JPH11215835A - 電力用非接地半導体スイッチの駆動回路 - Google Patents
電力用非接地半導体スイッチの駆動回路Info
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- JPH11215835A JPH11215835A JP10029262A JP2926298A JPH11215835A JP H11215835 A JPH11215835 A JP H11215835A JP 10029262 A JP10029262 A JP 10029262A JP 2926298 A JP2926298 A JP 2926298A JP H11215835 A JPH11215835 A JP H11215835A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路素子が極めて少なく、簡単な構成で、低
コストであり、しかも磁性の影響がなく、回路のIC化
を実現し得る電力用非接地半導体スイッチの駆動回路を
提供する。 【構成】 非接地状態で負荷に対してオン・オフのスイ
ッチング動作を行なう半導体スイッチと、クロック供給
回路と、を有し、クロック供給回路は、光結合素子と、
この光結合素子と閉回路を構成するように設けられた電
源電圧供給用キャパシタと、該電源電圧供給用キャパシ
タを充電させる電源と、キャパシタ電圧充放電切換え手
段と、を備えている。キャパシタ電圧充放電切換え手段
により半導体スイッチをオフ動作させるときには前記電
源から該電源電圧供給用キャパシタを充電させるととも
に、前記半導体スイッチをオン動作させるときには、電
源電圧供給用キャパシタの充電電圧を電源として該半導
体スイッチを駆動させる。
コストであり、しかも磁性の影響がなく、回路のIC化
を実現し得る電力用非接地半導体スイッチの駆動回路を
提供する。 【構成】 非接地状態で負荷に対してオン・オフのスイ
ッチング動作を行なう半導体スイッチと、クロック供給
回路と、を有し、クロック供給回路は、光結合素子と、
この光結合素子と閉回路を構成するように設けられた電
源電圧供給用キャパシタと、該電源電圧供給用キャパシ
タを充電させる電源と、キャパシタ電圧充放電切換え手
段と、を備えている。キャパシタ電圧充放電切換え手段
により半導体スイッチをオフ動作させるときには前記電
源から該電源電圧供給用キャパシタを充電させるととも
に、前記半導体スイッチをオン動作させるときには、電
源電圧供給用キャパシタの充電電圧を電源として該半導
体スイッチを駆動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスイッチト
キャパシタ変成器で使用される電力用非接地半導体スイ
ッチの駆動回路に関する。
キャパシタ変成器で使用される電力用非接地半導体スイ
ッチの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、小形軽量化、高効率化を実現し得
る電源装置として複数のキャパシタの接続状態をスイッ
チで高速に切換えることにより電圧の昇圧、降圧等を行
なえるスイッチトキャパシタ変成器を用いた電源の開発
が行なわれている。特開平9−285132号には、こ
のようなスイッチトキャパシタ変成器を用いたスイッチ
トキャパシタ形DC−AC変換器が示されており、その
回路構成を図3に、クロック信号を図4に示す。
る電源装置として複数のキャパシタの接続状態をスイッ
チで高速に切換えることにより電圧の昇圧、降圧等を行
なえるスイッチトキャパシタ変成器を用いた電源の開発
が行なわれている。特開平9−285132号には、こ
のようなスイッチトキャパシタ変成器を用いたスイッチ
トキャパシタ形DC−AC変換器が示されており、その
回路構成を図3に、クロック信号を図4に示す。
【0003】このスイッチトキャパシタ形DC−AC変
換器は、直流入力電源100の直流電圧を図4のV2に
示す疑似的な正弦波に変換する回路である。
換器は、直流入力電源100の直流電圧を図4のV2に
示す疑似的な正弦波に変換する回路である。
【0004】図3に示すように、4個のキャパシタC
1、C2、C3、C4は常時直列に接続され、直流入力
電源100と接続されている。選択回路102は、電圧
平均化用キャパシタC5の負極側に接続された4個のス
イッチ、S1a、S2a、S3a、S4a及び同正極側
に接続された4個のスイッチS1b、S2b、S3b、
S4bで構成される。また、図4(a)に示すクロック
Φe1、Φe2、Φe3、Φe4が高レベルのとき、ス
イッチ(S1a、S1b)、(S2a、S2b)、(S
3a、S3b)、(S4a、S4b)がそれぞれオンす
る。つまり、選択回路102は、図5(a)、(b)、
(c)、(d)に示すように、平均化用キャパシタC5
をキャパシタC1、C2、C3、C4の各々に順次並列
接続させる。したがって、各キャパシタC1、C2、C
3、C4の電圧は、それぞれ直流入力電源100の電圧
Viを4分割した電圧に平均化される。つまり、ノード
N1、N2、N3、N4の電位は、各々1/4Vi、2
/4Vi、3/4Vi、4/4Viである。
1、C2、C3、C4は常時直列に接続され、直流入力
電源100と接続されている。選択回路102は、電圧
平均化用キャパシタC5の負極側に接続された4個のス
イッチ、S1a、S2a、S3a、S4a及び同正極側
に接続された4個のスイッチS1b、S2b、S3b、
S4bで構成される。また、図4(a)に示すクロック
Φe1、Φe2、Φe3、Φe4が高レベルのとき、ス
イッチ(S1a、S1b)、(S2a、S2b)、(S
3a、S3b)、(S4a、S4b)がそれぞれオンす
る。つまり、選択回路102は、図5(a)、(b)、
(c)、(d)に示すように、平均化用キャパシタC5
をキャパシタC1、C2、C3、C4の各々に順次並列
接続させる。したがって、各キャパシタC1、C2、C
3、C4の電圧は、それぞれ直流入力電源100の電圧
Viを4分割した電圧に平均化される。つまり、ノード
N1、N2、N3、N4の電位は、各々1/4Vi、2
/4Vi、3/4Vi、4/4Viである。
【0005】直列に接続されたキャパシタC1、C2、
C3、C4から電荷を取り出すための選択回路104
は、スイッチSo1、So2、So3、So4により構
成される。これらのスイッチSo1、So2、So3、
So4を制御するクロック信号Φo1、Φo2、Φo
3、Φo4を図4(b)に示す。時間の経過と共に、出
力電圧Voが正弦波を倣うようにスイッチを順次導通さ
せれば、疑似正弦波を形成することができる。極性切換
回路106は、スイッチSPの組とSNの組で構成さ
れ、いずれか一方の組がオンになる。図4(b)に示す
ΦPが高レベルのとき、2つのスイッチSPがオンし、
負荷抵抗RLを左から右に電流が流れる。ΦNが高レベ
ルのとき、2つのスイッチSNがオンすると負荷抵抗R
Lに右から左に電流が流れる。このようにして、極性反
転が達成され、負荷抵抗RLには疑似正弦波が印加され
る。
C3、C4から電荷を取り出すための選択回路104
は、スイッチSo1、So2、So3、So4により構
成される。これらのスイッチSo1、So2、So3、
So4を制御するクロック信号Φo1、Φo2、Φo
3、Φo4を図4(b)に示す。時間の経過と共に、出
力電圧Voが正弦波を倣うようにスイッチを順次導通さ
せれば、疑似正弦波を形成することができる。極性切換
回路106は、スイッチSPの組とSNの組で構成さ
れ、いずれか一方の組がオンになる。図4(b)に示す
ΦPが高レベルのとき、2つのスイッチSPがオンし、
負荷抵抗RLを左から右に電流が流れる。ΦNが高レベ
ルのとき、2つのスイッチSNがオンすると負荷抵抗R
Lに右から左に電流が流れる。このようにして、極性反
転が達成され、負荷抵抗RLには疑似正弦波が印加され
る。
【0006】このスイッチトキャパシタ形DC−AC変
換器は、入力直流電源100とキャパシタC1〜C4が
常時接続されているので、キャパシタ間の接続を高周波
のスイッチイングによる高速切換えであるにもかかわら
ず、入力電源にインパルス電流が流れず、その他回路全
体への影響を生じさせないようにしている。その他の特
長として、電力変換効率が高い、比較的小さなキャパシ
タ容量で構成できる、コイルやトランスなどの磁性部品
を使用していない、IC化が可能など優れた特長を持っ
ている。
換器は、入力直流電源100とキャパシタC1〜C4が
常時接続されているので、キャパシタ間の接続を高周波
のスイッチイングによる高速切換えであるにもかかわら
ず、入力電源にインパルス電流が流れず、その他回路全
体への影響を生じさせないようにしている。その他の特
長として、電力変換効率が高い、比較的小さなキャパシ
タ容量で構成できる、コイルやトランスなどの磁性部品
を使用していない、IC化が可能など優れた特長を持っ
ている。
【0007】図3の回路のみならず、スイッチトキャパ
シタ形変換器等で使用するスイッチは、高速でオン・オ
フ動作する必要があり、かつスイッチの数が多い。その
ため、高速、高周波駆動で、ゲート駆動電力も小さな電
力でよいnチャネルMOSFETがよく使用される。
シタ形変換器等で使用するスイッチは、高速でオン・オ
フ動作する必要があり、かつスイッチの数が多い。その
ため、高速、高周波駆動で、ゲート駆動電力も小さな電
力でよいnチャネルMOSFETがよく使用される。
【0008】選択回路102と104に適用されるスイ
ッチは、クロックのタイミングにより、その両端間に正
電圧および負電圧が印加される。かつ、その両端子の電
位は0VからViまでの高電位が印加される。そのた
め、もし単一のMOSFETでスイッチを使用すると、
ドレイン・ソース間の寄生ダイオードにより、ゲート・
ソース間電圧の如何にかかわらずスイッチがオンしてし
まう。そこで、寄生ダイオードによる導通を防止するた
めに、2個のnチャネル形パワーMOSFETのソース
端子同士を接続させ、かつ両方のゲート端子を接続させ
た構成にした非接地MOSFETスイッチを使用してい
る。
ッチは、クロックのタイミングにより、その両端間に正
電圧および負電圧が印加される。かつ、その両端子の電
位は0VからViまでの高電位が印加される。そのた
め、もし単一のMOSFETでスイッチを使用すると、
ドレイン・ソース間の寄生ダイオードにより、ゲート・
ソース間電圧の如何にかかわらずスイッチがオンしてし
まう。そこで、寄生ダイオードによる導通を防止するた
めに、2個のnチャネル形パワーMOSFETのソース
端子同士を接続させ、かつ両方のゲート端子を接続させ
た構成にした非接地MOSFETスイッチを使用してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、スイッチトキ
ャパシタ変成器を用いた電源は、非接地半導体スイッチ
が多数必要になる。例えば、上記のスイッチトキャパシ
タ形DC−AC変換器の選択回路102と104におい
ては、12個の非接地スイッチを必要とする。一方、非
接地半導体スイッチの駆動回路は、スイッチと接地とを
電気的に絶縁しなければならないので、複雑な回路構成
になる。そのため、非接地半導体スイッチの駆動回路を
小形化、低消費化することが、重要なテーマになってい
る。
ャパシタ変成器を用いた電源は、非接地半導体スイッチ
が多数必要になる。例えば、上記のスイッチトキャパシ
タ形DC−AC変換器の選択回路102と104におい
ては、12個の非接地スイッチを必要とする。一方、非
接地半導体スイッチの駆動回路は、スイッチと接地とを
電気的に絶縁しなければならないので、複雑な回路構成
になる。そのため、非接地半導体スイッチの駆動回路を
小形化、低消費化することが、重要なテーマになってい
る。
【0010】図6(a)は、上記スイッチトキャパシタ
形DC−AC変換器に用いられる非接地半導体スイッチ
の駆動回路である。この駆動回路では、非接地の直流別
電源がフォトカプラ110、ドライバIC112に接続
している。この駆動回路は、入力されたクロックΦの信
号レベルをフォトカプラを通してドライバICに伝え、
ドライバICで非接地のスイッチSkを駆動させる。し
かし、この駆動回路は、非接地半導体スイッチの数に対
応する数の非接地の直流別電源(補助電源)を必要とす
る。そのため、スイッチトキャパシタ形DC−AC変換
器等のような多数の非接地半導体スイッチで構成される
回路は、小形、軽量化を実現できないという問題があ
る。
形DC−AC変換器に用いられる非接地半導体スイッチ
の駆動回路である。この駆動回路では、非接地の直流別
電源がフォトカプラ110、ドライバIC112に接続
している。この駆動回路は、入力されたクロックΦの信
号レベルをフォトカプラを通してドライバICに伝え、
ドライバICで非接地のスイッチSkを駆動させる。し
かし、この駆動回路は、非接地半導体スイッチの数に対
応する数の非接地の直流別電源(補助電源)を必要とす
る。そのため、スイッチトキャパシタ形DC−AC変換
器等のような多数の非接地半導体スイッチで構成される
回路は、小形、軽量化を実現できないという問題があ
る。
【0011】また、図6(b)は、パルストランス11
4を用いた非接地半導体スイッチSkの駆動回路であ
る。この駆動回路は、一般的に良く使用されており、そ
の特長は高速、高効率である。また、この駆動回路は、
クロック周波数が高い場合は効率よく電気エネルギーを
伝達できるものの、クロック周波数が低い場合には効率
が低下し、よって、大型のパルストランスが必要とな
る。さらに、パルストランスは、磁性部品であるため、
IC化ができないという問題がある。
4を用いた非接地半導体スイッチSkの駆動回路であ
る。この駆動回路は、一般的に良く使用されており、そ
の特長は高速、高効率である。また、この駆動回路は、
クロック周波数が高い場合は効率よく電気エネルギーを
伝達できるものの、クロック周波数が低い場合には効率
が低下し、よって、大型のパルストランスが必要とな
る。さらに、パルストランスは、磁性部品であるため、
IC化ができないという問題がある。
【0012】さらに、図6(c)はフォトボルカプラ1
16と、フォトカプラ118を組み合わせて非接地スイ
ッチSkにクロック信号を供給する回路である。この回
路は、信号レベルの伝達にフォトカプラを、電力の供給
にフォトボルカプラを使っているので、非常に絶縁性が
高い。しかし、フォトボルカプラの電力伝達効率が低い
ため、消費電力が大きく、さらに、数十kHz以上の高
速な動作は困難であるという問題がある。
16と、フォトカプラ118を組み合わせて非接地スイ
ッチSkにクロック信号を供給する回路である。この回
路は、信号レベルの伝達にフォトカプラを、電力の供給
にフォトボルカプラを使っているので、非常に絶縁性が
高い。しかし、フォトボルカプラの電力伝達効率が低い
ため、消費電力が大きく、さらに、数十kHz以上の高
速な動作は困難であるという問題がある。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、回路素子が極めて少な
く、簡単な構成で、低コストであり、しかも磁性の影響
がなく、回路のIC化を実現し得る電力用非接地半導体
スイッチの駆動回路を提供することである。本発明の他
の目的は、低いクロック周波数から高いクロック周波数
まで広い帯域で確実にオン・オフ駆動させることのでき
る電力用非接地半導体スイッチの駆動回路を提供するこ
とである。更に本発明の他の目的は、非接地半導体スイ
ッチの端子に高電位を加えることができ、かつ、端子の
電位はどちら側が高くなっても低くなっても確実にオン
・オフ駆動させることのできる電力用非接地半導体スイ
ッチの駆動回路を提供することである。
れたものであり、その目的は、回路素子が極めて少な
く、簡単な構成で、低コストであり、しかも磁性の影響
がなく、回路のIC化を実現し得る電力用非接地半導体
スイッチの駆動回路を提供することである。本発明の他
の目的は、低いクロック周波数から高いクロック周波数
まで広い帯域で確実にオン・オフ駆動させることのでき
る電力用非接地半導体スイッチの駆動回路を提供するこ
とである。更に本発明の他の目的は、非接地半導体スイ
ッチの端子に高電位を加えることができ、かつ、端子の
電位はどちら側が高くなっても低くなっても確実にオン
・オフ駆動させることのできる電力用非接地半導体スイ
ッチの駆動回路を提供することである。
【0014】
【問題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、非接地状態で負荷に対してオン・オ
フのスイッチング動作を行なう半導体スイッチと、この
半導体スイッチにクロック信号を供給するクロック供給
回路とを有し、該クロック供給回路は、前記半導体スイ
ッチに接続され、光を感知して該半導体スイッチに電気
信号を供給する光結合素子と、この光結合素子と閉回路
を構成するように接続された電源電圧供給用キャパシタ
と、この電源電圧供給用キャパシタに接続され、該電源
電圧供給用キャパシタを充電させる電源と、前記光結合
素子を介して前記半導体スイッチをオフ動作させるとき
には前記電源から該電源電圧供給用キャパシタを充電さ
せるとともに、前記半導体スイッチをオン動作させると
きには、前記電源から電源電圧供給用キャパシタへの充
電回路を開き、該電源電圧供給用キャパシタの充電電圧
を電源として該半導体スイッチを駆動させるキャパシタ
電圧充放電切換え手段と、からなる電力用非接地半導体
スイッチの駆動回路から構成される。
ために、本発明は、非接地状態で負荷に対してオン・オ
フのスイッチング動作を行なう半導体スイッチと、この
半導体スイッチにクロック信号を供給するクロック供給
回路とを有し、該クロック供給回路は、前記半導体スイ
ッチに接続され、光を感知して該半導体スイッチに電気
信号を供給する光結合素子と、この光結合素子と閉回路
を構成するように接続された電源電圧供給用キャパシタ
と、この電源電圧供給用キャパシタに接続され、該電源
電圧供給用キャパシタを充電させる電源と、前記光結合
素子を介して前記半導体スイッチをオフ動作させるとき
には前記電源から該電源電圧供給用キャパシタを充電さ
せるとともに、前記半導体スイッチをオン動作させると
きには、前記電源から電源電圧供給用キャパシタへの充
電回路を開き、該電源電圧供給用キャパシタの充電電圧
を電源として該半導体スイッチを駆動させるキャパシタ
電圧充放電切換え手段と、からなる電力用非接地半導体
スイッチの駆動回路から構成される。
【0015】また、前記キャパシタ電圧充放電切換え手
段は、前記光結合素子の発光素子に光起動電圧を生じさ
せ得るように接続されたクロック信号発生器と、このク
ロック信号発生器のクロック信号を受けてオン・オフ
し、前記充電回路における電源電圧供給用キャパシタを
前記電源及び接地側から電気的に遮断させる状態と、導
通させる状態と、を選択的にとりうるスイッチ素子と、
を含むこととしても良い。
段は、前記光結合素子の発光素子に光起動電圧を生じさ
せ得るように接続されたクロック信号発生器と、このク
ロック信号発生器のクロック信号を受けてオン・オフ
し、前記充電回路における電源電圧供給用キャパシタを
前記電源及び接地側から電気的に遮断させる状態と、導
通させる状態と、を選択的にとりうるスイッチ素子と、
を含むこととしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例による電
力用非接地半導体スイッチの駆動回路10の概略構成を
示す。
力用非接地半導体スイッチの駆動回路10の概略構成を
示す。
【0017】この電力用非接地半導体スイッチの駆動回
路10は、図3ないし図5に示したスイッチトキャパシ
タ形DC−AC変換器の選択回路102と104に含ま
れるスイッチの駆動に用いられる場合を例示する。この
非接地半導体スイッチは、その両端電位は0から数百V
の高電位になり、かつスイッチの両端子が高低いずれの
電位状態となっても動作し得る双方向スイッチとして機
能することが必要である。半導体スイッチは、低いオン
抵抗、高速、高周波駆動で、ゲート駆動電力も小さな電
力でよいMOSFETが好適である。MOSFETはp
チャネル、nチャネルのいずれのタイプを用いてもよ
い。
路10は、図3ないし図5に示したスイッチトキャパシ
タ形DC−AC変換器の選択回路102と104に含ま
れるスイッチの駆動に用いられる場合を例示する。この
非接地半導体スイッチは、その両端電位は0から数百V
の高電位になり、かつスイッチの両端子が高低いずれの
電位状態となっても動作し得る双方向スイッチとして機
能することが必要である。半導体スイッチは、低いオン
抵抗、高速、高周波駆動で、ゲート駆動電力も小さな電
力でよいMOSFETが好適である。MOSFETはp
チャネル、nチャネルのいずれのタイプを用いてもよ
い。
【0018】図1に示す非接地半導体スイッチSkは、
2個のnチャネルMOSFETのソース端子同士を接続
させ、かつ両方のゲート端子を接続させた構成であり、
共通のゲート端子T1とドレイン端子T3、T4と、共
通のソース端子T2を備えている。MOSFETの構造
上、各々ソース側からドレイン側に対して順方向の寄生
ダイオードD1、D2が形成されている。
2個のnチャネルMOSFETのソース端子同士を接続
させ、かつ両方のゲート端子を接続させた構成であり、
共通のゲート端子T1とドレイン端子T3、T4と、共
通のソース端子T2を備えている。MOSFETの構造
上、各々ソース側からドレイン側に対して順方向の寄生
ダイオードD1、D2が形成されている。
【0019】非接地スイッチSkにクロック信号を供給
するクロック供給回路11は、クロック供給回路IC1
と、電気的に絶縁させた状態でクロック供給回路IC1
から出力されるクロックで非接地半導体スイッチSkを
駆動させる光結合素子12と、この光結合素子12に並
列に接続された電源電圧供給用キャパシタ14と、この
キャパシタ14を充電させるキャパシタ電圧充放電切替
回路16から構成されている。
するクロック供給回路11は、クロック供給回路IC1
と、電気的に絶縁させた状態でクロック供給回路IC1
から出力されるクロックで非接地半導体スイッチSkを
駆動させる光結合素子12と、この光結合素子12に並
列に接続された電源電圧供給用キャパシタ14と、この
キャパシタ14を充電させるキャパシタ電圧充放電切替
回路16から構成されている。
【0020】光結合素子12は、例えばLED等の発光
素子20aと、フォトトランジスタ等の受光素子20b
を備え、入出力間を電気的に絶縁させた状態で光を媒体
として電気信号を伝達する。
素子20aと、フォトトランジスタ等の受光素子20b
を備え、入出力間を電気的に絶縁させた状態で光を媒体
として電気信号を伝達する。
【0021】電源電圧供給用キャパシタ14は、フォト
カプラ20とドライバIC18に常時並列接続され、こ
れら光結合素子12が稼働するための電力を供給してい
る。
カプラ20とドライバIC18に常時並列接続され、こ
れら光結合素子12が稼働するための電力を供給してい
る。
【0022】キャパシタ電圧充放電切替回路16は、信
号発生回路IC1が低レベルのときキャパシタ14を充
電させる回路であり、信号発生回路IC1が高レベルの
ときキャパシタ14を非接地にする回路である。キャパ
シタ14の正極側はダイオード28bを介して直流電源
VDDに接続されており、同キャパシタ14の負極側
は、nチャネルMOSFET(28a)のドレインに接
続さている。nチャネルMOSFET(28a)のソー
スは接地され、そのゲートは信号発生回路IC1の出力
するクロックを反転させるインバータIC(26)の出
力に接続されている。
号発生回路IC1が低レベルのときキャパシタ14を充
電させる回路であり、信号発生回路IC1が高レベルの
ときキャパシタ14を非接地にする回路である。キャパ
シタ14の正極側はダイオード28bを介して直流電源
VDDに接続されており、同キャパシタ14の負極側
は、nチャネルMOSFET(28a)のドレインに接
続さている。nチャネルMOSFET(28a)のソー
スは接地され、そのゲートは信号発生回路IC1の出力
するクロックを反転させるインバータIC(26)の出
力に接続されている。
【0023】次に、図1の非接地半導体スイッチ駆動回
路の動作を説明する。
路の動作を説明する。
【0024】クロック信号発生器IC1のクロック信号
Φが低レベル(0V)のとき、インバータ26を介し
て、nチャネルMOSFET(28a)のゲート端子は
高レベルであり、MOSFET(28a)はオンしてい
る。また、ダイオードからなるスイッチ28bは、電源
VDDから電源電圧供給用キャパシタ14に向けて順方
向であるから、導通している。このとき、電源VDD→
ダイオード(28b)→電源電圧供給用キャパシタ14
→MOSFET(28a)を通る電流によって、電源電
圧供給用キャパシタ14は直流電源VDDまで充電され
る。
Φが低レベル(0V)のとき、インバータ26を介し
て、nチャネルMOSFET(28a)のゲート端子は
高レベルであり、MOSFET(28a)はオンしてい
る。また、ダイオードからなるスイッチ28bは、電源
VDDから電源電圧供給用キャパシタ14に向けて順方
向であるから、導通している。このとき、電源VDD→
ダイオード(28b)→電源電圧供給用キャパシタ14
→MOSFET(28a)を通る電流によって、電源電
圧供給用キャパシタ14は直流電源VDDまで充電され
る。
【0025】このとき、フォトカプラ20の出力は低レ
ベルであり、またドライブICの出力は低レベルであ
り、非接地半導体スイッチSkのゲート・ソース間には
電圧が印加されず、非接地スイッチSkはオフである。
ここで、スイッチ28aが導通しているので、非接地ス
イッチSkのソース端子T2は接地されている。非接地
スイッチSkがオフであり、端子T3、T4の電位が正
であるため、寄生ダイオードD1、D2は逆バイアスさ
れている。そのため、端子T3,T4は接地と遮断され
ており、非接地スイッチSkはオフ状態を維持できる。
また、非接地スイッチSkのT3,T4の電位はMOS
FETの耐圧まで加えることができ、端子T3とT4間
の電位差が正でも負でも、非接地スイッチSkは確実に
オフ状態を維持できる。
ベルであり、またドライブICの出力は低レベルであ
り、非接地半導体スイッチSkのゲート・ソース間には
電圧が印加されず、非接地スイッチSkはオフである。
ここで、スイッチ28aが導通しているので、非接地ス
イッチSkのソース端子T2は接地されている。非接地
スイッチSkがオフであり、端子T3、T4の電位が正
であるため、寄生ダイオードD1、D2は逆バイアスさ
れている。そのため、端子T3,T4は接地と遮断され
ており、非接地スイッチSkはオフ状態を維持できる。
また、非接地スイッチSkのT3,T4の電位はMOS
FETの耐圧まで加えることができ、端子T3とT4間
の電位差が正でも負でも、非接地スイッチSkは確実に
オフ状態を維持できる。
【0026】次にクロック信号発生器IC1の信号Φが
高レベル(VDD)のとき、インバータ26を介してM
OSFET(28a)のゲート電圧は零であり、スイッ
チ28aはオフである。そして、ダイオード28bは、
電源VDDから電源電圧供給用キャパシタ14に向けて
順方向であるから、オフ状態である。これによって電源
電圧供給用キャパシタ14及び非接地スイッチの端子T
1,T2は非接地の状態である。そして、フォトカプラ
20、ドライバIC18は、電源電圧供給用キャパシタ
14に貯えられた電力により動作し、非接地スイッチS
kのゲート・ソース間に正電圧を印加させて、非接地半
導体スイッチSkを確実に導通させている。
高レベル(VDD)のとき、インバータ26を介してM
OSFET(28a)のゲート電圧は零であり、スイッ
チ28aはオフである。そして、ダイオード28bは、
電源VDDから電源電圧供給用キャパシタ14に向けて
順方向であるから、オフ状態である。これによって電源
電圧供給用キャパシタ14及び非接地スイッチの端子T
1,T2は非接地の状態である。そして、フォトカプラ
20、ドライバIC18は、電源電圧供給用キャパシタ
14に貯えられた電力により動作し、非接地スイッチS
kのゲート・ソース間に正電圧を印加させて、非接地半
導体スイッチSkを確実に導通させている。
【0027】実施例では、電源電圧供給用キャパシタ1
4は、クロック信号Φの周波数が高いので、積層セラミ
ックコンデンサを使用している。このキャパシタは、電
荷の充放電できる素子であればよい。光結合素子は、実
施例において、出力がロジックタイプのフォトカプラ2
0と非接地半導体スイッチSkを高速に駆動させるため
MOSFETドライバIC18で構成されている。
4は、クロック信号Φの周波数が高いので、積層セラミ
ックコンデンサを使用している。このキャパシタは、電
荷の充放電できる素子であればよい。光結合素子は、実
施例において、出力がロジックタイプのフォトカプラ2
0と非接地半導体スイッチSkを高速に駆動させるため
MOSFETドライバIC18で構成されている。
【0028】キャパシタ電圧充放電切換え回路のスイッ
チ(28a、28b)は、クロック信号を受けてオン・
オフスイッチイングさせる素子であればよい。充電回路
のダイオード28bはnチャネルMOSFETやバイポ
ーラトランジスタを用いてもよく、スイッチ素子28a
はバイポーラトランジスタでもよい。クロック信号発生
器IC1のクロックが低レベルのとき、非接地スイッチ
Skはオンであり、電源電圧供給用キャパシタ14の負
極側の電位は、非接地スイッチSkのドレイン端子T
3、T4と同電位になる。そのため、ダイオード28a
とMOSFETスイッチ28bの降伏電圧は、非接地ス
イッチSkに加わる電位の最大値より高くなければなら
ない。
チ(28a、28b)は、クロック信号を受けてオン・
オフスイッチイングさせる素子であればよい。充電回路
のダイオード28bはnチャネルMOSFETやバイポ
ーラトランジスタを用いてもよく、スイッチ素子28a
はバイポーラトランジスタでもよい。クロック信号発生
器IC1のクロックが低レベルのとき、非接地スイッチ
Skはオンであり、電源電圧供給用キャパシタ14の負
極側の電位は、非接地スイッチSkのドレイン端子T
3、T4と同電位になる。そのため、ダイオード28a
とMOSFETスイッチ28bの降伏電圧は、非接地ス
イッチSkに加わる電位の最大値より高くなければなら
ない。
【0029】非接地半導体スイッチSkは、電流が双方
向に流れるスイッチである。端子T3からT4への方向
にしか電流が流れない非接地半導体スイッチを実現する
には、端子T4側のMOSFETの代わりに寄生ダイオ
ードD4と同じ極性にダイオードを接続してもよい。
向に流れるスイッチである。端子T3からT4への方向
にしか電流が流れない非接地半導体スイッチを実現する
には、端子T4側のMOSFETの代わりに寄生ダイオ
ードD4と同じ極性にダイオードを接続してもよい。
【0030】図2は非接地半導体スイッチSkの端子
(T3,T4)の電位が負の場合の実施例である。この
実施例では、非接地半導体スイッチSkは、2個のpチ
ャネルパワーMOSFETのソース同士とゲート同士を
各々接続させた構成であり、D3、D4がMOSFET
の持つ寄生ダイオードである。また、キャパシタ電圧充
放電切換え回路16のスイッチ28aは、pチャネルM
OSFETから構成され、そのソース端子は直流電源V
DDに接続され、ダイオード28bは接地側に配置され
ている。さらに、この第2の実施例では、電源電圧供給
用キャパシタ14の高電位側が、非接地スイッチSkの
共通ソース端子T2に接続されている。他の回路構成は
前記した実施例と同一であり、前記第1実施例と同一の
符号及び番号を付している。
(T3,T4)の電位が負の場合の実施例である。この
実施例では、非接地半導体スイッチSkは、2個のpチ
ャネルパワーMOSFETのソース同士とゲート同士を
各々接続させた構成であり、D3、D4がMOSFET
の持つ寄生ダイオードである。また、キャパシタ電圧充
放電切換え回路16のスイッチ28aは、pチャネルM
OSFETから構成され、そのソース端子は直流電源V
DDに接続され、ダイオード28bは接地側に配置され
ている。さらに、この第2の実施例では、電源電圧供給
用キャパシタ14の高電位側が、非接地スイッチSkの
共通ソース端子T2に接続されている。他の回路構成は
前記した実施例と同一であり、前記第1実施例と同一の
符号及び番号を付している。
【0031】この実施例では、クロック信号発生器IC
1が生成するクロック信号Φが低レベル(0V)のとき
は、スイッチ28aのゲート・ソース間電圧は−VDD
となり、同スイッチ28aはオンしている。ダイオード
からなるスイッチ28bは、電源VDDから接地に向け
て順方向であるから、導通している。そして、電源VD
D→スイッチ28a→電源電圧供給用キャパシタ14→
ダイオード28bを通る電流によって、キャパシタ14
はVDDの電位まで充電される。
1が生成するクロック信号Φが低レベル(0V)のとき
は、スイッチ28aのゲート・ソース間電圧は−VDD
となり、同スイッチ28aはオンしている。ダイオード
からなるスイッチ28bは、電源VDDから接地に向け
て順方向であるから、導通している。そして、電源VD
D→スイッチ28a→電源電圧供給用キャパシタ14→
ダイオード28bを通る電流によって、キャパシタ14
はVDDの電位まで充電される。
【0032】このとき、インバータ26を介してフォト
カプラ20の入力には高電圧が印加しており、ドライバ
IC18の出力は高電位であるが、pチャネルMOSF
ETスイッチSkのソース端子T2の電位も高電位であ
るため、同スイッチSkのゲート・ソース間電圧は零で
あり、非接地スイッチSkはオフである。また、ソース
端子T2は直流電源VDDに接続されるが、ドレイン端
子T3、T4は負電位であるから寄生ダイオードD3、
D4は逆バイアスされている。その結果、端子T3、T
4は直流電源VDDと絶縁され、非接地スイッチSkは
オフ状態を維持できる。
カプラ20の入力には高電圧が印加しており、ドライバ
IC18の出力は高電位であるが、pチャネルMOSF
ETスイッチSkのソース端子T2の電位も高電位であ
るため、同スイッチSkのゲート・ソース間電圧は零で
あり、非接地スイッチSkはオフである。また、ソース
端子T2は直流電源VDDに接続されるが、ドレイン端
子T3、T4は負電位であるから寄生ダイオードD3、
D4は逆バイアスされている。その結果、端子T3、T
4は直流電源VDDと絶縁され、非接地スイッチSkは
オフ状態を維持できる。
【0033】次に、クロック信号Φが高レベル(VD
D)のときは、MOSFETスイッチ28aのゲート・
ソース間電圧は零であり、同スイッチ28aはオフ状態
である。そして、非接地スイッチSkの端子T3、T4
は負電位であるから、ソース端子T2に接続された電源
電圧供給用キャパシタ14の高電位側もこれに対応して
負電位である。よって、接地側が高い電位状態であり、
ダイオード28bはオフであり、その結果、電源電圧供
給用キャパシタ14及び光結合素子12は非接地の状態
である。このとき、フォトカプラ20とドライバIC1
8の出力は低レベルであり、非接地スイッチSkのゲー
ト・ソース間は負電圧(−VDD)が印加されており、
非接地スイッチSkを確実にオン動作させる。
D)のときは、MOSFETスイッチ28aのゲート・
ソース間電圧は零であり、同スイッチ28aはオフ状態
である。そして、非接地スイッチSkの端子T3、T4
は負電位であるから、ソース端子T2に接続された電源
電圧供給用キャパシタ14の高電位側もこれに対応して
負電位である。よって、接地側が高い電位状態であり、
ダイオード28bはオフであり、その結果、電源電圧供
給用キャパシタ14及び光結合素子12は非接地の状態
である。このとき、フォトカプラ20とドライバIC1
8の出力は低レベルであり、非接地スイッチSkのゲー
ト・ソース間は負電圧(−VDD)が印加されており、
非接地スイッチSkを確実にオン動作させる。
【0034】キャパシタ電圧充放電切替回路のダイオー
ド(28b)は、pチャネルMOSFETやバイポーラ
トランジスタを用いてもよい。また、pチャネルMOS
FET(28a)は、バイポーラトランジスタでもよ
い。
ド(28b)は、pチャネルMOSFETやバイポーラ
トランジスタを用いてもよい。また、pチャネルMOS
FET(28a)は、バイポーラトランジスタでもよ
い。
【0035】非接地半導体スイッチSkは、電流が双方
向に流れるスイッチである。端子T4からT3の方向に
しか電流が流れない非接地半導体スイッチを実現するに
は、端子T4側のMOSFETの代わりに寄生ダイオー
ドD4と同じ極性にダイオードを接続してもよい。
向に流れるスイッチである。端子T4からT3の方向に
しか電流が流れない非接地半導体スイッチを実現するに
は、端子T4側のMOSFETの代わりに寄生ダイオー
ドD4と同じ極性にダイオードを接続してもよい。
【0036】本発明に係る電力用非接地半導体スイッチ
の駆動回路は、上記した実施例構成に限るものではな
く、スイッチトキャパシタ形変成器、その他非接地での
スイッチングが必要な任意の回路装置に適用可能であ
る。
の駆動回路は、上記した実施例構成に限るものではな
く、スイッチトキャパシタ形変成器、その他非接地での
スイッチングが必要な任意の回路装置に適用可能であ
る。
【0037】以上のように、本発明は、電力用非接地半
導体スイッチを高速で、しかも確実に駆動させることが
できるばかりでなく、別電源を必要とせず、電力損失も
少なく、回路構成が極めて簡単であるうえに、部品点数
が極めて少ない駆動回路を構成できる。
導体スイッチを高速で、しかも確実に駆動させることが
できるばかりでなく、別電源を必要とせず、電力損失も
少なく、回路構成が極めて簡単であるうえに、部品点数
が極めて少ない駆動回路を構成できる。
【0038】さらに、本発明によれば、非接地スイッチ
回路の端子には0VからMOSFETの耐圧までの高い
電位を加えることができ、かつ、端子の電位はどちら側
が高くなっても低くなっても確実にオン・オフ動作させ
ることが可能である。
回路の端子には0VからMOSFETの耐圧までの高い
電位を加えることができ、かつ、端子の電位はどちら側
が高くなっても低くなっても確実にオン・オフ動作させ
ることが可能である。
【0039】本発明は、コイルやトランスなどの磁性部
品を使用せず、キャパシタ、MOSFET、ダイオー
ド、フォトカプラ、ロジックIC等の比較的IC化可能
な素子で構成されいるので、IC化が可能である。
品を使用せず、キャパシタ、MOSFET、ダイオー
ド、フォトカプラ、ロジックIC等の比較的IC化可能
な素子で構成されいるので、IC化が可能である。
【0040】従来の電源回路は、トランスやコイル等の
磁性部品を用いているので、IC化が困難である。上記
の実施例で示したようなスイッチトキャパシタ変成器を
用いた電源回路は、磁性部品を使用せず、回路のIC化
が可能となる。しかし、スイッチトキャパシタ変成器で
は、多数の非接地半導体スイッチを使用するため、従来
の非接地半導体スイッチを駆動する回路を使用した場
合、IC化に適さなかった。本発明の非接地半導体スイ
ッチ駆動回路を用いてスイッチトキャパシタ変成器を動
作させることにより、これまで成しえなかった、電源回
路のIC化が可能になる。
磁性部品を用いているので、IC化が困難である。上記
の実施例で示したようなスイッチトキャパシタ変成器を
用いた電源回路は、磁性部品を使用せず、回路のIC化
が可能となる。しかし、スイッチトキャパシタ変成器で
は、多数の非接地半導体スイッチを使用するため、従来
の非接地半導体スイッチを駆動する回路を使用した場
合、IC化に適さなかった。本発明の非接地半導体スイ
ッチ駆動回路を用いてスイッチトキャパシタ変成器を動
作させることにより、これまで成しえなかった、電源回
路のIC化が可能になる。
【図1】実施例に係る非接地半導体スイッチをnチャネ
ルMOSFETで構成した場合の具体回路構成図であ
る。
ルMOSFETで構成した場合の具体回路構成図であ
る。
【図2】実施例に係る非接地半導体スイッチをpチャネ
ルMOSFETで構成した場合の具体回路構成図であ
る。
ルMOSFETで構成した場合の具体回路構成図であ
る。
【図3】本発明実施例を兼ねた従来のスイッチトキャパ
シタ形DC−ACコンバータ回路構成図である。
シタ形DC−ACコンバータ回路構成図である。
【図4】図3に示す回路を制御するクロック信号および
出力電圧の波形を示すグラフ図である。
出力電圧の波形を示すグラフ図である。
【図5】図3の回路動作説明のダイアグラム図である。
【図6】従来の電力用非接地半導体スイッチの駆動回路
の概略回路構成説明図である。
の概略回路構成説明図である。
10 電力用非接地半導体スイッチの駆動回路 11 クロック供給回路 12 光結合素子 14 電源電圧供給用キャパシタ 16 キャパシタ電圧充放電切換え回路 18 ドライバIC 20 フォトカプラ 22 閉回路 24 充電回路 26 インバータ 28a MOSFETスイッチ 28b ダイオード Sk 非接地半導体スイッチ IC1 クロック信号発生器 VDD 直流電源 T1 非接地半導体スイッチの制御端子(ゲート端子) T2 非接地半導体スイッチの制御端子(ソース端子) T3,T4 非接地半導体スイッチの外部接続端子 D1,D2,D3,D4 寄生ダイオード
Claims (2)
- 【請求項1】 非接地状態で負荷に対してオン・オフの
スイッチング動作を行なう半導体スイッチと、 この半導体スイッチにクロック信号を供給するクロック
供給回路と、を有し、 該クロック供給回路は、前記半導体スイッチに接続さ
れ、光を感知して該半導体スイッチに電気信号を供給す
る光結合素子と、 この光結合素子と閉回路を構成するように接続された電
源電圧供給用キャパシタと、 この電源電圧供給用キャパシタを充電させる電源と、 前記光結合素子を介して前記半導体スイッチをオフ動作
させるときには前記電源から該電源電圧供給用キャパシ
タを充電させるとともに、前記半導体スイッチをオン動
作させるときには、前記電源から電源電圧供給用キャパ
シタへの充電回路を開き、該電源電圧供給用キャパシタ
の充電電圧を電源として該半導体スイッチを駆動させる
キャパシタ電圧充放電切換え手段と、からなる電力用非
接地半導体スイッチの駆動回路。 - 【請求項2】前記キャパシタ電圧充放電切換え手段は、
前記光結合素子の発光素子に光起動電圧を生じさせ得る
ように接続されたクロック信号発生器と、 このクロック信号発生器のクロック信号を受けてオン・
オフし、前記充電回路における電源電圧供給用キャパシ
タを前記電源及び接地側から電気的に遮断させる状態と
導通させる状態とを選択的にとりうるスイッチ素子と、
を含む請求項1記載の電力用非接地半導体スイッチの駆
動回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10029262A JPH11215835A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 電力用非接地半導体スイッチの駆動回路 |
US09/414,139 US6362921B1 (en) | 1998-01-26 | 1999-10-07 | Optical element, holding structure for optical element, and image pickup apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10029262A JPH11215835A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 電力用非接地半導体スイッチの駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11215835A true JPH11215835A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=12271375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10029262A Pending JPH11215835A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 電力用非接地半導体スイッチの駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11215835A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005081140A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | General Electric Co <Ge> | 超音波トランスデューサ・アレイの高電圧スイッチングのための方法及び装置 |
JP2009118447A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-28 | Onkyo Corp | スイッチングアンプ |
EP2559162A2 (en) * | 2010-04-12 | 2013-02-20 | Sapiens Steering Brain Stimulation B.V. | Control circuitry and method for controlling a bi-directional switch system, a bi-directional switch, a switching matrix and a medical stimulator |
WO2014171176A1 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-10-23 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | スイッチング装置、故障検知装置、太陽光発電システム、及びスイッチング方法 |
US9793261B2 (en) | 2015-09-09 | 2017-10-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Power semiconductor device |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP10029262A patent/JPH11215835A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005081140A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | General Electric Co <Ge> | 超音波トランスデューサ・アレイの高電圧スイッチングのための方法及び装置 |
JP2009118447A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-28 | Onkyo Corp | スイッチングアンプ |
EP2559162A2 (en) * | 2010-04-12 | 2013-02-20 | Sapiens Steering Brain Stimulation B.V. | Control circuitry and method for controlling a bi-directional switch system, a bi-directional switch, a switching matrix and a medical stimulator |
JP2013524713A (ja) * | 2010-04-12 | 2013-06-17 | サピエンス ステアリング ブレイン スティムレーション ベー ヴィ | 双方向スイッチシステム、双方向スイッチ、スイッチングマトリックスおよび医療用刺激装置を制御する制御回路構造ならびに方法 |
US8937504B2 (en) | 2010-04-12 | 2015-01-20 | Sapiens Steering Brain Stimulation B.V. | Control circuitry and method for controlling a bi-directional switch system, a bi-directional switch, a switching matrix and a medical stimulator |
US9590442B2 (en) | 2010-04-12 | 2017-03-07 | Medtronic Bakken Research Center B.V. | Control circuitry and method for controlling a bi-directional switch system, a bi-directional switch, a switching matrix and a medical stimulator |
WO2014171176A1 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-10-23 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | スイッチング装置、故障検知装置、太陽光発電システム、及びスイッチング方法 |
US9793261B2 (en) | 2015-09-09 | 2017-10-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Power semiconductor device |
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