JPH11218850A - 感光材料処理装置および感光材料用カートリッジホルダ - Google Patents

感光材料処理装置および感光材料用カートリッジホルダ

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JPH11218850A
JPH11218850A JP2204598A JP2204598A JPH11218850A JP H11218850 A JPH11218850 A JP H11218850A JP 2204598 A JP2204598 A JP 2204598A JP 2204598 A JP2204598 A JP 2204598A JP H11218850 A JPH11218850 A JP H11218850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ローラによる感光材料先端部の狭持を確
実に行える感光材料処理装置を提供する事。取り扱いが
容易なカートリッジホルダを提供する事。 【解決手段】 (1)輪切り状のローラ部を同軸上にそ
れぞれ複数個有してなる一対の搬送ローラ間に間隙を形
成し、前記それぞれの搬送ローラ軸上であって、隣り合
う輪切り状ローラ部間に少なくとも先端部が突出するよ
うに、カートリッジホルダと一体的に形成した一対のガ
イドを所定位置に位置付けた後、前記一対のローラの間
隙をなくし、前記ガイド間に存在する感光材料を介し
て、前記一対の搬送ローラを圧接するように構成した感
光材料供給装置を有する事を特徴とする感光材料処理装
置。 (2)感光材料を内蔵したカートリッジを保持できるカ
ートリッジホルダにおいて、前記カートリッジが有する
前記感光材料の排出用の開口と整合しうるように、一対
のガイドを一体的に形成するとともに、当該両ガイドの
自由端側に凹部と凸部とを整列して形成した事を特徴と
するカートリッジホルダ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料処理装置
および感光材料用カートリッジホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料を内蔵したカートリッジを複数
個、装置の所定位置に設置し、適宜のカートリッジを選
択して所定の画像を焼き付け、現像処理する感光材料処
理装置はよく知られている。
【0003】図12は、斯様な装置の例である。図にお
いて、Zは感光材料を内蔵したカートリッジ10Aおよ
び10Bを装着するための装着部、20は焼き付け部
(露光部)、30は現像処理部である。
【0004】処理操作においては、選択されたカートリ
ッジ10Aもしくは10B内の感光材料Pを、搬送ロー
ラ対200と201または200と202により搬送
し、続いて吸盤203により、その先端部を吸い付け、
露光部20に設けられた露光台E上まで搬送した後、吸
引を解除する。
【0005】次に、カッタ204により感光材料Pの後
端をカットし、前記とは別の吸引手段等により、前記感
光材料を前記露光台Eの上に固定保持して、適宜の画像
イメージを焼き付ける。しかる後、固定保持を解除し、
搬送ローラ205を用いて現像処理部に送り込む。
【0006】そこで、現像、定着、乾燥処理を施し、機
外に設けたトレイTに排出する。
【0007】また、前記カートリッジ10A、10Bの
周囲の構成は、主要部一部を示す図11のようになって
いる。
【0008】図において、10A(10B)は、ロール
状に感光材料Pを内蔵したカートリッジで厚紙で箱状に
構成してある。
【0009】100は前記カートリッジを装着し、保持
するカートリッジホルダで、前記箱状のカートリッジを
容易に装着しうるように、図において右側を切欠した形
状にある。
【0010】101及び102は前壁103から突出し
て設けたガイド部材で、同じ突出量である。下側ガイド
部材101の自由端側は、破線で示してあるように凹部
と凸部を有しており、上側ガイド部材102は直線形状
である。
【0011】104はカッタ部材で、カートリッジホル
ダ本体の上部、かつ、側壁間に設けた支持枠105上
に、開閉可能に蝶番で取り付けてある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成においては、感光材料の先端部を狭持して搬送する一
対の搬送ローラ(図12における参照数字200と20
1、もしくは、202の対)間に感光材料の先端部を差
し込もうとしても容易ではなく、紙詰まり(ジャミン
グ)を起こしてしまう問題が少なからずあった。
【0013】これは、カートリッジを小型にすればする
ほど、感光材料の巻き癖が強くなる事と、感光材料の幅
サイズが約600mm、あるいは、約700mmと大き
くなるほど扱いにくくなる事が主な原因である。
【0014】また、感光材料先端は、通常、ガイド部材
の自由端先端部位まで引き出されており、長時間その状
態にある感光材料を使用する場合など、焼き付け処理に
先だって先端部をカッタで数cmカットし、不具合が起
こらないようにする必要があるが、前記カッタを交換す
る様な場合、固定用ネジを取り外さねばならない等、取
り扱いが簡単ではなかった。
【0015】以上の点に鑑み、本発明の主たる目的は、
装置本体側に配設した搬送ローラによる感光材料先端部
の狭持を確実に行える感光材料処理装置を提供する事に
ある。
【0016】また、本発明の他の目的は、前記装置側の
構成と協同して前記主目的を達成するとともに、取り扱
いが容易なカートリッジホルダを提供する事にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の
構成によって達成できる。
【0018】(1)輪切り状のローラ部を同軸上にそれ
ぞれ複数個有してなる一対の搬送ローラ間に間隙を形成
し、前記それぞれの搬送ローラ軸上であって、隣り合う
輪切り状ローラ部間に少なくとも先端部が突出するよう
に、カートリッジホルダと一体的に形成した一対のガイ
ドを所定位置に位置付けた後、前記一対のローラの間隙
をなくし、前記ガイド間に存在する感光材料を介して、
前記一対の搬送ローラを圧接するように構成した感光材
料供給装置を有する事を特徴とする感光材料処理装置。
【0019】(2)前記搬送ローラは正逆回転可能であ
る(1)に記載の感光材料処理装置。
【0020】(3)前記一対の搬送ローラ間の間隙形
成、または、間隙解除は前記カートリッジホルダの位置
移動を利用して行う(1)に記載の感光材料処理装置。
【0021】(4)輪切り状のローラ部を同軸上にそれ
ぞれ複数個有してなり、かつ、前記ローラ部が他のロー
ラの輪切り状のローラ部と圧設して回転するように構成
した一対の搬送ローラと、前記一対の搬送ローラ間に間
隙を作るための離間手段と、前記一対の搬送ローラを正
逆両方向に回転させるための駆動手段とを有する装置本
体側の構成と、前記それぞれの搬送ローラ軸上であっ
て、隣り合う輪切り状ローラ部間に少なくとも先端部が
突出するように位置付けられる、カートリッジホルダと
一体的に形成した一対のガイドを有してなる感光材料用
カートリッジとで構成される感光材料供給装置を有する
事を特徴とする感光材料処理装置。
【0022】(5)感光材料を内蔵したカートリッジを
保持できるカートリッジホルダにおいて、前記カートリ
ッジが有する前記感光材料の排出用の開口と整合しうる
ように、一対のガイドを一体的に形成するとともに、当
該両ガイドの自由端側に凹部と凸部とを整列して形成し
た事を特徴とするカートリッジホルダ。
【0023】(6)前記ガイド部材の凹部と凸部とはそ
れぞれ複数ある(5)に記載のカートリッジホルダ。
【0024】(7)前記ガイドは、前記カートリッジ内
の感光材料の終了を検知する検知手段用の開口を有する
(5)に記載のカートリッジホルダ。
【0025】(8)感光材料を内蔵したカートリッジを
保持できるカートリッジホルダにおいて、前記カートリ
ッジが有する前記感光材料の排出用の開口と整合しうる
ように一対のガイドを一体的に形成するとともに、当該
両ガイドの自由端側に凹部と凸部とを整列して設け、さ
らに、一方の前記ガイドの外側にカッタ部材を設けると
ともに、当該カッタ部材を前記感光材料の排出方向にス
ライド可能とした事を特徴とするカートリッジホルダ。
【0026】(9)前記カッタ部材は、カートリッジホ
ルダに保持される支持枠と一体的に構成し、付勢手段に
より、常時、前記感光材料の排出方向に付勢してなる
(8)に記載のカートリッジホルダ。
【0027】(10)前記支持枠は、前記カートリッジ
ホルダに対して脱着可能に保持してなる(9)に記載の
カートリッジホルダ。
【0028】(11)前記支持枠を前記カートリッジホ
ルダに保持させる手段は、マグネット、または、ローラ
キャッチである(10)に記載のカートリッジホルダ。
【0029】(12)感光材料を内蔵したカートリッジ
を保持できるカートリッジホルダにおいて、前記カート
リッジが有する前記感光材料の排出用の開口と整合しう
るように一体的に形成した一対のガイドと、前記ガイド
の一方の側に設けられ、かつ、付勢手段により、常時、
前記感光材料の排出方向に付勢してなるスライド可能な
カッタ部材とを含み、当該カッタ部材のカッタ部は、前
記ガイドの自由端部よりも突出している事を特徴とする
カートリッジホルダ。
【0030】(13)前記カッタ部材は板材である(1
2)に記載のカートリッジホルダ。
【0031】(14)少なくとも一方のガイドの内側
に、感光材料の巻き戻りを防止する防止部材を配設して
なる(5)、(8)または(12)に記載のカートリッ
ジホルダ。
【0032】(15)前記ガイドは、前記カートリッジ
内の感光材料の終了を検知する検知手段用の開口を有
し、かつ、少なくとも一方のガイドの内側であって、前
記感光材料の排出方向にみて、前記開口よりも下流側
に、前記感光材料の巻き戻りを防止する防止部材を有す
る(5)、(8)または(12)に記載のカートリッジ
ホルダ。
【0033】(16)前記ガイドが形成されている側と
反対側の壁面にクッション部材を設けてなる(5)、
(8)または(12)に記載のカートリッジホルダ。
【0034】(17)前記一対のガイドは板材からな
り、かつ、いずれか一方のガイドは、前記カートリッジ
ホルダの固定部に対して調節可能に設けてある(5)、
(8)または(12)に記載のカートリッジホルダ。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態の一例を説明する。
【0036】図1は、カートリッジホルダ100(10
0A、100B)と、感光材料処理装置本体側における
前記カートリッジホルダの装着部Hと、搬送ローラ対2
50,251の相対的関係を示す概略図である。その
他、全体的な構成については、前記図12とほぼ同じで
あるので省略した。
【0037】また、前記図12において説明した部材と
同一の機能を有する部材(手段)については、同一の番
号を付したが、構成の違いにより、同一の機能は有する
が取り扱いが不便な物等については新たな参照数字を付
した。
【0038】図において1は装置本体、150および1
51は、支軸152,153を中心として前記本体1に
対して開閉自在に取り付けてなる扉であり、図示の様に
開いた状態においては水平位置で停止、保持され、閉じ
た状態(図2を参照)においては、装置本体の構造と相
俟って前記装着部Hを暗室状態にする構成を有する。
【0039】10A、10Bはロール状に感光材料(実
施の形態はペーパである)を内蔵するカートリッジで、
カートリッジホルダ100A、100Bにそれぞれ装着
される。
【0040】Xは、前記カートリッジホルダに形成され
るガイド(後記する)の取り付け面と反対側の後壁に設
けたクッション材(ガタ防止部材)であり、ゴム、スポ
ンジ等からなる。
【0041】前記カートリッジホルダ100は、前記扉
150,151の内面に設けた受け台154,155上
に一度置き、そのまま装着部Hに向けて押し込めば良い
ようになっている。すなわち、前記受け台の上面と、装
着部Hの底面とをほぼ同一平面高さにしてある。
【0042】前記のように受け台の上に一度カートリッ
ジホルダを置く態様としたのは、幅サイズの大きい感光
材料を使用する場合など、カートリッジホルダの総重量
は相当の重量となり、一方、装着部の入口近辺にはそれ
程広い空間がない等、操作性がよくない事を改善するた
めである。
【0043】前記扉と受け台との関係を分かりやすく示
したのが図3であり、前記受け台上にカートリッジホル
ダを載置した状況を分かりやすく示したのが図4であ
る。
【0044】参照数字250及び251は、互いに圧接
しており、操作時、前記感光材料Pを狭持し、搬送する
ための搬送ローラ対であり、前記装着部に近接して設け
てある。また、対の前記搬送ローラは、後記する離間手
段、または、離間解除手段により、両者間に間隙を形
成、または、間隙をなくし、両ローラを圧接し得るもの
であり、更に、図示しないリバーシブルモータからなる
駆動手段により、正逆両方向に回転制御される構成にあ
る。
【0045】前記搬送ローラの具体的構成は、図5に示
すように、軸S上に複数の輪切り状のローラ部R1
2、R3、R4を形成したことからなり、両ローラとも
同じ構成である。
【0046】ローラ部の個数、材質等は種々の条件によ
り適宜決定することができる。
【0047】前記搬送ローラ250のそれぞれを上記の
様な構成にしたのは、後述するように、カートリッジホ
ルダ100A(100B)と一体的に形成したガイドの
構成と相俟って、感光材料を確実に狭持させる事を狙っ
てのものである。
【0048】図6は、前記感光材料Pをロール状に内蔵
してなるカートリッジ10との関係を取り入れた、前記
カートリッジホルダを展開して示す図である。
【0049】図において、100はカートリッジホルダ
で、厚紙からなるカートリッジ10を装着するための領
域110を形成する底壁111と、前記底壁に連なり、
かつ直交方向に位置する前壁112と、上部が狭幅であ
る左右の側壁113、114、及び前記前壁112と対
向する、わずかに直立した後壁115とを有する。
【0050】換言すれば、後壁115側には実質的に壁
となる部分はない。
【0051】このように大きな空間部を作ったのは、カ
ートリッジ10の装着を容易にするためである。
【0052】前記底壁111には、その幅方向に沿って
長穴116を穿ってあり、固定金具117がスライド出
来るようになっている。118は前記固定金具を適宜の
位置に固定するための止めネジである。この構成は、幅
サイズの異なるカートリッジに対応するためである。
【0053】前記左右の側壁113,114上にはカー
トリッジホルダ100を持ち運びするときに使用する把
持部119、120が備わっている。
【0054】また、前記側壁113,114の上部には
折曲部121,122を設けてあり、そこに穿った穴1
23,124にはマグネット部材Mが配される。
【0055】参照数字125は金属板からなる支持枠
で、前記側壁間にまたがる長さを有しており、側壁上の
前記マグネット部材Mによりカートリッジホルダ本体に
吸着、保持される。
【0056】カートリッジホルダに支持枠125を脱着
可能に取り付ける手段としては、前記マグネット部材の
他に、ローラキャッチ等、ワンタッチ操作で取り扱える
物が操作性の点から好ましい。
【0057】前記支持枠125の下面側に存在するの
は、板部材からなる一方のガイド手段(以下、単にガイ
ドもしくはガイド部材という)102で、前記前壁11
2に調節可能に取り付けてある。取り付け構造について
は後記する。
【0058】前記一方のガイド102と対向する他方の
ガイド101は前記前壁112に取り付けてある。両ガ
イドで形成する開口はカートリッジに設けてある感光材
料引き出し用(排出用)開口と整合している。
【0059】そして、前記ガイド101及び102の自
由端側には、凸部102Aと凹部102Bを交互に複数
形成してある。両ガイドの前記凸部および凹部は、カー
トリッジホルダに組み込んだ状態において、ほぼ同一平
面内(対向配設後、いずれか一方のガイド側から透視し
たとき、他方のガイドの凹凸が重なって見える状態)に
あるよう配列される。
【0060】前記ガイドの長手方向(図において左下か
ら右上に延びる方向)における前記凹凸の長さ、あるい
は間隔は、前述した搬送ローラ250のローラ部
(R1、R2、R3、R4)および隣り合うローラ部間の間
隔に関係して決めてある。
【0061】即ち、カートリッジホルダを感光材料処理
装置の装着部Hに装着した状態において、前記凸部10
2Aが隣り合うローラ部間に位置し、凹部102Bはロ
ーラ部の区域に、非接触で、対向するようになってい
る。
【0062】感光材料Pの先端は、通常、前記ガイドの
自由端とほぼ同じ位置まで引き出されており、一方、前
記装着部Hの正規の位置にカートリッジホルダが装着さ
れる時、前記離間手段により搬送ローラ対は所定の間隙
を有しているので、前記ガイドは容易に位置付けられ
る。この装着操作時、前記搬送ローラ対に確実に感光材
料先端部を咬ませるために、前記ガイド凸部の先端部
は、少なくとも前記ローラ対のニップ部まで入り込む突
出量を有する。
【0063】装着完了時のガイド部材101の上面は前
記ローラ部のニップとほぼ同じ高さである事が望ましい
が、若干、低めであってもよい。
【0064】前記支持枠125の上にあるのは、薄板を
折り曲げて形成したカッタ手段(以下、カッタ部材とい
う)104で、前記支持枠に対してスライド可能に保持
される。
【0065】126,127は前記カッタ部材104を
付勢するための引っ張りバネからなる付勢手段であり、
一端は支持枠自身に設けた脚部に、他端は前記カッタ部
材上に設けてある脚部128,129に引っかけられ
る。
【0066】また、130、131は支持枠125上に
設けた案内溝で、ここには、前記カッタ部材に設けた突
起132,133が挿入される。
【0067】図7は、組立完了後のカートリッジホルダ
100を示す斜視図で、図においてはカートリッジ10
を保持している。
【0068】図8は、カッタ部材104の取り付け構造
と、一方のガイド部材102が高さ調整可能である構造
を示すための部分断面図である。
【0069】図において、134は前記支持枠125の
下面に設けた脚であり、前記付勢手段である引っ張りバ
ネ126(127)の一端を係止している。前記引っ張
りバネの他端は前記カッタ部材104の脚部128(1
29)に係止してあり、これによって、カッタ部材10
4を、常時、ガイド部材の突出する側に付勢している。
【0070】カッタ部材の突出状態における自由端側の
先端位置は、前記ガイドの先端部よりも若干飛び出た位
置を有する。
【0071】前記カッタ部材104は、カートリッジホ
ルダ100を感光材料処理装置に装着させるべく装着部
Hに押し込むにつれて、図において2点鎖線で示す直立
部が前記装着部を形成する壁(図示せず)に突き当た
り、最終的に、実線で示す状態となる。
【0072】参照数字135は、カートリッジホルダの
前壁112にガイド部材102を取り付けるためのネジ
である。前記ガイド部材102には縦方向に長穴136
を設けてあり、取り付けにおいて、位置を移動させ、適
宜の位置で前記ネジ135を締めれば固定される様に、
高さ調整(他方のガイド部材101とで形成する開口の
幅を調整できる)が可能である。。
【0073】前記の取り付け構造は、左右2カ所に設け
てある。
【0074】図9は、感光材料装置側に設けられる検知
手段と関係するガイド部材の構造と、カートリッジ内の
感光材料と関係する構造を説明するための部分斜視図で
ある。
【0075】図中、参照記号Dは感光材料処理装置本体
側であって、カートリッジホルダ100を装着した時、
前記装置側に設けた検知手段(図示せず)と整合する穴
(開口)である。
【0076】前記検知手段はカートリッジ10内の感光
材料の終端(後端)を検知し、もう、感光材料がないと
いうことを表示するためのシグナルを出す。
【0077】検知手段の方式は、反射式でも透過式でも
よく、適宜の公知技術を使用する事ができる。
【0078】数字140は、前記ガイドで形成される開
口内に位置する様に設けた、前記感光材料Pの巻き戻り
を防止するための防止部材であり、実施の形態において
は、ガイド部材102に接着して設けてある。。
【0079】材質は感光材料との摺擦において、該感光
材料を傷めない物であれば何でもよく、モルトプレン、
テレンプ、スポンジ材等が手軽である。
【0080】また、設ける範囲はほぼガイド部材の長さ
としてあるが、飛び飛びに設けてもよく、自由度があ
る。
【0081】なお、前記検知手段用の穴Dとの位置的関
係は、排出される感光材料の移動方向に見て、前記穴D
よりも下流側の位置にある。
【0082】これは、例えば、感光材料の後端が検知さ
れた時、装置の稼働を停止させ、モータの逆回転に伴い
回転する前記搬送ローラをもって前記感光材料をカート
リッジ内に戻す場合、感光材料が前記防止部材に引っか
かって発生するトラブルを防止するためである。
【0083】前記ガイド部材で形成される開口幅(間
隙)は、使用される感光材料の厚さ等と関係し、適宜決
定できる。
【0084】図10は、カートリッジホルダ100の装
着移動に伴って、前記搬送ローラ対250(251)間
に形成されている間隙をなくし、両ローラを圧接させる
ための、離間解除手段(離間解除機構)の一例を示す図
である。
【0085】図において、252はJ1を支点として回
動出来るレバーで、一端は一方のローラ軸と連結し、他
端はレバー253と連結している。
【0086】また、レバー253は、他端においてレバ
ー254と連結している。
【0087】前記レバー254の支点はJ2であり、そ
の自由端は前記装着部Hの区域内に突出しており、移動
されるカートリッジホルダの前壁と衝突するようになっ
ている。
【0088】上記構成であるので、今、カートリッジホ
ルダ100が矢印方向に移動されると、やがてレバー2
54の自由端と衝突する。
【0089】それ以上の前記カートリッジホルダの移動
は、レバー254を支点J2を中心として回動せしめ、
レバー253の上昇移動をもたらす。
【0090】すると、レバー252支点J1を中心に時
計方向にローラ対の圧接を促す。
【0091】前記構成は搬送ローラ対間に既に形成され
ている間隙を解除する構成であるが、この逆に、カート
リッジホルダの動きを利用して、ガイド部材がローラ部
と干渉しないように間隙を形成する離間手段(離間機
構)を構成する事ができる。
【0092】勿論、離間、あるいは、離間解除用のレバ
ーを装置外から操作できるように公知の方法を使用する
ことができる。
【0093】
【発明の効果】一対の搬送ローラとガイド部材との形
状、構成を工夫したことにより、感光材料を確実に前記
ローラ対で狭持でき、ジャミングの発生を極力防止でき
る。
【0094】また、カートリッジホルダにおけるカッタ
部材の脱着も容易であり、操作性がよいカートリッジホ
ルダを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジホルダと感光材料処理装置本体側
の装着部と搬送ローラ対の相対的関係を示す図である。
【図2】前記図1の扉を閉じた状態を示す図である。
【図3】扉と受け台との関係を示す図である。
【図4】受け台上にカートリッジホルダを置いた概略図
である。
【図5】搬送ローラの構成を示す概略図である。
【図6】カートリッジホルダの展開図である。
【図7】組立完了後のカートリッジホルダを示す斜視図
である。
【図8】カッタ部材の取り付け構造とガイド部材の高さ
調整可能である構造を示す部分断面図である。
【図9】ガイド部材の構造を示す部分斜視図である。
【図10】搬送ローラの離間解除機構を示す概略図であ
る。
【図11】公知のカートリッジホルダの主要部を示す図
である。
【図12】公知の写真感光材料処理装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
10(10A、10B) カートリッジ 20 焼き付け部 30 現像処理部 100(100A、100B) カートリッジホルダ 101、102 ガイド部材 102A 凸部 102B 凹部 104 カッタ部材 111 底壁 112 前壁 113、114 側壁 115 後壁 119、120 把持部 125 支持枠 126、127 引っ張りバネ 150、151 扉 250 搬送ローラ(対) M マグネット部材 P 感光材料 R1、R2、R3、R4 ローラ部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪切り状のローラ部を同軸上にそれぞれ
    複数個有してなる一対の搬送ローラ間に間隙を形成し、
    前記それぞれの搬送ローラ軸上であって、隣り合う輪切
    り状ローラ部間に少なくとも先端部が突出するように、
    カートリッジホルダと一体的に形成した一対のガイドを
    所定位置に位置付けた後、前記一対のローラの間隙をな
    くし、前記ガイド間に存在する感光材料を介して、前記
    一対の搬送ローラを圧接するように構成した感光材料供
    給装置を有する事を特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラは正逆回転可能である請
    求項1に記載の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の搬送ローラ間の間隙形成、ま
    たは、間隙解除は前記カートリッジホルダの位置移動を
    利用して行う請求項1に記載の感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 輪切り状のローラ部を同軸上にそれぞれ
    複数個有してなり、かつ、前記ローラ部が他のローラの
    輪切り状のローラ部と圧設して回転するように構成した
    一対の搬送ローラと、前記一対の搬送ローラ間に間隙を
    作るための離間手段と、前記一対の搬送ローラを正逆両
    方向に回転させるための駆動手段とを有する装置本体側
    の構成と、前記それぞれの搬送ローラ軸上であって、隣
    り合う輪切り状ローラ部間に少なくとも先端部が突出す
    るように位置付けられる、カートリッジホルダと一体的
    に形成した一対のガイドを有してなる感光材料用カート
    リッジとで構成される感光材料供給装置を有する事を特
    徴とする感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 感光材料を内蔵したカートリッジを保持
    できるカートリッジホルダにおいて、前記カートリッジ
    が有する前記感光材料の排出用の開口と整合しうるよう
    に、一対のガイドを一体的に形成するとともに、当該両
    ガイドの自由端側に凹部と凸部とを整列して形成した事
    を特徴とするカートリッジホルダ。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材の凹部と凸部とはそれぞ
    れ複数ある請求項5に記載のカートリッジホルダ。
  7. 【請求項7】 前記ガイドは、前記カートリッジ内の感
    光材料の終了を検知する検知手段用の開口を有する請求
    項5に記載のカートリッジホルダ。
  8. 【請求項8】 感光材料を内蔵したカートリッジを保持
    できるカートリッジホルダにおいて、前記カートリッジ
    が有する前記感光材料の排出用の開口と整合しうるよう
    に一対のガイドを一体的に形成するとともに、当該両ガ
    イドの自由端側に凹部と凸部とを整列して設け、さら
    に、一方の前記ガイドの外側にカッタ部材を設けるとと
    もに、当該カッタ部材を前記感光材料の排出方向にスラ
    イド可能とした事を特徴とするカートリッジホルダ。
  9. 【請求項9】 前記カッタ部材は、カートリッジホルダ
    に保持される支持枠と一体的に構成し、付勢手段によ
    り、常時、前記感光材料の排出方向に付勢してなる請求
    項8に記載のカートリッジホルダ。
  10. 【請求項10】 前記支持枠は、前記カートリッジホル
    ダに対して脱着可能に保持してなる請求項9に記載のカ
    ートリッジホルダ。
  11. 【請求項11】 前記支持枠を前記カートリッジホルダ
    に保持させる手段は、マグネット、または、ローラキャ
    ッチである請求項10に記載のカートリッジホルダ。
  12. 【請求項12】 感光材料を内蔵したカートリッジを保
    持できるカートリッジホルダにおいて、前記カートリッ
    ジが有する前記感光材料の排出用の開口と整合しうるよ
    うに一体的に形成した一対のガイドと、前記ガイドの一
    方の側に設けられ、かつ、付勢手段により、常時、前記
    感光材料の排出方向に付勢してなるスライド可能なカッ
    タ部材とを含み、当該カッタ部材のカッタ部は、前記ガ
    イドの自由端部よりも突出している事を特徴とするカー
    トリッジホルダ。
  13. 【請求項13】 前記カッタ部材は板材である請求項1
    2に記載のカートリッジホルダ。
  14. 【請求項14】 少なくとも一方のガイドの内側に、感
    光材料の巻き戻りを防止する防止部材を配設してなる請
    求項5、8または請求項12に記載のカートリッジホル
    ダ。
  15. 【請求項15】 前記ガイドは、前記カートリッジ内の
    感光材料の終了を検知する検知手段用の開口を有し、か
    つ、少なくとも一方のガイドの内側であって、前記感光
    材料の排出方向にみて、前記開口よりも下流側に、前記
    感光材料の巻き戻りを防止する防止部材を有する請求項
    5、8または、請求項12に記載のカートリッジホル
    ダ。
  16. 【請求項16】 前記ガイドが形成されている側と反対
    側の壁面にクッション部材を設けてなる請求項5、8ま
    たは請求項12に記載のカートリッジホルダ。
  17. 【請求項17】 前記一対のガイドは板材からなり、か
    つ、いずれか一方のガイドは、前記カートリッジホルダ
    の固定部に対して調節可能に設けてある請求項5、8ま
    たは請求項12に記載のカートリッジホルダ。
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