JPH1121500A - 車両塗装面用処理剤 - Google Patents

車両塗装面用処理剤

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JPH1121500A
JPH1121500A JP18126097A JP18126097A JPH1121500A JP H1121500 A JPH1121500 A JP H1121500A JP 18126097 A JP18126097 A JP 18126097A JP 18126097 A JP18126097 A JP 18126097A JP H1121500 A JPH1121500 A JP H1121500A
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wax
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JP18126097A
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Sachiko Yusa
さち子 湯佐
Takeshi Sunaga
健 砂賀
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Momentive Performance Materials Japan LLC
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Toshiba Silicone Co Ltd
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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の車両の塗装面に、良好な撥水性を
有し、かつその持続性に優れた均一な被膜を形成するこ
とができる車両塗装面用処理剤を提供する。 【解決手段】 (A)(a)99.5〜75モル%のエチレン
型単量体、及び(b) 0.5〜25モル%の特定の不飽和基
含有ケイ素化合物とを共重合させて得られる加水分解性
基含有ビニル系共重合体と(B)有機溶剤を含有してな
る車両塗装面用処理剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、車両塗装面用処理剤に
関する。さらに詳しくは、自動車等の車両の塗装面に、
良好な撥水性を有し、かつその持続性に優れた均一な被
膜を形成することができる車両塗装面用処理剤に関す
る。
【0002】
【発明の技術的背景とその問題点】従来、撥水性や艶出
性等を付与するための自動車等の車両塗装面の処理剤と
しては、カルナバワックス、モンタンワックス、パラフ
ィンワックス、マイクロワックス、ポリエチレンワック
スなどの天然または合成ワックスと、シリコーンオイル
類とを溶剤に溶解もしくは分散して得られる溶剤タイ
プ、あるいはこれらの成分にさらに乳化剤と水とを加え
て乳化して得られる乳化タイプがある。シリコーンオイ
ルとしては撥水性、艶出性、作業性等を改善するため
に、各種の有機変性シリコーンを配合することが検討さ
れており、例えばワックス、アルキル変性シリコーンオ
イル、揮発性溶剤からなり、塗装面の保護効果や拭き取
り性に優れることを特徴とする溶剤タイプの塗装面保護
組成物(特開昭62−132981号公報参照)、長鎖
アルキル基で変性したシリコーンオイルを、炭化水素系
溶剤、シリコーン系溶剤および塩素化炭化水素系溶剤の
いずれかに分散させることにより得られ、拭き取り作業
性と撥水性とのバランスに優れることを特徴とする溶剤
タイプおよび乳化タイプの撥水性艶出剤(特開平4−3
63375号公報参照)、シリコーンオイル、石油系溶
剤、超微粒子状シリカ、およびアミノ変性シリコーンオ
イルを配合してなり、透明性に優れ、艶出性および作業
性に優れることを特徴とする溶剤タイプの艶だし剤(特
開昭61−246274号公報参照)、アミノ変性シリ
コーンオイルのイソプロピルアルコール溶液とジメチル
シリコーンオイルのキシレン溶液とに、水と界面活性剤
とを混和して得られるエマルジョンを水に溶解して得ら
れ、光沢と撥水性に優れることを特徴とする乳化タイプ
の艶出し撥水剤(特開昭50−157288号公報参
照)、特定のカチオン界面活性剤およびアミノ変性シリ
コーンオイルの酢酸塩のアルコール溶液を含有し、洗車
時に洗い流すだけで効果が得られ、光沢、撥水性に優れ
ることを特徴とする乳化タイプの水性カーワックス組成
物(特開平1−163280号公報参照)、両末端水酸
基含有オルガノポリシロキサン、アミノアルキル基含有
シラン、乳化剤を含有する水性エマルジョン組成物から
なり、金属への腐食性がなく、作業性および撥水効果の
持続性に優れることを特徴とする乳化タイプの撥水処理
剤(特開平7−41757号公報参照)、揮発性シリコ
ーン、アミノ官能性シリコーン、オルガノポリシロキサ
ンを含有し、湿った表面にも使用でき、光沢と撥水性と
を付与できることを特徴とする溶剤タイプの表面保護組
成物(特開平7−109439号公報参照)、ヒドロキ
シル基またはアルコキシル基を有するシリコーン樹脂、
アクリルウレタン変性シリコーン樹脂、アクリル変性シ
リコーン樹脂およびフッ素アクリル変性シリコーン樹脂
よりなる群から選択される少なくとも1つのシリコーン
樹脂を含有することを特徴とする塗装面用艶出し剤(特
開平7−196988号公報)などが知られている。し
かしながら、これらの撥水剤のうち、溶剤タイプは撥水
性が充分でなく、拭き取り等の作業性が悪く、さらに汚
れやすい傾向にあった。また、乳化タイプは作業性に優
れているが撥水性に劣り、しかも白化等が生じやすい傾
向にあった。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、作業性に優れ、しかも
撥水性とその持続性に優れた車両塗装面用処理剤を提供
することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭
意検討を重ねた結果、エチレン型単量体と不飽和基含有
ケイ素化合物とを共重合させて得られる加水分解性基含
有ビニル系共重合体を含有する車両塗装面用処理剤が、
著しく良好な耐水持続性を示すことを見出し、本発明を
なすに至った。即ち本発明は、下記の成分(A)及び
(B)を含有してなることを特徴とする車両塗装面用処
理剤である。 (A)(a)99.5〜75モル%のエチレン型単量体、及び (b) 0.5〜25モル%の一般式:RSiXm R'(3-m) 〔式中、Rはビニル基を含む一価の炭化水素基、R' は
炭素数1〜10の一価の炭化水素基、Xは炭素数1〜4の
アルコキシル基、炭素数2〜6のアルコキシアルコキシ
ル基及び炭素数2〜4のオキシム基からなる群から選ば
れた加水分解可能な基、mは1〜3の整数を表す〕で示
される不飽和基含有ケイ素化合物とを共重合させて得ら
れる加水分解性基含有ビニル系共重合体 (B)有機溶剤
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で使用する成分(A)中の(a)のエチレ
ン型単量体としては、メチルアクリレート、メチルメタ
クリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、ヘキシル
アクリレート、ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
トのようなアルキル(メタ)アクリレート;スチレン、
ビニルトルエン、α−メチルスチレンのようなビニル芳
香族炭化水素;塩化ビニル、塩化ビニリデンのようなハ
ロゲン化ビニル;ブタジエン、イソプレンのような共役
ジエン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルのような炭素
数1〜12の飽和脂肪酸のビニルエステルなどを挙げるこ
とができる。
【0006】又、成分(A)中の(b)のRSiX
m R'(3-m) で示される不飽和含有ケイ素化合物におい
て、Rのビニル基を含む一価の炭化水素基としては、ビ
ニル、アリル、3−アクリロキシプロピル、3−メタク
リロキシプロピル、p−ビニルフェニルなどが、原料入
手と合成の容易さから推奨される。R' の炭素数1〜10
の一価の炭化水素基としては、原料入手と合成の容易さ
から、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、
ヘキシルなどのアルキル基またはフェニル基などが推奨
され、特にメチル基が原料入手の点から好ましい。Xの
加水分解可能な基としては、メトキシ、エトキシ、n−
プロポキシ、n−ブトキシなどの炭素数1〜4のアルコ
キシル基;メトキシエトキシル、エトキシエトキシルな
どの炭素数2〜6のアルコキシアルコキシル基;メチル
エチルケトオキシムのような炭素数2〜4のオキシム基
などが例示される。加水分解性基の数mは1〜3の整数
から選ばれ、短時間のうちに網状構造を形成させる意味
から2または3であることが好ましく、3であることが
特に好ましい。これら不飽和基含有ケイ素化合物(b)
の具体例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルトリス(エトキシエトキ
シ)シラン、ビニルトリス(メチルエチルケトオキシ
ム)シラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリエ
トキシシラン、アリルトリス(エトキシエトキシ)シラ
ン、アリルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラ
ン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3
−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アク
リロキシプロピルトリス(エトキシエトキシ)シラン、
3−アクリロキシプロピルトリス(メチルエチルケトオ
キシム)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシ
シラン、3−メタクリロキシプロピルトリス(エトキシ
エトキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリス
(メチルエチルケトオキシム)シランなどが挙げられ
る。
【0007】本発明で使用する成分(A)の加水分解性
基含有ビニル系共重合体は、これら成分(a)および成
分(b)を有機溶剤および遊離基開始剤(重合開始剤)
の存在下で、おおよそ室温から溶剤の還流温度までの温
度、好ましくは50〜 150℃の温度で反応させることによ
り得られる。用いる溶剤の種類は後に述べる成分(B)
の有機溶剤と同じで良い。遊離基開始剤としてはアゾ化
合物または有機過酸化物が使用でき、具体的にはアゾビ
スイソブチロニトリル、t−ブチルハイドロパーオキサ
イド、クメンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ベンゾイル
パーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエート、アセト
ンパーオキサイドなどが例示される。遊離基開始剤の量
は特に限定されないが、成分(a)および成分(b)の
合計量に対して0.01〜1重量%程度が適当である。ま
た、この重合を行う際に、n−プロパンチオール、1−
ヘキサンチオール、1−デカンチオール、ベンゼンチオ
ール、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3
−メルカプトプロピルトリエトキシシランのような連鎖
移動剤を用いて分子量をコントロールすることもでき
る。成分(a)と成分(b)の比率は、成分(a)99.5
〜75モル%に対して、成分(b) 0.5〜25モル%である
ことが好ましい。成分(b)の使用量がこの範囲より少
ないと塗膜の耐候性が低下するため好ましくなく、逆に
この範囲より多いと耐水持続性が不十分となるため好ま
しくない。
【0008】本発明で使用する成分(B)の有機溶剤
は、(A)成分を均一に溶解させて、良好な塗布作業性
を付与するための成分である。有機溶剤(B)の使用量
は共重合体(A) 100重量部に対して10〜5,000 重量部
の範囲であることが好ましい。使用量が10重量部より少
ないと車両塗装面用処理剤の粘度が高くなって作業性が
低下するため好ましくなく、逆に5,000 重量部より多い
と撥水効果が出にくい傾向にあり、何度も塗り重ねを行
う必要が生じ、やはり作業性が低下するため好ましくな
い。特に好ましくは100 〜2,000 重量部である。 有機溶剤(B)としては、メチルアルコール、エチルア
ルコール、イソプロピルアルコールのようなアルコー
ル;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテルアルコールまたはエーテ
ル;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンの
ようなケトン;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチ
ルのようなエステル;n−ヘキサン、ガソリン、ゴム揮
発油、ミネラルスピリット、灯油のような脂肪族炭化水
素;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化
水素;ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシ
ロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチル
シクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロ
キサンなどの揮発性シロキサンが例示される。これら
は、1種単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせ
て用いても良い。
【0009】本発明の車両塗装面用処理剤には、ワック
スを含有させることができる。ワックスを含有させる
と、防汚性を更に高めることができると共に光沢も向上
させることができる。前記ワックスとしては、特に制限
はなくそれ自体公知の物質を用いることができるが、例
えば、カルナバワックス(ロウ)、木ロウ、オウリキュ
リーロウおよびエスパルロウ等の動物ロウ;蜜ロウ、昆
虫ロウ、セラックロウおよび鯨ロウ等の動物ロウ;パラ
フィンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエ
チレンワックス、エステルワックスおよび酸化ワックス
等の石油ロウ;ならびに、モンタンロウ、オゾケライト
およびセレシン等の鉱物ロウ等のワックス類、更に、変
性ワックス、グリセライド、合成ケトンアミンアマイ
ド、水素ワックスを挙げることができる。更に、これら
のワックス類などの他に、パルミチン酸、ステアリン
酸、マルガリン酸およびベヘン酸等の高級脂肪酸;パル
ミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルア
ルコール、マルガニルアルコール、ミリシルアルコール
およびエイコサノール等の高級アルコール;パルミチン
酸セチル、パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチル
およびステアリン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル;
アセトアミド、プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミ
ド、ステアリン酸アミドおよびアミドワックス等のアミ
ド類;ならびに、ステアリルアミン、ベヘニルアミンお
よびパルミチルアミン等の高級アミン類などを挙げるこ
とができる。これらはその1種を単独で、あるいは2種
以上を組み合わせて用いることができる。又、研磨剤を
配合することも可能であり、研磨剤としては、従来から
使用されている粉体研磨剤を使用することができ、無機
粉体および有機粉体のいずれも使用することができる。
【0010】本発明に係る車両塗装面用処理剤は、シリ
コーンオイルを含有しても良い。シリコーンオイルとし
ては、特に制限はなくそれ自体公知の化合物を用いるこ
とができるが、例えば、ジメチルシリコーン、フェニル
シリコーン、アミノシリコーン、アルキル変性シリコー
ン、エポキシ変性シリコーン、ビニル変性シリコーン、
メチルフェニルシリコーン、ポリエーテル変性シリコー
ン等を挙げることができる。これらは1種単独でも、あ
るいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0011】これらの中でも、ジメチルシリコーン、フ
ェニルシリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変
性シリコーンが好ましい。前記シリコーンオイルの粘度
は、通常1〜15000cStであり、好ましくは2〜10000cSt
である。
【0012】本発明の車両塗装面用処理剤中に前記ワッ
クスを含有させる場合には、そのワックスの含有量とし
ては、前記共重合体(A)100 重量部に対し、通常10〜
500重量部、好ましくは30〜300 重量部、特に好ましく
は50〜200 重量部である。前記含有量が、500 重量部よ
りも多いと洗浄性が低下することがあり、一方、10重量
部よりも少ないとワックス添加の効果が得られないこと
がある。この発明の車両塗装面用処理剤中に含められる
前記シリコーンオイルの含有量としては、前記共重合体
(A)100 重量部に対し、通常10〜500 重量部、好まし
くは30〜400 重量部である。前記含有量が、500 重量部
よりも多いと、洗浄性が低下することがある。研磨剤の
含有量としては、通常処理剤中、 0.1〜20.0重量%であ
り、好ましくは 1.0〜10.0重量%である。
【0013】この発明においては、更にその他の成分と
して防錆剤、低級多価アルコール、蛍光顔料、防塵剤、
UV吸収剤、香料、光安定剤、防腐剤等の適当量を、必
要に応じて含有させることができる。
【0014】これら車両塗装面用処理剤はこのままの使
用も可能であるが、さらに作業性を上げるために乳化物
としての使用も可能であり、前記共重合体(A)、有機
溶剤(B)とワックスなどの各種任意成分と、界面活性
剤と、水とを混合して乳化製造することができる。混合
は、特に制限がなく、例えば攪拌装置、コロイドミル、
ホモミキサー、ホモジナイザー、アジホモミキサー、コ
ンビミックス、サンドグラインダー等の装置を使用して
行うことができる。また、この場合は2種以上の前記装
置を組み合わせて行うこともできる。なお、この場合は
常温下で行っても良いし、加熱下で行っても良い。この
場合に使用する界面活性剤としては、特に制限はなく、
アニオン系、カチオン系、ノニオン系、および両性系の
いずれの界面活性剤であっても良い。前記カチオン系界
面活性剤としては、例えばオクチルトリメチルアンモニ
ウムヒドロキシド、ドデシルトリメチルアンモニウムヒ
ドロキシド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムヒド
ロキシド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムヒド
ロキシド、デシルジメチルベンジルアンモニウムヒドロ
キシド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムヒドロキ
シド、牛脂トリメチルアンモニウムヒドロキシド、ヤシ
油トリメチルアンモニウムヒドロキシド、オクタデシル
アンモニウムヒドロキシド、オクタデシルアンモニウム
ヒドロキシド、ポリオキシエチレンオクチルアンモニウ
ムヒドロキシド等の第4級アンモニウムヒドロキシドお
よびこれらの塩酸塩、酢酸塩等の塩を挙げることができ
る。前記ノニオン系界面活性剤の具体例としては、例え
ばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエ
チレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポ
リオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシアル
キレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテ
ル等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル;ポ
リオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオ
キシアルキレングリセリン脂肪酸エステル;ポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油;ソルビタン脂肪酸エステル;グリセリン脂肪
酸エステル;ポリグリセリン脂肪酸エステル;ショ糖脂
肪酸エステル;アルキルアミンカルボン酸塩等を挙げる
ことができる。これらはその1種を単独で、あるいはそ
れら2種以上を併用することができる。これらの中で
も、特にポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリ
オキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル、アルキルアミンカルボン酸塩が
好ましい。前記両性界面活性剤としては、カルボキシベ
タイン、スルホベタイン等のベタイン類、アミノカルボ
ン酸塩類、イミダソリン誘導体類などを挙げることがで
きる。前記アニオン界面活性剤としては、脂肪酸塩、ロ
ジン酸セッケン、N−アシルカルボン酸塩、エーテルカ
ルボン酸塩等の高級脂肪酸塩類、アルキルスルホン酸
塩、スルホコハク酸塩、エステルスルホン酸塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、N−アシルスル
ホン酸塩等のスルホン酸塩類、硫酸化油、エステル硫酸
塩、アルキル硫酸塩、エーテル硫酸塩、アルキルアリル
エーテル硫酸塩、アミド硫酸塩等に硫酸エステル塩類、
アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリル
エーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等のリン酸エステル
塩類、ホルマリン縮合系スルホン酸塩類などを挙げるこ
とができる。これら界面活性剤は、1種を単独で使用し
ても良いし、2種以上を組み合わせて併用しても良い。
前記界面活性剤の車両塗装面用処理剤における含有量と
しては、通常処理剤中0.1〜10重量%であり、好ましは
0.2〜8重量%である。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。なお、実施例中粘度は25℃での測定値を示す。 調製例1(加水分解性基含有ビニル系共重合体の調製) 攪拌機、冷却器および温度計を備えた反応容器に、 メ
チルアクリレート95重量部、3−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン5重量部を仕込み、これに灯油 2
00重量部、並びに連鎖移動剤(3−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン)1重量部、重合開始剤(アゾビス
イソブチロニトリル) 0.2重量部を加え、均一に攪拌し
つつ窒素ガス雰囲気中70℃で8時間加熱して重合した。
得られた加水分解性基含有ビニル系共重合体をA−1と
する。得られた重合体溶液をGPC測定したところ、数
平均分子量(ポリスチレン換算)は32,000であった。 調製例2(加水分解性基含有ビニル系共重合体の調製) 攪拌機、冷却器および温度計を備えた反応容器に、メチ
ルメタクリレート85重量部、ビニルトリス(メチルエチ
ルケトオキシム)シラン15重量部を仕込み、これにトル
エン 300重量部、並びに連鎖移動剤(3−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン)5重量部、重合開始剤(ア
ゾビスイソブチロニトリル) 0.2重量部を加え、均一に
攪拌しつつ窒素ガス雰囲気中70℃で8時間加熱して重合
した。得られた加水分解性基含有ビニル系共重合体をA
−2とする。得られた重合体溶液をGPC測定したとこ
ろ、数平均分子量(ポリスチレン換算)は6000であっ
た。
【0016】 実施例1 加水分解性基含有ビニル系共重合体A−1 5重量部 イソパラフィン 95重量部 を混合攪拌することにより処理剤を得た。 実施例2 加水分解性基含有ビニル系共重合体A−2 10重量部 ジメチルシリコーン(動粘度500cSt) 2重量部 カルナバワックス 1重量部 イソパラフィン 87重量部 を混合攪拌することにより処理剤を得た。 実施例3 加水分解性基含有ビニル系共重合体A−2 5重量部 イソパラフィン 10重量部 ポリオシエチレン(20)ノニルフェニルエーテル 0.5重量部 ポリオシエチレン(4) ラウリルエーテル 2重量部 イオン交換水 83.5重量部 を混合攪拌し、ホモジナイザーにて処理し、処理剤を得
た。 実施例4 加水分解性基含有ビニル系共重合体A−1 5重量部 エポキシ変性シリコーンオイル(動粘度1000cSt) 1重量部 パラフィンワックス 1重量部 デカメチルシクロペンタシロキサン 10重量部 ポリオシエチレン(25)ラウリルエーテル 0.5重量部 ポリオシエチレン(6) オレイルエーテル 0.5重量部 イオン交換水 82重量部 を混合し、アジホモミキサーにて処理し、処理剤を得
た。
【0017】比較例1 実施例2で共重合体A−2を除いた以外は同様に調製し
て、処理剤を得た。 比較例2 実施例4で共重合体A−1を除いた以外は同様に調製し
て、処理剤を得た。
【0018】次に前記車両塗装面用処理剤の撥水性を調
べるため関西ペイント(株)製マジクロンUB-50 のテ
ストピースにテッシュペーパーを用いて処理剤を均一に
塗布し、室温下に5分放置したのち、乾いた清浄なガー
ゼを用いて拭き取り、協和科学(株)製接触角計(CA
−A型)にて接触角を測定した。その結果を表1に示
す。また、上記測定後の試験片を水道水が流下している
水浴水に浸漬し、この状態で1週間放置したのち、水浴
中より引き上げ、上記と同様にして接触角を測定した。
その結果を表1に示す。拭き取り作業性については、実
際に車体に塗布し、タオルにて拭き取ったときの作業性
を以下の基準により評価した。 ◎:ひっかかりがなく、1〜2回の拭き取りでよい。 ○:ひっかかりがややあるが、3〜6回の拭き取りでよ
い。 △:ひっかかりがあるが、7〜10回の拭き取りが必要。 ×:ひっかかりが相当あり、10回以上拭き取りを要す
る。
【0019】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)及び(B)を含有して
    なることを特徴とする車両塗装面用処理剤。 (A)(a)99.5〜75モル%のエチレン型単量体、及び
    (b) 0.5〜25モル%の一般式:RSiXm R'
    (3-m)〔式中、Rはビニル基を含む一価の炭化水素基、
    R' は炭素数1〜10の一価の炭化水素基、Xは炭素数1
    〜4のアルコキシル基、炭素数2〜6のアルコキシアル
    コキシル基及び炭素数2〜4のオキシム基からなる群か
    ら選ばれた加水分解可能な基、mは1〜3の整数を表
    す〕で示される不飽和基含有ケイ素化合物とを共重合さ
    せて得られる加水分解性基含有ビニル系共重合体 (B)有機溶剤
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008019527A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Toray Ind Inc 防汚性モノフィラメントおよび工業用織物

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