JPH11212525A - 液晶表示素子駆動回路及び液晶表示機能付き電子機器 - Google Patents

液晶表示素子駆動回路及び液晶表示機能付き電子機器

Info

Publication number
JPH11212525A
JPH11212525A JP1651698A JP1651698A JPH11212525A JP H11212525 A JPH11212525 A JP H11212525A JP 1651698 A JP1651698 A JP 1651698A JP 1651698 A JP1651698 A JP 1651698A JP H11212525 A JPH11212525 A JP H11212525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
display
circuit
liquid crystal
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1651698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatake Sato
久武 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd, Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP1651698A priority Critical patent/JPH11212525A/ja
Publication of JPH11212525A publication Critical patent/JPH11212525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示行数が少ない場合、高速クロックを用い
ることに起因した無駄な電流消費がみられる。 【解決手段】 液晶表示素子駆動回路に、表示形式の変
更に伴い、最小領域表示用に設定されている基準クロッ
クを、変更後の行数及び又は桁数に応じた倍率にて逓倍
し出力するクロック逓倍回路を設けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子駆動
回路及び液晶表示機能付き電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、多くの電子機器においては、その
表示素子として、液晶表示素子が用いられている。特
に、携帯型の電子機器においては、その多くに液晶表示
素子が用いられている。ところで、かかる携帯型の電子
機器においては、稼働時間のより一層の長時間化が課題
となっており、その解決策の一つとして各部の低消費電
力化が進められている。
【0003】以下、ディジタル携帯電話機を例に、従来
回路の問題点を説明する。図2に、ディジタル携帯電話
機の一般的な構成を示す。図に示すように、ディジタル
携帯電話機は、アンテナ1、スイッチ2、変復調器3、
A/D・D/A部4、符号化・復号化部(以下「コーデ
ック」という。)5、スピーカ6、マイク7、CPU
8、LCDコントローラドライバ9、LCDパネル1
0、操作子11、その他の素子から構成されている。
【0004】かかるディジタル携帯電話機においては、
LCDコントローラドライバ9がLCDパネル10を制
御し、操作子11から入力された電話番号やICカード
等に記憶されているユーザ情報等をLCDパネル10上
に表示させるようになっている。
【0005】図3に、LCDコントローラドライバ9の
内部構成を示す。なお、この内部構成は、キャラクタジ
ェネレーションROM(以下「CGROM」という。)
型LCDコントローラについてのものである。
【0006】RAM9Aは、LCDパネル10に表示す
るキャラクタに対応するキャラクタコード及びその位置
情報を一時的に保持する記憶手段であり、その記憶情報
は、CPU8から書き込まれるようになっている。RO
M9Bは、各キャラクタを格納する記憶手段である。な
お、各キャラクタコードは、RAM9Aの記憶内容に応
じ、各セグメントごとに読み出される。タイミング回路
9Cは、原振クロックを分周し所望のタイミング信号C
K(a) 及びCK(b) を生成する回路である。なお、タイ
ミング信号CK(a) は、「桁」表示用のクロックであ
り、タイミング信号CK(b) は、「行」表示用のクロッ
クである。セグメントドライバ9D1は、各キャラクタ
セグメントを駆動する駆動手段であり、コモンドライバ
9D2は、表示行に共通した駆動手段である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の構成
のLCDコントローラドライバ9の場合には、表示行数
(すなわち、表示デューティ比)の切り替えが可能(例
えば、表示桁数を1行、2行、3行のいずれかに切り替
え可能)な液晶表示素子に使用した場合に、必要以上に
電流が消費されるのを避け得ないという問題があった。
【0008】これを図4を用いて説明する。なお図中、
図4(a)は3行表示の場合のタイミング信号CK(a)
及びCK(b) と原振クロックとの関係を表しており、図
4(b)は2行表示の場合のタイミング信号CK(a) 及
びCK(b) と原振クロックとの関係を表しており、図4
(c)は1行表示の場合のタイミング信号CK(a) 及び
CK(b) と原振クロックとの関係を表している。
【0009】これら図4(a)〜(c)から分かるよう
に、従来回路は、原振クロックには表示桁数によらず3
行表示用のクロックを用い、表示行数に応じて原振クロ
ックを分周したものをタイミング信号CK(a) として出
力するよう構成されている。
【0010】すなわち、従来回路では、3行表示の場合
には、原振クロックをタイミング信号CK(a) としてそ
のまま用い、2行表示の場合には、原振クロックを2/
3分周したクロックをタイミング信号CK(a) として用
い、1行表示の場合には、原振クロックを1/3分周し
たクロックをタイミング信号CK(a) として用いるよう
構成されている。
【0011】ところが、かかる構成であるため、2行表
示や1行表示の場合のように、本来より低速の原振クロ
ックでも動作可能な表示についても3行表示用の高速ク
ロックを使用しなければならず、その分余分に電流が消
費されるのを避け得なかった。しかも、ディジタル携帯
電話機その他の携帯端末の場合には、かかる電流の消費
が稼働時間の長短に直結するため、重要な技術的課題で
ある。
【0012】本発明は、以上の課題を考慮してなされた
もので、従来に比して消費電流が少なくて済む液晶表示
素子駆動回路及び液晶表示機能付き電子機器を提案しよ
うとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】(A)かかる課題を解決
するため、第1の発明においては、行数及び又は桁数の
変更により複数種類の表示形式が選択可能に構成された
液晶表示素子の駆動に使用される液晶表示素子駆動回路
において、以下の手段を備えるようにする。
【0014】すなわち、(1) 表示形式の変更に伴い、最
小領域表示用に設定されている基準クロックを、変更後
の行数及び又は桁数に応じた倍率にて逓倍し出力するク
ロック逓倍回路と、(2) 逓倍クロックを入力し、変更後
の表示領域に対する情報表示に適した駆動信号を生成す
るタイミング回路とを備えるようにする。
【0015】以上のように、第1の発明によれば、最小
領域表示用に設定されている基準クロックを逓倍し、各
表示領域の表示用に適した逓倍クロックを生成するの
で、表示領域が小さい場合にも、従来方式のように高速
クロックを用いずに済み、無駄な消費電流が流れるおそ
れを無くすことができる。
【0016】(B)また、同様に、第2の発明において
は、行数及び又は桁数の変更により複数種類の表示形式
が選択可能に構成された液晶表示素子の駆動に使用され
る液晶表示素子駆動回路において、以下の手段を備える
ようにする。
【0017】すなわち、(1) 表示形式の変更に伴い、最
小領域表示用の基準クロックにて自走する発振器の時定
数を変更し、変更後の行数及び又は桁数に応じた周波数
のクロックを生成する発振回路と、(2) 発振回路におい
て発生されたクロックを入力し、変更後の表示領域に対
する情報表示に適した駆動信号を生成するタイミング回
路とを備えるようにする。
【0018】以上のように、第2の発明によれば、最小
領域表示用の基準クロックにて自走する発振器の時定数
を変更し、各表示領域の表示用に適したクロックを生成
するので、表示領域が小さい場合にも、従来方式のよう
に高速クロックを用いずに済み、無駄な消費電流が流れ
るおそれを無くすことができる。
【0019】(C)また、第3の発明においては、行数
及び又は桁数の変更により複数種類の表示形式が選択可
能に構成された液晶表示素子と、表示内容に応じ表示形
式を選択する情報処理手段と、情報処理手段からの通知
に従い、表示領域に対する情報表示に適した駆動信号を
発生する請求項1又は2に記載の液晶表示素子駆動回路
とで液晶表示機能付き電子機器を生成する。
【0020】かかる第3の発明によれば、液晶表示素子
駆動回路にて無駄に消費される電流を一段と低減でき、
電子機器全体としての消費電力の低減をも実現できる。
しかも、当該電子機器が携帯型の機器の場合には、その
分、稼働時間を一段と延長できる。
【0021】
【発明の実施の形態】(A)全体構成 以下、本発明を、携帯電話機に適用する場合を例に、各
実施形態を説明する。図5に、各実施形態に共通する携
帯電話機の全体構成を示す。図5は、図2との同一対応
部分に、同一対応符号を付して示したものであり、LC
Dコントローラドライバ9’を用いることを除いて、図
2の携帯電話機と同様の構成を有している。
【0022】なおここで、アンテナ1は、送受信用のア
ンテナである。スイッチ2は、送信時以外は変復調器3
の受信信号系にアンテナ1を接続する回路である。変復
調器3は、受信信号を復調しA/D・D/A部4に出力
すると共に、送信信号を変調しスイッチ2に出力する回
路である。A/D・D/A部4は、受信信号をディジタ
ル信号に変換すると共に、送信信号をアナログ信号に変
換する回路である。コーデック5は、受信信号を復号化
すると共に、送信信号を符号化する回路である。CPU
8は、装置全体の動作を制御する回路である。LCDコ
ントローラドライバ9’は、本発明に係る液晶表示素子
駆動回路に対応する回路であり、後述する各実施形態に
示すように構成されている。
【0023】(B)第1の実施形態 (B−1)LCDコントローラドライバの構成 図1に、第1の実施形態に係る携帯電話機を構成するL
CDコントローラドライバ9’の機能ブロック構成を示
す。なお、図1に示すLCDコントローラドライバ9’
は、図3との同一対応部分に、同一対応符号を付して示
したものであり、タイミング回路9Cに替えて9C’を
用いると共に、クロック逓倍回路9Eを新たに設ける点
に特徴を有するものである。従って、ここでは、相違点
についてのみ説明することにする。
【0024】タイミング回路9C’は、入力されるクロ
ックをタイミング信号CK(a) としてそのままRAM9
A及びROM9Bに出力する一方、入力されるクロック
の12クロックに1回のタイミングにタイミング信号C
K(b) を出力する回路である。なお、タイミング信号C
K(a) は、前述したように「桁」表示用のクロックであ
り、各行12桁のキャラクタを表示するために与えられ
る。一方、タイミング信号CK(b) は、前述したように
「行」表示用のクロックであり、1行分の表示時間(す
なわち、タイミング信号CK(a) の12クロック分)が
経過されるたびに与えられる。
【0025】クロック逓倍回路9Eは、外部入力される
原振クロックを逓倍し、前述のタイミング回路9C’に
出力する回路である。これは、本実施形態の場合には、
原振クロックとして、クロック速度が最も低速で済む表
示行数(すなわち、1行)に固有のクロックを用いるた
めである。なお、従来回路の場合には、最もクロック速
度が高速となる表示行数(すなわち、3行)に固有のク
ロックを用いていた。
【0026】クロック逓倍回路9Eは、CPU8から与
えられる表示行数に応じ、逓倍数を以下のように自動的
に切り替えるよう構成されている。すなわち、表示行数
が1行の場合、原振クロックそのものを出力し、表示行
数が2行の場合、原振クロックの2倍クロックを出力
し、表示行数が3行の場合、原振クロックの4倍クロッ
クを出力するようになっている。
【0027】(B−2)LCDコントローラドライバの
制御動作 続いて、前述のLCDコントローラドライバ9’による
一連の制御動作を、図1及び図6を用いて説明する。
【0028】さて、ディジタル携帯電話機においては、
電話番号のように1行表示で足りるものもあれば、ユー
ザ情報のように複数行(本実施形態の場合には最大3
行)の表示を要するものもある。いずれにしても必要と
なる表示行数は、CPU8において判断され、LCDコ
ントローラドライバ9’内のクロック逓倍回路9Eにそ
の都度与えられる。
【0029】まず、1行表示の場合について説明する。
【0030】このとき、CPU8は、表示行数が1行で
あることをクロック逓倍回路9Eに指示し、続いて、こ
れから表示しようとする文字や数値列を配列順にRAM
9Aに書き込む。
【0031】一方、クロック逓倍回路9Eは、CPU8
から表示行数が与えられると、この場合、入力された原
振クロックを、タイミング回路9C’にそのままのタイ
ミングで出力する。これにより、タイミング回路9C’
から、図6(c)に示す関係を有するタイミング信号C
K(a) 及びCK(b) が生成され出力される。
【0032】ここで、タイミング信号CK(a) は原振ク
ロックそのものであり、タイミング信号CK(b) は、タ
イミング信号CK(a) の12クロックに1回の割合で出
力される。この結果、タイミング信号CK(a) に応じて
セグメントドライバ9D1から読み出された文字列等
が、1フレーム時間内に1行分の割合で、LCDパネル
10上に表示される。
【0033】次に、2行表示の場合について説明する。
【0034】この場合、クロック逓倍回路9Eは、CP
U8から表示行数が与えられると、入力された原振クロ
ックからその2倍クロックを生成し、タイミング回路9
C’に出力する。このとき、タイミング回路9C’から
は、図6(b)に示す関係を有するタイミング信号CK
(a) 及びCK(b) が生成され出力される。図6(b)及
び(c)から分かるように、1行あたりの表示に要する
時間は1行表示の半分であり、1フレーム時間内に2行
分の文字列等が表示される。
【0035】最後に、3行表示の場合について説明す
る。
【0036】この場合、クロック逓倍回路9Eは、CP
U8から表示行数が与えられると、入力された原振クロ
ックからその4倍クロックを生成し、タイミング回路9
C’に出力する。このとき、タイミング回路9C’から
は、図6(a)に示す関係を有するタイミング信号CK
(a) 及びCK(b) が生成され出力される。図6(a)及
び(c)から分かるように、1行あたりの表示に要する
時間は1行表示の1/4であり、1行表示の場合の3/
4の時間内に3行分の文字等が表示される。すなわち、
1フレーム時間内に3行分の文字列等が表示されること
になる。
【0037】(B−3)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態によれば、原振クロック
として、最も表示行数が少ない場合に必要となるクロッ
ク速度を採用したことにより、原振クロックとして低速
のものを用いることができ、原振クロックの発生に必要
な消費電流を従来に比して低減することができる。これ
により、かかるLCDコントローラドライバ9’を搭載
するディジタル携帯電話機の稼働時間の延長を実現でき
る。
【0038】また、このように本実施形態の場合には、
従来に比して低速度の原振クロック発生回路を用いるこ
とができることにより、その分、製造コストの低減も可
能となる。
【0039】(C)第2の実施形態 (C−1)LCDコントローラドライバの構成 図7に、第2の実施形態に係る携帯電話機を構成するL
CDコントローラドライバ9’の機能ブロック構成を示
す。この図7に示すLCDコントローラドライバ9’
は、図1との同一対応部分に、同一対応符号を付して示
したものであり、クロック逓倍回路9Eに替えて、表示
行数に応じて発振周波数の切り替えが可能なCR発振回
路9Fを内蔵した点を除いて同様の構成を有している。
従って、以下、相違点についてのみ説明する。
【0040】図8に、第2の実施形態に係るLCDコン
トローラドライバ9’に内蔵されるCR発振回路9Fの
内部構成例を示す。このCR発振回路9Fは、3段のイ
ンバータと、1個の容量Cと、3個の抵抗R1〜R3と
から構成されており、抵抗R1及びR2は、それぞれス
イッチSW1及びSW2を介して抵抗R3に並列に接続
されている。
【0041】このCR発振回路9Fは、CPU8から与
えられる表示行数に応じてスイッチSW1及びSW2の
オン/オフ制御により、発振回路の時定数を可変し、発
生される発振周波数を切り替え得るように構成されたも
のである。なお、この制御のため、CPU8からは、表
示行数が2ビットの信号として与えられるようになって
いる。
【0042】(C−2)LCDコントローラドライバの
制御動作 続いて、前述のLCDコントローラドライバ9’による
一連の制御動作を説明する。なお、以下の説明において
は、抵抗R1〜R3がいずれも同一の抵抗値を有するも
のとする。
【0043】まず、1行表示の場合について説明する。
【0044】このとき、CPU8は、表示行数が1行で
あることを、スイッチSW1及びSW2をいずれもオフ
させる制御信号を与えることにより指示する。かくし
て、図8に示すCR発振回路9Fの等価回路は、抵抗R
3のみが容量Cに接続された回路構成となり、基準周波
数での発振動作が実行される。
【0045】なお、ここでの基準周波数は、1行表示に
適した周波数に設定された周波数である。従って、この
発振クロックを入力したタイミング回路9C’において
は、第1の実施形態の場合と同様、図6(c)に示す関
係を有するタイミング信号CK(a) 及びCK(b) が発生
され各部に出力されることになる。かくして、1フレー
ム時間内に1行分の文字列等が表示されることになる。
【0046】次に、2行表示の場合について説明する。
【0047】このとき、CPU8は、表示行数が2行で
あることを、スイッチSW1及びSW2のいずれか一方
のみをオン動作させ、他方についてはオフ動作させる制
御信号を与えることにより指示する。この場合、図8に
示すCR発振回路9Fの等価回路のうち抵抗部分につい
ては、抵抗R3に対して同抵抗値の抵抗R1又はR2の
いずれかが並列接続された回路構成となる。この結果、
みかけ上の抵抗値は、1行表示の場合の1/2となり、
発振周波数はその2倍となる。
【0048】従って、この発振クロックを入力したタイ
ミング回路9C’においては、第1の実施形態の場合と
同様、図6(b)に示す関係を有するタイミング信号C
K(a) 及びCK(b) が発生され各部に出力されることに
なる。かくして、1フレーム時間内に2行分の文字列等
が表示される。
【0049】最後に、3行表示の場合について説明す
る。
【0050】このとき、CPU8は、表示行数が3行で
あることを、スイッチSW1及びSW2のいずれもオン
させる制御信号を与えることにより指示する。かくし
て、図8に示すCR発振回路9Fの等価回路のうち抵抗
部分については、抵抗R3に対して同抵抗値の抵抗R1
及びR2が並列接続された回路構成となる。この結果、
みかけ上の抵抗値は、1行表示の場合の1/3となり、
発振周波数は基準周波数の3倍となる。
【0051】従って、この発振クロックを入力したタイ
ミング回路9C’においては、基準周波数の3倍のクロ
ック速度を有するタイミング信号CK(a) と、その1/
12のクロック速度のタイミング信号CK(b) が発生さ
れ各部に出力される。かくして、1フレーム時間内に3
行分の文字列が表示されることになる。
【0052】(C−3)第2の実施形態の効果 以上のように、第2の実施形態によれば、CR発振回路
が発生するクロックの基準周波数を、最も表示行数が少
ない場合に必要となるクロック速度の周波数に設定して
おき、表示行数に応じて発生される周波数を2倍、3倍
と可変できるようにしたことにより、第1の実施形態と
同様、表示行数が少ない場合に消費される消費電流を従
来に比して低減でき、当該LCDコントローラドライバ
9’を搭載するディジタル携帯電話機の稼働時間の延長
を実現できる。
【0053】加えて、第2の実施形態の場合には、3行
表示の場合に発生されるタイミング信号CK(a) のクロ
ック速度を基準周波数の3倍とできることにより、第1
の実施形態の場合に比してタイミング信号CK(a) のク
ロック速度を最適化できる。
【0054】また、第2の実施形態の場合には、第1の
実施形態のように外部クロックを用いなくても良いの
で、その分、外部部品を削減できる。
【0055】(D)他の実施形態 なお、上述の第1及び第2の実施形態においては、可変
表示可能な行数を1行〜3行とする場合について述べた
が、最大表示行が4行以上の場合にも、最小表示行が2
行以上の場合にも同様に適用し得る。
【0056】また、上述の第1及び第2の実施形態にお
いては、表示可能な行数が可変される場合について述べ
たが、表示行数はそのままに1行内に表示される文字等
の桁数が増減可変される場合にも適用し得る。
【0057】また、上述の第1及び第2の実施形態にお
いては、CGROM型のLCDコントローラに適用する
場合について述べたが、フルドット型のLCDコントロ
ーラの場合にも同様に適用し得る。
【0058】また、上述の第1及び第2の実施形態にお
いては、各実施形態に係るLCDコントローラドライバ
9’をディジタル携帯電話機に搭載する場合について述
べたが、ページャその他の携帯型情報端末や玩具、文房
具、家庭用品等その他の電子機器にも適用し得る。ま
た、携帯型の電子機器に限らず、据え置き型の電子機器
についても適用し得る。
【0059】また、上述の第2の実施形態においては、
抵抗値を可変することにより複数種類の周波数を発生さ
せる場合について述べたが、これに替え、抵抗値は固定
とし、容量値を可変することにより複数種類の周波数を
発生させるようにしても良い。
【0060】また、上述の第2の実施形態においては、
LCDコントローラドライバ9’に内蔵されたCR発振
回路9Fから複数種類の周波数のクロックを発生させる
場合について述べたが、図9に示すように、固定周波数
のクロックを発生する発振回路と、クロック逓倍回路と
を組み合わせる構成としても良い。なお、図9は、図1
及び図7との対応同一部分に、対応同一符号を付して示
すものであり、第1及び第2の実施形態の組み合わせ回
路に対応するものである。
【0061】この構成により、外付け部品なしで複数種
類のクロックの発生が可能であり、かつ、第2の実施形
態のようにオン抵抗を考慮せずに済むので、その分、設
計の容易な回路を実現できる。
【0062】
【発明の効果】上述のように、第1の発明によれば、液
晶表示素子駆動回路に、表示形式の変更に伴い、最小領
域表示用に設定されている基準クロックを、変更後の行
数及び又は桁数に応じた倍率にて逓倍し出力するクロッ
ク逓倍回路を設けることにより、従来方式のような高速
クロックを用いずに小領域を表示することができ、かか
る場合に生じていた無駄な消費電流を無くすことができ
る。
【0063】また、第2の発明によれば、液晶表示素子
駆動回路に、表示形式の変更に伴い、最小領域表示用の
基準クロックにて自走する発振器の時定数を変更し、変
更後の行数及び又は桁数に応じた周波数のクロックを生
成する発振回路を設けることにより、従来方式のような
高速クロックを用いずに小領域を表示することができ、
かかる場合に生じていた無駄な消費電流を無くすことが
できる。
【0064】さらに、第3の発明によれば、上述の第1
又は第2の発明に係る液晶表示素子駆動回路を液晶表示
機能付き電子機器に設けることにより、電子機器全体と
しての消費電力の低減を実現でき、特に、当該電子機器
が携帯型の機器の場合には、稼働時間の延長も実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るLCDコントローラドラ
イバの構成を示すブロック図である。
【図2】液晶表示素子を備える携帯電話機の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】図2の携帯電話機で用いられている従来型のL
CDコントローラドライバの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3のLCDコントローラドライバにて生成さ
れるタイミング信号を示す図である。
【図5】各実施形態に共通する携帯電話機の概略構成を
示すブロック図である。
【図6】第1の実施形態に係るLCDコントローラドラ
イバにて発生されるタイミング信号を示す図である。
【図7】第2の実施形態に係るLCDコントローラドラ
イバの構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示されているCR発振回路の構成例を示
す図である。
【図9】他の実施形態に係るLCDコントローラドライ
バの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…スイッチ、3…変復調器、4…A/
D・D/A部、5…コーデック部、6…スピーカ、7…
マイク、8…CPU、9、9’…LCDコントローラド
ライバ、9A…RAM、9B…ROM、9C、9C’…
タイミング回路、9D1…セグメントドライバ、9D2
…コモンドライバ、9E…クロック逓倍回路、9F、9
F’…CR発振回路、10…LCDパネル、11…操作
子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行数及び又は桁数の変更により複数種類
    の表示形式が選択可能に構成された液晶表示素子の駆動
    に使用される液晶表示素子駆動回路において、 表示形式の変更に伴い、最小領域表示用に設定されてい
    る基準クロックを、変更後の行数及び又は桁数に応じた
    倍率にて逓倍し出力するクロック逓倍回路と、 上記逓倍クロックを入力し、変更後の表示領域に対する
    情報表示に適した駆動信号を生成するタイミング回路と
    を備えることを特徴とする液晶表示素子駆動回路。
  2. 【請求項2】 行数及び又は桁数の変更により複数種類
    の表示形式が選択可能に構成された液晶表示素子の駆動
    に使用される液晶表示素子駆動回路において、 表示形式の変更に伴い、最小領域表示用の基準クロック
    にて自走する発振器の時定数を変更し、変更後の行数及
    び又は桁数に応じた周波数のクロックを生成する発振回
    路と、 上記発振回路において発生されたクロックを入力し、変
    更後の表示領域に対する情報表示に適した駆動信号を生
    成するタイミング回路とを備えることを特徴とする液晶
    表示素子駆動回路。
  3. 【請求項3】 行数及び又は桁数の変更により複数種類
    の表示形式が選択可能に構成された液晶表示素子と、表
    示内容に応じ表示形式を選択する情報処理手段と、上記
    情報処理手段からの通知に従い、表示領域に対する情報
    表示に適した駆動信号を発生する上記請求項1又は2に
    記載の液晶表示素子駆動回路とを備えることを特徴とす
    る液晶表示機能付き電子機器。
JP1651698A 1998-01-29 1998-01-29 液晶表示素子駆動回路及び液晶表示機能付き電子機器 Pending JPH11212525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1651698A JPH11212525A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 液晶表示素子駆動回路及び液晶表示機能付き電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1651698A JPH11212525A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 液晶表示素子駆動回路及び液晶表示機能付き電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11212525A true JPH11212525A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11918446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1651698A Pending JPH11212525A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 液晶表示素子駆動回路及び液晶表示機能付き電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11212525A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100612301B1 (ko) 2003-11-24 2006-08-11 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널과 그 구동방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100612301B1 (ko) 2003-11-24 2006-08-11 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널과 그 구동방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6747628B2 (en) Liquid crystal display controller and liquid crystal display device
US6236394B1 (en) Power supply circuit, display device, and electronic instrument
US6937987B2 (en) Character information receiving apparatus
US7190357B2 (en) Signal line drive circuit, image display device, and portable apparatus
JPH1013883A (ja) 無線選択呼出受信機
JPH11212525A (ja) 液晶表示素子駆動回路及び液晶表示機能付き電子機器
JP3523378B2 (ja) 液晶駆動装置、及び電子機器
KR100290814B1 (ko) 데이터 기억장치
KR100694475B1 (ko) 액정표시소자의 소오스 드라이버
JPH05119744A (ja) 液晶表示装置
JP2000341177A (ja) 画像信号伝送装置
JP3196723B2 (ja) パターン表示装置
JPH10268837A (ja) 液晶表示器のコントラスト調整方法、液晶表示器の駆動装置、および携帯用情報機器
JPH1011265A (ja) 無線選択呼出受信機の受信メッセージ表示方法
JPH07106922A (ja) 発振回路
JP2565145B2 (ja) 画像表示装置
JPS58223826A (ja) 電話端末装置
KR20110073987A (ko) 무선 표시 장치
JPH09121374A (ja) スイッチ機能表示機能付選択呼出受信機
JP2006317971A (ja) 携帯型電話システムおよび液晶モジュール
JP2001305512A (ja) 液晶表示駆動装置及び携帯電話機
JPS59205659A (ja) デ−タ記憶表示装置
JP2002006068A (ja) 電子時計、その表示装置及び電子時計の表示制御方法
KR20020058503A (ko) 저전력 엘씨디 소오스 구동회로
JP2005277463A (ja) 携帯型通信機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040827

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060707

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060711

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070904