JPH11216147A - 固定具 - Google Patents

固定具

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JPH11216147A
JPH11216147A JP10329017A JP32901798A JPH11216147A JP H11216147 A JPH11216147 A JP H11216147A JP 10329017 A JP10329017 A JP 10329017A JP 32901798 A JP32901798 A JP 32901798A JP H11216147 A JPH11216147 A JP H11216147A
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JP
Japan
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fixture
bone
cross
screw
fixing device
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JP10329017A
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Leo Gotzen
ゴッツエン レオ
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Tutogen Medical Inc
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Tutogen Medical Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定で永続的な固定ができ、二次的な手術が
不要な、骨の破片の固定具を提供する。 【解決手段】 人体あるいは動物の体の内部での骨接合
のための固定具１０は、保存され殺菌された骨皮質材料
から構成される。断面積が縮小した部分１４が固定具１
０の前端部に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体あるいは動物
の体内での骨接合のための固定具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の固定具は、原理は知られてお
り、また骨の破片、例えば橈骨の末梢部（下橈骨）の骨
折を固定させる機能をするものである。この場合、橈骨
の抹消部の骨折をキルシュナー鋼線で安定化させるため
に、ボアワイヤ骨接合術と称される骨組みが知られてい
る。しかしながら、これは、多くの点で欠点がある。１
つは、これらの金属ワイヤを挿入した後に感染が生じる
ことである。また、金属アレルギーが生じることであ
る。その他、骨折の治癒の後に金属材料を取り除くため
の二次的な手術を常に必要とすることがある。
【０００３】一方、骨折の固定のために体内に吸収され
るプラスチックの固定具を使用することが知られてい
る。しかしながら、この種のプラスチック材料は、高い
割合で異物反応および骨溶解を結果的に引き起こす。ま
た、約２から３週間の時間期間でその屈曲強度が非常に
急激に低下するために、骨の治癒のために必要な安定性
を十分に確保することができない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な課題な
いし目的は、骨の破片の安定で永続的な固定を達成でき
るとともに、異物の除去のための二次的な手術が不要で
ある、上記の種類の固定具を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、保存され
（conserved ）殺菌された骨の皮質つまり骨皮質（cort
ical bone ）からなる材料から構成される固定具であ
る、請求項１記載の特長により達成される。本発明によ
れば、差し込まれる骨皮質の固定具は、それ自体がキル
シュナー鋼線よりも低い強度を有するものである。しか
しながら、骨の破片の固定のためには金属よりも弱い材
料を使用することで十分であることが証明されている。
また、骨皮質材料からなる固定用インプラントを使用す
ることで、異物反応が除去され、金属アレルギーが起き
ることがなく、さらに、異物の除去のための二次的な手
術を不要とできるという特長が得られる。これにより、
治療プロセスの全体のコストが著しく減じられ、麻酔や
二次的な手術に関連する危険性が同様に除去される。
【０００６】本発明による固定具は、骨の破片内に投錨
され、これにより吸収性のプラスチックピンを使用した
場合に比べて骨接合がより安定化される。加えて、骨皮
質材料は体自体の骨材料内に変換されるので、骨折の最
適な治癒が達成される。
【０００７】本発明によれば、骨皮質材料からなる固定
具は、同種（allogenic ）の骨材料あるいは異種（xeno
genic ）の骨材料から作られたものが使用される。
【０００８】本発明の好適な実施形態は以下の説明、図
面および従属の請求項に説明されている。
【０００９】第１の特長的な実施形態によれば、固定具
はねじ、あるいは釘として作られる。固定具のこの種の
実施形態は原理は一般的に知られているが、本発明によ
る材料に関連した特別な特長を有している。
【００１０】本発明の別の実施形態によれば、断面積が
縮小したピンあるいは釘の前端部に、断面積が縮小した
部分が設けられている。これにより、固定具を橈骨の対
向する皮質において穴内に投錨できるという大きな特長
が得られ、固定具の本体がこの穴を通って滑ることがな
くなり、非常に安定した接続が得られる。
【００１１】断面積が縮小した部分への移行部は、好ま
しくは円錐状に延在しており、対向する皮質内に固定し
て投錨するためには固定具の長手軸に対して約４５°の
角度を有することが特に好ましいことが証明されてい
る。
【００１２】縮小した部分の断面積が残りの固定具の断
面積の約８０％から８５％、好ましくは約３ｍｍ2 と５
ｍｍ2 の間に達するときが有利である。
【００１３】収縮した部分は固定具の全長の約１０％か
ら２０％、好ましくは約１０ｍｍを超えて延在させるこ
とができる。この長さは対向する皮質内への良好且つ堅
固な投錨を確保するために十分である。
【００１４】本発明のさらに別の例示的な実施形態によ
れば、固定具はねじとして作られ、また好ましくはレン
チの取付面ないし配置面を有している。この種類のねじ
は固定具として原理的には一般に知られているが、骨皮
質材料の使用によって上記の特長が得られるものであ
る。
【００１５】ねじ状の固定具において、ねじ頭部とねじ
本体との間の移行部が円錐状に延在させることが特に好
適であり、これにより、固定されるべき骨の破片上に支
持される鍔が形成される。この鍔により、突出したねじ
頭部を必要な場合には切り取ることができる。
【００１６】ピン形状の固定具のための本発明による据
付ツールは、選択可能な鋭角で互いに固定される、２つ
の筒状のガイドを有している。これを用い、固定ワイヤ
の助けにより、本発明の固定具をより容易に異なる面で
異なる角度で使用することができる。互いに調節可能な
ガイドにより、筒の一方を通して挿入されるガイドワイ
ヤと、他のガイドにより保持され、挿入される固定具と
の間の角度の大きさを容易に調節することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を用いて、特長
的な実施形態を参照して、本発明を単に例示的に説明す
る。図１に示した固定具１０は、人あるいは動物の体内
において骨接合のために機能するピンの態様で実施され
ている。この固定具は、保存され殺菌された骨皮質材料
から作られる。固定具１０は、その前端に断面積が縮小
した部分１４が設けられた、円柱状の断面の本体１２を
有している。本体１２と断面積が縮小した部分との間の
移行部１６は固定ピンの長手軸に対して約４５°の角度
で円錐状に延在している。
【００１８】固定具（固定ピン）１０の頂部（円錐状の
端部）１８は４５°の角度で円錐状に形成されている。
よって、収縮した部分１４は、円錐状の頂部１８と円錐
状の移行部１６との間に位置している。
【００１９】部分１４の断面積は本体１２の断面積の約
８０％から８５％に達している。例示した実施形態で
は、収縮した部分１４の直径ｄは２．５ｍｍであり、一
方、本体１２の直径は３ｍｍである。固定具１０の全長
は６０ｍｍであり、前端から移行部１６の端までの軸方
向の長さは１０ｍｍである。
【００２０】別の（図示しない）実施形態においては、
本体１２の直径は２．５ｍｍであり、また縮小した部分
の直径は２．０ｍｍである。両実施形態において、固定
具は円形の断面を有するように作られている。
【００２１】図２は、ねじ頭部２２およびねじ本体２４
を有するねじ２０の形態の固定具の別の実施形態を示し
たものである。レンチのための取付面２６がねじ頭部２
２に設けられている。ねじ本体２４は、ウイットねじ２
７を有しており、またその前端において尖っており、つ
まり突き出ている。これらねじ本体２４およびねじ頭部
２２は共に円柱状に作られている。
【００２２】図２に例示した固定具（固定ねじ）２０に
おいて、ねじ頭部２２とねじ本体２４の間の移行部は４
５°の角度で円錐状に延在しており、これにより鍔２８
の形態の支持面が形成されている。特に、固定具２０の
挿入後に突き出たねじ頭部２２を切り取るときに、この
鍔２８は固定される骨の破片上での支持体として機能す
る。
【００２３】図２に例示した固定具２０の全長は２４ｍ
ｍであり、ねじ本体２４の長さは２０ｍｍである。ねじ
の長さおよび直径は適宜変更される。
【００２４】図３は、屈曲した軌道部３６を経て選択可
能な鋭角で互いに固定することができる２つの筒状のガ
イド３２および３４を有する、固定具（固定ピン）のた
めの据付ツール３０を示したものである。ここで、ガイ
ド３２はガイドワイヤの挿入のために機能し、またガイ
ド３４は固定具の挿入のために機能する。
【００２５】図１に例示した固定具１０の挿入のため
に、破片の再位置決めの後に対応するボアホールが作ら
れ、ボーリングツールが同時に据付ツール３０のための
ガイドワイヤとして機能し、据付ツール上に配置され
る。据付ツール３０は骨まで突き刺した切り口を通って
ガイドされ固定される。ボアホールは、固定具１０のた
めのガイド３４を通って橈骨に作られ、つまり、収縮し
た端１４に対応する直径で対向する皮質（contracortic
alis）内に穴つまりボアが存在するように作られる。次
いで、固定具１０が据付ツール３０のガイド３４内に位
置され、また穴込めツールおよびハンマーで挿入され
る。次に、据付ツール３０は取り外される。
【００２６】図２に示した固定具（固定ねじ）２０の挿
入のためには、通常の手術アクセスの作製および破片の
再位置決めの後に、ねじが形成された引込み穴が開けら
れる。骨折ギャップまでの滑り穴の穴開けおよびこのた
めに設けられたレンチ（必要な場合）でのねじの回転の
後に、突き出たねじ頭部が切り取られ、鍔２８が骨の破
片に対する固定面として機能する。
【００２７】本発明の例示しない実施形態において、一
端が尖っているとともに他端に平たい頭部を有する丸い
骨のピンの形状の釘が、固定具として設けられる。この
種の釘は骨軟骨（osteochondral ）の破片の固定のた
め、および種々の骨折における小さな骨の破片の固定用
として機能する。
【００２８】図２に例示した固定ねじは、例えば橈骨頭
の骨折の際に、第五中足骨の基底部の骨折の際に、内側
くるぶしの骨折の際に、付随的な最小の骨接合の際に、
外部固定具（fixateur externe）の使用の際に、引張り
張力にさらされない皿骨の骨折の際に、上腕骨の骨折の
際に、および他の欠陥の際に、骨接合のために機能する
ものである。
【００２９】有機材料並びにコラーゲンを焼いて作るセ
ラミックス骨とは対照的に、本発明による骨皮質材料の
固定具はミネラルとコラーゲンの両方を有しており、治
癒プロセスを著しく促進する。骨皮質からなる固定具
は、金属製のインプラントよりも弱いが、多くの骨折の
ための破片固定のために十分にしっかりしたものであ
る。本発明によれば、この種の材料は、適合性が改善さ
れ、とくに異物の除去のための二次的な手術が不要とな
るという著しい特長があることが証明される。本発明に
よる骨材料の製造および保存方法は、例えばＤＥ２９
０６ ６５０ Ｃ２に説明されており、これを参照され
たい。
【図面の簡単な説明】
【図１】ピンとして実施される本発明の固定具の側面図
である。
【図２】ねじ状の固定具の一部断面図および平面図であ
る。
【図３】本発明による据付ツールの側面図である。
【符号の説明】
１０ 固定具 １２ 本体 １４ 部分 １６ 移行部 １８ 円錐状の端部 ２０ ねじ ２２ ねじ頭部 ２４ ねじ本体 ２６ 取付面 ２８ 鍔 ３０ 据付ツール ３２ ガイド ３４ ガイド ３６ 軌道部 ｄ 直径

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 人あるいは動物の体内における骨接合の
    ための固定具であって、 保存され殺菌された骨皮質材料からなる、ことを特徴と
    する固定具。
  2. 【請求項２】 ピン（１０）または釘として実施され
    る、ことを特徴とする請求項１記載の固定具。
  3. 【請求項３】 前端部に断面積が縮小した部分（１４）
    が設けられている、ことを特徴とする請求項２記載の固
    定具。
  4. 【請求項４】 部分（１４）への移行部（１６）が、好
    ましくは長手軸に対して約４５°の角度で、円錐状に延
    在している、ことを特徴とする請求項３記載の固定具。
  5. 【請求項５】 前端（１８）が円錐状に尖っている、こ
    とを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の固定
    具。
  6. 【請求項６】 部分（１４）が円錐状に尖った端（１
    ８）に隣接している、ことを特徴とする請求項３または
    ５記載の固定具。
  7. 【請求項７】 部分（１４）の断面積が、固定具の残り
    の部分（１２）の断面積の約８０％−８５％であり、好
    ましくは約３ｍｍ2 と５ｍｍ2 の間である、ことを特徴
    とする請求項３から６のいずれかに記載の固定具。
  8. 【請求項８】 部分（１４）が固定具（１０）の全長の
    約１０％−２０％にわたって延在し、好ましくは約１０
    ｍｍにわたって延在している、ことを特徴とする請求項
    ３から７のいずれかに記載の固定具。
  9. 【請求項９】 断面が円形に作られている、ことを特徴
    とする請求項１から８のいずれかに記載の固定具。
  10. 【請求項１０】 ねじ（２０）として作られている、こ
    とを特徴とする請求項１記載の固定具。
  11. 【請求項１１】 レンチの取付面（２６）が設けられて
    る、ことを特徴とする請求項１０記載の固定具。
  12. 【請求項１２】 ねじ頭部（２２）とねじ本体（２４）
    の間の移行部（２８）が円錐状に、好ましくは約４５°
    で延在している、ことを特徴とする請求項１０または１
    １記載の固定具。
  13. 【請求項１３】 ねじ本体（２４）とねじ頭部（２２）
    が円柱状に作られている、ことを特徴とする請求項１
    ０、１１または１２記載の固定具。
  14. 【請求項１４】 請求項１から１３のいずれかに記載の
    固定具のための据付ツールであって、 選択可能な鋭角で互いに固定することができる２つの筒
    状のガイド（３２、３４）を有している、ことを特徴と
    する据付ツール。
JP10329017A 1997-11-19 1998-11-19 固定具 Pending JPH11216147A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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DE19751284A DE19751284A1 (de) 1997-11-19 1997-11-19 Fixationselement
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US (1) US6203544B1 (ja)
EP (2) EP0919198B1 (ja)
JP (1) JPH11216147A (ja)
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DE (3) DE19751284A1 (ja)
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