
ブルパターンを選択する(S24)。一方、DSVにC
DSmainを加算した値の絶対値が、DSVにCDSsub
を加算した値の絶対値より大きいときは、副変換テーブ
ルで変換したポストアンブルパターンを選択する(S2
5)。以上のように本実施形態によれば、最後のデータ
を復調するのに必要なステート情報ビットをポストアン
ブル部14gに記録されたパターンから得ることができ
る。また、ポストアンブル部14gに記録されるパター
ンとしてシンクコードの先頭16ビットを使用すること
により、データ記録部14zに記録された最後のコード
ワードとの間の接続部でのラン長制限を満たすことがで
きる。また、図4と図6のフローチャートから明らかな
ように、図4に示すシンク部14e…に対する処理と同
様に、図6に示すポストアンブル部14gに対する処理
を実行できるため、ポストアンブル部14gのための処
理や回路を新たに追加する必要がない。
【0051】また、ポストアンブルパターンとしてシン
クコードの先頭16ビットを使用することにより、さら
に以下の効果がある。すなわち、今、図7に示すよう
に、セクタ毎にシンク部とデータ部のみを抽出し、セク
タ間で結合して連続して利用する場合を考える。この場
合、後続セクタにおける先頭シンク部の前半16ビット
のかわりに、先行セクタにおける最後のポストアンブル
部14gのパターンを利用することにより、セクタ間の
結合部において、ポストアンブル部14gのパターンと
シンク部の後半14mの16ビットとから、後続セクタ
のデータ部14tに対する同期情報が得られる。また、
ポストアンブル部14gのパターンにより、先行セクタ
におけるデータ部14sの最後のデータを復調できる。
したがって、図7に示すように、セクタ毎にシンク部1
4e…とデータ部14e…のみを抽出し、セクタ間で結
合して利用する場合にも、正確な復調が可能となる。
クコードの先頭16ビットを使用することにより、さら
に以下の効果がある。すなわち、今、図7に示すよう
に、セクタ毎にシンク部とデータ部のみを抽出し、セク
タ間で結合して連続して利用する場合を考える。この場
合、後続セクタにおける先頭シンク部の前半16ビット
のかわりに、先行セクタにおける最後のポストアンブル
部14gのパターンを利用することにより、セクタ間の
結合部において、ポストアンブル部14gのパターンと
シンク部の後半14mの16ビットとから、後続セクタ
のデータ部14tに対する同期情報が得られる。また、
ポストアンブル部14gのパターンにより、先行セクタ
におけるデータ部14sの最後のデータを復調できる。
したがって、図7に示すように、セクタ毎にシンク部1
4e…とデータ部14e…のみを抽出し、セクタ間で結
合して利用する場合にも、正確な復調が可能となる。
【0052】なお、上記例では、ポストアンブルパター
ンとして、シンクコードの先頭16ビットのみを使用し
たが、シンクコードの全ビットを使用してもよい。
ンとして、シンクコードの先頭16ビットのみを使用し
たが、シンクコードの全ビットを使用してもよい。
【0053】(第2の実施形態)図8に本発明に係る光
ディスク装置のブロック図を示す。同図において、光デ
ィスク装置は、ヘッド72、再生部73、復調部74、
システム制御部75、主変換部76、副変換部77、N
RZI変換部78、79、CDS演算部710,71
1、DSV比較部712、ラン長判定部713、ステー
トセレクタ714、コードワードセレクタ715、パラ
レル−シリアル(P/S)変換部716及び記録部71
7からなる。
ディスク装置のブロック図を示す。同図において、光デ
ィスク装置は、ヘッド72、再生部73、復調部74、
システム制御部75、主変換部76、副変換部77、N
RZI変換部78、79、CDS演算部710,71
1、DSV比較部712、ラン長判定部713、ステー
トセレクタ714、コードワードセレクタ715、パラ
レル−シリアル(P/S)変換部716及び記録部71
7からなる。
【0054】本実施形態の光ディスク装置は、第1の実
施形態に示す(すなわち図1に示す)セクタフォーマッ
トで光ディスクに対して記録・再生を行う。ただし、ヘ
ッダ部12には事前に所定のアドレスが記録されてお
り、本光ディスク装置は、記録領域14に対してデータ
を記録するものとする。
施形態に示す(すなわち図1に示す)セクタフォーマッ
トで光ディスクに対して記録・再生を行う。ただし、ヘ
ッダ部12には事前に所定のアドレスが記録されてお
り、本光ディスク装置は、記録領域14に対してデータ
を記録するものとする。
【0055】光ディスク71に記録された情報は、ヘッ
ド72において照射された光ビームの反射光からアナロ
グ変調信号として得られる。このアナログ変調信号は、
再生部73によりアナログ−ディジタル変換されて再生
信号として取り出される。復調部74は、このようにし
て光ディスク71からヘッド72、再生部73を経て得
られた再生信号を用いて、番地情報と記録セクタ内の位
置情報とをシステム制御部75に出力する。システム制
御部75は、外部からの制御命令に従い、所定の番地の
記録領域において、VFOゲート、プリシンクゲート、
シンクゲート、データゲート、ガードゲート、ポストア
ンブルゲートの各信号を出力する。各ゲート信号は記録
領域14における所定領域に記録するデータパターン生
成処理を制御するための信号である。
ド72において照射された光ビームの反射光からアナロ
グ変調信号として得られる。このアナログ変調信号は、
再生部73によりアナログ−ディジタル変換されて再生
信号として取り出される。復調部74は、このようにし
て光ディスク71からヘッド72、再生部73を経て得
られた再生信号を用いて、番地情報と記録セクタ内の位
置情報とをシステム制御部75に出力する。システム制
御部75は、外部からの制御命令に従い、所定の番地の
記録領域において、VFOゲート、プリシンクゲート、
シンクゲート、データゲート、ガードゲート、ポストア
ンブルゲートの各信号を出力する。各ゲート信号は記録
領域14における所定領域に記録するデータパターン生
成処理を制御するための信号である。
【0056】主変換部76及び副変換部77は、それら
の内部に、複数の変換テーブルを持つ。変換テーブルに
は例えば図2、図3及び図5に示す変換テーブルが含ま
れる。主変換部76及び副変換部77は、VFOゲート
がイネーブルの時はVFOパターンを、プリシンクゲー
トがイネーブルの時はプリシンクパターンを、ガードゲ
ートがイネーブルの時はガードデータパターンをそれぞ
れ出力する。また、シンクゲートがイネーブルの時は、
主変換部76及び副変換部77は、図3に示す主変換テ
ーブル及び副変換テーブルを用いてそれぞれ変換したシ
ンクコードと、ネクストステート(ネクストステート
1)を出力する。データゲートがイネーブルの時は、主
変換部76及び副変換部77は、図2に示す主変換テー
ブル及び副変換テーブルを用いてそれぞれ変換したコー
ドワード及びネクストステートを出力する。ポストアン
ブルゲートがイネーブルの時は、主変換部76及び副変
換部77は、図5に示す主変換テーブル及び副変換テー
ブルを用いて決定した、シンク番号SY0のシンクコー
ドの前16ビットをそれぞれ出力する。
の内部に、複数の変換テーブルを持つ。変換テーブルに
は例えば図2、図3及び図5に示す変換テーブルが含ま
れる。主変換部76及び副変換部77は、VFOゲート
がイネーブルの時はVFOパターンを、プリシンクゲー
トがイネーブルの時はプリシンクパターンを、ガードゲ
ートがイネーブルの時はガードデータパターンをそれぞ
れ出力する。また、シンクゲートがイネーブルの時は、
主変換部76及び副変換部77は、図3に示す主変換テ
ーブル及び副変換テーブルを用いてそれぞれ変換したシ
ンクコードと、ネクストステート(ネクストステート
1)を出力する。データゲートがイネーブルの時は、主
変換部76及び副変換部77は、図2に示す主変換テー
ブル及び副変換テーブルを用いてそれぞれ変換したコー
ドワード及びネクストステートを出力する。ポストアン
ブルゲートがイネーブルの時は、主変換部76及び副変
換部77は、図5に示す主変換テーブル及び副変換テー
ブルを用いて決定した、シンク番号SY0のシンクコー
ドの前16ビットをそれぞれ出力する。
【0057】なお、以下の説明では便宜上、主変換部7
6から出力される、シンクコード、コードワードまたは
ポストアンブルパターンを総称して「主変換コード」
と、ネクストステートを「主変換ステート」と呼ぶ。同
様に、副変換部77からから出力される、シンクコー
ド、コードワードまたはポストアンブルパターンを総称
して「副変換コード」と、ネクストステートを「副変換
ステート」と呼ぶ。
6から出力される、シンクコード、コードワードまたは
ポストアンブルパターンを総称して「主変換コード」
と、ネクストステートを「主変換ステート」と呼ぶ。同
様に、副変換部77からから出力される、シンクコー
ド、コードワードまたはポストアンブルパターンを総称
して「副変換コード」と、ネクストステートを「副変換
ステート」と呼ぶ。
【0058】NRZI変換部78、79は、主変換コー
ドと副変換コードをNRZI変換する。CDS演算部7
10,711は、NRZI変換部78、79からの出力
に基づき、CDSを計算し、その計算結果をそれぞれC
DSmain、CDSsubとして出力する。ラン長判定部7
13は、データ接続部でのラン長が最小反転間隔2ビッ
ト及び最大反転間隔10ビットのラン長制限を満たすか
否かの判定をおこない、満たす場合には「H」(Highレ
ベル信号)を、満たさない場合には「L」(Lowレベル
信号)を出力する。
ドと副変換コードをNRZI変換する。CDS演算部7
10,711は、NRZI変換部78、79からの出力
に基づき、CDSを計算し、その計算結果をそれぞれC
DSmain、CDSsubとして出力する。ラン長判定部7
13は、データ接続部でのラン長が最小反転間隔2ビッ
ト及び最大反転間隔10ビットのラン長制限を満たすか
否かの判定をおこない、満たす場合には「H」(Highレ
ベル信号)を、満たさない場合には「L」(Lowレベル
信号)を出力する。
【0059】DSV比較部712は、現時点のDSVの
合計をDSVtotalとし、(DSVtotal+CDSmain)
の絶対値が、(DSVtotal+CDSsub)の絶対値以下
で、かつ、ラン長判定部713の出力が「H」の場合
は、「L」を出力し、(DSVtotal+CDSmain)を
新たにDSVtotalとする。それ以外の場合は、「H」
を出力し、(DSVtotal+CDSsub)を新たにDSV
totalとする。DSVtotalの値はシステム制御部75か
ら出力されるVFOゲートの立ち下がりのタイミングで
0にリセットされる。
合計をDSVtotalとし、(DSVtotal+CDSmain)
の絶対値が、(DSVtotal+CDSsub)の絶対値以下
で、かつ、ラン長判定部713の出力が「H」の場合
は、「L」を出力し、(DSVtotal+CDSmain)を
新たにDSVtotalとする。それ以外の場合は、「H」
を出力し、(DSVtotal+CDSsub)を新たにDSV
totalとする。DSVtotalの値はシステム制御部75か
ら出力されるVFOゲートの立ち下がりのタイミングで
0にリセットされる。
【0060】ステートセレクタ714は、DSV比較部
712からの出力が「L」の場合は、主変換ステート
を、「H」の場合は、副変換ステートをネクストステー
トとして出力する。ステートセレクタ714から出力さ
れたネクストステートは、主変換部76、副変換部77
にそれぞれ入力され、次の変換テーブルの選択に際に使
用される。
712からの出力が「L」の場合は、主変換ステート
を、「H」の場合は、副変換ステートをネクストステー
トとして出力する。ステートセレクタ714から出力さ
れたネクストステートは、主変換部76、副変換部77
にそれぞれ入力され、次の変換テーブルの選択に際に使
用される。
【0061】コードワードセレクタ715は、DSV比
較部712の出力が「L」の場合はNRZI変換部78
からの出力を、「H」の場合はNRZI変換部79から
の出力を選択し、出力する。すなわち、コードワードセ
レクタ715は、DSVの値が小さくなる方の変換テー
ブルで変換された方のシンクコード、コードワードまた
はポストアンブルパターンを出力する。これにより、N
RZI信号の直流成分を抑制できる。
較部712の出力が「L」の場合はNRZI変換部78
からの出力を、「H」の場合はNRZI変換部79から
の出力を選択し、出力する。すなわち、コードワードセ
レクタ715は、DSVの値が小さくなる方の変換テー
ブルで変換された方のシンクコード、コードワードまた
はポストアンブルパターンを出力する。これにより、N
RZI信号の直流成分を抑制できる。
【0062】次に、パラレル−シリアル変換部716は
コードワードセレクタ715からの出力をシリアルデー
タに変換し記録部717に出力する。記録部717はこ
のシリアルデータを受けて光変調信号を生成し、ヘッド
72を介して光ディスク71にデータを記録する。
コードワードセレクタ715からの出力をシリアルデー
タに変換し記録部717に出力する。記録部717はこ
のシリアルデータを受けて光変調信号を生成し、ヘッド
72を介して光ディスク71にデータを記録する。
【0063】以上のように、本実施形態の光ディスク装
置は、第1の実施形態に示すセクタフォーマットで、光
ディスクに対してデータを記録することができる。
置は、第1の実施形態に示すセクタフォーマットで、光
ディスクに対してデータを記録することができる。
【0064】(第3の実施形態)図9は本発明に係る光
ディスク装置の別の例のブロック図である。本実施形態
の光ディスク装置は第一または第二のセクタフォーマッ
トで記録された光ディスクに対して再生を行う。第一の
セクタフォーマットは、図1または図10の(a)に示
すセクタフォーマットである。第二のセクタフォーマッ
トは図11の(a)に示すセクタフォーマットである。
第一のセクタフォーマットでは、26フレーム分の領域
がヘッダ領域やバッファ領域を介して間欠的に設けられ
ていたのに対して、図11の(a)に示す第二のセクタ
フォーマットでは、ヘッダ領域やバッファ領域を有して
おらず、連続してフレーム領域が設けられている。
ディスク装置の別の例のブロック図である。本実施形態
の光ディスク装置は第一または第二のセクタフォーマッ
トで記録された光ディスクに対して再生を行う。第一の
セクタフォーマットは、図1または図10の(a)に示
すセクタフォーマットである。第二のセクタフォーマッ
トは図11の(a)に示すセクタフォーマットである。
第一のセクタフォーマットでは、26フレーム分の領域
がヘッダ領域やバッファ領域を介して間欠的に設けられ
ていたのに対して、図11の(a)に示す第二のセクタ
フォーマットでは、ヘッダ領域やバッファ領域を有して
おらず、連続してフレーム領域が設けられている。
【0065】光ディスク装置は、図9に示すように、ヘ
ッド82、再生部83、アドレス復調部84、データ復
調部85及びシステム制御部86を有する。
ッド82、再生部83、アドレス復調部84、データ復
調部85及びシステム制御部86を有する。
【0066】このように構成される光ディスク装置によ
る第二のセクタフォーマットで記録された光ディスクに
対する再生動作を以下に説明する。
る第二のセクタフォーマットで記録された光ディスクに
対する再生動作を以下に説明する。
【0067】光ディスク81に記録された情報は、ヘッ
ド82において照射された光ビームの反射光からアナロ
グ変調信号として得られる。このアナログ変調信号は、
再生部83によりアナログ−ディジタル変換されてディ
ジタルの再生信号として取り出される。
ド82において照射された光ビームの反射光からアナロ
グ変調信号として得られる。このアナログ変調信号は、
再生部83によりアナログ−ディジタル変換されてディ
ジタルの再生信号として取り出される。
【0068】アドレス復調部84は、再生部83から得
られた再生信号を用いて、番地情報と、記録セクタ内の
位置情報とをシステム制御部86に出力する。
られた再生信号を用いて、番地情報と、記録セクタ内の
位置情報とをシステム制御部86に出力する。
【0069】システム制御部86は、外部より制御信号
としてデータ再生する番地情報を入力し、その後、入力
した制御信号が示す番地と、アドレス復調部84から得
られる番地情報とを比較し、それらが一致したときは、
セクタの先頭シンク(SY0)から次のセクタの先頭シ
ンク(SY0)までの期間、「H」となるような復調イ
ネーブル信号を出力する。例えば、図11の(a)に示
すように、制御信号が連続する16セクタ分の番地を指
示し、連続する16セクタのデータ再生を行う場合、復
調イネーブル信号は図11の(b)に示すようになる。
としてデータ再生する番地情報を入力し、その後、入力
した制御信号が示す番地と、アドレス復調部84から得
られる番地情報とを比較し、それらが一致したときは、
セクタの先頭シンク(SY0)から次のセクタの先頭シ
ンク(SY0)までの期間、「H」となるような復調イ
ネーブル信号を出力する。例えば、図11の(a)に示
すように、制御信号が連続する16セクタ分の番地を指
示し、連続する16セクタのデータ再生を行う場合、復
調イネーブル信号は図11の(b)に示すようになる。
【0070】データ復調部85は、復調イネーブル信号
が「H」のところでのみ動作するようになっており、再
生部83からの再生信号のうち所定の信号(シンクコー
ド、コードワード、ポストアンブルパターンに関する信
号)を復調し、図11の(c)に示すように復調データ
を出力する。
が「H」のところでのみ動作するようになっており、再
生部83からの再生信号のうち所定の信号(シンクコー
ド、コードワード、ポストアンブルパターンに関する信
号)を復調し、図11の(c)に示すように復調データ
を出力する。
【0071】次に、本光ディスク装置による第一のセク
タフォーマットで記録された光ディスクの再生動作を図
10を用いて説明する。なお、光ディスク装置は第一の
セクタフォーマットで記録されたデータを再生する場
合、データ記録部14z及びポストアンブル部14gに
記録された情報のみを復調して出力する。
タフォーマットで記録された光ディスクの再生動作を図
10を用いて説明する。なお、光ディスク装置は第一の
セクタフォーマットで記録されたデータを再生する場
合、データ記録部14z及びポストアンブル部14gに
記録された情報のみを復調して出力する。
【0072】アドレス復調部84は、光ディスク81か
らヘッド82、再生部83を経て得られた再生信号を用
いて、番地情報と、記録セクタ内の位置情報とをシステ
ム制御部86に出力する。
らヘッド82、再生部83を経て得られた再生信号を用
いて、番地情報と、記録セクタ内の位置情報とをシステ
ム制御部86に出力する。
【0073】システム制御部86は、外部より制御信号
としてデータ再生する番地情報を入力し、入力した制御
信号が示す番地と、アドレス復調部84から得られる番
地情報とを比較する。それらが一致したときは、システ
ム制御部86は、一致した記録セクタの記録領域におい
て、1セクタ目はセクタ先頭のシンク(SY0)からポ
ストアンブル部の最後までの期間が「H」となるような
復調イネーブル信号を出力する。2セクタ以上連続して
再生する場合は、2セクタ目以降は、セクタ先頭のシン
ク(SY0)の17ビット目からポストアンブル部の最
後まで「H」となるような復調イネーブル信号を出力す
る。例えば、制御信号が連続する16セクタ分の番地を
指示し、連続する16セクタのデータ再生を行う場合、
復調イネーブル信号は図10の(b)に示すようにな
る。
としてデータ再生する番地情報を入力し、入力した制御
信号が示す番地と、アドレス復調部84から得られる番
地情報とを比較する。それらが一致したときは、システ
ム制御部86は、一致した記録セクタの記録領域におい
て、1セクタ目はセクタ先頭のシンク(SY0)からポ
ストアンブル部の最後までの期間が「H」となるような
復調イネーブル信号を出力する。2セクタ以上連続して
再生する場合は、2セクタ目以降は、セクタ先頭のシン
ク(SY0)の17ビット目からポストアンブル部の最
後まで「H」となるような復調イネーブル信号を出力す
る。例えば、制御信号が連続する16セクタ分の番地を
指示し、連続する16セクタのデータ再生を行う場合、
復調イネーブル信号は図10の(b)に示すようにな
る。
【0074】データ復調部85は、復調イネーブル信号
が「H」のところでのみ動作するようになっており、再
生部83からの再生信号を復調し、図10の(c)に示
すタイミングで復調データを出力する。
が「H」のところでのみ動作するようになっており、再
生部83からの再生信号を復調し、図10の(c)に示
すタイミングで復調データを出力する。
【0075】第一のセクタフォーマットでは、ポストア
ンブル部のパターンはセクタの先頭シンク(SY0)の
前半16ビットと等しい。このため、連続するセクタを
読み出す場合に、セクタの接続部において、図10の
(d)に示すように、ポストアンブルパターン(16ビ
ット)と、セクタの先頭シンク(SY0)の後半の16
ビットとを組み合わせることにより、セクタの先頭シン
ク(SY0)のパターンと等しいパターンが得られる。
したがって、このパターンを用いてデータ復調部85
は、同期情報が得られ、連続してセクタを読み出すこと
ができる。つまり、データ復調部85は、光ディスク8
1において第一または第二のセクタフォーマットのいず
れのフォーマットによりデータが記録されていても、同
様に再生動作が可能となる。すなわち、セクタ構造の異
なる光ディスクを再生する場合でも、そのセクタ構造の
差異に応じてデータ復調部の動作を変化させる必要がな
い。
ンブル部のパターンはセクタの先頭シンク(SY0)の
前半16ビットと等しい。このため、連続するセクタを
読み出す場合に、セクタの接続部において、図10の
(d)に示すように、ポストアンブルパターン(16ビ
ット)と、セクタの先頭シンク(SY0)の後半の16
ビットとを組み合わせることにより、セクタの先頭シン
ク(SY0)のパターンと等しいパターンが得られる。
したがって、このパターンを用いてデータ復調部85
は、同期情報が得られ、連続してセクタを読み出すこと
ができる。つまり、データ復調部85は、光ディスク8
1において第一または第二のセクタフォーマットのいず
れのフォーマットによりデータが記録されていても、同
様に再生動作が可能となる。すなわち、セクタ構造の異
なる光ディスクを再生する場合でも、そのセクタ構造の
差異に応じてデータ復調部の動作を変化させる必要がな
い。
【0076】以上のように、本実施形形態の光ディスク
装置の構成により、第一または第二のセクタフォーマッ
トを持つ光ディスクに対しても、回路の共通化が可能と
なり、回路規模の削減が可能である。
装置の構成により、第一または第二のセクタフォーマッ
トを持つ光ディスクに対しても、回路の共通化が可能と
なり、回路規模の削減が可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。デ
ータ記録媒体における各セクタのデータ記録領域の直後
にポストアンブル領域を設け、そのポストアンブル領域
には、データ記録領域で使用した同期パターンの一部ま
たは全部を含むデータパターンを使用してもよく、これ
により、データ記録領域のみを抽出して、他のセクタの
データ記録領域と結合した場合、先頭の同期信号の代わ
りにポストアンブル領域のデータパターンを使用するこ
とができ、結合部でのデータ復調が正しく行える。
ータ記録媒体における各セクタのデータ記録領域の直後
にポストアンブル領域を設け、そのポストアンブル領域
には、データ記録領域で使用した同期パターンの一部ま
たは全部を含むデータパターンを使用してもよく、これ
により、データ記録領域のみを抽出して、他のセクタの
データ記録領域と結合した場合、先頭の同期信号の代わ
りにポストアンブル領域のデータパターンを使用するこ
とができ、結合部でのデータ復調が正しく行える。
【0078】また、ポストアンブル領域に記録されるデ
ータパターンはDSVの値が最小となるように選択され
てもよく、これにより、データの記録、再生時において
安定した動作が実現できる。
ータパターンはDSVの値が最小となるように選択され
てもよく、これにより、データの記録、再生時において
安定した動作が実現できる。
【0079】また、ポストアンブル領域に記録されるデ
ータパターンは、その直前のデータとの接続部において
ラン長判定を行なってもよく、これにより、ラン長制限
を満たす変調符号が得られる。
ータパターンは、その直前のデータとの接続部において
ラン長判定を行なってもよく、これにより、ラン長制限
を満たす変調符号が得られる。
【0080】また、ポストアンブル領域には、セクタ内
の最後の変調符号を復調するための情報を記録してもよ
い。これにより、データが記録される領域以外の所定の
領域を有するセクタ毎に領域が分割された記録媒体にお
いて、セクタごとに記録再生する必要がある場合に、セ
クタ内の最後の変調符号を復調するために必要となる情
報を得ることができる。したがって、データが記録され
る領域以外に、セクタ識別のための領域やデータ書き込
み時のレーザパワー較正のための領域等を有するため、
データが記録される領域がセクタ毎に非連続となるフォ
ーマットを有するデータ書き込み可能な記録媒体からの
データ再生が可能となる。
の最後の変調符号を復調するための情報を記録してもよ
い。これにより、データが記録される領域以外の所定の
領域を有するセクタ毎に領域が分割された記録媒体にお
いて、セクタごとに記録再生する必要がある場合に、セ
クタ内の最後の変調符号を復調するために必要となる情
報を得ることができる。したがって、データが記録され
る領域以外に、セクタ識別のための領域やデータ書き込
み時のレーザパワー較正のための領域等を有するため、
データが記録される領域がセクタ毎に非連続となるフォ
ーマットを有するデータ書き込み可能な記録媒体からの
データ再生が可能となる。
【図1】 本発明に係る第1の実施形態の光ディスクに
おけるセクタフォーマットのセクタ構造を示した図。
おけるセクタフォーマットのセクタ構造を示した図。
【図2】 コードワードの主変換テーブル(a)と、副
変換テーブル(b)を示した図。
変換テーブル(b)を示した図。
【図3】 フレーム番号とシンク番号の関連テーブル
(a)と、シンクコードの主変換テーブル(b)と、副
変換テーブル(c)を示した図。
(a)と、シンクコードの主変換テーブル(b)と、副
変換テーブル(c)を示した図。
【図4】 データ記録部に対する8−16変調における
直流成分抑制処理のフローチャート。
直流成分抑制処理のフローチャート。
【図5】 ポストアンブルパターンの変換テーブルを示
した図。
した図。
【図6】 ポストアンブル部に対する8−16変調にお
ける直流成分抑制処理のフローチャート。
ける直流成分抑制処理のフローチャート。
【図7】 本発明に係る光ディスクのセクタの連結の様
子を説明した図。
子を説明した図。
【図8】 本発明に係る第2の実施形態の光ディスク装
置のブロック図。
置のブロック図。
【図9】 本発明に係る第3の実施形態の光ディスク装
置のブロック図。
置のブロック図。
【図10】 第3の実施形態の光ディスク装置が記録可
能な第一のセクタフォーマットのセクタ構造を示した図
(a)と、復調イネーブル信号のタイミングチャート
(b)と、復調データのタイミングチャート(c)と、
セクタ結合部のパターンを示す図(d)。
能な第一のセクタフォーマットのセクタ構造を示した図
(a)と、復調イネーブル信号のタイミングチャート
(b)と、復調データのタイミングチャート(c)と、
セクタ結合部のパターンを示す図(d)。
【図11】 第3の実施形態の光ディスク装置が記録可
能な第二のセクタフォーマットのセクタ構造を示した図
(a)と、復調イネーブル信号のタイミングチャート
(b)と、復調データのタイミングチャート(c)。
能な第二のセクタフォーマットのセクタ構造を示した図
(a)と、復調イネーブル信号のタイミングチャート
(b)と、復調データのタイミングチャート(c)。
【図12】 従来の光ディスクにおけるセクタフォーマ
ットのセクタ構造を示した図。
ットのセクタ構造を示した図。
11 記録セクタ 14 記録領域 14d,14f,14x シンク部 14e,14s,14t,14y データ部 14g ポストアンブル部 14z データ記録部 71,81 光ディスク 72,82 ヘッド 73,83 再生部 74 復調部 75,86 システム制御部 76 主変換部 77 副変換部 78,79 NRZI変換部 84 アドレス復調部 85 データ復調部 710,711 CDS演算部 712 DSV比較部 713 ラン長判定部 714 ステートセレクタ 715 コードワードセレクタ 717 記録部
Claims (16)
- 【請求項1】 情報を記録する領域が複数のセクタ領域
に分割され、各セクタ領域はデータ記録領域と、該デー
タ記録領域の直後に配置されたポストアンブル領域とを
含み、前記データ記録領域にはデータを変調して得る変
調符号が記録されるデータ記録媒体であって、 前記データ記録領域には同期をとるための同期パターン
が複数記録され、 前記ポストアンブル領域に記録されるデータパターンは
前記同期パターンの一つの少なくとも一部を含むことを
特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項2】 情報を記録する領域が複数のセクタ領域
に分割され、各セクタ領域はデータ記録領域と該データ
記録領域の直後に配置されたポストアンブル領域とを含
み、前記データ記録領域にはデータを変調して得る変調
符号が記録されるデータ記録媒体であって、 前記ポストアンブル領域に記録されるデータパターン
は、前記データ記録領域と合わせて計算されたDSVの
値が最小となるように複数の所定パターンの中から選択
されることを特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項3】 情報を記録する領域が複数のセクタ領域
に分割され、各セクタ領域はデータ記録領域と該データ
記録領域の直後に配置されたポストアンブル領域とを含
み、前記データ記録領域にはデータを変調して得る変調
符号が記録されるデータ記録媒体であって、 前記ポストアンブル領域に記録されるデータパターン
は、前記データ記録領域に含まれる最後の変調符号と前
記ポストアンブル領域に記録されるデータパターンとを
接合したときにラン長制限を満たすことを特徴とするデ
ータ記録媒体。 - 【請求項4】 前記ポストアンブル領域に記録されるデ
ータパターンは、前記データ記録領域と合わせて計算さ
れたDSVの値が最小となるように複数の所定パターン
の中から選択されることを特徴とする請求項1または請
求項3記載のデータ記録媒体。 - 【請求項5】 前記ポストアンブル領域に記録されるデ
ータパターンは、前記データ記録領域に含まれる最後の
変調符号と前記ポストアンブル領域に記録されるデータ
パターンとを接合したときにラン長制限を満たすことを
特徴とする請求項1記載のデータ記録媒体。 - 【請求項6】 前記ポストアンブル領域には前記データ
記録領域に記録された最後の変調符号を復調するための
情報を含むデータパターンが記録されることを特徴とす
る請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載のデー
タ記録媒体。 - 【請求項7】 情報を記録する領域を複数のセクタ領域
に分割し、該各セクタ領域はデータを変調して得られる
変調符号を記録するデータ記録領域を含むデータ記録媒
体に対して、前記変調符号を記録するデータ記録装置で
あって、 同期をとるために使用される同期パターンの少なくとも
一部を含むデータパターンを少なくとも1つ出力するパ
ターン出力手段と、 該パターン出力手段から出力されたデータパターンの1
つを、前記データ記録領域の直後に記録する記録手段と
を備えたことを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項8】 前記データパターンは、前記データ記録
領域に記録される最後の変調符号を復調するための情報
を含むことを特徴とする請求項7記載のデータ記録装
置。 - 【請求項9】 前記パターン出力手段から出力された各
データパターンについてDSVを算出するDSV演算手
段と、該DSV演算手段により算出されたDSVの値に
基づき一つのデータパターンを選択する選択手段とをさ
らに備え、 前記記録手段は、該選択手段により選択されたデータパ
ターンを前記データ記録領域の直後に記録することを特
徴とする請求項7または請求項8記載のデータ記録装
置。 - 【請求項10】 前記データパターンが前記データ記録
領域に記録される最後の変調符号と接合したときにラン
長制限を満たすか否かを判定するラン長判定手段と、該
ラン長判定手段による判定結果に基づきラン長制限を満
たすように一つのデータパターンを選択する選択手段と
を備え、前記記録手段は前記選択手段により選択された
データパターンを前記データ記録領域の直後に記録する
ことを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか一
つに記載のデータ記録装置。 - 【請求項11】 情報を記録する領域を複数のセクタ領
域に分割し、該各セクタ領域はデータ記録領域と該デー
タ記録領域の直後に設けられたポストアンブル領域とを
含み、前記データ記録領域は同期をとるための同期パタ
ーンを含む同期領域とデータを変調して得られる変調符
号を含むデータ領域とを含み、前記ポストアンブル部に
は前記同期パターンの少なくとも一部が記録されている
データ記録媒体からデータを再生するデータ再生装置で
あって、 前記データ記録媒体に記録された情報をアナログ変調信
号として読み出し、該アナログ変調信号をディジタルデ
ータに変換する再生手段と、 該再生手段により得られたディジタルデータから前記同
期領域と前記データ領域とを検出し、それらの領域が検
出された期間のみ所定の制御信号を出力する領域検出手
段と、 該領域検出手段から前記制御信号が出力されている期間
のみ前記再生手段から出力されるディジタルデータを復
調する復調手段とを備えたことを特徴とするデータ再生
装置。 - 【請求項12】 情報を記録する領域を複数のセクタ領
域に分割し、該各セクタ領域はデータを変調して得られ
る変調符号を記録するデータ記録領域を含むデータ記録
媒体に対して、前記変調符号を記録する方法であって、 同期をとるために使用される同期パターンの少なくとも
一部を含むデータパターンを少なくとも一つ出力し、該
出力したデータパターンの一つを前記データ記録領域の
直後に記録することを特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項13】 前記データパターンは、前記データ記
録領域に記録される最後の変調符号を復調するための情
報を含むことを特徴とする請求項12記載のデータ記録
方法。 - 【請求項14】 前記出力した各データパターンについ
てDSVを算出し、該算出したDSVの値に基づき、記
録するための一つのデータパターンを選択することを特
徴とする請求項12または請求項13記載のデータ記録
方法。 - 【請求項15】 前記出力したデータパターンについ
て、データパターンが前記データ記録領域に記録される
最後の変調符号と接合したときにラン長制限を満たすか
否かを判定し、その判定結果に基づきラン長制限を満た
すように、記録するための一つのデータパターンを選択
することを特徴とする請求項12ないし請求項14のい
ずれか一つに記載のデータ記録方法。 - 【請求項16】 情報を記録する領域を複数のセクタ領
域に分割し、該各セクタ領域はデータ記録領域と該デー
タ記録領域の直後に設けられたポストアンブル領域とを
含み、前記データ記録領域は同期をとるための同期パタ
ーンを含む同期領域とデータを変調して得られる変調符
号を含むデータ領域とを含み、前記ポストアンブル部に
は前記同期パターンの少なくとも一部が記録されている
データ記録媒体からデータを再生する方法であって、 前記データ記録媒体に記録された情報をアナログ変調信
号として読み出し、該アナログ変調信号をディジタルデ
ータに変換し、 該ディジタルデータから前記同期領域と前記データ領域
とを検出し、それらの領域が検出された期間のみ所定の
制御信号を出力し、 該制御信号が出力されている期間のみ、ディジタルデー
タを復調することを特徴とするデータ再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32663698A JPH11219570A (ja) | 1997-11-17 | 1998-11-17 | データ記録媒体、データ記録装置、データ再生装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-314939 | 1997-11-17 | ||
JP31493997 | 1997-11-17 | ||
JP32663698A JPH11219570A (ja) | 1997-11-17 | 1998-11-17 | データ記録媒体、データ記録装置、データ再生装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11219570A true JPH11219570A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=26568120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32663698A Withdrawn JPH11219570A (ja) | 1997-11-17 | 1998-11-17 | データ記録媒体、データ記録装置、データ再生装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11219570A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100470026B1 (ko) * | 2001-07-05 | 2005-02-04 | 엘지전자 주식회사 | 정보를 코딩/디코딩하는 방법 및 장치 |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP32663698A patent/JPH11219570A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100470026B1 (ko) * | 2001-07-05 | 2005-02-04 | 엘지전자 주식회사 | 정보를 코딩/디코딩하는 방법 및 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071002 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20071115 |