JPH11216785A - 緩衝材の製造方法、並びに緩衝材の製造装置 - Google Patents

緩衝材の製造方法、並びに緩衝材の製造装置

Info

Publication number
JPH11216785A
JPH11216785A JP10020910A JP2091098A JPH11216785A JP H11216785 A JPH11216785 A JP H11216785A JP 10020910 A JP10020910 A JP 10020910A JP 2091098 A JP2091098 A JP 2091098A JP H11216785 A JPH11216785 A JP H11216785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushioning material
cutting blade
main body
blade
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10020910A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitada Kitaoka
昭忠 北岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Feather Core Kk
Original Assignee
Feather Core Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Feather Core Kk filed Critical Feather Core Kk
Priority to JP10020910A priority Critical patent/JPH11216785A/ja
Publication of JPH11216785A publication Critical patent/JPH11216785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電化製品等の被収納物を的確に収
納でき且つ容易に製造できる緩衝材を提供することを第
一の課題とする。 【解決手段】 シート材2 の内面側に所定高さのコア材
3 を立設した状態で固着せしめてなる緩衝材本体1 に、
切断刃33の押圧によって被収納物を収納可能な収納部5
が形成せしめられてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、緩衝材、並びに
その製造方法及び製造装置に関し、より詳しくは電化製
品等の被収納物を梱包等する際にその包装体と被収納物
との間に介在される緩衝材に適したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種緩衝材としては種々のもの
が利用されるに至っており、例えば図7に示す如き緩衝
材が公知である。
【0003】この緩衝材は、まず、図7(イ)に示すよ
うに上下の方形状のシート2',2' の間にコア材3'が立設
した状態で固着せしめられ約1メートル四方の方形状の
緩衝材本体1'が製造され、そして、この方形状の緩衝材
本体1'を図7(ロ)の破線で示す方向に小さく裁断して
小片体7'を形成せしめて、この図7(ハ)の如き小片体
7'をダンボール箱等の包装体内で組み合わせて、被収納
物と包装体との隙間をつめるものであった。なお、コア
材3'は、図7(ニ)に示すように平面状の紙3a' と波形
状の紙3b' とが順次積層接着されたものが用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
小片体7'を用いて包装体と被収納物との隙間をつめる作
業、並びに所定の大きさの緩衝材本体1'を裁断して小片
体7'を形成せしめる作業は煩雑であった。
【0005】また、緩衝材として表裏面のシートの間に
波形シートが介在されてなる所謂ダンボールを平刃から
なる切断刃によって穿設して空間部を形成せしめたもの
も利用されているが、かかるダンボールは一般的に8m
m以下の厚みしかないので、電化製品等の被収納物の緩
衝材としては不適である。つまり、電化製品等の被収納
物の緩衝材として利用するには、空間部が穿設されたダ
ンボールを複数枚重ねて使用する必要があるが、穿設さ
れた空間部の大きさ、位置のズレ等によって複数枚のダ
ンボールの空間部が一致せず、製品を収納できないとい
う問題を生ずる。
【0006】さらに、ダンボールを複数層重ね合わせ、
上記ダンボール用の切断刃で一度に穿設することも考え
られるが、切断刃が平刃からなる為その押圧力によって
内部の波形シートが潰れ、ダンボール自体が潰れてしま
うおそれがあった。しかも、ダンボールの切断刃には、
打ち抜かれたダンボールが切断刃間に残存しないよう
に、ダンボール用の切断刃には側方にゴム等の弾性部材
が取付けられてなるので、かかる切断刃によって所定の
高さに積層されたダンボールを穿設するには、かかる弾
性部材の厚み等の条件の選定が困難であり、かかる弾性
部材を有する切断刃によってコア材を有する緩衝材本体
を切断することは殆ど不可能と考えられる。
【0007】本願発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたもので、電化製品等の被収納物を的確に収納でき
且つ容易に製造できる緩衝材を提供することを第一の課
題とする。また、本願発明は、コア材を有する緩衝材本
体を穿設して収納部を形成して、取扱いが簡便な緩衝材
を容易且つ確実に製造できる緩衝材の製造方法及びその
装置を提供することを第二の課題とする。さらに、本願
発明は、収納部が形成された緩衝材本体を容易且つ確実
に切断刃から離脱せしめて、緩衝材を容易且つ確実に製
造できる緩衝材の製造方法及びその装置を提供すること
を第三の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記第一の
課題を解決すべくなされたもので、本願請求項1記載の
発明に係る緩衝材は、シート材2 の内面側に所定高さの
コア材3 を立設した状態で固着せしめてなる緩衝材本体
1 に、切断刃33の押圧によって被収納物を収納可能な収
納部5 が形成せしめられてなることを特徴とする。
【0009】本願請求項1記載の発明に係る緩衝材にあ
っては、所定高さを有するコア材3が立設された緩衝材
本体1 に形成された収納部5 に被収納物を収納せしめる
ことができ、しかもシート材2 の内面側に所定高さのコ
ア材3 が立設されてなるので、収納部5 の深さ(高さ)
を十二分にとることができ、被収納物を容易且つ確実に
収納することができる。さらに、緩衝材本体1 はシート
材2 の内面側にコア材3 が立設された状態からなり、収
納部5 の形成に際して立設されたコア材3 が切断刃33の
押圧に対して十分の強度を有するので、収納部5 の形成
に際してコア材3 が潰れにくく、容易に収納部5 を形成
せしめることが可能となる。
【0010】また、上記第一の課題を解決すべく本願請
求項2記載の発明に係る緩衝材は、シート材2 の内面側
にコア材3 を具備する緩衝材本体1 には、被収納物を収
納可能な収納部5 が、鋸状刃からなる切断刃33の押圧に
よって形成せしめてなることを特徴とする。
【0011】該構成からなる本件請求項2記載の緩衝材
は、緩衝材本体1 に鋸状刃からなる切断刃によって形成
された収納部5 に被収納物を収納せしめることができ、
しかも収納部5 は鋸状刃からなる切断刃33の押圧により
形成されるので、切断刃33の押圧に際して、まず切断刃
33の鋸状刃の先端部が緩衝材本体1 に当接して、次いで
鋸状刃の股部分が順次当接せしめられていくため、切断
刃33による収納部5 の形成に際して緩衝材本体1 が潰れ
にくい。つまり、例えば切断刃33を緩衝材本体1 のシー
ト材2 の外面側より押圧すると、切断刃33と緩衝材本体
1 のシート材2とが当接した際にシート材2 は鋸状刃の
先端部と当接した部分から順次切断されていくため、シ
ート材2 自体の応力が分散されて的確にシート材2 を切
断することができる。
【0012】また、上記第二の課題を解決すべく本願請
求項4記載の緩衝材の製造方法は、シート材2 に所定高
さのコア材3 を立設した状態で固着せしめてなる緩衝材
本体1 に、切断刃33を押圧して被収納物を収納可能な収
納部5 を形成せしめることを特徴とする。
【0013】かかる構成からなる請求項4記載の緩衝材
の製造方法にあっては、コア材3 が所定高さを有し、緩
衝材本体1 の高さが比較的高くとも、シート材2 の内面
側にコア材3 が立設された状態からなる緩衝材本体1 を
切断刃33によって押圧するため、切断刃33による押圧に
対して立設されたコア材3 が十分の強度を有するので、
収納部5 の形成に際してコア材3 が潰れにくく、容易に
収納部5 を形成せしめることができる。
【0014】また、上記第二の課題を解決すべく本願請
求項5記載の緩衝材の製造方法は、シート材2 にコア材
3 を具備する緩衝材本体1 に、鋸状刃からなる切断刃33
を押圧して被収納物を収納可能な収納部5 を形成せしめ
ることを特徴とする。
【0015】かかる構成からなる請求項5記載の緩衝材
の製造方法にあっては、鋸状刃からなる切断刃33により
収納部5 を形成するものゆえ、切断刃33による収納部5
の形成に際して緩衝材本体1 が潰れにくく、確実に収納
部5 を有する緩衝材を製造することができる。
【0016】また、上記第三の課題を解決すべく本願請
求項6記載の緩衝材の製造方法は、緩衝材本体1 に切断
刃33の押圧により被収納物を収納可能な収納部5 を形成
せしめた後に、少なくとも収納部5 に対応する緩衝材本
体1 をエアーの吹きつけにより切断刃33から離脱するこ
とを特徴とする。
【0017】かかる構成からなる請求項6記載の緩衝材
の製造方法にあっては、収納部5 が形成され切断刃33間
にある緩衝材本体1 を、エアーの吹きつけにより的確に
切断刃33より離脱せしめることができ、収納部5 を有す
る緩衝材を容易且つ迅速に製造することかできる。
【0018】また、上記第二の課題を解決すべく本願請
求項8記載の緩衝材の製造装置は、緩衝材本体1 を載置
可能な載置台40と、該載置台40に載置された緩衝材本体
1 を押圧して被収納物を収納可能な収納部5 を形成可能
な切断刃33を有し且つ該載置台40との相対距離を変更可
能な切断体23とからなり、前記切断刃33が鋸状刃より構
成されてなることを特徴とする。
【0019】かかる構成からなる請求項8記載の緩衝材
の製造装置にあっては、切断体23が離間している載置台
40に緩衝材本体1 を載置せしめた後に、切断体23と載置
台40との距離を近接せしめて、鋸状刃からなる切断刃33
により緩衝材本体1 に収納部5 を形成せしめることがで
きる。
【0020】さらに、該請求項8記載の緩衝材の製造装
置にあっては、請求項9記載の如く、載置台40には、切
断刃33に対応した溝部41が形成された構成を採用するこ
ともできる。
【0021】該構成からなる請求項9記載の緩衝材の製
造装置は、切断刃33の押圧によって緩衝材の一部を穿設
せしめて収納部5 を形成せしめる場合にあって、載置台
40には切断刃33に対応した溝が形成されてなるので、鋸
状刃の先端部等が載置台40と当接して破損等するおそれ
が少なく、的確に収納部5 の形成作業を行いうるという
利点を有する。
【0022】また、請求項8記載の記載の緩衝材の製造
装置にあっては、請求項10記載の如く、載置台40の載
置面40a は、切断時の切断刃33の押圧により湾曲せず切
断刃33と接触した面に溝が刻設される材質から構成する
ことも可能である。
【0023】該構成からなる請求項10記載の緩衝材の
製造装置は、切断刃33によって緩衝材の一部を穿設せし
めて収納部5 を形成せしめる場合にあって、鋸状刃の先
端部等が載置台40と当接しても、かかる部分に溝が形成
されるよう構成されてなるので、切断刃33が破損等する
おそれが少なく、的確に収納部5 の形成作業を行いうる
という利点を有する。
【0024】さらに、上記第三の課題を解決すべく、本
願請求項11記載の緩衝材の製造装置は、緩衝材本体1
を載置可能な載置台40と、該載置台40に載置された緩衝
材本体1 を押圧して被収納物を収納可能な収納部5 を形
成可能な切断刃33を有し且つ該載置台40との相対距離を
変更可能な切断体23とからなり、前記切断体23には、切
断された緩衝材本体1 を切断刃33より離脱せしめるべく
エアーを吹きつけ可能なエアー吹きつけ手段32を具備し
てなることを特徴とする。
【0025】かかる構成からなる本願請求項11記載の
緩衝材の製造装置にあっては、切断体23が離間している
載置台40に緩衝材本体1 を載置せしめた後に、切断体23
と載置台40との距離を近接せしめて、切断刃33により緩
衝材本体1 に収納部5 を形成せしめ、そして収納部5 の
形成された緩衝材本体1 を、エアーの吹きつけにより切
断刃33より離脱せしめることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】<第一実施形態>以下、本発明の
一実施の形態について図面に従って説明するが、まず本
実施形態の緩衝材について説明する。
【0027】図1(イ)において、1は、平面視略長方
形状の緩衝材本体を示し、該緩衝材本体1 は図1(ロ)
に示す如く表裏面のシート材2,2 と、この表裏面のシー
ト材2,2 間に立設固着されたコア材3 とからなる。ここ
で、表裏面のシート材2,2 はクラフト紙からなり、コア
材3 は図1(ハ)に示す如く平面状の紙3aと波形状の紙
3bとが順次積層接着されて形成されてなるものであり、
該平面状及び波形状の紙3a,3b が表裏面のシート材2,2
に略垂直となるようにコア材3 は表裏面のシート材2,2
に対して立設された状態で固着されてなる。さらに、該
コア材3 は高さ(図1(ロ)で示すL)が10mmに設
けられてなる。なお、該コア材3 の高さは、8mm以上
が好ましく、より好ましくは20mm以上で、また10
0mm以下が好ましい。
【0028】また、該緩衝材本体1 は、中央部が穿設さ
れて、ビデオカメラ等の被収納物を収納可能な収納部5
が形成されてなる。ここで、緩衝材本体1 及び収納部5
は、後述する鋸状刃からなる切断刃33によって切断され
形成されてなるので、収納部5 の外縁5a及び該緩衝材本
体1 の外縁1aの切断縁において表裏面のシート材2,2 は
何れも切断方向に波形状となっている。
【0029】本実施形態の緩衝材は上記構成からなる
が、次に上記収納部5 を有する緩衝材の製造装置につい
て以下説明する。
【0030】図2において、本実施形態の製造装置は、
基台20と、該基台20の両側より立設された柱部21と、該
柱部21に上下動可能に取付けられ且つ切断刃33が取付け
られてなる切断体23と、該切断刃33と対向して基台20上
に固定された載置台40とからなる。
【0031】前記切断体23は、前記切断刃33が固着され
た取付部材24と、該取付部材24が取付けられた切断体本
体25と、該切断体本体25の両側より突設し且つ柱部21に
設けられた上下方向のスライド部22に摺動自在に介在さ
れた軸部35と、一方側の軸部35に回動自在に連結され且
つ回転体36の周縁部に回転自在に連結されたアーム37と
からなる。ここで、回転体36は、前記柱部21に回転可能
に載置されてなり、公知の駆動手段(例えば、油圧モー
ター、電動モーター等)によって回転せしめられ、該回
転体36の回転により切断体本体25は上下動するよう構成
されてなる。なお、変速モーター等の駆動手段により回
転体36の回転速度が可変に設けられていても良く、また
回転体36が等速回転するものに限られず、変速回転する
もの等であってもよく、さらに前記切断体本体25は上下
方向に等速で移動するものに限られず、所謂早戻り機構
を採用することも可能である。
【0032】前記取付部材24(表面部材)は、ベニヤ板
等の木材からなり、該木材に前記切断刃33が打ち込まれ
て固着されている。具体的には、図4(ロ)に示す如く
切断刃33の刃端と反対側の端縁に凹部が形成されてな
り、凹部に対応する部分のみで取付部材24が残存するよ
うに、該凹部が形成された端面が取付部材24の裏面側
(上面側)まで打ち込まれ、取付部材24が固着されてな
る。
【0033】また、前記切断体本体25は、図3(ロ)に
示す如く、前記取付部材24を下面(表面)にボルト25b
等によって固定できるようネジ穴25a を有する表面板26
と、該表面板26の上面に密着してなる枠部材27と、該枠
部材27の上面に密着して固着されてなる裏面部材28とか
らなる。ここで、前記ネジ穴25a は、図3(イ)に示す
如く、表面板26の下面に、角部四箇所と中央部二箇所に
設けられてなり、該ネジ穴25a は表面板26の上面に貫通
しないよう設けられ、該ネジ穴25a より後述する空間部
30内の空気が流出しないように構成されてなる。
【0034】さらに、前記枠部材27は、内側に平面視略
方形状の空洞を有する枠状に設けられてなり、これによ
り切断体本体25は内部に空間部30が形成されてなる。な
お、枠部材27は取付部材24及び裏面部材28と密着してな
ることより、切断体本体25の周囲から空間部30の空気が
流出しないよう構成されてなる。
【0035】また、前記裏面部材28には、空間部30に空
気を送り込む為のホース等の空気供給手段31(図2
(イ)で図示)が連結されてなる。
【0036】さらに、前記取付部材24及び表面板26に
は、図3(ロ)に示す如く空間部30に連通した孔部24a,
26a が穿設されてなり、該孔部24a,26a を介して空間部
30内の空気が流出するように設けられている。なお、本
実施形態において孔部24a,26a は、図3(イ)に示す如
く、中央部に四箇所、その外側に四箇所の計八箇所に設
けられてなる。
【0037】本実施形態において、上記空気供給手段3
1、空間部30、孔部24a,26a によって、後述の如く切断
された緩衝材本体1 を切断刃33より離脱せしめるべくエ
アー吹きつけ手段32が構成されている。
【0038】また、切断刃33は、図4(イ)に示すよう
に鋸状刃より構成されてなり、該切断刃33は正面側及び
背面側の両方からしのぎが入れられた、所謂両しのぎの
鋸状刃からなる。ここで、切断刃33は、図5(イ)に示
すように、外側で方形状に配置され切断により緩衝材本
体1 の外縁を形成する部分と、内部で収納部5 の外縁を
形成する部分ができるよう配置されてなる。なお、前記
孔部24a,26a は、緩衝材本体1 の外縁を形成する部分と
収納部5 の外縁を形成する部分との間、及び収納部5 の
外縁を形成する部分の内側に夫々配置されてなる。
【0039】さらに、前記載置台40は、図5に示すよう
に切断刃33に対応して溝部41が形成されてなり、該溝部
41は前記切断刃33の厚みと同じ或いは若干大きい幅とな
るように設けられてなる。ここで、該載置台40は、前記
切断体本体25が最下方に下降した際に、切断刃33の鋸状
刃の股部分33b が載置台40の上面40a よりも下方に位置
するよう設けられてなり、また、切断刃33の先端部分33
a が溝部41の底部に当接しないように溝部41の深さは設
けられている。
【0040】次に、上記製造装置を用いて既述の如き緩
衝材を製造する方法について説明する。
【0041】まず、回転体36を回転せしめて切断体本体
25を上方に移動せしめておき(載置台40から離間するよ
う位置せしめておき)、載置台40の上面40a に表裏面の
シート材2,2 間にコア材3 が立設して固着されてなる緩
衝材本体1 を載置せしめる。ここで、緩衝材本体1 は、
最終的に形成される大きさよりも大きい形状の方形状に
形成されてなるものが使用される。
【0042】そして、回転体36を回転せしめて、切断体
本体25を下降せしめ上記の如く緩衝材本体1 が載置され
た載置台40側に移動せしめると、緩衝材本体1 は最終的
な形状の外縁と内部の収納部5 の外縁との部分が切断さ
れ、緩衝材本体1 の内側に収納部5 が形成されることと
なる。
【0043】なお、この切断に際して切断刃33は鋸状刃
からなるので、まず鋸状刃からなる切断刃33の先端部分
33a (図4(イ)に図示)が緩衝材本体1 の表面のシー
ト材2 と当接して、この部分が切断され、さらに切断体
本体25が下降せしめられると順次表面のシート材2 が切
断刃33の股部分33b にかけて切断されていくため、平刃
状の切断刃等に比して緩衝材本体1 が潰れることを防止
できる。
【0044】また、緩衝材本体1 の内部のコア材3 が立
設した状態で、このコア材3 の最も強度に優れた方向か
ら切断刃33を押圧するものゆえ、該コア材3 が潰れにく
く的確に切断されることとなる。
【0045】そして、切断刃33が裏面のシート材2 を切
断する際には載置台40の上面40a より切断刃33の刃端は
下方に移動するが、該切断刃33に対応する位置には溝部
41が形成されてなるので、載置台40との当接により切断
刃33が破損することを防止できる。しかも、該溝部41は
切断刃33の厚みと同じ或いは若干大きい幅となるように
設けられてなるので、的確に裏面のシート材を切断する
ことができる。
【0046】上記切断作業の後に、回転体36を更に回転
せしめて切断体本体25を上昇せしめた後に、切断刃33間
に残存した緩衝材本体1 の本体部分と収納部部分とを前
記エアー吹きつけ手段32によって離脱せしめる。具体的
には、前記空気供給手段31で切断体本体25の空間部30内
に空気を送り込むことにより、該空間部30内の圧力が高
まり、この空間部30内の圧力が孔部24a,26a を介して緩
衝材本体1 を下方側(載置台40側)に離脱せしめるよう
作用することとなる。従って、ゴム部材等を用いること
なく、的確に切断刃33間に介在された緩衝材本体1 を離
脱せしめることができる。
【0047】なお、該離脱工程を切断体本体25の上昇後
に行うことは必須ではなく、上昇開始時に離脱工程を開
始しても良い。また、切断刃33よりも外側に位置する緩
衝材本体1 は、ピン、スプリング等の弾性部材等の手段
によって離脱せしめることができる。
【0048】以上のように、本実施形態においては緩衝
材が製造できるため、表裏面のシート材2,2 及び内部の
コア材3 を潰すことなく、穿設され形成された収納部5
を有する緩衝材を容易且つ確実に製造できる。
【0049】<第二実施形態>次に、本発明の第二の実
施形態について、以下説明する。なお、第二実施形態に
おいて第一実施形態と同一構成からなる部分については
説明を省略する。
【0050】第二実施形態にあっては、図6に示す如
く、緩衝材本体1 の中央部(収納部5に対応する部分)
において、表面のシート材2 が下方に押圧されコア材3
が一部潰れて、一段凹んだ形状に形成されてなり、この
部分より収納部5 が構成されてなる。
【0051】かかる緩衝材を製造するにあたっては、第
一実施形態において、切断体本体25の収納部5 の外縁を
形成する切断刃33の下方側への突出幅を小さく設ける等
して、この収納部5 の外縁の切断が緩衝材本体1 の下面
(裏面)まで到達しないように構成し、また収納部5 に
対応する部分に、載置台40側に前記切断刃33よりも突出
せず且つ取付部材24の下面(表面)よりも突出した押圧
部を設ける等して、切断刃33による切断時に同時に該収
納部5 を形成できるよう構成することができる。
【0052】<その他の実施の形態>上述の如き構成か
らなる第一及び第二実施形態は、上記利点を有するもの
であったが、本願発明は上記第一及び第二実施形態の構
成に限定されるものでなく、本願発明の意図する範囲内
で適宜設計変更可能である。
【0053】つまり、上記何れの実施形態においても、
コア材3 が表裏面のシート材2,2 の間に介在されてなる
ものであったが、本願発明はこれに限定されるものでな
く、コア材3 の一面のみにシート材2 が設けられてなる
ものであっても本願発明の意図する範囲内である。な
お、この場合にあって切断刃33による押圧は、シート材
2 の外面側より行うことが好ましい。
【0054】また、上記実施形態においては、シート材
2 としてクラフト紙を用いたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、所謂ダンボール等の複合紙を用いる
ことも可能である。
【0055】さらに、本願発明においてシート材2 の内
部のコア材3 は、上記実施形態の如き構成からなるもの
に限定されるものでなく、本願発明において波形状の紙
が複数積層接着されてなるコア材を採用することも可能
であり、さらに緩衝材本体1に複数のコア材3 が積層さ
れてなるものであっても採用することができる。
【0056】また、本願請求項2記載の発明において、
シート材2 の内部のコア材3 は立設してなるものに限定
されるものではなく、シート材2 にその平面方向に沿っ
て波形のシートを介在せしめて緩衝材本体1 を構成する
ことも可能であり、例えば所謂ダンボールを複数積層接
着してなるものも採用することが可能である。
【0057】さらに、本願請求項2等に記載の如く鋸状
刃より切断刃33を構成する場合にあっても、上記実施形
態のものに限定されるものではなく、しのぎが形成され
ていないもの、しのぎが一方のみより形成されてなるも
のであっても本願請求項2記載等の発明の意図する範囲
内であるが、両しのぎによるものであれば強度に優れる
という利点を有する。
【0058】また、切断刃33として長手方向に波形に形
成された所謂波刃を用いることにより、切断刃33の強度
が優れるという利点を有する。なお、この波刃の先端部
を鋸状に形成して鋸状刃とすることも可能である。
【0059】また、上記実施形態においては最終的に得
られる緩衝材本体1 よりも大きい緩衝材本体1 を穿設し
て、緩衝材本体1 の外縁をも収納部5 形成時に同時に切
断するものであったが、本願発明はこれに限定されるも
のではなく、最終的な緩衝材の大きさの緩衝材本体1 に
収納部5 を形成するものであっても本願発明の意図する
範囲内である。
【0060】さらに、上記実施形態においては、エアー
吹きつけ手段32によって緩衝材本体1 の収納部5 に対応
する部分及びその外周をエアーにより切断刃33より離脱
するものについて説明したが、本願請求項6記載の製造
方法及び請求項11記載の製造装置はこれに限定される
ものではなく、上述の如く最終的な緩衝材の大きさの緩
衝材本体1 に収納部5 を形成する場合にあっては緩衝材
本体1 の収納部5 に対応する部分(切断刃33間に介在さ
れた部分)のみをエアーにより切断刃33から離脱して、
その他の部分をピン等により離脱するものであっても良
い。
【0061】また、上記実施形態にあっては載置台40に
溝部41を構成したものゆえに、切断刃33の破損を防止し
得るという利点を有するものであったが、例えば、載置
台40の載置面40a が、切断時の切断刃33の押圧により湾
曲せず切断刃33と接触した面に溝が刻設される材質から
構成されてなるものを採用することも可能である。かか
る構成を採用するならば、切断刃33の押圧によって切断
刃33に対応した溝部が形成されるので、上述と同様の利
点を有するとともに、より的確に切断刃33に対応した溝
部が形成されるという利点を有する。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本願請求項1記載の発明
に係る緩衝材は、所定高さを有するコア材が立設された
緩衝材本体の収納部に被収納物を収納せしめることがで
きるので、従来の如く包装体内で組み合わせて使用する
ことを要せず、また緩衝材本体にはシート材の内面側に
コア材を立設した状態で固着せしめてなるので、切断刃
による押圧に対して立設されたコア材が十分の強度を有
し、収納部の形成に際してコア材が潰れにくく、容易且
つ確実に収納部を形成して製造することができるという
効果を奏する。しかも、緩衝材本体は所定高さのコア材
を有するので、収納部の深さ(高さ)を十二分にとるこ
とができ、電化製品等の収納部の深さを比較的要する被
収納物であっても簡便且つ確実に収納部に収納できると
いう効果を有する。
【0063】また、本願請求項2記載の発明に係る緩衝
材は、鋸状刃からなる切断刃の押圧によって収納部が形
成されるものゆえ、鋸状刃の先端部に当接する部分より
順次切断され、切断刃による収納部の形成に際して緩衝
材本体が潰れにくいため、容易且つ確実に収納部を形成
することができるとともに、所定の深さ(高さ)の収納
部であっても的確に形成でき、電化製品等も簡便且つ確
実に収納できるという効果を有する。
【0064】また、本願請求項4記載の緩衝材の製造方
法は、シート材に所定高さのコア材を立設した状態で固
着せしめてなる緩衝材本体に、切断刃の押圧で収納部を
形成せしめるものゆえ、切断刃による収納部の形成に際
して立設されたコア材が十分の強度を有し、収納部の形
成に際してコア材が潰れにくく、収納部を有する緩衝材
を容易且つ確実に製造できるという効果を奏する。
【0065】さらに、本願請求項5記載の緩衝材の製造
方法は、鋸状刃からなる切断刃の押圧によって収納部を
形成するものゆえ、切断刃の鋸状刃の先端部に当接する
部分より順次切断され、収納部の形成に際して緩衝材本
体が潰れにくく、収納部を有する緩衝材を容易且つ確実
に製造できるという効果を奏する。
【0066】また、本願請求項6記載の緩衝材の製造方
法は、収納部が形成され切断刃間にある緩衝材本体を、
エアーの吹きつけにより的確に切断刃より離脱せしめる
ことができ、収納部を有する緩衝材を容易且つ迅速に製
造できるという効果を奏する。
【0067】また、本願請求項8記載の緩衝材の製造装
置は、鋸状刃からなる切断刃を有し且つ載置台との相対
距離を変更可能な切断体を具備するものゆえ、載置台と
切断体との距離を近接せしめて、載置台に載置した緩衝
材本体に切断刃により収納部を形成でき、この際に緩衝
材本体は切断刃の鋸状刃の先端部に当接する部分より順
次切断されるので、緩衝材本体が潰れにくく、収納部を
有する緩衝材を容易且つ確実に製造できるという効果を
奏する。
【0068】さらに、本願請求項11記載の緩衝材の製
造装置は、切断刃を有する切断体には、切断された緩衝
材本体を切断刃より離脱せしめるべくエアーを吹きつけ
可能なエアー吹きつけ手段を具備してなるものゆえ、収
納部の形成された緩衝材本体を、エアーの吹きつけによ
り的確且つ確実に切断刃より離脱せしめることができ、
収納部を有する緩衝材を容易且つ迅速に製造できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一実施形態の緩衝材で、(イ)は
平面図、(ロ)は要部拡大正面図、(ハ)は(ロ)のA
−A線断面図を示す。
【図2】同実施形態の緩衝材の製造装置で、(イ)は正
面図、(ロ)は側面図を示す。
【図3】同実施形態の緩衝材の製造装置で、(イ)は表
面部材の取付けられていない状態での切断体本体の底面
図、(ロ)は切断体の要部拡大断面図を示す。
【図4】同実施形態の緩衝材の製造装置で、(イ)は表
面部材に取付けられた切断刃の正面図、(ロ)は切断刃
の取付けられた表面部材の要部拡大断面図を示す。
【図5】同実施形態の緩衝材の製造装置で、(イ)は表
面部材の底面図、(ロ)は載置台の平面図を示す。
【図6】本願発明の第二実施形態の緩衝材の要部拡大正
面図。
【図7】従来例の緩衝体の製造工程であって、(イ)は
シート間にコア材が立設した状態で固着する状態を表す
斜視図、(ロ)は緩衝材本体の斜視図、(ハ)は小片体
の斜視図、(ニ)はコア材の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…緩衝材本体、2…表裏面のシート材、3…コア材、
3a…平面状の紙、3b…波形状の紙、5…収納部、20…基
台、21…柱部、22…溝部、23…切断体、24…取付部材
(表面部材)、24a …孔部、25…切断体本体、26…表面
板、26a …孔部、27…枠部材、28…裏面部材、30…空間
部、31…空気供給手段、32…エアー吹きつけ手段、33…
切断刃、35…軸部、36…回転体、37…アーム、40…載置
台、40a …上面(載置面)、41…溝部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 緩衝材の製造方法、並びに緩衝材
の製造装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、緩衝材、並びに
その製造方法及び製造装置に関し、より詳しくは電化製
品等の被収納物を梱包等する際にその包装体と被収納物
との間に介在される緩衝材に適したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種緩衝材としては種々のもの
が利用されるに至っており、例えば図7に示す如き緩衝
材が公知である。
【0003】この緩衝材は、まず、図7(イ)に示すよ
うに上下の方形状のシート2',2' の間にコア材3'が立設
した状態で固着せしめられ約1メートル四方の方形状の
緩衝材本体1'が製造され、そして、この方形状の緩衝材
本体1'を図7(ロ)の破線で示す方向に小さく裁断して
小片体7'を形成せしめて、この図7(ハ)の如き小片体
7'をダンボール箱等の包装体内で組み合わせて、被収納
物と包装体との隙間をつめるものであった。なお、コア
材3'は、図7(ニ)に示すように平面状の紙3a' と波形
状の紙3b' とが順次積層接着されたものが用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
小片体7'を用いて包装体と被収納物との隙間をつめる作
業、並びに所定の大きさの緩衝材本体1'を裁断して小片
体7'を形成せしめる作業は煩雑であった。
【0005】また、緩衝材として表裏面のシートの間に
波形シートが介在されてなる所謂ダンボールを平刃から
なる切断刃によって穿設して空間部を形成せしめたもの
も利用されているが、かかるダンボールは一般的に8m
m以下の厚みしかないので、電化製品等の被収納物の緩
衝材としては不適である。つまり、電化製品等の被収納
物の緩衝材として利用するには、空間部が穿設されたダ
ンボールを複数枚重ねて使用する必要があるが、穿設さ
れた空間部の大きさ、位置のズレ等によって複数枚のダ
ンボールの空間部が一致せず、製品を収納できないとい
う問題を生ずる。
【0006】さらに、ダンボールを複数層重ね合わせ、
上記ダンボール用の切断刃で一度に穿設することも考え
られるが、切断刃が平刃からなる為その押圧力によって
内部の波形シートが潰れ、ダンボール自体が潰れてしま
うおそれがあった。しかも、ダンボールの切断刃には、
打ち抜かれたダンボールが切断刃間に残存しないよう
に、ダンボール用の切断刃には側方にゴム等の弾性部材
が取付けられてなるので、かかる切断刃によって所定の
高さに積層されたダンボールを穿設するには、かかる弾
性部材の厚み等の条件の選定が困難であり、かかる弾性
部材を有する切断刃によってコア材を有する緩衝材本体
を切断することは殆ど不可能と考えられる。
【0007】本願発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたもので、電化製品等の被収納物を的確に収納で
き、取扱いが簡便な緩衝材を容易且つ確実に製造できる
緩衝材の製造方法及びその装置を提供することを課題と
する。さらに、本願発明は、収納部が形成された緩衝材
本体を容易且つ確実に切断刃から離脱せしめて、緩衝材
を容易且つ確実に製造できる緩衝材の製造方法及びその
装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記第一の
課題を解決すべくなされたもので、本願請求項1記載の
発明に係る緩衝材の製造方法は、シート材2に所定高さ
のコア材3を立設した状態で固着した緩衝材本体1に、被
収納物を収納可能な収納部5を有する緩衝材の製造方法
であって、両しのぎの鋸状刃からなる切断刃33を押圧す
ることにより、緩衝材本体1の外縁と収納部5とを同時に
形成することを特徴とする。
【0009】本願請求項1記載の発明に係る緩衝材の製
造方法にあっては、コア材3 が所定高さを有し、緩衝材
本体1 の高さが比較的高くとも、シート材2 の内面側に
コア材3 が立設された状態からなる緩衝材本体1 を切断
刃33によって押圧するため、切断刃33による押圧に対し
て立設されたコア材3 が十分の強度を有するので、収納
部5 の形成に際してコア材3 が潰れにくい。さらに、シ
ート材2に所定高さのコア材3を立設した状態で固着した
緩衝材本体1の外縁と、該被収納物を収納可能な収納部5
とを同時に形成するので、容易に緩衝材を製造すること
ができる。また、切断刃33が、両しのぎの鋸状刃からな
るので、強度に優れ、切断刃33による形成に際して緩衝
材が潰れにくく、確実に収納部5を有する緩衝材を製造
できる。
【0010】前記、切断刃33としては、長手方向に波状
に形成された波刃を用いても良い。
【0011】さらに、前記切断刃33の押圧により、緩衝
材本体1と収納部5を形成した後に、少なくとも収納部5
に対応する緩衝材本体1をエアーの吹きつけにより切断
刃33から離脱させれば、的確に切断刃33より離脱せしめ
ることができ、収納部5 を有する緩衝材を容易且つ迅速
に製造することかできる。
【0012】また、上記第二の課題を解決すべく本願請
求項4記載の緩衝材の製造装置は、緩衝材本体1を載置
可能な載置台40と、該載置台との相対距離を変更可能な
切断体23とを具備し、前記切断体23には、緩衝材本体1
の外縁と、被収納物を収納可能な収納部5とを同時に押
圧形成可能な切断刃33が設けられており、前記切断刃33
が両しのぎの鋸状刃より構成されてなることを特徴とす
る。
【0013】前記載置台40には、切断刃33に対応した溝
部41が形成されていてもよい。また、前記切断体23に、
形成された緩衝材本体1を切断刃33より離脱させるべく
エアーを吹きつけ可能なエアー吹きつけ手段32が具備さ
れていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】<第一実施形態>以下、本発明の
一実施の形態について図面に従って説明するが、まず本
実施形態の緩衝材について説明する。
【0015】図1(イ)において、1は、平面視略長方
形状の緩衝材本体を示し、該緩衝材本体1 は図1(ロ)
に示す如く表裏面のシート材2,2 と、この表裏面のシー
ト材2,2 間に立設固着されたコア材3 とからなる。ここ
で、表裏面のシート材2,2 はクラフト紙からなり、コア
材3 は図1(ハ)に示す如く平面状の紙3aと波形状の紙
3bとが順次積層接着されて形成されてなるものであり、
該平面状及び波形状の紙3a,3b が表裏面のシート材2,2
に略垂直となるようにコア材3 は表裏面のシート材2,2
に対して立設された状態で固着されてなる。さらに、該
コア材3 は高さ(図1(ロ)で示すL)が10mmに設
けられてなる。なお、該コア材3 の高さは、8mm以上
が好ましく、より好ましくは20mm以上で、また10
0mm以下が好ましい。
【0016】また、該緩衝材本体1 は、中央部が穿設さ
れて、ビデオカメラ等の被収納物を収納可能な収納部5
が形成されてなる。ここで、緩衝材本体1 及び収納部5
は、後述する鋸状刃からなる切断刃33によって切断され
形成されてなるので、収納部5 の外縁5a及び該緩衝材本
体1 の外縁1aの切断縁において表裏面のシート材2,2 は
何れも切断方向に波形状となっている。
【0017】本実施形態の緩衝材は上記構成からなる
が、次に上記収納部5 を有する緩衝材の製造装置につい
て以下説明する。
【0018】図2において、本実施形態の製造装置は、
基台20と、該基台20の両側より立設された柱部21と、該
柱部21に上下動可能に取付けられ且つ切断刃33が取付け
られてなる切断体23と、該切断刃33と対向して基台20上
に固定された載置台40とからなる。
【0019】前記切断体23は、前記切断刃33が固着され
た取付部材24と、該取付部材24が取付けられた切断体本
体25と、該切断体本体25の両側より突設し且つ柱部21に
設けられた上下方向のスライド部22に摺動自在に介在さ
れた軸部35と、一方側の軸部35に回動自在に連結され且
つ回転体36の周縁部に回転自在に連結されたアーム37と
からなる。ここで、回転体36は、前記柱部21に回転可能
に載置されてなり、公知の駆動手段(例えば、油圧モー
ター、電動モーター等)によって回転せしめられ、該回
転体36の回転により切断体本体25は上下動するよう構成
されてなる。なお、変速モーター等の駆動手段により回
転体36の回転速度が可変に設けられていても良く、また
回転体36が等速回転するものに限られず、変速回転する
もの等であってもよく、さらに前記切断体本体25は上下
方向に等速で移動するものに限られず、所謂早戻り機構
を採用することも可能である。
【0020】前記取付部材24(表面部材)は、ベニヤ板
等の木材からなり、該木材に前記切断刃33が打ち込まれ
て固着されている。具体的には、図4(ロ)に示す如く
切断刃33の刃端と反対側の端縁に凹部が形成されてな
り、凹部に対応する部分のみで取付部材24が残存するよ
うに、該凹部が形成された端面が取付部材24の裏面側
(上面側)まで打ち込まれ、取付部材24が固着されてな
る。
【0021】また、前記切断体本体25は、図3(ロ)に
示す如く、前記取付部材24を下面(表面)にボルト25b
等によって固定できるようネジ穴25a を有する表面板26
と、該表面板26の上面に密着してなる枠部材27と、該枠
部材27の上面に密着して固着されてなる裏面部材28とか
らなる。ここで、前記ネジ穴25a は、図3(イ)に示す
如く、表面板26の下面に、角部四箇所と中央部二箇所に
設けられてなり、該ネジ穴25a は表面板26の上面に貫通
しないよう設けられ、該ネジ穴25a より後述する空間部
30内の空気が流出しないように構成されてなる。
【0022】さらに、前記枠部材27は、内側に平面視略
方形状の空洞を有する枠状に設けられてなり、これによ
り切断体本体25は内部に空間部30が形成されてなる。な
お、枠部材27は取付部材24及び裏面部材28と密着してな
ることより、切断体本体25の周囲から空間部30の空気が
流出しないよう構成されてなる。
【0023】また、前記裏面部材28には、空間部30に空
気を送り込む為のホース等の空気供給手段31(図2
(イ)で図示)が連結されてなる。
【0024】さらに、前記取付部材24及び表面板26に
は、図3(ロ)に示す如く空間部30に連通した孔部24a,
26a が穿設されてなり、該孔部24a,26a を介して空間部
30内の空気が流出するように設けられている。なお、本
実施形態において孔部24a,26a は、図3(イ)に示す如
く、中央部に四箇所、その外側に四箇所の計八箇所に設
けられてなる。
【0025】本実施形態において、上記空気供給手段3
1、空間部30、孔部24a,26a によって、後述の如く切断
された緩衝材本体1 を切断刃33より離脱せしめるべくエ
アー吹きつけ手段32が構成されている。
【0026】また、切断刃33は、図4(イ)に示すよう
に鋸状刃より構成されてなり、該切断刃33は正面側及び
背面側の両方からしのぎが入れられた、所謂両しのぎの
鋸状刃からなる。ここで、切断刃33は、図5(イ)に示
すように、外側で方形状に配置され切断により緩衝材本
体1 の外縁を形成する部分と、内部で収納部5 の外縁を
形成する部分ができるよう配置されてなる。なお、前記
孔部24a,26a は、緩衝材本体1 の外縁を形成する部分と
収納部5 の外縁を形成する部分との間、及び収納部5 の
外縁を形成する部分の内側に夫々配置されてなる。
【0027】さらに、前記載置台40は、図5に示すよう
に切断刃33に対応して溝部41が形成されてなり、該溝部
41は前記切断刃33の厚みと同じ或いは若干大きい幅とな
るように設けられてなる。ここで、該載置台40は、前記
切断体本体25が最下方に下降した際に、切断刃33の鋸状
刃の股部分33b が載置台40の上面40a よりも下方に位置
するよう設けられてなり、また、切断刃33の先端部分33
a が溝部41の底部に当接しないように溝部41の深さは設
けられている。
【0028】次に、上記製造装置を用いて既述の如き緩
衝材を製造する方法について説明する。
【0029】まず、回転体36を回転せしめて切断体本体
25を上方に移動せしめておき(載置台40から離間するよ
う位置せしめておき)、載置台40の上面40a に表裏面の
シート材2,2 間にコア材3 が立設して固着されてなる緩
衝材本体1 を載置せしめる。ここで、緩衝材本体1 は、
最終的に形成される大きさよりも大きい形状の方形状に
形成されてなるものが使用される。
【0030】そして、回転体36を回転せしめて、切断体
本体25を下降せしめ上記の如く緩衝材本体1 が載置され
た載置台40側に移動せしめると、緩衝材本体1 は最終的
な形状の外縁と内部の収納部5 の外縁との部分が切断さ
れ、緩衝材本体1 の内側に収納部5 が形成されることと
なる。
【0031】なお、この切断に際して切断刃33は鋸状刃
からなるので、まず鋸状刃からなる切断刃33の先端部分
33a (図4(イ)に図示)が緩衝材本体1 の表面のシー
ト材2 と当接して、この部分が切断され、さらに切断体
本体25が下降せしめられると順次表面のシート材2 が切
断刃33の股部分33b にかけて切断されていくため、平刃
状の切断刃等に比して緩衝材本体1 が潰れることを防止
できる。
【0032】また、緩衝材本体1 の内部のコア材3 が立
設した状態で、このコア材3 の最も強度に優れた方向か
ら切断刃33を押圧するものゆえ、該コア材3 が潰れにく
く的確に切断されることとなる。
【0033】そして、切断刃33が裏面のシート材2 を切
断する際には載置台40の上面40a より切断刃33の刃端は
下方に移動するが、該切断刃33に対応する位置には溝部
41が形成されてなるので、載置台40との当接により切断
刃33が破損することを防止できる。しかも、該溝部41は
切断刃33の厚みと同じ或いは若干大きい幅となるように
設けられてなるので、的確に裏面のシート材を切断する
ことができる。
【0034】上記切断作業の後に、回転体36を更に回転
せしめて切断体本体25を上昇せしめた後に、切断刃33間
に残存した緩衝材本体1 の本体部分と収納部部分とを前
記エアー吹きつけ手段32によって離脱せしめる。具体的
には、前記空気供給手段31で切断体本体25の空間部30内
に空気を送り込むことにより、該空間部30内の圧力が高
まり、この空間部30内の圧力が孔部24a,26a を介して緩
衝材本体1 を下方側(載置台40側)に離脱せしめるよう
作用することとなる。従って、ゴム部材等を用いること
なく、的確に切断刃33間に介在された緩衝材本体1 を離
脱せしめることができる。
【0035】なお、該離脱工程を切断体本体25の上昇後
に行うことは必須ではなく、上昇開始時に離脱工程を開
始しても良い。また、切断刃33よりも外側に位置する緩
衝材本体1 は、ピン、スプリング等の弾性部材等の手段
によって離脱せしめることができる。
【0036】以上のように、本実施形態においては緩衝
材が製造できるため、表裏面のシート材2,2 及び内部の
コア材3 を潰すことなく、穿設され形成された収納部5
を有する緩衝材を容易且つ確実に製造できる。
【0037】<第二実施形態>次に、本発明の第二の実
施形態について、以下説明する。なお、第二実施形態に
おいて第一実施形態と同一構成からなる部分については
説明を省略する。
【0038】第二実施形態にあっては、図6に示す如
く、緩衝材本体1 の中央部(収納部5に対応する部分)
において、表面のシート材2 が下方に押圧されコア材3
が一部潰れて、一段凹んだ形状に形成されてなり、この
部分より収納部5 が構成されてなる。
【0039】かかる緩衝材を製造するにあたっては、第
一実施形態において、切断体本体25の収納部5 の外縁を
形成する切断刃33の下方側への突出幅を小さく設ける等
して、この収納部5 の外縁の切断が緩衝材本体1 の下面
(裏面)まで到達しないように構成し、また収納部5 に
対応する部分に、載置台40側に前記切断刃33よりも突出
せず且つ取付部材24の下面(表面)よりも突出した押圧
部を設ける等して、切断刃33による切断時に同時に該収
納部5 を形成できるよう構成することができる。
【0040】<その他の実施の形態>上述の如き構成か
らなる第一及び第二実施形態は、上記利点を有するもの
であったが、本願発明は上記第一及び第二実施形態の構
成に限定されるものでなく、本願発明の意図する範囲内
で適宜設計変更可能である。
【0041】つまり、上記何れの実施形態においても、
コア材3 が表裏面のシート材2,2 の間に介在されてなる
ものであったが、本願発明はこれに限定されるものでな
く、コア材3 の一面のみにシート材2 が設けられてなる
ものであっても本願発明の意図する範囲内である。な
お、この場合にあって切断刃33による押圧は、シート材
2 の外面側より行うことが好ましい。
【0042】また、上記実施形態においては、シート材
2 としてクラフト紙を用いたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、所謂ダンボール等の複合紙を用いる
ことも可能である。
【0043】さらに、本願発明においてシート材2 の内
部のコア材3 は、上記実施形態の如き構成からなるもの
に限定されるものでなく、本願発明において波形状の紙
が複数積層接着されてなるコア材を採用することも可能
であり、さらに緩衝材本体1に複数のコア材3 が積層さ
れてなるものであっても採用することができる。
【0044】また、シート材2 の内部のコア材3 は立設
してなるものに限定されるものではなく、シート材2 に
その平面方向に沿って波形のシートを介在せしめて緩衝
材本体1 を構成することも可能であり、例えば所謂ダン
ボールを複数積層接着してなるものも採用することが可
能である。
【0045】さらに、鋸状刃より切断刃33を構成する場
合にあっても、上記実施形態のものに限定されるもので
はなく、しのぎが形成されていないもの、しのぎが一方
のみより形成されてなるものであってもよいが、両しの
ぎによるものであれば強度に優れるという利点を有す
る。
【0046】また、切断刃33として長手方向に波形に形
成された所謂波刃を用いることにより、切断刃33の強度
が優れるという利点を有する。なお、この波刃の先端部
を鋸状に形成して鋸状刃とすることも可能である。
【0047】また、上記実施形態においては最終的に得
られる緩衝材本体1 よりも大きい緩衝材本体1 を穿設し
て、緩衝材本体1 の外縁をも収納部5 形成時に同時に切
断するものであったが、本願発明はこれに限定されるも
のではなく、最終的な緩衝材の大きさの緩衝材本体1 に
収納部5 を形成するものであっても本願発明の意図する
範囲内である。
【0048】さらに、上記実施形態においては、エアー
吹きつけ手段32によって緩衝材本体1 の収納部5 に対応
する部分及びその外周をエアーにより切断刃33より離脱
するものについて説明したが、本願の製造方法及び製造
装置はこれに限定されるものではなく、上述の如く最終
的な緩衝材の大きさの緩衝材本体1 に収納部5 を形成す
る場合にあっては緩衝材本体1 の収納部5 に対応する部
分(切断刃33間に介在された部分)のみをエアーにより
切断刃33から離脱して、その他の部分をピン等により離
脱するものであっても良い。
【0049】また、上記実施形態にあっては載置台40に
溝部41を構成したものゆえに、切断刃33の破損を防止し
得るという利点を有するものであったが、例えば、載置
台40の載置面40a が、切断時の切断刃33の押圧により湾
曲せず切断刃33と接触した面に溝が刻設される材質から
構成されてなるものを採用することも可能である。かか
る構成を採用するならば、切断刃33の押圧によって切断
刃33に対応した溝部が形成されるので、上述と同様の利
点を有するとともに、より的確に切断刃33に対応した溝
部が形成されるという利点を有する。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本願発明に係る緩衝材の
製造方法及び製造装置は、所定高さを有するコア材が立
設された緩衝材本体の収納部に被収納物を収納すること
ができる緩衝材を、容易且つ確実に収納部を形成して製
造することができるという効果を奏する。また、エアー
吹き付けによって緩衝材本体を、的確に切断刃より離脱
せしめることができ、収納部を有する緩衝材を容易且つ
迅速に製造できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一実施形態の緩衝材で、(イ)は
平面図、(ロ)は要部拡大正面図、(ハ)は(ロ)のA
−A線断面図を示す。
【図2】同実施形態の緩衝材の製造装置で、(イ)は正
面図、(ロ)は側面図を示す。
【図3】同実施形態の緩衝材の製造装置で、(イ)は表
面部材の取付けられていない状態での切断体本体の底面
図、(ロ)は切断体の要部拡大断面図を示す。
【図4】同実施形態の緩衝材の製造装置で、(イ)は表
面部材に取付けられた切断刃の正面図、(ロ)は切断刃
の取付けられた表面部材の要部拡大断面図を示す。
【図5】同実施形態の緩衝材の製造装置で、(イ)は表
面部材の底面図、(ロ)は載置台の平面図を示す。
【図6】本願発明の第二実施形態の緩衝材の要部拡大正
面図。
【図7】従来例の緩衝体の製造工程であって、(イ)は
シート間にコア材が立設した状態で固着する状態を表す
斜視図、(ロ)は緩衝材本体の斜視図、(ハ)は小片体
の斜視図、(ニ)はコア材の要部拡大断面図。
【符号の説明】 1…緩衝材本体、2…表裏面のシート材、3…コア材、
3a…平面状の紙、3b…波形状の紙、5…収納部、20…基
台、21…柱部、22…溝部、23…切断体、24…取付部材
(表面部材)、24a …孔部、25…切断体本体、26…表面
板、26a …孔部、27…枠部材、28…裏面部材、30…空間
部、31…空気供給手段、32…エアー吹きつけ手段、33…
切断刃、35…軸部、36…回転体、37…アーム、40…載置
台、40a …上面(載置面)、41…溝部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材(2) の内面側に所定高さのコア
    材(3) を立設した状態で固着せしめてなる緩衝材本体
    (1) には、切断刃(33)の押圧によって被収納物を収納可
    能な収納部(5) が形成せしめられてなることを特徴とす
    る緩衝材。
  2. 【請求項2】 シート材(2) の内面側にコア材(3) を具
    備する緩衝材本体(1)には、被収納物を収納可能な収納
    部(5) が、鋸状刃からなる切断刃(33)の押圧によって形
    成せしめてなることを特徴とする緩衝材。
  3. 【請求項3】 シート材(2) の内面側に所定高さのコア
    材(3) を立設した状態で固着せしめてなる緩衝材本体
    (1) には、被収納物を収納可能な収納部(5) が、鋸状刃
    からなる切断刃(33)の押圧によって形成せしめてなるこ
    とを特徴とする緩衝材。
  4. 【請求項4】 シート材(2) に所定高さのコア材(3) を
    立設した状態で固着せしめてなる緩衝材本体(1) に、切
    断刃(33)を押圧して被収納物を収納可能な収納部(5) を
    形成せしめることを特徴とする緩衝材の製造方法。
  5. 【請求項5】 シート材(2) にコア材(3) を具備する緩
    衝材本体(1) に、鋸状刃からなる切断刃(33)を押圧して
    被収納物を収納可能な収納部(5) を形成せしめることを
    特徴とする緩衝材の製造方法。
  6. 【請求項6】 緩衝材本体(1) に切断刃(33)の押圧によ
    り被収納物を収納可能な収納部(5) を形成せしめた後
    に、少なくとも収納部(5) に対応する緩衝材本体(1) を
    エアーの吹きつけにより切断刃(33)から離脱することを
    特徴とする緩衝材の製造方法。
  7. 【請求項7】 シート材(2) に所定高さのコア材(3) を
    立設した状態で固着せしめてなる緩衝材本体(1) に、鋸
    状刃からなる切断刃(33)を押圧して被収納物を収納可能
    な収納部(5) を形成せしめ、その後少なくとも収納部
    (5) に対応する緩衝材本体(1) をエアーの吹きつけによ
    り切断刃(33)から離脱することを特徴とする緩衝材の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 緩衝材本体(1) を載置可能な載置台(40)
    と、該載置台(40)に載置された緩衝材本体(1) を押圧し
    て被収納物を収納可能な収納部(5) を形成可能な切断刃
    (33)を有し且つ該載置台(40)との相対距離を変更可能な
    切断体(23)とからなり、前記切断刃(33)が鋸状刃より構
    成されてなることを特徴とする緩衝材の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記載置台(40)には、切断刃(33)に対応
    した溝部(41)が形成されてなる請求項8記載の緩衝材の
    製造装置。
  10. 【請求項10】 前記載置台(40)の載置面(40a) は、切
    断時の切断刃(33)の押圧により湾曲せず切断刃(33)と接
    触した面に溝が刻設される材質から構成されてなる請求
    項8記載の緩衝材の製造装置。
  11. 【請求項11】 緩衝材本体(1) を載置可能な載置台(4
    0)と、該載置台(40)に載置された緩衝材本体(1) を押圧
    して被収納物を収納可能な収納部(5) を形成可能な切断
    刃(33)を有し且つ該載置台(40)との相対距離を変更可能
    な切断体(23)とからなり、前記切断体(23)には、切断さ
    れた緩衝材本体(1) を切断刃(33)より離脱せしめるべく
    エアーを吹きつけ可能なエアー吹きつけ手段(32)を具備
    してなることを特徴とする緩衝材の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記切断体(23)は、内部に空間部(30)
    を有する切断体本体(25)と該切断体本体(25)の表面側に
    取付けられ且つ前記切断刃(33)が固着されてなる表面部
    材(24)とからなり、しかも切断体本体(25)及び表面部材
    (24)には前記空間部(30)に連通した孔部(24a,26a) が穿
    設されて、前記エアー吹きつけ手段(32)が構成されてな
    る請求項11記載の緩衝材の製造装置。
JP10020910A 1998-02-02 1998-02-02 緩衝材の製造方法、並びに緩衝材の製造装置 Pending JPH11216785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10020910A JPH11216785A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 緩衝材の製造方法、並びに緩衝材の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10020910A JPH11216785A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 緩衝材の製造方法、並びに緩衝材の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11216785A true JPH11216785A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12040389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10020910A Pending JPH11216785A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 緩衝材の製造方法、並びに緩衝材の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11216785A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829594A (ja) * 1971-08-18 1973-04-19
JPS63161698U (ja) * 1987-04-09 1988-10-21
JPH0285599U (ja) * 1988-12-21 1990-07-05
JPH06293361A (ja) * 1993-04-07 1994-10-21 Santomi Sangyo Kk 梱包用緩衝材の製造方法及び製造装置
JPH0858000A (ja) * 1994-08-23 1996-03-05 Nikki Kogyo Kk 段ボール紙加工方法、段ボール紙加工装置及び段ボール紙製保護材

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829594A (ja) * 1971-08-18 1973-04-19
JPS63161698U (ja) * 1987-04-09 1988-10-21
JPH0285599U (ja) * 1988-12-21 1990-07-05
JPH06293361A (ja) * 1993-04-07 1994-10-21 Santomi Sangyo Kk 梱包用緩衝材の製造方法及び製造装置
JPH0858000A (ja) * 1994-08-23 1996-03-05 Nikki Kogyo Kk 段ボール紙加工方法、段ボール紙加工装置及び段ボール紙製保護材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017013897A (ja) 段ボール箱、段ボールシートの罫線形成方法、および段ボールシートの罫線形成装置
JPH11216785A (ja) 緩衝材の製造方法、並びに緩衝材の製造装置
JP7109378B2 (ja) 材料のウェブまたはシートを切削するための切削システムおよび方法
JP3190580U (ja) 段ボール箱用シート及び段ボールシート用凹部形成具
JP5330834B2 (ja) ヒンジ蓋容器及びブランクの改良
JP3822505B2 (ja) 切裂帯付き段ボール箱及びその製造方法
IE86837B1 (en) Rotary cutting die having inserts for supporting product ejectors
JP2001322678A (ja) 包装用内装容器及びその製造方法
KR101472755B1 (ko) 탄성 복원구가 구비된 종이박스 제조장치의 펀칭기구
CN212472572U (zh) 一种圆形包装盒切割装置
JP2020011368A (ja) 段ボールシート用抜き型および段ボールシート向け打ち抜き方法
JP2003300576A (ja) 球形重量商品用支持体パッケージ
JP6482153B1 (ja) 段ボールシート用抜き型および段ボールシート向け打ち抜き方法
CN211105907U (zh) 一种纸箱圆模切版压线防弹出装置
CN213200776U (zh) 一种开启结构
US5974936A (en) Method to allow an aluminum beverage can to be recycled
CN219789422U (zh) 一种纸箱生产用高效开孔装置
JP2001261088A (ja) ファンの包装材
JP6656452B2 (ja) 段ボールシート用抜き型および段ボールシート向け打ち抜き方法
GB2443398A (en) Dust gathering device
JP3080557U (ja) 包装用緩衝材
JP6476366B1 (ja) 段ボール箱製造方法とその用具
KR200267033Y1 (ko) 포장용기 절단장치
JP2020052274A (ja) 缶用ラベル連続体、ラベル付き缶の製造方法及びラベル付き缶の梱包体の製造方法
JPH11482A (ja) 保持具つき刃物