JPH11212536A - 画像表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ドキュメント作成者が意図するレイアウトを高
速に表現でき、またブラウザ利用者の見たい順序、範囲
および品質の送信画像データを提供者から送信させるこ
とができ、さらにテキスト表示後に画像データの読み込
みを行っても、テキスト表示レイアウトが崩れないよう
にする。 【解決手段】ＨＴＭＬドキュメントに記述されたタグを
拡張解釈することにより（ステップ１０４）、クライア
ントが指定する順序にデータ送信を要求して（ステップ
１０５）、インライン画像を受信し、表示する（ステッ
プ１０６，１０７）。また、ドキュメント作成者側の意
図した順序、領域、品質でデータを作成し、これをクラ
イアント側に送ることもできる。さらに、ウィンドウ上
にブランクを表示させるとともに、ファイルサイズと予
測転送時間等を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット上
におけるブラウザを使用してインライン画像を表示する
場合に、送信側のドキュメント作成者の意思、または受
信側のブラウザ利用者の意思により、表示順序、表示範
囲あるいは画像品質等を設定して画像データの送信を要
求し、受信した画像データを上記条件で表示するように
した画像表示方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般的にブラウザは、データ群やオブジ
ェクト群を一望して全体像を把握したり、目的の情報を
取り出したりするために用いられる閲覧ソフトウェアで
あって、いわゆるインターネット上で受信側がこれを使
用することによりインライン画像を表示する。ブラウザ
は、ＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒ Ｔｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ
Ｌａｎｇｕａｇｅ）等、ブラウザ表示可能なドキュメン
トに記述されている順番にインライン画像データの送信
要求をＷＥＢサーバー（ＷＷＷサイドでサービスを提供
するコンピュータまたはプログラム）に通知するため、
ページ下部に配置された画像データは表示される前に受
信側によって画像データの受信を打ち切られたり、他の
ＨＴＭＬドキュメントに移動されることが多かった。す
なわち、受信側では、ページの上部に配置された画像デ
ータを表示した時点で、さらに残りの部分を見る時間的
な余裕がなくなったり、あるいは自分の希望する内容に
合致していないことが多く、これらの場合にはページ下
部に配置された画像データを表示することなく、打ち切
られていた。その結果として、ドキュメント作成者の意
図を提供側に反映させることができなかった。

【０００３】一方、インターネットにおけるブラウザを
使用してインライン画像を表示する場合、表示側の性能
や公衆回線等の伝送径路上の制約により、長時間待たさ
れることがある。そのため、ブラウザ利用者は、テキス
トによる情報だけを閲覧するといった制約下で、インラ
イン画像を表示しない設定にすることが一般的に行われ
ている。そのようなとき、ページのレイアウトを考慮し
て作成されたドキュメントの場合には、全体のドキュメ
ントレイアウトが判り難く、ドキュメント作成者の意図
を受信側に反映させることができない。すなわち、順
次、画像が挿入されることにより、次の頁に繰り延べに
なり、全体のレイアウトが判らなくなる。また、テキス
ト表示後にインライン画像の読み込みを行うと、レイア
ウトが崩れてテキストが読みづらかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来よ
り、受信側のブラウザは、ＨＴＭＬドキュメントに記述
された順番に送信側のＷＥＢサーバーにインライン画像
の送信要求を行っていたので、ページ上部に配置された
画像データのみが表示された後、受信者の切換操作によ
り画像表示が打ち切られて他のページの画像表示に移動
することが多かった。従って、ドキュメント作成者の意
図が受信者に殆んど反映されることがなく、一方、受信
者は自分の希望する順序や範囲や品質の画像を見ること
ができず、受信者の意図はＷＥＢサーバーに全く反映さ
れることはなかった。また、ブラウザ利用者は一般的に
インライン画像を表示することなく、テキストによる情
報のみを閲覧するだけであった。この場合にも、ブラウ
ザ利用者は自分の希望する順序や範囲や品質に合致して
いれば、インライン画像を除いた設定のテキストからイ
ンライン画像を表示する設定にすることを望むものと考
えられる。

【０００５】そこで、本発明の目的は、このような従来
の課題を解決し、ＨＴＭＬドキュメント作成者がインラ
イン画像データの表示順序を指定できるようにして、着
目して欲しいインライン画像を最初に表示することがで
きる画像表示方法を提供することにある。また、本発明
の他の目的は、ブラウザ利用者の見たい順序、範囲およ
び品質の送信画像データを、提供者から送信させること
ができる画像表示方法を提供することにある。さらに、
本発明の他の目的は、ドキュメント作成者が意図するレ
イアウトを受信側の画面上に高速に表示でき、またテキ
スト表示後に画像データの読み込みを行っても、テキス
ト表示レイアウトが崩れないような画像表示方法を提供
することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像表示方法では、リモート要求により
画像、音声等を付帯情報として持つドキュメント情報を
提供するシステムにおいて、ドキュメント提供者による
付帯情報の要求順序及び情報品質の指定を、例えばＨＴ
ＭＬドキュメントに記述されたタグ等の情報を拡張解釈
した情報を提供ドキュメント情報内に埋め込んでおき、
その拡張解釈によりその送信順序および品質に編集し直
して、ドキュメント作成者が指定する順序、領域、品質
で画像データを送信し、受信側でこれを順次再生して表
示する。すなわち、ドキュメント提供者がインライン画
像データの順序を指定して、その順序で受信側に送信す
る。また、上記付帯情報を提供側あるいは受信側のブ
ラウザで保管する場合に、指定品質、指定部分を取り出
し可能なデータ保管形式で持つことにより、付帯情報の
中で指定品質、指定部分を受信側からの送信要求に応じ
て保管形式から取り出し、受信側に要求された順序で提
供する。すなわち、ドキュメントの１次提供側、２次提
供側あるいは受信側のブラウザで、１次提供者が作成し
たドキュメント情報に対して受信側から指定された送信
順序に編集し直し、その順序で画像データを提供し、表
示する。

【０００７】また、上記付帯情報を提供側で保管する
場合に、指定品質、指定部分を取り出し可能なデータ保
管形式で持ち、受信側からの送信順序指定を受け取った
後、提供側から受信側の要求された順序で指定品質の指
定部分を取り出して提供し、受信側では、該付帯情報を
指定された順序、領域および品質で取り出し、これらを
表示する。すなわち、ブラウザ利用者が見たい順序、範
囲および品質の送信画像データを、受信する前に予め要
求しておき、その条件で提供者から送信させる。さら
に、受信側におけるインライン画像受信時に、表示画
像データの縦横サイズ、解像度等の情報が取得できた時
点で受信を打ち切り、クライアントウィンドウ上にブラ
ンクを表示させるとともに、ファイルサイズと予測転送
時間等を表示させる。すなわち、ブランクを表示するこ
とにより、各画像データの表示範囲枠を画面上に確定さ
せ、受信側が希望する画像データのみをブランク上に読
み込んでも、その画像が画面からずれて視界から消えな
いようにする。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図４は、本発明における画像、音
声等を付帯情報として持つドキュメント情報提供システ
ムとそのドキュメント表示画面の説明図である。本発明
において、ドキュメント提供側（送信側）は一般的なＷ
ＥＢサーバーであり、ブラウザ利用者側（受信側）はク
ライアント端末（パソコン）である。クライアント端末
は、圧縮データを解凍することが可能な中央演算装置
と、演算に必要なデータを保持可能な記憶媒体（例え
ば、内部メモリやＨＤＤ）と、プログラムを実行可能な
オペレーティングシステム（ＯＳ）と、ＬＡＮや公衆回
線等の伝送経路と接続された外部装置との間で通信及び
データの送受信が可能なＩ／Ｆ（インターフェース）と
を備えている。

【０００９】図４（ａ）において、１０はＨＴＭＬソフ
トを提供する１次プロバイダ、例えばドキュメント情報
の最初の提供者であり、１１はＨＴＭＬソフトを１次プ
ロバイダから受け取る２次プロバイダ、例えば最初の提
供者から受け取ったドキュメント情報を複数の受信側に
提供する２次ドキュメント情報提供者である。１２は受
信側のブラウザ（閲覧ソフト）であり、１３はＨＴＭＬ
ソフトを実際に実行した結果の表示画面である。表示画
面には、図４の１３で示すように最初の画像の内容が送
られてくる。１５はタイトル、１６は画像データ１、１
７は画像データ２、１８はテキストデータである。ここ
で、もし画像データ１の占有領域が大きい場合には、テ
キストデータの領域と画像データ２の領域は順次ずれて
いくので、この画面には表示されず、次の画面にずれ込
むことになる。受信側の特に見たい画像が画像データ２
である場合には、直ちに見ることができない。このよう
な不便をなくすために、本実施例では、受信側では、表
示画像データを縦横サイズ、解像度等の情報を取得した
時点で、画面上にその画像毎の範囲の枠を確保するため
のブランクを表示する。その後に、利用者が見たい画像
のみの画像データをそのブランク内に読み込むことによ
り、その枠内に表示することができる。

【００１０】また、ドキュメント提供者（１次提供者１
０または２次提供者１１）の意図する表示順序、表示範
囲、画像品質をドキュメント情報に設定して、これを受
信側に送信することも可能である。このためには、ドキ
ュメントに記述されたタグ１９，２０を拡張解釈するこ
とにより、その解釈結果の情報を提供するドキュメント
内に埋め込んでおく。また、受信側の希望する表示順
序、表示範囲および画像品質を送信側に予め要求してお
き、送信側からその条件でドキュメント情報を送信する
ことも可能である。このため、指定品質や指定部分を取
り出し可能なデータ保管形式、つまり画面の各画像情報
の開始点アドレスをマウスでクリップする等の操作によ
り、指定された表示範囲や表示品質で抽出できるような
データフォーマットで記憶しておく。さらに、ドキュメ
ント作成者である１次ドキュメント情報提供者１０、ま
たは２次ドキュメント情報提供者１１、または受信側の
ブラウザ１２において、受信側が要求する表示順序、表
示範囲および画像品質に付加情報を編集し直すこともで
きる。この場合にも、各提供者やブラウザにおいて、指
定品質や指定部分を抽出可能なデータフォーマットで一
時記憶しておく。すなわち、図４（ｂ）に示すように、
ＨＴＭＬドキュメントに記述されたタグ１９，２０の表
示位置を拡張解釈することにより、（開始点＋実際の表
示枠）に変換し、ＨＴＭＬソフトを編集し直して、この
表示枠を編集された提供ドキュメント情報内に埋め込ん
でおく。画像データを表示する際には、画像１および画
像２の各画像アドレスにより画像ファイル２１から画像
データを読み出して表示すればよい。

【００１１】図１は、本発明の一実施例を示す受信側の
動作フローチャートである。本発明の受信側の動作は、
図１に示すように、先ずブラウザを利用してＷＥＢサー
バーに接続する（なお、ここでは、接続方法は問わな
い）。次に、ファイルの送信要求をＷＥＢサーバーに通
知する（ステップ１０１）。受信データがＨＴＭＬドキ
ュメントの場合には（ステップ１０２）、画像データを
表示せずにテキストのみを表示する（ステップ１０
３）。ＨＴＭＬドキュメント中にインライン画像を指定
するタグがある場合には、ブラウザ利用者がタグを拡張
解釈することによりインライン画像データの送信要求順
序を確定する（ステップ１０４）。そして送信要求を行
う（ステップ１０５）。受信したインライン画像データ
を、タグで指定された形式で表示する（ステップ１０
６，１０７）。全表示が終了するまで（ステップ１０
８）、画像データの送信要求を行う（ステップ１０
５）。以下、この動作を繰り返す。なお、表示順序の他
に、表示範囲および画像品質等も指定することができ
る。このようにして、受信側の要求する表示順序、表示
範囲および画像品質で送信側からドキュメントを提供さ
せることができる。

【００１２】図２は、同じく送信側の動作フローチャー
トである。送信側では、データ送信要求をクライアント
端末から受信すると（ステップ２０１）、要求された形
式のデータを作成し（ステップ２０２）、作成したデー
タを要求したクライアント端末に送信する（ステップ２
０３）。要求された形式のデータとは、受信側がインラ
イン画像を指定するタグで順序を指定した場合、その順
序でインライン画像データを作成する。すなわち、図４
（ｂ）のタグ１９，２０の開始点アドレスを、（開始点
アドレス＋実際の表示枠）に拡張解釈することにより、
受信側の要求通りの表示順序、表示範囲および画像品質
に編集し直して、データを受信側に送信する。ここで、
送信側とは、図４（ａ）に示す１次プロバイダ、２次プ
ロバイダの場合もあり、受信側のブラウザである場合も
ある。

【００１３】図３は、本発明の他の実施例を示すブラン
ク表示の動作フローチャートである。すなわち、クライ
アントウィンドウ上にブランクを表示する場合を説明す
る。前述と同じように、先ずブラウザを利用してＷＥＢ
サーバーに接続する（接続方法は問わない）。ファイル
の送信要求をＷＥＢサーバーに通知する（ステップ３０
１）。受信データがＨＴＭＬドキュメントの場合には、
テキストを表示する（ステップ３０２，３０３）。ＨＲ
ＭＬドキュメント中にインライン画像を指定するタグが
ある場合には、拡張解釈により要求順序および品質等を
指定してインライン画像データの送信要求を通知する
（ステップ３０４，３０５）。クライアントソフトウェ
アが、インライン画像の表示を詳細情報のみ行うように
なっていた場合には（ステップ３０６）、インライン画
像データの受信中に、画像サイズ、解像度、ファイルサ
イズ等、必要な情報が取得できた時点で受信を打ち切る
（ステップ３０７，３０８）。そして、ウィンドウ上に
同サイズのブランク、サイズを表示する（ステップ３０
９）。これにより、取得したインライン画像情報を基
に、クライアントはウィンドウ上に実インライン画像デ
ータと等しいサイズのブランクおよび画像サイズ、解像
度、ファイルサイズを表示することができる。この後、
クラアントは希望する画像データのみをそのブランク枠
内に読み込むことにより、待時間も少なく、画面からそ
の画像データを消失させることなく、余裕を持って希望
の画像データを見ることができる。

【００１４】図５および図６は、ＨＴＭＬドキュメント
の画面表示の図であって、図５は画像データを表示せず
にテキストデータのみを表示した場合、図６は画像デー
タも全て表示した場合である。先ず最初に、図５に示す
ようにインライン画像の表示順序で、画像データは表示
せずに、テキストのみを表示する。データ作成年月日に
続いて各画像の内容を簡単に表示している。クライアン
トは、このテキストを一覧して必要なインライン画像を
見つけると、この順序で表示させることにより必要なイ
ンライン画像が表示されるのを待機する。しかし、画像
データが表示されると、図６に示すように、テキスト表
示の時よりも実際に表示される表示範囲が増大するた
め、画面下方のテキストは画面から消失して見えなくな
る。そのために本実施例では、ＨＴＭＬドキュメント中
にインライン画像を指定するタグがある場合には、受信
側または送信側において、タグで指定された順序でイン
ライン画像データの送信要求順序を確定する。次に、受
信したインライン画像データを、タグで指定された形式
で表示する。これにより、受信側または送信側が意図し
た順序に画像データ、テキストが表示されるので、最初
に画面の上方に意図したデータが表示されることにな
る。

【００１５】図７、図８および図９は、インライン画像
に対してブランク表示を行う場合のテキスト表示および
画像表示の図である。先ず最初に、画像データの表示を
せずに、テキスト表示のみを行うと、図７に示すよう
に、最上段に画像データの印、次段に文字入りの画像デ
ータの印、３段目には横に３つ配列された画像データの
印、下段に１つの画像データの印が示される。この場合
には、各画像データの表示範囲が不明であるため、最下
段の画像データがクライアントの希望する画像であると
きには、実際に画像データを読み込んだ場合、この画面
から次画面にずれ込んでしまい見えなくなることもあり
得る。クライアントソフトウェアが、インライン画像の
表示を詳細情報のみ行うようにしている場合、インライ
ン画像データを受信中に、画像サイズ、解像度、ファイ
ルサイズ等の必要な情報を取得した時点で受信を打ち切
り、取得したインライン画像情報のサイズを基に、実イ
ンライン画像データと等しいサイズのブランクおよび画
像サイズ、解像度、ファイルサイズを表示する。

【００１６】ここでは、図８に示すインライン画像が表
示されている途中で、表示されているインライン画像情
報のサイズと同じサイズのブランクを図９に示すように
表示する。すなわち、図８に示した上段のＬａｎｄｓｃ
ａｐｅと同じサイズで図９に示す上段にブランクを、図
８に示した中段の新人歓迎号と同じサイズで図９に示す
中段にブランクを、図８に示した下段の新人歓迎号とお
稽古の３つと同じサイズで図９に示す下段にブランク
を、それぞれ表示する。この場合、図９の下段のブラン
ク内のように、ファイルサイズと予測転送時間等を表示
させることも可能である。図９では、表示精度と表示順
序（３）が付加情報として表示されている。このよう
に、画像ファイルのサイズ情報だけを受信し、同サイズ
のブランクを表示することにより、ドキュメント作成者
が意図するレイアウトを高速に表現することができ、ま
たテキスト表示後に画像データの読み込みを行っても、
テキスト表示レイアウトが崩れない。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ＨＴＭＬドキュメント作成者がインライン画像データの
表示順序を指定できるようにしたので、着目して欲しい
インライン画像を最初に表示することができるととも
に、ドキュメント作成者が意図するレイアウトを高速に
表現できる。また、ブラウザ利用者の見たい順序、範囲
および品質の送信画像データを提供者から送信させるこ
とができる。さらに、ブランク表示をすることにより、
テキスト表示後に画像データの読み込みを行っても、テ
キスト表示レイアウトが崩れないという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す受信側の動作フローチ
ャートである。

【図２】本発明の一実施例を示す送信側の動作フローチ
ャートである。

【図３】本発明の他の実施例を示す受信側でのブランク
表示の動作フローチャートである。

【図４】本発明の動作原理を示す説明図である。

【図５】ＨＴＭＬドキュメントのテキストを表示した画
像の図である。

【図６】図５のＨＴＭＬドキュメントのインライン画像
を表示した図である。

【図７】図８のインライン画像表示を印で省略してテキ
スト表示した図である。

【図８】ＨＴＭＬドキュメントのインライン画像を表示
した図である。

【図９】図８のインライン画像を同サイズのブランクで
表示した図である。

【符号の説明】

１０…１次プロバイダ、１１…２次プロバイダ、１２…
ブラウザ、１３…画像表示画面、１５…タイトル、１６
…画像１、１７…画像２、１８…テキスト、１９，２０
…タグ、２１…画像ファイル、１４…テキスト表示画
面。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 哲也 東京都中央区勝どき３−12−１フォアフロ ントタワーリコーシステム開発株式会社内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモート要求により画像、音声等を付帯
   情報として持つドキュメント情報を提供するシステムの
   画像表示方法において、 ドキュメント作成者による付帯情報の要求順序、表示領
   域及び情報品質の指定を、上記ドキュメント情報に記述
   されたタグ等の情報を拡張解釈することにより、提供ド
   キュメント情報内に埋め込んでおき、 該ドキュメント作成者が指定する順序、領域および品質
   で画像データを提供側から送信し、 受信側では、該画像データを順次再生して画面に表示す
   ることを特徴とする画像表示方法。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の画像表示方法におい
   て、 前記付帯情報を、ドキュメント提供者あるいは該提供者
   からドキュメント情報を受信したブラウザにおいて一時
   保管する場合に、上記指定品質、指定部分を抽出可能な
   データ保管形式で持ち、 上記各提供者あるいはブラウザは、該付帯情報の中で指
   定品質、指定部分を受信側からの要求に応じて、上記デ
   ータ保管形式から抽出して編集し直し、 該受信側に対して編集し直した順序で画像データを提供
   することを特徴とする画像表示方法。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の画像表示方法におい
   て、 前記付帯情報をドキュメント提供側で保管する場合に、
   指定品質、指定部分を抽出可能なデータ保管形式で持
   ち、 ドキュメント提供側から受信側に問い合わせるか、ある
   いは該受信側から自発的に表示順序の要求をドキュメン
   ト提供側に送信し、 該ドキュメント提供側は、該受信側から要求された順序
   で指定品質の指定部分を取り出して提供し、 該受信側では、該付帯情報を指定された順序、領域およ
   び品質で取り出し、これらを表示することを特徴とする
   画像表示方法。
4. 【請求項４】 請求項１に記載の画像表示方法におい
   て、 前記受信側では、インライン画像の受信時に、表示画像
   データを縦横サイズ、解像度等の情報が取得できた時点
   で受信を打ち切り、または受信を継続して、 クライアントウィンドウ上にブランクを、実際に表示さ
   せるべき画像データの縦横サイズで表示させるととも
   に、ファイルサイズと予測転送時間等を表示させること
   を特徴とする画像表示方法。