JPH11215216A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JPH11215216A
JPH11215216A JP10010906A JP1090698A JPH11215216A JP H11215216 A JPH11215216 A JP H11215216A JP 10010906 A JP10010906 A JP 10010906A JP 1090698 A JP1090698 A JP 1090698A JP H11215216 A JPH11215216 A JP H11215216A
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seal
seal unit
opening
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portable terminal
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Shigeru Takahashi
茂 高橋
Yoshiaki Kato
良明 加藤
Tadamitsu Arimura
忠光 有村
Atsuko Suzuki
敦子 鈴木
Hisamitsu Takagi
久光 高木
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水没判定シールを有する携帯端末装置に関
し、水没判定シールを水滴などで容易に反応することを
防止でき、かつケースを開けることなく水没状態の確認
をできるようにする。 【解決手段】 リアケース10に開口部14が形成され
ており、この開口部14には、別体に形成されたシール
ユニット30が装着されている。シールユニット30
は、透明な樹脂で一体形成されており、その貼り付け板
31には、水没判定シール35が、水没判定面35aを
保護板32側を向けて貼り付けられている。水没判定面
35aは、例えば色付きのラインが印刷されており、あ
る程度以上の水が触れると、そのラインが滲むようにな
っている。このようなシールユニット30は、保護板3
2で開口部14を塞ぐように装着されており、バッテリ
パック20をリアケース10から外すと、ケースを開け
ることなく水没判定シール35の状態を確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話などの携帯
端末装置に関し、特に水没判定シールを有する携帯端末
装置に関する。
【0002】携帯電話などの携帯端末装置の故障の原因
としては、製造不良や部品の劣化などの他に、携帯端末
装置内部の回路に水が侵入した場合もある。
【0003】
【従来の技術】従来、携帯電話では、水の侵入による故
障を判断できるようにするため、携帯端末装置のケース
に水没判定シールを貼り付けるようにしている。具体的
には、ケースの表側に1次判定用のシールを貼り、ケー
ス内部に2次判定用のシールを貼るようにしている。1
次判定用のシールは、簡単に水と触れないように、バッ
テリ装着面や、イヤホンジャック部分のラバーの内側な
どに貼り付けている。そして、外側から見て1次判定用
のシールが滲むなどして反応している場合には、ケース
を開けて2次判定用のシールの状態を確認する。このと
き、2次判定用のシールも反応していれば、その携帯電
話が水没により故障した確率が高いと判断できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、携帯電
話では、小雨に濡れたり、濡れた手で触っただけで、水
滴がしみ込んで1次判定用のシールが反応してしまうと
いう問題があった。また、2次判定用のシールは、ケー
スを開けて確認しなくてはならず、確認作業が面倒であ
った。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、水没判定シールを水滴などで容易に反応する
ことを防止でき、かつケースを開けることなく水没状態
の確認を行うことのできる携帯端末装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明では、図1に示すように、水没判定シールを有する携
帯端末装置において、前記水没判定シール35を貼り付
ける貼り付け板31と、透明部材で形成され前記貼り付
け板31を所定の間隔を空けて保護する保護板32とを
有するシールユニット30を、ケース10内部でかつ前
記保護板32が前記ケース10の一部に予め形成された
開口部14を塞ぐように設けたことを特徴とする携帯端
末装置が提供される。
【0007】このような携帯端末装置では、シールユニ
ット30の貼り付け板31の保護板32と向かい合う面
に、水没判定シール35を貼り付け、透明部材で形成さ
れた保護板32でケース10の一部に予め形成された開
口部14を内側から塞ぐように、シールユニット30を
ケース10に取り付ける。こうして、取り付けた後の水
没判定シール35は、保護板32によって外部から遮断
されているので、水滴と簡単に接触することがない。た
だし、保護板32は、水没判定シール35と所定の間隔
を空けているので、携帯端末装置が水没してケース内に
水が大量に侵入することがあれば、水没判定シール35
は確実に反応する。
【0008】また、保護板32は透明部材で形成されて
いるので、ケース10を開けることなく、水没判定シー
ル35の状態を保護板32を介して外部からを見ること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態を図面を参
照して説明する。図2は本発明の第1の形態の携帯電話
のリアケースの概略構成を示す斜視図である。リアケー
ス10は、樹脂を材料としており、射出成形により形成
されている。リアケース10の内側部分には、アンテナ
11などの各種要素部品が取り付けられる。また、リア
ケース10の内側部分には、ボス部12a,12b,1
2c,12dが形成されている。これらボス部12a,
12b,12c,12d上には、図示されていない回路
基板が取り付けられる。
【0010】リアケース10の外側面には、バッテリパ
ック20を装着するための装着部が形成されている。バ
ッテリパック20には、フック21,22などが形成さ
れており、これらフック21,22などがリアケース1
0側に形成された図示されていない係止部と係止するこ
とにより、リアケース10に装着される。
【0011】バッテリパック20のフック21,22が
係止する部分には、後述する開口部14と、この開口部
14と対称形状の図示されていない開口部が形成されて
いる。一方の開口部14にはシールユニット30が、他
方の図示されていない開口部にはカバー40が着脱可能
に取り付けられている。
【0012】次に、シールユニット30の具体的な構成
について説明する。図3は第1の形態のシールユニット
30の具体的な構成を示す斜視図である。シールユニッ
ト30は、透明な樹脂で一体形成されている。このシー
ルユニット30には、主に、貼り付け板31、保護板3
2、ピン33、リブ34が形成されている。貼り付け板
31には、凹状の切り欠き部31aが形成されている。
保護板32は、貼り付け板31と互いにほぼ平行に、か
つ少なくとも水没判定シール35の厚みよりも大きい所
定間隔を空けて形成されている。
【0013】ピン33は、保護板32の一部から下方に
延びるように形成されている。このピン33の先端に
は、爪部33aが形成されている。リブ34は、保護板
32のピン33と反対側の端面から突出するように形成
されている。
【0014】貼り付け板31および保護板32の隙間か
らは、水没判定シール35が挿入され、その接着面35
bが貼り付け板31の保護板32側の面に貼り付けられ
ている。すなわち、水没判定シール35の水没判定面3
5aは、保護板32側を向いた状態で貼り付けられてい
る。水没判定面35aは、例えば色付きのラインが印刷
されており、ある程度以上の水が触れると、そのライン
が滲むようになっている。
【0015】なお、貼り付け板31には凹状の切り欠き
部31aが形成されているので、水没判定シール35を
ピンセットなどで掴んだままでも、切り欠き部31aが
逃げ部となって、容易に貼り付け作業が行える。
【0016】次に、カバー40の具体的な構成について
説明する。図4は第1の形態のカバー40の具体的な構
成を示す斜視図である。カバー40は、シールユニット
30の保護板32とほぼ対称形に形成された密閉板41
と、その密閉板41の一部に形成されるピン42と、密
閉板41にピン42と反対側の端面から突出するように
形成されるリブ43とから構成される。ピン42は、シ
ールユニット30のピン33とほぼ対称の位置に形成さ
れ、その先端部分には、ピン33と同様に爪部42aが
形成されている。
【0017】次に、シールユニット30のリアケース1
0への具体的な取り付け構造を説明する。図1は図2の
X−X線に沿う断面図である。リアケース10には、内
外を連通する開口部14が形成されている。開口部14
の下部には、爪部14aが形成されており、バッテリパ
ック20のフック21が係止できるようになっている。
バッテリパック20がリアケース10に装着されている
ときは、開口部14は塞がれた状態にある。
【0018】また、リアケース10には、開口部14と
並んで挿入孔15が形成されている。挿入孔15には、
シールユニット30のピン33が挿入可能となってい
る。この挿入孔15の下部には、爪部15aが形成され
ており、ピン33の爪部33aと係止できるようになっ
ている。
【0019】さらに、リアケース10のボス部12d付
近には、開口部14側に突き出るようにリブ16が形成
されている。このリブ16は、その下側面16aが、開
口部14と挿入孔15との間の仕切り部17の上面17
aよりも、シールユニット30のリブ34の厚みの程度
だけ上方に位置するように形成されている。
【0020】このような構成のリアケース10にシール
ユニット30を装着する場合には、まず、ピン33を適
度に挿入孔15に挿入し、リブ34をスライドさせなが
らリブ16の下側に挿入する。そして、爪部33aと爪
部15aとが係止するところまでピン33を押し込む。
こうして、シールユニット30の装着が完了する。
【0021】なお、リアケース10のカバー40が装着
される部分には、開口部14、挿入孔15、およびリブ
16とほぼ同一形状の開口部、挿入孔、およびリブが形
成されている。そして、開口部を密閉板41で塞ぎ、挿
入孔にピン42を挿入し、リブの下にリブ43を挿入さ
せることにより、カバー40が装着される。
【0022】こうしてシールユニット30およびカバー
40が装着されたリアケース10には、回路基板18な
どが取り付けられ、さらにフロントケース19が取り付
けられる。これにより、携帯電話が完成する。
【0023】このような構成の携帯電話では、リアケー
ス10内に水没判定シール35がシールユニット30の
一部として取り付けられているので、簡単に水滴が触れ
ることがなく、携帯電話が水没してリアケース10内に
大量の水が侵入した場合のみ水没判定シール35が反応
する。よって、正確に水没の判定を行うことができる。
【0024】また、シールユニット30全体は透明な部
材で形成されているので、バッテリパック20を取り外
せば、保護板32を介して水没判定シール35の状態を
容易に確認することができる。
【0025】さらに、本形態では、貼り付け板31や保
護板32などのリアケース10の面と平行な面を持つシ
ールユニット30およびカバー40を、リアケース10
と別体構成としたので、リアケース10の射出成形時
に、スライド型を使用しなくてもヒケなどの発生を防止
することができる。よって、外観品質を損なわずに済む
とともに、作業効率もよい。
【0026】次に、本発明の第2の形態について説明す
る。図5は本発明の第2の形態の携帯電話のリアケース
の要部構成を示す斜視図である。リアケース50全体
は、樹脂を材料としており、射出成形により形成されて
いる。リアケース50上で、かつ第1の形態で示したリ
アケース10のボス部12c,12dに対応する部分に
は、ボス部51a,51bが形成されている。ボス部5
1b付近には、内外を連通する開口部52が形成されて
いる。同様に、ボス部51a付近には、内外を連通する
開口部53が形成されている。
【0027】開口部52の周囲の仕切り板54の上面5
4aの一部には、フック56が形成されている。フック
56は、その先端部56aが開口部側に向くように形成
されている。また、仕切り板54よりも図面右手前側に
は、凹部55が形成されている。さらに、リアケース5
0の凹部55と反対側部分には、リブ501が開口部5
2側に突出するように形成されている。このような開口
部52部分には、シールユニット60が装着される。な
お、シールユニット60の具体的な構成および装着方法
については後述する。
【0028】一方、開口部53付近にも、開口部52と
同様に、仕切り板57、凹部58、フック59、および
リブ502が形成されている。ただし、これらの形状
は、開口部52側とほぼ対称形に形成されている。この
ような開口部53部分には、カバー70が装着される。
【0029】次に、開口部52部分の具体的な構成を説
明する。図6は図5のY−Y線に沿う断面図である。開
口部52の下部には、爪部52aが形成されており、図
1などで示したバッテリパック20とほぼ同形状のバッ
テリパックのフックが係止できるようになっている。バ
ッテリパックがリアケース50に装着されているとき
は、開口部52は塞がれた状態にある。シールユニット
60は、仕切り板54の上面54a上に載置され、装着
される。
【0030】また、リブ501は、その下側面501a
が、仕切り板54の上面54aよりも、シールユニット
60の後述するリブ64の厚みの程度だけ上方に位置す
るように形成されている。
【0031】次にシールユニット60の具体的な構成に
ついて説明する。図7は第2の形態のシールユニット6
0の具体的な構成を示す斜視図である。シールユニット
60は、透明な樹脂で一体形成されている。このシール
ユニット60には、主に、貼り付け板61、保護板6
2、ストッパ63、リブ64が形成されている。貼り付
け板61には、凹状の切り欠き部61aが形成されてい
る。保護板62は、貼り付け板61と互いにほぼ平行
に、かつ少なくとも水没判定シール65の厚みよりも大
きい所定間隔を空けて形成されている。
【0032】ストッパ63は、保護板62の下側面の一
部から下方に延びるように形成されている。リブ64
は、保護板62のストッパ63と反対側の端面から突出
するように形成されている。保護板62の端面には、大
小の切り欠き部621,622が形成されている。大き
い方の切り欠き部621は、その深さが、図5で示した
フック56の先端部56aの開口部52方向の長さと同
じか、やや深くなるように形成されている。一方、小さ
い方の切り欠き部622は、その深さが、フック56の
軸部56bの開口部52方向の厚み(仕切り板54の厚
み)と同じ程度となるように形成されている。
【0033】貼り付け板61および保護板62の隙間か
らは、水没判定シール65が挿入され、その接着面が貼
り付け板61の保護板62側の面に貼り付けられてい
る。すなわち、水没判定シール65の水没判定面65a
は、保護板62側を向いた状態で貼り付けられている。
水没判定面65aは、例えば色付きのラインが印刷され
ており、ある程度以上の水が触れると、そのラインが滲
むようになっている。
【0034】なお、貼り付け板61には凹状の切り欠き
部61aが形成されているので、水没判定シール65を
ピンセットなどで掴んだままでも、切り欠き部61aが
逃げ部となって、容易に貼り付け作業が行える。
【0035】図8は第2の形態のシールユニット60の
切り欠き部621,622側から見た側面図である。リ
ブ64は、その下端面64aが保護板62の下端面62
aと一致するように形成されている。
【0036】ストッパ63の図面左側の端面63aは、
テーパ状に形成されている。この端面63aと切り欠き
部621の端面621aとの距離D3は、図6における
フック56の左側の端面と仕切り板54の右側の端面と
の間の距離D1とほぼ同じになるように形成されてい
る。また、ストッパ63の右側の端面63bは、下端面
62aとほぼ垂直に形成されている。この端面63bと
切り欠き部622の端面622aとの距離D4は、図6
におけるフック56の右側の端面と仕切り板54の左側
の端面との間の距離D2とほぼ同じになるように形成さ
れている。
【0037】次に、カバー70の具体的な構成について
説明する。図9は第2の形態のカバー70の具体的な構
成を示す斜視図である。カバー70は、シールユニット
60の保護板62とほぼ対称形に形成された密閉板71
と、その密閉板71の下側面の一部に形成されるストッ
パ72と、密閉板71にストッパ72と反対側の端面か
ら突出するように形成されるリブ73とから構成され
る。また、保護板71には、大小の切り欠き部711,
712が形成されている。これら切り欠き部711,7
12、ストッパ72、およびリブ73の位置や形状は、
シールユニット60の対応する部分とほぼ対称に形成さ
れている。
【0038】次に、このような第2の形態のリアケース
50へのシールユニット60の装着方法について説明す
る。図10は第2の形態のシールユニット60の装着の
第1段階の状態を示す断面図である。なお、ここでは、
図6と同じ部分での断面を示している。シールユニット
60をリアケース50に装着する場合、まず、切り欠き
部621とリアケース50のフック56との位置合わせ
を行い、シールユニット60を上方から仕切り板54上
に載置する。このとき、切り欠き部621は、図7で説
明したように、その深さが、フック56の先端部56a
の開口部52方向の長さと同じか、やや深くなるように
形成されているので、フック56は切り欠き部621を
すり抜け、容易にシールユニット60を仕切り板54上
に載置することができる。
【0039】また、図8で説明したように、端面63a
と切り欠き部621の端面621aとの距離D3と、フ
ック56の左側の端面と仕切り板54の右側の端面との
間の距離D1はほぼ同じ距離なので、シールユニット6
0を仕切り板54上に載置したときは、ストッパ63は
凹部55内に挿入され、その端面63aが仕切り板54
の側面とほぼ接触した状態にある。
【0040】次いで、このような状態のシールユニット
60を図面左方向にスライドさせると、装着が完了す
る。図11は第2の形態のシールユニット60の装着完
了状態を示す断面図である。図10の状態でシールユニ
ット60をスライドさせると、図11に示すように、ス
トッパ63が仕切り板54を乗り越えて開口部52側に
くる。ストッパ63の端面63aはテーパ状に形成され
ているので、適度の力を与えることで容易に仕切り板5
4を乗り越えることができる。また、これと同時に、リ
ブ64がリブ501の下側に入り込む。さらに、フック
56が小さい方の切り欠き部622と嵌合する。よっ
て、シールユニット60の上下方向への動きが抑制され
る。また、このとき、フック56の軸部56bが切り欠
き部622の側面622aと当接することにより、シー
ルユニット60の左方向への進入が停止する。さらに、
このとき、ストッパ63の端面63bが仕切り板54の
端面と当接するので、シールユニット60の右方向への
移動も抑止される。こうして、確実にシールユニット6
0が装着される。
【0041】なお、カバー70については、シールユニ
ット60と対称形状であること以外は、ほぼ同じ操作に
よって、開口部53に装着することができる。図12は
シールユニット60およびカバー70の装着後の状態を
示す平面図である。シールユニット60およびカバー7
0はそれぞれ図5で示した開口部52,53を塞ぐよう
に装着されている。このとき、シールユニット60は、
透明な樹脂で形成されているので、バッテリパックを取
り外せば、リアケース50の裏側から容易に水没判定シ
ール65の状態を確認することができる。
【0042】なお、第1の形態および第2の形態では、
水没判定シールを設ける携帯端末装置として携帯電話の
例を示したが、携帯型のパーソナルコンピュータや、P
HS(Personal Handyphone System)など他の携帯端末
装置にも本発明を適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、シール
ユニットの貼り付け板の保護板と向かい合う面に、水没
判定シールを貼り付け、さらに、透明部材で形成された
保護板でケースの一部に予め形成された開口部を内側か
ら塞ぐように、シールユニットをケースに取り付けるよ
うにしたので、水没判定シールを保護板によって外部か
ら遮断することができ、水滴が簡単に接触することを防
止することができる。また、保護板を水没判定シールと
所定の間隔を空けているので、携帯端末装置が水没して
ケース内に水が大量に侵入することがあれば、水没判定
シールは確実に反応する。
【0044】また、保護板を透明部材で形成したので、
ケースを開けることなく、水没判定シールの状態を保護
板を介して外部からを見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図2】第1の形態の携帯電話のリアケースの概略構成
を示す斜視図である。
【図3】第1の形態のシールユニットの具体的な構成を
示す斜視図である。
【図4】第1の形態のカバーの具体的な構成を示す斜視
図である。
【図5】第2の形態の携帯電話のリアケースの要部構成
を示す斜視図である。
【図6】図5のY−Y線に沿う断面図である。
【図7】第2の形態のシールユニットの具体的な構成を
示す斜視図である。
【図8】第2の形態のシールユニットの切り欠き部側か
ら見た側面図である。
【図9】第2の形態のカバーの具体的な構成を示す斜視
図である。
【図10】第2の形態のシールユニットの装着の第1段
階の状態を示す断面図である。
【図11】第2の形態のシールユニットの装着完了状態
を示す断面図である。
【図12】シールユニットおよびカバーの装着後の状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
10 リアケース 14 開口部 15 挿入孔 16 リブ 17 仕切り板 20 バッテリパック 30 シールユニット 31 貼り付け板 31a 切り欠き部 32 保護板 33 ピン 34 リブ 35 水没判定シール
フロントページの続き (72)発明者 有村 忠光 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 鈴木 敦子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 高木 久光 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水没判定シールを有する携帯端末装置に
    おいて、 前記水没判定シールを貼り付ける貼り付け板と、透明部
    材で形成され前記貼り付け板を所定の間隔を空けて保護
    する保護板とを有するシールユニットを、ケース内部で
    かつ前記保護板が前記ケースの一部に予め形成された開
    口部を塞ぐように設けたことを特徴とする携帯端末装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シールユニットは、前記透明部材で
    一体形成されていることを特徴とする請求項1記載の携
    帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記貼り付け板は、凹状の切り欠きを有
    することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記シールユニットは、前記ケースと別
    体であることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装
    置。
  5. 【請求項5】 前記シールユニットは、前記保護板とほ
    ぼ垂直方向に延びる爪部を有し、一方、前記ケースは、
    前記シールユニットの保護板を載置する載置面と、前記
    爪部と嵌合可能な嵌合部と、を有することを特徴とする
    請求項4記載の携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 前記シールユニットは、前記保護板の延
    長上に延びるリブを有し、前記ケースは、前記リブを挿
    入可能な突出部を有することを特徴とする請求項5記載
    の携帯端末装置。
  7. 【請求項7】 前記シールユニットは、前記保護板の一
    部に形成される第1の切り欠き部と、前記保護板の一部
    に前記第1の切り欠き部と並んで形成され、かつ前記第
    1の切り欠き部よりも小さい第2の切り欠き部とを有
    し、一方、前記ケースは、前記シールユニットの保護板
    を載置する載置面と、前記載置面上に形成され、前記第
    1の切り欠き部に対してはすり抜け、かつ前記第2の切
    り欠き部とは嵌合するフックと、を有することを特徴と
    する請求項4記載の携帯端末装置。
  8. 【請求項8】 前記シールユニットは、前記保護板の下
    側面の前記第2の切り欠き部側に形成されるストッパを
    有し、一方、前記ケースは、前記第1の切り欠き部が前
    記フックの位置にある場合には前記ストッパが前記開口
    部の外側に位置し、かつ前記第2の切り欠き部が前記フ
    ックと嵌合している場合には前記ストッパが前記開口部
    の内側に位置するように仕切る仕切り板を有することを
    特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
  9. 【請求項9】 前記シールユニットは、前記保護板の一
    部から前記ストッパと反対側の向きに延びるリブを有
    し、前記ケースは、前記リブを挿入可能な突出部を有す
    ることを特徴とする請求項8記載の携帯端末装置。
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