JPH11216520A - パネルベンダ - Google Patents

パネルベンダ

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Publication number
JPH11216520A
JPH11216520A JP1875598A JP1875598A JPH11216520A JP H11216520 A JPH11216520 A JP H11216520A JP 1875598 A JP1875598 A JP 1875598A JP 1875598 A JP1875598 A JP 1875598A JP H11216520 A JPH11216520 A JP H11216520A
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JP
Japan
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work
distance sensor
bend beam
bending
angle
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Application number
JP1875598A
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English (en)
Inventor
Takaharu Inoue
貴治 井上
Hiroshi Onari
弘史 大成
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルベンダにおいて、ワークの曲げ角度を
自動的に測定しながら、該ワークが所定の角度に曲げら
れるようにベンドビームの駆動軸を制御することによ
り、ワークの加工効率を向上させることにある。 【解決手段】 ワークWを挟持するトップダイ31とボ
トムダイ32、挟持されたワークWに曲げ加工を施すベ
ンドビーム33、加工中のワークWの曲げ角度xを測定
する角度測定部51Aを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパネルベンダ、特に
ワークの曲げ角度を自動的に測定しながら、該ワークが
所定の角度に曲げられるようにベンドビームの駆動軸を
制御するようにしたパネルベンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワークを自動的に折り曲げる
ことにより、製品を大量に生産する場合には、しごき折
曲げ加工機と称されるパネルベンダが使用されている。
【0003】このパネルベンダは、例えば図11に示す
構成を有し、トップダイ31とボトムダイ32によりワ
ークWを挟み、逆曲げ金型33Aと正曲げ金型33Bを
有するベンドビーム33を上下に旋回移動することによ
り、該ワークWを折り曲げる。
【0004】ベンドビーム33の上下方向駆動手段は、
駆動軸であるD軸21、該D軸21を回転させるサーボ
モータm、及び該D軸21とベンドビーム33を連結す
る連結部材44により構成されている。
【0005】この構造により、例えば、トップダイ31
とボトムダイ32に挟持されたワークWに対して、正曲
げ金型33Bにより曲げ加工を行う場合には、次の動作
を行う。
【0006】即ち、サーボモータmに所定のバルス信号
Pを与えると、D軸21が回転するので、連結部材44
を介してベンドビーム33を上昇させることができ、正
曲げ金型33BによりワークWを上方に折り曲げる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ワー
クWを所定の角度に曲げる場合には、D軸21を回転さ
せる必要があり、D軸21を回転させるには、サーボモ
ータmに与えるパルス信号Pの数を知る必要がある。
【0008】例えば、ワークWを90°に曲げる場合に
は、D軸21をθ90°に曲げる必要があり、そのために
サーボモータmに与えるパルス信号Pの個数は、N90°
である。
【0009】しかし、このようなD軸21の位置決め量
θ90°(パルス個数N90°)を求める場合、従来は、曲
げ角度90°が得られるまで、ワークWを何回もベンド
ビーム33で曲げ、その都度ワークWを機械から取り出
して、プロトラクタにより角度を測定し、該ワークWの
角度が90°になったかどうかを確認していた。
【0010】即ち、先ず、トップダイ31とボトムダイ
32でワークWを挟み、サーボモータmを駆動してD軸
21を回転させ、ベンドビーム33を上下動させること
により、ワークWを曲げ加工し、次に、トップダイ31
を上昇させて、ワークWを外し、そのワークWの曲げ角
度をプロトラクタで測定する。
【0011】そして、例えば95°しかワークWが曲が
っていない場合には、上記の動作を繰り返し、曲げ角度
が90°になるまで、何度も同じ動作を繰り返す。
【0012】換言すれば、従来は、ワークWの曲げ角度
と、その場合のベンドビーム33の位置決め量とを、い
ずれも人為的に測定していた。
【0013】しかし、このような人為的な測定では、工
数が多くなり、また最初にどの程度ベンドビーム33を
位置決めしたらよいかわからない等作業が煩わしく、作
業能率が悪くなり、ひいてはワークWの加工効率の低下
を招来することは、明らかである。
【0014】本発明の目的は、パネルベンダにおいて、
ワークの曲げ角度を自動的に測定しながら、該ワークが
所定の角度に曲げられるようにベンドビームの駆動軸を
制御することにより、ワークの加工効率を向上させるこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、図1〜図6に示すように、ワークWを挟
持するトップダイ31とボトムダイ32、挟持されたワ
ークWに曲げ加工を施すベンドビーム33、加工中のワ
ークWの曲げ角度xを測定する角度測定部51Aを有す
ることを特徴とするパネルベンダという技術的手段を講
じている。
【0016】上記本発明の構成によれば、トップダイ3
1とボトムダイ32でワークWを挟んだままで、ベンド
ビーム33で加工中の曲げ角度xを、角度測定部51A
により自動的に測定できる。
【0017】従って、角度測定部51Aからの出力信号
S3(図7)を、例えば制御部51Bに入力すれば、ワ
ークWが所定の角度に曲げられるようにベンドビーム3
3の駆動軸21を制御できる。
【0018】このため、ワークWの曲げ角度xの測定か
ら、その場合のベンドビーム33の位置決め量θの設定
までが一貫して自動的に行われるようになるので、従来
の人為的作業が無くなり、ワークの加工効率は、以下に
述べるように大幅に向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の第1
実施形態を示す図であり、参照符号1は距離センサ、2
は台座、3は下部フレーム、9はL字型ブラケット、3
1はトップダイ、32はボトムダイ、33はベンドビー
ム、34はふところ部、35は開口部である。
【0020】図示するパネルベンダは、既述したよう
に、ベンドビーム33を上下に旋回移動しながらワーク
Wに曲げ加工を施すしごき曲げ加工機であり、該ベンド
ビーム33は、連結部材44を介して駆動軸であるD軸
21(図7)に結合されている。
【0021】図示する例では、トップダイ31とボトム
ダイ32に挟まれたワークWが、ベンドビーム33の正
曲げ金型33Bにより、スプリングバック量δを見込ん
で90°に曲げ加工される場合が示されている。
【0022】上記ベンドビーム33の後方の下部フレー
ム3には、台座2上にL字型ブラケット9が固定され、
該L字型ブラケット9には、距離センサ1が取り付けら
れている。
【0023】距離センサ1は、上下に配置された第1距
離センサ1Aと第2距離センサ1Bにより構成されてい
る。
【0024】第1距離センサ1Aと第2距離センサ1B
は、例えばレーザセンサであり、レーザ光Tを発射し、
ベンドビーム33の開口部35を介して、この発射光T
をワークWに当てると共に、反射光Rを受光し、電気信
号S1、S2(図7)に変換する。
【0025】また、この距離センサ1は、図示するよう
に(図1(B))、長手方向(X軸方向)に沿って、中
央部(機械センタ)と左端部と右端部の3箇所に設けら
れ、後述する角度検出部51A1(図7)により、ワー
クWの3点の角度A、B、C(図5)を検出すると共
に、制御部51B(図7)により、A=B=Cとなるよ
うに、ベンドビーム33の中央と左右の変化の調整(ク
ラウニング機構による)を行う。これにより、通り精度
を向上させることができる(図5)。
【0026】このような距離センサ1において(図1
(A))、第1距離センサ1AとワークWとの距離をL
1、第2距離センサ1BとワークWとの距離をL2とす
ると、L1、L2は、次式で表される。
【0027】 L1=(C×τ1)/2・・・・・・・・ L2=(C×τ2)/2・・・・・・・・ ただし、Cは光速、τ1とτ2は、第1距離センサ1A
と第2距離センサ1Bからそれぞれレーザ光Tを発射し
てから反射光Rを受光するまでの時間、即ちレーザ光の
往復時間である。
【0028】このL1、L2を計測できれば、図6に示
すように、ワークWを角度xに曲げる場合のベンドビー
ム33を押し込むときのスプリングバック量δは、ta
nδ=(L1−L2)/aで表されるから、 δ=tan-1{(L1−L2)/a}・・・・・・・ ただし、aは、第1距離センサ1Aと第2距離センサ1
Bの上下方向の間隔である。
【0029】従って、例えばワークWをx=90°に曲
げる場合には、角度検出部51A1が(図7)上記式
に基づいてスプリングバック量δを検出し、その検出信
号S3を制御部51Bが監視しつつ、所定のスプリング
バック量δ90°を見込んでベンドビーム33を一旦押し
込んだ後、後退させることにより、δ=0°(L1=L
2)となるように、該ベンドビーム33を制御する。
【0030】図2は、本発明の第2実施形態を示す図で
あり、下部フレーム3上において、中央の距離センサ1
だけを固定し、左右の距離センサ1をX軸方向に移動自
在としたものである。
【0031】即ち、左右の距離センサ1のL字型ブラケ
ット9を、ガイド5を介して台座2上に滑り結合させる
と共に、ボールねじ4と螺合させる。
【0032】このボールねじ4には、従動プーリ6が取
り付けられ、該従動プーリ6と駆動プーリ7にはベルト
8が巻回され、駆動プーリ7は、モータMの回転軸12
に取り付けられている。
【0033】この構成により、モータMを駆動すると、
該モータMの回転運動が駆動プーリ7とベルト8と従動
プーリ6を介して、ボールねじ4に伝達され、左右の距
離センサ1が移動可能となり、ワークWの曲げ長さに対
応できるようになっている。
【0034】図3は、本発明の第3実施形態を示す図で
あり、ベンドビーム33のふところ部34に、距離セン
サ1を1個だけX軸方向に移動可能に取り付けたもので
ある。
【0035】箱型ブラケット10に、既述した第1距離
センサ1Aと第2距離センサ1Bから成る距離センサ1
を取り付け、該箱型ブラケット10を、ガイド5を介し
てふところ部34に滑り結合させると共に、ボールねじ
11と螺合させる。
【0036】このボールねじ11は、X軸方向に延びて
おり、左端が軸受14に支持され、右端が軸受14に支
持されていると共に、該右端には、従動プーリ6が取り
付けられている。
【0037】従動プーリ6には、駆動プーリ7との間で
ベルト8が巻回され、駆動プーリ7が取り付けられてい
るモータMの回転軸12は、軸受13に支持されてい
る。
【0038】この構成により、モータMを駆動すると、
該モータMの回転運動が駆動プーリ7とベルト8と従動
プーリ6を介して、ボールねじ11に伝達され、距離セ
ンサ1がX軸方向に移動する。
【0039】これにより、1個の距離センサ1で複数箇
所、例えば3箇所の曲げ角度(図5)を測定できると共
に、ふところ部34に距離センサ1を取り付けたことか
ら、ベンドビーム33には、レーザ光が通過する開口部
35を設ける必要がないというという利点がある。
【0040】図4は、本発明の第4実施形態を示す図で
あり、ベンドビーム33のふところ部34に3個の距離
センサ1を設け、中央の距離センサ1だけを固定し、左
右の距離センサ1をX軸方向に移動自在としたものであ
る。
【0041】即ち、左右の距離センサ1の箱型ブラケッ
ト10を、ガイド5を介してふところ部34上に滑り結
合させると共に、ボールねじ11と螺合させる。
【0042】このボールねじ11は、図示するように、
それぞれの内側が軸受15に、外側が軸受14に支持さ
れている。
【0043】両ボールねじ11の外側端部には、従動プ
ーリ6が取り付けられ、該従動プーリ6と駆動プーリ7
にはベルト8が巻回され、駆動プーリ7が取り付けられ
ているモータMの回転軸12は、軸受け13に支持され
ている。
【0044】この構成により、モータMを駆動すると、
該モータMの回転運動が駆動プーリ7とベルト8と従動
プーリ6を介して、ボールねじ11に伝達され、左右の
距離センサ1が移動可能となり、ワークWの曲げ長さに
対応できるようになっている。
【0045】この場合も、図3と同様に、ベンドビーム
33には、レーザ光が通過する開口部35を設ける必要
がないというという利点がある。
【0046】図7は、本発明を実施するための回路構成
図であり、既述した距離センサ1にCPU51が接続さ
れ、該CPU51は、角度測定部51Aの一部である角
度検出部51A1と、該角度検出部51A1からの検出
信号S3に基づいてベンドビーム33のD軸21を制御
する制御部51Bにより構成され、データベース50か
ら所定の目標値を読み込むことにより、動作する(図
8、図9)。
【0047】このうち、角度検出部51A1は、距離セ
ンサ1からの信号S1、S2に基づき、式と式に従
ってL1、L2を計測すると共に、式に従ってスプリ
ングバック量δを検出し、ベンドビーム33により加工
中のワークWの曲げ角度を検出する。
【0048】制御部51Bは、前記角度検出部51A1
からの検知信号S3に基づいて、NC52に制御信号S
4を送信し、ワークWが所定の角度xに曲げられるよう
に、NC52を介してベンドビーム33のD軸21を制
御する。
【0049】例えば、ワークWを角度xに曲げる場合の
D軸21の回転角がθのときは、NC52が所定の数N
のパルス信号S6をサーボモータmに入力するように、
該NC52に対して制御信号S4を送信する。
【0050】NC52には、D軸21のサーボモータm
と、そのエンコーダeが接続され、制御部51Bからの
制御信号S4に基づいて、該NC52は、所定のパルス
信号S6をサーボモータmに送信すると共に、エンコー
ダeからのフィードバック信号S7を受信することによ
り、D軸21を直接に制御する。
【0051】以下、上記構成を有する本発明による動作
を、図8、図9に基づいて説明する。
【0052】A.データベース50を補正しない場合の
動作(図8) (1)目標値の入力 この場合には、先ず、図8のステップ101において、
データベース50より所定の目標値を入力する(図7の
データ信号S5)。
【0053】例えば、図10のデータベース50におい
て、加工条件として、材質a、板厚t1、曲げ長さM1
のワークWを使用し、該ワークWの曲げ角度がα1 であ
るとする(図10の矢印1の欄)。
【0054】図10から明らかなように、その場合の目
標値としては、D軸21の回転角はθ1 、スプリングバ
ック量はδ1 である。
【0055】従って、図7において、制御部51Bは、
データベース50から上記D軸21の回転角θ1 とスプ
リングバック量δ1 を読み込んで(信号S5)、NC5
2に制御信号S4を送信すると、該NC52は、所定の
パルス信号S6をサーボモータmに与える。
【0056】(2)スプリングバック前の角度の検出
(ステップ102からステップ104まで) 即ち、ステップ102において、D軸21が回転するの
で、ベンドビーム33は、ワークWを曲げ加工し、ステ
ップ103において、スプリングバック前の角度を検出
する。
【0057】即ち、制御部51Bは、距離センサ1に起
動信号S8を送信して、該距離センサ1からレーザ光T
を発射させると共に、ワークWからの反射光Rを受光さ
せる。
【0058】距離センサ1が反射光Rを受光すると、該
反射光Rは、電気信号S1、S2に変換されて次段の角
度検出部51A1に入力し、該角度検出部51A1は、
式と式に従ってL1、L2を計測すると共に、式
に従ってスプリングバック量δ(図6)を検出する。
【0059】そして、ステップ104において、制御部
51Bは角度検出部51A1からの検出信号S3を受信
し、ワークWがx−δ=α1 −δ1 になったかどうか、
即ち所定のスプリングバック量δ=δ1 が得られたかど
うかを判断し、得られない場合には(NO)、ステップ
102に戻り、得られた場合には(YES)、動作を終
了する(END)。
【0060】B.データベース50を補正する場合の動
作(図9) (1)目標値の入力(ステップ201)
【0061】例えば、図10のデータベース50におい
て、加工条件として、材質a、板厚t1、曲げ長さM1
のワークWを使用し、該ワークWの曲げ角度がxである
とする(図10の矢印2の欄)。
【0062】図10から明らかなように、その場合の目
標値としては、D軸21の回転角はθ、スプリングバッ
ク量はδである(図10の矢印2の欄)。
【0063】従って、図7において、制御部51Bは、
データベース50から上記D軸21の回転角θとスプリ
ングバック量δを読み込んで(信号S5)、NC52に
制御信号S4を送信すると、該NC52は、所定のパル
ス信号S6をサーボモータmに与える。
【0064】(2)スプリングバック前の角度の検出
(ステップ202からステップ204まで)。
【0065】これにより、ステップ202において、D
軸21が回転するので、ベンドビーム33は、ワークW
を曲げ加工し、図8と同様に、ステップ203におい
て、角度検出部51A1がスプリングバック前の角度を
検出し、ステップ204において、制御部51Bが角度
検出部51A1からの検出信号S3を受信し、ワークW
がx−δになったかどうか、即ち所定のスプリングバッ
ク量δが得られたかどうかを判断し、得られない場合に
は(NO)、ステップ202に戻り、得られた場合には
(YES)、次段のステップ205へ進む。
【0066】(3)スプリングバック後の角度の検出
(ステップ205からステップ207まで)。
【0067】次いで、ステップ205において、制御部
51Bは、NC52に制御信号S4を送信し、ベンドビ
ーム33を後退させ、ステップ206において、スプリ
ングバック後の角度を検出し、ステップ207におい
て、ワークWが所定の角度xになったかどうかを判断
し、所定の角度xが得られるまでこの動作を繰り返す
(ステップ207のNO)。
【0068】即ち、エンコーダeからのフィードバック
信号S7を受信したNC52は、サーボモータmにより
駆動するD軸21が、所定の回転角θまで回転したか否
かを監視し、所定の回転角θまで回転したときには、制
御信号S4によりその旨を制御部51Bに通知する。
【0069】これにより、ワークWがスプリングバック
後の角度xになったことが分かり(ステップ207のY
ES)、動作を終了する(END)。
【0070】その結果、式に従って、角度検出部51
A1が検出したスプリングバック量が、データベース5
0に蓄積されていたδ(図10の矢印2の欄)ではなく
て、実はδ′であった場合には、従来のδをδ′に更新
することにより、データベース50を補正する。
【0071】また、例えば同様の加工条件(材質a、板
厚t1、曲げ長さM1のワークWを使用)で、ワークW
を90°に曲げる場合にも(図10の矢印3の欄)、デ
ータベース50から目標値を入力した(ステップ20
1)後に、スプリングバック前の角度を検出し(ステッ
プ202からステップ204)、その後スプリングバッ
ク後の角度を検出する(ステップ205からステップ2
07まで)。
【0072】その結果、式に従って算出したスプリン
グバック量が、目標値のδ90°(図10の矢印3の欄参
照)ではなく、δ90°′であった場合には、従来のδ90
°をδ90°′に更新することにより、データベース50
を補正する。
【0073】これらにより、2枚目のワークWからは、
補正後のデータベース50の目標値に基づいて、同じ加
工条件の下で曲げ加工を行うことができる。
【0074】また、通り精度についても(図5)、デー
タベース50のクラウニング補正をすることにより、2
枚目のワークWからは、通り精度が補正された製品を加
工できる。
【0075】更に、距離センサ1の動作については、図
1の第1実施形態について詳述したが、図2〜図4の距
離センサ1についても同様の効果を奏することは、勿論
である。
【0076】即ち、制御部51Bは、図2の距離センサ
1に起動信号S8を送信して、該距離センサ1からレー
ザ光Tを発射させると共に、ワークWからの反射光Rを
受光させ、更に図2(A)の両側のモータMを駆動して
左右の距離センサ1を、X軸方向に移動させてワークW
の曲げ長さM1に対応させ、3箇所のワークWの曲げ角
度A、B、C(図5)を自動的に測定する。
【0077】また、制御部51Bは、図3に示すベンド
ビーム33のふところ部34に取り付けられた1個の距
離センサ1に起動信号S8を送信して、該距離センサ1
からレーザ光Tを、ワークWに直接発射させると共に、
ワークWからの反射光Rを受光させ、更に図3のモータ
Mを駆動して該距離センサ1をX軸方向に移動させるこ
とにより、1個の距離センサ1で3箇所の曲げ角度A、
B、C(図5)を自動的に測定できる。
【0078】更に、制御部51Bは、図4の距離センサ
1に起動信号S8を送信して、該距離センサ1からレー
ザ光Tを、ワークWに直接発射させると共に、ワークW
からの反射光Rを受光させ、更に図4の両側のモータM
を駆動して左右の距離センサ1を、X軸方向に移動させ
てワークWの曲げ長さM1に対応させ、3箇所のワーク
Wの曲げ角度A、B、C(図5)を自動的に測定する。
【0079】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、パネル
ベンダを、ワークを挟持するトップダイとボトムダイ、
挟持されたワークに曲げ加工を施すベンドビーム、加工
中のワークの曲げ角度を測定する角度測定部を有するよ
うに構成したことにより、トップダイ31ボトムダイで
ワークを挟んだままで、ベンドビームで加工中のワーク
の曲げ角度を角度測定部により自動的に測定できるよう
になった。
【0080】従って、角度測定部からの出力信号を、制
御部に入力すれば、ワークが所定の角度に曲げられるよ
うにベンドビームの駆動軸を制御でき、ワークの曲げ角
度の測定から、その場合のベンドビームの位置決め量の
設定までが一貫して自動的に行われるようになり、従来
の人為的作業が無くなり、ワークの加工効率が向上する
という技術的効果を奏することとなった。
【0081】また、上記角度測定部を複数箇所に設ける
ことにより、複数箇所の測定が迅速に行われ、クラウニ
ング補正も迅速になされて、通り精度が向上するという
効果もある。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示す図である。
【図4】本発明の第4実施形態を示す図である。
【図5】本発明による距離センサの設置箇所と測定され
るワーク上の角度との関係を示す図である。
【図6】本発明による角度検出の原理説明図である。
【図7】本発明を実施するための回路構成図である。
【図8】本発明の動作(データベース50を補正しない
場合)を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の動作(データベース50を補正する場
合)を説明するフローチャートである。
【図10】本発明によるデータベース50の構成図であ
る。
【図11】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 距離センサ 1A 第1距離センサ 1B 第2距離センサ 2 台座 3 下部フレーム 4 ボールねじ 5 ガイド 6 従動プーリ 7 駆動プーリ 8 ベルト 9 L字型ブラケット 10 箱型ブラケット 11 ボールねじ 12 回転軸 13 回転軸12の軸受 14 ボールねじ11の軸受 21 D軸 31 トップダイ 32 ボトムダイ 33 ベンドビーム 34 ベンドビーム33のふところ部 35 開口部 36 開口部35 50 データベース 51 CPU 52 NC 51A 角度測定部 51B 制御部 51A1 角度検出部 W ワーク L1 第1距離センサ1AとワークWとの距離 L2 第2距離センサ1BとワークWとの距離 a 第1距離センサ1Aと第2距離センサ1Bの上下方
向の間隔 M 距離センサ移動用モータ m D軸回転用サーボモータ e サーボモータmのエンコーダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを挟持するトップダイとボトムダ
    イ、 挟持されたワークに曲げ加工を施すベンドビーム、 加工中のワークの曲げ角度を測定する角度測定部を有す
    ることを特徴とするパネルベンダ。
  2. 【請求項2】 上記角度測定部が距離センサを有し、該
    距離センサは、上下方向に配置されたレーザセンサから
    成る第1距離センサと第2距離センサにより構成されて
    いる請求項1記載のパネルベンダ。
  3. 【請求項3】 上記距離センサが、ベンドビーム後方の
    下部フレームの中央部と左端部と右端部に固定されてい
    ると共に、ベンドビームには、距離センサからの発射光
    とワークからの反射光が通過する開口部が形成されてい
    る請求項2記載のパネルベンダ。
  4. 【請求項4】 上記中央部の距離センサのみが固定さ
    れ、左右の距離センサが長手方向に移動自在に取り付け
    られている請求項3記載のパネルベンダ。
  5. 【請求項5】 上記距離センサが、ベンドビームのふと
    ころ部に、長手方向に移動自在に取り付けられている請
    求項2記載のパネルベンダ。
  6. 【請求項6】 上記距離センサが、ベンドビームのふと
    ころ部に、1個だけ長手方向に移動自在に取り付けられ
    ている請求項5記載のパネルベンダ。
  7. 【請求項7】 上記距離センサが、ベンドビームのふと
    ころ部に、中央部の1個が固定され、左右の2個が長手
    方向に移動自在に取り付けられている請求項5記載のパ
    ネルベンダ。
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