JPH11213434A - 近接場光ヘッドおよびそれを用いた光記録再生装置 - Google Patents
近接場光ヘッドおよびそれを用いた光記録再生装置Info
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- JPH11213434A JPH11213434A JP10018546A JP1854698A JPH11213434A JP H11213434 A JPH11213434 A JP H11213434A JP 10018546 A JP10018546 A JP 10018546A JP 1854698 A JP1854698 A JP 1854698A JP H11213434 A JPH11213434 A JP H11213434A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カンチレバー応用した小型かつ簡略な構造の
近接場光ヘッドおよびそれを用いた光記録再生装置を実
現すること。 【解決手段】 波長の異なる2つのレーザを搭載した光
ヘッドを用い、二つの波長の異なった光を、同一の対物
レンズ27で、一方はカンチレバー15の裏面に、一方
はカンチレバー15の先端に形成された近接場光18発
生用の微小開口17に集光し、一方のレーザ光29をカ
ンチレバー15の変位検出に、他方のレーザ光30を、
媒体19への信号の記録、再生を行う近接場光18の発
生に用いる。
近接場光ヘッドおよびそれを用いた光記録再生装置を実
現すること。 【解決手段】 波長の異なる2つのレーザを搭載した光
ヘッドを用い、二つの波長の異なった光を、同一の対物
レンズ27で、一方はカンチレバー15の裏面に、一方
はカンチレバー15の先端に形成された近接場光18発
生用の微小開口17に集光し、一方のレーザ光29をカ
ンチレバー15の変位検出に、他方のレーザ光30を、
媒体19への信号の記録、再生を行う近接場光18の発
生に用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近接場光ヘッドお
よびそれを用いた光記録再生装置に関し、特に近接場を
発生する光プローブとそれを応用した光記録再生装置に
関する。
よびそれを用いた光記録再生装置に関し、特に近接場を
発生する光プローブとそれを応用した光記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の高密度化を達成する方
法として近年、近接場光を応用した光記録が注目されて
いる。例えば、アプライド・フィジクス・レターズ、6
1巻、2号の142頁から144頁(Applied
Physics Lettes,Vol.62,No.
2,pp.142−144,1992)に記載されてい
るように、光ファイバの先端をコーン状に加工し、その
先端の数10nmの領域以外を金属の被膜で覆ったプロ
ーブを作製し、これをピエゾ素子を用いた精密アクチュ
エータに搭載して位置を制御して、直径60nmの記録
マークをプラチナ/コバルトの多層膜上に記録再生した
例が報告されている。この例の場合、プローブと記録媒
体の距離制御には、原子間力を応用したシア・フォース
方式が用いられ、記録密度は45ギガビット/平方イン
チに達し、現状の約50倍とすることができる。更に特
開平3ー171434号公報では、微細なピンホールに
レンズで光を集光して近接場光を発生するとともに、前
記微細ピンホールを先端に形成したカンチレバーと記録
媒体の間に発生する原子間力を用いて記微細ピンホール
と記録媒体の間の距離を制御する方法が考案されてい
る。前記カンチレバーの変位を検出する方法はいくつか
提案されているが、現在実用に供されている方法は、カ
ンチレバーの背面にレーザ光を照射し、カンチレバーの
変位をリニアフォトダイオード上の光点の移動に変換し
て検知する光てこ方式である。また更に、特開平5ー1
41961号公報では、カンチレバーの変位を検出する
方法として、光ファイバ干渉計を用いる方法が考案され
ている。さらに最近、アプライド・フィジクス・レター
ズ、68巻、25号の3531頁から3533頁(Ap
plied Physics Lettes,Vol.
68,No.25,pp.3531−3533,199
6)には、Si基板に緩衝ふっ酸液によるエッチング技術
を用いて、実際にカンチレバー先端にピンホールをあ
け、金属を堆積して微細なピンホールを形成し、これに
He-Neレーザビームを集光して、ピンホールから近接場
光を発生させ、これを用いて約100nmの分解能を得てい
る。この場合、カンチレバーの変位の検出には、やはり
光てこ方式が用いられている。
法として近年、近接場光を応用した光記録が注目されて
いる。例えば、アプライド・フィジクス・レターズ、6
1巻、2号の142頁から144頁(Applied
Physics Lettes,Vol.62,No.
2,pp.142−144,1992)に記載されてい
るように、光ファイバの先端をコーン状に加工し、その
先端の数10nmの領域以外を金属の被膜で覆ったプロ
ーブを作製し、これをピエゾ素子を用いた精密アクチュ
エータに搭載して位置を制御して、直径60nmの記録
マークをプラチナ/コバルトの多層膜上に記録再生した
例が報告されている。この例の場合、プローブと記録媒
体の距離制御には、原子間力を応用したシア・フォース
方式が用いられ、記録密度は45ギガビット/平方イン
チに達し、現状の約50倍とすることができる。更に特
開平3ー171434号公報では、微細なピンホールに
レンズで光を集光して近接場光を発生するとともに、前
記微細ピンホールを先端に形成したカンチレバーと記録
媒体の間に発生する原子間力を用いて記微細ピンホール
と記録媒体の間の距離を制御する方法が考案されてい
る。前記カンチレバーの変位を検出する方法はいくつか
提案されているが、現在実用に供されている方法は、カ
ンチレバーの背面にレーザ光を照射し、カンチレバーの
変位をリニアフォトダイオード上の光点の移動に変換し
て検知する光てこ方式である。また更に、特開平5ー1
41961号公報では、カンチレバーの変位を検出する
方法として、光ファイバ干渉計を用いる方法が考案され
ている。さらに最近、アプライド・フィジクス・レター
ズ、68巻、25号の3531頁から3533頁(Ap
plied Physics Lettes,Vol.
68,No.25,pp.3531−3533,199
6)には、Si基板に緩衝ふっ酸液によるエッチング技術
を用いて、実際にカンチレバー先端にピンホールをあ
け、金属を堆積して微細なピンホールを形成し、これに
He-Neレーザビームを集光して、ピンホールから近接場
光を発生させ、これを用いて約100nmの分解能を得てい
る。この場合、カンチレバーの変位の検出には、やはり
光てこ方式が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
は以下のような課題がある。
は以下のような課題がある。
【0004】上記、第一の従来例に関しては、まず第一
に、上記従来例が光ファイバの先端をコーン状に加工
し、その先端の数10nmの領域以外を金属の被膜で覆
ったプローブを用いていることである。従来、近接場光
を光記録のみならず計測など様々の分野に応用する場
合、このようなプローブが用いられてきた。しかし、こ
のようなプローブには、いくつかの問題があることが、
近年明らかになってきた。例えば、ウルトラマイクロス
コピー、61巻の179頁から185頁(Ultram
aicroscopy,Vol.61,pp.179−
185,1995)に記載されているように、このよう
なプローブを用いた場合、光ファイバに入力された光パ
ワーのうちほとんどが、プローブ先端の長さ10ミクロ
ンの部分で被服金属膜に吸収されて失われ、それが熱エ
ネルギーに変換されて、発熱を生じる。この発熱は、プ
ローブ先端部で集中的に起こり、かつプローブ自体が石
英という熱伝導率の大きくない材料で形成されているた
め、熱の拡散が起こり難く、プローブ先端部分の温度の
みが、きわめて高くなってしまう。このため、プローブ
を被覆している金属が溶融し、プローブが損傷するとい
った問題が生じる。また、金属が溶融するまでの温度上
昇がない場合でも、先端部が加熱された結果、実効的に
開口の大きさが増大したり、金属反射率が低下したりす
る現象が生じ、プローブの光透過率、分解能などの基本
的な特性が変化してしまうという問題があった。
に、上記従来例が光ファイバの先端をコーン状に加工
し、その先端の数10nmの領域以外を金属の被膜で覆
ったプローブを用いていることである。従来、近接場光
を光記録のみならず計測など様々の分野に応用する場
合、このようなプローブが用いられてきた。しかし、こ
のようなプローブには、いくつかの問題があることが、
近年明らかになってきた。例えば、ウルトラマイクロス
コピー、61巻の179頁から185頁(Ultram
aicroscopy,Vol.61,pp.179−
185,1995)に記載されているように、このよう
なプローブを用いた場合、光ファイバに入力された光パ
ワーのうちほとんどが、プローブ先端の長さ10ミクロ
ンの部分で被服金属膜に吸収されて失われ、それが熱エ
ネルギーに変換されて、発熱を生じる。この発熱は、プ
ローブ先端部で集中的に起こり、かつプローブ自体が石
英という熱伝導率の大きくない材料で形成されているた
め、熱の拡散が起こり難く、プローブ先端部分の温度の
みが、きわめて高くなってしまう。このため、プローブ
を被覆している金属が溶融し、プローブが損傷するとい
った問題が生じる。また、金属が溶融するまでの温度上
昇がない場合でも、先端部が加熱された結果、実効的に
開口の大きさが増大したり、金属反射率が低下したりす
る現象が生じ、プローブの光透過率、分解能などの基本
的な特性が変化してしまうという問題があった。
【0005】また第二に、上記ファイバプローブは、作
製の再現性が十分でないという問題があげられる。従
来、上記プローブは、光ファイバをフッ酸とヨウ化アン
モニウムの緩衝エッチング液で先鋭化するか、または光
ファイバをヒートプルして先鋭化したのち、先端部に金
属を蒸着し、最後にエッチング等の方法で、金属被膜に
微小開口を形成するという行程で作製されていた。しか
し、エッチングなどにより微小開口を作製するという方
法では、僅かの作製条件の差で、開口径のばらつきが生
じ、再現性や、大量生産にも適さないという問題があっ
た。
製の再現性が十分でないという問題があげられる。従
来、上記プローブは、光ファイバをフッ酸とヨウ化アン
モニウムの緩衝エッチング液で先鋭化するか、または光
ファイバをヒートプルして先鋭化したのち、先端部に金
属を蒸着し、最後にエッチング等の方法で、金属被膜に
微小開口を形成するという行程で作製されていた。しか
し、エッチングなどにより微小開口を作製するという方
法では、僅かの作製条件の差で、開口径のばらつきが生
じ、再現性や、大量生産にも適さないという問題があっ
た。
【0006】第3に、ファイバプローブを用いているた
め、基板とプローブの距離をスキャニング・フォース顕
微鏡を用いて、極めて精密に制御する必要があるため、
例えば光情報を記録したディスクを高速に回転した場
合、ディスクの偏心によって生じる高い周波数の基板と
プローブの距離の変動を制御しきれないという問題があ
る。
め、基板とプローブの距離をスキャニング・フォース顕
微鏡を用いて、極めて精密に制御する必要があるため、
例えば光情報を記録したディスクを高速に回転した場
合、ディスクの偏心によって生じる高い周波数の基板と
プローブの距離の変動を制御しきれないという問題があ
る。
【0007】更に特開平3ー171434号公報やそれ
を実際に実現したアプライド・フィジクス・レターズ、
68巻、25号の3531頁から3533頁(Appl
ied Physics Lettes,Vol.6
8,No.25,pp.3531−3533,199
6)の例では、作製プロセスとしてSiの異方性エッチン
グプロセスが用いられており、再現性や大量生産性が改
善され、さらに熱伝導性も、Si基板を用いることで改善
されているが、カンチレバーの変位の検出方法は、前者
はキャパシタンスの変化やレーザ干渉計測が、後者は光
てこ方式が用いられており、いずれも近接場を発生させ
る照射光学系とは別の大がかりな光学系ないしキャパシ
タンス測定系を必要とし、装置が大型化、複雑化すると
いう問題があった。また更に、特開平5ー141961
号公報では、カンチレバーの変位を検出する方法とし
て、光ファイバ干渉計を用いる方法が用いられている
が、やはり装置が大型化、複雑化するという問題があっ
た。
を実際に実現したアプライド・フィジクス・レターズ、
68巻、25号の3531頁から3533頁(Appl
ied Physics Lettes,Vol.6
8,No.25,pp.3531−3533,199
6)の例では、作製プロセスとしてSiの異方性エッチン
グプロセスが用いられており、再現性や大量生産性が改
善され、さらに熱伝導性も、Si基板を用いることで改善
されているが、カンチレバーの変位の検出方法は、前者
はキャパシタンスの変化やレーザ干渉計測が、後者は光
てこ方式が用いられており、いずれも近接場を発生させ
る照射光学系とは別の大がかりな光学系ないしキャパシ
タンス測定系を必要とし、装置が大型化、複雑化すると
いう問題があった。また更に、特開平5ー141961
号公報では、カンチレバーの変位を検出する方法とし
て、光ファイバ干渉計を用いる方法が用いられている
が、やはり装置が大型化、複雑化するという問題があっ
た。
【0008】本発明の目的は、熱伝導性がよく、作製再
現性が高く、大量生産に適した近接場光発生用プローブ
を搭載し、かつ小型で簡略な構成の近接場光ヘッドおよ
びそれを用いた光記録再生装置を提供することにある。
現性が高く、大量生産に適した近接場光発生用プローブ
を搭載し、かつ小型で簡略な構成の近接場光ヘッドおよ
びそれを用いた光記録再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、光学的に透
明な探針が光学的に不透明な遮蔽膜で覆われ、かつその
先端部に微小な開口が設けられている近接場光発生用プ
ローブを有する、光学的に透明なカンチレバーと、該近
接場光発生プローブへの照射光を発生する光源と、該光
源から発生した光を該近接場光発生プローブへ導く光学
系と、カンチレバーの変位を検出する光を発生する光源
と、該光源で発生せしめられた光をカンチレバーへ導く
光学系とを有する近接場光ヘッドにおいて、近接場光発
生プローブへの照射光の波長と、カンチレバーの変位検
出光の波長が異なるものとすることにより、両者の集光
する位置をことなからしめる。さらに、上記の近接場光
ヘッドにおいて、少なくとも、近接場光発生プローブへ
の照射光とカンチレバーの変位検出光が共通の集光手段
により近接場発生用の微小な開口およびカンチレバー上
に集光することにより、近接場光発生用の照射光学系と
カンチレバーの変位検出光学系とを共通化して、装置の
小型化を図る。さらに近接場光発生プローブへの照射光
の波長がカンチレバーの変位検出光より長くすること
で、近接場光発生プローブへの照射光学系の集光位置
を、カンチレバーの変位検出光学系の集光位置より遠ざ
け、前者を微小開口部へ、後者をカンチレバーの背面
に、それぞれ集光せしめるようにする。さらに、近接場
光ヘッドにおいて、カンチレバーの微小開口が形成され
ている面とは反対の面に、近接場光発生プローブへの照
射光を透過させ、カンチレバーの変位検出光を反射させ
しめるコーティングを施し、光利用効率を高める。また
近接場光ヘッドにおいて、カンチレバーの微小開口が形
成されている面とは反対の面と、近接場光を発生させし
める微小開口との垂直距離Hを、すくなくとも、(数
1)を満足する値とすることにより、近接場発生光とカ
ンチレバーの変位検出光のクロストークを防止する。
明な探針が光学的に不透明な遮蔽膜で覆われ、かつその
先端部に微小な開口が設けられている近接場光発生用プ
ローブを有する、光学的に透明なカンチレバーと、該近
接場光発生プローブへの照射光を発生する光源と、該光
源から発生した光を該近接場光発生プローブへ導く光学
系と、カンチレバーの変位を検出する光を発生する光源
と、該光源で発生せしめられた光をカンチレバーへ導く
光学系とを有する近接場光ヘッドにおいて、近接場光発
生プローブへの照射光の波長と、カンチレバーの変位検
出光の波長が異なるものとすることにより、両者の集光
する位置をことなからしめる。さらに、上記の近接場光
ヘッドにおいて、少なくとも、近接場光発生プローブへ
の照射光とカンチレバーの変位検出光が共通の集光手段
により近接場発生用の微小な開口およびカンチレバー上
に集光することにより、近接場光発生用の照射光学系と
カンチレバーの変位検出光学系とを共通化して、装置の
小型化を図る。さらに近接場光発生プローブへの照射光
の波長がカンチレバーの変位検出光より長くすること
で、近接場光発生プローブへの照射光学系の集光位置
を、カンチレバーの変位検出光学系の集光位置より遠ざ
け、前者を微小開口部へ、後者をカンチレバーの背面
に、それぞれ集光せしめるようにする。さらに、近接場
光ヘッドにおいて、カンチレバーの微小開口が形成され
ている面とは反対の面に、近接場光発生プローブへの照
射光を透過させ、カンチレバーの変位検出光を反射させ
しめるコーティングを施し、光利用効率を高める。また
近接場光ヘッドにおいて、カンチレバーの微小開口が形
成されている面とは反対の面と、近接場光を発生させし
める微小開口との垂直距離Hを、すくなくとも、(数
1)を満足する値とすることにより、近接場発生光とカ
ンチレバーの変位検出光のクロストークを防止する。
【0010】
【数1】
【0011】ただし、Lは変位検出光の波長、NAはレ
ンズの開口数。
ンズの開口数。
【0012】さらにまた、近接場光ヘッドにおいて、カ
ンチレバーの変位を検出する方法として、光記録再生装
置ヘッドで用いられる焦点誤差検出方式、たとえば、非
点収差法、またはナイフエッジ法のいずれかが用い、光
てこ方式やファイバ干渉方式など大がかりな光学系を用
いることなく、カンチレバーの変位を検出する。
ンチレバーの変位を検出する方法として、光記録再生装
置ヘッドで用いられる焦点誤差検出方式、たとえば、非
点収差法、またはナイフエッジ法のいずれかが用い、光
てこ方式やファイバ干渉方式など大がかりな光学系を用
いることなく、カンチレバーの変位を検出する。
【0013】さらにまた、近接場光ヘッドにおいて、カ
ンチレバーと、近接場光発生プローブへの照射光および
カンチレバーの変位検出光の集光手段との相対位置を補
正する可動機構を設けることにより、装置組立時のカン
チレバーと近接場光発生プローブへの照射光およびカン
チレバーの変位検出光の収束光の位置のずれを補正でき
るようにする。
ンチレバーと、近接場光発生プローブへの照射光および
カンチレバーの変位検出光の集光手段との相対位置を補
正する可動機構を設けることにより、装置組立時のカン
チレバーと近接場光発生プローブへの照射光およびカン
チレバーの変位検出光の収束光の位置のずれを補正でき
るようにする。
【0014】さらにまた、近接場光ヘッドが、近接場光
発生プローブへの照射光およびカンチレバーの変位検出
光の集光手段との相対位置を補正する可動手段を、近接
場光発生プローブへの照射光およびカンチレバーの変位
検出光の集光手段と光記録媒体の相対位置を補正する可
動機構の可動部に設置して、光ヘッドの動作中は、カン
チレバーと集光手段が一体となって移動できるようにす
る。
発生プローブへの照射光およびカンチレバーの変位検出
光の集光手段との相対位置を補正する可動手段を、近接
場光発生プローブへの照射光およびカンチレバーの変位
検出光の集光手段と光記録媒体の相対位置を補正する可
動機構の可動部に設置して、光ヘッドの動作中は、カン
チレバーと集光手段が一体となって移動できるようにす
る。
【0015】さらにまた、近接場光ヘッドにおいて、す
くなくとも近接場光発生プローブへの照射光およびカン
チレバーの変位検出光の集光手段と、集光手段と光記録
媒体の相対位置を補正する可動機構と、カンチレバーと
近接場光発生プローブへの照射光およびカンチレバーの
変位検出光の集光手段との相対位置を補正する可動手段
とを、近接場光ヘッドを構成する他の構成要素から分離
し、近接場光発生プローブを記録媒体の所定の位置にア
クセスせしめる可動機構上に搭載して、可動部を軽量化
し、高速のアクセスを可能ならしめる。
くなくとも近接場光発生プローブへの照射光およびカン
チレバーの変位検出光の集光手段と、集光手段と光記録
媒体の相対位置を補正する可動機構と、カンチレバーと
近接場光発生プローブへの照射光およびカンチレバーの
変位検出光の集光手段との相対位置を補正する可動手段
とを、近接場光ヘッドを構成する他の構成要素から分離
し、近接場光発生プローブを記録媒体の所定の位置にア
クセスせしめる可動機構上に搭載して、可動部を軽量化
し、高速のアクセスを可能ならしめる。
【0016】さらにまた、以上の構造を有する近接場光
ヘッドと記録媒体とで、光情報記録再生装置を構成す
る。
ヘッドと記録媒体とで、光情報記録再生装置を構成す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
いて説明する。
【0018】図1は本発明の近接場光ヘッドの一実施例
であり、図1(a)はヘッド全体を上から見た図であ
り、図1(b)は、前記ヘッドの分離可動部の断面図、
光記録媒体、および検出光学系を示したものである。図
1(a)において、1は近接場光ヘッドにおいて、情報
アクセス時に実際に移動する可動部分を表す。2は反射
プリズム、3は近接場光ヘッドの固定部を表す。4は長
波長のレーザ光用の偏光ビームスプリッタ、5および2
1は短波長のレーザ光を遮光し長波長の光を透過させる
フィルタ、6はコリメートレンズ、7は長波長(例えば
波長780nm)の半導体レーザ、8はハーフミラー、
9は集光レンズ、10はシリンドリカルレンズ、11は
カンチレバー変位を検出するディテクタ、14は短波長
(例えば波長680nm)の半導体レーザ、12は長波
長のレーザ光30をカットし、短波長のレーザ光29の
みを通すフィルタ、13はレーザ光をコリメートするレ
ンズである。さらに、図1(b)において、15は先端
に金属膜にあけられた微小開口17を有する突起16が
形成されたカンチレバー、18は微小開口17により発
生させられた近接場光、19は記録媒体、20は集光レ
ンズ、22は媒体からの信号を検出する光電子倍増管、
23はカンチレバー15を位置合わせするために用いら
れるアクチュエータ、24は対物レンズ27を保持する
保持部、25は対物レンズ27を移動させるレンズアク
チェータ、26は対物レンズ筒体28を保持する板バ
ネ、29は短波長の光、30は長波長の光を表してい
る。
であり、図1(a)はヘッド全体を上から見た図であ
り、図1(b)は、前記ヘッドの分離可動部の断面図、
光記録媒体、および検出光学系を示したものである。図
1(a)において、1は近接場光ヘッドにおいて、情報
アクセス時に実際に移動する可動部分を表す。2は反射
プリズム、3は近接場光ヘッドの固定部を表す。4は長
波長のレーザ光用の偏光ビームスプリッタ、5および2
1は短波長のレーザ光を遮光し長波長の光を透過させる
フィルタ、6はコリメートレンズ、7は長波長(例えば
波長780nm)の半導体レーザ、8はハーフミラー、
9は集光レンズ、10はシリンドリカルレンズ、11は
カンチレバー変位を検出するディテクタ、14は短波長
(例えば波長680nm)の半導体レーザ、12は長波
長のレーザ光30をカットし、短波長のレーザ光29の
みを通すフィルタ、13はレーザ光をコリメートするレ
ンズである。さらに、図1(b)において、15は先端
に金属膜にあけられた微小開口17を有する突起16が
形成されたカンチレバー、18は微小開口17により発
生させられた近接場光、19は記録媒体、20は集光レ
ンズ、22は媒体からの信号を検出する光電子倍増管、
23はカンチレバー15を位置合わせするために用いら
れるアクチュエータ、24は対物レンズ27を保持する
保持部、25は対物レンズ27を移動させるレンズアク
チェータ、26は対物レンズ筒体28を保持する板バ
ネ、29は短波長の光、30は長波長の光を表してい
る。
【0019】以下、本実施例について詳細に説明する。
本実施例では、異なった2つの波長の光、29および3
0を、それぞれカンチレバーの変位の検出と、近接場光
の発生および媒体への信号記録および再生に使用する。
本実施例では、異なった2つの波長の光、29および3
0を、それぞれカンチレバーの変位の検出と、近接場光
の発生および媒体への信号記録および再生に使用する。
【0020】まず、長波長のレーザ光(例えば波長78
0nm)30は、近接場光の発生および媒体信号の記
録、再生に使用される。半導体レーザ7は、紙面に垂直
な方向に偏光方向を持つように設置されている。半導体
レーザ7から出射した波長780nmのレーザ光は、コ
リメートレンズ6により平行光に変換され、レーザへの
短波長のレーザ光の戻り光を防ぐフィルタ5を透過した
のち、偏光ビームスプリッタ4を、紙面と垂直な方向に
偏光しているため透過し、分離可動部1に導かれる。分
離可動部1に導かれた長波長のレーザ光30は、プリズ
ム2によって90度光路を変化させられ、対物レンズ2
7で、カンチレバー15の先端に形成された微小開口1
7上に収束される。収束された光は金属膜でほとんど反
射されるが、その一部は微小開口17から近接場光18
として漏れだし、媒体19と相互作用する。記録時は、
半導体レーザ7の出力パワーを変調し、近接場光18の
パワーを変調して、情報の記録を行う。再生時は半導体
レーザのパワーを一定とし、近接場光18と記録マーク
との相互作用の結果変調された光を、集光レンズ20で
集光し、フィルタ21で混じっている短波長のレーザ光
29の成分を取り除き、光電子倍増22にて、再生信号
として検出する。
0nm)30は、近接場光の発生および媒体信号の記
録、再生に使用される。半導体レーザ7は、紙面に垂直
な方向に偏光方向を持つように設置されている。半導体
レーザ7から出射した波長780nmのレーザ光は、コ
リメートレンズ6により平行光に変換され、レーザへの
短波長のレーザ光の戻り光を防ぐフィルタ5を透過した
のち、偏光ビームスプリッタ4を、紙面と垂直な方向に
偏光しているため透過し、分離可動部1に導かれる。分
離可動部1に導かれた長波長のレーザ光30は、プリズ
ム2によって90度光路を変化させられ、対物レンズ2
7で、カンチレバー15の先端に形成された微小開口1
7上に収束される。収束された光は金属膜でほとんど反
射されるが、その一部は微小開口17から近接場光18
として漏れだし、媒体19と相互作用する。記録時は、
半導体レーザ7の出力パワーを変調し、近接場光18の
パワーを変調して、情報の記録を行う。再生時は半導体
レーザのパワーを一定とし、近接場光18と記録マーク
との相互作用の結果変調された光を、集光レンズ20で
集光し、フィルタ21で混じっている短波長のレーザ光
29の成分を取り除き、光電子倍増22にて、再生信号
として検出する。
【0021】一方、短波長のレーザ光(例えば波長68
0nm)29は、カンチレバーの変位の検出に用いられ
る。半導体レーザは14は、やはり紙面と平行な方向に
偏光方向を持つように設置されている。半導体レーザ1
4から出射したレーザ光は、コリメータレンズ13で平
行光にコリメートされ、ハーフミラー8を透過し、紙面
と平行な偏光方向を持つが故に、偏光ビームスプリッタ
4で反射し、分離可動部1に導かれる。分離可動部に導
かれた短波長のレーザ光29は、プリズム2によって9
0度光路を変化させられ、対物レンズ27で、カンチレ
バー15の裏面、すなわち近接場光18発生用の微小開
口17が形成された突起17が形成された面と反対側の
面に収束される。カンチレバーの裏面で反射した短波長
レーザ光29は、再び対物レンズ27を通り、プリズム
2で反射し、固定部3へ導かれ、偏光ビームスプリッタ
4で反射し、フィルタ12で長波長のレーザ光30が取
り除かれた後、ハーフミラー8で反射して、検出部に導
かれる。本実施例では、カンチレバーの変位の検出に、
光ディスク装置で焦点誤差を検出する方式として用いら
れている非点収差法を用いているので、ハーフミラーで
反射した光は、集光レンズ9および非点収差を与えるシ
リンドリカルレンズ10を透過したのち、4分割光検出
器11で、カンチレバー変位が検出される。なお、本実
施例では、焦点誤差検出方法として、非点収差法を用い
た例を示したが、焦点誤差検出方法としてナイフエッジ
法など、他の方法を用いても、まったく同様の効果が期
待できる。
0nm)29は、カンチレバーの変位の検出に用いられ
る。半導体レーザは14は、やはり紙面と平行な方向に
偏光方向を持つように設置されている。半導体レーザ1
4から出射したレーザ光は、コリメータレンズ13で平
行光にコリメートされ、ハーフミラー8を透過し、紙面
と平行な偏光方向を持つが故に、偏光ビームスプリッタ
4で反射し、分離可動部1に導かれる。分離可動部に導
かれた短波長のレーザ光29は、プリズム2によって9
0度光路を変化させられ、対物レンズ27で、カンチレ
バー15の裏面、すなわち近接場光18発生用の微小開
口17が形成された突起17が形成された面と反対側の
面に収束される。カンチレバーの裏面で反射した短波長
レーザ光29は、再び対物レンズ27を通り、プリズム
2で反射し、固定部3へ導かれ、偏光ビームスプリッタ
4で反射し、フィルタ12で長波長のレーザ光30が取
り除かれた後、ハーフミラー8で反射して、検出部に導
かれる。本実施例では、カンチレバーの変位の検出に、
光ディスク装置で焦点誤差を検出する方式として用いら
れている非点収差法を用いているので、ハーフミラーで
反射した光は、集光レンズ9および非点収差を与えるシ
リンドリカルレンズ10を透過したのち、4分割光検出
器11で、カンチレバー変位が検出される。なお、本実
施例では、焦点誤差検出方法として、非点収差法を用い
た例を示したが、焦点誤差検出方法としてナイフエッジ
法など、他の方法を用いても、まったく同様の効果が期
待できる。
【0022】次に、図2を用いて、近接場光の発生およ
びカンチレバーの変位の検出について説明を行う。図2
は、カンチレバー15の先端部分の拡大図である。長波
長のレーザ光30は、対物レンズ27で集光され、カン
チレバー15の先端に形成された微小開口17上に収束
される。カンチレバー15の先端に形成された四角錐の
部分の高さは、例えば6ミクロン程度である。対物レン
ズ27として、例えば、従来から用いられている非球面
ガラスレンズを使用する場合、ガラスの屈折率が光波長
によって異なるので、使用する光の波長によって、レン
ズ焦点距離が異なる。長波長のレーザ光の波長を780
nm、短波長のレーザ光の波長を680nmとすると、
例えば開口数0.5の対物レンズを用いる場合、焦点距離
は約5ミクロン短くなるから、短波長のレーザ光29
を、同一の対物レンズで集光した場合、レーザ光29は
ちょうどカンチレバー15の裏面に、図2のごとく集光
され、2つの波長の異なったレーザ光の集光位置を分離
することができる。このような二つのレーザ光の集光位
置をどのように分離するかは、近接場光による媒体から
の信号光およびカンチレバーの変位検出光の信号対雑音
比を向上するために重要である。本発明では、両者を共
通の対物レンズで集光し、両者に対する焦点距離の違い
を用いて分離する方式であるが、どの程度の焦点距離の
差があればよいかが重要なパラメータとなる。ボルン、
ウオルフ著の「光学の理論」(東海出版会)の第8章、
660頁によれば、レンズで集光された光の光軸にそっ
た強度分布は、(数2)で表される。
びカンチレバーの変位の検出について説明を行う。図2
は、カンチレバー15の先端部分の拡大図である。長波
長のレーザ光30は、対物レンズ27で集光され、カン
チレバー15の先端に形成された微小開口17上に収束
される。カンチレバー15の先端に形成された四角錐の
部分の高さは、例えば6ミクロン程度である。対物レン
ズ27として、例えば、従来から用いられている非球面
ガラスレンズを使用する場合、ガラスの屈折率が光波長
によって異なるので、使用する光の波長によって、レン
ズ焦点距離が異なる。長波長のレーザ光の波長を780
nm、短波長のレーザ光の波長を680nmとすると、
例えば開口数0.5の対物レンズを用いる場合、焦点距離
は約5ミクロン短くなるから、短波長のレーザ光29
を、同一の対物レンズで集光した場合、レーザ光29は
ちょうどカンチレバー15の裏面に、図2のごとく集光
され、2つの波長の異なったレーザ光の集光位置を分離
することができる。このような二つのレーザ光の集光位
置をどのように分離するかは、近接場光による媒体から
の信号光およびカンチレバーの変位検出光の信号対雑音
比を向上するために重要である。本発明では、両者を共
通の対物レンズで集光し、両者に対する焦点距離の違い
を用いて分離する方式であるが、どの程度の焦点距離の
差があればよいかが重要なパラメータとなる。ボルン、
ウオルフ著の「光学の理論」(東海出版会)の第8章、
660頁によれば、レンズで集光された光の光軸にそっ
た強度分布は、(数2)で表される。
【0023】
【数2】
【0024】(数2)の右辺の関数の第1のゼロ点の位
置は、例えば上記のように開口数0.5の対物レンズを用
いると、光波長の8倍ということになる。使用するレー
ザ光の波長を、780nmおよび680nmよすれば、
この距離は6.24および5.44ミクロンとなるから、上記の
四角錐の高さ6ミクロンは妥当な値であり、これによっ
て、短波長の光29の長波長の光30へのクロストーク
を抑止でき、近接場光の信号対雑音比を向上できる。一
般的に、(数2)の第一のゼロ点は±2l/(NA)2
で与えられるから、短波長の光29と長波長の光30の
集光点が±2l/(NA)2以上離れる、すなわち(数
1)を満たすように光学系を設計し、カンチレバー15
の突起を設計すれば、クロストークを十分抑止できるこ
とが分かる。さらに、カンチレバー15の裏面に波長6
80nmのレーザ光29を反射し、波長780nmのレ
ーザ光30を透過するようなコーティングを施し、波長
780nmのレーザ光は100%近接場光18の発生に
使用できるようにすれば信号対雑音比はさらに向上させ
しめられるとともに、680nmのレーザ光は反射させ
てカンチレバー15の変位の検出のみに用いることがで
きる。カンチレバー15の先端に形成された微小開口1
7上に収束された長波長のレーザ光30も、ほとんどは
四角錐面、および表面に形成された金属膜によってほと
んど反射されるが、一部は微小開口17から近接場光1
8となって射出する。この近接場光が、前述のように、
媒体への信号の記録や再生を担う。
置は、例えば上記のように開口数0.5の対物レンズを用
いると、光波長の8倍ということになる。使用するレー
ザ光の波長を、780nmおよび680nmよすれば、
この距離は6.24および5.44ミクロンとなるから、上記の
四角錐の高さ6ミクロンは妥当な値であり、これによっ
て、短波長の光29の長波長の光30へのクロストーク
を抑止でき、近接場光の信号対雑音比を向上できる。一
般的に、(数2)の第一のゼロ点は±2l/(NA)2
で与えられるから、短波長の光29と長波長の光30の
集光点が±2l/(NA)2以上離れる、すなわち(数
1)を満たすように光学系を設計し、カンチレバー15
の突起を設計すれば、クロストークを十分抑止できるこ
とが分かる。さらに、カンチレバー15の裏面に波長6
80nmのレーザ光29を反射し、波長780nmのレ
ーザ光30を透過するようなコーティングを施し、波長
780nmのレーザ光は100%近接場光18の発生に
使用できるようにすれば信号対雑音比はさらに向上させ
しめられるとともに、680nmのレーザ光は反射させ
てカンチレバー15の変位の検出のみに用いることがで
きる。カンチレバー15の先端に形成された微小開口1
7上に収束された長波長のレーザ光30も、ほとんどは
四角錐面、および表面に形成された金属膜によってほと
んど反射されるが、一部は微小開口17から近接場光1
8となって射出する。この近接場光が、前述のように、
媒体への信号の記録や再生を担う。
【0025】カンチレバー15をレーザ光29、30の
集光位置に合わせてとりつけるのは容易でない。なぜな
ら、その取り付け精度として1ミクロン以下の精度が要
求されるからである。したがって、本実施例では、レー
ザ光29を発光させた状態で顕微鏡下で概略の位置合わ
せをしカンチレバー15をアクチュエータ23にとりつ
けた後、アクチュエータ23を駆動しながら、検出器1
1で検出される光パワーが最大になるように、カンチレ
バー15の位置を調整する機構を有している。このアク
チュエータ23を用いた最終的なカンチレバー15の位
置調整を用いることにより、カンチレバー取り付け時の
位置合わせ精度を緩和できるとともに、光ヘッド毎の光
軸の微妙なずれやカンチレバーの寸法ばらつきなどによ
る、長波長の光30および短波長の光29の集光位置
と、カンチレバーの裏面や近接場光18発生用微小開口
17との位置ずれを調整できるという効果がある。
集光位置に合わせてとりつけるのは容易でない。なぜな
ら、その取り付け精度として1ミクロン以下の精度が要
求されるからである。したがって、本実施例では、レー
ザ光29を発光させた状態で顕微鏡下で概略の位置合わ
せをしカンチレバー15をアクチュエータ23にとりつ
けた後、アクチュエータ23を駆動しながら、検出器1
1で検出される光パワーが最大になるように、カンチレ
バー15の位置を調整する機構を有している。このアク
チュエータ23を用いた最終的なカンチレバー15の位
置調整を用いることにより、カンチレバー取り付け時の
位置合わせ精度を緩和できるとともに、光ヘッド毎の光
軸の微妙なずれやカンチレバーの寸法ばらつきなどによ
る、長波長の光30および短波長の光29の集光位置
と、カンチレバーの裏面や近接場光18発生用微小開口
17との位置ずれを調整できるという効果がある。
【0026】次に、媒体ディスクが上下に振動したり、
媒体表面に凹凸があった場合のカンチレバーの上下振動
に対するサーボについて説明する。図3は、媒体ディス
クが上下に振動した場合の、サーボ動作を示す。図3
(a)のように媒体ディスクが上下動すると、それにつ
れてカンチレバー15が上下する。この上下変位は、非
点収差法による焦点誤差として光検出器11によって検
出される。この信号は、対物レンズ27のアクチュエー
タ25ヘ伝えられ、図3(b)のように、焦点誤差がゼ
ロとなるように、対物レンズ27の位置を補正する。こ
のときカンチレバー15は、対物レンズとともに移動す
る可動部にとりつけられ、これにより、カンチレバーは
対物レンズと常に一定の相対位置にあるようにサーボが
かけられることになる。上記ディスクの上下振動は、例
えば通常の光ディスクの回転数3600rpmを想定すれば、
その周波数は高々60Hzであるから、レンズアクチェータ
25のサーボ帯域で十分に対応できる。
媒体表面に凹凸があった場合のカンチレバーの上下振動
に対するサーボについて説明する。図3は、媒体ディス
クが上下に振動した場合の、サーボ動作を示す。図3
(a)のように媒体ディスクが上下動すると、それにつ
れてカンチレバー15が上下する。この上下変位は、非
点収差法による焦点誤差として光検出器11によって検
出される。この信号は、対物レンズ27のアクチュエー
タ25ヘ伝えられ、図3(b)のように、焦点誤差がゼ
ロとなるように、対物レンズ27の位置を補正する。こ
のときカンチレバー15は、対物レンズとともに移動す
る可動部にとりつけられ、これにより、カンチレバーは
対物レンズと常に一定の相対位置にあるようにサーボが
かけられることになる。上記ディスクの上下振動は、例
えば通常の光ディスクの回転数3600rpmを想定すれば、
その周波数は高々60Hzであるから、レンズアクチェータ
25のサーボ帯域で十分に対応できる。
【0027】媒体表面の微小凹凸に対しては以下のよう
な動作となる。例えば、媒体用のディスクとして、磁気
ディスクで使用されているガラスディスクを想定する
と、その表面に高さ数から数10nm程度の微小な凹凸
が残存する可能性がある。前記の回転数で中心から20
mmの位置にヘッドがある場合、その位置におけるディ
スクの周速は約7.5m/秒である。カンチレバー15
の共振周波数は、カンチレバーの長さ、厚さなどのディ
メンジョンによって決まるが、例えば、長さ12.5ミ
クロン、四角錐の部分の高さ5ミクロンの二酸化シリコ
ン製のカンチレバーの場合、共振周波数は約4MHzで
あり、バネ定数は約2N/mである。このカンチレバー
に10-7N程度の荷重をかけると、約4倍程度大きくなる
から、共振周波数は15MHz程度にすることができ
る。したがって、上記の周速のディスク上では、周波数
15MHz以下の凹凸(周期が約500nm以上の凹凸
に相当する)に対しては、カンチレバー15のスプリン
グが追従し問題はない。一方この周波数帯域では、前記
対物レンズのアクチェータ25は応答しないが、前記凹
凸の高さは、数から10nmの程度であり、対物レンズ
27で集光された光の焦点深度内にあるので、近接場発
生用の光30、カンチレバー変位検出光29とも、それ
ぞれ微小開口、カンチレバー上に集光され、問題は生じ
ない。さらに、周波数15MHz以上の凹凸(周期が約
500nm以下の凹凸に相当する)に対しては、カンチ
レバーのスプリングは応答しないが、この周期の凹凸は
10nm以下の非常に小さな振幅であるため、近接場光
18は、開口位置から、微小開口17の大きさ程度の距
離まで強度がほとんど減衰しないという特徴から、信号
の記録再生には問題は生じない。
な動作となる。例えば、媒体用のディスクとして、磁気
ディスクで使用されているガラスディスクを想定する
と、その表面に高さ数から数10nm程度の微小な凹凸
が残存する可能性がある。前記の回転数で中心から20
mmの位置にヘッドがある場合、その位置におけるディ
スクの周速は約7.5m/秒である。カンチレバー15
の共振周波数は、カンチレバーの長さ、厚さなどのディ
メンジョンによって決まるが、例えば、長さ12.5ミ
クロン、四角錐の部分の高さ5ミクロンの二酸化シリコ
ン製のカンチレバーの場合、共振周波数は約4MHzで
あり、バネ定数は約2N/mである。このカンチレバー
に10-7N程度の荷重をかけると、約4倍程度大きくなる
から、共振周波数は15MHz程度にすることができ
る。したがって、上記の周速のディスク上では、周波数
15MHz以下の凹凸(周期が約500nm以上の凹凸
に相当する)に対しては、カンチレバー15のスプリン
グが追従し問題はない。一方この周波数帯域では、前記
対物レンズのアクチェータ25は応答しないが、前記凹
凸の高さは、数から10nmの程度であり、対物レンズ
27で集光された光の焦点深度内にあるので、近接場発
生用の光30、カンチレバー変位検出光29とも、それ
ぞれ微小開口、カンチレバー上に集光され、問題は生じ
ない。さらに、周波数15MHz以上の凹凸(周期が約
500nm以下の凹凸に相当する)に対しては、カンチ
レバーのスプリングは応答しないが、この周期の凹凸は
10nm以下の非常に小さな振幅であるため、近接場光
18は、開口位置から、微小開口17の大きさ程度の距
離まで強度がほとんど減衰しないという特徴から、信号
の記録再生には問題は生じない。
【0028】以上のように本発明によれば、カンチレバ
ー15を応用した記録再生用の近接場光発生プローブへ
の照射光の波長30と、カンチレバー15の変位検出光
29の波長が異なるものとすることにより、両者の集光
する位置をことなからしめ、かつ、前記近接場光発生プ
ローブへの照射光30と前記カンチレバーの変位検出光
29を共通のレンズ27により近接場発生用の微小開口
17およびカンチレバー上に集光することにより、近接
場光発生用の照射光学系とカンチレバーの変位検出光学
系とを共通化して、装置の小型化を図れるという効果が
ある。さらにまた、前記近接場光ヘッドにおいて、前記
カンチレバーの変位を検出する方法として、光記録再生
装置ヘッドで用いられる焦点誤差検出方式を用いること
により、装置の一層の小型化、簡略化を図れ、実用上現
実的な近接場光ヘッドを提供できるという効果がある。
ー15を応用した記録再生用の近接場光発生プローブへ
の照射光の波長30と、カンチレバー15の変位検出光
29の波長が異なるものとすることにより、両者の集光
する位置をことなからしめ、かつ、前記近接場光発生プ
ローブへの照射光30と前記カンチレバーの変位検出光
29を共通のレンズ27により近接場発生用の微小開口
17およびカンチレバー上に集光することにより、近接
場光発生用の照射光学系とカンチレバーの変位検出光学
系とを共通化して、装置の小型化を図れるという効果が
ある。さらにまた、前記近接場光ヘッドにおいて、前記
カンチレバーの変位を検出する方法として、光記録再生
装置ヘッドで用いられる焦点誤差検出方式を用いること
により、装置の一層の小型化、簡略化を図れ、実用上現
実的な近接場光ヘッドを提供できるという効果がある。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、装置の小型化、簡略化
が図れ、実用上現実的な近接場光ヘッドを提供できる。
が図れ、実用上現実的な近接場光ヘッドを提供できる。
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(a)はヘッド
全体を上から見た図であり、(b)は、前記ヘッドの分
離可動部の断面図、光記録媒体、および検出光学系を示
した図。
全体を上から見た図であり、(b)は、前記ヘッドの分
離可動部の断面図、光記録媒体、および検出光学系を示
した図。
【図2】近接場光プローブ付近の拡大図。
【図3】媒体ディスクが上下に振動した場合のサーボ動
作を示した図で、(a)は媒体ディスクが上下振動した
場合のカンチレバーの動きと検出される信号を、(b)
はサーボ動作により対物レンズやカンチレバーを含む可
動部がどのように動くかを説明する図。
作を示した図で、(a)は媒体ディスクが上下振動した
場合のカンチレバーの動きと検出される信号を、(b)
はサーボ動作により対物レンズやカンチレバーを含む可
動部がどのように動くかを説明する図。
1…分離可動部、 2…反射プリズム、 3…近接場光ヘッドの固定部、 4…長波長のレーザ光用の偏光ビームスプリッタ、 5、21…短波長のレーザ光を遮光し長波長の光を透過
させるフィルタ、 6…コリメートレンズ、 7…長波長の半導体レーザ、 8…ハーフミラー、 9…集光レンズ、 10…シリンドリカルレンズ、 11…カンチレバー変位を検出するディテクタ、 12…長波長のレーザ光をカットし短波長のレーザ光の
みを通すフィルタ、 13…コリメートレンズ、 14…短波長の半導体レーザ、 15…カンチレバー、 16…突起、 17…微小開口、 18…近接場光、 19…記録媒体、 20…集光レンズ、 21…短波長の光をカットするフィルタ、 22…光電子倍増管、 23…カンチレバーを位置合わせするために用いられる
アクチュエータ、 24…対物レンズ保持部、 25…対物レンズアクチェータ、 26…板バネ、 27…対物レンズ、 28…レンズ筐筒、 29…短波長の光、 30…長波長の光、 31…支柱。
させるフィルタ、 6…コリメートレンズ、 7…長波長の半導体レーザ、 8…ハーフミラー、 9…集光レンズ、 10…シリンドリカルレンズ、 11…カンチレバー変位を検出するディテクタ、 12…長波長のレーザ光をカットし短波長のレーザ光の
みを通すフィルタ、 13…コリメートレンズ、 14…短波長の半導体レーザ、 15…カンチレバー、 16…突起、 17…微小開口、 18…近接場光、 19…記録媒体、 20…集光レンズ、 21…短波長の光をカットするフィルタ、 22…光電子倍増管、 23…カンチレバーを位置合わせするために用いられる
アクチュエータ、 24…対物レンズ保持部、 25…対物レンズアクチェータ、 26…板バネ、 27…対物レンズ、 28…レンズ筐筒、 29…短波長の光、 30…長波長の光、 31…支柱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柳 肇 埼玉県比企郡鳩山町赤沼2520番地 株式会 社日立製作所基礎研究所内
Claims (11)
- 【請求項1】微小な開口が設けられた近接場光発生用プ
ローブを先端に有するカンチレバーと、前記近接場光発
生プローブに照射される照射光を発する第1の光源と、
前記カンチレバーの変位を検出するための変位検出光を
発する第2の光源と、を有し、前記照射光の波長と前記
変位検出光の波長とが異なることを特徴とする近接場光
ヘッド。 - 【請求項2】請求項1記載の近接場光ヘッドにおいて、
前記照射光と前記変位検出光を、前記近接場発生用プロ
ーブの開口およびカンチレバー上に集光する集光手段を
有することを特徴とする近接場光ヘッド。 - 【請求項3】請求項2記載の近接場光ヘッドにおいて、
前記照射光の波長が前記変位検出光の波長より長いこと
を特徴とする近接場光ヘッド。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の近接場
光ヘッドにおいて、前記カンチレバーの前記開口が形成
されている面とは反対の面に、前記照射光を透過し前記
変位検出光を反射するコーティングを有することを特徴
とする近接場光ヘッド。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の近接場
光ヘッドにおいて、前記集光手段がレンズを有し、前記
カンチレバーの前記開口が形成されている面とは反対の
面と前記開口の断面との垂直距離Hが、前記変位検出光
の波長Lと前記レンズの開口数NAに対して、 H≧2L/(NA)2・・・・・・・・・・・・・・(数1) (数1)を満足することを特徴とする近接場光ヘッド。 - 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の近接場
光ヘッドにおいて、前記カンチレバーの変位を検出する
方法として、光記録再生装置ヘッドで用いられる焦点誤
差検出方式が用いられていることを特徴とする近接場光
ヘッド。 - 【請求項7】請求項6記載の近接場光ヘッドにおいて、
前記焦点誤差検出方式として、非点収差法、またはナイ
フエッジ法のいずれかが用いられていることを特徴とす
る近接場光ヘッド。 - 【請求項8】請求項7記載の近接場光ヘッドにおいて、
前記集光手段と光記録媒体の相対位置を補正する可動機
構と、前記カンチレバーと前記集光手段との相対位置を
補正する可動手段と、を有し、前記可動手段が、前記可
動機構により変位する可動部分に設置されていることを
特徴とする近接場光ヘッド。 - 【請求項9】請求項7記載の近接場光ヘッドにおいて、
前記集光手段、前記可動機構、および前記可動手段が、
前記第1の光源と第2の光源を保持する固定部から分離
されて前記近接場光発生プローブを記録媒体の所定の位
置にアクセスさせる第2の可動機構の上に設置されてい
ることを特徴とする近接場光ヘッド。 - 【請求項10】波長の異なる第1と第2のレーザ光を発
する光源と、前記第1と第2のレーザ光を集光するレン
ズと、微小な開口が設けられた近接場光発生用プローブ
を先端に有するカンチレバーと、前記レンズにより集光
されたのち前記カンチレバーにより反射された前記第1
のレーザ光を検出して前記カンチレバーの変位を検出す
る変位検出手段と、を有し、前記レンズにより集光され
た前記第2のレーザ光が前記開口を通過して近接場光を
発生することを特徴とする近接場光ヘッド。 - 【請求項11】請求項1から9のいずれかに記載の近接
場光ヘッドと、光記録媒体からなる光情報記録再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10018546A JPH11213434A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 近接場光ヘッドおよびそれを用いた光記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10018546A JPH11213434A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 近接場光ヘッドおよびそれを用いた光記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11213434A true JPH11213434A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11974642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10018546A Pending JPH11213434A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 近接場光ヘッドおよびそれを用いた光記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11213434A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003080500A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-18 | Seiko Instruments Inc | カンチレバーおよびその作製方法 |
KR100441894B1 (ko) * | 2002-01-26 | 2004-07-27 | 한국전자통신연구원 | 마이크로 집적형 근접장 광기록 헤드 및 이를 이용한광기록 장치 |
KR100499029B1 (ko) * | 2002-10-22 | 2005-07-01 | 한국전자통신연구원 | 광 정보 저장장치의 헤드에 적용 가능한 캔티레버형근접장 탐침 구조 및 그 제작 방법 |
US7032427B2 (en) * | 2000-06-09 | 2006-04-25 | Seiko Instruments Inc. | Method for forming optical aperture, near-field optical head, method for fabricating near-field optical head, and information recording/reading apparatus |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP10018546A patent/JPH11213434A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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