JPH11218028A - 吸気流動制御弁の故障検出装置 - Google Patents
吸気流動制御弁の故障検出装置Info
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- JPH11218028A JPH11218028A JP10033709A JP3370998A JPH11218028A JP H11218028 A JPH11218028 A JP H11218028A JP 10033709 A JP10033709 A JP 10033709A JP 3370998 A JP3370998 A JP 3370998A JP H11218028 A JPH11218028 A JP H11218028A
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- valve
- intake
- engine
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構成でスワール制御弁等の吸気流動制
御弁の閉故障を正確に検出できるようにする。 【解決手段】 スワール制御弁(SCV)の開弁領域に
おける高負荷・高回転側の所定領域、例えば、スロット
ル弁開度を10%変化させた時の吸入空気量(qa)の
変動率が3%以内、SCV開時と閉時のqaの差が5g
/s以上の領域を、閉故障診断領域とし、該領域におい
て、エンジンの吸入空気量を検出し、吸入空気量がしき
い値より小さい時にスワール制御弁の閉故障と判定す
る。その際、ISCバルブの開故障時にはスワール制御
弁の故障判定を禁止する。また、エンジン水温が例えば
80℃以下の時はスワール制御弁の故障判定を禁止す
る。
御弁の閉故障を正確に検出できるようにする。 【解決手段】 スワール制御弁(SCV)の開弁領域に
おける高負荷・高回転側の所定領域、例えば、スロット
ル弁開度を10%変化させた時の吸入空気量(qa)の
変動率が3%以内、SCV開時と閉時のqaの差が5g
/s以上の領域を、閉故障診断領域とし、該領域におい
て、エンジンの吸入空気量を検出し、吸入空気量がしき
い値より小さい時にスワール制御弁の閉故障と判定す
る。その際、ISCバルブの開故障時にはスワール制御
弁の故障判定を禁止する。また、エンジン水温が例えば
80℃以下の時はスワール制御弁の故障判定を禁止す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸気通
路の途中に配置されエンジン運転領域の低負荷・低回転
側で閉弁させ高負荷・高回転側で開弁させて燃焼室内の
吸気流動を制御する吸気流動制御弁の故障検出装置に関
するものである。
路の途中に配置されエンジン運転領域の低負荷・低回転
側で閉弁させ高負荷・高回転側で開弁させて燃焼室内の
吸気流動を制御する吸気流動制御弁の故障検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸気通路の途中に吸気流動制
御弁(例えばスワール制御弁)を設け、該吸気流動制御
弁をエンジン運転領域の低負荷・低回転側で閉弁させ高
負荷・高回転側で開弁させることにより、低負荷・低回
転側で吸気流速を高め、燃焼室内に強い吸気流動を発生
させて燃焼速度を高めるとともに、高負荷・高回転側で
充分な吸気量を確保して出力を高めることが従来から行
われている。そして、特開平8−74583号公報に記
載されているように、スワール制御弁の弁開度を検出
し、あらかじめ正常時に記憶しておいた弁開度特性ある
いは基準弁開度特性との偏差が、許容値以内であるかど
うかにより、スワール制御弁の作動診断を行い、所定値
以上の偏差が生じたときスワール制御弁が異常であると
診断するものが知られている。
御弁(例えばスワール制御弁)を設け、該吸気流動制御
弁をエンジン運転領域の低負荷・低回転側で閉弁させ高
負荷・高回転側で開弁させることにより、低負荷・低回
転側で吸気流速を高め、燃焼室内に強い吸気流動を発生
させて燃焼速度を高めるとともに、高負荷・高回転側で
充分な吸気量を確保して出力を高めることが従来から行
われている。そして、特開平8−74583号公報に記
載されているように、スワール制御弁の弁開度を検出
し、あらかじめ正常時に記憶しておいた弁開度特性ある
いは基準弁開度特性との偏差が、許容値以内であるかど
うかにより、スワール制御弁の作動診断を行い、所定値
以上の偏差が生じたときスワール制御弁が異常であると
診断するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スワール制御弁の故障
は、エンジン排気ガスのエミッション特性を悪化させる
要因となる。そして、特に、スワール制御弁が固着等に
よって閉じたままとなる閉故障が問題である。すなわ
ち、スワール制御弁に閉故障が発生すると、高負荷・高
回転領域で、本来ならスワール制御弁が開くはずのとこ
ろを開かないため、吸気抵抗が増大し、吸気量が不足し
て、出力が得られず、そのため、運転者はより一層アク
セルを踏み込むことになり、その結果、通常より燃料リ
ッチの運転となって、それがエミッション特性に大きく
影響する。そのため、スワール制御弁の閉故障を常時チ
ェックできるようにするが必要がある。
は、エンジン排気ガスのエミッション特性を悪化させる
要因となる。そして、特に、スワール制御弁が固着等に
よって閉じたままとなる閉故障が問題である。すなわ
ち、スワール制御弁に閉故障が発生すると、高負荷・高
回転領域で、本来ならスワール制御弁が開くはずのとこ
ろを開かないため、吸気抵抗が増大し、吸気量が不足し
て、出力が得られず、そのため、運転者はより一層アク
セルを踏み込むことになり、その結果、通常より燃料リ
ッチの運転となって、それがエミッション特性に大きく
影響する。そのため、スワール制御弁の閉故障を常時チ
ェックできるようにするが必要がある。
【0004】スワール制御弁の閉故障は上記従来の方法
によっても検出可能であるが、その場合は、正常時の弁
開度特性あるいは基準弁開度特性と実弁開度特性との偏
差に基づいて異常を検出するので、スワール制御弁の弁
開度をモニターする手段が必要となり、そのため、装置
が複雑化し、コストの高いものとなってしまう。
によっても検出可能であるが、その場合は、正常時の弁
開度特性あるいは基準弁開度特性と実弁開度特性との偏
差に基づいて異常を検出するので、スワール制御弁の弁
開度をモニターする手段が必要となり、そのため、装置
が複雑化し、コストの高いものとなってしまう。
【0005】したがって、簡易な構成によりスワール制
御弁等の吸気流動制御弁の閉故障を正確に検出できるよ
うにすることが課題である。
御弁等の吸気流動制御弁の閉故障を正確に検出できるよ
うにすることが課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、吸気流動制
御弁の故障の内、開故障は、低負荷・低回転域で吸気流
動制御弁を閉じて吸気流速を高め、燃焼室内に強い吸気
流動を発生させて燃焼速度を高めるという機能がなくな
ることによって、エミッション性能を悪化させるには違
いないが、この開故障の場合のエミッション特性への影
響は、閉故障の場合に比べるとはるかに小さいものであ
り、吸気流動制御弁の場合、エンジンのエミッション特
性悪化の要因となるのは主として閉故障であることに着
目し、また、エンジンの低負荷・低回転域では、スワー
ル制御弁等の吸気流動制御弁が開いた状態と閉じた状態
とでエンジンの吸入空気量に特に大きな差は生じない
が、スロットル弁前後の差圧が小さくて、スロットル弁
開度が変化しても吸入空気量が大きく変化することのな
い高負荷域で、かつ、吸気流動制御弁が閉じることによ
り吸気抵抗の増大が顕著となる高回転側においては、吸
気流動制御弁が開いた状態と閉じた状態の吸入空気量の
差が大幅なものとなり、そのため、吸気流動制御弁の開
弁領域における高負荷・高回転側の所定領域でエンジン
の吸入空気量を検出することで、簡易な構成により吸気
流動制御弁の閉故障を正確に検出できることを見いだ
し、かかる知見に基づき、上記課題を解決するため、次
の構成からなる手段を提供するものである。
御弁の故障の内、開故障は、低負荷・低回転域で吸気流
動制御弁を閉じて吸気流速を高め、燃焼室内に強い吸気
流動を発生させて燃焼速度を高めるという機能がなくな
ることによって、エミッション性能を悪化させるには違
いないが、この開故障の場合のエミッション特性への影
響は、閉故障の場合に比べるとはるかに小さいものであ
り、吸気流動制御弁の場合、エンジンのエミッション特
性悪化の要因となるのは主として閉故障であることに着
目し、また、エンジンの低負荷・低回転域では、スワー
ル制御弁等の吸気流動制御弁が開いた状態と閉じた状態
とでエンジンの吸入空気量に特に大きな差は生じない
が、スロットル弁前後の差圧が小さくて、スロットル弁
開度が変化しても吸入空気量が大きく変化することのな
い高負荷域で、かつ、吸気流動制御弁が閉じることによ
り吸気抵抗の増大が顕著となる高回転側においては、吸
気流動制御弁が開いた状態と閉じた状態の吸入空気量の
差が大幅なものとなり、そのため、吸気流動制御弁の開
弁領域における高負荷・高回転側の所定領域でエンジン
の吸入空気量を検出することで、簡易な構成により吸気
流動制御弁の閉故障を正確に検出できることを見いだ
し、かかる知見に基づき、上記課題を解決するため、次
の構成からなる手段を提供するものである。
【0007】すなわち、本発明に係る吸気流動制御弁の
故障検出装置は、エンジンの吸気通路の途中に配置され
エンジン運転領域の低負荷・低回転側で閉弁させ高負荷
・高回転側で開弁させて燃焼室内の吸気流動を制御する
吸気流動制御弁の故障検出装置であって、吸気流動制御
弁の開弁領域における高負荷・高回転側の所定領域でエ
ンジンの吸入空気量を検出し、検出された吸入空気量が
基準値より少ない時に吸気流動制御弁の閉故障と判定す
る閉故障判定手段を備えたことを特徴とする。
故障検出装置は、エンジンの吸気通路の途中に配置され
エンジン運転領域の低負荷・低回転側で閉弁させ高負荷
・高回転側で開弁させて燃焼室内の吸気流動を制御する
吸気流動制御弁の故障検出装置であって、吸気流動制御
弁の開弁領域における高負荷・高回転側の所定領域でエ
ンジンの吸入空気量を検出し、検出された吸入空気量が
基準値より少ない時に吸気流動制御弁の閉故障と判定す
る閉故障判定手段を備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の上記構成によれば、吸気流動制御
弁の開弁領域であって、吸気流動制御弁が開いた状態と
閉じた状態の吸入空気量の差が大幅なものとなる高負荷
・高回転側の所定領域でエンジンの吸入空気量を検出す
ることにより、吸気流動制御弁の閉故障を正確に検出で
きる。
弁の開弁領域であって、吸気流動制御弁が開いた状態と
閉じた状態の吸入空気量の差が大幅なものとなる高負荷
・高回転側の所定領域でエンジンの吸入空気量を検出す
ることにより、吸気流動制御弁の閉故障を正確に検出で
きる。
【0009】本発明を、吸気通路に配置されたスロット
ル弁をバイパスするスロットルバイパス通路を備え、該
スロットルバイパス通路を通って燃焼室に吸入されるバ
イパスエア量をエンジン温度が所定値より低い時に増量
するバイパス制御弁を備えるエンジンに適用する場合、
エンジン温度が所定値より低い時は吸気流動制御弁の故
障判定を禁止するのがよい。エンジン温度が低いことに
よってバイパス制御弁が大きく開くと、吸気流動制御弁
が閉故障でも吸入空気量が増大し、吸気流動制御弁が開
いている状態との吸入空気量の差が小さくなって、閉故
障であるにもかかわらず正常と判定するという誤検出が
生じやすくなる。そこで、エンジン温度が所定値より低
い時は吸気流動制御弁の故障判定を禁止することによ
り、そういった誤検出を防止できる。
ル弁をバイパスするスロットルバイパス通路を備え、該
スロットルバイパス通路を通って燃焼室に吸入されるバ
イパスエア量をエンジン温度が所定値より低い時に増量
するバイパス制御弁を備えるエンジンに適用する場合、
エンジン温度が所定値より低い時は吸気流動制御弁の故
障判定を禁止するのがよい。エンジン温度が低いことに
よってバイパス制御弁が大きく開くと、吸気流動制御弁
が閉故障でも吸入空気量が増大し、吸気流動制御弁が開
いている状態との吸入空気量の差が小さくなって、閉故
障であるにもかかわらず正常と判定するという誤検出が
生じやすくなる。そこで、エンジン温度が所定値より低
い時は吸気流動制御弁の故障判定を禁止することによ
り、そういった誤検出を防止できる。
【0010】また、本発明は、吸気通路に配置されたス
ロットル弁をバイパスするスロットルバイパス通路を備
え、該スロットルバイパス通路を通って燃焼室に吸入さ
れるバイパスエア量の調節を行うバイパス制御弁を備え
るエンジンに適用するにあたって、そのバイパス制御弁
の開故障を判別し、バイパス制御弁の開故障時は吸気流
動制御弁の故障判定を禁止するのがよい。バイパス制御
弁が開故障していると、吸気流動制御弁が閉故障してい
る状態でも吸入空気量が増大し、そのため、吸気流動制
御弁が開いている状態との吸入空気量の差が小さくな
り、やはり誤検出が生じやすくなる。そこで、バイパス
制御弁の開故障時は吸気流動制御弁の故障判定を禁止す
ることにより、そういった誤検出を防止できる。
ロットル弁をバイパスするスロットルバイパス通路を備
え、該スロットルバイパス通路を通って燃焼室に吸入さ
れるバイパスエア量の調節を行うバイパス制御弁を備え
るエンジンに適用するにあたって、そのバイパス制御弁
の開故障を判別し、バイパス制御弁の開故障時は吸気流
動制御弁の故障判定を禁止するのがよい。バイパス制御
弁が開故障していると、吸気流動制御弁が閉故障してい
る状態でも吸入空気量が増大し、そのため、吸気流動制
御弁が開いている状態との吸入空気量の差が小さくな
り、やはり誤検出が生じやすくなる。そこで、バイパス
制御弁の開故障時は吸気流動制御弁の故障判定を禁止す
ることにより、そういった誤検出を防止できる。
【0011】上記バイパス制御弁は、スロットルバイパ
ス通路を通って燃焼室に吸入されるバイパスエア量の調
節によりアイドル時のエンジン回転数を目標回転数に制
御するとともに、エンジン温度が所定値より低い時にバ
イパスエア量を増量する手段を備えたものであってよ
い。
ス通路を通って燃焼室に吸入されるバイパスエア量の調
節によりアイドル時のエンジン回転数を目標回転数に制
御するとともに、エンジン温度が所定値より低い時にバ
イパスエア量を増量する手段を備えたものであってよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態の一例に係るエ
ンジンのシステム図である。
ンジンのシステム図である。
【0014】図1において、1は直列配置で複数の気筒
を配したエンジン本体であり、2は各気筒の燃焼室であ
る。エンジン本体1には、各燃焼室2に開口する吸気ポ
ート3および排気ポート4が設けられ、これら吸気ポー
ト3および排気ポート4の燃焼室2への開口部に吸気弁
5および排気弁6が配設されている。吸気ポート3およ
び排気ポート4は、図1において重なる配置で各気筒に
それぞれ二つずつ設けられたものである。そして、エン
ジン本体1には、気筒毎に二つに分岐してそれぞれの吸
気ポート3に連通する各独立吸気通路7が接続されてい
る。それら独立吸気通路は、上流側が一つのサージタン
ク8に接続されている。そして、そのサージタンク8の
入口には、1本の上流側吸気通路9が接続されている。
また、エンジン本体1には、各気筒の排気ポート4に連
通し下流側で一つに合流する排気通路10が接続されて
いる。
を配したエンジン本体であり、2は各気筒の燃焼室であ
る。エンジン本体1には、各燃焼室2に開口する吸気ポ
ート3および排気ポート4が設けられ、これら吸気ポー
ト3および排気ポート4の燃焼室2への開口部に吸気弁
5および排気弁6が配設されている。吸気ポート3およ
び排気ポート4は、図1において重なる配置で各気筒に
それぞれ二つずつ設けられたものである。そして、エン
ジン本体1には、気筒毎に二つに分岐してそれぞれの吸
気ポート3に連通する各独立吸気通路7が接続されてい
る。それら独立吸気通路は、上流側が一つのサージタン
ク8に接続されている。そして、そのサージタンク8の
入口には、1本の上流側吸気通路9が接続されている。
また、エンジン本体1には、各気筒の排気ポート4に連
通し下流側で一つに合流する排気通路10が接続されて
いる。
【0015】上流側吸気通路9には、入口にエアークリ
ーナ11が接続され、その下流にはエアーフローセンサ
ー12およびスロットル弁13がその順で配設されてい
る。また、各気筒の独立吸気通路7には、それぞれの二
つの吸気ポート3に連通する分岐した通路部分の一方に
燃料噴射弁14が配設され、他方の通路部分にスワール
制御弁15が配設されている。
ーナ11が接続され、その下流にはエアーフローセンサ
ー12およびスロットル弁13がその順で配設されてい
る。また、各気筒の独立吸気通路7には、それぞれの二
つの吸気ポート3に連通する分岐した通路部分の一方に
燃料噴射弁14が配設され、他方の通路部分にスワール
制御弁15が配設されている。
【0016】スワール制御弁15は、負圧ダイアフラム
式のアクチュエータ16にリンク連結されたものであ
る。アクチュエータ16の作動室には、ディレイバルブ
17を介してバキュームチャンバー18が接続されてい
る。そして、バキュームチャンバー18は、ワンウエイ
バルブ19を介してサージタンク8に接続されている。
また、ディレイバルブ17とバキュームチャンバー18
の間には、大気リークのオン・オフによってアクチュエ
ータ16への負圧導入を制御するソレノイドバルブ20
が配設されている。
式のアクチュエータ16にリンク連結されたものであ
る。アクチュエータ16の作動室には、ディレイバルブ
17を介してバキュームチャンバー18が接続されてい
る。そして、バキュームチャンバー18は、ワンウエイ
バルブ19を介してサージタンク8に接続されている。
また、ディレイバルブ17とバキュームチャンバー18
の間には、大気リークのオン・オフによってアクチュエ
ータ16への負圧導入を制御するソレノイドバルブ20
が配設されている。
【0017】また、上流側吸気通路9には、スロットル
弁13をバイパスするISC通路21(スロットルバイ
パス通路)が併設され、該通路21にデューティソレノ
イド式のISCバルブ22が配設されている。ISCバ
ルブ22は、ISC通路21を通って燃焼室2に吸入さ
れるバイパスエア量を調節しアイドル時のエンジン回転
数を目標回転数に制御するものである。また、ISCバ
ルブ22は、エンジン温度が所定値(例えば80℃)以
下の時にバイパスエア量を増量する機能をも備えてい
る。
弁13をバイパスするISC通路21(スロットルバイ
パス通路)が併設され、該通路21にデューティソレノ
イド式のISCバルブ22が配設されている。ISCバ
ルブ22は、ISC通路21を通って燃焼室2に吸入さ
れるバイパスエア量を調節しアイドル時のエンジン回転
数を目標回転数に制御するものである。また、ISCバ
ルブ22は、エンジン温度が所定値(例えば80℃)以
下の時にバイパスエア量を増量する機能をも備えてい
る。
【0018】エンジン本体1には、また、クランク角信
号によりエンジン回転数を検出する回転センサー23お
よびエンジン冷却水の水温を検出する水温センサー24
が設けられている。また、スロットル弁13の開度を検
出するスロットルセンサー25がスロットル弁13に付
設され、排気通路10には、上流側および下流側の二つ
の触媒装置26,27が配設されるとともに、上流側の
触媒装置26の前後に酸度濃度センサー28,29が設
置されている。
号によりエンジン回転数を検出する回転センサー23お
よびエンジン冷却水の水温を検出する水温センサー24
が設けられている。また、スロットル弁13の開度を検
出するスロットルセンサー25がスロットル弁13に付
設され、排気通路10には、上流側および下流側の二つ
の触媒装置26,27が配設されるとともに、上流側の
触媒装置26の前後に酸度濃度センサー28,29が設
置されている。
【0019】また、ECU(エンジンコントロールユニ
ット)30が設けられ、エアーフローセンサー12,回
転センサー23,水温センサー24,スロットルセンサ
ー25および酸素濃度センサー28,29の各出力信号
が、制御情報として、ECU30に入力される。そし
て、それら制御情報に基づいて、ECU30で燃料噴射
制御,ISC制御,スワール制御等の処理が行われ、燃
料噴射制御の制御信号が燃料噴射弁14に出力され、I
SC制御の制御信号がISCバルブ22に出力され、ス
ワール制御の制御信号が、スワール制御弁15の開閉の
ためのアクチュエータ16の作動圧を制御するソレノイ
ドバルブ20に出力される。また、ECU30では、ス
ワール制御弁15の故障診断の処理が行われる。
ット)30が設けられ、エアーフローセンサー12,回
転センサー23,水温センサー24,スロットルセンサ
ー25および酸素濃度センサー28,29の各出力信号
が、制御情報として、ECU30に入力される。そし
て、それら制御情報に基づいて、ECU30で燃料噴射
制御,ISC制御,スワール制御等の処理が行われ、燃
料噴射制御の制御信号が燃料噴射弁14に出力され、I
SC制御の制御信号がISCバルブ22に出力され、ス
ワール制御の制御信号が、スワール制御弁15の開閉の
ためのアクチュエータ16の作動圧を制御するソレノイ
ドバルブ20に出力される。また、ECU30では、ス
ワール制御弁15の故障診断の処理が行われる。
【0020】燃料噴射制御およびISC制御は、従来か
ら知れられている制御と変わらないものである。また、
スワール制御も、従来の制御と変わらないもので、エン
ジン運転領域の低負荷・低回転側でスワール制御弁15
を閉弁させ、高負荷・高回転側の所定領域で開弁させる
ことによって、低負荷・低回転側で吸気流速を高め、燃
焼室内に強い吸気流動を発生させて燃焼速度を高めると
ともに、高負荷・高回転側で充分な吸気量を確保して出
力を高める制御である。
ら知れられている制御と変わらないものである。また、
スワール制御も、従来の制御と変わらないもので、エン
ジン運転領域の低負荷・低回転側でスワール制御弁15
を閉弁させ、高負荷・高回転側の所定領域で開弁させる
ことによって、低負荷・低回転側で吸気流速を高め、燃
焼室内に強い吸気流動を発生させて燃焼速度を高めると
ともに、高負荷・高回転側で充分な吸気量を確保して出
力を高める制御である。
【0021】スワール制御弁15の故障診断は、スワー
ル制御弁の開弁領域における高負荷・高回転側の所定領
域で、エンジンの吸入空気量を検出することにより、閉
故障を診断するものである。
ル制御弁の開弁領域における高負荷・高回転側の所定領
域で、エンジンの吸入空気量を検出することにより、閉
故障を診断するものである。
【0022】スワール制御弁15の閉故障診断を行う運
転領域は、スロットル弁前後の差圧が小さくて、スロッ
トル弁開度が変化しても吸入空気量が大きく変化するこ
とのない高負荷域で、かつ、スワール制御弁15が閉じ
ることによる吸気抵抗の増大が顕著で、スワール制御弁
15が開いた状態と閉じた状態の吸入空気量の差が大幅
なものとなる高回転側に設定するものである。すなわ
ち、スロットル弁開度とエンジン回転数をパラメータと
して、例えば、図2に示すように、スワール制御弁15
(SCV)が開いた状態でスロットル弁開度を10%変
化させた時の吸入空気量(qa)の変動率が3%以内で
あり(図2に右下がりの斜線を入れた領域内)、かつ、
SCVが開いた時と閉じた時のqaの差(SCV開時の
qa脈動によるバラツキの下限値と、SCV閉時のqa
の脈動によるバラツキの上限値との差)が5g/s以上
である(図2に左下がり斜線を入れた領域内)という二
つの条件を満たす運転領域(図2に格子状に斜線を入れ
た領域)を、SCV閉故障診断領域に設定する。
転領域は、スロットル弁前後の差圧が小さくて、スロッ
トル弁開度が変化しても吸入空気量が大きく変化するこ
とのない高負荷域で、かつ、スワール制御弁15が閉じ
ることによる吸気抵抗の増大が顕著で、スワール制御弁
15が開いた状態と閉じた状態の吸入空気量の差が大幅
なものとなる高回転側に設定するものである。すなわ
ち、スロットル弁開度とエンジン回転数をパラメータと
して、例えば、図2に示すように、スワール制御弁15
(SCV)が開いた状態でスロットル弁開度を10%変
化させた時の吸入空気量(qa)の変動率が3%以内で
あり(図2に右下がりの斜線を入れた領域内)、かつ、
SCVが開いた時と閉じた時のqaの差(SCV開時の
qa脈動によるバラツキの下限値と、SCV閉時のqa
の脈動によるバラツキの上限値との差)が5g/s以上
である(図2に左下がり斜線を入れた領域内)という二
つの条件を満たす運転領域(図2に格子状に斜線を入れ
た領域)を、SCV閉故障診断領域に設定する。
【0023】各エンジン回転数で、スワール制御弁15
(SCV)を開いた時と閉じた時の吸入空気量(qa)
を、スロットル弁開度(tvo)をパラメータとしてプ
ロットすると、エンジン回転数が例えば2500rpm
以下の低回転側では、SCV開時と閉時のqaの差は小
さいが、エンジン回転数がそれより高くなると、スロッ
トルSCV開時と閉時のqaの差が顕著となり、特に、
スロットル弁開度が大きい高負荷側でqaの差が大幅な
ものとなる。図3は、エンジン回転数4500rpmで
のSCV開時と閉時のqaをスロットル弁開度を示して
いる。
(SCV)を開いた時と閉じた時の吸入空気量(qa)
を、スロットル弁開度(tvo)をパラメータとしてプ
ロットすると、エンジン回転数が例えば2500rpm
以下の低回転側では、SCV開時と閉時のqaの差は小
さいが、エンジン回転数がそれより高くなると、スロッ
トルSCV開時と閉時のqaの差が顕著となり、特に、
スロットル弁開度が大きい高負荷側でqaの差が大幅な
ものとなる。図3は、エンジン回転数4500rpmで
のSCV開時と閉時のqaをスロットル弁開度を示して
いる。
【0024】このように、スワール制御弁15の開弁領
域で、スワール制御弁の開時と閉時とで吸入空気量の差
が大幅なものとなる高負荷・高回転側の所定領域(閉故
障診断領域)において、エンジンの吸入空気量を検出
し、スワール制御弁の閉故障を判定する。そして、その
際に、ISCバルブ22の開故障を検出し、ISCバル
ブ22の開故障時には、スワール制御弁15の開時と閉
時との吸入空気量の差が小さくなることによる誤検出を
防止するため、スワール制御弁15の故障判定を禁止す
る。また、エンジン水温が所定値(例えば80℃)以下
の時は、やはりISCバルブ22が開いて吸入空気量が
増大し、スワール制御弁15の開時と閉時との吸入空気
量の差が小さくなって誤検出を生じるのを防止するた
め、スワール制御弁15の故障判定を禁止する。
域で、スワール制御弁の開時と閉時とで吸入空気量の差
が大幅なものとなる高負荷・高回転側の所定領域(閉故
障診断領域)において、エンジンの吸入空気量を検出
し、スワール制御弁の閉故障を判定する。そして、その
際に、ISCバルブ22の開故障を検出し、ISCバル
ブ22の開故障時には、スワール制御弁15の開時と閉
時との吸入空気量の差が小さくなることによる誤検出を
防止するため、スワール制御弁15の故障判定を禁止す
る。また、エンジン水温が所定値(例えば80℃)以下
の時は、やはりISCバルブ22が開いて吸入空気量が
増大し、スワール制御弁15の開時と閉時との吸入空気
量の差が小さくなって誤検出を生じるのを防止するた
め、スワール制御弁15の故障判定を禁止する。
【0025】図4は、上記スワール制御弁15の故障診
断の処理を行うフローチャートであって、スタートする
と、まず、ステップS1,S2およびS3で、エアーフ
ローセンサー(10),スロットルセンサー(25)お
よび水温センサー(24)の故障の有無を判定し、それ
らエアーフローセンサー(10),スロットルセンサー
(25)あるいは水温センサー(24)のいずれかが故
障しているときは、そのままフローを終了する。
断の処理を行うフローチャートであって、スタートする
と、まず、ステップS1,S2およびS3で、エアーフ
ローセンサー(10),スロットルセンサー(25)お
よび水温センサー(24)の故障の有無を判定し、それ
らエアーフローセンサー(10),スロットルセンサー
(25)あるいは水温センサー(24)のいずれかが故
障しているときは、そのままフローを終了する。
【0026】エアーフローセンサー(10),スロット
ルセンサー(25)および水温センサー(24)がいず
れも故障していないと判定したときは、更に、ステップ
S4でISCバルブ(22)が故障していないかどうか
を判定する。そして、ISCバルブ(22)が故障して
いないときは、ステップS5へ進む。また、ISCバル
ブ(22)が故障しているときは、そのままフローを終
了する。
ルセンサー(25)および水温センサー(24)がいず
れも故障していないと判定したときは、更に、ステップ
S4でISCバルブ(22)が故障していないかどうか
を判定する。そして、ISCバルブ(22)が故障して
いないときは、ステップS5へ進む。また、ISCバル
ブ(22)が故障しているときは、そのままフローを終
了する。
【0027】ステップS5では、エンジン水温(th
w)が80℃を越えているかどうかを判定する。そし
て、80℃以下のときは、ステップS6へ進んで、後述
のカウンター値(C)をクリアー(C=0)し、80℃
を越えるまでステップS5〜S6を繰り返す。
w)が80℃を越えているかどうかを判定する。そし
て、80℃以下のときは、ステップS6へ進んで、後述
のカウンター値(C)をクリアー(C=0)し、80℃
を越えるまでステップS5〜S6を繰り返す。
【0028】ステップS5の判定で、エンジン水温(t
hw)が80℃を越えたら、ステップS7へ進み、スワ
ール制御弁15の閉故障診断領域かどうかの判定を行
う。すなわち、ステップS7では、スロットル弁開度
(tvo)が、エンジン回転数(ne)をパラメータと
するテーブル補間の函数で規定するしきい値を越えてい
るかどうかよって、閉故障診断領域かどうかを判定す
る。このとき、閉故障診断領域でなければ、ステップS
6でやはりカウンター値(C)をクリアー(C=0)
し、ステップS5へ戻る。そして、閉故障診断領域であ
れば、故障判定を実行するということで、ステップS8
へ進む。
hw)が80℃を越えたら、ステップS7へ進み、スワ
ール制御弁15の閉故障診断領域かどうかの判定を行
う。すなわち、ステップS7では、スロットル弁開度
(tvo)が、エンジン回転数(ne)をパラメータと
するテーブル補間の函数で規定するしきい値を越えてい
るかどうかよって、閉故障診断領域かどうかを判定す
る。このとき、閉故障診断領域でなければ、ステップS
6でやはりカウンター値(C)をクリアー(C=0)
し、ステップS5へ戻る。そして、閉故障診断領域であ
れば、故障判定を実行するということで、ステップS8
へ進む。
【0029】ステップS8では、スロットル弁開度(t
vo)とエンジン回転数(ne)の函数のテーブル値
に、高地補正のため、大気圧(atp)をパラメータと
するテーブル補間の函数で規定される補正値(≦1)を
かけた値を、しきい値として、吸入空気量(qa)がそ
のしきい値より小さいかどうかを判定する。そして、し
きい値より小さいというときは、ステップS9へ進み、
そうでないときは、ステップS6でカウンター値(C)
をクリアー(C=0)し、ステップS5へ戻る。
vo)とエンジン回転数(ne)の函数のテーブル値
に、高地補正のため、大気圧(atp)をパラメータと
するテーブル補間の函数で規定される補正値(≦1)を
かけた値を、しきい値として、吸入空気量(qa)がそ
のしきい値より小さいかどうかを判定する。そして、し
きい値より小さいというときは、ステップS9へ進み、
そうでないときは、ステップS6でカウンター値(C)
をクリアー(C=0)し、ステップS5へ戻る。
【0030】ステップS8で、qaがしきい値より小さ
いというときは、ステップS9へ進み、故障の継続性を
見るため、カウンター値Cを積算する。そして、ステッ
プS10で、カウンター値Cが所定値を越えたかどうか
を見て、所定値を越えていなければ、ステップS5に戻
って、S10までの処理を繰り返す。
いというときは、ステップS9へ進み、故障の継続性を
見るため、カウンター値Cを積算する。そして、ステッ
プS10で、カウンター値Cが所定値を越えたかどうか
を見て、所定値を越えていなければ、ステップS5に戻
って、S10までの処理を繰り返す。
【0031】ステップS10で、カウンター値Cが所定
値を越えたら、ステップS11で、qaがしきい値より
小さい状態でカウンター値Cが所定値を越えた状態が、
今回で、2DC(エンジンのスタートから停止までのサ
イクルの2回分)連続したことになるかどうかを判定
し、2DC連続していなければ、偶発性を排除するた
め、仮故障と判定し、ステップS12でメモリにテンポ
ラリコードをストアする。そして、ステップS11で、
2DC連続ということになれば、スワール制御弁15の
閉故障と判定して、ステップS13で警報ランプ(MI
T)を点灯するとともに、故障コードをメモリにストア
する。
値を越えたら、ステップS11で、qaがしきい値より
小さい状態でカウンター値Cが所定値を越えた状態が、
今回で、2DC(エンジンのスタートから停止までのサ
イクルの2回分)連続したことになるかどうかを判定
し、2DC連続していなければ、偶発性を排除するた
め、仮故障と判定し、ステップS12でメモリにテンポ
ラリコードをストアする。そして、ステップS11で、
2DC連続ということになれば、スワール制御弁15の
閉故障と判定して、ステップS13で警報ランプ(MI
T)を点灯するとともに、故障コードをメモリにストア
する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、スロットル弁前後の差
圧が小さくて、スロットル弁開度が変化しても吸入空気
量が大きく変化することのない高負荷域で、かつ、吸気
流動制御弁が閉じることによる吸気抵抗の増大が顕著と
なる高回転側において、吸入空気量を検出して故障診断
を行うことにより、簡易な構成でスワール制御弁等の吸
気流動制御弁の閉故障を正確に検出できる。
圧が小さくて、スロットル弁開度が変化しても吸入空気
量が大きく変化することのない高負荷域で、かつ、吸気
流動制御弁が閉じることによる吸気抵抗の増大が顕著と
なる高回転側において、吸入空気量を検出して故障診断
を行うことにより、簡易な構成でスワール制御弁等の吸
気流動制御弁の閉故障を正確に検出できる。
【図1】本発明の実施の形態の一例に係るエンジンのシ
ステム図である。
ステム図である。
【図2】スワール制御弁閉故障診断領域の領域図であ
る。
る。
【図3】スワール制御弁開時および閉時の吸入空気量を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】スワール制御弁閉故障診断のフローチャートで
ある。
ある。
1 エンジン本体 12 エアーフローセンサー 13 スロットル弁 15 スワール制御弁(吸気流動制御弁) 22 ISVバルブ(バイパス制御弁) 23 回転センサー 24 水温センサー 25 スロットルセンサー 30 ECU(エンジンコントロールユニット)
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンの吸気通路の途中に配置されエ
ンジン運転領域の低負荷・低回転側で閉弁させ高負荷・
高回転側で開弁させて燃焼室内の吸気流動を制御する吸
気流動制御弁の故障検出装置であって、 前記吸気流動制御弁の開弁領域における高負荷・高回転
側の所定領域でエンジンの吸入空気量を検出し、検出さ
れた吸入空気量が基準値より少ない時に前記吸気流動制
御弁の閉故障と判定する閉故障判定手段を備えたことを
特徴とする吸気流動制御弁の故障検出装置。 - 【請求項2】 吸気通路に配置されたスロットル弁をバ
イパスするスロットルバイパス通路を備え、該スロット
ルバイパス通路を通って燃焼室に吸入されるバイパスエ
ア量をエンジン温度が所定値より低い時に増量するバイ
パス制御弁を備えたエンジンにおける吸気流動制御弁の
故障検出装置であって、エンジン温度が前記所定値より
低い時は前記吸気流動制御弁の故障判定を禁止するもの
とした請求項1記載の吸気流動制御弁の故障検出装置。 - 【請求項3】 吸気通路に配置されたスロットル弁をバ
イパスするスロットルバイパス通路を備え、該スロット
ルバイパス通路を通って燃焼室に吸入されるバイパスエ
ア量の調節を行うバイパス制御弁を備えたエンジンにお
ける吸気流動制御弁の故障検出装置であって、前記バイ
パス制御弁の開故障を判別し、該バイパス制御弁の開故
障時は前記吸気流動制御弁の故障判定を禁止するものと
した請求項1記載の吸気流動制御弁の故障検出装置。 - 【請求項4】 前記バイパス制御弁は、前記スロットル
バイパス通路を通って燃焼室に吸入されるバイパスエア
量の調節によりアイドル時のエンジン回転数を目標回転
数に制御するとともに、エンジン温度が所定値より低い
時に前記バイパスエア量を増量する手段を備えたもので
ある請求項2または3記載の吸気流動制御弁の故障検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10033709A JPH11218028A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 吸気流動制御弁の故障検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10033709A JPH11218028A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 吸気流動制御弁の故障検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11218028A true JPH11218028A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12393948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10033709A Pending JPH11218028A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 吸気流動制御弁の故障検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11218028A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1229238A2 (en) | 2001-02-01 | 2002-08-07 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Device for detecting abnormality in an engine intake system |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP10033709A patent/JPH11218028A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1229238A2 (en) | 2001-02-01 | 2002-08-07 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Device for detecting abnormality in an engine intake system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070730 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |