JPH11216557A - 鋳造用金型の型温制御方法 - Google Patents

鋳造用金型の型温制御方法

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JPH11216557A
JPH11216557A JP1895298A JP1895298A JPH11216557A JP H11216557 A JPH11216557 A JP H11216557A JP 1895298 A JP1895298 A JP 1895298A JP 1895298 A JP1895298 A JP 1895298A JP H11216557 A JPH11216557 A JP H11216557A
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heating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注湯開始時の金型の型温が低い場合であって
も、注湯を開始するのに有利な鋳造用金型の型温制御方
法を提供する。 【解決手段】金型に付設されたヒータへの電力供給量を
制御することで鋳造時における金型の温度を制御する型
温制御方法である。注湯開始時の金型の型温が第1の比
較温度よりも高い場合には、型温の測定信号を用いて金
型の型温制御を行なう。金型の型温が前記第1の比較温
度より低く、第1の比較温度より低い値に設定されてい
る第2の比較温度よりも高い場合には、ヒータに強制的
に通電して金型を強制的に加熱する。第2の比較温度よ
り低い値に設定されている警報温度よりも金型の型温が
低い場合には、注湯を行わない信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋳造用金型の型温制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋳造用金型に溶湯を注湯し凝
固させる金型鋳造においては、金型の型温制御が製品の
高品質化のためにきわめて重要である。特に注湯開始時
における金型の温度が重要であり、この温度が低いと、
溶湯の湯回り不良等の鋳造欠陥が生じるおそれがある。
【0003】鋳造用金型の温度変動の特徴としては、注
湯開始から製品取出完了までを1サイクルとしたとき、
図8の特性線Sに示すように、1サイクルにおける金型
の温度の変動巾がかなり大きい。具体的には、溶湯の注
湯開始時には金型の温度が低くても、注湯直後には短時
間のうちに金型の温度が急激に上昇する。そして、注湯
完了直後に温度のピークを迎えた後、次回の注湯開始時
まで金温の温度は低下する。鋳造サイクルの短縮化のた
めに、金型を強制的に水冷している場合には、注湯完了
後において金型の温度の低下も激しくなり、1サイクル
における金型の温度の変動巾がかなり大きくなる。
【0004】しかも金型の温度は金型の熱電対などの温
度センサにより検出されるものの、温度センサはキャビ
ティ面近傍の温度を測定しているため、注湯が実行され
ると、温度センサはみかけ上の型温の上昇を検知し易
い。そのため金型の全体の温度はあまり上昇していない
ものの、みかけ上の型温の上昇により制御回路はヒータ
をオフとする制御を行ってしまう。その結果、溶湯の湯
回り不良等の鋳造欠陥が生じるおそれがある。
【0005】また、特開平1−237070号公報で
は、金型加熱用ヒータを、金型の温度が許容範囲内であ
る場合と、許容下限値より低い場合とに分けて、制御方
法を変えてコントロ−ルするとともに、冷却水の制御も
並行して行う方法を開示している。この方法により、注
湯開始時の金型の温度が許容下限値よりも低い場合に
は、速やかに許容下限値まで温度を昇温させ、鋳造不良
を防ぐと同時に、サイクルタイムが長くなるのを防いで
いる。
【0006】また従来より、何らかの事情により鋳造の
操業を停止した場合には、金型の温度が大きく低下して
しまうのを防止するため、バックアップ用の電気ヒータ
を設け、バックアップとして電気ヒータに通電すること
もある。この場合における出力制御方法としては、電気
ヒータのONーOFF制御、電気ヒータのPID制御が
一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報技術(特
開平1−237070号公報)では、注湯が許容される
温度範囲はあまり広いものではなく、金型の型温が許容
下限値まで昇温するのを待つと、鋳造のサイクルタイム
は長くなる。鋳造のサイクルタイムが伸びるのを防ぐた
めに許容温度幅を広げると、許容温度範囲内の下限値付
近では、湯回り不良などの鋳造不良が起こるおそれが高
くなる。
【0008】また電気ヒータをバックアップ用に使用す
る場合には、注湯開始時の型温の理想温度にヒータの設
定温度を設定したとしても、ONーOFF制御の場合
は、設定温度に対するハンチングが大きくなる。PID
制御の場合には、ONーOFF制御と比較すると、設定
温度に対してハンチングが少ないコントロ−ルが可能と
なる。しかしPID制御の場合であっても、設定温度以
下で注湯を開始した場合には、電気ヒータは注湯開始時
には加熱出力状態に維持されているものの、注湯直後に
は温度が急激に上昇するため、温度センサはみかけ上の
型温の上昇を検知し、金型全体としての熱量は充分では
ないにもかかわらず、電気ヒータへの通電は極めて短時
間でカットされてしまう。従って、注湯開始時において
金型が設定温度よりもある範囲以上に低い温度で注湯し
た場合には、溶湯からの抜熱量が多く、湯廻り不良や、
堰詰まり不良等の鋳造不良が発生し易くなる。
【0009】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、注湯開始時の金型の型温が、金型の温度の測定
信号を用いて鋳造用金型の型温制御を行なう温度よりも
低い場合であっても、注湯を開始するのに有利な鋳造用
金型の型温制御方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋳造用金型
の型温制御方法は、鋳造用金型に付設されたヒータへの
電力供給量を制御することで鋳造時における金型の温度
を制御する鋳造用金型の型温制御方法であって、注湯開
始時の金型の型温が第1の比較温度よりも高い場合に
は、型温の測定信号を用いて鋳造用金型の型温制御を行
い、金型の型温が前記第1の比較温度より低く、第1の
比較温度より低い値に設定されている第2の比較温度よ
りも高い場合には、ヒータに強制的に通電して金型を強
制的に加熱し、第2の比較温度より低い値に設定されて
いる警報温度よりも金型の型温が低い場合には、注湯を
行わない信号を出力する、ことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る型温制御方法におい
ては、第1の比較温度と警報温度との間を複数の温度範
囲に区切り、より低い温度範囲ほどヒータによる強制加
熱量を多くすることができる。これにより、金型の温度
が低いほど、ヒータへの強制出力による金型への強制加
熱量を増やす。そのため、金型のより細かい温度コント
ロ−ルに有利であり、鋳造不良が起こるおそれをより低
くすることができる。
【0012】本発明に係る方法においては、鋳造用金型
としては、低圧鋳造用金型、ダイカスト用金型、高圧鋳
造用金型、重力鋳造用金型等の公知の金型を採用でき
る。本発明に係る金型に注湯される溶湯としては、アル
ミ合金などの軽合金系の溶湯を採用できるが、鉄系の溶
湯であっても良い。ヒータとは、金型の少なくとも一部
を加熱できるものを意味する。ヒータによる加熱形態と
しては、誘導加熱、発熱加熱を採用でき、場合によって
はバーナによる燃焼炎加熱を採用することもできる。
【0013】従ってヒータとしては誘導コイル、発熱線
(カートリッジヒータ、巻き線ヒータ)等を採用でき
る。誘導コイルとしては一般的には高周波用コイルを用
いるが、中周波用コイル、低周波用コイルでも良い。ヒ
ータによる金型の加熱形態としては、金型の全体を加熱
する形態でも良いし、金型のうちの一部を加熱する形態
でも良い。金型の一部としては、後述する適用例のよう
に、鋳造キャビティに対する溶湯入口通路となる堰を形
成する堰型部分を採用できる。誘導加熱の場合には、金
型の一部を急速加熱するのに有利であり、燃焼式に比較
して燃焼ガスの抑止にも有利である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
はアルミ合金鋳物を低圧鋳造する低圧鋳造方法における
金型の型温制御に適用した場合である。本実施例の型温
制御方法は、基本的にはPID制御による金型の加熱を
行いつつ、PID制御による金型の加熱では充分でない
ときに、つまり注湯開始時において金型の型温が低温の
ときには、PID制御を停止すると共に、金型の型温を
パラメータとする金型への強制加熱を行う制御技術であ
る。PID制御とは、比例動作と積分動作と微分動作と
を併有する制御形態を意味する。
【0015】図1の左部は、上記した型温制御における
各しきい値を示す。図1の左部から理解できるように、
高温側から低温側に向かうにつれて、ヒータで加熱する
金型の設定温度、比較温度1、比較温度2、比較温度
3、比較温度4、警報温度の順に規定されている。ここ
で比較温度1は、本発明に係る第1の比較温度を意味す
る。比較温度2〜比較温度4は、本発明に係る第2の比
較温度を意味する。
【0016】上記した設定温度は金型の型温の目標温度
を考慮して設定されるものであり、例えば400〜70
0℃において所定の温度に設定できる。但し必ずしもこ
の温度範囲に限定されるものではない。警報温度は金型
の温度が過剰に低温のときに警報を報知するための温度
であり、例えば、上記した設定温度よりも80〜150
℃(100℃)低い温度にできるが、必ずしもこれに限
定されるものではない。比較温度1、比較温度2、比較
温度3、比較温度4はそれぞれ、設定温度と警報温度と
の間において適宜選択できる。
【0017】本実施例に係る基本的な制御としては、型
温が設定温度になるようにヒータへの電力供給に対して
PID制御を行う。従って注湯開始時において、金型の
型温が設定温度を越えるときには、PID制御による加
熱制御が行われる(実際にはPIDの信号によりヒータ
はオフとなる)。さらに、設定温度よりも低い比較温度
1を金型の型温が高温側に越えるときにも、ヒータに対
してPID制御による加熱制御が行われる。
【0018】従って本実施例では、金型の型温が設定温
度以下であるものの、このまま鋳造を行っても鋳造不良
等の問題が基本的には発生しないと経験上判断されると
きには、つまり、金型の型温が比較温度1を越えておれ
ば、注湯を行う許容範囲の温度であるとみなし、ヒータ
に対してPID制御による加熱制御を行う。換言すれ
ば、本実施例では許容範囲とは、設定温度以下であるも
のの、このまま鋳造を行っても鋳造不良等問題が基本的
には発生しない金型の温度を意味する。
【0019】本実施例では、注湯開始時における金型の
型温が許容範囲以下の場合であれば、ヒータに対して、
予め設定された強制加熱処理のパターンに従い電力供給
量を強制的に出力し、金型を強制加熱する。これにより
サイクリックに鋳造を継続している時の金型の温度分布
に金型の型温を近似させ、鋳造不良を回避、低減させ
る。
【0020】温度センサで測定した金型の型温とヒータ
による金型の設定温度とを比較し、図1に示すように、
測定した金型の型温が、設定温度<金型の型温の関係で
あれば、金型の測定信号に基づいてPID制御がヒータ
に対して実行される。なおPID制御は加熱時間で制限
しない。また図1に示すように、比較温度1<金型の型
温≦設定温度の関係であれば、同様に、型温の測定信号
に基づいてPID制御がヒータに対して実行される。
【0021】図1に示すように、測定した金型の型温
が、比較温度2<金型の型温≦比較温度1の関係であれ
ば、PID制御よりも加熱量が大きい強制加熱処理P1
をヒータに対して実行する。強制加熱処理P1の実行回
数は、1回の注湯あたり1回を予定している。強制加熱
処理P1の加熱時間はT1とし、強制加熱処理P1を行
うまでの遅延時間をD1とする。
【0022】また図1に示すように、測定した金型の型
温が、比較温度3<金型の型温≦比較温度2の関係であ
れば、ヒータに対して強制加熱処理P2を実行する。強
制加熱処理P2の実行回数は、1回の注湯あたり1回を
予定している。強制加熱処理P2の加熱時間はT2と
し、強制加熱処理P2を行うまでの遅延時間をD2とす
る。
【0023】測定した金型の型温が、比較温度4<金型
の型温≦比較温度3の関係であれば、ヒータに対して強
制加熱処理P3を実行する。強制加熱処理P3の実行回
数は、1回の注湯あたり1回を予定している。強制加熱
処理P3の加熱時間はT3とし、強制加熱処理P3を行
うまでの遅延時間をD3とする。また図1に示すよう
に、測定した金型の型温が、警報温度<金型の型温≦比
較温度4の関係であれば、ヒータに対して強制加熱処理
P4を実行する。強制加熱処理P4の実行回数は、1回
の注湯あたり1回を予定している。強制加熱処理P4の
加熱時間はT4とし、強制加熱処理P4を行うまでの遅
延時間をD4とする。
【0024】また図1に示すように、測定した金型の型
温が、金型の型温≦警報温度の関係であれば、型温が過
剰に低温であるため鋳造に不適当であり、従ってヒータ
への出力をオフとするとともに、警報信号及び鋳造不可
信号を出力し、注湯を停止する。ここで強制加熱処理P
1の強制出力量つまり強制加熱量は、PID制御による
加熱量よりも大きい。
【0025】また、強制加熱処理P1〜P4の強制出力
量、つまり強制加熱量を比較すると、図1(1)に示す
ように本実施例では、強制加熱処理P1≦強制加熱処理
P2≦強制加熱処理P3≦強制加熱処理P4とされてい
る。上記した強制加熱処理P1〜P4による強制加熱量
によって、金型は設定温度またはその設定温度付近に昇
温するようになっている。
【0026】また本実施例では、強制加熱処理P1〜P
4による加熱時間T1〜T4を比較すると、図1(2)
に示すように加熱時間T1≦加熱時間T2≦加熱時間T
3≦加熱時間T4とされている。また本実施例では、所
定の基準時刻(例えば注湯開始時刻または温度判定時刻
など)から強制加熱処理P1〜P4を開始するまでの実
質的な遅延時間D1〜D4を比較すると、遅延時間D1
≧遅延時間D2≧遅延時間D3≧遅延時間D4とされて
いる。なお遅延時間D4は金型の種類、注湯する溶湯量
等の要因に応じて適宜選択するものの、例えばD4≧0
秒にできる。
【0027】上記した強制加熱処理で金型に供給される
強制加熱量と、各比較温度との関係の一例を、図2の特
性線Xに示す。図2の特性線Xに示すように、金型の型
温が低温側に移行するにつれて、強制加熱処理P1〜P
4における強制加熱量を増大することが好ましい。図3
は本実施例に係る低圧鋳造工程における基本的な動作流
れを示す。この低圧鋳造機は1ショット起動タイプのも
のであり、作業者が起動スイッチを操作することにより
金型の型閉じ及び注湯が行われる。ステップS1では低
圧鋳造機の起動スイッチがONか判定する。起動スイッ
チがONであれば、ステップS3で金型の型閉じを行
い、ステップS5で溶湯貯留容器内のアルミ溶湯の液面
をガス加圧して注湯を開始する。これにより金型の鋳造
キャビティに溶湯が充填される。
【0028】ステップS7で溶湯貯留容器の排気を行
い、これにより金型の鋳造キャビティ以外に装填されて
いる余剰の溶湯を溶湯貯留容器内に戻す。ステップS9
で金型の型開きを行い、ステップS11で鋳造された製
品の取り出しを行い、その後ステップS1にリターンす
る。ステップS1において起動スイッチがONであれ
ば、上記した操作を繰り返す。ONでなければ、ステッ
プS1からステップS13に進み、鋳造を停止するスト
ップ処理を行う。
【0029】図4及び図5は、金型を加熱するヒータへ
の電力供給量を制御する制御回路のCPUが実行する加
熱制御処理のフローチャートを示す。図4においてステ
ップS102でレジスタなどを初期設定する。ステップ
S104でPID制御におけるヒータの設定温度、強制
加熱処理P1〜P4の諸条件を設定する。ステップS1
06で金型を加熱するヒータを起動させるヒータ起動ス
イッチがONか否か判定する。ステップS106におい
てNOであれば、ステップS108でヒータに対する出
力をオフとし、ステップS110でストップ処理を行
い、終了する。
【0030】ステップS106においてYESであれ
ば、ステップS118に進み、金型の測温部分の型温を
検出する温度検出を行う。更にステップS120に進
み、型温の測定信号に基づいてヒータに対してPID制
御を行う。これにより金型の温度が設定温度となるよう
にヒータへの電力供給量がPID制御される。ステップ
S122で、注湯開始のためのトリガー信号ともなる金
型の型閉じ信号を受け付けたか否か判定する。
【0031】受け付けておれば、ステップS124に進
み、設定温度と金型の型温とを比較して、(設定温度<
金型の型温)の関係を満たすか否か判定する。YESで
あれば、型温は適温領域またはそれに近い領域であるた
め、強制加熱処理を実行するまでもない。よってステッ
プS106にリターンし、ステップS118、ステップ
S120を経て、型温の測定信号に基づいてヒータに対
してPID制御を続ける。
【0032】ステップS124で比較した結果がNOで
あれば、型温は低温気味である。よってステップS12
6に進み、比較温度1と金型の型温とを比較して、(比
較温度1<金型の型温)の関係を満たすか否か判定す
る。YESであれば、ステップS106にリターンし、
ステップS118、ステップS120を経て、型温の測
定信号に基づいてヒータに対してPID制御を続ける。
【0033】換言すれば、比較温度1は、ヒータに対し
てPID制御による加熱を継続するか否かのしきい値と
なる。従って比較温度1は、PID制御による加熱を継
続して良い許容範囲の下限値となる。ステップS126
で比較した結果がNOであれば、ステップS126から
ステップS130に進み、比較温度1よりも低温の比較
温度2と金型の型温とを比較して、(比較温度2<金型
の型温)の関係を満たすか否か判定する。YESであれ
ば、PID制御で加熱するよりも加熱量が大きい強制加
熱処理P1をヒータに対して開始する。
【0034】このとき本実施例ではヒータに対してきめ
細かい制御を行うため、強制加熱処理P1をタイマ制御
する。すなわち、ステップS130からステップS13
2に進み、低圧鋳造におけるガス加圧を行う加圧信号を
受け付けるまで待機する。つまり、金型への注湯が開始
される時刻まで待機する。ステップS132においてY
ESであれば、ステップS134で遅延タイマのカウン
トを開始し、ステップS136で遅延タイマが時間D1
カウントアップしたか否か判定する。つまり注湯開始か
ら遅延時間D1ぶん、強制加熱処理P1を遅延させて開
始する。従ってステップS134、S136は、強制加
熱処理P1を時間D1遅延させて実行する強制加熱遅延
手段として機能する。
【0035】遅延タイマがカウントアップすれば、ステ
ップS136からステップS138に進み、強制加熱処
理P1を開始する。そしてステップS140で終了用の
加熱タイマのカウントを開始する。ステップS142で
加熱タイマが時間T1カウントアップしたか否か判定す
る。時間T1カウントアップすれば、型温が適温領域に
到達したとみなし、ステップS144で強制加熱処理P
1を終了し、ステップS106にリターンする。
【0036】ステップS130で比較した結果がNOで
あれば、型温がやや低温であるため、ステップS130
からステップS160に進み、比較温度2よりも低温の
比較温度3と金型の型温とを比較して、(比較温度3<
金型の型温)の関係を満たすか否か判定する。YESで
あれば、強制加熱処理P1よりも強制加熱量が大きい強
制加熱処理P2をヒータに対して開始する。本実施例で
はきめ細かい加熱制御を行うため、強制加熱処理P2を
前述同様にタイマ制御する。すなわち、ステップS16
0からステップS162に進み、低圧鋳造におけるガス
加圧を行う加圧信号が受付けられるまで待機する。つま
り、注湯が開始される時刻まで待機する。次に、ステッ
プS164で遅延タイマのカウントを開始し、ステップ
S166で遅延タイマが時間D2カウントアップしたか
否か判定する。つまり遅延時間D2ぶん、強制加熱処理
P2を遅延させて開始する。
【0037】遅延タイマが時間D2カウントアップすれ
ば、ステップS168に進み、強制加熱処理P2を開始
する。従ってステップS164、S166は、強制加熱
処理P2を時間D2遅延させて実行する強制加熱遅延手
段として機能する。次にステップS170で加熱タイマ
のカウントを開始する。ステップS170で加熱タイマ
が時間T2カウントアップしたか否か判定する。加熱タ
イマが時間T2カウントアップすれば、型温が適温領域
に到達したとみなし、ステップS174で強制加熱処理
P2を終了し、ステップS106にリターンする。
【0038】ステップS160においてNOであれば、
型温は更に低温であるため、ステップS160からステ
ップS182に進み、比較温度3よりも低温の比較温度
4と金型の型温とを比較して、(比較温度4<金型の型
温)の関係を満たすか否か判定する。YESであれば、
強制加熱処理P2よりも強制加熱量が大きい強制加熱処
理P3をヒータに対して開始する。本実施例ではきめ細
かい加熱制御を行うため、強制加熱処理P3をタイマ制
御する。すなわち、ステップS180からステップS1
82に進み、前述同様に、低圧鋳造におけるガス加圧を
行う加圧信号が出力されるまで待機する。つまり、注湯
が開始される時刻まで待機する。次にステップS186
で遅延タイマが時間D3カウントアップすれば、ステッ
プS186からステップS188に進み、強制加熱処理
P3を開始する。つまり注湯開始から遅延時間D3ぶ
ん、強制加熱処理P3を遅延させて開始する。従ってス
テップS184、S186は、強制加熱処理P3を時間
D3遅延させて実行する強制加熱遅延手段として機能す
る。次にステップS190で加熱タイマのカウントを開
始する。ステップS192で加熱タイマが時間T3カウ
ントアップしたか否か判定する。加熱タイマがカウント
アップすれば、型温が適温領域に到達したとみなし、ス
テップS194で強制加熱処理P3を終了し、ステップ
S106にリターンする。
【0039】ステップS180においてNOであれば、
型温はかなり低温であるため、ステップS180からス
テップS200に進み、比較温度4よりも低温の警報温
度と金型の型温とを比較して、(警報温度<金型の型
温)の関係を満たすか否か判定する。YESであれば、
強制加熱処理P3よりも強制加熱量が大きい強制加熱処
理P4をヒータに対して実行する。本実施例ではきめ細
かい加熱制御を行うため、強制加熱処理P4をタイマ制
御する。すなわち、ステップS200からステップS2
02に進み、前述同様に、低圧鋳造におけるガス加圧を
行う加圧信号が出力されるまで待機する。つまり、注湯
が開始される時刻まで待機する。次に、ステップS20
4で遅延タイマのカウントを開始し、ステップS206
で遅延タイマが時間D4カウントアップしたか否か判定
する。遅延タイマがカウントアップすれば、ステップS
206からステップS208に進み、強制加熱処理P4
を開始する。つまり遅延時間D4ぶん、強制加熱処理P
4を遅延させて開始する。従ってステップS204、S
206は、強制加熱処理P4を時間D3遅延させて実行
する強制加熱遅延手段として機能する。次にステップS
210で加熱タイマのカウントを開始する。ステップS
212で加熱タイマが時間T4カウントアップしたか否
か判定する。加熱タイマがカウントアップすれば、型温
が適温領域に到達したとみなし、ステップS214で強
制加熱処理P4を終了し、ステップS106にリターン
する。
【0040】ステップS200においてNOであれば、
鋳造するには金型の型温が低温過ぎるため、何らかの異
常が発生しているおそれがある。そのため、ステップS
220に進み警報信号を出力し、ステップS222で注
湯を行わない鋳造不可信号を低圧鋳造機に出力し、ステ
ップS224でヒータへの出力をオフとする。さらにス
テップS226に進み、異常が解消してリセット状態と
なるまで待機する。異常が解消すれば、ステップS22
6からステップS106にリターンする。
【0041】なお前記した遅延タイマ及び加熱タイマ
は、ソフトウェアタイマまたはタイマICで構成でき
る。図6はヒータに対するPID制御(ステップS12
0)のサブルーチンのフローチャートを示す。ステップ
S300では、温度センサで測定した型温の測定信号に
基づいて求められた現在の型温が所定温度(=ヒータの
設定温度)よりも低温か否か判定する。NOであれば、
ヒータにより金型を加熱するまでもないため、ステップ
S380に進み、ヒータをオフとする。YESであれ
ば、ヒータにより金型を加熱する必要があるため、ステ
ップS310に進み、現在の型温と設定温度との間の偏
差ε(偏差ε=設定温度−現在の型温)を求める。ステ
ップS320では、前回までの偏差累積値に今回の偏差
を加えることにより、偏差累積値(∫εdt)を求める。
ステップS330では、今回の偏差と前回の偏差との差
(dε/dt)を求める。ステップS340では、上記した
偏差などに基づいて、ヒータへの電力供給に対する操作
量を求める。ステップS350では、操作量をヒータ駆
動回路に出力する。これによりヒータにより金型は適温
領域に加熱される。
【0042】ここで操作量は次式で求めた。 操作量=[Kp×ε]+[Ki×(∫εdt)]+[Kd×(dε
/dt)] なおKpは比例動作の定数、Kiは積分動作の定数、Kdは微
分動作の定数をそれぞれ意味する。PID制御では、偏
差εが大きいほど、[Kp×ε]の量が大きくなり、比例
動作が大きくなる。積分動作により、残留偏差を解消し
易い。型温の急激な変動があったときには、(dε/dt)
の量が大きくなるため、微分動作量が大きくなる。
【0043】(他の実施例)上記した実施例では遅延時
間D1〜D4を所定値に規定しているものの、鋳造の形
態、注湯量、製品の種類などによっては、遅延時間D1
〜D4は0秒とすることもできる。上記した実施例で
は、比較温度1〜比較温度4のように、設定温度以下の
温度領域を4水準に区切っているが、これに限らず、使
用条件などに応じて任意の数の水準(例えば5水準、6
水準、7水準あるいはそれ以上)に区切っても良い。
【0044】また本実施例では、比較温度の水準数を予
め4個に任意に設定し、各水準に対応する強制加熱処理
P1〜P4ごとに、ヒータに対する加熱出力値、加熱時
間T1〜T4、遅延時間D1〜D4等を固定値として割
り付けている。しかしこれに限らず、ヒータに対する加
熱出力値、加熱時間T1〜T4、遅延時間D1〜D4等
を、比較温度1〜警報温度間で金型の型温を変数とする
関数として定義することも可能である。即ち、強制加熱
処理P1の電力供給値=関数f1(型温)、遅延時間T
1=関数f2(型温)、加熱時間T2=関数f3(型
温)のようである。
【0045】(適用例)図7は、上記した制御を実行し
得る代表的な鋳造方法である低圧鋳造工程に適用した例
を示す。図7に示すように、密閉室10をもつ溶湯貯留
容器11のアルミ系の溶湯Wには、縦方向に延設された
耐火物製の浸漬管12の下部が浸漬されている。溶湯貯
留容器11の上方のベース11sには、低圧鋳造用の金
型13が配置されている。
【0046】金型13は鋼系、耐熱鋼系の鉄系材料であ
り、鋳造キャビティ13dを区画する上型13a、中型
13b、下型13cと、鋳造キャビティ13dに連通す
る堰通路13eを区画する筒形状をなす堰型13fとで
構成されている。堰型13fは、誘導加熱し得るように
所定の比透磁率をもつ鋼系、耐熱鋼系の鉄系材料で形成
されている。
【0047】上記のような低圧鋳造では、溶湯入口とな
る堰型13fの温度が製品の品質に大きな影響を与え
る。従って、堰型13f付近には、測温手段としての温
度センサ19(例えば熱電対)が装備されており、温度
センサ19で検出した堰型13f付近の温度の測定信号
を、信号線19c及びインターフェース24を介して制
御回路22に入力している。
【0048】下型13cには、複数個のリング状の冷却
水用通路13hがほぼ同軸的に埋設されている。堰型1
3fの外側を包囲するように、堰型13fに対してほぼ
同軸的に、ヒータとして機能する誘導コイル20が配置
されている。誘導コイル20には、コイル駆動回路2
1、コイル駆動回路21を制御する制御回路22が接続
されている。
【0049】所定の周波数(例えば10〜40kHz)
をもつ交流の電流が誘導コイル20に通電されると、交
番磁界が生じる。よって、鋼系材料で形成された筒形状
の堰型13fに渦電流が発生し、堰型13fは誘導加熱
される。誘導加熱を利用すれば、鋳造キャビティ13d
への入口通路を形成する堰型13fを集中的に急速加熱
でき、溶湯の湯回り不良、堰詰まりなどを抑えるのに有
利となる。
【0050】本例では、誘導加熱される堰型13fの型
温は、一般的には、堰型13fを構成する鋼系材料の磁
気キュリー点を越えないように設定されている。磁気キ
ュリー点を越えると、堰型13fを構成する鋼系材料の
比透磁率が大きく変化し、制御則の変化を招来するおそ
れがあるからである。加圧信号にも基づいてガス供給装
置30が駆動する。よって、ガス供給装置30から、エ
アやアルゴンガスなどのガスが通路30pを経て密閉室
10に送給される。すると、密閉室10内が増圧するた
め、溶湯貯留容器11の溶湯Wの液面W1が加圧され
る。従って、溶湯貯留容器11の溶湯Wは浸漬管12の
通路をゆっくりと低速度で上昇する。更に、溶湯Wは耐
火物製の中スリーブ12x、中スリーブ12xの上方に
配置されている堰型13fの堰通路13eを上昇し、金
型13の鋳造キャビティ13dに注湯される。このよう
な低圧鋳造では1回の鋳込みあたりの注湯時間は、製品
の種類にもよるが、一般的には10〜60秒程度、15
〜25秒程度である。
【0051】本例では一般的には、堰型12f及び浸漬
管12を溶湯が通過している間、堰型12fを強制的に
加熱する処理が実行される。本例では、ヒータとして機
能する誘導コイル20に通電する高周波電流の周波数と
しては、強制加熱処理P1における周波数をf1、強制
加熱処理P2における周波数をf2、強制加熱処理P3
における周波数をf3、強制加熱処理P4における周波
数をf4とすれば、f1≦f2≦f3≦f4とされてい
る。
【0052】金型13の堰型13fの型温が低温になる
ほど、誘導コイル20に通電する高周波電流の周波数が
高くなれば、誘導加熱の際に、堰型13fの堰通路13
eを形成する表層を集中加熱する表皮効果性を高め得
る。よって、堰通路13eを通過する溶湯に直接触れる
堰型13fの表層を集中的に且つ急速に加熱するのに有
利となり、湯回り不良などの鋳造不良の低減に有利とな
る。
【0053】上記した例では、ヒータとして機能する誘
導コイル20への電力供給により堰型13fを誘導加熱
するが、上型13a、中型13b、下型13cにはヒー
タが付設されていない。しかし必要に応じて、上型13
a、中型13b、下型13cの少なくとも一方にヒータ
を付設し、図1〜図6に示す上記した加熱制御と同様な
加熱制御を実行することもできる。
【0054】またPID制御に代えて、比例動作を行う
P制御、または、比例動作及び積分動作を行うPI制御
にしても良い。 (付記) 上記した記載から次の技術的思想も把握できる。 ・金型を強制的に加熱する処理は、型温が第1の比較温
度よりも低いときにおいて、金型の型閉じごと(1回の
注湯ごとに)に、注湯している間において実行される請
求項1,2に記載の型温制御方法。 ・縦方向に延設された浸漬管の下部を溶湯に浸漬させた
状態で溶湯の液面を加圧することにより、溶湯が浸漬管
を上昇して金型の鋳造キャビティに低速度で注湯される
低圧鋳造において、浸漬管を溶湯が通過している間、金
型を強制的に加熱する処理を実行する請求項1,2に記
載の型温制御方法。 ・金型のうち強制加熱される部位は、溶湯が鋳造キャビ
ティに注入される溶湯入口通路を形成する型部分である
請求項1,2に記載の型温制御方法。
【0055】
【発明の効果】請求項1に係る制御方法によれば、金型
の温度が低い場合には、ヒータに対して強制出力を行っ
て金型を強制加熱するため、金型の温度の測定信号に基
づいて金型の型温制御を行う下限値よりも金型の型温が
低い場合であっても、注湯を開始することができる。す
なわち、注湯可能な許容下限値が広がる。
【0056】また、請求項2に係る制御方法によれば、
金型の温度が低いほど、ヒータに対する強制出力を増加
し、金型への強制加熱量を増加するため、より細かい温
度コントロ−ルが行え、鋳造不良が起こるおそれをより
低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】しきい値と型温条件と加熱形態との関係を示す
表図である。
【図2】しきい値と強制加熱処理の加熱量との関係の一
例を示すグラフである。
【図3】低圧鋳造装置の動作フローチャートである。
【図4】ヒータの加熱制御のフローチャートである。
【図5】ヒータの加熱制御のフローチャートである。
【図6】ヒータのPID制御のフローチャートである。
【図7】適用例に係り、低圧鋳造をする形態を模式的に
示す断面図である。
【図8】従来技術に係り、金型の型温の変動を模式的に
示すグラフである。
【符号の説明】
図中、12は浸漬管、13は金型、13fは堰型、19
は温度センサ、20は誘導コイル(ヒータ)、21はコ
イル駆動回路、22は制御回路を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造用金型に付設されたヒータへの電力供
    給量を制御することで鋳造時における金型の温度を制御
    する鋳造用金型の型温制御方法であって、 注湯開始時の金型の型温が第1の比較温度よりも高い場
    合には、型温の測定信号を用いて鋳造用金型の温度制御
    を行い、 金型の型温が前記第1の比較温度より低く、第1の比較
    温度より低い値に設定されている第2の比較温度よりも
    高い場合には、ヒータに強制的に通電して金型を強制的
    に加熱し、 前記第2の比較温度より低い値に設定されている警報温
    度よりも金型の型温が低い場合には、注湯を行わない信
    号を出力する、 ことを特徴とする鋳造用金型の型温制御方法。
  2. 【請求項2】第1の比較温度と警報温度との間を複数の
    温度範囲に区切り、より低い温度範囲ほどヒータによる
    強制加熱量を多くすることを特徴とする請求項1に記載
    の鋳造用金型の型温制御方法。
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