JPH11213088A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH11213088A
JPH11213088A JP10011762A JP1176298A JPH11213088A JP H11213088 A JPH11213088 A JP H11213088A JP 10011762 A JP10011762 A JP 10011762A JP 1176298 A JP1176298 A JP 1176298A JP H11213088 A JPH11213088 A JP H11213088A
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JP10011762A
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Yasuki Nakajima
康喜 中島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の故障を速やかに判別するとともに、装
置の故障箇所も的確に判別して、迅速角確実な対応が可
能な複写機を提供する。 【解決手段】 原稿画像を読み取り、原稿読み取り画像
データに対する文字方向の判定ができたか否かを調べ
(S1)、文字方向が判別可能だった場合には正常と判
断しする。文字方向が判別不可能だった場合には原稿の
近傍に予め描かれている特定パターンを読み取って(S
2)文字方向判別処理を行う。文字方向判別ができた場
合には装置側は正常に動作していると判断(S4)して
原稿不良とし、判別できない時は装置内蔵パターンに対
する文字方向判別を行う(S6、S7)。方向判別でき
た場合には読み取り系の故障とし(S8)、判別できな
ければ制御系の故障と判断する(S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
方法に関し、例えば故障診断機能を備えるデジタル複写
機およびスキャナ等の画像処理装置装置及び方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機およびスキャナ等
の画像処理装置において、特にCCD等の光電変換素子
により読み取った文書の文字とその方向を認識するとい
うOCR機能を備えた装置において、読み取った文書の
文字とその方向が認識できなかった場合、操作者には単
に認識不可能を知らせていたのみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】読み取った文書の文字
とその方向が認識できなかった理由としては、例えば、
次に示す3通りの理由が考えられる。
【0004】1.原稿中に文字描画部分が無い。
【0005】2.文字が装置で認識できないフォントや
手書きである。
【0006】3.装置本体の故障で認識不可能である。
【0007】しかしながら、前述した従来の技術では、
操作者は認識不可能である要因が、原稿にあるのか、装
置側にあるのか分からず、適切な対応をとれなかった
り、誤った対応をしていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたもので、係る目的を
達成する一手段として、例えば以下の構成を備える。
【0009】即ち、原稿台に載置された画像を読み取り
可能な画像入力手段と、前記画像入力手段により入力さ
れた画像データ中の特定パターンを認識するパターン認
識手段と、前記原稿台の原稿読み取り領域近傍に所定パ
ターンの配設されたパターン部と、前記パターン認識手
段で特定パターンが認識できなかった時に、前記画像入
力手段により前記パターン部の所定パターンを読み取ら
せ、前記パターン認識手段で読み取らせた所定パターン
の認識処理を行なわせ、認識できなかった要因が、原稿
にあるのか、または装置側にあるのかを判定する判定手
段とを備えることを特徴とする。
【0010】そして例えば、前記特定パターンが文字パ
ターンであり、パターン認識手段は文字パターンの方向
も認識することを特徴とする。
【0011】又例えば、所定パターンは、左右に非対照
なパターンであることを特徴とする。あるいは、所定パ
ターンが上下に非対照なパターンであることを特徴とす
る。あるいは又、所定パターンが90°ずつ360°回
転させた4つのパターンであることを特徴とする。
【0012】また、原稿を光学的に読み取り画像データ
として入力する画像入力手段と、前記画像入力手段によ
り入力された画像データ中の文字の方向を認識する文字
方向認識手段と、前記画像入力手段の読み取り原稿の近
傍となる位置に配設された文字方向の判別のための特定
パターン部と、前記文字方向認識手段で文字の方向が認
識できなかった時に、前記読み取り手段により前記特定
パターン部の特定パターンを読み取らせ、前記文字方向
認識手段により読み取った特定パターンに対して文字方
向認識処理を行なわせ、文字方向識結果により原稿の文
字方向が認識できなかった要因が、原稿にあるのか、ま
たは装置側にあるのかを判定する判定手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0013】そして例えば、更に、文字方向の判別のた
めの特定パターンを記憶する記憶手段を備え、前記判定
手段は、原稿の文字方向が認識不可能であった要因が装
置側と判定されたときに前記記憶手段内に格納されてい
る特定パターンの画像データに対して前記文字方向認識
手段により文字方向認識処理を行なわせ、認識結果によ
り装置側の故障箇所を自己診断することを特徴とする。
【0014】又例えば、文字方向を判別するための特定
パターンは、左右に非対照なパターンであることを特徴
とする。あるいは、文字方向を判別するための特定パタ
ーンが上下に非対照なパターンであることを特徴とす
る。あるいは又文字方向を判別するための特定パターン
が90°ずつ360°回転させた4つのパターンである
ことを特徴とする。
【0015】更に例えば、前記判別手段の判別結果を操
作者に報知する報知手段を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明に係る一発明の実施の形態例
の複写装置の構成を説明する断面図である。図1におい
て、101は原稿台ガラスであり、原稿自動送り装置1
42から給送された原稿が順次、所定位置に載置され
る。この原稿台の詳細構成を図2に示す。図2に示すよ
うに原稿台ガラス101の表面には原稿載置目標位置が
示されており、図2に示す左側端部及び上側端部には原
稿を読み取らない部分が配設されており、この部分に原
稿載置目標位置が示されている。
【0018】また、原稿台ガラス101の裏面の原稿読
み取り位置の外側端部には、裏面から見てアルファベッ
トのEを0°,90°,180°,270°に回転させ
た4つのパターンが描かれている。なお、このパターン
は以上の例に限定されるものではなく、方向判別可能な
パターンであれば種々のパターンを用いることができ、
図形、記号であってもよい。
【0019】図1に説明に戻り、図1において、102
は例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ランプ
であり、原稿台ガラス101に載置された原稿を露光す
る。103,104,105は走査ミラーであり、図示
しない光学走査ユニットに収容され、往復運動しなが
ら、原稿からの反射光をCCDユニット106に導く。
CCDユニット106はCCD(撮像素子)108に原
稿からの反射光を結像させる結像レンズ107、例えば
CCDから構成される撮像素子108、撮像素子108
を駆動するCCDドライバ109等から構成されてい
る。
【0020】撮像素子108からの画像信号出力は、例
えば8ビットのデジタルデータに変換された後、コント
ローラ部139に入力される。また、撮像素子108か
らの画像信号出力は、文書方向判別部306へも入力さ
れ、後述する文書方向判別処理が行なわれる。
【0021】また、110は感光ドラムであり、112
の前露光ランプによって画像形成に備えて除電される。
113は1次帯電器であり、感光ドラム110を一様に
帯電させる。117は露光手段であり、例えば半導体レ
ーザー等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行う
コントローラ部139で処理された画像データに基づい
て感光ドラム110を露光し、静電潜像を形成する。1
18は現像器であり、黒色の現像剤(トナー)が収容さ
れている。
【0022】119は転写前帯電器であり、感光ドラム
110上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高
圧をかける。120,122,124は給紙ユニットで
あり、各給紙ローラ121,123,125の駆動によ
り、転写用紙が装置内へ給送され、レジストローラ12
6の配設位置で一旦停止し、感光ドラム110に形成さ
れた画像との書き出しタイミングがとられ再給送され
る。
【0023】127は転写帯電器であり、感光ドラム1
10に現像されたトナー像を給送される転写用紙に転写
する。128は分離帯電器であり、転写動作の終了した
転写用紙を感光ドラム110より分離する。転写されず
に感光ドラム110上に残ったトナーはクリーナ111
によって回収される。
【0024】129は搬送ベルトであり、転写プロセス
の終了した転写用紙を定着器130に搬送し、例えば熱
により定着される。131はフラッパであり、定着プロ
セスの終了した転写用紙の搬送パスを、ステイプルソー
タ132または中間トレイ137の配置方向のいずれか
に制御する。
【0025】ステイプルソータ132に排紙された用紙
は各ビンに仕分けされ、コントローラ部139からの指
示により必要に応じてステイプル部141によるステイ
プルが行なわれる。133〜136は給送ローラであ
り、一度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ
137に反転(多重)または非反転(両面)して給送す
る。138は再給送ローラであり、中間トレイ137に
載置された転写用紙を再度、レジストローラ126の配
設位置まで搬送する。
【0026】139のコントローラ部には後述するマイ
クロコンピュータ、画像処理部等を備えており、操作パ
ネル140からの指示に従って、上述した画像形成動作
を制御する。
【0027】図3は本実施の形態例の図1に示すコント
ローラ部139の詳細構成を示すブロック図である。
【0028】図3において、201は画像処理装置全体
の制御を行うCPUであり、装置本体の制御手順(制御
プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ203(R
OM)からプログラムを順次読み取り、実行する。CP
U201のアドレスバスおよびデータバスは、バスドラ
イバ回路、アドレスデコーダ回路202を介して各負荷
に接続されている。
【0029】また、204は入力データの記憶や作業用
記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのラン
ダムアクセスメモリ(RAM)である。205はI/O
インタフェースである。
【0030】I/Oインタフェース205には以下の各
負荷が接続されている。即ち、操作者がキー入力を行
い、装置の状態等を液晶、LEDを用いて表示する操作
パネル140、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモ
ータ類207、クラッチ類208、ソレノイド類20
9、また、搬送される用紙を検知するための紙検知セン
サ類210、CPUの指示に従って、前述の1次帯電器
113、現像器118、転写前帯電器119、転写帯電
器127、分離帯電器128へ高圧を出力する高圧ユニ
ット215等の装置の各負荷が接続されている。
【0031】更に、現像器118には現像器内のトナー
量を検知するトナー残検センサ211が配置されてお
り、I/Oインタフェース205にはこのトナー残検セ
ンサ211が接続され、更に213のビーム検知センサ
も接続されており各センサ出力信号が入力される。
【0032】また、206は画像処理部であり、CCD
ユニット106から出力された画像信号が入力され、後
述する画像処理を行い、画像データに従って117のレ
ーザーユニットの制御信号を出力する。レーザーユニッ
ト117から出力されるレーザー光は感光ドラム110
を照射し、露光するとともに非画像領域において受光セ
ンサであるビーム検知センサ213によって発光状態が
検知され、その出力信号が上述したようにI/Oインタ
フェース205に入力される。
【0033】図4は本発明の画像形成装置におけるコン
トローラ部139内の画像処理部206の詳細ブロック
図である。
【0034】図4において、CCDユニット106の撮
像素子108により電気信号に変換された原稿読み取り
画像信号は、まずシェーディング部301によって画素
間のばらつきの補正を行った後、変倍部302に出力さ
れる。変倍部302では、縮小コピー時はデータの間引
き処理による画像の縮小が行なわれ、拡大コピー時はデ
ータの補間による画像の拡大が行なわれる。
【0035】次に、303のエッジ強調部において、例
えば5×5のウインドウを用いた2次微分を行い、画像
のエッジを強調する。このエッジ強調された画像データ
はガンマ変換部304に出力される。
【0036】このガンマ変換部304に出力される画像
データは輝度データであるので、プリンタ等より出力す
るためには濃度データに変換する必要がある。このため
本実施の形態例においては、304のガンマ変換部で輝
度信号を対応する濃度信号に変換する。このガンマ変換
は種々の方法で行うことができ、本実施の形態例におい
てはガンマ変換部304にガンマ変換テーブルを備える
構成とし、このガンマ変換テーブルをサーチすることに
より輝度データの濃度データへのデータ変換を行う。
【0037】濃度データに変換された画像データは30
5の2値化処理部へ入力される。2値化処理部305
は、例えばED法(誤差拡散法)により多値データを2
値データに変換する。2値に変換された画像データは3
07の合成部に入力される。合成部307では、入力さ
れた画像データと、例えばDRAMやハードディスクに
より構成される画像用メモリ310内の画像データとを
選択的に出力する。
【0038】この画像用メモリ310に対するリードラ
イト制御はメモリ制御部309で行い、画像を回転させ
る場合はメモリ310内の画像データの読み出しアドレ
スを制御して行う。これらの画像データはレーザーの発
光強度の信号に変換するためPWM回路308へ入力さ
れ、画像の濃度に従ったパルス幅をレーザーユニット1
17に対して出力する。
【0039】図5は図4に示す文書方向判別部306の
詳細構成を示すブロック図である。本実施の形態例の文
書方向判別部306においては、図5に示すように、撮
像素子108から出力された画像データがCPU/メモ
リ部401に入力され、ここで画像データを一時的に保
存すると共に、各種制御を行う。
【0040】コントローラ部139内のCPU201と
は例えば、図示しないデュアルポートRAMによりバス
接続されており、データを送受信する。もちろん以上の
例に限定されるものではなく、シリアル通信によりデー
タを送受信してもよく、その他種々の方法を行うことが
できる。
【0041】文字認識/方向判別部402では、文書の
方向を一番正確に表しているのは文字であることに着目
し、文書中の数種類の文字領域を0°,90°、180
°,270°の方向から文字認識を行い、それら各方向
における文字認識の精度(文字認識の自信度:文字の特
徴分布に対する距離)の中で一番精度の高い方向を文書
方向とする。
【0042】領域分離部403では、文字認識/方向判
別部402による文字認識・方向判別処理を行うための
前処理として、文書画像データより、文字部、図形部、
自然画部、表部などを矩形の領域に分離して、各領域の
属性(文字部など)を付加する処理を行うブロックであ
る。
【0043】記憶装置404は、例えば、ハードディス
クや光磁気ディスクなどにより構成され、各種処理結果
(画像データ、領域分離結果、文字認識結果など)と、
図6に示す、アルファベットのEを0°,90°,18
0°,270°回転させた4つのパターンの画像データ
を保存するために利用される。なお、このパターンは以
上の例に限定されるものではなく、方向判別可能なパタ
ーンであれば種々のパターンを用いることができ、図
形、記号であってもよい。
【0044】I/F部405は、SCSI規格やRS2
32C規格などの通信規格により外部機器、例えばコン
ピュータ406との間でデータの授受等を行う。コンピ
ュータ406は、I/F部405を介して情報を得た
り、光磁気ディスク等の移動可能の記憶装置よりデータ
を得て利用する。
【0045】次に図7〜図14を用いて以上の構成を備
える本実施の形態例における文書方向判別動作について
説明する。
【0046】まず本実施の形態例における文書方向自動
判別・補正、および文字認識処理の概要を、図7のフロ
ーチャートを参照して説明する。図7は本実施の形態例
における文書方向自動判別、文字認識処理を示すフロー
チャートである。
【0047】文書方向判別部306のCPU/メモリ部
401は、ステップS1でガンマ変換部304によりガ
ンマ変換された濃度データを入力し、一時的に保存す
る。そしてステップS2において、入力された画像デー
タ(多値画像)は、領域分離部403により文字部、図
形部、自然画部、表部などの矩形の領域に分離され、各
領域の属性が付加される。ここでは、実際には、矩形で
囲まれた領域情報を作成する。
【0048】次に、ステップS3において、各属性より
文字領域の矩形情報を抽出する。ここで、文字領域と
は、文章部、タイトル部、表中の文字、図のキャプショ
ン部などである。例えば、図8に示す(a),(c)の
文書の場合は、それぞれ図8の(b),(d)に示した
ような文字領域の矩形情報が抽出される。
【0049】続いてステップS4において、これらの中
の数ブロックを用いて、文書方向判別を行う。文書方向
判別を行うのは、入力画像が中途半端に傾いていた場合
等文字領域の矩形情報が正確に抽出されなかった場合に
は適切な文字部検出ができないためある。ステップS4
での文書方向判別の結果、文字領域の矩形情報が正確に
抽出された場合など(正方向)であれば、ステップS7
に進み、画像中の文字領域ブロックに対する文字認識処
理を行なう。この結果、ステップS8に示すように領域
分離情報と文字認識情報が得られる。
【0050】この処理結果は、I/F部405を介して
外部機器、例えばコンピュータ406等に伝送され、例
えばコンピュータ406上のファイリングのアプリケー
ション処理等で利用される。また、コントローラ部13
9内のCPU201へ各画像毎に送信される。
【0051】一方、ステップS4で文字領域の矩形情報
が正確に抽出されないような文書方向が不正方向であっ
た場合にはステップS5に進み、画像データが正しい方
向になるように画像回転処理が行なわれる。そして、続
くステップS6において回転処理された画像に対してス
テップS2及びステップS3と同様の領域分離処置及び
文字部検出処理を行う。そしてステップS7に進む。
【0052】このステップS4〜ステップS6の処理
は、画像回転に伴う領域分離情報の相違を補正するもの
で、一つの方法としては、全回転画像データに対して再
び領域分離処理を行う方法。もう一つは、アドレス変換
を領域分離結果にかける方法がある。
【0053】領域分離処理は、一般に画像が正方向であ
ることを想定しているため、初期の段階で行った領域分
離処理と回転画像データに対して行った領域分離処理は
結果的に異なることが多い。それゆえ、前者の方法がと
られるのが望ましい。
【0054】次に、上述したステップS4における本実
施の形態例における文字認識処理を用いた文書方向判別
処理の詳細を説明する。
【0055】[領域分離処理]本実施の形態例において
は、文書画像データの黒画素を検出してゆき、輪郭線追
跡、またはラベリング方式により、黒画素ブロックの矩
形枠を作成する。次に、その矩形の中の黒画素密度、隣
接矩形ブロックの有無、矩形の縦横比率などを判断基準
にして、文字領域(タイトル、本文、キャプションな
ど)、図形領域、自然画領域、表領域などを判別する。
この処理結果により、文字領域の矩形領域が判別され
る。
【0056】[文字認識処理]本実施の形態例において
は、文字認識処理の一つの方法として、特徴ベクトル抽
出、比較方式により文字認識を行う。例えば、図9に示
す様な「本」という文字を含む文字領域が判別されたと
する。
【0057】第一段階として、この文字領域を抽出して
図10に示すように文字領域について文字切り出し処理
を行う(図10の例ではかな漢字のみ抽出しているが、
数字や記号も抽出するように構成しても良いことは勿論
である)。これは、一つの文字の矩形を切り出す処理
で、黒画素連続性の状態を検出していれば求められる。
【0058】第二段階として、図11の(a)に示すよ
うに一文字をm×n(例えば64×64)の画素ブロッ
クに切り出す。そして、その中から例えば図11の
(b)に示すように3×3画素のウインドウを用いて、
黒画素の分布方向を抽出する(方向ベクトル情報:図1
1(b)参照)。
【0059】なお、図11に示す(b)は、方向ベクト
ル情報の一部を例示したものであり、上記3×3画素の
ウインドウを(a)に示す一文字の画素ブロックに対し
て順次ずらしてゆき、方向ベクトル情報を数十個得る。
このベクトル情報が文字の特徴となる。
【0060】この特徴ベクトルと予め記憶されている文
字認識辞書の内容と比較して、特徴ベクトルに特徴が一
番近い文字から順番に文字を抽出する。この場合、特徴
ベクトルに特徴が近い順番に第1候補、第2候補、…と
なる。この特徴ベクトルに対する特徴の近さが、その文
字に対する距離の近さ、すなわち文字認識の自信度(精
度)という数値になる。
【0061】[文字方向判別処理]このようにして文字
認識の自信度が求められるが、その自信度に基づいた文
字方向判別処理を、図10に示した「本発明の名称」と
いう文例を用いて説明する。
【0062】図12の(a)は正方向の文、図12の
(b)は正方向の分を270°回転した文の例である。
図12に示す文例中の「本」の字に注目して以下に説明
する。本実施の形態例においては,文字方向を判別する
場合は、図13示すように、1つの文字「本」について
0°、90°、180°、270°の4方向から文字認
識を行なう。各回転角度は、文字矩形の領域の読み出し
かたを変更すればよく、特に原稿を回転差せてその都度
読み込ませる必要はない。
【0063】各回転角度における文字認識結果は、図1
3に示すように、互いに異なっている。なお、図13に
は説明用の仮の文字認識結果および自信度が示されてお
り、現実にこの通りになるとは限らない。
【0064】図13において、正方向(0°)から文字
認識を行った場合は、「本」の字が認識候補として抽出
され、自信度(マッチング度)も0.90と高い値とな
る。90°回転した方向から文字認識を行った場合は、
例えば「町」の字が認識候補として抽出され,自信度も
0.40と低下する。このように認識候補文字が異な
り,自信度も異なるのは、回転した方向から見た場合の
特徴ベクトルに基づいて文字認識を行ったからである。
【0065】180°の場合には「克」という文字が認
識候補として抽出され,自信度が0.3、270°の場
合には「式」という文字が認識候補として抽出され,自
信度が0.5となる。なお、文字認識の方向別の自信度
は、複雑な文字であればあるほど、その差が顕著に現れ
てくる。
【0066】図13に示す例での各方向における認識の
結果は、正方向(0°)の場合に自信度が最も高いた
め、文書は正方向(0°)に向いている可能性が高いと
判断される。
【0067】文字方向判別の精度を向上させるため、同
一ブロック内の複数の文字について、同様に4方向から
文字認識を行ってみる。さらに、1つのブロックだけで
文字方向を判別した場合、特殊な文字列について文字方
向を誤って判別する恐れがあるので、複数のブロックに
ついて同様の文字認識を行ってみる。そして、各ブロッ
クについて、当該ブロック内の各認識対象文字の4方向
別の自信度の平均値を求め、さらに、各ブロックでの4
方向別の自信度の平均値に対する平均値を求め、この平
均値が最も高い方向を文字方向(文書方向)として認定
する。
【0068】このように、1文字だけの自信度で文字方
向を認定することなく、同一ブロック内の複数文字、更
には同一ブロック内の複数文字の自信度で文字方向を認
定することにより、文字(文書)方向を高精度に判別す
ることが可能となる。
【0069】但し、1文字だけの自信度で文字方向を判
別したり、あるいは同一ブロック内の複数文字の自信度
で文字方向を判別しても、高精度に文字方向を判別でき
ることは言うまでもない。
【0070】次に、文字方向(文書方向)の判別結果が
正方向以外の方向である場合は、文字方向が正方向にな
るように原画像を回転する。この回転は、図4に示すC
PU/メモリ401を用いて公知の技術により簡単に行
うことが可能であり、詳細説明は省略する。
【0071】以上のような処理により、図14の(a)
に示す原画像データ、図14の(b)に示す領域分離デ
ータ、図14の(c)に示す文字認識情報を得ることが
できる。これらの情報は前述のようにコントローラ部1
39のCPU201へ送られ、各種画像処理、各種制御
に使用される。
【0072】領域分離データの形式は、図14の(b)
に示したように、領域分離データである旨を示す「he
ader」と、分離した領域の識別子「rect1」〜
「rect4」により構成される。
【0073】この識別子で区別された各領域(ブロッ
ク)の情報は、ブロックの番号「order」、ブロッ
クの属性(文字部、図形など)「art」、ブロックの
左上の座標値「x1」および「y1」、ブロックの幅
「w」、ブロックの高さ「h」、縦書き、または横書き
を示す「direction」、該当ブロックのIDで
ある「upperID」、親ブロックの属性「uppe
rAtt」、予備領域「reserve」により構成さ
れている。
【0074】また、文字認識情報は、図14の(c)に
示したように、文字認識情報である旨を示す「head
er」を有し、例えば「本」等の単一の文字に関する文
字認識情報「OCR1」等と、当該文字が含まれている
ブロックを示す上記「rect1」等に相当する「bl
k header」との組み合わせ情報により構成され
ている。
【0075】そして、「OCR1」等の各文字認識情報
は、文字であるかあるいは空白であるかを示す「typ
e」、前述の文字認識の自信度に従った第1〜第5候補
文字「文字1」〜「文字5」、当該文字の切り出し位置
「x1」および「y1」、当該文字の幅「w」、当該文
字の高さ「h」、予備領域「reserve」により構
成されている。
【0076】次に、本実施の形態例の特有の装置本体の
自己診断処理を図15のフローチャートを参照して詳し
く説明する。
【0077】操作者により原稿自動送り装置に原稿がセ
ットされ、その後例えば操作パネル140のコピーキー
が押されると、原稿自動送り装置が原稿を原稿台に送
り、原稿画像が撮像素子108により読み込まれる。読
み込まれた画像データに対して上述した各種画像処理
(シェーディング補正処理,変倍処理,エッジ強調処
理,γ変換処理,2値化処理)を施すと同時に、各原稿
の画像データに対して上述した図7に示す文字方向判別
処理を実行する。
【0078】そして、文字認識/文字方向判別部402
の判別結果に応じて、図15に示すように、以下に説明
する(イ),(ロ),(ハ),(ニ)の各処理を行う。 (イ)図15に示すステップS1で原稿読み取り画像デ
ータに対する文字方向の判定ができたか否かを調べる。
そして、文字方向が判別可能だった場合にはステップS
1よりステップS2に進み、引き続き画像形成動作を行
う。 (ロ)ステップS1の判定で文字方向が判別不可能だっ
た場合にはステップS1よりステップS3に進み、図2
に示す原稿台ガラス101の裏面に描かれているアルフ
ァベットのEの0°,90°,180°,270°回転
させた4つのパターンを撮像素子108により読み取
る。
【0079】そして、読み取った画像データに対して図
7に示す文字方向判別処理を行う。この文字方向判別処
理は、アルファベットのEのパターンを0°,90°,
180°,270°回転させ、各4つのパターンと読み
取った各パターンとの一致を判別して自信度が所定閾値
以上か否かで行う。
【0080】そして、ステップS4において、文字方向
判別処理においてアルファベットEが全4方向において
認識できたか否かを調べる。アルファベットEが全4方
向において認識できた場合には装置側は正常に動作して
いると判断してステップS4よりステップS6に進み、
原稿に文字が無いか、または認識できないフォントや手
書き文字であると判定する。 (ハ)一方、ステップS4でアルファベットEが全4方
向において認識できなかった場合にはステップS4より
ステップS6に進み、記憶装置404に予め保存されて
いる図6に示すアルファベットのEを0°,90°,1
80°,270°回転させた4つのパターンの画像デー
タを読み出す。
【0081】そして、続くステップS7において読み出
した画像データに対してステップS4と同様にして文字
方向判別処理を行う。ステップS7において、記憶装置
404に保存されているアルファベットのEの回転画像
データが全4方向において認識できた場合にはステップ
S8に進み、CCDユニット106等の光学系又は撮像
素子108が故障していると判定する。 (ニ)一方、ステップSで文字方向が判別不可能だった
場合にはステップS9に進み、装置本体(装置側のコン
トローラ139内)の故障と判定する。
【0082】そして、例えば操作部140の表示部分よ
り判定結果を表示し操作者に報知する。なお、この時、
併せて報知音(警報音)を出力して操作者に注意を喚起
してもよい。
【0083】以上説明したように本実施の形態例によれ
ば、読み取った文書の文字とその方向が認識できなかっ
た場合、装置内の原稿読み取り手段の近傍に描かれてい
る文字方向の判別のための特定パターンを読み取り、文
字方向認識処理を行うことで、認識不可能である要因
が、原稿にあるのか、装置本体にあるのかを自動的に判
定することが可能となり、さらに認識不可能な要因が装
置本体にあった場合、記憶手段内に格納されている文字
方向の判別のための特定パターンの画像データに対して
文字方向認識処理を行うことで、装置の故障箇所を自己
診断可能なデジタル複写機およびスキャナ等の画像処理
装置を提供することができ、迅速、且つ的確な最初が可
能となる。
【0084】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0085】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0086】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0087】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0088】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0090】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置の故障を速やかに判別することができる。また、装置
の故障箇所も的確に判別することができ、迅速角確実な
対応が可能となる。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の複写装置
の構成を説明する断面図である。
【図2】本実施の形態例における原稿台ガラスの構成を
説明するための図である。
【図3】本実施の形態例の図1に示すコントローラ部の
詳細構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態例の図3に示す画像処理部の詳細
構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態例の図4に示す文書方向判別部の
詳細構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す記憶装置に保存されている特定パタ
ーンの画像データ例を示す図である。
【図7】本実施の形態例における文書方向自動判別・補
正、及び文字認識処理の概要を示すフローチャートであ
る。
【図8】本実施の形態例における像域分離処理を説明す
るための図である。
【図9】、
【図10】,
【図11】、
【図12】、
【図13】、
【図14】本実施の形態例における文字認識処理を説明
するための図である。
【図15】本実施の形態例における故障状態自己診断制
御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 原稿台ガラス 102 原稿照明ランプ 103,104,105 走査ミラー 106 CCDユニット 107 結像レンズ 108 撮像素子 109 CCDドライバ 110 感光ドラム 112 前露光ランプ 113 1次帯電器 117 露光手段 118 現像器 119 転写前帯電器 120,122,124 給紙ユニット 121,123,125 給紙ローラ 126 レジストローラ 127 転写帯電器 128 分離帯電器 129 搬送ベルト 130 定着器 131 フラッパ 132 ステイプルソータ 133〜136 給送ローラ 137 中間トレイ 138 再給送ローラ 139 コントローラ部 140 操作パネル 141 ステイプル部 201 CPU 202 アドレスデコーダ回路 203 読み取り専用メモリ(ROM) 204 ランダムアクセスメモリ(RAM) 205 I/Oインタフェース 206 画像処理部 207 モータ類 208 クラッチ類 209 ソレノイド類 210 紙検知センサ類 211 トナー残検センサ 213 ビーム検知センサ 215 高圧ユニット 301 シェーディング部 302 変倍部 303 エッジ強調部 304 ガンマ変換部 305 2値化部 306 文書方向判別部 307 合成部 308 PWM回路 309 メモリ制御部 310 画像用メモリ 401 CPU/メモリ部 402 文字認識/方向判別部 403 領域分離部 404 記憶装置 405 I/F部 406 コンピュータ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台に載置された画像を読み取り可能
    な画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データ中の特定
    パターンを認識するパターン認識手段と、 前記原稿台の原稿読み取り領域近傍に所定パターンの配
    設されたパターン部と、 前記パターン認識手段で特定パターンが認識できなかっ
    た時に、前記画像入力手段により前記パターン部の所定
    パターンを読み取らせ、前記パターン認識手段で読み取
    らせた所定パターンの認識処理を行なわせ、認識できな
    かった要因が、原稿にあるのか、または装置側にあるの
    かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記特定パターンが文字パターンであ
    り、パターン認識手段は文字パターンの方向も認識する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 所定パターンは、左右に非対照なパター
    ンであることを特徴とする請求項1又は請求項2のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 所定パターンが上下に非対照なパターン
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれ
    かに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 所定パターンが90°ずつ360°回転
    させた4つのパターンであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿を光学的に読み取り画像データとし
    て入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データ中の文字
    の方向を認識する文字方向認識手段と、 前記画像入力手段の読み取り原稿の近傍となる位置に配
    設された文字方向の判別のための特定パターン部と、 前記文字方向認識手段で文字の方向が認識できなかった
    時に、前記読み取り手段により前記特定パターン部の特
    定パターンを読み取らせ、前記文字方向認識手段により
    読み取った特定パターンに対して文字方向認識処理を行
    なわせ、文字方向識結果により原稿の文字方向が認識で
    きなかった要因が、原稿にあるのか、または装置側にあ
    るのかを判定する判定手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 更に、文字方向の判別のための特定パタ
    ーンを記憶する記憶手段を備え、 前記判定手段は、原稿の文字方向が認識不可能であった
    要因が装置側と判定されたときに前記記憶手段内に格納
    されている特定パターンの画像データに対して前記文字
    方向認識手段により文字方向認識処理を行なわせ、認識
    結果により装置側の故障箇所を自己診断することを特徴
    とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 文字方向を判別するための特定パターン
    は、左右に非対照なパターンであることを特徴とする請
    求項6又は請求項7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 文字方向を判別するための特定パターン
    が上下に非対照なパターンであることを特徴とする請求
    項6又は請求項7のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 文字方向を判別するための特定パター
    ンが90°ずつ360°回転させた4つのパターンであ
    ることを特徴とする請求項6又は請求項7のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記判別手段の判別結果を操作者に報
    知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至
    請求項10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 原稿台に載置された画像を読み取り可
    能な画像入力手段と、前記原稿台の原稿読み取り領域近
    傍に所定パターンの配設されたパターン部とを備える画
    像処理装置における画像処理方法であって、 前記画像入力手段により入力された画像データ中の特定
    パターンを認識し、特定パターンが認識できなかった時
    に、前記画像入力手段により前記パターン部の所定パタ
    ーンを読み取らせ、読み取らせた所定パターンの認識処
    理を行ない、認識できなかった要因が、原稿にあるの
    か、または装置側にあるのかを判定することを特徴とす
    る画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記特定パターンが文字パターンであ
    り、パターン認識手段は文字パターンの方向も認識する
    ことを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 所定パターンは、左右に非対照なパタ
    ーンであることを特徴とする請求項12又は請求項13
    のいずれかに記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 所定パターンが上下に非対照なパター
    ンであることを特徴とする請求項12又は請求項13の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 所定パターンが90°ずつ360°回
    転させた4つのパターンであることを特徴とする請求項
    12又は請求項13のいずれかに記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 原稿を光学的に読み取り画像データと
    して入力する画像入力手段と、前記画像入力手段の読み
    取り原稿の近傍となる位置に配設された文字方向の判別
    のための特定パターン部とを備える画像処理装置におけ
    る画像処理方法であって、 前記画像入力手段により入力された画像データ中の文字
    の方向を認識し、文字の方向が認識できなかった時に、
    前記読み取り手段により前記特定パターン部の特定パタ
    ーンを読み取らせ、読み取った特定パターンに対して文
    字方向認識処理を行ない、文字方向識結果により原稿の
    文字方向が認識できなかった要因が、原稿にあるのか、
    または装置側にあるのかを判定することを特徴とする画
    像処理方法。
  18. 【請求項18】 更に、文字方向の判別のための特定パ
    ターンを記憶しておき、 原稿の文字方向が認識不可能であった要因が装置側と判
    定されたときに前記記憶されている特定パターンの画像
    データに対して前記文字方向認識処理を行なわせ、認識
    結果により装置側の故障箇所を自己診断することを特徴
    とする請求項17記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 所定パターンは、左右に非対照なパタ
    ーンであることを特徴とする請求項17又は請求項18
    のいずれかに記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 所定パターンが上下に非対照なパター
    ンであることを特徴とする請求項17又は請求項18の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 所定パターンが90°ずつ360°回
    転させた4つのパターンであることを特徴とする請求項
    17又は請求項18のいずれかに記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記請求項1乃至請求項21のいずれ
    かに記載の機能を実現するコンピュータプログラム列。
  23. 【請求項23】 前記請求項1乃至請求項21のいずれ
    かに記載の機能を実現するコンピュータ制御手順を記憶
    したコンピュータ可読記憶媒体。
JP10011762A 1998-01-23 1998-01-23 画像処理装置及び方法 Withdrawn JPH11213088A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116670A (ja) * 2005-09-20 2007-05-10 Fuji Xerox Co Ltd 故障診断システム、画像形成装置及び故障診断方法

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JP2007116670A (ja) * 2005-09-20 2007-05-10 Fuji Xerox Co Ltd 故障診断システム、画像形成装置及び故障診断方法

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