JPH1121865A - 暗渠排水管 - Google Patents

暗渠排水管

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Publication number
JPH1121865A
JPH1121865A JP18931697A JP18931697A JPH1121865A JP H1121865 A JPH1121865 A JP H1121865A JP 18931697 A JP18931697 A JP 18931697A JP 18931697 A JP18931697 A JP 18931697A JP H1121865 A JPH1121865 A JP H1121865A
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JP
Japan
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pipe
outer layer
particles
drainage pipe
porous
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Application number
JP18931697A
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English (en)
Inventor
Motoyasu Yuzawa
元康 湯澤
Bunichi Fujiwara
文一 藤原
Katsuhiko Amakawa
勝彦 天河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIMAMURA KASEI KK
Original Assignee
SHIMAMURA KASEI KK
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Publication date
Application filed by SHIMAMURA KASEI KK filed Critical SHIMAMURA KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 土中の水を排出するために集水面積を広げる
とともに流入土砂をせき止める。 【解決手段】外層に連通性多孔質材を厚く積層し、排水
管の表面積を大きくし、集水効率が高くすると共に厚く
積層した多孔質外層がフィルターとして機能し、土砂に
よる目詰まりを押さえる。また、内層に多孔を有するパ
イプを挿入し排水効率を高める。更に、外層を軽量な多
孔質構造にすることにより、排水管の重量を人1人で持
ち運びできる重さにするとともに、管の接続が簡便なも
のとした施工性の良い排水管を提供する。具体的には、
中空状、パイプ状、発泡状の嵩密度0.5以下の粒子を
厚く重ねた外径20cm以上の外層と多孔を有する樹脂
製パイプを内層に持ち、重量が20kg/m以下の排水
管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下水など土中の
水の排水を促進するために使用する暗渠排水管に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】圃場の整備や稲作−畑作の切り替え時の
水抜き、湿潤土壌の安定化工事などの場合、土中水、湧
き水、表面水の排出を促進するために多孔パイプを土中
に埋設する。この際、長期に渡り効率よく土中の水を排
出するため多孔パイプの周りに砂利を敷設し、集水面積
を広げるとともに水と一緒に流入する土砂による地盤陥
没や排水パイプの詰まりを防止している。しかし、田圃
など軟弱な地盤で工事する場合、重い砂利を多量に運び
込みパイプの周りに敷設する作業は人手がかかり困って
いる。そこで、重い砂利の代わりに、特開昭59−21
810では、軽石を敷設使用する方法を提示している。
また、特開昭63−156107、特開平05−711
14ではネットの中にもみがらや合成樹脂小片を詰め暗
渠排水管の上に敷設する方法を提示している。一方、砂
利の敷設を必要としない排水管として、特開昭63−2
03982、特開昭64−1814では、網状管や不織
布をフィルターとして外部に巻き付けた排水管が提示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、軽石をそのま
ま砂利の代わりに敷設した場合、軽石が水に浮き流失す
るなど不具合がある。また多量の軽石の搬入が必要とな
る。ネット中にもみがらや合成樹脂片を入れたものを敷
設する場合は粒子間隙に土砂が詰まり易い欠点があり、
また、網状管や不織布を外部に巻き付けた排水管の場合
は、吸水面積が小さい、間隙に土砂が詰まり易いないど
長期に渡る集水・排水性能に課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる排水管
においては、従来の工法で砂利を敷設し確保している集
水面積を排水管の長さ方向に直角な断面の面積を広げる
ことにより保持するとともに排水管の外層を嵩高い粒子
を厚く積み重ねた多孔質構造とすることにより、土砂に
よる目詰まりを低減し、長期に渡り効率よく土中の水を
内層管へ集水し、効率の良い排水を可能にした。
【0005】また、外層に使用する粒子を多孔質で嵩高
いものとし軽量化を図り、人1人で軟弱な地盤の中でも
容易に持ち運び、施工できる重さと構造にした。
【0006】すなわち、本発明の暗渠排水管は、中空状
粒子、パイプ状粒子、発泡状粒子の集合体または連結体
よりなる外層と多孔内層管よりなる排水管に関する。ま
た、本発明の排水管は、外層が嵩密度0.5以下の粒子
の集合体または連結体よりなり、排水管の断面の面積が
300cm2以上で、積層される粒子の数が3個以上3
00個以下で、外層全体の嵩密度が0.03〜0.2の構
造を持ち、内層が多孔を有する内面が平滑な樹脂製パイ
プよりなる、重量が20kg/m以下の排水管が望まし
い。排水管の断面の構造は、円形、トンネル断面形、正
方形、長方形、台形、楕円形、三角形など種々の構造が
選べるが、円形、トンネル断面形、長方形が望ましい。
【0007】一般的に内層管には、外径が5〜20cm、
長さ1〜10m、厚さが1.5〜12mmのポリエチレン
管に5〜20mmφの孔を管1m当たり10〜500個開
けた、開孔率が0.5〜20%の多孔管や外径が5〜2
0cm、長さ1〜10m、厚さが0.5〜10mm、目開き
が8〜25mmの網状管を使用する。
【0008】また、上記排水管において、外層に使用す
る粒子の粒径が5〜30mmで嵩比重が0.5以下、圧縮
強度が50g/cm2以上の粒子であることが望ましい。
【0009】外層に使用する粒子は、一般的には、樹脂
製パイプを短く輪切りにした中空構造を持つ粒子やビー
ズ状中空粒子、樹脂発泡体の粒子や軽石、石炭ガラなど
多孔性無機質粒子を使用する。
【0010】また、外層の粒子集合体を固定する目的
で、外層被覆材として、樹脂製内層パイプの外側に穴の
目開きが2〜25mmの網状又は多孔筒状シート又は多孔
波付き管を取り付け、内層パイプと外層被覆材の間に粒
子を詰め、外層を形成する。具体的には、外層被覆に、
厚さ50〜1000μのポリエチレンシートに5〜25
mmφの孔が1m2当たり20〜500個開いた、開孔率
10〜80%の多孔シート、または、厚さが0.1〜2
mmで目開きが2〜25mm、開孔率が20〜99%のポリ
エチレン製ネットを使用する方法がある。
【0011】また、樹脂製粒子の場合は粒子表面を溶融
し溶着するか、または接着材で接着して、粟おこし状に
付形した外層構造を取ることもできる。具体的には、内
部に熱風を循環する構造を持った外層付型用円筒形金型
枠の中央に内層管を取り付け、周りにパイプを輪切りに
した樹脂製粒子を詰め、樹脂粒子の表面が少し溶融する
まで熱風を樹脂粒子間隙を通し循環させ、熱風を止めた
後、冷風、水で冷やし、金枠より取り出す方法などがあ
る。このように、粟おこし状に付形した外層構造を持つ
排水管は管を任意の長さに切断しても外層を構成する粒
子の脱落がなく、必要長さに切断して施工できる利点が
ある。
【0012】一方、外層が軽石など非溶融物の場合は、
接着剤やセメントにて粟おこし状に付形する。具体的に
は、外層付型用の円筒形型枠の中央に内層パイプをセッ
トし、周りに軽石粒子を詰め、セメントミルクを上部よ
り、注入し、直ぐに下部より残余のセメントミルク抜き
取り、一夜放置し、型枠を外す方法などがある。
【0013】埋設時の土圧など外圧に耐えるためには、
外層に使用する粒子の圧縮強度が100g/cm2 以上あ
ることが望ましい。
【0014】また、人一人で持ち運びできる重さの管に
するためには、外層に使用する粒子の嵩密度が0.00
5〜0.4であることが望ましい。
【0015】外層の被覆に使用する網状管や多孔シート
は、外層粒子の固定、抜け落ち防止の観点より、目開き
が5〜20mmであることが望ましい。
【0016】また、外層の被覆に使用する多孔シートや
網状管は通水性の観点より、開孔率が5%以上であるこ
とが望ましい。外層被覆材に、外圧に強い波付き管の多
数の穴を開けたものを使用することもできる。
【0017】一方、内層管に使用する樹脂製パイプは、
排水効率の点より、開孔率が0.5%以上であることが
望ましい。
【0018】また、人一人で持ち運びするためには、被
覆材を含めた外層の嵩比重が0.01〜0.5であるこ
とが望ましい。
【0019】外層の厚さは集水性能、土砂目詰まりに対
する通水性の長期安定性確保の観点より、5〜50cmで
あることが望ましい。
【0020】管の重量においては、人一人で持ち運びす
るために、排水管1m当たりの重量が1〜15kgである
ことが望ましい。
【0021】管の接続を簡便かつ容易にするために、内
層管の一端の内径が内層管の他端の外径より1〜10mm
大きくし、内層管の一端を接続しようとする内層管の一
端に挿入し接続できる構造にすると良い。外層粒子を粟
おこし状に付形した構造の排水管は任意の長さに切断
し、内層管の一端を口径を1〜10mm大きく加工した他
端に挿入することにより任意の長さの配管が可能とな
る。
【0022】内層管を外層管の両端10〜50cmの部
分のみに挿入し、管中央部の内層管を省略した構造を取
ることもできる。
【0023】また、管外層の下部に外周の1/5〜1/
2の幅で樹脂フィルムなどを貼り付け、集めた水を排水
管下部より漏失しない構造を取ることもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明の排水管によれば、大きな集水・
排水効果が長期に渡り安定して得られるとともに、これ
までの砕石や砂利の敷設を必要とする施工方法では、多
くの人手が掛かっていた排水管敷設工事の施工が簡便容
易となる。また、砕石や砂利の入手が難しくなっている
現状に対応することができる。また、外層被覆材、外層
粒子、内層管の材質をポリエチレン樹脂に統一すること
によりリサイクルが容易な排水管とすることができる。
一方、砕石や砂利の敷設を必要としない排水管及び管敷
設方法として種々提案されている方法と比較しても、集
水性能が大きく、長期に渡る安定な集水性能が確保でき
る。排水管内面平滑性が良く排水性能が大きい、施工が
容易であるなどのメリットを提供できる。
【0025】
【実施例】以下に本発明の排水管をその実施例を示した
図面に基づいて詳細に説明する。
【0026】
【実施例1】図1は本発明の排水管の断面を示したもで
ある。
【0027】内層管は管1m当たり8mmφの穴が50個
ある、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、外径が
80mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83±2mm
になっている。
【0028】外層は外径が25cmで層厚さが8.5cm、
嵩密度が0.12となっている。
【0029】外層に使用したチップ(粒子)は外径が2
1mm、厚さが1mmのポリエチレン製パイプを長さ30mm
に切断したもである。
【0030】外層被覆材は厚さ150μのポリエチレン
製フィルムに15mmφの穴を1m2当たり2000個開
け、円筒状に加工した構造になっている。また、外層被
覆材はポリエチレン製バンドで4箇所鉢巻き状に固定さ
れ、持ち運びし易い構造になっている。
【0031】本排水管は、管4m当たりの集水面積が
3.14m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔質充填材を使用しているため土砂による目詰まりが少
ない。
【0032】また、施工も、排水管の重量が4m管1本
で20kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0033】
【実施例2】図2は本発明の排水管の断面を示したもで
ある。内層管は10mmφの穴が管1m当たり100個開
いた、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、外径が
80mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83±2mm
になっている。
【0034】外層は外径が25cmで層厚さが8.5cm、
嵩密度が0.12となっている。
【0035】外層に使用したチップ(粒子)は外径が2
1mm、厚さが1mmのポリエチレン製パイプを長さ30mm
に切断したもである。
【0036】外層被覆材は目開き20mm、厚さ0.5
mmのポリエチレン製網状シートを円筒状に加工した構造
になっている。また、外層被覆材はポリエチレン製バン
ドで4箇所鉢巻き状に固定され、持ち運びし易い構造に
なっている。
【0037】本排水管は、管4m当たりの集水面積が
3.14m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔質充填材を使用しているため土砂による目詰まりが少
ない。
【0038】また、施工も、排水管の重量が4m管1本
で20kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0039】
【実施例3】図3は本発明の排水管の断面を示したもで
ある。内層管は8mmφの穴が管1m当たり150個開い
た、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、外径が8
0mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83±2mmに
なっている。
【0040】外層は外径が21mm、厚さが1mmのポリエ
チレン製パイプを長さ30mmに切断したものを接着し粟
おこし状に固めたもので、外層の外径が25cmで層厚さ
が8.5cm、嵩密度が0.12となっている。
【0041】本排水管は、管4m当たりの集水面積が
3.14m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔材を使用しているため土砂による目詰まりが少ない。
【0042】また、施工も、排水管の重量が4m管1本
で20kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0043】
【実施例4】内層管は15mmφの穴が管1m当たり10
0個開いた、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、
外径が80mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83
±2mmになっている。
【0044】外層は外径が21mm、厚さが1mmのポリエ
チレン製パイプを長さ30mmに切断したものの表面を溶
融・接着し粟おこし状に固めたもので、外層の外径が2
5cmで層厚さが8.5cm、嵩密度が0.12となってい
【0045】本排水管は、管4m当たりの集水面積が
3.14m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔材を使用しているため土砂による目詰まりが少ない。
【0046】また、施工も、排水管の重量が4m管1本
で20kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0047】
【実施例5】図4は本発明の排水管の断面を示したもで
ある。内層管は10mmφの穴が管1m当たり60個開い
た、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、外径が8
0mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83±2mmに
なっている。
【0048】外層は外径が21mm、厚さが2mmのポリエ
チレン製の3倍発泡したパイプを長さ30mmに切断した
ものの表面を溶融・接着し粟おこし状に固めたもので、
外層の外径が25cmで層厚さが8.5cm、嵩密度が0.
11となっている
【0049】本排水管は、管4m当たりの集水面積が
3.14m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔材を使用しているため土砂による目詰まりが少ない。
【0050】また、施工も、排水管の重量が4m管1本
で18kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0051】
【実施例6】内層管は10mmφの穴が管1m当たり80
個開いた、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、外
径が80mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83±
2mmになっている。
【0052】外層は粒径が8mm〜30mmの10倍発泡ポ
リスチレン粒子の表面を溶剤で溶かし、粟おこし状に固
めたもので、外層の外径が25cmで層厚さが8.5cm、
嵩密度が0.11となっている。ここで使用する発泡ポ
リスチレン粒子は板状などの発泡付形品を粉砕したした
ものでも良い。
【0053】本排水管は、管4m当たりの集水面積が
3.14m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔材を使用しているため土砂による目詰まりが少ない。
【0054】また、施工も、排水管の重量が4m管1本
で15kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0055】
【実施例7】図5は本発明の排水管の断面を示したもで
ある。内層管は5mmφの穴が管1m当たり150個開い
た、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、外径が8
0mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83±2mmに
なっている。
【0056】外層は外径が25cmで層厚さが8.5cm、
嵩密度が0.3となっている。外層に使用したチップ
(粒子)は粒径が10〜25mm、嵩密度が0.3の軽石
である。
【0057】外層被覆材は厚さ150μのポリエチレン
製フィルムに8mmφの穴を1m2当たり3000個開
け、円筒状に加工した構造になっている。また、外層被
覆材はポリエチレン製バンドで4箇所鉢巻き状に固定さ
れ、持ち運びし易い構造になっている。
【0058】本排水管は、管2m当たりの集水面積が
1.57m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔質充填材を使用しているため土砂による目詰まりが少
ない。
【0059】また、施工も、排水管の重量が2m管1本
で30kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0060】
【実施例8】図6は本発明の排水管の断面を示したもで
ある。内層管は開孔率60%の網状管で、軽量で強靭な
ポリエチレン製、外径が80mm厚さが3mmでその一端1
0cmは内径が83±2mmになっている。
【0061】外層は外径が25cmで層厚さが8.5cm、
嵩密度が0.3となっている。外層に使用したチップ
(粒子)は粒径が10〜25mm、嵩密度が0.3の軽石
である。
【0062】外層被覆材は目開き10mm、厚さ0.5mm
のポリエチレン製網状シートを円筒状に加工した構造に
なっている。また、外層被覆材はポリエチレン製バンド
で4箇所鉢巻き状に固定され、持ち運びし易い構造にな
っている。
【0063】本排水管は、管2m当たりの集水面積が
1.57m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔質充填材を使用しているため土砂による目詰まりが少
ない。
【0064】また、施工も、排水管の重量が2m管1本
で30kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0065】
【実施例9】図7は本発明の排水管の断面を示したもで
ある。内層管は12mmφの穴が管1m当たり100個開
いた、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、外径が
80mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83±2mm
になっている。
【0066】外層は外径が10〜25mm、嵩密度が0.
3の軽石を、セメントミルクで接着し粟おこし状に固め
たもので、外層の外径が25cmで層厚さが8.5cm、嵩
密度が0.31となっている
【0067】本排水管は、管2m当たりの集水面積が
1.57m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔材を使用しているため土砂による目詰まりが少ない。
【0068】また、施工も、排水管の重量が2m管1本
で30kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【0069】
【実施例10】図4は本発明の排水管の断面を示したも
である。内層管は10mmφの穴が管1m当たり60個開
いた、軽量で強靭なポリエチレン製のパイプで、外径が
80mm厚さが3mmでその一端10cmは内径が83±2mm
になっている。
【0070】外層は図11に示す構造のポリ塩化ビニー
ル製のパイプを長さ30mmに切断したものの表面を接着
し、粟おこし状に固めたもので、外層の外径が25cmで
層厚さが8.5cm、嵩密度が0.12となっている。
【0071】本排水管は、管4m当たりの集水面積が
3.14m2と集水能力が大きく、更に、パイプ状の多
孔材を使用しているため土砂による目詰まりが少ない。
【0072】また、施工も、排水管の重量が4m管1本
で20kgと人1人で容易に持ち運びでき、土中に掘った
排水管設置用の溝に搬入し、内層管の一端に他端を挿入
し管を接合後、土で埋設するだけで良く、大変簡便、容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水管を長さ方向に縦割りした時の断
面図を示す。 「符号の説明」 1・・多孔性フィルムを使用した外層被覆材 2・・
ポリエチレン管を輪切りにしたものを詰めた外層 3
・・ポリエチレン多孔管を使用した内層管
【図2】本発明の排水管を長さ方向に縦割りした時の断
面図を示す。 「符号の説明」 1・・網状シートを使用した外層被覆材 2・・ポリ
エチレン管を輪切りにしたものを詰めた外層 3・・
ポリエチレン多孔管を使用した内層管
【図3】本発明の排水管を長さ方向に縦割りした時の断
面図を示す。 「符号の説明」 1・・ポリエチレン管を輪切りにしたものの表面をエポ
キシ系接着剤で部分的に接着し、粟おこし状に付形した
外層 2・・ポリエチレン多孔管を使用した内層管
【図4】本発明の排水管を長さ方向に縦割りした時の断
面図を示す。 「符号の説明」 1・・ポリエチレン管を輪切りにしたものの表面を軽く
溶融、部分的に融着し、粟おこし状に付形した外層
2・・ポリエチレン多孔管を使用した内層管
【図5】本発明の排水管を長さ方向に縦割りした時の断
面図を示す。 「符号の説明」 1・・多孔性フィルムを使用した外層被覆材 2・・
多孔質の軽石を詰めた外層 3・・ポリエチレン多孔
管を使用した内層管
【図6】本発明の排水管を長さ方向に縦割りした時の断
面図を示す。 「符号の説明」 1・・網状シートを使用した外層被覆材 2・・多孔
質の軽石を詰めた外層 3・・ポリエチレン多孔管を
使用した内層管
【図7】本発明の排水管を長さ方向に縦割りした時の断
面図を示す。 「符号の説明」 1・・多孔質の軽石をミルクセメントで部分的に接着
し、粟おこし状に付形した外層 2・・ポリエチレン
多孔管を使用した内層管
【図8】「実施例10」で、外層用パイプ状粒子として
使用したポリ塩化ビニール製のパイプ切断チップの一例
を示す。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状粒子、パイプ状粒子、発泡状粒子
    の集合体または連結体よりなる外層と多孔内層管よりな
    る排水管。
  2. 【請求項2】 「請求項1」において、外層が嵩密度
    0.5以下の粒子の集合体または連結体よりなり、内層
    が多孔を有する内面が平滑な樹脂製パイプより構成さ
    れ、長さに直角方向の断面積が300cm2以上で重量
    が20kg/m以下の排水管。
  3. 【請求項3】 「請求項1」において、外層に使用する
    粒子の平均粒径が5〜40mmで嵩比重が0.5以下、圧
    縮強度が50g/cm2以上の粒子である排水管。
  4. 【請求項4】 「請求項1」において、外層に使用する
    粒子が樹脂製パイプを短く輪切りにした中空構造を持つ
    粒子である排水管。
  5. 【請求項5】 「請求項1」において、外層に使用する
    粒子が樹脂の発泡体である排水管。
  6. 【請求項6】 「請求項1」において、外層に使用する
    粒子が軽石、石炭ガラなどの多孔質無機質粒子である排
    水管。
  7. 【請求項7】 「請求項1」において、樹脂製内層パイ
    プの外側に穴の目開きが2〜25mmの網状又は多孔筒状
    シート又は多孔波付き管を外層被覆材として取り付け、
    パイプと外層被覆材の間に粒子を詰め、外層とした排水
    管。
  8. 【請求項8】 「請求項1」において、外層が樹脂製粒
    子の表面を溶着または接着材で接着し、粟おこし状に付
    形した構造の排水管。
  9. 【請求項9】 「請求項1」において、外層が軽石など
    無機多孔質粒子を接着剤やセメントにて粟おこし状に付
    形した構造の排水管。
  10. 【請求項10】 「請求項1」において、外層に使用す
    る粒子の圧縮強度が100g/cm2以上の排水管。
  11. 【請求項11】 「請求項1」において、外層に使用す
    る粒子の嵩密度が0.005〜0.4である排水管。
  12. 【請求項12】 「請求項1」において、外層の被覆に
    使用する網状管の目開きが5〜20mmである排水管。
  13. 【請求項13】 「請求項1」において、外層の被覆に
    使用する多孔シートの孔径が5〜20mmである排水管。
  14. 【請求項14】 「請求項1」において、外層の被覆に
    使用する多孔シートの開孔率が5%以上である排水管。
  15. 【請求項15】 「請求項1」において、内層管に使用
    する樹脂製パイプの開孔率が0.5%以上である排水管
  16. 【請求項16】 「請求項1」において、外層の厚さが
    3〜30cmである排水管。
  17. 【請求項17】 「請求項1」において、排水管1m当
    たりの重量が1〜15kgの排水管。
  18. 【請求項18】 「請求項1」において、内層管の一端
    の内径が内層管の他端の外径より1〜10mm大きい排水
    管。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106381851A (zh) * 2016-08-29 2017-02-08 上海交通大学 一种旋转式闸门及农田水位控制系统
JP2019206844A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社サムシング ドレーン管
JP2019206843A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社サムシング ドレーン管の使用方法

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