JPH11216210A - キャディバッグ用の芯材 - Google Patents

キャディバッグ用の芯材

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JPH11216210A
JPH11216210A JP10036648A JP3664898A JPH11216210A JP H11216210 A JPH11216210 A JP H11216210A JP 10036648 A JP10036648 A JP 10036648A JP 3664898 A JP3664898 A JP 3664898A JP H11216210 A JPH11216210 A JP H11216210A
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caddy bag
core
cylindrical
pccp
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JP10036648A
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Koryo Miura
公亮 三浦
Satoshi Yoshida
聡 吉田
Mototaka Iwata
元孝 岩田
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Mizuno Corp
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    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B55/00Bags for golf clubs; Stands for golf clubs for use on the course; Wheeled carriers specially adapted for golf bags
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフの時に使用されるキャディバッグ用の
芯材において、重量を増加させることなく、剛性を向上
させた芯材を提供しようとするもので、キャディバッグ
が変形したり破損したりしないようにする。 【解決手段】 キャデイバッグ用の芯材3に、PCCP
構造2を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフの時に使用
されるキャディバッグ用の芯材において、重量を増加さ
せないかあるいは増加を極力抑えながら、剛性を向上さ
せた芯材を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフの時に使用されるキャディバッグ
をゴルフ場へ運ぶについては、近年の宅配便の発達によ
って宅配便を利用することが多く、また、自動車で行く
場合には複数人数分のキャディバッグを自動車のトラン
クに重ねて積み込むことが多い。このため、宅配便によ
る手荒な取扱いや、夏場は60℃を超し、冬場は−10
℃にもなる自動車のトランクに重ねて積み込まれること
により、輸送中にキャディバッグが変形したり破損した
りする問題が発生している。
【0003】キャディバッグの芯材として、変形防止と
いう観点から見ると、芯材が柔らかくても変形が元に戻
れば問題なく、他方、芯材が硬くても変形して元に戻ら
なければ、その芯材は好ましい材料とはいえない。ま
た、クラブ保護という観点から見ると、芯材は全く変形
しないものが理想である。従来は、これらの条件を満た
すものとして、経験的に0.9mm厚のポリプロピレン
が、軽量でかえりも良いということで使用されてきた。
【0004】しかし、前記したような変形や破損が多発
すると、もっとキャディバッグ用の芯材の剛性を上げる
必要があるといえる。キャディバッグの剛性を上げる方
法としては、キャディバッグ用の芯材として厚さの厚い
芯材を使用すること、芯材に補強材を付加すること、芯
材の素材として弾性率が高い材料を使用することが考え
られる。
【0005】具体的に、一般的な直径が8.5インチ
(ボトム径210mm)のキャディバッグについてみて
みると、重ねあわせ部の縫い代を30mmとれば、72
0mm(高さ)×690mm(周囲)×0.9mm(厚
み)の大きさの芯材が必要である。これをポリプロピレ
ンシートで作ると、その場合の重量は407gとなる。
実際にこの芯材を円筒状に縫いあわせ、円筒の中心軸方
向へ圧縮荷重を加えた場合、20mm撓ませた時の荷重
は0.66kgfである。従って、この圧縮荷重値が大
きいほど、前記欠点を解消することができるといえる。
【0006】ところで、キャディバッグは、大きく分け
ると、芯材、表皮材、ベルト等の付属品からできてい
る。前記した、一般的な直径が8.5インチ(ボトム径
210mm)のキャディバッグに、表皮材、ベルト等の
付属品を付けると、重量が約3.0kgになるから、芯
材の重量はキャディバッグ全体の13%を占める。軽量
キャディバッグといわれるものでは、表皮材、ベルト等
の付属品を付けて、重量が約2. 0kgになるから、芯
材の重量はキャディバッグ全体の20%の重量を占め
る。
【0007】キャディバッグの剛性を向上させるため
に、前記したような厚さの厚い芯材を使用するか、ある
いは芯材に補強材を付加する方法をとると、当然に芯材
の重量が増加するので、キャディバッグ全体として重く
なってしまうことが予想される。また、芯材の素材とし
て弾性率が高い材料を使用すると、円筒形に丸めにくい
だけでなく、円筒形にして重ね代にミシンをかける時に
ミシン糸が通りにくく、加工性が悪くなるという欠点が
ある。さらに、弾性率が高い材料は、材料単価も高くつ
くものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ゴ
ルフの時に使用されるキャディバッグ用の芯材におい
て、重量を増加させることなく、剛性を向上させた芯材
を提供しようとするもので、芯材の構造を見直すことに
よって、キャディバッグが変形したり破損したりする問
題を解決しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、キャ
デイバッグ用の芯材に、PCCP構造を施したことを特
徴とするキャデイバッグ用の芯材である。
【0010】請求項2の発明は、キャデイバッグ用の芯
材の全体あるいは一部に、PCCP構造を施したことを
特徴とするキャデイバッグ用の芯材である。
【0011】請求項3の発明は、前記キャディバッグ用
の芯材に、PCCP構造を施していない平滑なキャデイ
バッグ用の芯材を内周に重ね、2重構造としたことを特
徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載のキャデ
イバッグ用の芯材である。
【0012】
【発明の実施の形態】PCCP構造とは、擬似円筒凹多
面体を表わす英語Pseudo-Cylindrical Concave Polyhed
ral Shell の頭文字を取ったものである。その具体的な
構造は図6に示す通りであり、巨視的な形状は円筒形に
近いが、実際は一対の三角形がダイアモンド型に並んだ
もの(図6の通り)、あるいは一対の台形が六角形型に
並んだもの(図示せず)である。
【0013】図7(a)乃至図7(d)は、PCCP構
造を持つ円筒形を展開したところを示す図である。かか
る図において、外周線を除く実線は「山線」を、点線は
「谷線」を表わしている。構成要素が三角形であるPC
CP構造においては、図7(a)あるいは図7(c)に
示すように、ダイアモンド型に並んだ三角形の底辺81
が谷線となり、斜辺82が山線となることで、円筒形を
構成している。また、構成要素が台形であるPCCP構
造においては、図7(b)あるいは図7(d)に示すよ
うに、六角形型に並んだ台形の下底91が谷線となり、
上底92と斜辺93が山線となることで、円筒形を構成
している。
【0014】このようなPCCP構造からなる円筒形
は、同一厚さの平滑な曲面からなる円筒形と比べると、
円筒の中心軸方向への剛性が高くなるという特性を有す
るものである。従って、円筒形状に使用されるキャディ
バッグ用芯材として好適であり、キャディバッグの重量
を大幅に増加させることなく、円筒の中心軸方向への剛
性を高く設計できるのである。また、キャディバッグの
円筒中心方向への剛性を落とすことなく、芯材の肉厚を
薄く設計できるので、従来と同じ肉厚の芯材であれば芯
材の剛性を上げることができ、従来の芯材の剛性と同じ
に設計すれば、芯材を軽量化できる。かかる事実を表1
によって立証する。
【0015】
【表1】
【0016】表1は、直径210mm、高さ720mm
の円筒形芯を、厚さ0.9mmのポリプロピレンシート
を用い、従来通り通常の平滑な円筒で作ったものと、P
CCP構造で作ったものとを比較した表である。実験に
用いたPCCP構造からなる円筒形芯PCCP1は、図
6のような形状で、底辺64.9mm、高さ(h)3
0. 4mmの同一形状の二等辺三角形を構成要素として
いる。この時の重量は、円筒形芯aでは407gであっ
たのに対し、PCCP構造で作ったPCCP1は406
gとほとんど変わらない。
【0017】ところが、円周方向における圧縮時の変位
量が20mmにおける荷重は、通常の円筒形芯aでは
0.66kgf必要であったのに対し、PCCP構造か
らなる円筒形芯PCCP1は3.08kgfとなった。
これらの値を変位量で除し、さらに芯材の重量で除した
ものが芯材の単位重量あたりの圧縮抵抗で、通常の円筒
形芯aでは8.1×10-5kgf/( mm・g) であっ
たのに対し、PCCP構造からなる円筒形芯PCCP1
は37.5×10-5kgf/( mm・g) と約4.6倍
と大幅に向上するにもかかわらず、重量は変わらないと
いうことを表1は表わしている。
【0018】また、上記のPCCP構造からなる円筒形
芯PCCP1と同等の剛性を持つ円筒形芯を、通常の平
滑な円筒で作った場合(素材は同一材料のポリプロピレ
ンシートとする)の厚さを求めると、PCCP構造から
なる円筒形芯の断面二次モーメントをIp、平滑な円筒
形芯の断面二次モーメントをIaとすると表1より Ip=4.6×Ia・・・・(a) となる。高さ2h、厚さTaの平滑な円筒形芯の断面二
次モーメントIaは、 Ia=(h×Ta3 )÷6・・・・(b) として算出される。PCCP構造からなる円筒形芯の断
面二次モーメントIpは(a)、(b)より Ip=(4.6×h×Ta3 )÷6・・・・(c) となり、高さ2h、厚さTbの平滑な円筒形芯の断面二
次モーメントIbは Ib=(h×Tb3 )÷6・・・・(d) として算出できるので、この平滑な円筒形芯の断面二次
モーメントIbがPCCP構造からなる円筒形芯の断面
二次モーメントIpと同等であるとすれば Ib=Ip・・・・(e) (c)、(d)、(e)より (h×Tb3 )÷6=(4.6×h×Ta3 )÷6 Tb3 =4.6×Ta3 として与えられる。ここで、Ta=0.9mmとすると Tb=1.50mm となる。この結果、円筒形全体の重量が、通常の平滑な
円筒形芯bでは678g となるのに対し、PCCP構造
芯PCCP1では406g となり、その差は272g、
約40%の重量軽減が図れるものである。
【0019】PCCP構造からなる前記とは別の円筒形
芯PCCP2は、底辺80.4mm、高さ(h)31.
0mmの同一形状の二等辺三角形を構成要素としてい
る。かかるPCCP2は、表1から、通常の平滑な円筒
形芯aの約8.7倍の単位重量あたりの圧縮抵抗を持つ
ことがわかる。また、前記と同様にして、PCCP2と
同等の圧縮抵抗を持つ平滑な円筒形芯を作るためのポリ
プロピレンシートの厚さを求めると、表1に示す円筒形
芯cの通り1.85mmとなり、その時の重量は836
gである。これに対しPCCP構造を有するPCCP2
では411gですむから、その差は425gとなって約
51%の重量軽減が図れるものである。
【0020】また、以上の例からも明らかなように、P
CCP構造を構成する二等辺三角形の形状を変化させれ
ば、円筒の中心軸方向への剛性が変化する。すなわち、
ボトム径が同じであれば三角形の底辺81が小さいほ
ど、また高さhが高いほど、つまり円筒形状に近づくほ
どキャディバッグの高さ方向の圧縮に対して抵抗が大き
く、逆に三角形の底辺81が大きいほど、また高さhが
低いほど、側面からの圧縮に対して大きな抵抗が得られ
る。キャディバッグ用の芯材としては、側面からの圧縮
に対する抵抗は大きいほど良く、高さ方向に対しても人
間が体重をかけても座屈しない程度の抵抗が必要であ
る。従って、この兼ね合いからPCCP構造を構成する
二等辺三角形の形状を決めていく必要があり、また設計
の自由度が広がる余地もある。
【0021】
【実施例】図1は、PCCP構造2を施した芯材3を使
用した一般的な直径8.5インチ(ボトム径210m
m)のキャディバッグ1の一部切り欠き図である。これ
に必要な大きさ(要尺)は、720mm(高さ)×69
0mm(周囲)であるので、図2に示すようにPCCP
構造2を施したこの大きさの合成樹脂シートを用意す
る。このPCCP構造2を施した合成樹脂シートからな
るキャディバッグ用の芯材3を円筒状にして縫い合わ
せ、次に、背袋、ポケットが縫製された表皮材に芯材を
挿入する。円筒状になった表皮材及び芯材に、口枠部お
よびボトム部を縫い合わせて、キャディバッグとして仕
上げるものである。
【0022】図2では、PCCP構造2を施した合成樹
脂シートの重ね合せ部4にはPCCP構造2を施してい
ない。このように、円筒形に縫い合わせる際の重ね合せ
部4を15mm乃至100mmに亙って平滑にしておく
と、縫製が容易になるだけでなく、重ね合せ部の位置を
調節することによって異なるサイズのキャディバッグへ
も対応しやすくなる。また、重ね合せ部4は、軽量化を
重視するなら余分な重ね合わせ部4をカットすれば良い
し、強度を重視するのなら重ね合わせ部4を長めに残し
ておけば良い。
【0023】図2では、口枠部5及びボトム部6の縫い
代にもPCCP構造2を施さず平滑としているが、これ
も縫製を容易にするためである。図3は、前記合成樹脂
シートを、キャディバッグ用の芯材3となるように円筒
形状にしたところを示す正面図である。かかる実施例の
ほか、重ね合わせ部4、口枠部5、ボトム部6の全てを
PCCP構造2のままとしておくことも可能である。
【0024】図4は、キャディバッグ用の芯材3の略下
半分にPCCP構造2を施して円筒形状にしたところを
示す背面図である。本実施例では、重ね合せ部4にはP
CCP構造2を施さず、平滑としている。また、キャデ
ィバッグ用の芯材の略下半分のみにPCCP構造2を施
したのは、当該部分は製品とした時にポケットが付くた
め、特に変形や破損がおこりやすいからである。
【0025】図5は、PCCP構造2の構成要素である
二等辺三角形の形状を部分的に変化させたキャディバッ
グ用の芯材3の実施例である。図5の実施例では、キャ
ディバッグ用の芯材3の上部から上部1/3位までにか
けては三角形の高さを高くして、高さ方向の圧縮抵抗を
増し、上部1/3位から平滑部7までは一般的なPCC
P構造とし、平滑部7から下部にかけてはPCCP構造
を構成する二等辺三角形の底辺の長さを長くして側面か
らの圧縮に対して大きな抵抗が得られるPCCP構造の
形状としている。このように、PCCP構造2の構成要
素である二等辺三角形を変えることにより、キャディバ
ッグ用の芯材3の各部分の剛性をさらに細かく設計がす
ることができる。
【0026】図示はしないが、PCCP構造を施したキ
ャディバッグ用の芯材の内周に、PCCP構造を施して
いない平滑なキャデイバッグ用の芯材を重ねて2重構造
とすることもできる。2重構造とする利点は、まず、側
面からの圧縮に対してはPCCP構造芯材の方が圧縮抵
抗が大きく、高さ方向に対しては平滑な芯材の方が圧縮
抵抗が大きいという相反する特性を両立させることがで
きるからである。また、外面のPCCP構造芯が仮に変
形して凹んでも、内側の平滑な芯の反発力で変形が戻る
ことが期待できるからであり、さらに製品とした時、ゴ
ルフクラブ取り出しに際して、ゴルフクラブが芯材と擦
れあって傷つくことも少なくなるからである。
【0027】その他、図示はしないが、PCCP構造2
は、求めるキャディバッグの剛性に応じて全面に施した
り、必要な一部にのみ施したりすることができる外、P
CCP構造を一部に施した芯材の内側に平滑な芯材を重
ねて2重構造とするようなこともできる。
【0028】また、前記したように、PCCP構造2の
構成要素である二等辺三角形の形状を設計目的に応じて
変化させることもできる外、二等辺三角形に代わり、単
なる三角形や台形を構成要素とするPCCP構造とする
こともできる。
【0029】キャディバッグ用の芯材3の素材である合
成樹脂シートとしては、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、
ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ
エチレンテレフタレート等の使用が可能で、価格、縫製
工程、比重、弾性率、耐熱性を考慮するとポリプロピレ
ンが適している。また、合成樹脂シートにPCCP構造
を施す方法としては、真空成形、圧空成形、ブロー成形
等があるが、成形後の輸送および保管、金型投資、キャ
ディバッグの様々なサイズへの対応の可能性を考慮すれ
ば真空成形が適している。
【0030】
【発明の効果】PCCP構造2を施したキャディバッグ
用の芯材は、同一厚さの平滑な曲面からなる芯材と比べ
ると、円筒の中心軸方向への剛性が高くなるため、キャ
ディバッグの重量を増加させないかあるいは増加を極力
抑えながら、円筒の中心軸方向への剛性を高く設計でき
る。
【0031】従って、従来と同じ肉厚の芯材であれば芯
材の剛性を上げることができ、キャディバッグの輸送中
における変形や破損を防ぐことができる。また、従来の
芯材の剛性と同じに設計すれば、芯材を軽量化でき、キ
ャディバッグの軽量化が図れる。
【0032】PCCP構造2の芯材は、ポリプロピレン
やポリエチレン等の汎用プラスチックで製作可能で、高
価な高強度材料や補強材を使用する必要もなく、コスト
が高くつくようなこともない。
【0033】平滑な円筒形芯は一度座屈すると折れ筋が
残り、元の形状に復元しないため、初期の剛性は望めな
いが、PCCP構造芯は山線、谷線の部分が変形するの
で容易に元の形状に復元でき、初期の剛性を保つことが
できる。
【0034】PCCP構造2を施したキャディバッグ用
の芯材の内周に、PCCP構造を施していない平滑なキ
ャデイバッグ用の芯材を重ねて2重構造とすれば、側面
からの圧縮抵抗及び高さ方向の圧縮抵抗という相反する
特性を両立させることができる。また、外面のPCCP
構造芯が仮に変形しても元に戻りやすくなる。
【0035】さらに、PCCP構造2の構成要素である
二等辺三角形の形状を変化させたり、PCCP構造2を
施す位置を変えれば、キャディバッグ用の芯材3の剛性
を任意に変化させることができ、容易に最も好ましい芯
材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PCCP構造を施した芯材を使用したキャディ
バッグの一部切り欠き図である。
【図2】図1のキャディバッグに使用する芯材の展開図
である。
【図3】図2の芯材を円筒状にしたところを示す正面図
である。
【図4】PCCP構造を施したキャディバッグ用芯材の
他の実施例の背面図である。
【図5】PCCP構造を施したキャディバッグ用芯材の
さらに別の実施例の正面図である。
【図6】PCCP構造を施した円筒形の斜視図である。
【図7】PCCP構造を施した円筒形の展開図である。
【符号の説明】
1 キャディバッグ 2 PCCP構造 3 キャディバッグ用の芯材 4 重ね合わせ部 5 口枠部 6 ボトム部 7 平滑部 81 底辺 82 斜辺 91 下底 92 上底 93 斜辺 h 高さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャデイバッグ用の芯材に、PCCP構
    造を施したことを特徴とするキャデイバッグ用の芯材。
  2. 【請求項2】 キャデイバッグ用の芯材の全体あるいは
    一部に、PCCP構造を施したことを特徴とするキャデ
    イバッグ用の芯材。
  3. 【請求項3】 前記キャディバッグ用の芯材に、PCC
    P構造を施していない平滑なキャデイバッグ用の芯材を
    内周に重ね、2重構造としたことを特徴とする請求項1
    乃至2のいずれか1項に記載のキャデイバッグ用の芯
    材。
JP10036648A 1998-02-02 1998-02-02 キャディバッグ用の芯材 Pending JPH11216210A (ja)

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