JPH0984895A - スプリンクラー用配管材及びその製造方法 - Google Patents

スプリンクラー用配管材及びその製造方法

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JPH0984895A
JPH0984895A JP7246099A JP24609995A JPH0984895A JP H0984895 A JPH0984895 A JP H0984895A JP 7246099 A JP7246099 A JP 7246099A JP 24609995 A JP24609995 A JP 24609995A JP H0984895 A JPH0984895 A JP H0984895A
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JP
Japan
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blade
tube body
flexible tube
pipe body
peripheral wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP7246099A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Fujii
則彰 藤井
Kazuo Morita
一男 森田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性が良く、非金属製繊維ブレードの取付
構造に起因する可撓管本体の損傷を防止することができ
るスプリンクラー用配管材及びその製造方法の提供。 【構成】 波形の周壁を有する金属製の可撓管本体と、
非金属製繊維からなり可撓管本体の周壁を被覆するブレ
ードと、ブレードの端部を覆うように位置しブレードを
可撓管本体に取り付ける熱収縮チューブと、を備えてな
る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火用スプリンク
ラーの配管に用いられるスプリンクラー用配管材とその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天井に配設される消火用スプリン
クラーについては、給水管からスプリンクラーヘッドま
での配管作業が、直管とエルボ管とを適宜接続すること
によって行われていた。これに対し、近年は、配管作業
の省力化を図るために、可撓性を有する金属管を用いた
配管方法が普及してきている。そのためのスプリンクラ
ー用配管材として、波形の周壁を有する金属製の可撓管
本体と、可撓管本体の周壁を被覆する大略筒状の金属ブ
レードと、を備えるものが一般的に存在する。金属ブレ
ードは、細帯状の金属材を編組みして形成されるもので
あり、過大な水圧による可撓管本体の伸長を防止した
り、可撓管本体の周壁を保護したりする。
【0003】また、別のスプリンクラー用配管材とし
て、例えば特開平6−265066号公報や、特開平6
−159571号公報等に開示されるものがある。これ
らのものは、非金属製繊維からなるブレードを有してい
る。非金属製繊維ブレードは、電食防止、屈曲性等につ
いては金属ブレードよりも優れている。
【0004】金属ブレードや非金属製繊維ブレードは、
例えば次のようにして可撓管本体に取り付けられる。す
なわち、可撓管本体の両端部に設けられた平滑部に金属
製のベースリングを装着しておき、次いでブレードを装
着した後、ブレードの外側からベースリングと重なるよ
う金属製の締付リングを位置させる。そして、締付リン
グをかしめてベースリングと嵌合させることにより、ブ
レードの両端部が可撓管本体に取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
スプリンクラー用配管材のうち、金属ブレードに比して
硬度が劣る非金属製繊維ブレードを有するものには、次
のような問題点がある。すなわち、可撓管本体に過大な
水圧がかかった場合、非金属製繊維ブレードは、可撓管
本体が伸長することにより引っ張られてしまうが、その
端部が金属製リングのかしめ嵌合によって強固に取り付
けられており、しかも、かしめ嵌合された金属製リング
の端縁部がブレードに対し食い込むように引っ掛かるの
で、損傷する可能性があるのである。その結果、可撓管
本体を十分に保護することができなくなる恐れがある。
【0006】また、非金属製繊維ブレードが損傷したり
した場合、非金属製繊維ブレードを間に挟んで重なる締
付リングとベースリングとが接触した状態になってしま
う可能性がある。その場合、両金属製リング及び可撓管
本体が電気的に導通することになり、例えば、スプリン
クラー用配管材の施工現場において各種工事で使用され
る電気溶接棒が締付リングに当たると、可撓管本体に穴
が開いてしまうという問題点がある。
【0007】さらに、金属製リングのかしめ嵌合によっ
てブレードを可撓管本体に取り付ける構造の場合、その
製造工程が比較的複雑になったり、金属製リング自体の
製造にも手間がかかったりして、生産性が悪いという問
題点がある。
【0008】本発明は上記事由に鑑みてなしたもので、
その目的とするところは、生産性が良く、非金属製繊維
ブレードの取付構造に起因する可撓管本体の損傷を防止
することができるスプリンクラー用配管材とその製造方
法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のスプリンクラー用配管材は、波形の
周壁を有する金属製の可撓管本体と、非金属製繊維から
なり可撓管本体の周壁を被覆するブレードと、ブレード
の端部を覆うように位置しブレードを可撓管本体に取り
付ける熱収縮チューブと、を備えてなる構成としてい
る。この構成によれば、ブレードは、その端部外面に熱
収縮チューブの内面が重なり、その端部内面が可撓管本
体の外面に圧接した状態で可撓管本体に取り付けられる
ので、損傷することなく可撓管本体の伸長に追従し得
る。また、ブレードを、熱収縮チューブによって可撓管
本体に取り付けるようにしたので、ブレードの取付構造
が簡略になる。
【0010】また、請求項2記載のスプリンクラー用配
管材の製造方法は、可撓管本体とブレードとを有するス
プリンクラー用配管材の製造方法であって、波形の周壁
を有する可撓管本体に大略筒状をなすブレードを被せ、
ブレードの端部を覆うように熱収縮チューブを位置さ
せ、熱収縮チューブを加熱収縮させて可撓管本体に取り
付ける方法としている。この方法によれば、可撓管本体
とブレードとを有するスプリンクラー用配管材を、簡略
に製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図5に基づいて説明する。
【0012】このスプリンクラー用配管材は、図1に示
すように、可撓管本体1 と、ノボロイドブレード5 と、
熱収縮チューブ6,6 とを備えている。
【0013】可撓管本体1 は、その一端部が給水管に接
続され、他端部がスプリンクラーヘッド取付管に接続さ
れるものであり、例えばステンレス鋼を材料として形成
される。この可撓管本体1 は、手で容易に曲げることが
できるよう加工され、波形の周壁2 を有している。ま
た、可撓管本体1 の両端部には平滑部3 が設けられ、平
滑部3 には給水管やスプリンクラーへッド取付管と接続
するための袋ナット4 が取り付けられる。
【0014】ノボロイドブレード5 は、非金属製繊維で
あり防炎繊維の一つであるフェノール系繊維(ノボロイ
ドという一般名を有する)を材料とするものであり、大
略筒状に編組みして形成される。このノボロイドブレー
ド5 は、可撓管本体1 の波形の周壁2 に対応する長さ
と、可撓管本体1 の最大外径よりも若干大きい内径とを
有し、可撓管本体1 の周壁2 を被覆保護する。
【0015】このノボロイドブレード5 は、一般的な金
属ブレードに比して、いくつかの優れた点を有してい
る。すなわち、金属ブレードよりも可撓性が良いので、
可撓管本体1 が屈曲しにくくなるということがない。ま
た、優れた絶縁性を有するので、スプリンクラー用配管
材の施工現場において各種工事で使用される電気溶接棒
が当たったとしても穴が開いたりすることがなく、電気
的な導通により可撓管本体1 に穴が開くことも防止する
ことができる。さらに、ノボロイドブレード5 は、電気
溶接作業の火の粉が降りかかった場合でも、燃えたり溶
けたりして穴が開くことがなく、焦げて炭化するととも
に火の粉をはじくので、火の粉の可撓管本体1 への到達
を防いで、可撓管本体1 に穴が開いたり錆が発生したり
するのを防止することができる。
【0016】熱収縮チューブ6,6 は、ノボロイドブレー
ド5 を可撓管本体1 に取り付けるものである。この熱収
縮チューブ6,6 は、一対のものが、各々ノボロイドブレ
ード5 の一端部と他端部とを覆うように位置し、加熱さ
れて収縮することにより、ノボロイドブレード5 の両端
部を可撓管本体1 に圧着する。この圧着した状態におい
て、熱収縮チューブ6 とノボロイドブレード5 の端部と
は、可撓管本体1 の波形の周壁2 に対応した波形をな
す。また、ノボロイドブレード5 は、その端部外面に熱
収縮チューブ6 の内面が重なり、その端部内面が可撓管
本体1 の外面に圧接した状態で可撓管本体1 に取り付け
られる。すなわち、ノボロイドブレード5は、図4に示
すように、不都合な引っ掛かりを生じることなく適度な
強度をもって可撓管本体1 に取り付けられるので、可撓
管本体1 が伸長したとき、図5に示すように、損傷する
ことなく可撓管本体1 の伸長に追従し得る。さらに、熱
収縮チューブ6 は絶縁性を有するので、電気溶接棒が当
たったとしても問題ない。
【0017】また、熱収縮チューブ6 の長さは、可撓管
本体1 の伸長によるノボロイドブレード5 の変位を考慮
して設定してある。これにより、過大な水圧がかかって
可撓管本体1 が伸長し、ノボロイドブレード5 が軸方向
に引っ張られてその端部が変位した場合に、ノボロイド
ブレード5 が熱収縮チューブ6 から脱落してしまうのを
防止することができる。さらに、熱収縮チューブ6 は、
その表面に品番や注意書き等を印刷しておくこともでき
る。これにより、別途シールを貼着する等の必要がなく
なり、手間が省けるとともに、シールが剥がれたりする
ことによる不都合を解消することができる。
【0018】このスプリンクラー用配管材は、図1乃至
図3に示すようにしてノボロイドブレード5 を可撓管本
体1 に取り付けることにより、簡略に製造される。ま
ず、図2に示すように、可撓管本体1 の波形の周壁2 に
ノボロイドブレード5 を被せる。次いで、図3に示すよ
うに、所定長さの熱収縮チューブ6 を一対、ノボロイド
ブレード5 の両端部を覆うように位置させる。そして、
図1に示すように、熱収縮チューブ6,6 を加熱収縮させ
ることにより、ノボロイドブレード5 を可撓管本体1 に
取り付ける。
【0019】このスプリンクラー用配管材によれば、い
わゆる巻き出し配管作業を、適宜屈曲させることにより
容易に行うことができる。また、非金属製繊維からなる
ブレード5 を備えていることにより、金属ブレードの欠
点である屈曲性の悪さや電食の問題等を解消することが
できる。さらに、ブレード5 を、熱収縮チューブ6 で可
撓管本体1 に取り付けることにより、取付構造や製造方
法が簡略になり生産性が向上するとともに、取付構造に
起因するブレード5 や可撓管本体1 の損傷を防止してそ
の性能を維持することができる。
【0020】なお、非金属製繊維からなるブレードは、
ノボロイドブレードに限らず、例えばガラス繊維ブレー
ド等であってもよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載のスプリンクラー用配管材
は、ブレードが、その端部外面に熱収縮チューブの内面
が重なり、その端部内面が可撓管本体の外面に圧接した
状態で可撓管本体に取り付けられるので、損傷すること
なく可撓管本体の伸長に追従し得る。従って、ブレード
の取付構造に起因する可撓管本体の損傷を防止すること
ができる。また、ブレードを、熱収縮チューブによって
可撓管本体に取り付けるようにしたので、取付構造が簡
略になり、生産性が向上する。
【0022】また、請求項2記載のスプリンクラー用配
管材の製造方法は、可撓管本体とブレードとを有するス
プリンクラー用配管材を、簡略に製造することができる
ので、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す半断面図である。
【図2】そのノボロイドブレードを可撓管本体に被せた
状態を示す半断面図である。
【図3】その熱収縮チューブをノボロイドブレードの両
端部に位置させた状態を示す半断面図である。
【図4】そのノボロイドブレードの取付状態を示す一部
省略した断面図である。
【図5】その可撓管本体が伸長したときの状態を示す一
部省略した断面図である。
【符号の説明】
1 可撓管本体 2 周壁 5 ノボロイドブレード 6 熱収縮チューブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形の周壁を有する金属製の可撓管本体
    と、非金属製繊維からなり可撓管本体の周壁を被覆する
    ブレードと、ブレードの端部を覆うように位置しブレー
    ドを可撓管本体に取り付ける熱収縮チューブと、を備え
    てなるスプリンクラー用配管材。
  2. 【請求項2】 可撓管本体とブレードとを有するスプリ
    ンクラー用配管材の製造方法であって、波形の周壁を有
    する可撓管本体に大略筒状をなすブレードを被せ、ブレ
    ードの端部を覆うように熱収縮チューブを位置させ、熱
    収縮チューブを加熱収縮させて可撓管本体に取り付ける
    ことを特徴とするスプリンクラー用配管材の製造方法。
JP7246099A 1995-09-25 1995-09-25 スプリンクラー用配管材及びその製造方法 Pending JPH0984895A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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