JPH11212472A - 擬似肉の形成方法 - Google Patents

擬似肉の形成方法

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JPH11212472A
JPH11212472A JP1367098A JP1367098A JPH11212472A JP H11212472 A JPH11212472 A JP H11212472A JP 1367098 A JP1367098 A JP 1367098A JP 1367098 A JP1367098 A JP 1367098A JP H11212472 A JPH11212472 A JP H11212472A
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JP
Japan
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resin
meat
fat
injecting
mold
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JP1367098A
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English (en)
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Ryuhei Mochizuki
月 隆 平 望
Kiyoshi Ichimura
村 清 市
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Original Assignee
EBISU SAMPLE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易に、しかも、迅速に擬似肉を形成すること
ができる擬似肉の形成方法を提供することを目的として
いる。 【構成】擬似肉の形成方法は、平坦面より立設する壁を
肉の外形形状に合致させ、該平坦面には前記肉の脂身部
分に相当する部分を凸形状に形成してなる型枠に赤身色
の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程と、この赤身色樹
脂注入工程によって注入された前記樹脂が固化した後、
前記型枠から前記樹脂を離脱させる赤身色樹脂離脱工程
と、この赤身色樹脂離脱工程によって得られた前記樹脂
の前記肉の脂身部分に相当する部分の空所に脂身色の樹
脂を注入する脂身色樹脂注入工程とからなるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、擬似肉の形成方法に係
り、特に、簡易に、しかも、迅速に擬似肉を形成するこ
とができる擬似肉の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自然な感じを与える脂身を入
れた擬似肉は、熟練を要した職人により、一品毎に手作
業により生産していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、擬似肉の生
産性が悪く、しかも、近時の熟練を要した職人の不足等
により、擬似肉を簡易に、しかも、迅速に生産すること
ができないという問題点があった。
【0004】本発明は、前記した従来の問題点を除去す
るようにした擬似肉の形成方法を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の擬似肉の形成方法は、平坦面より立設する
壁を肉の外形形状に合致させ、該平坦面には前記肉の脂
身部分に相当する部分を凸形状に形成してなる型枠に赤
身色の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程と、この赤身
色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が固化した
後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる赤身色樹脂離脱
工程と、この赤身色樹脂離脱工程によって得られた前記
樹脂の前記肉の脂身部分に相当する部分の空所に脂身色
の樹脂を注入する脂身色樹脂注入工程とからなるもので
ある。
【0006】また、本発明の擬似肉の形成方法は、平坦
面より立設する壁を肉の外形形状に合致させ、該平坦面
には前記肉の赤身部分に相当する部分を凸形状に形成し
てなる型枠に脂身色の樹脂を注入する脂身色樹脂注入工
程と、この脂身色樹脂注入工程によって注入された前記
樹脂が固化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる
脂身色樹脂注入工程と、この脂身色樹脂注入工程によっ
て得られた前記樹脂の前記肉の赤身部分に相当する部分
の空所に赤身色の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程と
からなるものである。
【0007】また、本発明の擬似肉の形成方法は、赤身
部分と脂身部分を有する肉を冷凍する肉冷凍工程と、こ
の肉冷凍工程によって得られた冷凍した前記肉の外形形
状の肉型枠を形成する肉型枠形成工程と、この肉型枠形
成工程によって得られた肉型枠に樹脂を注入する肉外形
形状樹脂注入工程と、この肉外形形状樹脂注入工程によ
って注入された前記樹脂が固化した後、前記肉型枠から
前記樹脂を離脱させる離脱工程と、この離脱工程によっ
て得られた前記樹脂に前記肉の脂身部分に相当する部分
を付す脂身付与工程と、この脂身付与工程によって得ら
れた前記樹脂の前記肉の脂身部分に相当する部分を削る
研削工程と、この研削工程によって得られた前記肉の外
形形状を有し、肉の脂身部分に相当する部分を空所とし
た前記樹脂を元に、平坦面より立設する壁を前記肉の外
形形状に合致させ、該平坦面には前記肉の脂身部分に相
当する部分を凸形状に形成してなる型枠を形成する型枠
形成工程と、この型枠形成工程によって得られた前記型
枠に赤身色の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程と、こ
の赤身色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が固
化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる赤身色樹
脂離脱工程と、この赤身色樹脂離脱工程によって得られ
た前記樹脂の前記肉の脂身部分に相当する部分の空所に
脂身色の樹脂を注入する脂身色樹脂注入工程とからなる
ものである。
【0008】また、本発明の擬似肉の形成方法は、赤身
部分と脂身部分を有する肉を冷凍する肉冷凍工程と、こ
の肉冷凍工程によって得られた冷凍した前記肉の外形形
状の肉型枠を形成する肉型枠形成工程と、この肉型枠形
成工程によって得られた肉型枠に樹脂を注入する肉外形
形状樹脂注入工程と、この肉外形形状樹脂注入工程によ
って注入された前記樹脂が固化した後、前記肉型枠から
前記樹脂を離脱させる離脱工程と、この離脱工程によっ
て得られた前記樹脂に前記肉の赤身部分に相当する部分
を付す赤身付与工程と、この赤身付与工程によって得ら
れた前記樹脂の前記肉の赤身部分に相当する部分を削る
研削工程と、この研削工程によって得られた前記肉の外
形形状を有し、肉の赤身部分に相当する部分を空所とし
た前記樹脂を元に、平坦面より立設する壁を前記肉の外
形形状に合致させ、該平坦面には前記肉の赤身部分に相
当する部分を凸形状に形成してなる型枠を形成する型枠
形成工程と、この型枠形成工程によって得られた前記型
枠に脂身色の樹脂を注入する脂身色樹脂注入工程と、こ
の脂身色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が固
化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる脂身色樹
脂離脱工程と、この脂身色樹脂離脱工程によって得られ
た前記樹脂の前記肉の赤身部分に相当する部分の空所に
赤身色の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程とからなる
ものである。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例の擬似肉の形成方法を図面
を参照して説明する。肉、例えば、スライスした肉1
は、図1に示すように、例えば、牛の赤身部分1a、脂
身部分1bから概略的に構成されている。
【0010】この肉1に似せた擬似肉、例えば、擬似ス
ライス肉は、以下の方法によって形成される。(なお、
擬似スライス肉は、牛に限らず、豚、鹿等でも良い。)
先ず、本物のスライスした赤身部分1aと脂身部分1b
を有する肉1を冷凍して硬化させる(肉冷凍工程)。
【0011】この肉冷凍工程によって得られた冷凍した
肉1の外形形状の肉型枠3を形成するために、図2
(a)に示すように、冷凍した肉1を載置し、載置した
後、図2(b)に示すように、例えば、シリコーン2に
浸漬し、シリコーンを固化させて、肉1の外形形状の肉
型枠(メス型)3を形成する(肉型枠形成工程)。
【0012】次に、図3(a)(b)に示すように、肉
型枠形成工程によって得られた肉型枠(メス型)3に樹
脂4を注入し(肉外形形状樹脂注入工程)、この肉外形
形状樹脂注入工程によって注入された樹脂4が固化した
後、図3(c)に示すように、肉型枠3から樹脂4を離
脱させる(離脱工程)。
【0013】そして、この離脱工程によって得られた樹
脂4にスライスした肉1の脂身部分1bに相当する部分
(図示せず)を付す(脂身付与工程)。
【0014】スライスした肉1の脂身部分1bに相当す
る部分(図示せず)に相当する樹脂4を付す方法として
は、例えば、冷凍して硬化した本物の肉1をコピーし、
コピーしたものを利用してシルクスクリーンの版5’を
作成し、シルクスクリーンの版5’に着色して樹脂4に
転写すると、脂身部分1bに相当する樹脂4の部分4b
に着色が施される。
【0015】この脂身付与工程によって得られた樹脂4
のスライス肉の脂身部分1bに相当する部分4bを、図
6に示すように削る(研削工程)。削った部分は、4
b’で示される。
【0016】この研削工程によって得られた肉の外形形
状を有し、スライスした肉の脂身部分に相当する部分4
b’を空所とした樹脂4を元に、図7(a)(b)に示
すように、例えば、部分4b’がシリコーン5に面する
ように載置して、シリコーン5を固化させて、平坦面6
aより立設する壁6bをスライスした肉の外形形状に合
致させ、該平坦面6aにはスライスした肉の脂身部分に
相当する部分6cを凸形状に形成してなる型枠6を形成
する(型枠形成工程)。
【0017】この型枠形成工程によって得られた型枠6
に、図8(a)(b)に示すように、赤身色の樹脂7を
注入する(赤身色樹脂注入工程)。[なお、赤身色の樹
脂7は、例えば、赤身色に着色した塩化ビニール樹脂、
赤身色に着色したポリエステル樹脂、赤身色に着色した
ウレタン樹脂であり、着色は、顔料、染料等を使用し、
前記した樹脂が熱硬化性樹脂の場合、約100℃〜約2
50℃の加熱室の中で、熱硬化性樹脂を約5分間程度加
熱して硬化させる。] この赤身色樹脂注入工程によって注入された樹脂7が固
化した後、図8(c)に示すように、型枠6から樹脂7
を離脱させる(赤身色樹脂離脱工程)。
【0018】この赤身色樹脂離脱工程によって得られた
樹脂7のスライスした肉の脂身部分に相当する部分の空
所7bに、図9に示すように、脂身色の樹脂7b’を注
入(脂身色樹脂注入工程)し、該脂身色の樹脂7b’を
固化させてスライスした擬似の肉7を形成する(脂身色
樹脂注入工程)。[なお、脂身色の樹脂7b’は、例え
ば、脂身色に着色した塩化ビニール樹脂、脂身色に着色
したポリエステル樹脂、脂身色に着色したウレタン樹脂
であり、着色は、顔料、染料等を使用し、前記した樹脂
が熱硬化性樹脂の場合、約100℃〜約250℃の加熱
室の中で、熱硬化性樹脂を約5分間程度加熱して硬化さ
せる。] その結果、図10に示すように、牛の赤身部分7a、脂
身部分7b’から構成される擬似のスライスした肉7
を、従来のように、何ら熟練を要することなく、型枠6
を利用して、簡易に、しかも、迅速に形成することがで
きる。
【0019】なお、上述の実施例(図1〜図10)にお
いては、赤身部分7aの中に位置する脂身部分(俗に、
「サシ」と称する部分)を形成していないが、上述の脂
身付与工程において、赤身部分7aの中に位置する脂身
部分(俗に、「サシ」と称する部分)をも形成し、脂身
付与工程によって得られた樹脂4のスライス肉の脂身部
分1bに相当する部分4bと共に削って(研削工程)、
この研削工程によって得られた肉の外形形状を有し、ス
ライスした肉の脂身部分に相当する部分4b’及び赤身
部分7aの中に位置する脂身部分(俗に、「サシ」と称
する部分)を空所とした樹脂4を元に型枠を形成し、こ
の型枠により図11に示す、牛の赤身部分7a、脂身部
分7b’、赤身部分7aの中に位置する脂身部分7
b’’(俗に、「サシ」と称する部分)から構成される
スライスした擬似の肉7を形成することができる。
【0020】また、上述の実施例(図1〜図11)にお
いては、離脱工程によって得られた樹脂4にスライスし
た肉1の脂身部分1bに相当する部分(図示せず)を付
し(脂身付与工程)、脂身付与工程によって得られた樹
脂4のスライス肉の脂身部分1bに相当する部分4b
を、図6に示すように削ったが(研削工程)、逆に、離
脱工程によって得られた樹脂4にスライスした肉1の赤
身部分1aに相当する部分(図示せず)を付し(赤身付
与工程)、この赤身付与工程によって得られた樹脂4の
スライス肉の赤身部分1aに相当する部分(図示せず)
を削って(研削工程)も良い(なお、赤身付与工程、研
削工程の後、型枠形成工程、脂身色樹脂注入工程、脂身
色樹脂離脱工程、赤身色樹脂注入工程と逐次行われる擬
似肉形成過程は図示しないが、説明の関係上、図1〜図
11記載と同様なものは、以下、図1〜図11記載と同
じ番号を付して説明する。)。
【0021】即ち、研削工程によって得られた肉の外形
形状を有し肉の赤身部分に相当する部分を空所とした樹
脂4を元に、平坦面6aより立設する壁6bを前記肉の
外形形状に合致させ、該平坦面6aには前記肉の赤身部
分1aに相当する部分(図示せず)を凸形状に形成し
て、型枠6を形成する(型枠形成工程)。
【0022】この型枠形成工程によって得られた型枠6
に脂身色の樹脂7b’を注入する(脂身色樹脂注入工
程)。なお、脂身色の樹脂7b’は、例えば、脂身色に
着色した塩化ビニール樹脂、脂身色に着色したポリエス
テル樹脂、脂身色に着色したウレタン樹脂であり、着色
は、顔料、染料等を使用し、前記した樹脂が熱硬化性樹
脂の場合、約100℃〜約250℃の加熱室の中で、熱
硬化性樹脂を約5分間程度加熱して硬化させる。
【0023】この脂身色樹脂注入工程によって注入され
た樹脂7b’が固化した後、型枠6から樹脂7b’を離
脱させる(脂身色樹脂離脱工程)。
【0024】この脂身色樹脂離脱工程によって得られた
樹脂7b’の肉の赤身部分に相当する部分の空所に赤身
色の樹脂を注入(赤身色樹脂注入工程)し、該赤身色の
樹脂を固化させてスライスした擬似の肉7を形成する。
【0025】この実施例と上述の実施例(図1〜図1
1)で形成された擬似肉を比較すると、例えば、擬似肉
を擬似スライス肉とした場合、スライスの厚みを厚くす
れば、大差ないが、スライスの厚みを薄くした場合、脂
身色の樹脂の上に赤身色の樹脂積層する実施例において
は、赤身色の樹脂が脂身色の樹脂に負けて赤身色の樹脂
が白っぽくなり見映えが劣ってしまう欠点を有するが、
赤身色の樹脂の上に脂身色の樹脂が積層する実施例(図
1〜図11)においては問題ない。
【0026】
【発明の効果】本発明の擬似肉の形成方法は、平坦面よ
り立設する壁を肉の外形形状に合致させ、該平坦面には
前記肉の脂身部分に相当する部分を凸形状に形成してな
る型枠に赤身色の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程
と、この赤身色樹脂注入工程によって注入された前記樹
脂が固化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる赤
身色樹脂離脱工程と、この赤身色樹脂離脱工程によって
得られた前記樹脂の前記肉の脂身部分に相当する部分の
空所に脂身色の樹脂を注入する脂身色樹脂注入工程とか
らなるものである。従って、予め、肉の脂身部分に相当
する部分を凸形状に形成してなる型枠が形成されている
から、型枠に赤身色の樹脂を注入し、その後、肉の脂身
部分に相当する部分の空所に脂身色の樹脂を注入すれ
ば、従来のように、何ら熟練を要することなく、簡易
に、しかも、迅速に擬似肉を形成することができる。
【0027】また、本発明の擬似肉の形成方法は、平坦
面より立設する壁を肉の外形形状に合致させ、該平坦面
には前記肉の赤身部分に相当する部分を凸形状に形成し
てなる型枠に脂身色の樹脂を注入する脂身色樹脂注入工
程と、この脂身色樹脂注入工程によって注入された前記
樹脂が固化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる
脂身色樹脂注入工程と、この脂身色樹脂注入工程によっ
て得られた前記樹脂の前記肉の赤身部分に相当する部分
の空所に赤身色の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程と
からなるものである。従って、予め、肉の赤身部分に相
当する部分を凸形状に形成してなる型枠が形成されてい
るから、型枠に脂身色の樹脂を注入し、その後、肉の赤
身部分に相当する部分の空所に赤身色の樹脂を注入すれ
ば、従来のように、何ら熟練を要することなく、簡易
に、しかも、迅速に擬似肉を形成することができる。
【0028】また、本発明の擬似肉の形成方法は、赤身
部分と脂身部分を有する肉を冷凍する肉冷凍工程と、こ
の肉冷凍工程によって得られた冷凍した前記肉の外形形
状の肉型枠を形成する肉型枠形成工程と、この肉型枠形
成工程によって得られた肉型枠に樹脂を注入する肉外形
形状樹脂注入工程と、この肉外形形状樹脂注入工程によ
って注入された前記樹脂が固化した後、前記肉型枠から
前記樹脂を離脱させる離脱工程と、この離脱工程によっ
て得られた前記樹脂に前記肉の脂身部分に相当する部分
を付す脂身付与工程と、この脂身付与工程によって得ら
れた前記樹脂の前記肉の脂身部分に相当する部分を削る
研削工程と、この研削工程によって得られた前記肉の外
形形状を有し、肉の脂身部分に相当する部分を空所とし
た前記樹脂を元に、平坦面より立設する壁を前記肉の外
形形状に合致させ、該平坦面には前記肉の脂身部分に相
当する部分を凸形状に形成してなる型枠を形成する型枠
形成工程と、この型枠形成工程によって得られた前記型
枠に赤身色の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程と、こ
の赤身色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が固
化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる赤身色樹
脂離脱工程と、この赤身色樹脂離脱工程によって得られ
た前記樹脂の前記肉の脂身部分に相当する部分の空所に
脂身色の樹脂を注入する脂身色樹脂注入工程とからなる
ものである。従って、肉の脂身部分に相当する部分を凸
形状に形成してなる型枠を形成し、この型枠に赤身色の
樹脂を注入し、その後、肉の脂身部分に相当する部分の
空所に脂身色の樹脂を注入すれば、従来のように、何ら
熟練を要することなく、簡易に、しかも、迅速に擬似肉
を形成することができる。
【0029】また、本発明の擬似肉の形成方法は、赤身
部分と脂身部分を有する肉を冷凍する肉冷凍工程と、こ
の肉冷凍工程によって得られた冷凍した前記肉の外形形
状の肉型枠を形成する肉型枠形成工程と、この肉型枠形
成工程によって得られた肉型枠に樹脂を注入する肉外形
形状樹脂注入工程と、この肉外形形状樹脂注入工程によ
って注入された前記樹脂が固化した後、前記肉型枠から
前記樹脂を離脱させる離脱工程と、この離脱工程によっ
て得られた前記樹脂に前記肉の赤身部分に相当する部分
を付す赤身付与工程と、この赤身付与工程によって得ら
れた前記樹脂の前記肉の赤身部分に相当する部分を削る
研削工程と、この研削工程によって得られた前記肉の外
形形状を有し、肉の赤身部分に相当する部分を空所とし
た前記樹脂を元に、平坦面より立設する壁を前記肉の外
形形状に合致させ、該平坦面には前記肉の赤身部分に相
当する部分を凸形状に形成してなる型枠を形成する型枠
形成工程と、この型枠形成工程によって得られた前記型
枠に脂身色の樹脂を注入する脂身色樹脂注入工程と、こ
の脂身色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が固
化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる脂身色樹
脂離脱工程と、この脂身色樹脂離脱工程によって得られ
た前記樹脂の前記肉の赤身部分に相当する部分の空所に
赤身色の樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程とからなる
ものである。従って、肉の赤身部分に相当する部分を凸
形状に形成してなる型枠を形成し、この型枠に脂身色の
樹脂を注入し、その後、肉の赤身部分に相当する部分の
空所に赤身色の樹脂を注入すれば、従来のように、何ら
熟練を要することなく、簡易に、しかも、迅速に擬似肉
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライスした肉の概略的斜視図である。
【図2】図2(a)(b)(c)は、スライスした肉を
冷凍し、冷凍した肉の外形形状の肉型枠を形成する工程
を概略的に説明するための概略的工程図である。
【図3】図3(a)(b)(c)は、肉型枠に樹脂を注
入し、樹脂を固化した後、肉型枠から樹脂を離脱させる
工程を概略的に説明するための概略的工程図である。
【図4】シルクスクリーンの版に着色して樹脂に転写す
る前の状態の概略的斜視図である。
【図5】脂身部分に相当する樹脂の部分に着色を施した
状態の概略的斜視図である。
【図6】脂身部分に相当する樹脂の部分を削った状態の
概略的斜視図である。
【図7】図7(a)(b)(c)は、スライスした肉の
脂身部分に相当する部分を凸形状に形成してなる型枠を
形成する工程を概略的に説明するための概略的工程図で
ある。
【図8】図8(a)(b)(c)は、型枠に赤身色樹脂
を注入し、注入された樹脂が固化し、固化後型枠から樹
脂を離脱させる工程を概略的に説明するための概略的工
程図である。
【図9】樹脂のスライスした肉の脂身部分に相当する部
分の空所に脂身色の樹脂を注入した状態の概略的断面図
である。
【図10】擬似スライス肉の概略的斜視図である。
【図11】図10とは異なる他の実施例の擬似スライス
肉の概略的斜視図である。
【符号の説明】
1 肉 6 型枠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦面より立設する壁を肉の外形形状に合
    致させ、該平坦面には前記肉の脂身部分に相当する部分
    を凸形状に形成してなる型枠に赤身色の樹脂を注入する
    赤身色樹脂注入工程と、 この赤身色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が
    固化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる赤身色
    樹脂離脱工程と、 この赤身色樹脂離脱工程によって得られた前記樹脂の前
    記肉の脂身部分に相当する部分の空所に脂身色の樹脂を
    注入する脂身色樹脂注入工程とからなることを特徴とす
    る擬似肉の形成方法。
  2. 【請求項2】平坦面より立設する壁を肉の外形形状に合
    致させ、該平坦面には前記肉の赤身部分に相当する部分
    を凸形状に形成してなる型枠に脂身色の樹脂を注入する
    脂身色樹脂注入工程と、 この脂身色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が
    固化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる脂身色
    樹脂注入工程と、 この脂身色樹脂注入工程によって得られた前記樹脂の前
    記肉の赤身部分に相当する部分の空所に赤身色の樹脂を
    注入する赤身色樹脂注入工程とからなることを特徴とす
    る擬似肉の形成方法。
  3. 【請求項3】赤身部分と脂身部分を有する肉を冷凍する
    肉冷凍工程と、 この肉冷凍工程によって得られた冷凍した前記肉の外形
    形状の肉型枠を形成する肉型枠形成工程と、 この肉型枠形成工程によって得られた肉型枠に樹脂を注
    入する肉外形形状樹脂注入工程と、 この肉外形形状樹脂注入工程によって注入された前記樹
    脂が固化した後、前記肉型枠から前記樹脂を離脱させる
    離脱工程と、 この離脱工程によって得られた前記樹脂に前記肉の脂身
    部分に相当する部分を付す脂身付与工程と、 この脂身付与工程によって得られた前記樹脂の前記肉の
    脂身部分に相当する部分を削る研削工程と、 この研削工程によって得られた前記肉の外形形状を有
    し、肉の脂身部分に相当する部分を空所とした前記樹脂
    を元に、平坦面より立設する壁を前記肉の外形形状に合
    致させ、該平坦面には前記肉の脂身部分に相当する部分
    を凸形状に形成してなる型枠を形成する型枠形成工程
    と、 この型枠形成工程によって得られた前記型枠に赤身色の
    樹脂を注入する赤身色樹脂注入工程と、 この赤身色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が
    固化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる赤身色
    樹脂離脱工程と、 この赤身色樹脂離脱工程によって得られた前記樹脂の前
    記肉の脂身部分に相当する部分の空所に脂身色の樹脂を
    注入する脂身色樹脂注入工程とからなることを特徴とす
    る擬似肉の形成方法。
  4. 【請求項4】赤身部分と脂身部分を有する肉を冷凍する
    肉冷凍工程と、 この肉冷凍工程によって得られた冷凍した前記肉の外形
    形状の肉型枠を形成する肉型枠形成工程と、 この肉型枠形成工程によって得られた肉型枠に樹脂を注
    入する肉外形形状樹脂注入工程と、 この肉外形形状樹脂注入工程によって注入された前記樹
    脂が固化した後、前記肉型枠から前記樹脂を離脱させる
    離脱工程と、 この離脱工程によって得られた前記樹脂に前記肉の赤身
    部分に相当する部分を付す赤身付与工程と、 この赤身付与工程によって得られた前記樹脂の前記肉の
    赤身部分に相当する部分を削る研削工程と、 この研削工程によって得られた前記肉の外形形状を有
    し、肉の赤身部分に相当する部分を空所とした前記樹脂
    を元に、平坦面より立設する壁を前記肉の外形形状に合
    致させ、該平坦面には前記肉の赤身部分に相当する部分
    を凸形状に形成してなる型枠を形成する型枠形成工程
    と、 この型枠形成工程によって得られた前記型枠に脂身色の
    樹脂を注入する脂身色樹脂注入工程と、 この脂身色樹脂注入工程によって注入された前記樹脂が
    固化した後、前記型枠から前記樹脂を離脱させる脂身色
    樹脂離脱工程と、 この脂身色樹脂離脱工程によって得られた前記樹脂の前
    記肉の赤身部分に相当する部分の空所に赤身色の樹脂を
    注入する赤身色樹脂注入工程とからなることを特徴とす
    る擬似肉の形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012133130A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Ebisu Sample:Kk 擬似見本の製造方法
JP2015040861A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 株式会社エビスサンプル サンプル品の製造方法及び型の製造方法
JP2015082030A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 株式会社エビスサンプル キウイフルーツ模造品のカットモデル、キウイフルーツ模造品のカットモデルの製造方法及び柑橘類模造品のカットモデルの製造方法

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