JPH11215601A - 電気車制御装置 - Google Patents
電気車制御装置Info
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- JPH11215601A JPH11215601A JP1162698A JP1162698A JPH11215601A JP H11215601 A JPH11215601 A JP H11215601A JP 1162698 A JP1162698 A JP 1162698A JP 1162698 A JP1162698 A JP 1162698A JP H11215601 A JPH11215601 A JP H11215601A
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- Japan
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- electromagnetic contactor
- control device
- voltage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両基地内作業において高圧給電を一車両に
対して行なっている場合、他の車両で作業をしている者
の安全を確保する。 【解決手段】 この発明の電気車制御装置は、各車両間
の高圧引き通し線2に対して車両ごとに高圧引き通し、
その解除を行う電磁接触器6を設け、速度によって開閉
制御するようにしたものである。編成車両が低速あるい
は停止している場合には電磁接触器6をオープンさせる
ことによって、ある車両に高圧給電している場合に、そ
の高圧が高圧引き通し線2を通して他の車両に配電され
ることがないようにし、他の車両の作業員の安全を確保
する。
対して行なっている場合、他の車両で作業をしている者
の安全を確保する。 【解決手段】 この発明の電気車制御装置は、各車両間
の高圧引き通し線2に対して車両ごとに高圧引き通し、
その解除を行う電磁接触器6を設け、速度によって開閉
制御するようにしたものである。編成車両が低速あるい
は停止している場合には電磁接触器6をオープンさせる
ことによって、ある車両に高圧給電している場合に、そ
の高圧が高圧引き通し線2を通して他の車両に配電され
ることがないようにし、他の車両の作業員の安全を確保
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下鉄などの第3
軌条からの集電による電気車に搭載される補助電源装置
あるいは駆動用制御装置のような電気車制御装置に関す
る。
軌条からの集電による電気車に搭載される補助電源装置
あるいは駆動用制御装置のような電気車制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、地下鉄あるいは高架鉄道におい
て、電気車は第3軌条から直流600Vあるいは750
Vの電力を供給する。供給された直流600Vあるいは
750Vの電力は、電気車のモーター駆動用制御装置あ
るいはエアコンなどの車載機器に安定した低圧(交流)
電力を供給する補助電源に入力される。
て、電気車は第3軌条から直流600Vあるいは750
Vの電力を供給する。供給された直流600Vあるいは
750Vの電力は、電気車のモーター駆動用制御装置あ
るいはエアコンなどの車載機器に安定した低圧(交流)
電力を供給する補助電源に入力される。
【0003】しかし、第3軌条には線路の分岐、変電所
の給電区間の分離などの理由により、ギャップ(デッド
セクション)が必ず設けられ、1車両長以上の長いギャ
ップも多い。このようなギャップを電気車が通過する場
合、編成内に直流600Vあるいは750Vの高圧引き
通し線が準備されていないと、電力中断によってモータ
ー駆動用制御装置や補助電源装置が停止することにな
る。
の給電区間の分離などの理由により、ギャップ(デッド
セクション)が必ず設けられ、1車両長以上の長いギャ
ップも多い。このようなギャップを電気車が通過する場
合、編成内に直流600Vあるいは750Vの高圧引き
通し線が準備されていないと、電力中断によってモータ
ー駆動用制御装置や補助電源装置が停止することにな
る。
【0004】しかしながら、最近ではインバーターのよ
うなパワーエレクトロニクス応用の制御装置を補助電源
装置に採用することが多いが、これらの装置は瞬時停電
に弱い。殊に、補助電源装置の場合、瞬時停電により停
止すると、次の第3軌条への再着線により起動するまで
の間はエアコンのような補助電源装置から低圧電力が供
給されている補機が停止するので、乗客へのサービス低
下につながる問題点があった。
うなパワーエレクトロニクス応用の制御装置を補助電源
装置に採用することが多いが、これらの装置は瞬時停電
に弱い。殊に、補助電源装置の場合、瞬時停電により停
止すると、次の第3軌条への再着線により起動するまで
の間はエアコンのような補助電源装置から低圧電力が供
給されている補機が停止するので、乗客へのサービス低
下につながる問題点があった。
【0005】そこで従来から、編成内に高圧引き通し線
を設けることにより電気車が第3軌条のギャップを通過
している時でも補助電源装置などの車載機器が編成内の
いずれかの集電シューから直流600Vあるいは750
Vの電力を連続的に受電できるようにしている。
を設けることにより電気車が第3軌条のギャップを通過
している時でも補助電源装置などの車載機器が編成内の
いずれかの集電シューから直流600Vあるいは750
Vの電力を連続的に受電できるようにしている。
【0006】図2はこのような従来の電気車制御装置の
回路構成を示したものである。図2に示す電気車制御装
置は、5両編成の電気車に対するもので、前後のA車、
中間のB車、さらに中央のC車によって編成され、A,
B,C各車両に600Vの直流電圧を第3軌条から個々
に逆流素子ダイオード1を介して取り入れ、また高圧引
き通し線2によって各車両間を接続した回路構成になっ
ている。そして、B車には、直流から3相低圧交流を作
り出す補助電源装置としてのインバーター3と、100
V低圧直流を作り出す補助電源装置としてのDC−DC
コンバータ4が設けられ、A車とC車にはDC−DCコ
ンバータ4が設けられている。
回路構成を示したものである。図2に示す電気車制御装
置は、5両編成の電気車に対するもので、前後のA車、
中間のB車、さらに中央のC車によって編成され、A,
B,C各車両に600Vの直流電圧を第3軌条から個々
に逆流素子ダイオード1を介して取り入れ、また高圧引
き通し線2によって各車両間を接続した回路構成になっ
ている。そして、B車には、直流から3相低圧交流を作
り出す補助電源装置としてのインバーター3と、100
V低圧直流を作り出す補助電源装置としてのDC−DC
コンバータ4が設けられ、A車とC車にはDC−DCコ
ンバータ4が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の電気車制御装置の回路構成では、次のような問題
点があった。補助電源装置等の車載機器の連続運転のた
めに、編成内の高圧引き通し線によって全車両を接続し
ているために、逆に車両基地内で電気車の整備、点検な
どの保守を行う際、補機を動作させるために第3軌条集
電シューなどによって基地内の軌条電源から直流600
Vあるいは750Vを車両に給電する。この時、高圧引
き通し線があると、直流600Vあるいは750Vを直
接受電している車両以外の車両にも高圧引き通し線を通
じて同じ600Vあるいは750Vが通電されることに
なるため安全が確保されるとは言いがたい問題点があっ
た。
従来の電気車制御装置の回路構成では、次のような問題
点があった。補助電源装置等の車載機器の連続運転のた
めに、編成内の高圧引き通し線によって全車両を接続し
ているために、逆に車両基地内で電気車の整備、点検な
どの保守を行う際、補機を動作させるために第3軌条集
電シューなどによって基地内の軌条電源から直流600
Vあるいは750Vを車両に給電する。この時、高圧引
き通し線があると、直流600Vあるいは750Vを直
接受電している車両以外の車両にも高圧引き通し線を通
じて同じ600Vあるいは750Vが通電されることに
なるため安全が確保されるとは言いがたい問題点があっ
た。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、ギャップの存在する第3軌条集電シス
テムを走行する電気車に対する電気車制御装置におい
て、補助電源などの車載機器の連続運転を可能にすると
共に、装置保守作業時の安全性も向上できる電気車制御
装置を提供することを目的とする。
なされたもので、ギャップの存在する第3軌条集電シス
テムを走行する電気車に対する電気車制御装置におい
て、補助電源などの車載機器の連続運転を可能にすると
共に、装置保守作業時の安全性も向上できる電気車制御
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第3
軌条から直流電力を集電し、複数両の車両で構成される
電気車制御装置において、各車両ごとに集電器を通じて
得た直流電力の車両間の引き通し、及び引き通し解除の
切り替えが可能な電磁接触器を備えたものである。
軌条から直流電力を集電し、複数両の車両で構成される
電気車制御装置において、各車両ごとに集電器を通じて
得た直流電力の車両間の引き通し、及び引き通し解除の
切り替えが可能な電磁接触器を備えたものである。
【0010】請求項1の発明の電気車制御装置では、複
数両の車両間の高圧引き通しを車両ごとに電磁接触器に
よって開閉することができ、特に保守点検作業時にはあ
らかじめ電磁接触器によって車両ごとの高圧引き通しを
解除しておくことによって、ある車両に対して直流60
0Vあるいは750Vを受電させている場合でも他の車
両には高圧引き通し線を通じてその直流が流れ込むこと
がなく、作業の安全性が確保できる。
数両の車両間の高圧引き通しを車両ごとに電磁接触器に
よって開閉することができ、特に保守点検作業時にはあ
らかじめ電磁接触器によって車両ごとの高圧引き通しを
解除しておくことによって、ある車両に対して直流60
0Vあるいは750Vを受電させている場合でも他の車
両には高圧引き通し線を通じてその直流が流れ込むこと
がなく、作業の安全性が確保できる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明の電気
車制御装置において、前記電磁接触器が車両速度に基づ
いて開閉動作するようにしたものである。
車制御装置において、前記電磁接触器が車両速度に基づ
いて開閉動作するようにしたものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明の電気
車制御装置において、前記電磁接触器が車両の低速時に
は開に、中高速時には閉になるように開閉動作するよう
にしたものである。
車制御装置において、前記電磁接触器が車両の低速時に
は開に、中高速時には閉になるように開閉動作するよう
にしたものである。
【0013】請求項2及び3の発明の電気車制御装置で
は、特に保守点検作業時には基地内で低速で移動させた
り、停止状態で作業することが多く、車速によって通常
走行状態と容易に区別することができるので、低速時に
電磁接触器を自動的に開放させることによって車両間の
高圧引き通しを解除しておくことができ、他の車両で作
業している人が知らずに電気が通っていないと思って自
車両の高圧線に触れたような場合の安全性が確保でき
る。
は、特に保守点検作業時には基地内で低速で移動させた
り、停止状態で作業することが多く、車速によって通常
走行状態と容易に区別することができるので、低速時に
電磁接触器を自動的に開放させることによって車両間の
高圧引き通しを解除しておくことができ、他の車両で作
業している人が知らずに電気が通っていないと思って自
車両の高圧線に触れたような場合の安全性が確保でき
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の発明の電気
車制御装置において、前記電磁接触器が停電時には高圧
引き通しを解除するノーマルオープン型の動作をするも
のであり、電磁接触器が開閉制御信号を受けなくなった
場合にも各車両間の高圧引き通しを自動的に解除するこ
とができ、保守点検作業時の安全性が確保できる。
車制御装置において、前記電磁接触器が停電時には高圧
引き通しを解除するノーマルオープン型の動作をするも
のであり、電磁接触器が開閉制御信号を受けなくなった
場合にも各車両間の高圧引き通しを自動的に解除するこ
とができ、保守点検作業時の安全性が確保できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1はこの発明の1つの実施の形態
の回路構成を示している。この図1に示す電気車制御装
置の回路構成は、図2に示した従来の電気車制御装置の
回路構成とほぼ共通しているが、従来の回路構成に対し
て、逆流阻止ダイオード1の出力側において高圧引き通
し線2に対して各車両ごとに電磁接触器6を設置し、車
両間の高圧引き通しとその解除ができるようにした点を
特徴としている。したがってその他の回路要素は共通す
るので、同一の符号を付すことによってその詳しい説明
は省略する。またこの実施の形態の特徴として、先頭A
車両と後尾A車両とにはそれぞれ速度信号を入力して、
各電磁接触器6の開閉制御を行うための接触器制御部7
を備えている。
基づいて詳説する。図1はこの発明の1つの実施の形態
の回路構成を示している。この図1に示す電気車制御装
置の回路構成は、図2に示した従来の電気車制御装置の
回路構成とほぼ共通しているが、従来の回路構成に対し
て、逆流阻止ダイオード1の出力側において高圧引き通
し線2に対して各車両ごとに電磁接触器6を設置し、車
両間の高圧引き通しとその解除ができるようにした点を
特徴としている。したがってその他の回路要素は共通す
るので、同一の符号を付すことによってその詳しい説明
は省略する。またこの実施の形態の特徴として、先頭A
車両と後尾A車両とにはそれぞれ速度信号を入力して、
各電磁接触器6の開閉制御を行うための接触器制御部7
を備えている。
【0016】この接触器制御部7は、車両の速度信号が
5km/h以下になるならば各電磁接触器6を開放し、
速度信号が中・高速、つまり5km/hを超える速度に
なれば各電磁接触器6を閉じさせる開閉制御を行うもの
である。さらに各電磁接触器6は、制御信号が入力され
ない場合はオープン状態になるノーマルオープン型のも
のである。
5km/h以下になるならば各電磁接触器6を開放し、
速度信号が中・高速、つまり5km/hを超える速度に
なれば各電磁接触器6を閉じさせる開閉制御を行うもの
である。さらに各電磁接触器6は、制御信号が入力され
ない場合はオープン状態になるノーマルオープン型のも
のである。
【0017】次に、上記の実施の形態の電気車制御装置
の動作について説明する。この実施の形態の場合には、
第3軌条から600Vの直流を各車両A,B,Cが逆流
阻止ダイオード1を介して取り込む構成になっている。
そして先頭A車両と後尾A車両とのそれぞれの接触器制
御部7には速度信号が入力されており、このいずれか
(通常は運転士が運転操作している側)の車両の接触器
制御部7のみが作動し、速度信号の高低に基づいて各電
磁接触器6の開閉制御を行う。いま車両の速度が10k
m/hである場合には、接触器制御部7は中・高速走行
中であるとみなして各車両の電磁接触器6をクローズさ
せる。したがって第3軌条から集電シューを介して取り
組まれる直流600Vは、逆流阻止ダイオード1を通じ
て各車両に取り組まれ、例えば、B車に搭載されている
補助電源装置としてのインバーター3は直流入力600
Vを3相低圧交流に変換して低圧引き通し線5を介して
各車両に配電することになる。また、各車両の補助電源
装置としてのDC−DCコンバータ4は、逆流阻止ダイ
オード1を通じて第3軌条から取り組まれる600V直
流を100Vの直流に変換して各車両の直流負荷に対し
て給電することになる。
の動作について説明する。この実施の形態の場合には、
第3軌条から600Vの直流を各車両A,B,Cが逆流
阻止ダイオード1を介して取り込む構成になっている。
そして先頭A車両と後尾A車両とのそれぞれの接触器制
御部7には速度信号が入力されており、このいずれか
(通常は運転士が運転操作している側)の車両の接触器
制御部7のみが作動し、速度信号の高低に基づいて各電
磁接触器6の開閉制御を行う。いま車両の速度が10k
m/hである場合には、接触器制御部7は中・高速走行
中であるとみなして各車両の電磁接触器6をクローズさ
せる。したがって第3軌条から集電シューを介して取り
組まれる直流600Vは、逆流阻止ダイオード1を通じ
て各車両に取り組まれ、例えば、B車に搭載されている
補助電源装置としてのインバーター3は直流入力600
Vを3相低圧交流に変換して低圧引き通し線5を介して
各車両に配電することになる。また、各車両の補助電源
装置としてのDC−DCコンバータ4は、逆流阻止ダイ
オード1を通じて第3軌条から取り組まれる600V直
流を100Vの直流に変換して各車両の直流負荷に対し
て給電することになる。
【0018】一方、速度信号が5km/h以下になった
場合、つまり、低速走行になった場合には、接触器制御
部7は各車両の電磁接触器6に対して開放信号を送り、
各電磁接触器6は解放し、高圧引き通し線2は車両ごと
に分断されることになる。したがって、他の車両から逆
流阻止ダイオード1を介して取り込まれる直流600V
が自車両に送り込まれて来ることがなくなる。
場合、つまり、低速走行になった場合には、接触器制御
部7は各車両の電磁接触器6に対して開放信号を送り、
各電磁接触器6は解放し、高圧引き通し線2は車両ごと
に分断されることになる。したがって、他の車両から逆
流阻止ダイオード1を介して取り込まれる直流600V
が自車両に送り込まれて来ることがなくなる。
【0019】したがって、例えば、車両基地内に編成車
両を送り込み、ここで点検整備作業を行う場合、ある車
両(例えば、A車両)に対して点検整備を行う場合、第
3軌条と同じ600V電源から受電を行う場合、そのA
車両の600V直流が高圧引き通し線2を介してB車両
に送られることはなくなり、知らずにB車両あるいはC
車両で作業している人が何らかの原因でその車両の高圧
線に触れたとしても危険はないのである。
両を送り込み、ここで点検整備作業を行う場合、ある車
両(例えば、A車両)に対して点検整備を行う場合、第
3軌条と同じ600V電源から受電を行う場合、そのA
車両の600V直流が高圧引き通し線2を介してB車両
に送られることはなくなり、知らずにB車両あるいはC
車両で作業している人が何らかの原因でその車両の高圧
線に触れたとしても危険はないのである。
【0020】さらに、電磁接触器6各々はノーマルオー
プン型を採用しているため、接触器制御部7から信号が
供給されない場合にもオープン状態になる。したがっ
て、編成車両が完全に停止している場合には各車両の高
圧引き通しが解除されることになり、ある車両だけを整
備点検しようとする場合の安全をいっそう確実に確保で
きることになる。
プン型を採用しているため、接触器制御部7から信号が
供給されない場合にもオープン状態になる。したがっ
て、編成車両が完全に停止している場合には各車両の高
圧引き通しが解除されることになり、ある車両だけを整
備点検しようとする場合の安全をいっそう確実に確保で
きることになる。
【0021】なお、電磁接触器6はノーマルオープン型
であるから、制御信号を受信しない限り閉じることはな
く、フェイルセーフとなっているが、さらに安全性を高
めるために、電磁接触器として補助接点を持ち、主接点
の溶着を検知させてオープンする構造のものを採用する
ことができる。
であるから、制御信号を受信しない限り閉じることはな
く、フェイルセーフとなっているが、さらに安全性を高
めるために、電磁接触器として補助接点を持ち、主接点
の溶着を検知させてオープンする構造のものを採用する
ことができる。
【0022】また上記の実施の形態の場合、接触器制御
部7によって車両速度に応じて自動的に各電磁接触器6
の開閉を制御するようにしたが、これは個別に開閉操作
できるものを採用することもできる。
部7によって車両速度に応じて自動的に各電磁接触器6
の開閉を制御するようにしたが、これは個別に開閉操作
できるものを採用することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、複数両の車両間の高圧引き通しを車両ごとに電磁接
触器によって開閉することができ、特に保守点検作業時
にはあらかじめ電磁接触器によって車両ごとの高圧引き
通しを解除しておくことによって、ある車両に対して直
流600Vあるいは750Vを受電させている場合でも
他の車両には高圧引き通し線を通じてその直流が流れ込
むことがなく、他の車両で作業している人が知らずに電
気が通っていないと思って自車両の高圧線に触れたよう
な場合にも安全性が確保できる。
ば、複数両の車両間の高圧引き通しを車両ごとに電磁接
触器によって開閉することができ、特に保守点検作業時
にはあらかじめ電磁接触器によって車両ごとの高圧引き
通しを解除しておくことによって、ある車両に対して直
流600Vあるいは750Vを受電させている場合でも
他の車両には高圧引き通し線を通じてその直流が流れ込
むことがなく、他の車両で作業している人が知らずに電
気が通っていないと思って自車両の高圧線に触れたよう
な場合にも安全性が確保できる。
【0024】請求項2及び3の発明によれば、特に保守
点検作業時には基地内で低速で移動させたり、停止状態
で作業することが多いが、車速によって通常走行状態と
容易に区別することができるので、低速時に電磁接触器
を自動的に開放させることによって車両間の高圧引き通
しを解除しておくことができ、保守点検作業時の安全性
が確保できる。
点検作業時には基地内で低速で移動させたり、停止状態
で作業することが多いが、車速によって通常走行状態と
容易に区別することができるので、低速時に電磁接触器
を自動的に開放させることによって車両間の高圧引き通
しを解除しておくことができ、保守点検作業時の安全性
が確保できる。
【0025】請求項4の発明によれば、電磁接触器に停
電時に高圧引き通しを解除するノーマルオープン型の動
作をするものを採用することにより、電磁接触器が開閉
制御信号を受けなくなった場合にも各車両間の高圧引き
通しを自動的に解除することができ、保守点検作業時の
安全性がより確実に確保できる。
電時に高圧引き通しを解除するノーマルオープン型の動
作をするものを採用することにより、電磁接触器が開閉
制御信号を受けなくなった場合にも各車両間の高圧引き
通しを自動的に解除することができ、保守点検作業時の
安全性がより確実に確保できる。
【図1】本発明の1つの実施の形態の回路ブロック図。
【図2】従来例の回路ブロック図。
1 逆流阻止ダイオード 2 高圧引き通し線 3 インバーター 4 DC−DCコンバータ 5 低圧引き通し線 6 電磁接触器 7 接触器制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 第3軌条から直流電力を集電し、複数両
の車両で構成される電気車制御装置において、 各車両ごとに集電器を通じて得た直流電力の車両間の引
き通し、及び引き通し解除の切り替えが可能な電磁接触
器を備えたことを特徴とする電気車制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電気車制御装置におい
て、前記電磁接触器が車両速度に基づいて開閉動作する
ことを特徴とする電気車制御装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の電気車制御装置におい
て、前記電磁接触器が車両の低速時には開に、中高速時
には閉になるように開閉動作すること特徴とする電気車
制御装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の電気車制御装置におい
て、前記電磁接触器が停電時には高圧引き通しを解除す
るノーマルオープン型の動作をすることを特徴とする電
気車制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1162698A JPH11215601A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 電気車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1162698A JPH11215601A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 電気車制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11215601A true JPH11215601A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11783149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1162698A Pending JPH11215601A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 電気車制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11215601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7683558B2 (en) | 2004-11-05 | 2010-03-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Electric car control apparatus |
JP2013211953A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | East Japan Railway Co | 車両の移動禁止装置とその移動禁止システム |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP1162698A patent/JPH11215601A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7683558B2 (en) | 2004-11-05 | 2010-03-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Electric car control apparatus |
USRE44060E1 (en) | 2004-11-05 | 2013-03-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric car control apparatus |
JP2013211953A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | East Japan Railway Co | 車両の移動禁止装置とその移動禁止システム |
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