JPH1121912A - 地盤強化方法 - Google Patents
地盤強化方法Info
- Publication number
- JPH1121912A JPH1121912A JP17919797A JP17919797A JPH1121912A JP H1121912 A JPH1121912 A JP H1121912A JP 17919797 A JP17919797 A JP 17919797A JP 17919797 A JP17919797 A JP 17919797A JP H1121912 A JPH1121912 A JP H1121912A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- plastic bottle
- insertion hole
- spout
- compacted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Foundations (AREA)
Abstract
縮化を図れるような地盤強化方法を提供する。 【解決手段】 地盤1又は地盤1を掘削して設けた掘削
部1bの底1c部分に多数の挿入孔1aを形成すると共
に、これら各挿入孔1aに軽量コンクリート詰めされた
ペットボトル2を入れて地盤1を締め固めて強化する。
そして、必要に応じて、前記ペットボトル2を垂直にし
て上方側に底部2bを位置すると共に下方側に注ぎ口2
aを位置して、この注ぎ口2aから前記挿入孔1aに入
れて地盤1を締め固めて強化する。
Description
地盤を強化するための地盤強化方法に関する。
9に示すようなトップベース工法がある。この工法は、
地盤1を堀り起こした掘削部1bの底1c部分に、井桁
状の筏マット7を敷設して三角部7aにコマ型ブロック
8の軸脚部8aを通して埋設し、それぞれの連結筋8b
を鉄筋9で連結して全体を緊結した後に、円錐部8c間
に砕石10を突き詰めて地盤1を締め固めする方法であ
る。
0で応力集中を防いで上方からの荷重の分散を行って、
軸脚部8aと地盤1の間に摩擦抵抗を働かせて軸脚部8
a周辺の側方変形を拘束して地盤支持力及び沈下(不同
沈下含む)抑制を図るようにしている。
うな技術によると、成型された多くのコマ型ブロック
8、筏マット7、鉄筋9等を必要とするのでコスト高に
なるという経済上の問題点がある。そして、工数が多く
なると共に、コマ型ブロック8の連結筋8b間を鉄筋9
で連結して全体を緊結する必要があるので、作業手間を
要して工期が長期化するという問題点もある。
されたもので、低コストで且つ工数を低減して工期の短
縮化を図れるような地盤強化方法を提供することを目的
とする。
め、請求項1の発明では、地盤又は地盤を掘削して設け
た掘削部の底部分に多数の挿入孔を形成すると共に、こ
れら各挿入孔に軽量コンクリート詰めされたペットボト
ルを入れて地盤を締め固めて強化することにある。
発明において、前記ペットボトルを垂直にして上方側に
底部を位置すると共に下方側に注ぎ口を位置して、該注
ぎ口から前記挿入孔に入れて地盤を締め固めて強化する
ことにある。
ついて、図面に基づいて説明する。
に示すように、地盤1に多数の挿入孔1aを形成して、
これら挿入孔1aに所謂ペットボトル2を埋設するもの
である。具体的な方法の一手順について説明すると、図
2、図3に示すように、基礎3直下の地盤1において
は、先ず、通常と同じように地盤1を掘削機等で掘削し
て掘削部1bを設けて、この底1c部分にハンドオーガ
ー等を用いて多数の円筒形状の挿入孔1aを形成して、
これら挿入孔1aに軽量コンクリート詰めされたペット
ボトル2全体を圧入して埋設する。この場合、挿入孔1
aの孔径はペットボトル2の外径よりも小さくして、圧
入時は垂直にして下方側に注ぎ口2aを位置すると共に
上方側に対向する底部2bを位置して、この底部2bに
バイブレータ等で振動を与えながら行う。
や調味料等の液体を入れる1l容量以上等の比較的に容
量の大きい樹脂容器であって、特に廃品であるのもが適
している。軽量コンクリートとしては種類限定されない
が、火山砂利や人工軽量骨材などの軽量骨材を用いたも
のや、起泡剤又は発泡剤でセメントペースト中に多量の
気泡をもたせた気泡コンクリートなどが挙げられる。内
部への軽量コンクリートの充填の仕方については特定さ
れないが、注ぎ口2aを通じて、又は、底部2bを切除
して設けた開口部分を通じて、或いは、側面を切欠して
設けた開口部分を通じて充填される。
の外面によって挿入孔1a周辺の地盤1が押し詰めされ
て密となって締め固められる。特に、軟質地盤や粘性地
盤では効果は大きい。そして、注ぎ口2a周辺が曲面と
なっているので、地盤1の挿入孔1aへの埋設が容易と
なって作業を迅速化して労力は軽減される。
きさとしては限定されないが、基礎3直下では基礎ベー
ス3a幅よりも大きくするのが適している。例えば、基
礎ベース3a幅から外側にペットボトル2が1個分又は
それ以上はみ出る程度がよい。これによって、地盤支持
力の向上や沈下(不同沈下含む)の抑制等を高めること
ができる。
締め固めた掘削部1bの底1c部分にクラッシャラン4
を敷き込んでプレートランマー等で転圧して突き固め、
その上に所定の順序を経て基礎3を構築する。このよう
にすると、地盤1が締め固められて地盤反力が大きくな
ると共に、ペットボトル2の外面と地盤1の間(矢印部
分)に摩擦抵抗力が付与されて地盤支持力が増強され、
沈下の抑制が高まる。特に、地盤の強度が均一化される
ので不同沈下も防がれる。
ことで、作製コストはかからず、また、廃棄処理やリサ
イクル処理を行う必要もない。
ートを充填しているので、通常のコンクリートよりも軽
量であることから地盤1に与える荷重を軽減することが
できて負担を抑えることができる。
前記方法において、地盤1の掘削部1bの底1c部分に
挿入孔1aを形成するときは、掘削機5のバケット5a
の底面に円錐形状の打ち爪6を着脱自在に設けて、この
打ち爪6を掘削部1bの底1c部分に強打することで円
錐形状の挿入孔1aを形成して、挿入孔1a形成後は、
同様に垂直で注ぎ口を下向きにして入れて、その対向側
の底部2bを、挿入孔1a形成時に用いた打ち爪6を取
外した底面で強打して圧入する。
孔1aは、その上方開口径をペットボトル2の外径より
も略同じかそれ以下にして、その孔径が上方開口から下
方尖部に向かって小さくなることから、ペットボトル2
の圧入によって挿入孔1a周辺の地盤1が押し詰めされ
て密となって締め固められ、前記と同様に地盤強化の効
果が得られる。
動力を使って地盤1の掘削部1bの底1c部分に多数の
挿入孔1aを形成し、そして、この挿入孔1aにペット
ボトル2を圧入するので、作業者の労力を軽減すること
ができると共に、挿入孔1a開けの作業時間を短縮する
ことができて作業能率の向上を図ることができる。
て、基礎3直下の地盤1を例に挙げて説明したが、当該
方法を適用するにあたっては建築物の基礎3直下に限定
されるものではなく、あらゆる地盤1を強化する際に用
いることができる。例を挙げると、擁壁、ボックスカル
バート、各種水路、道路、低盛土、橋台及び橋脚、上下
水道管やマンホール、浄化槽や貯水槽等の各種タンク、
鉄塔や広告塔、土間コンクリート等の直下の地盤1を強
化する際にも適用できる。また、精密機械の吸振や防振
等を行う場合、仮設道の路盤及び路床の代用にも適用す
ることが可能である。更には、河川、河床の浸食や洗掘
防止用、海岸構造物の直下にも適用が可能である。これ
らの場合、各用途に応じて、地盤1への掘削部1aの形
成の要否や深度の程度、ペットボトル2の埋設範囲等は
必要に応じて適宜選択される。
発明の地盤強化方法では、地盤又は地盤を掘削して設け
た掘削部の底部分に多数形成した挿入孔に軽量コンクリ
ート詰めされたペットボトルを入れることによって、こ
れら挿入孔周辺の地盤が締め固められる。その結果、地
盤反力が大きくなると共に、ペットボトルの外面と地盤
の間に摩擦抵抗力が付与されて地盤支持力が増強され、
沈下の抑制が高まる。特に、地盤の強度が均一化される
ので不同沈下も防がれる。
軽量な樹脂容器であると共に、その内部に充填されるも
のが軽量コンクリートであることから、地盤にかかる荷
重を軽減することができて、重量のある通常のコンクリ
ートよりも沈下、不同沈下等を抑制することができる。
と、作製コストはかからず、また、廃棄処理やリサイク
ル処理を行う必要もない。
前記効果に加えて、垂直にしたペットボトルの下方側に
位置する注ぎ口から地盤の挿入孔に入れるので、前記注
ぎ口周辺が曲面であることから挿入孔への埋設か容易と
なって作業の迅速化、労力の軽減を図ることができる。
面図。
た状態を示す断面図。
けた打ち爪で挿入孔を形成した状態を示す説明図。
機のバケットでペットボトルを圧入する状態を示す説明
図。
図。
たときの断面図。
面図。
たときの平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 地盤又は地盤を掘削して設けた掘削部の
底部分に多数の挿入孔を形成すると共に、これら各挿入
孔に軽量コンクリート詰めされたペットボトルを入れて
地盤を締め固めて強化することを特徴とする地盤強化方
法。 - 【請求項2】 前記ペットボトルを垂直にして上方側に
底部を位置すると共に下方側に注ぎ口を位置して、該注
ぎ口から前記挿入孔に入れて地盤を締め固めて強化する
ことを特徴とする請求項1に記載の地盤強化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17919797A JP3669401B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 地盤強化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17919797A JP3669401B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 地盤強化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121912A true JPH1121912A (ja) | 1999-01-26 |
JP3669401B2 JP3669401B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=16061637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17919797A Expired - Fee Related JP3669401B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 地盤強化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3669401B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047196A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Shimizu Corp | 土間床沈下抑制構造 |
JP2020517844A (ja) * | 2017-04-20 | 2020-06-18 | サミレンク カンパニー, リミテッド.Samilenc Co., Ltd. | 現場打設コマ型杭基礎及びその施工方法 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17919797A patent/JP3669401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047196A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Shimizu Corp | 土間床沈下抑制構造 |
JP2020517844A (ja) * | 2017-04-20 | 2020-06-18 | サミレンク カンパニー, リミテッド.Samilenc Co., Ltd. | 現場打設コマ型杭基礎及びその施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3669401B2 (ja) | 2005-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101368383B (zh) | 一种人造复合硬壳层处理软土路基的方法 | |
KR100243395B1 (ko) | 셀구조의 격자형 구조체를 이용한 폐기물매립장 구조물 및 그 구축방법 | |
JPH10317307A (ja) | 道路の構築工法 | |
CN201411713Y (zh) | 具有井口加固机构的城市道路各类管网检查井 | |
JP3669401B2 (ja) | 地盤強化方法 | |
JPH0552366B2 (ja) | ||
CN113494074B (zh) | 一种具备液化土持力层地区的建筑地基处理方法 | |
KR100297436B1 (ko) | 콘크리트 구조물의 뒷채움 시공 방법 | |
JP2006028796A (ja) | 道路の段差解消構造 | |
KR100629853B1 (ko) | 기초지반 보강방법 | |
KR100408436B1 (ko) | 폐타이어재활용블록 | |
JP2000080602A (ja) | 拡張地盤の盛土工法 | |
KR200244420Y1 (ko) | 토목용 박스형 암거 구조 | |
KR102315656B1 (ko) | 슬라임을 이용한 친환경 기초보강공법 | |
CN113463457B (zh) | 一种用于穿越泥浆地段的路基结构及其施工方法 | |
JPH0978613A (ja) | インターロッキング式ブロック,プレキャスト部材 | |
KR20040037909A (ko) | 고화처리를 이용한 구조물 뒷채움부 침하 방지공법 | |
Sobhee-Beetul | Ground improvement using PET bottle waste as a potential reinforcement material for granular columns: an experimental approach | |
JP3787536B2 (ja) | 基礎構築工法 | |
JP2691353B2 (ja) | 道路の拡幅ブロック | |
KR20240003601A (ko) | 경사지의 터널 시공방법 | |
JP3904294B2 (ja) | 地下掘削工法及びこれを使用した地中構造物構築工法 | |
JPS6070241A (ja) | 下水道管渠布設工法 | |
JPH10266240A (ja) | マンホールの施工方法及びマンホール | |
JP2001040682A (ja) | 埋戻し材および地中構造物の埋設構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040726 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040805 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041004 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050405 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |