JPH11215051A - 移動局送受信機 - Google Patents

移動局送受信機

Info

Publication number
JPH11215051A
JPH11215051A JP1160898A JP1160898A JPH11215051A JP H11215051 A JPH11215051 A JP H11215051A JP 1160898 A JP1160898 A JP 1160898A JP 1160898 A JP1160898 A JP 1160898A JP H11215051 A JPH11215051 A JP H11215051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
station transceiver
reception
intermittent
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1160898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3846003B2 (ja
Inventor
Katsuya Yamamoto
勝也 山本
Nobuaki Inoue
暢朗 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1160898A priority Critical patent/JP3846003B2/ja
Priority to KR1019990001175A priority patent/KR19990067944A/ko
Priority to US09/232,629 priority patent/US6385182B1/en
Publication of JPH11215051A publication Critical patent/JPH11215051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3846003B2 publication Critical patent/JP3846003B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/001Synchronization between nodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/003Arrangements to increase tolerance to errors in transmission or reception timing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/04Interfaces between hierarchically different network devices
    • H04W92/10Interfaces between hierarchically different network devices between terminal device and access point, i.e. wireless air interface

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局送受信機において頻繁に発生する継続
受信状態から間欠受信状態への移行において、割り当て
られた受信期間における受信を取りこぼすことがないよ
うにする。 【解決手段】 継続受信状態から間欠受信状態へ移行す
るときに、移動局送受信機に割り当てられた受信期間の
開始タイミング(Tstart)を算出し、間欠受信状態へ
の移行を要求されたタイミング(Tnow)と比較し、直
近の受信期間の開始タイミング(Tstart)までにその
受信期間における受信開始に必要な準備時間が確保でき
ない場合には、その受信期間が終了する(Tend)まで
継続受信状態を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動局送受信機に関
し、例えば、符号分割多重方式により通信を行う移動通
信システムを構成する移動局送受信機として好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、移動通信システムにおいて
は、移動局送受信機が待ち受け状態で間欠受信をするこ
とで、移動局送受信機の電池寿命を長持ちさせる工夫が
なされてきた。移動通信システムにおいては、周波数分
割方式、時分割多重方式、符号分割多重方式などの方式
の移動局送受信機が、現在実際に運用されている。これ
ら間欠受信の各方式には、それぞれ利点および欠点があ
り、移動通信システムの目的に応じて選択される。ま
た、これら間欠受信の各方式における移動局送受信機
も、システム毎に具体的に規定されている。
【0003】例えば、符号分割多重(以下、CDMA(C
ode Division Multiple Access)という)方式における
移動局送受信機では、各回線毎に割り当てた特定の符号
(以下、PN(Pseudo random Noise sequence)符号とい
う)を用いて、同一搬送周波数の変調波を元の周波数帯
域より広い帯域に拡散(以下、これをスペクトラム拡散
という)させるとともに、スペクトラム拡散処理を施し
た各変調波を多重化して送信する。そして、受信したス
ペクトラム拡散信号と復調対象の回線を介して与えられ
るPN符号との同期をとることにより、所望の回線のみ
を識別することができる。
【0004】すなわち、送信側は、まず、各回線に異な
るPN符号を割り当てる。ここで、PN符号は、疑似的
な乱数系列符号からなる。送信側は、これら各回線を介
して送信する各変調波に、それぞれ異なるPN符号をそ
れぞれ掛け合わせてスペクトラム拡散させる。ちなみ
に、各変調波は、スペクトラム拡散処理される以前に、
所定の変調処理を施されている。こうしてスペクトラム
拡散された各変調波は、多重化されて送信される。
【0005】そして、受信側では、送信側から伝送され
てきた受信信号に、復調対象となる回線に割り当てられ
たものと同一のPN符号を同期させながら掛け合わせ
る。こうして、目的の回線を介して伝送された変調波の
みを復調することができる。
【0006】このように、CDMA方式では、送信側と
受信側とで互いに同一のPN符号を設定しておきさえす
れば、直接、呼毎に通信することができる。CDMA方
式では、各回線毎にそれぞれ異なるPN符号を用いて変
調波のスペクトラム拡散処理を行うため、受信側では復
調対象の回線を介して伝送されたスペクトラム拡散信号
しか復調し得ず、さらに、PN符号が擬似的な乱数系列
でなるために、各移動局送受信機間の情報の秘匿性にす
ぐれていると言える。
【0007】また、CDMA方式を用いた移動通信シス
テムにおいて、送信側の基地局送受信機は、移動局送受
信機側の同期獲得、同期維持及びクロック再生のため
に、PN符号を繰り返し送信する(以下、これをパイロ
ット信号という)。受信側の移動局送受信機は、複数の
基地局送受信機が送信する各パイロット信号を検出し
て、検出されたタイミングをそれぞれ復調器に割り当て
る。移動局送受信機では、復調器内でPN符号を生成し
ている。復調器は、生成したPN符号を割り当てられた
タイミングで目的の基地局送受信機から伝送されてくる
スペクトラム拡散信号に掛け合わせることにより、復調
する。
【0008】移動局送受信機は、継続受信状態におい
て、間欠受信状態に移行するときには、受信期間の開始
タイミングを計算して非受信状態となり、所望の受信期
間の開始タイミングの前に基地局送受信機の送信するパ
イロット信号を検出して、このパイロット信号を復調器
に割り当てて復調し再び受信状態になる。そして、移動
局送受信機は、所望の受信期間において受信した後、再
び次回の受信期間の開始タイミングを計算して非受信状
態となる。以後、移動局送受信機は、同じ動作を繰り返
すことで、間欠受信状態を実現する。
【0009】また、一般に、移動局送受信機は、待ち受
け状態であっても、移動通信システムに必要な位置登録
等を行うために、制御情報を基地局送受信機へ送信して
いる。移動局送受信機は、基地局送受信機に制御情報を
送信する場合には、基地局送受信機からの応答を受信す
るために、間欠受信状態から継続受信状態に移行するこ
とになる。つまり、移動局送受信機は、待ち受け状態に
あっては、継続受信状態と間欠受信状態とを頻繁に切り
替えながら受信している。
【0010】継続受信状態から間欠受信状態への移行
は、図4に示すように、以下の(1)乃至(7)に示す
手順により行われる。
【0011】(1)継続受信状態から間欠受信状態への
移行要求が発生する。
【0012】(2)再同期の準備時間が確保できるよう
に、すなわち、直近の移動局送受信機に割当てられた受
信期間(Slot)に間に合うように、受信期間の開始タイ
ミングを計算する。
【0013】(3)間欠受信の準備開始時刻での移動局
送受信機の起き上がりを設定して受信を停止する。
【0014】(4)間欠受信の準備開始時刻で起き上が
り、パイロット信号を検出する。
【0015】(5)検出されたパイロット信号を用い
て、復調を開始する。
【0016】(6)受信期間の終了で次回の受信期間の
開始タイミングを計算する。
【0017】(7)間欠受信の準備開始時刻での移動局
送受信機の起き上がりを設定して受信を停止する。以後
は、これらの過程が繰り返される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、移動局送受信機において継続受信状態から間欠受
信状態に移行するときには、先に説明したように、移動
局送受信機は、受信期間の開始タイミングに先立って、
基地局送受信機との同期を再獲得しなければならない。
特に、CDMA方式においては、受信期間の開始タイミ
ングに先立って、間欠受信状態に移行するために非受信
状態となって一度失ったパイロット信号をサーチして再
獲得し、このパイロット信号を用いて復調器に割り当て
るといった作業が必要になる。そのため、移動局送受信
機においては、所望の受信期間の開始タイミング以前に
非受信状態から復帰して受信開始の準備をするための時
間が必要になる。
【0019】間欠受信状態の開始及び停止を決定するの
は呼制御のプロトコルであって、このような状態遷移の
要求は不定期に発生する。移動局送受信機は、継続受信
状態から間欠受信状態への移行を決定した場合には、受
信開始の準備時間が確保できるような受信期間の開始タ
イミングを選択しなければならない。すなわち、図5に
示すように、移動局送受信機に割り当てられた受信期間
(Slot)の開始タイミングと、継続受信状態から間欠受
信状態への移行を要求されたタイミングとの間が、所定
の時間以下である場合には、次の受信期間において受信
するための準備が間に合わない。
【0020】このように、継続受信状態から間欠受信状
態への移行要求が発生したときに、この移動局送受信機
に割当てられた直近の受信期間での受信を開始するため
の準備時間が不足している場合には、継続受信状態から
間欠受信状態への移行に際して、移動局送受信機に割り
当てられた受信期間での受信の取りこぼしが生ずる。す
なわち、この場合には、移動局送受信機は、直近の受信
期間の、さらに次の受信期間の開始タイミングを選択し
て受信することになり、この移動局送受信機に割当てら
れた直近の受信期間での受信ができなくなっている。
【0021】このような移動局送受信機において、間欠
受信状態における受信期間の周期が短い場合には、割り
当てられた受信期間における受信を取りこぼしても、移
動局送受信機の性能として現れる影響は比較的少ない。
しかし、間欠受信状態における受信期間の周期が長い場
合には、割り当てられた受信期間における受信の取りこ
ぼしがあると、移動局送受信機の性能が劣化したかの如
き影響が現れる。例えば、移動局送受信機に着信要求が
あった場合に、この移動局送受信機が割り当てられた受
信期間における受信を取りこぼすと、次の受信期間で受
信するまで非受信状態になってしまうので、着信要求し
た呼び出し側からは、長い時間に亘って、移動局送受信
機が応答しないことになってしまうからである。
【0022】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されたものであって、移動局送受信機において頻繁に
発生する継続受信状態から間欠受信状態への移行におい
て、割り当てられた受信期間における受信を取りこぼす
ことがないようになされた移動局送受信機を提供しよう
とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る移動局送受信機は、継続受信状態から
間欠受信状態へ移行するときに、移動局送受信機に割り
当てられた受信期間の開始タイミングを算出し、間欠受
信状態への移行を要求されたタイミングと比較し、直近
の受信期間の開始タイミングまでに該受信期間における
受信開始に必要な準備時間が確保できない場合には、そ
の受信期間が終了するまで継続受信状態を維持すること
によって、受信期間における受信の取りこぼしをなくす
ことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。この実施の形態は、本発明に
係る移動局送受信機を、米国において「IS−95方
式」として標準化された符号分割多重(CDMA(Code
Division Multiple Access))方式通信システムにおい
て使用できる移動局送受信機として構成したものであ
る。
【0025】この移動局送受信機においては、図1に示
すように、アンテナ11で受信された受信信号S1は、
アンテナ共用器12、高周波増幅器13及び直交検波回
路14に順次送られて処理されることにより、ベースバ
ンド信号S2に変換される。直交検波回路14で得られ
たベースバンド信号S2は、図示しないA/D変換器に
よりA/D変換され、複数の復調器16a,16b,1
6cとタイミング検出器17とに供給される。
【0026】このタイミング検出器17は、基地局送受
信機が送信するパイロット信号をベースバンド信号S2
から検出する。タイミング検出器17は、パイロット信
号の検出処理のために、内部のPN生成部で、各回線毎
に割り当てられた特定の符号であるPN(Pseudo random
Noise sequence)符号を生成する。また、タイミング検
出器17は、こうして検出されたパイロット信号に基づ
くタイミングを各復調器16a,16b,16cに制御
手段となる制御部20を介して割り当てる。各復調器1
6a,16b,16cは、それぞれ割り当てられたタイ
ミングでベースバンド信号S2を復調し、各々得られた
復調信号S3,S4,S5を合成器19に送出する。
【0027】具体的には、各復調器16a,16b,1
6cでは、それぞれ内部のPN生成部でPN符号を生成
しており、このPN符号を、ベースバンド信号S2に掛
け合わせることにより復調を行う。各基地局送受信機で
は、PN符号のタイミングをそれぞれ基地局送受信機毎
の固有のタイミングで送信している。したがって、パイ
ロット信号に示されるタイミングにPN符号を同期さ
せ、この同期したPN符号を用いてベースバンド信号S
2を復調することにより、復調対象の基地局送受信機か
ら送信された信号のみを選択的に復調することができ
る。なお、このようにパイロット信号に示されるタイミ
ングに復調器内で生成したPN符号のタイミングに同期
させることをロックという。
【0028】ここで各復調器16a,16b,16c
は、供給されるベースバンド信号S2をそれぞれ異なる
PN符号を用いて復調している。すなわち、基地局送受
信機から送信される信号は、一定の伝幡経路長でなる伝
送路のみを介して受信されるものばかりでなく、建物等
の障害物に反射する等してそれぞれ異なる経路長の伝送
路を介して移動局送受信機に受信されるものもある。こ
のような複数の伝送路を介して受信される複数の反射波
を、マルチパスという。実際上、マルチパスが一般的に
存在するため、移動局送受信機では、複数の復調器16
a,16b,16cを設けて、パスの数、または、受信
可能な基地局送受信機の数に応じて動作させている。図
1に示す移動局送受信機の場合、3つの経路の伝送路を
介して、すなわちタイミングのみが異なった状態で受信
されるS1を、それぞれ復調器16a,16b,16c
で復調させるようになされている。
【0029】合成器19は、このようなマルチパスから
得られた各復調信号S3,S4,S5を送られ、これら
復調信号S3,S4,S5を合成する。このとき、各復
調信号S3,S4,S5がそれぞれ異なるタイミングで
復調されているため、合成器19は、各復調信号S3,
S4,S5のタイミングを同期させた上で合成する。合
成器19は、このようにして各復調信号S3,S4,S
5を合成することにより、対雑音及び対妨害比の大きな
受信データS6を生成することができ、こうして得られ
た受信データS6を音声回路などの回路系に出力する。
【0030】また、この移動局送受信機は、送信系の回
路も有している。この送信系の回路では、送信データS
7は、変調部18に供給され、スペクトラム拡散処理及
びオフセットQPSK(Quadrature Phase Shift Keyin
g;4相位相変換)処理を施される。移動局送受信機
は、こうして変調部18で生成した変調信号S8を、高
周波増幅器15で増幅させて、アンテナ共用器12及び
アンテナ11を順次介して放射送信する。
【0031】そして、「IS−95方式」のCDMA通
信システムにおける移動局送受信機の動作としては、図
2に示すように、まず、電源投入で、基地局送受信機と
の初期同期を確立することによりシステムタイムを得
る。ここでシステムタイムは、CDMAシステムで使用
される時刻情報であって、移動局送受信機及び基地局送
受信機の双方で維持更新され続ける。この移動局送受信
機の間欠受信状態における受信開始及び終了のタイミン
グは、このシステムタイムを基準にして行われる。すな
わち、移動局送受信機における受信は、80ms長単位
の期間(Paging Channel Slot)に分割され、移動局送
受信機は、割り当てられた受信期間(Slot)のみにおい
て受信する。また、間欠受信の周期Tは、1.28秒
(seconds)単位で、次式に規定されている周期とな
る。
【0032】T〔seconds〕=1.28*2i(i=
0,1,...,7) したがって、最短間欠周期は、1.28秒(=16Slot
s)であり、最長間欠周期は、163.84秒(=20
48Slots)である。図2に示す状態は、間欠周期が最
短周期の1.28秒とされ、受信期間として「Slot番号
6」が割り当てられた場合の例示である。この場合、次
回の受信期間は、6+16より、「Slot番号22」にな
る。
【0033】移動局送受信機における間欠周期の判定及
び割り当てられた受信期間の「Slot番号」の決定は、基
地局送受信機から送信された制御メッセージを受信し、
そのメッセージの解析を行う必要がある。具体的には、
これら間欠周期・割り当て受信期間の「Slot番号」決定
は、呼制御ソフトウェア(layar3)によって決定され
る。間欠受信状態において非受信状態の後に受信を開始
するには、CDMAシステムとの再同期獲得が必要にな
る。
【0034】ここで、同期獲得とは、無線チャネル(周
波数)の設定、基地局送受信機の送信するパイロット信
号の検出、パイロット信号を用いての復調器での復調開
始を意味する。この再同期に要する時間は、移動局送受
信機の性能に依存するが、この実施の形態の以下の説明
では、40msとして説明する。
【0035】そして、この移動局送受信機では、継続受
信状態から間欠受信状態へ移行する際に、この移動局送
受信機に割り当てられた直近の受信期間の開始タイミン
グを計算し、間欠受信状態への移行を要求された時刻か
ら該受信期間の開始までの間に、該受信期間での受信開
始に必要な準備時間が確保できないときには、この移動
局送受信機に割当てられた受信期間での受信を終了する
まで継続受信状態を維持することで、割り当てられた受
信期間での受信の取りこぼしをなくす。時間情報として
は、上述したシステムタイムを使用する。
【0036】すなわち、この移動局送受信機は、間欠受
信状態への移行が要求されたときに、直近の受信期間の
開始タイミングまでに該受信期間での受信開始の処理が
間に合わない場合には、図3に示すように、以下の
(1)乃至(9)に示す手順により間欠受信状態への移
行を行う。先に説明したとおり、システムタイムは、基
地局送受信機及び移動局送受信機で維持更新される時間
情報であって、移動局送受信機においては、常に、参照
可能な時間情報である。「IS−95」方式のCDMA
システムでは、20ms単位のシステムタイムを使用し
ている。
【0037】(1)呼制御プロトコルより、継続受信状
態から間欠受信状態への移行要求が発生する。
【0038】(2)状態移行の要求の発生時点で、現在
のシステムタイム(Tnow)を記録する。
【0039】(3)移動局送受信機への次の割当て受信
期間の開始タイミング(Slot先頭システムタイムTstar
t)を計算により求める。なお、ここでは、〔Tstart−T
now<再同期準備時間〕であることを前提にしている。
【0040】(4)呼制御プロトコルからの間欠受信状
態への移行の要求を保留する。そのまま継続受信状態を
維持し、この移動局送受信機に割当てられた受信期間の
終了時間(Tend)まで受信する。
【0041】(5)受信期間の終了時間Tendで、保留し
ていた間欠受信状態への移行の要求の処理を開始する。
【0042】(6)この移動局送受信機に割り当てられ
た次の受信期間の開始タイミング(Tnext)を計算す
る。
【0043】(7)次の受信期間の開始タイミング(Tn
ext時間)における受信準備開始時間での移動局送受信
機の起き上がりを設定して、受信を停止する。
【0044】(8)受信準備開始時間で起き上がり、基
地局送受信機のパイロット信号を検出する。
【0045】(9)パイロット信号を用いて復調を開始
する。以後は、これらの手順を繰り返す。
【0046】また、この移動局送受信機は、間欠受信状
態への移行が要求されたときに、直近の受信期間の開始
タイミングまでに該受信期間での受信開始の処理が間に
合う場合には、図4に示すように、以下の(1)乃至
(7)に示す手順により間欠受信状態への移行を行う。
【0047】(1)継続受信状態から間欠受信状態への
移行要求が発生する。
【0048】(2)再同期の準備時間が確保できるよう
に、すなわち、直近の移動局送受信機に割当てられた受
信期間(Slot)に間に合うように、受信期間の開始タイ
ミングを計算する。
【0049】(3)間欠受信の準備開始時刻での移動局
送受信機の起き上がりを設定して受信を停止する。
【0050】(4)間欠受信の準備開始時刻で起き上が
り、パイロット信号を検出する。
【0051】(5)検出されたパイロット信号を用い
て、復調を開始する。
【0052】(6)受信期間の終了で次回の受信期間の
開始タイミングを計算する。
【0053】(7)間欠受信の準備開始時刻での移動局
送受信機の起き上がりを設定して受信を停止する。以後
は、これらの手順が繰り返される。
【0054】上述のように、本発明に係る移動局送受信
機においては、間欠受信状態への移行が要求された時刻
から次回の受信期間の開始時刻まで時間と、システム再
同期に要する時間とを比べて、間欠受信状態への移行の
手順を判断している。しかし、実際のCDMA方式で
は、一度受信停止させて失ったシステム同期を必ず一定
時間以内に成功させることは困難な場合もある。つま
り、受信し続けていれば外部電波環境に合わせて常に変
動する同期タイミングに追従していくことは可能である
が、完全に同期を失った状態で再度同期獲得を得ること
は、システム初期獲得に近い処理になるからである。
【0055】したがって、継続受信状態を維持するどう
かの判定基準としては、システム再同期に要する準備時
間にさらに余裕を持たせた時間を用いることも可能であ
る。この場合には、平均の間欠受信率が低下して電池を
余分に消耗してしまうが、より確実に、移動局送受信機
に割当てられた受信期間における受信を行うことが可能
になる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る移動
局送受信機では、継続受信状態から間欠受信状態へ移行
するときには、この移動局送受信機に割り当てられた受
信期間の開始タイミングをシステムタイムで計算し、状
態の移行を要求された時刻のシステムタイムからこの移
動局送受信機に割り当てられた受信期間の開始タイミン
グまでに、該受信期間での受信のための準備処理が間に
合わない場合には、そのように割り当てられた受信期間
での受信を終了するまで、継続受信状態を維持すること
で、この移動局送受信機に割り当てられた受信期間での
受信の取りこぼしをなくす。
【0057】したがって、この移動局送受信機では、長
い周期の間欠受信をしている場合でも、確実に、着信な
どの割当てのメッセージを受信することができる。もち
ろん、この移動局送受信機では、短い周期の間欠受信を
しているときでも、この移動局送受信機に割当てられた
受信期間で受信の取りこぼしがないため、高品質な通信
を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動局送受信機の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】CDMA方式における間欠受信動作を説明する
タイムチャートである。
【図3】上記移動局送受信機における、間欠受信動作を
説明するタイムチャートである。
【図4】従来の移動局送受信機における、割当てられた
受信期間に間に合う場合の間欠受信動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図5】従来の移動局送受信機における、割当てられた
受信期間に間に合わない場合の間欠受信動作を説明する
タイムチャートである。
【符号の説明】
11 アンテナ、13 高周波増幅器、14 直交検波
回路、16a,16b,16c 復調器、17 タイミ
ング検出器、20 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一の基地局送受信機と複数の
    移動局送受信機との間で情報信号を送受信する移動通信
    システムを構成する移動局送受信機であって、 継続受信状態と間欠受信状態との切換えを行う制御手段
    を備え、 上記制御手段は、継続受信状態から間欠受信状態への移
    行を要求された場合には、間欠受信状態においてこの移
    動局送受信機に割り当てられた受信期間の開始タイミン
    グを算出し、算出された受信期間の開始タイミングと間
    欠受信状態への移行を要求されたタイミングとを比較
    し、該受信期間の開始タイミングと該間欠受信状態への
    移行を要求されたタイミングとの間が所定時間以内であ
    る場合には、この移動局送受信機に割り当てられた受信
    期間が終了するまで継続受信状態を維持することを特徴
    とする移動局送受信機。
  2. 【請求項2】 移動通信システムは、符号分割多重方式
    によりスペクトラム拡散信号を送受信する移動通信シス
    テムであって、 受信期間の開始タイミング以前に基地局送受信機との再
    同期を必要とすることを特徴とする請求項1記載の移動
    局送受信機。
JP1160898A 1998-01-23 1998-01-23 移動局送受信機 Expired - Fee Related JP3846003B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1160898A JP3846003B2 (ja) 1998-01-23 1998-01-23 移動局送受信機
KR1019990001175A KR19990067944A (ko) 1998-01-23 1999-01-16 이동국 송수신기
US09/232,629 US6385182B1 (en) 1998-01-23 1999-01-19 Mobile-station transmitter/receiver

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1160898A JP3846003B2 (ja) 1998-01-23 1998-01-23 移動局送受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11215051A true JPH11215051A (ja) 1999-08-06
JP3846003B2 JP3846003B2 (ja) 2006-11-15

Family

ID=11782633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1160898A Expired - Fee Related JP3846003B2 (ja) 1998-01-23 1998-01-23 移動局送受信機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6385182B1 (ja)
JP (1) JP3846003B2 (ja)
KR (1) KR19990067944A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013427A1 (ja) * 2005-07-27 2007-02-01 Ntt Docomo, Inc. 移動局、無線アクセスネットワーク装置、移動通信システム及び通信方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101984127B1 (ko) 2019-01-21 2019-05-30 노경재 광섬유 블록
KR101984126B1 (ko) 2019-01-21 2019-05-30 노경재 광섬유 블록
KR102233360B1 (ko) 2020-08-20 2021-03-29 노경재 광섬유 블록

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3467888B2 (ja) * 1995-02-08 2003-11-17 三菱電機株式会社 受信装置及び送受信装置
US6111872A (en) * 1995-03-03 2000-08-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Telemeter telecontrol system
JP3208305B2 (ja) * 1995-11-14 2001-09-10 シャープ株式会社 通信装置および通信方法
JPH09233054A (ja) * 1996-02-27 1997-09-05 Oki Electric Ind Co Ltd 復号装置
JP3442228B2 (ja) * 1996-08-29 2003-09-02 松下電器産業株式会社 同期保持装置
JP3622875B2 (ja) * 1996-11-11 2005-02-23 ソニー株式会社 パイロツト信号検出装置、パイロツト信号検出方法及び移動通信端末装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013427A1 (ja) * 2005-07-27 2007-02-01 Ntt Docomo, Inc. 移動局、無線アクセスネットワーク装置、移動通信システム及び通信方法
AU2006273396B2 (en) * 2005-07-27 2009-11-26 Ntt Docomo, Inc. Mobile station, wireless access network apparatus, mobile communication system and communication method
US9265062B2 (en) 2005-07-27 2016-02-16 Ntt Docomo, Inc. Mobile station, wireless access network device, mobile communication system, and communication method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3846003B2 (ja) 2006-11-15
US6385182B1 (en) 2002-05-07
KR19990067944A (ko) 1999-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7130284B2 (en) Device and method for performing handoff from async mobile communication system to sync mobile communication system
RU2191479C2 (ru) Способ передачи преамбулы канала доступа в системе мобильной связи и устройство для его осуществления
KR100756574B1 (ko) 무선통신 시스템에서 아이들 핸드오프를 개시하는 방법 및시스템
US6069880A (en) Method and apparatus for scanning other frequency pilot signals in a code division multiple access communication system
JP3693083B2 (ja) 受信装置、受信方法
JP3858433B2 (ja) パイロット信号検出方法及び受信機
EP1169800A1 (en) Apparatus and method for gated transmission in a cdma communication system
JP3369069B2 (ja) 送信装置および受信装置
EP1774723B1 (en) Conditional scanning
US6263010B1 (en) Spread spectrum communication apparatus
EP1183806A1 (en) Apparatus and method for gated transmission in cdma communication system
KR100693457B1 (ko) 파일럿신호 검출방법 및 무선통신 단말장치
JPH06224835A (ja) ディジタル移動無線通信方式
US6061338A (en) Mobile communication system
JP3622875B2 (ja) パイロツト信号検出装置、パイロツト信号検出方法及び移動通信端末装置
JP3846003B2 (ja) 移動局送受信機
JP4029237B2 (ja) 受信方法および無線通信端末装置
JP2878577B2 (ja) スペクトル拡散送信機及び受信機
KR100292952B1 (ko) 이동통신 시스템에서 통화 권역 확장장치
JPH11308165A (ja) Cdma基地局装置及びその通信方法
JP2004247908A (ja) 周波数ホッピング通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060814

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees