JPH11218265A - 金属製フレキシブルチューブ - Google Patents
金属製フレキシブルチューブInfo
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Abstract
チューブに対して直線と曲げの繰り返し動作を与えた際
にもブレードに局部膨れ及び皺の発生を防ぐことがで
き、ワイヤーが疲労破断することなく安全に使用できる
金属製のフレキシブルチューブを提供する。 【解決手段】 ベローズチューブ1の外周に、金属ワイ
ヤーの束3を円筒状に編組みしたブレジッドブレード
2,3を2層以上被覆したフレキシブルチューブ1の最
外層のブレジッドブレードを35%〜70%の被覆率で
被覆した金属製のフレキシブルチューブ。
Description
手として用いられる金属製のフレキシブルチューブに関
する。
として用いられる金属製のフレキシブルチューブには、
その内部流体の圧力によるベローズと称する薄肉パイプ
の周面に波山を連続して成形した金属製のチューブの軸
方向の伸びを防止するため、ワイヤー等の金属細線の束
を円筒状に編組みしたブレードが被覆されている。
ヤー強度、ワイヤー径、ワイヤー本数、交差角、ブレー
ド層数等があり、これらはその設計条件を考慮した上で
決められており、例えば内部流体の圧力が高い場合に
は、高強度のワイヤー材を使用したり、ワイヤー径の太
いものを使用している。また、ワイヤー本数について
は、その本数が多い程高い圧力に対して有利であり、交
差角については、その角度が小さい程有利であることが
知られている。
チューブの実際の製作面において、そのワイヤー材の流
通性や、ブレード編組み設備の点で、高強度のワイヤー
材や、ワイヤー径の太いものを使用すること、又は交差
角を小さくすることについてはある程度の限界があり、
製作が難しいため、比較的容易な方法としてはワイヤー
の本数を増やす手段が用いられている。
を立体的に交差させた形で束を作り、この束をさらに円
筒上に編組みしたブレジッドブレードと呼ばれるものを
用いる。しかしながら、このブレジッドブレードについ
ても、ある口径のベローズに対し、一定面積に対して一
定量以上の本数のワイヤーで構成したブレジッドブレー
ドを被覆すると、ベローズに曲げ動作を与えた際に、局
部的にブレードの膨らみや皺が発生してしまうという問
題がある。
た金属製のフレキシブルチューブにおいて、曲げと直線
の両動作を繰り返し行うような使用をする際には、曲げ
状態で生じた皺が直線状態では消滅し、この繰り返しに
よって、ついにはワイヤーが繰り返し折り曲げられるこ
とによる金属疲労で破断することが懸念される。
ヤー本数を増すため上記のブレジッドブレードを採用す
る事が一般的に知られている手段の一つであるが、ブレ
ジッドブレードの被覆率を一定以上に上げた金属製のフ
レキシブルチューブに曲げ等の動作を与えると、ブレジ
ッドブレードに局所的な膨れや、皺が生じてブレジッド
ブレードを構成するワイヤーが疲労破断し、内部流体の
圧力によってベローズが伸びてしまい、フレキシブル配
管継手としての本来の機能が発揮できなくなるという問
題点がある。
ドを採用すれば、局部的な膨れや、皺の発生を防止する
ことが出来るが、流体圧力に対する強度を確保する為、
ブレジッドブレードの層数を増加させなければならない
場合が生じ、この場合ブレジッドブレード端末の固定が
複雑、面倒となり、その結果コストも増加するという欠
点を有する。
ブレードを採用した金属製のフレキシブルチューブに対
して直線と曲げの繰り返し動作を与えた際にもブレード
に局部膨れ及び皺の発生を防ぐことができ、ワイヤーが
疲労破断することなく安全に使用できる金属製のフレキ
シブルチューブを提供する。
ーブの外周に、金属ワイヤーの束を円筒状に編組みした
ブレジッドブレードを2層以上被覆したフレキシブルチ
ューブの最外層のブレジッドブレードを35%〜70%
の被覆率で被覆することからなる。
形態における金属製のフレキシブルチューブについて説
明するが、図1はその実施形態の金属製のフレキシブル
チューブの部分断面で示した要部側面図である。このフ
レキシブルチューブは、薄肉パイプの周面に多数の波山
を連続して成形した金属製のチューブであるベローズチ
ューブ1の内部を流体が流れるようになっており、この
ベローズチューブ1の内部流体の圧力によるベローズチ
ューブ1の軸方向の伸びを防止するために、ベローズチ
ューブ1の外周にブレジッドブレード2および3を被覆
している。
低い場合は、軸方向の伸びが問題にならないが、内部流
体の圧力が高くなると、軸方向の伸びによりベローズチ
ューブ1が伸びてしまいフレキシブルチューブとしての
機能がなくなるため、その外周にブレジッドブレード2
を被覆して軸方向の伸びを防止するが、それでも強度が
不足する場合はその上にさらにブジッドブレード3を被
覆する。
Aの部分拡大平面図の図2に示すように、金属製の細
線、即ち金属ワイヤーの束4を円筒状に編組みしたもの
であり、その束4の1束の幅をW、編組した各束4の交
差角をθとした格子状に編組みしたものである。フレキ
シブルチューブとブレジッドブレードと、フレキシブル
チューブの曲げ伸ばしにより生ずるブレジッドブレード
の膨らみや皺の発生との関係につき研究した結果、最外
側のブレジッドブレードの被覆率が支配的影響を与える
ことを見出した。つまり、複数層のブレジッドブレード
を被覆した場合には、その最外層のブレジッドブレード
の被覆率をある範囲内にすることによりフレキシブルチ
ューブには皺や膨らみが発生しないことがわかったので
ある。
ことができる。即ち、ブレジッドブレード3の束4の数
(打数)をA、束3の一束の幅をW、交差角をθ、そし
てブレジッドブレード3の円筒状の外径をDとした場合
に、ブレジッドブレード3の被覆率は下記式で示され
る。
35%〜70%に設定した金属製のフレキシブルチュー
ブにおいては、ベローズチューブ1に曲げ、直線の動作
を繰り返し与えても、ブレジッドブレード3の局部膨れ
及び皺の発生が生じず、いかなる被覆率の下層のブレジ
ッドブレードを用いても最外層のブレジッドブレードの
被覆率を35%〜70%としさえすれば皺や膨れの発生
を防止できることを見出すことができた。
ブレード2及び3を2層又はそれ以上の多層被覆して、
フレキシブルチューブとしての強度を高めるような場合
には、その最外層のブレジッドブレード3の被覆率を3
5%〜70%にして被覆することで、最外層のブレジッ
ドブレード3自身は曲げ動作が与えられた時に局部膨れ
及び皺は発生せず、また、ブレジッドブレード2のごと
き下層の被覆率の高いブレードが局部膨れ及び皺の発生
しようとするのを上から抑え付ける役目をする。
が35%以下になると、下層に被覆率70%を超えるブ
レジッドブレードを使用した場合に、それが膨れ及び皺
発生しようとするのを上から抑え付ける効果が弱まり、
また最外層ブレジッドブレードの被覆率が70%を超え
ると、それ自身に膨れや皺が発生してしまうのである。
シブルチューブによれば、複数のブレジッドブレードを
ベローズチューブに被覆したフレキシブルチューブに対
して曲げと直線の動作を繰り返し与えても、最外側のブ
レジッドブレードの被覆率を35%〜70%とすると、
ブレジッドブレードに局部膨れ及び皺の発生を防止する
ことができ、金属ワイヤーが疲労破断することなく安全
にフレキシブルチューブを使用することが可能になる。
部断面で示す概略側面図である。
拡大平面図である。
ード 3 束 3 ブレジッドブレ
ード 4 束
Claims (1)
- 【請求項1】 ベローズチューブの外周に、金属ワイヤ
ーの束を円筒状に編組みしたブレジッドブレードを2層
以上被覆したフレキシブルチューブの最外層のブレジッ
ドブレードを35%〜70%の被覆率で被覆した金属製
のフレキシブルチューブ。
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---|---|---|---|
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JP02192198A Expired - Fee Related JP4236296B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 金属製フレキシブルチューブ |
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JP (1) | JP4236296B2 (ja) |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-02-03 JP JP02192198A patent/JP4236296B2/ja not_active Expired - Fee Related
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