JPH11215230A - 留守録メッセージ発信元自動呼出し方法及び方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】一覧表示された伝言メッセージを選択するだけ
で発信者へ自動的にダイヤル発信を行うことを可能と
し、発信元へダイヤルするための特別な操作を不要とし
た留守録メッセージ発信元自動呼出し方法の提供。 【解決手段】データベースに、電話機の使用者氏名と該
電話機の電話番号との対応を電話帳として予め記憶する
と共に、発信電話番号と伝言メッセージとを対応させて
格納するための記憶領域を備え、発信元からの着信時に
取得された発信電話番号を留守録応答処理時の伝言メッ
セージと対応させて前記データベースに格納し、データ
ベースの電話帳を検索し、電話番号が前記記憶領域に記
憶された伝言メッセージの発信電話番号と一致した時
に、発信電話番号と氏名とを対応付けて表示手段に一覧
表示し、前記表示手段に一覧表示された中から選択され
た呼出し先を自動でダイヤル発信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電話端末に関し、
特に留守録メッセージ発信元自動呼出し方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、留守番電話機能付き通信ソフトで
は留守番電話に登録された伝言メッセージの発信元にダ
イヤルするためには、図５に流れ図として示す手順が必
要であった。すなわち、ステップＳ５＿１で留守番電話
が着信すると、ステップＳ５＿２の留守録応答処理が行
われ、「ただいま留守にしております。…メッセージと
お名前をどうぞ。」等の音声メッセージを送出する。

【０００３】次に、ステップＳ５＿３で発信者の伝言メ
ッセージが録音されるが、発信元に関する情報は発信者
の音声のみから判断するしかなかった。

【０００４】受信者は、伝言メッセージが誰からのもの
であるかを判断するために、ステップＳ５＿４で、例え
ば図２に示すような、伝言メッセージ一覧表示パネルに
表示されている伝言メッセージの一覧から伝言メッセー
ジを選択し、ステップＳ５＿５で、再生ボタンを押下す
ることにより、伝言メッセージを再生する。

【０００５】そして、音声と伝言メッセ―ジの内容から
発信者を判断し、電話帳などで発信者の電話番号を検索
し、ステップＳ５＿７で、番号ボタンを押下して電話番
号を入力し、ダイヤルボタンを押下すると、ステップＳ
５＿８のダイヤル発信処理が行われる。

【０００６】例えば特開平９−２７８５１号公報には、
装置の使用者に発信者の電話番号と伝言メッセージを通
知し、折り返し電話の発信を誤りなく容易に行うことを
可能とした留守番電話装置として、着信時応答に先立
ち、発信者電話番号が発信者受信番号検出手段によって
検出されて記憶され、発信者の伝言メッセージを録音
し、再生時には、伝言メッセージの発信者の発信番号が
表示手段に表示され、この際、発信操作が行われると、
表示された電話番号に自動ダイヤル発信が行われるよう
にした装置が提案されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の留守番電話装置においては、伝言メッセージの発信
元にダイヤルするためには、伝言メッセージの再生中に
発信電話番号の検索処理が行われ、この際に発信操作を
行わなければならなかった。

【０００８】また特開平６−５４０４７号公報で提案さ
れている留守録応答電話発呼方式においては、伝言メッ
セージのシーケンス番号の指定を含む発信操作が必要で
あり、伝言メッセージのシーケンス番号を操作者が記憶
しておかなければならなかった。

【０００９】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、一覧表示された
伝言メッセージを選択するだけで発信者へ自動的にダイ
ヤル発信を行うことを可能とし、発信元へダイヤルする
ための特別な操作を不要とした留守録メッセージ発信元
自動呼出し方法及び方式を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、留守番電話機能付き通信ソフトにおい
て、発信者による特別な操作を必要としないで、取得し
た発信電話番号を留守番電話に着信するごとに伝言メッ
セージと対応させて記憶することにより、一覧表示から
任意に選択した伝言メッセージの発信者へ自動的にダイ
ヤル発信を行うようにしたものである。

【００１１】より詳細には、本発明は、発信電話番号と
伝言メッセージとを対応させて格納するための記憶領域
を備えるともに、電話機の使用者氏名と該電話機の電話
番号との対応を電話帳として記憶した記憶手段を備え、
発信元からの着信時に取得された発信電話番号を留守録
応答処理時の伝言メッセージと対応させて前記記憶手段
に格納する手段と、前記記憶手段の前記電話帳を検索し
て電話番号が前記記憶手段に記憶された伝言メッセージ
の発信電話番号と一致した時に、発信電話番号と発信元
氏名とを対応付けて表示手段に一覧表示する手段と、前
記表示手段に一覧表示された中から選択された呼出し先
を自動でダイヤル発信する手段と、を備える。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明の留守録メッセージ発信元自動呼出し方法
は、その好ましい実施の形態において、留守番電話機能
付き通信ソフトにデータベースを有し、このデータベー
スに発信電話番号と伝言メッセージとを対にして記憶す
るとともに、氏名（加入者名）と電話機の電話番号とを
電話帳として多数記憶しておき、これらの電話番号が留
守録された伝言メッセージの発信電話番号と一致した時
に、これと氏名とを対応付けて一覧表示し、この表示の
一覧から呼出し先を選択してダイヤル発信するように構
成される。

【００１３】本発明の実施の形態において、（ａ）発信
元からの着信時に取得された発信電話番号を留守録応答
処理時の伝言メッセージと対応させてデータベースに格
納する処理、（ｂ）データベースに、電話機の使用者氏
名と該電話機の電話番号との対応を電話帳として予め記
憶した電話帳を検索し、電話番号が前記記憶手段に記憶
された伝言メッセージの発信電話番号と一致した時に、
発信電話番号と氏名とを対応付けて表示手段に一覧表示
する処理、（ｃ）前記表示手段に一覧表示された中から
選択された呼出し先を自動でダイヤル発信するように制
御する処理は、留守番電話機能付き通信ソフトウェアと
して通信電話端末に含まれるコンピュータでプログラム
を実行することで実現される。

【００１４】

【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の一実施例について図面を参
照して以下に説明する。

【００１５】図４は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図４を参照すると、本発明の一実施例
は、留守番電話機能付き通信ソフトにデータベース１０
０を有し、このデータベース１００に、発信電話番号記
憶／取得処理部１０４により、発信元からの着信時に発
信電話番号を取得し、留守録応答処理を行い、この発信
電話番号と伝言メッセージとを対１０２にして記憶す
る。またデータベース１００には、氏名（加入者名）と
電話機の電話番号とを電話帳１０１として多数記憶して
おき、これらの電話帳氏名検索処理部１０３により、電
話帳１０１が検索され、電話番号が留守録された伝言メ
ッセージの発信電話番号（電話帳氏名検索処理部／取得
部１０４で取得される）と一致した時に、これと氏名と
を対応付けて表示パネルに一覧表示し（図３参照）、こ
の表示の一覧の中から呼出し先をポインティングデバイ
ス等で選択して発信元に対し、電話帳氏名検索処理部／
取得部１０４で発信電話番号が取得され、該電話番号へ
自動でダイヤル発信するように構成される。

【００１６】図１は、本発明の実施例の処理フローを説
明するための流れ図である。以下本実施例の動作につい
て説明する。

【００１７】まずステップＳ１＿１で留守番電話が着信
すると、ステップＳ１＿２で発信電話番号の取得処理を
行う。ステップＳ１＿３の留守録応答処理、ステップＳ
１＿４の留守録録音処理の後、ステップＳ１＿５で着信
ごとに伝言メッセージと発信電話番号を関連付けてデー
タベースに記憶しておく。このデータベースには、前述
した伝言メッセージや発信電話番号とは別に、電話帳と
して多数の電話情報が格納されている。この電話情報と
はそれぞれ氏名、電話番号等から構成されている。ステ
ップＳ１＿６で、電話帳からデータを読み出し、発信電
話番号と電話帳の電話番号とを比較して、同じであれば
伝言メッセージとこれに対応する電話帳の氏名情報とを
対応付ける。

【００１８】ステップＳ１＿７により、データベースに
記憶された伝言メッセージは、図２の伝言メッセージ表
示パネルに、図３に示すように、伝言メッセージの録音
された日付、時刻の降順に、発信元の電話番号とデータ
ベースの電話帳の情報から取得した発信元の氏名が一覧
表示される。その際、電話帳に登録されていない電話番
号の場合は、発信電話番号がそのまま表示される。な
お、図２は、本発明の一実施例が適用される留守番電話
機能付き通信ソフト画面の一例を示す図である。

【００１９】伝言メッセージの録音された日時または発
信元の氏名（電話番号）をもとに、ステップＳ１＿８で
マウス等ポインティングデバイスでクリックすることに
よって伝言メッセージを選択し、ステップＳ１＿９でダ
イヤルボタンを押下すると、ステップＳ１＿１０で発信
元の電話番号取得処理が行われ、ステップＳ１＿１１で
発信元へ自動的にダイヤル発信される。

【００２０】本発明の他の実施例として、ステップＳ１
＿９のダイヤルボタン押下で、発信元へダイヤル発信処
理がおこなわれるが、この際に、ダイヤルボタンをＦＡ
Ｘ（ファクシミリ）送信ボタンに切り替え、ＦＡＸ送信
ボタン押下で、ＦＡＸ送信処理を行うようにしてもよ
い。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝言メッセージを一々聞かなくても、必要な箇所を画面
上で選択するだけで伝言メッセージの発信元へダイヤル
することができ、操作性及び利便性を向上する。

【００２２】その理由は、本発明においては、伝言メッ
セージの一覧表示から選択して発信電話番号へダイヤル
発信できるためである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の処理フローを示す流れ図で
ある。

【図２】本発明の一実施例が適用される留守番電話機能
付き通信ソフト画面の一例を示す図である。

【図３】本発明の一実施例における伝言メッセージ表示
一覧パネルの表示例を示す図である。

【図４】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

【図５】従来の留守番電話機能を用いた発信元へのダイ
ヤル発信処理の処理フローを示す流れ図である。

【符号の説明】

１００ データベース １０１ 電話帳 １０２ 発信電話番号・伝言メッセージ対 １０３ 電話帳氏名検索処理部 １０４ 発信電話番号記憶／取得処理部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】発信電話番号と伝言メッセージとを対応さ
   せて格納するための記憶領域を備えるともに、電話機の
   使用者氏名と該電話機の電話番号との対応を電話帳とし
   て記憶した記憶手段を備え、 発信元からの着信時に取得された発信電話番号を留守録
   応答処理時の伝言メッセージと対応させて前記記憶手段
   に格納する手段と、 前記記憶手段の前記電話帳を検索して電話番号が前記記
   憶手段に記憶された伝言メッセージの発信電話番号と一
   致した時に、発信電話番号と発信元氏名とを対応付けて
   表示手段に一覧表示する手段と、 前記表示手段に一覧表示された中から選択された呼出し
   先を自動でダイヤル発信する手段と、 を備えたことを特徴とする留守録メッセージ発信元自動
   呼出し方式。
2. 【請求項２】前記表示手段には、少なくとも一エントリ
   当たり、発信元氏名と伝言メッセージ録音日時、録音時
   間情報、伝言メッセージの未聞・聞了の別が表示され、
   発信元氏名が不明の場合には発信電話番号が表示され
   る、ことを特徴とする請求項１記載の留守録メッセージ
   発信元自動呼出し方式。
3. 【請求項３】データベースに、電話機の使用者氏名と該
   電話機の電話番号との対応を電話帳として予め記憶する
   と共に、発信電話番号と伝言メッセージとを対応させて
   格納するための記憶領域を備え、 発信元からの着信時に取得された発信電話番号を留守録
   応答処理時の伝言メッセージと対応させて前記データベ
   ースに格納し、 前記データベースの電話帳を検索し、電話番号が前記記
   憶領域に記憶された伝言メッセージの発信電話番号と一
   致した時に、発信電話番号と氏名とを対応付けて表示手
   段に一覧表示し、 前記表示手段に一覧表示された中から選択された呼出し
   先を自動でダイヤル発信する、ことを特徴とする留守録
   メッセージ発信元自動呼出し方法。
4. 【請求項４】（ａ）発信元からの着信時に取得された発
   信電話番号を留守録応答処理時の伝言メッセージと対応
   させて記憶手段に格納する処理、（ｂ）データベースに
   電話機の使用者氏名と該電話機の電話番号との対応を電
   話帳として予め記憶した電話帳を検索し、電話番号が前
   記記憶手段に記憶された伝言メッセージの発信電話番号
   と一致した時に、発信電話番号と氏名とを対応付けて表
   示手段に一覧表示する処理、（ｃ）前記表示手段に一覧
   表示された中から選択された呼出し先を自動でダイヤル
   発信するように制御する処理、の上記（ａ）〜（ｃ）の
   各処理を電話端末に含まれるコンピュータで実行させる
   ためのプログラムを記録した記録媒体。