JPH11215496A - 3次元データ圧縮装置、3次元データ復元装置および記録媒体 - Google Patents

3次元データ圧縮装置、3次元データ復元装置および記録媒体

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JPH11215496A
JPH11215496A JP1628298A JP1628298A JPH11215496A JP H11215496 A JPH11215496 A JP H11215496A JP 1628298 A JP1628298 A JP 1628298A JP 1628298 A JP1628298 A JP 1628298A JP H11215496 A JPH11215496 A JP H11215496A
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JP1628298A
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Hiroyasu Yamazaki
博康 山崎
Shigeo Noda
茂穂 野田
Hiroyuki Yoshikawa
広幸 吉川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、次元データを圧縮する3次元デー
タ圧縮装置、3次元データ復元装置および記録媒体に関
し、時系列の3次元データを所定ブロックに分割し差分
データを非可逆性の高圧縮率の圧縮を行って伝送あるい
は記録し、受信あるいは読み出して元の時系列の3次元
データに復元し任意の視点などから可視化を行って3次
元画像を表示し、データ量を大幅に削減しかつ任意の視
点からの画像表示を極めて高速に可能にすることを目的
とする。 【解決手段】 3次元データを所定のブロックに分割し
てブロック毎に非可逆性の高圧縮率の圧縮を行う手段
と、3次元データを構成する配列サイズ、圧縮後のブロ
ックのサイズ、および圧縮データを出力する手段とを備
えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元データを圧
縮・伸長する3次元データ圧縮装置、3次元データ復元
装置および記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、整数データは、その性質上、可逆
性の例えばランレングス圧縮して送信し、受信側で受信
してランレングス伸長して完全に元と同一のデータを復
元し、回線上の伝送データ量を削減し、回線占有時間を
短縮化している。
【0003】一方、画像データは、非可逆性のより高圧
縮のJPEGなどで圧縮して送信し、受信側で受信し復
調して概略元に近い画像データを復元し、回線上の伝送
データ量を削減し、回線占有時間を短縮化したり、ま
た、CD−ROMなどに画像データを圧縮して格納し、
読み出して復調して概略元に近い画像データを復元する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、後者
の画像データは、完全に元に戻さなくても概略元に戻せ
ばよいために、非可逆性のJPEGなどのような高圧縮
率で圧縮して回線上を伝送したり、CR−ROMに書き
込んだりし、そして、回線から受信して復元したり、読
み出して復元したりし、回線上のデータ量やCR−RO
Mに書き込むデータ量を大幅に削減することができる。
【0005】また、整数データについては、可逆性のあ
るランレングス圧縮などである程度の圧縮はできるが、
実数値データについては充分な圧縮ができないという問
題があった。
【0006】このため、大規模3次元数値解析では、3
次元の数値計算をスーパーコンピュータで行い、解析結
果の可視化や計算途中のモニタリングは回線やLANに
接続したクライアント端末で行うのが普通である。この
際、解析結果をスーパーコンピュータから回線やLAN
を介して転送を受けてクライアント端末で受信し可視
化、例えば任意の視点から見た画像を3次元データから
作成して表示させたのでは、オリジナルの極めて多量の
3次元実数値データをスーパーコンピュータからクライ
アント端末に転送する必要があり、転送データ量が極め
て膨大となり(例えば数百MBから数GBにもなり)、
迅速に転送して表示できないという問題が発生した。こ
れを解決するために、スーパーコンピュータ側である視
点から見た画像データに加工した後、クライアント端末
に転送してデータ転送量を削減して表示したのでは、ク
ライアント端末で任意の視点から見たくても3次元画像
を加工して他の視点からの3次元画像に加工し得なく、
大幅に可視化に制限を受けてしまうという問題があっ
た。
【0007】本発明は、これらの問題を解決するため
に、時系列の3次元データを所定ブロックに分割し差分
データを非可逆性の高圧縮率の圧縮を行って伝送あるい
は記録し、受信あるいは読み出して元の時系列の3次元
データに復元し任意の視点などから可視化を行って3次
元画像を表示し、データ量を大幅に削減しかつ任意の視
点からの画像表示を極めて高速に可能にすることを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、データ圧
縮手段5は、3次元データをブロックに分割して非可逆
性の高圧縮率の圧縮を行うものである。
【0009】データ通信手段5は、圧縮データを送出し
たり、図示外の記録媒体(例えばCD−ROM)に書き
込んだりするものである。データ通信手段13は、回線
から圧縮データを受信したり、図示外の記録媒体から圧
縮データを読み込んだりするものである。
【0010】データ伸長手段14は、圧縮データを3次
元データに伸長して復元するものである。次に、動作を
説明する。
【0011】データ圧縮手段4が3次元データを所定の
ブロックに分割してブロック毎に非可逆性の高圧縮率の
圧縮を行い、通信手段5が全体の配列サイズを設定、圧
縮後のブロックのサイズを設定、およびブロックに圧縮
データを設定した後の3次元圧縮データを送信したり、
記録媒体に書き込んだりするようにしている。
【0012】この場合、データ圧縮手段4が3次元デー
タを所定のブロックに分割してブロック毎に非可逆性の
高圧縮率の圧縮を行う際に、前回との差分をもとに圧縮
を行うようにしている。
【0013】また、データ通信手段13が回線から3次
元圧縮データを受信したり、図示外の記録媒体から3次
元圧縮データを読み出したりし、データ伸長手段14が
この3次元圧縮データ中から取り出した全体の配列サイ
ズをもとに配列を作成し、取り出したブロックのサイズ
をもとにブロック毎に取り出した圧縮データを伸長して
元の3次元データを復元し当該ブロックに設定するよう
にしている。
【0014】この場合、データ伸長手段14が取り出し
たブロックのサイズをもとにブロック毎に取り出した圧
縮データを伸長して元の3次元データを復元する際に、
差分データであったときに前回の該当配列に加算し、一
方、差分データでなかったときに配列に格納するように
している。
【0015】また、データ表示手段15が伸長した3次
元データをもとに指定された視点からの3次元画像など
を生成して表示するようにしている。従って、時系列の
3次元データを所定ブロックに分割し差分データを非可
逆性の高圧縮率の圧縮を行って伝送あるいは記録し、受
信あるいは読み出して元の時系列の3次元データに復元
し任意の視点などから可視化を行って3次元画像を表示
することにより、データ量を大幅に削減しかつ任意の視
点からの画像表示を極めて高速に行うことが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図1から図10を用いて本
発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。こ
こで、図示外の記録媒体あるいは外部記憶装置であるハ
ードディスク装置などから読み出したプログラム、また
はセンタの外部記憶装置からLANや回線を介して転送
を受けたプログラムをそれぞれの計算機/サーバの主記
憶にローディングして起動し、以下に説明する各種処理
をそれぞれ行うようにしている。
【0017】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、計算サーバ1は、大規模実数値解析を行
うスーパーコンピュータであって、LANや回線に接続
されたものであり、ここでは、ソルバープログラム2か
ら構成されるものである。
【0018】ソルバープログラム2は、本発明に係るプ
ログラムであって、ここでは、数値計算手段3、データ
圧縮手段4、およびデータ通信手段5などから構成され
るものである。
【0019】数値計算手段3は、3次元実数値データの
解析を行うものであって、スーパーコンピュータにプロ
グラムをローディングして各種数値解析について3次元
実数値データをもとに超高速計算するものである。
【0020】データ圧縮手段4は、3次元実数値データ
を、非可逆性の高圧縮率の圧縮を行うものである(図
6、図7、図8を用いて後述する)。データ通信手段5
は、3次元実数値データを非可逆性の高圧縮率の圧縮を
行った後の3次元圧縮データを所定の形式にして送信し
たり、CR−ROMなどの記録媒体に書き込んだりなど
するものである。
【0021】表示計算機11は、計算サーバ1から転送
を受けたあるいはCR−ROMなどから読み出した3次
元圧縮データを伸長して概略元の3次元実数値データに
復元し、任意の視点からの3次元画像を生成して表示し
たりなどするものである。この際、本発明では、非可逆
性の高圧縮率で圧縮してデータ容量を非常に小さくした
3次元圧縮データにしてこれを回線/LANを介して短
時間に転送を受けることができ、また小容量の記録媒体
に記録して読み出すことができ、これは元の3次元実数
値データと同一には復元できないことの身代わりにして
得るという特徴を持っている。
【0022】データ通信手段13は、LAN/回線から
転送されてきた3次元圧縮データを受信したり、図示外
の記録媒体から3次元圧縮データを読み出すものであ
る。データ伸長手段14は、3次元圧縮データを伸長し
て概略元の3次元実数値データを復元するものである。
【0023】データ表示手段15は、復元した3次元実
数値データをもとに指定された視点からの3次元画像を
公知の手法で生成して表示するものである。次に、図2
のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成の動作
を詳細に説明する。
【0024】図2は、本発明の動作説明フローチャート
を示す。図2において、S1は、3次元データの設定を
行う。これは、圧縮して送信する対象の3次元データの
設定(指定)を行う。
【0025】S2は、差分領域の設定を行う。これは、
S1で設定(指定)した3次元データ中の前回のデータ
と今回のデータとの差分のデータを送信する差分領域を
設定(指定)を行う。例えば後述する図5に示す中央の
点線の3次元の領域の設定(指定)を行う。
【0026】S3は、流体解析を行う。これは、S1で
設定(指定)された3次元データ(3次元実数値デー
タ)をもとに3次元解析である例えば流体解析を行い、
解析結果(3次元実数値データ、以下3次元データとい
う)を得る。
【0027】S4は、圧縮を行う。これは、S3で解析
した解析結果の3次元データ、例えば後述する図4の3
次元データを非可逆性の高圧縮率の圧縮を、図6のフロ
ーチャートに従い行う。
【0028】S5は、通信データの作成を行う。これ
は、S4で非可逆性の高圧縮率の圧縮を行った後、図9
のフローチャートに示す手順に従い、通信データを作成
する。S6は、送信する。これは、図1の計算サーバ1
のデータ通信手段5がLANL/回線を介して表示計算
機11に送信する。
【0029】S7は、相手先の表示計算機11が3次元
圧縮データを受信する。S8は、伸長する。これは、S
7で受信した3次元圧縮データを、後述する図10のフ
ローチャートに従い、概略元の3次元データに復元す
る。
【0030】S9は、表示条件の指定を行う。これは、
S8で復元した3次元データをもとに見る方向(視点)
を指定する。S10は、S9で指定された視点に従い、
S8で復元した3次元データをもとに公知の手法により
3次元画像を生成して表示する。
【0031】以上によって、3次元データをもとにスー
パーコンピュータなどによって3次元流体解析を行い、
その解析結果の3次元データを非可逆性の高圧縮率で圧
縮して小容量の3次元圧縮データにし、これを回線を短
時間に転送し、受信側で伸長して概略元の3次元データ
に復元し、任意の視点などの3次元画像に加工して表示
し、3次元流体解析の結果や途中経過をビジュアルに迅
速(リアルタイム)に表示することが可能となる。以下
順次詳細に説明する。
【0032】図3は、本発明の差分データの作成フロー
チャートを示す。これは、指定された差分領域につい
て、前回のデータと今回のデータ(例えば時系列デー
タ)の差分のデータ(差分データ)を作成するときのフ
ローチャートである。
【0033】図3において、S11は、指定された領域
のデータを抽出する。S12は、前回と今回の差分をと
り、置き換える。これは、前回と今回の差分をとり、今
回のデータをこの差分のデータで置き換える。
【0034】S13は、終わりか判別する。これは、全
てのデータについて終了したか判別する。YESの場合
には、S14に進む。NOの場合には、S12を繰り返
す。S14は、指定された差分領域について前回と今回
の差分で置き換えたので、残りの指定されない領域につ
いて、0(差分が0)でおきかえる。
【0035】以上によって、時系列の3次元データにつ
いて、前回と今回の差分を求めて今回のデータを置き換
えることを差分指定領域について全て行い、それ以外の
領域について0(差分が0)にし、差分データを作成す
ることが可能となる。
【0036】図4は、本発明の3次元データ例を示す。
これは、3次元流体解析の解析結果の解析データの例で
あって、例えば図示の下記のような情報からなる。 ・解析データ ・配列のサイズ(3次元空間のサイズ) ・i=MAXI、j=MAXJ、k=MAXK ・圧力データ ・速度データx ・速度データy ・速度データy ・温度データ ・密度データ ・その他 ここで、例えば「圧力データ」は、配列のサイズで指定
した各点についてそれぞれ3次元のデータを持つもので
あって、図示のようにP(0,0,0)、P(0,0,
1)・・・P(MAXI−1,MAXJ−1,MAXK
−1)の3次元データをそれぞれ配列のサイズで指定し
た数だけ持つものである。他の速度データxなども同様
である。
【0037】図5は、本発明の差分データの説明図を示
す。これは、全体が配列のサイズ(MAXI、MAX
J、MAXK)内のうちの前回と今回の差分をとる領域
の例を示したものである。図中の点線の「前回との差分
をとる領域」について、既述した図3のフローチャート
に従い、前回と今回のデータの差分を求め、この差分で
今回のデータを置き換える。前回との差分をとる領域以
外の部分については、0(差分が0)を設定する。これ
により、3次元データのうち必要な部分のみの差分デー
タを求め他は0にして後述する圧縮することにより、大
きな3次元データの時系列データについて、所望の領域
のみの3次元圧縮データにして小容量とし、短時間に転
送して受信側で要部のみの3次元画像を迅速に表示させ
ることが可能となる。
【0038】図6は、本発明の圧縮フローチャートを示
す。これは、既述した図2のS4の詳細な圧縮フローチ
ャートである。図6において、S21は、ブロックサイ
ズの指定を行う。これは、後述する図7に示すように、
全体のサイズ(MAXI,MAXJ,MAXK)を分割
するブロックサイズを(L,M,N)と指定する。
【0039】S22は、ブロックに分割する。これは、
S21で指定したブロックサイズで図7に示すように全
体を分割する。S23は、ブロックごとに圧縮する。こ
れは、ブロックごとに、後述する図8の(a)の(式
1)、(式2)、(式3)を用いて非可逆性の高圧縮率
の圧縮を行う。
【0040】S24は、ブロックごとのサイズを計算す
る。これは、S23でブロックごとに圧縮した後の圧縮
データのサイズを計算する。S25は、全ブロック終了
か判別する。YESの場合には、S26に進む。NOの
場合には、S23に戻り繰り返す。
【0041】S26は、全ブロックサイズを計算する。
これは、圧縮後の全ブロックのサイズを計算する。以上
によって、3次元データについてブロックに分割して各
ブロック毎に非可逆性の高圧縮率の圧縮を行うことが可
能となる。
【0042】図7は、本発明の圧縮説明図を示す。これ
は、全体が3次元データを表し、そのサイズが図示によ
うに(MAXI,MAXJ,MAXK)である。この全
体のサイズを、(L,M.N)のサイズでブロックに図
示のように分割する。そして、分割したブロック毎に既
述した図6のフローチャートに従い非可逆性の高圧縮率
の圧縮を行う。
【0043】図8は、本発明の圧縮・伸長説明図を示
す。図8の(a)は、3次元数値データの圧縮を示す。
(1)は、全体の3次元データを、既述した図7に示す
ように、L×M×Nセルのブロックに分割し、(式1)
に示す離散フーリエ変換(DFT)を本発明に係る3次
元データに適用する。
【0044】(2)は、DFT係数の量子化を(式2)
で行う。(3)は、エントロピー符号化を(式3)で行
い、圧縮した3次元圧縮データを生成する。
【0045】以上の(1)(2)、(3)を3次元数値
データのブロック毎に繰り返し計算を行い3次元圧縮デ
ータをそれぞれ生成することが可能となる。これら各ブ
ロック毎に生成した3次元圧縮データは、後述する図9
のフローチャートに従い、通信データにして送信した
り、記録媒体に格納したりする。
【0046】図8の(b)は、3次元数値データの伸長
を示す。(1)は、エントロピー復号化を、(式4)を
用いて行う。(2)は、DFT逆量子化を(式5)を用
いて行う。
【0047】(3)は、離散フーリエ逆変換(IDF
T)を、(式6)を適用して行い、ブロック毎に概略元
の3次元数値データを復元する。以上の(1)(2)、
(3)を3次元圧縮データのブロック毎に繰り返し計算
を行い概略元の3次元数値データをそれぞれ復元するこ
とが可能となる。
【0048】図9は、本発明の通信データの作成フロー
チャートを示す。これは、既述した図2のS5の通信デ
ータの作成の詳細フローチャートである。図9におい
て、S31は、配列のサイズを設定する。これは、3次
元データの全体の配列のサイズを設定する。
【0049】S32は、圧縮後のデータのサイズを設定
する。S33は、フロックサイズを設定する。これは、
既述した図6のS24のブロックサイズを設定する。
【0050】S34は、圧縮後のデータを設定する。こ
れは、圧縮後のデータを、S33で設定したブロックサ
イズ内に設定する。S35は、終わりか判別する。YE
Sの場合には、S36に進む。NOの場合には、S32
に戻り繰り返す。
【0051】S36は、全ブロックサイズを計算して設
定する。以上によって、通信データを作成することが可
能となる。図10は、本発明の伸長フローチャートを示
す。これは、既述した図2のS8の伸長の詳細フローチ
ャートである。
【0052】図10において、S41は、配列サイズを
元に配列を作成する。これは、既述した図9のフローチ
ャートに従い作成した通信データ中のS31で設定した
全体の配列のサイズを取り出し、設定する(メモリ上の
当該サイズの配列の枠を作成する)。
【0053】S42は、ブロックサイズL,M,Nを元
にブロックごとに伸長する。これは、通信データ中から
ブロック毎に3次元圧縮データを取り出し、ブロックサ
イズL,M,Nを元に既述した図8の(b)の(式
4)、(式5)、(式6)に従い、ブロック毎に概略元
の3次元データを復元する。
【0054】S43は、差分データか判別する。YES
の場合には、S44で配列に加算して元の3次元データ
に復元し、S46に進む。一方、NOの場合には、差分
データでないと判明したので、S45で配列にそのまま
格納し、S46に進む。
【0055】S46は、終わりか判別する。YESの場
合には、終了する。NOの場合には、次のブロックにつ
いてS42以降を繰り返す。以上によって、受信した通
信データをもとにブロック毎に3次元圧縮データを(式
4)、(式5)、(式6)によって伸長して復元し、差
分データのときは配列中の前のデータに加算し、差分デ
ータでないとき新たな配列に格納することを繰り返し、
概略元の3次元数値データに復元することが可能とな
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
時系列の3次元データを所定ブロックに分割し差分デー
タを非可逆性の高圧縮率の圧縮を行って伝送あるいは記
録し、受信あるいは読み出して元の時系列の3次元デー
タに復元し任意の視点などから可視化を行って3次元画
像を表示する構成を採用しているため、元の3次元実数
値データに比してデータ量を大幅に削減しかつ任意の視
点からの画像表示を極めて高速に行うことができる。こ
れにより、スーパーコンピュータ上で3次元流体解析な
どを行った解析結果の3次元実数値データを、極めて少
ないデータ量で回線上を短時間に転送し、受信側でこれ
を概略元の3次元実数値データに復元し任意の視点から
の3次元画像に加工して表示することが可能となり、3
次元流体解析結果やその途中経過を受信側で迅速かつ少
ないデータ転送量でしかも受信側で任意の視点からの3
次元画像に加工して表示することが可能となった。ま
た、3次元実数値データをCR−ROMなどに記録する
場合でも極めてデータ量を削減して多くの3次元実数値
データを記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の差分データの作成フローチャートであ
る。
【図4】本発明の3次元データ例である。
【図5】本発明の差分データの説明図である。
【図6】本発明の圧縮フローチャートである。
【図7】本発明の圧縮説明図である。
【図8】本発明の圧縮・伸長説明図である。
【図9】本発明の通信データの作成フローチャートであ
る。
【図10】本発明の伸長フローチャートである。
【符号の説明】
1:計算サーバ 2:ソルバープログラム 3:数値計算手段 4:データ圧縮手段 5:データ通信手段 11:表示計算機 12:可視化プログラム 13:データ通信手段 14:データ伸長手段 15:データ表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 広幸 長野県長野市大字鶴賀字鍋屋田1403番地3 株式会社富士通長野システムエンジニア リング内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3次元データを圧縮する3次元データ圧縮
    装置において、 3次元データを所定のブロックに分割してブロック毎に
    非可逆性の高圧縮率の圧縮を行う手段と、 3次元データを構成する配列サイズ、上記圧縮後のブロ
    ックのサイズ、および上記圧縮データを出力する手段と
    を備えたことを特徴とする3次元データ圧縮装置。
  2. 【請求項2】上記3次元データを所定のブロックに分割
    してブロック毎に非可逆性の高圧縮率の圧縮を行う際
    に、前回との差分をもとに圧縮を行う手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の3次元データ圧縮装置。
  3. 【請求項3】非可逆性の高圧縮率で圧縮した3次元圧縮
    データを伸長する3次元データ伸長装置において、 入力された非可逆性の高圧縮率で圧縮した3次元圧縮デ
    ータ中から取り出した全体の配列サイズをもとに配列を
    作成し、取り出したブロックのサイズをもとにブロック
    毎に取り出した圧縮データを伸長し、伸長した3次元デ
    ータを配列に設定する手段を備えたことを特徴とする3
    次元データ復元装置。
  4. 【請求項4】上記取り出したブロックのサイズをもとに
    ブロック毎に取り出した圧縮データを伸長して元の3次
    元データを復元した際に、差分データであったときに前
    回の該当配列に加算し、一方、差分データでなかったと
    きに配列に格納する手段を備えたことを特徴とする請求
    項3記載の3次元データ復元装置。
  5. 【請求項5】上記伸長した3次元データをもとに指定さ
    れた視点をもとに3次元画像を生成することを特徴とす
    る請求項3あるいは請求項4記載の3次元データ伸長装
    置。
  6. 【請求項6】3次元データを所定のブロックに分割して
    ブロック毎に非可逆性の高圧縮率の圧縮を行う手段と、 3次元データを構成する配列サイズ、上記圧縮後のブロ
    ックのサイズ、および上記圧縮データを出力する手段と
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】入力された非可逆性の高圧縮率で圧縮した
    3次元圧縮データ中から取り出した全体の配列サイズを
    取り出して配列を作成し、取り出したブロックのサイズ
    をもとにブロック毎に取り出した圧縮データを伸長し、
    伸長した3次元データを配列に設定する手段とをコンピ
    ュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
JP1628298A 1998-01-29 1998-01-29 3次元データ圧縮装置、3次元データ復元装置および記録媒体 Withdrawn JPH11215496A (ja)

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JP1628298A JPH11215496A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 3次元データ圧縮装置、3次元データ復元装置および記録媒体

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