JPH11216717A - セラミック袋管の成形用ゴム型 - Google Patents

セラミック袋管の成形用ゴム型

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JPH11216717A
JPH11216717A JP10021748A JP2174898A JPH11216717A JP H11216717 A JPH11216717 A JP H11216717A JP 10021748 A JP10021748 A JP 10021748A JP 2174898 A JP2174898 A JP 2174898A JP H11216717 A JPH11216717 A JP H11216717A
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JP
Japan
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molding
forming
rubber
pressure
rubber mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP10021748A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiko Mitsuyoshi
忠彦 三吉
Shinobu Watanabe
忍 渡辺
Masaru Suzuki
優 鈴木
Katsumi Imagawa
克巳 今川
Shigeo Maeno
茂夫 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミック袋管の乾式静水圧加圧成形に適した
成形用ゴム型を提供する。 【解決手段】底部と胴部を有するセラミック袋管を乾式
静水圧加圧成形法で成形する際、前記胴部を成形するた
めの胴部成形用ゴム型と前記底部を成形するための底部
成形用ゴム型から構成され、前記底部成形用ゴム型の内
部に中空部を有する成形用ゴム型を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナトリウム硫黄電
池に用いられるベータアルミナ管のようなセラミック袋
管を成形するための乾式静水圧加圧成形用ゴム型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】セラミック袋管の成形にはゴム型を用い
た静水圧加圧成形法が用いられ、量産性を考慮した場合
には、乾式静水圧加圧成形法が一般的に用いられてい
る。図1はセラミック袋管の成形に用いられる乾式静水
圧加圧成形装置の一般的構造を示している。図におい
て、1は胴部成形用ゴム型、2は底部成形用ゴム型、ま
た3はマンドレルである。セラミック粉末4は胴部成形
用ゴム型1,底部成形用ゴム型2及びマンドレル3で形
成される空間に充填され、上記成形用ゴム型1,2で加
圧されて、セラミック袋管が成形される。
【0003】5は圧媒シールゴムで、シールゴムホルダ
6で保持され、圧力容器7に設けた圧媒出入口71から
流入される圧力媒体によって変形し、成形用ゴム型1,
2を介して上記セラミック粉末4を加圧成形している。
なお、72は圧力容器の蓋である。また、8は上部パン
チ、9は下部パンチで、加圧成形時にセラミック粉末4
に加わる上下方向の圧力を保持している。
【0004】このような構造の成形装置においては、圧
力媒体により加わる成形圧力は胴部成形ゴム型1の半径
方向に加わり、セラミック粉末4は半径方向に圧縮され
る。一方、胴部成形ゴム型1は圧力で変形し、この変形
が底部成形ゴム型2へ伝わってこれを変形させ、上部パ
ンチ8で固定された底部成形ゴム型2により、セラミッ
ク粉末4は上下方向に圧縮される。
【0005】このように、成形圧力がセラミック粉末4
へ加わるメカニズムが半径方向と上下方向とで異なり、
一般に前者の圧力の方が大きいため、セラミック袋管成
形体の底部の成形密度が胴部の成形密度より小さくなる
という問題が発生した。この密度差は成形時のクラック
発生や焼結時の割れの原因となり、従来の方法ではセラ
ミック袋管の製造歩留まりが高くできないという欠点が
あった。
【0006】この問題は、半径方向と上下方向が同じメ
カニズムで加圧される湿式静水圧加圧成形法を用いた
り、成形時に上部パンチ8を上下方向に動かして、セラ
ミック粉末を上下方向に加圧する別の加圧機構を設けた
乾式静水圧加圧成形装置を用いれば、解決可能である
が、この場合には成形装置が複雑で、成形の量産性が悪
いという別の問題を生じた。
【0007】また、特許公開平3−126505 号公報には、
これに対する対策として、底部成形ゴム型の硬度を胴部
成形ゴム型の硬度よりも小さくする方法が提案されてい
る。しかしながら、セラミック袋管の寸法が大きくなっ
たり、長さが長くなった場合には、この方法では成形時
のクラック発生や焼結時の割れを完全に無くすことは困
難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の欠点を除き、成形の量産性が高く、セラミッ
ク袋管の成形時のクラックや焼結時の割れを防止できる
成形用ゴム型を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の成形用ゴム型は、底部と胴部を有するセラ
ミック袋管を乾式静水圧加圧成形法で成形するための成
形用ゴム型において、前記成形用ゴム型が前記胴部を成
形するための胴部成形用ゴム型と前記底部を成形するた
めの底部成形用ゴム型から構成され、前記底部成形用ゴ
ム型が内部に中空部を有することを特徴としている。ま
た、前記中空部には液体、または、気体が充填されてい
ることが望ましい。
【0010】このような構造の成形用ゴム型を一般の乾
式静水圧加圧成形装置に組み込んで成形することによ
り、成形の量産性を損なうことなく、成形時にセラミッ
ク袋管底部に加わる上下方向の圧力を制御して、成形時
のクラックや焼結時の割れを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に従って説
明する。
【0012】本発明の成形用ゴム型の構造例を図2に示
す。図において、1は胴部成形用ゴム型、2は底部成形
用ゴム型である。底部成形用ゴム型2の内部には中空部
21が設けられており、この中には水などの液体や空
気,窒素などの気体が充填されている。
【0013】このような構造の成形用ゴム型を図1に示
したような構造の乾式静水圧加圧成形装置に組み込んで
セラミック袋管を成形する場合、中空部21に液体が充
填されていれば、成形時に圧力媒体(一般に液体)から
の圧力で底部成形用ゴム型が変形し、中空部21内の液
体が圧縮されて圧力を生ずることになる。
【0014】この結果、底部成形用ゴム型が中実の場合
に比べて、成形時の加圧メカニズムが湿式静水圧加圧法
を用いた場合に近づいて、セラミック粉末4に加わる上
下方向の圧力と半径方向の圧力との差が小さくなり、セ
ラミック袋管成形体の底部と胴部の密度差が小さくなっ
て、成形時のクラックや焼結時の割れが防止できる。一
方、中空部21に気体が充填されている場合、圧力媒体
からの圧力で底部成形用ゴム型2に圧力が加わると中空
部21内の気体が弱い圧力でまず圧縮され、圧力上昇に
つれてゴムが圧縮されると共に気体がさらに圧縮され
て、セラミック粉末4の上下方向に圧力が加わり、セラ
ミック袋管が成形される。成形後、圧力媒体を圧媒出入
口71より排出して、圧力を低下させる際、中空部21
内の気体は圧力が弱くなるまで圧縮されていて、その反
作用の力で成形体の底部は上下方向に押される。
【0015】成形時のクラックの主原因は、圧力開放時
のセラミック成形体の上下方向の急激な伸び変形にある
が、この方法では、中空部21内の気体の圧力によっ
て、この伸び変形を抑え、成形時のクラック発生を阻止
できる。
【0016】具体的には、粒径約1μmのベータアルミ
ナ粉末を用い、これを水とPVAバインダと混合してス
ラリーとし、スプレドライヤで乾燥して、粒径約50〜
100μmの造粒粉を得た。次に、図1と類似の乾式静水
圧加圧成形装置を用い、図2に示した構造のシェア硬度
60〜50度のポリウレタンゴム製の成形用ゴム型にお
いて底部成形用ゴム型の中空部に水を充填したゴム型を
用いて、外形60mm,長さ500mm,肉厚約2mmのセラ
ミック袋管を成形した。
【0017】成形時においては、図1の上部パンチ8と
底部成形用ゴム型2を外して、セラミック粉末4をマン
ドレル3と胴部成形用ゴム型1の間に充填した後、底部
成形用ゴム型2と上部パンチ8をセットし、上下パンチ
8,9を固定して、圧媒出入口71より圧力媒体を流入
して、加圧した。成形後、圧力媒体を排出し、上部パン
チ8,圧力容器の蓋72,底部成形用ゴム型2,胴部成
形用ゴム型1を外して、セラミック袋管成形体を取り出
した。
【0018】この時の成形圧力は2ton/cm2、成形タク
トタイムは約3分間で、量産性良く成形でき、かつ、ク
ラックの発生は全くなかった。また、これを電気炉で焼
結した際にも割れの発生は認められず、ナトリウム硫黄
電池への使用に適したベータアルミナセラミック袋管が
得られた。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、量産性良くセラミック
袋管が成形でき、成形時のクラックや焼結時の割れ発生
が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾式静水圧加圧成形装置の構造例を示す構造
図。
【図2】本発明の成形用ゴム型の構造例を示す構造図。
【符号の説明】
1…胴部成形用ゴム型、2…底部成形用ゴム型、3…マ
ンドレル、4…セラミック粉末、5…圧媒シールゴム、
6…シールゴムホルダ、7…圧力容器、8…上部パン
チ、9…下部パンチ、21…中空部、71…圧媒出入
口、72…圧力容器の蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今川 克巳 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 協和エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 前野 茂夫 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 協和エンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部と胴部を有するセラミック袋管を成形
    するための成形用ゴム型において、前記成形用ゴム型が
    前記胴部を成形する胴部成形用ゴム型と前記底部を成形
    する底部成形用ゴム型から構成され、前記底部成形用ゴ
    ム型が内部に中空部を有することを特徴とする成形用ゴ
    ム型。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、前記中空部に液体
    が充填されていることを特徴とするセラミック袋管の成
    形用ゴム型。
  3. 【請求項3】請求項1記載において、前記中空部に気体
    が充填されていることを特徴とするセラミック袋管の成
    形用ゴム型。
  4. 【請求項4】請求項1記載において、前記成形用ゴム型
    のシェア硬度が60〜50度の範囲にあることを特徴と
    するセラミック袋管の成形用ゴム型。
JP10021748A 1998-02-03 1998-02-03 セラミック袋管の成形用ゴム型 Pending JPH11216717A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106182343A (zh) * 2016-08-17 2016-12-07 上海电气钠硫储能技术有限公司 一种钠硫电池固体电解质陶瓷管成型方法
CN112248523A (zh) * 2020-11-02 2021-01-22 山西金开源实业有限公司 等静压加压装置、干袋式等静压机及等静压压制方法

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CN106182343B (zh) * 2016-08-17 2018-11-27 上海电气钠硫储能技术有限公司 一种钠硫电池固体电解质陶瓷管成型方法
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