JPH11216253A - 遊技装置の制御装置及びその制御方法 - Google Patents

遊技装置の制御装置及びその制御方法

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JPH11216253A
JPH11216253A JP10021183A JP2118398A JPH11216253A JP H11216253 A JPH11216253 A JP H11216253A JP 10021183 A JP10021183 A JP 10021183A JP 2118398 A JP2118398 A JP 2118398A JP H11216253 A JPH11216253 A JP H11216253A
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JP10021183A
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Nobuyuki Uchida
伸之 内田
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部バスを流れるアドレスデータや各種デー
タを外部端子から観測することができないようにして、
アプリケーションプログラムやアプリケーションプログ
ラムのデータの改変を防止する。 【解決手段】 アプリケーションプログラムの実行に先
立って、動作モード制御用端子の状態が所定の動作許可
状態以外の状態になっている場合にアプリケーションプ
ログラムに制御が移行するのを禁止し、あるいは、アプ
リケーションプログラムの実行中に動作モード制御用端
子の状態が所定の動作許可状態以外の状態になった場合
にアプリケーションプログラムからシステムプログラム
に制御を移行させるので、内部バスを流れるアドレスデ
ータや各種データを外部端子からアプリケーションプロ
グラム実行状態において観測できず、解析を行えないの
で、ひいては、アプリケーションプログラムやアプリケ
ーションプログラムのデータの改変を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技装置の制御装
置及びその制御方法に係り、特にパチンコ遊技装置ある
いはスロットマシーンなどに代表される遊技装置の制御
を行う遊技装置の制御装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技装置やスロット
マシーンなどの遊技装置に制御用マイクロコンピュータ
を組み込み、電動役物を制御したり、回胴の回転制御を
行うものが知られている。このような遊技装置を制御す
るためのマイクロコンピュータのアプリケーションプロ
グラムは、マイクロコンピュータ内のROMに開発製造
業者が書き込みを行うようになっている。
【0003】ところで、パチンコ遊技装置などの遊技装
置は、風俗営業法に基づく国家公安委員会の規則にした
がって認定及び検定を受けなければ、販売することがで
きない製品である。
【0004】このため、マイクロコンピュータを組み込
んだ遊技装置は、保安電子通信技術協会の形式試験に合
格する必要があり、この形式試験に合格したもののみが
パチンコホールなどの遊技場において、営業に供するこ
とができるようになっている。従って、形式試験に合格
した遊技装置であれば、遊技者は健全な遊技を行うこと
ができるはずである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、形式試
験に合格した遊技装置において形式試験後に当該遊技装
置を動作させるためのアプリケーションプログラムやア
プリケーションプログラムのためのデータが改変された
としても、外観上は差がないため、形式試験に合格した
正規の遊技装置と区別しにくく、正規の遊技装置として
取り扱われてしまう可能性がある。
【0006】このようにアプリケーションプログラムや
アプリケーションプログラムのためのデータ(以下、こ
れらのデータを総称してアプリケーションデータとい
う。)を改変した不正な遊技装置を用いることは、遊技
者に不測の不利益をもたらすとともに、形式試験に合格
した遊技装置を取り扱っている開発製造業者あるいは販
売業者の信用を失墜する恐れがある。
【0007】また、このような不正を放置すれば、形式
試験の制度そのものの存在意義が薄れてしまうという問
題点が生じる。ところで、アプリケーションプログラム
やアプリケーションプログラムのためのデータを改変す
るためには、通常、正規のアプリケーションプログラム
や当該正規のアプリケーションプログラムのための正規
のデータを解析する必要がある。
【0008】このためには、チップ構成を採っているマ
イクロコンピュータの所定の動作モード制御を行うため
の制御端子である複数の動作モード制御端子を所定状態
として、データを読出可能な状態とし、データ入出力用
の外部端子を電気的に観測し、内部バスを流れるアドレ
スデータや各種データを外部端子から観測する必要があ
る。
【0009】従って、内部バスを流れるアドレスデータ
や各種データを観測できないようにすれば、正規のアプ
リケーションプログラムやアプリケーションプログラム
のための正規のデータを解析することができなくなり、
ひいては、アプリケーションプログラムやアプリケーシ
ョンプログラムのためのデータを改変することを防止す
ることができる。
【0010】そこで、本発明の目的は、内部バスを流れ
るアドレスデータや各種データを外部端子から観測する
ことができないようにして、アプリケーションプログラ
ムやアプリケーションプログラムのデータの改変を防止
することができる遊戯装置の制御装置及びその制御方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の構成は、アプリケーションプログラ
ムにより遊技装置の制御を行う遊技装置の制御装置にお
いて、動作モードの制御を行うための動作モード制御用
端子と、前記動作モード制御用端子の状態を判別する端
子状態判別手段と、前記判別に基づいて、前記動作モー
ド制御用端子の状態が所定の動作許可状態以外の状態に
なっている場合に前記アプリケーションプログラムに制
御が移行するのを禁止する制御移行禁止手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0012】請求項1記載の構成によれば、端子状態判
別手段は、動作モード制御用端子の状態を判別する。制
御移行禁止手段は、判別に基づいて、動作モード制御用
端子の状態が所定の動作許可状態以外の状態になってい
る場合にアプリケーションプログラムに制御が移行する
のを禁止する。
【0013】請求項2記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記制御移行禁止手段は、無限ループ処理
に制御を移行することにより前記アプリケーションプロ
グラムに制御が移行するのを禁止する、ことを特徴とし
ている。請求項2記載の構成によれば、請求項1記載の
構成の作用に加えて、制御移行禁止手段は、無限ループ
処理に制御を移行することによりアプリケーションプロ
グラムに制御が移行するのを禁止する。
【0014】請求項3記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記制御移行禁止手段は、当該遊技装置の
制御装置をリセットするリセット処理に制御を移行する
ことにより前記アプリケーションプログラムに制御が移
行するのを禁止する、ことを特徴としている。請求項3
記載の構成によれば、請求項1記載の構成の作用に加え
て、制御移行禁止手段は、当該遊技装置の制御装置をリ
セットするリセット処理に制御を移行することによりア
プリケーションプログラムに制御が移行するのを禁止す
る。
【0015】請求項4記載の構成は、請求項1記載の構
成において、当該遊技装置の制御装置全体を制御するコ
ントロール手段を有し、前記制御移行禁止手段は、前記
コントロール手段を停止状態に移行させることにより、
前記アプリケーションプログラムに制御が移行するのを
禁止する、ことを特徴としている。請求項4記載の構成
によれば、請求項1記載の構成の作用に加えて、制御移
行禁止手段は、コントロール手段を停止状態に移行させ
ることにより、アプリケーションプログラムに制御が移
行するのを禁止する。
【0016】請求項5記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記動作モード制御用端子は、前記アプリ
ケーションプログラムが使用せず、かつ、マスクできな
い割込を行うノンマスカブル割込端子を含み、前記制御
移行禁止手段は、前記判別に基づいて前記ノンマスカブ
ル割込端子がアクティブ状態にある場合に前記アプリケ
ーションプログラムに制御が移行するのを禁止する、こ
とを特徴としている。請求項5記載の構成によれば、請
求項1記載の構成の作用に加えて、制御移行禁止手段
は、判別に基づいてノンマスカブル割込端子がアクティ
ブ状態にある場合にアプリケーションプログラムに制御
が移行するのを禁止する。
【0017】請求項6記載の構成は、アプリケーション
プログラムにより遊技装置の制御を行う遊技装置の制御
装置において、動作モードの制御を行うための動作モー
ド制御用端子と、前記動作モード制御用端子の状態を判
別する端子状態判別手段と、前記判別に基づいて、前記
アプリケーションプログラムに制御が移行している状態
において、前記動作モード制御用端子の状態が所定の動
作許可状態以外の状態になった場合に前記アプリケーシ
ョンプログラムから前記遊技装置の制御装置のシステム
プログラムに制御を移行させる制御移行手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0018】請求項6記載の構成によれば、端子状態判
別手段は、動作モード制御用端子の状態を判別する。制
御移行手段は、アプリケーションプログラムに制御が移
行している状態において、動作モード制御用端子の状態
が所定の動作許可状態以外の状態になった場合にアプリ
ケーションプログラムから遊技装置の制御装置のシステ
ムプログラムに制御を移行させる。
【0019】請求項7記載の構成は、動作モードの制御
を行うための動作モード制御用端子を有し、アプリケー
ションプログラムにより遊技装置の制御を行う遊技装置
の制御装置の制御方法において、前記動作モード制御用
端子の状態を判別する端子状態判別工程と、前記判別に
基づいて、前記動作モード制御用端子の状態が所定の動
作許可状態以外の状態になっている場合に前記アプリケ
ーションプログラムに制御が移行するのを禁止する制御
移行禁止工程と、を備えたことを特徴としている。
【0020】請求項7記載の構成によれば、端子状態判
別工程は、動作モード制御用端子の状態を判別する。制
御移行禁止工程は、判別に基づいて、動作モード制御用
端子の状態が所定の動作許可状態以外の状態になってい
る場合にアプリケーションプログラムに制御が移行する
のを禁止する。
【0021】請求項8記載の構成は、動作モードの制御
を行うための動作モード制御用端子を有し、アプリケー
ションプログラムにより遊技装置の制御を行う遊技装置
の制御装置の制御方法において、前記動作モード制御用
端子の状態を判別する端子状態判別工程と、前記判別に
基づいて、前記アプリケーションプログラムに制御が移
行している状態において、前記動作モード制御用端子の
状態が所定の動作許可状態以外の状態になった場合に前
記アプリケーションプログラムから前記遊技装置の制御
装置のシステムプログラムに制御を移行させる制御移行
工程と、を備えたことを特徴としている。
【0022】請求項8記載の構成によれば、端子状態判
別工程は、動作モード制御用端子の状態を判別する。制
御移行工程は、判別に基づいて、アプリケーションプロ
グラムに制御が移行している状態において、動作モード
制御用端子の状態が所定の動作許可状態以外の状態にな
った場合にアプリケーションプログラムから遊技装置の
制御装置のシステムプログラムに制御を移行させる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。[1] 第1実施形態 [1.1] 遊技装置用コントロールチップの概要構成 図1に遊技装置用コントロールチップを遊技装置に組み
込んだ場合の概要構成ブロック図を示す。
【0024】遊技装置用コントロールチップ100は、
水晶発振子、セラミック発振子などの基準発振信号SFR
EFを生成する基準発振信号生成素子10が接続され、基
準発振信号SFREFに基づいて各種動作のための基準クロ
ック信号SCLKを生成し、出力するクロック制御回路1
1と、リセット端子TRSTピンを介した外部リセット、
一定周期毎のタイマタイムアウトリセット等のリセット
処理や、外部割込、内蔵タイマ割込、ソフトウェア割
込、不正命令割込などに対応する割込処理を制御するた
めのリセット・割込信号SRSTを出力するリセット・割
込制御回路12と、設定端子TSET0〜TSETn及びマスク
できない割込処理を行わせるためのノンマスカブル割込
(Nnn-Maskable Interuption)を設定するためのノンマ
スカブル割込端子TNMIの状態に応じて予め設定された
複数の動作モードのうち、対応する動作モードに設定す
るための動作モード設定信号SMODEを出力する動作環境
選択回路13と、アプリケーションプログラム及びアプ
リケーションプログラムのための各種データが記憶され
たワンタイム(One Time)PROM(以下、OTPRO
Mという)14と、各種データを一時的に記憶するRA
M15と、I/O入出力端子群TI/Oを有し、定周期割
込、定周期リセットなどの処理を行うためのフリーラン
ニングタイマを含むタイマ及びタイマ関連のハンドシェ
イク処理等を行うためのタイマ・外部I/Oポート16
と、遊技装置用コントロールチップ100全体を制御す
るCPU17と、内部バスであるシステムバス18を流
れる内部アドレスデータに基づいて被制御部として機能
する被制御ユニット(各種ランプ、電動役物等)200
-1〜200-nを有する外部制御回路200に対し、内部
アドレスデータが被制御ユニット200-1〜200-nの
いずれか一に対応するものである場合にのみ、当該一の
被制御ユニットを特定するための外部アドレスデータに
変換し出力するチップセレクト回路19と、システムバ
ス18を流れるデータの外部制御回路200に対する入
出力を制御するゲート回路20と、を備えて構成されて
いる。
【0025】この場合において、設定端子TSET0〜TSE
Tnについては、それらの設定端子TSET0〜TSETnのいず
れの設定端子をアクティブな(例えば、“H”レベルと
する)状態とし、インアクティブな(例えば、“L”レ
ベルとする)状態とする可能な組み合わせは予め定めら
れており、それ以外の組み合わせは正規な設定とは見な
されないものとする。また、ノンマスカブル割込端子T
NMIについては、アプリケーションプログラムの実行と
並行しては、アクティブな状態には設定しないものとす
る。
【0026】[1.2] アプリケーション実行前のシ
ステムプログラムによる動作 次に図2の処理フローチャートを参照して、アプリケー
ションプログラム実行前におけるシステムプログラムに
よる動作について説明する。電源が投入されると(ステ
ップS1)、リセット・割込制御回路12は、電源リセ
ットを検出し、対応するリセット・割込信号SRSTをC
PU17に出力する。また、外部に接続された基準発振
信号生成素子10が基準発振信号SFREFを生成しクロッ
ク制御回路11に基準発振信号SFREFを入力する。
【0027】これにより、クロック制御回路は、基準発
振信号SFREFに基づいて各種動作のための基準クロック
信号SCLKを生成し、CPU17に出力する。さらに動
作環境選択回路13は、設定端子TSET0〜TSETn及びノ
ンマスカブル割込端子TNMIの状態に応じた動作モード
設定信号SMODEをCPU17に出力する(ステップS
2)。これによりCPU17は、動作モード設定信号S
MODEに対応する設定端子TSET0〜TSETn及びノンマスカ
ブル割込端子TNMIの状態がアプリケーションプログラ
ムへの制御の移行を許可可能な状態に相当するか否かを
判別する(ステップS3)。
【0028】ステップS3の判別において、動作モード
設定信号SMODEに対応する設定端子TSET0〜TSETn及び
ノンマスカブル割込端子TNMIの状態がアプリケーショ
ンプログラムへの制御の移行を許可可能な状態に相当す
る場合には(ステップS3;Yes)、CPU17は、
基準クロック信号SCLKに基づいてリセット・割込信号
SRSTに対応するタイミングで、動作モード設定信号SM
ODEに対応する動作モードにおける各種初期設定を行う
(ステップS4)。
【0029】次にCPU17は、OTPROM14内の
アプリケーションプログラムに制御を渡すべく、OTP
ROM14のアプリケーション領域14Aからアプリケ
ーションデータDAPを順次読み出し(ステップS5)、
アプリケーションプログラムに制御を渡し、アプリケー
ションプログラムを実行することとなる(ステップS
6)。
【0030】より詳細には、RAM15には、アプリケ
ーションプログラムの実行に必要な各種データが一時的
に記憶されることとなる。さらにタイマ・外部I/Oポ
ート16は、所定周期毎に定周期割込、定周期リセット
などの処理を行ったり、タイマ関連のハンドシェイク処
理等を行うこととなる。
【0031】チップセレクト回路19は、アプリケーシ
ョンプログラムの実行に際して、システムバス18を構
成する内部アドレスバス流れる内部アドレスデータ(=
A0〜A15)が外部制御回路200を構成する被制御ユ
ニット200-1〜200-nのいずれか一の被制御ユニッ
トに対応するものである場合にのみ、当該一の被制御ユ
ニットを特定するための外部アドレスデータ(=CS0
〜CS15)に変換(デコード)して外部制御回路200
に出力する。
【0032】このチップセレクト回路19の外部アドレ
スデータ(=CS0〜CS15)の出力と並行して、ゲー
ト回路20は、当該外部アドレスデータが特定する被制
御ユニットに対応するデータを出力し、対応する被制御
ユニットは、当該データに対応する動作を行うこととな
る。ステップS3の判別において、動作モード設定信号
SMODEに対応する設定端子TSET0〜TSETn及びノンマス
カブル割込端子TNMIの状態がアプリケーションプログ
ラムへの制御の移行を許可可能な状態に相当しない場合
には(ステップS;No)、リセット動作を繰り返した
り、CPU17を停止状態とする停止止処理を行った
り、無限ループを構成する処理に移行させる無限ループ
処理などの処理を行い、アプリケーションプログラムに
制御が移行しないようにする(ステップS)。
【0033】[1.3] アプリケーション実行後のシ
ステムプログラムによる動作 次に図3の処理フローチャートを参照して、アプリケー
ションプログラム実行後におけるシステムプログラムに
よる動作について説明する。CPU17は、ステップS
の判別において、動作モード設定信号SMODEに対応する
設定端子TSET0〜TSETn及びノンマスカブル割込端子T
NMIの状態がアプリケーションプログラムへの制御の移
行を許可可能な状態に相当すると判別した場合であって
も、その後、定周期割込処理などの割込処理を行い、再
び制御をシステムプログラムに移行させる(ステップS
11)。
【0034】そして、再びCPU17は、動作モード設
定信号SMODEに対応する設定端子TSET0〜TSETn及びノ
ンマスカブル割込端子TNMIの状態がアプリケーション
プログラムへの制御の移行を許可可能な状態に相当する
か否かを判別する(ステップS12)。ステップS12
の判別において、動作モード設定信号SMODEに対応する
設定端子TSET0〜TSETn及びノンマスカブル割込端子T
NMIの状態が再度アプリケーションプログラムへの制御
の移行を許可可能な状態に相当する場合には(ステップ
S12;Yes)、CPU17は、再びアプリケーショ
ンプログラムに制御を渡し、アプリケーションプログラ
ムの実行を継続することとなる。
【0035】ステップS12の判別において、動作モー
ド設定信号SMODEに対応する設定端子TSET0〜TSETn及
びノンマスカブル割込端子TNMIの状態がアプリケーシ
ョンプログラムへの制御の移行を許可可能な状態に相当
しなくなった場合には(ステップS12;No)、初期
状態において、アプリケーションプログラムへの制御の
移行を禁止した場合と同様に、リセット動作を繰り返し
たり、CPU17を停止状態とする停止止処理を行った
り、無限ループを構成する処理に移行させる無限ループ
処理などの処理を行い、アプリケーションプログラムに
制御が再移行しないようにすることとなる(ステップS
13)。
【0036】[1.4] 実施形態の効果 以上の説明のように、本実施形態によれば、アプリケー
ションプログラムの実行に先立って、あるいは、アプリ
ケーションプログラムの実行中に設定端子TSET0〜TSE
Tn及びノンマスカブル割込端子TNMIの状態がアプリケ
ーションプログラムへの制御の移行を許可可能な状態に
相当しなくなった場合には、リセット動作を繰り返した
り、CPU17を停止状態とする停止止処理を行った
り、無限ループを構成する処理に移行させる無限ループ
処理などの移行禁止処理を行い、アプリケーションプロ
グラムへの制御の移行を禁止し、あるいは、再びシステ
ムプログラム側に制御を移行させるので、内部バスを流
れるアドレスデータや各種データを外部端子からアプリ
ケーションプログラム実行状態において観測することが
できず、解析を行うことができないので、ひいては、ア
プリケーションプログラムやアプリケーションプログラ
ムのデータの改変を防止することができる。
【0037】[1.5] 実施形態の変形例 上記説明においては、アプリケーションプログラムの実
行中に、動作モード設定信号SMODEに対応する設定端子
TSET0〜TSETn及びノンマスカブル割込端子TNMIの状
態がアプリケーションプログラムへの制御の移行を許可
可能な状態に相当しなくなった場合には、リセット動作
を繰り返したり、CPU17を停止状態とする停止処理
を行ったり、無限ループを構成する処理に移行させる無
限ループ処理などの移行禁止処理に移行して、アプリケ
ーションプログラムには再度制御が移行することはない
ものとして説明したが、再度動作モード設定信号SMODE
に対応する設定端子TSET0〜TSETn及びノンマスカブル
割込端子TNMIの状態がアプリケーションプログラムへ
の制御の移行を許可可能な状態に対応するように再びな
った場合には、移行禁止処理を中断してアプリケーショ
ンの実行を最初からやり直したり、継続するように構成
することも可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、アプリケーションプロ
グラムの実行に先立って、動作モード制御用端子の状態
が所定の動作許可状態以外の状態になっている場合にア
プリケーションプログラムに制御が移行するのを禁止
し、あるいは、アプリケーションプログラムの実行中に
動作モード制御用端子の状態が所定の動作許可状態以外
の状態になった場合にアプリケーションプログラムから
システムプログラムに制御を移行させるので、内部バス
を流れるアドレスデータや各種データを外部端子からア
プリケーションプログラム実行状態において観測するこ
とができず、解析を行うこともできないので、ひいて
は、アプリケーションプログラムやアプリケーションプ
ログラムのデータの改変を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技装置用コントロールチップの概要構成ブロ
ック図である。
【図2】アプリケーション実行前のシステムプログラム
による動作処理フローチャートである。
【図3】アプリケーション実行中のシステムプログラム
による割込処理フローチャートである。
【符号の説明】
100 遊技装置用コントロールチップ 10 基準発信信号生成素子 11 クロック制御回路 12 リセット・割込制御回路 13 動作環境選択回路 14 OTPROM 15 RAM 16 タイマ・外部I/Oポート 17 CPU 18 システムバス 19 チップセレクト回路 20 ゲート回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションプログラムにより遊技
    装置の制御を行う遊技装置の制御装置において、 動作モードの制御を行うための動作モード制御用端子
    と、 前記動作モード制御用端子の状態を判別する端子状態判
    別手段と、 前記判別に基づいて、前記動作モード制御用端子の状態
    が所定の動作許可状態以外の状態になっている場合に前
    記アプリケーションプログラムに制御が移行するのを禁
    止する制御移行禁止手段と、 を備えたことを特徴とする遊技装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技装置の制御装置にお
    いて、 前記制御移行禁止手段は、無限ループ処理に制御を移行
    することにより前記アプリケーションプログラムに制御
    が移行するのを禁止する、 ことを特徴とする遊技装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の遊技装置の制御装置にお
    いて、 前記制御移行禁止手段は、当該遊技装置の制御装置をリ
    セットするリセット処理に制御を移行することにより前
    記アプリケーションプログラムに制御が移行するのを禁
    止する、 ことを特徴とする遊技装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の遊技装置の制御装置にお
    いて、 当該遊技装置の制御装置全体を制御するコントロール手
    段を有し、 前記制御移行禁止手段は、前記コントロール手段を停止
    状態に移行させることにより、前記アプリケーションプ
    ログラムに制御が移行するのを禁止する、 ことを特徴とする遊技装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の遊技装置の制御装置にお
    いて、 前記動作モード制御用端子は、前記アプリケーションプ
    ログラムが使用せず、かつ、マスクできない割込を行う
    ノンマスカブル割込端子を含み、 前記制御移行禁止手段は、前記判別に基づいて前記ノン
    マスカブル割込端子がアクティブ状態にある場合に前記
    アプリケーションプログラムに制御が移行するのを禁止
    する、 ことを特徴とする遊技装置の制御装置。
  6. 【請求項6】 アプリケーションプログラムにより遊技
    装置の制御を行う遊技装置の制御装置において、 動作モードの制御を行うための動作モード制御用端子
    と、 前記動作モード制御用端子の状態を判別する端子状態判
    別手段と、 前記判別に基づいて、前記アプリケーションプログラム
    に制御が移行している状態において、前記動作モード制
    御用端子の状態が所定の動作許可状態以外の状態になっ
    た場合に前記アプリケーションプログラムから前記遊技
    装置の制御装置のシステムプログラムに制御を移行させ
    る制御移行手段と、 を備えたことを特徴とする遊技装置の制御装置。
  7. 【請求項7】 動作モードの制御を行うための動作モー
    ド制御用端子を有し、アプリケーションプログラムによ
    り遊技装置の制御を行う遊技装置の制御装置の制御方法
    において、 前記動作モード制御用端子の状態を判別する端子状態判
    別工程と、 前記判別に基づいて、前記動作モード制御用端子の状態
    が所定の動作許可状態以外の状態になっている場合に前
    記アプリケーションプログラムに制御が移行するのを禁
    止する制御移行禁止工程と、 を備えたことを特徴とする遊技装置の制御装置の制御方
    法。
  8. 【請求項8】 動作モードの制御を行うための動作モー
    ド制御用端子を有し、アプリケーションプログラムによ
    り遊技装置の制御を行う遊技装置の制御装置の制御方法
    において、 前記動作モード制御用端子の状態を判別する端子状態判
    別工程と、 前記判別に基づいて、前記アプリケーションプログラム
    に制御が移行している状態において、前記動作モード制
    御用端子の状態が所定の動作許可状態以外の状態になっ
    た場合に前記アプリケーションプログラムから前記遊技
    装置の制御装置のシステムプログラムに制御を移行させ
    る制御移行工程と、 を備えたことを特徴とする遊技装置の制御装置の制御方
    法。
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JP (1) JPH11216253A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100479173B1 (ko) * 2000-02-08 2005-03-25 최추환 인터넷과 각종 컴퓨터 및 컴퓨터 응용매체에서의 편집 및삭제방지를 위한 파일구조 및 이 파일을 이용한광고방법과 이를 위한 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100479173B1 (ko) * 2000-02-08 2005-03-25 최추환 인터넷과 각종 컴퓨터 및 컴퓨터 응용매체에서의 편집 및삭제방지를 위한 파일구조 및 이 파일을 이용한광고방법과 이를 위한 시스템

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