JP3280189B2 - 靴底の成形モールド - Google Patents

靴底の成形モールド

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JP3280189B2 JP06362395A JP6362395A JP3280189B2 JP 3280189 B2 JP3280189 B2 JP 3280189B2 JP 06362395 A JP06362395 A JP 06362395A JP 6362395 A JP6362395 A JP 6362395A JP 3280189 B2 JP3280189 B2 JP 3280189B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として数種類の色また
材質の異なる靴底を成形するモールドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の靴底を形成するため
に、図9及び図10で示すような靴底の製造法が提供さ
れていた。例えば図9に示す靴底の成形モールドは凹型
11の凹部12に1個の仕切り突壁13を設けたものと
凸型14を組合わせたものであり、図10で示す靴底の
成形モールドは凹型15の凹部16内に2個の仕切り突
壁17を設けたものと凸型18を組合せたものである。
これらの成形モールドはいずれも、仕切り突壁13や1
7によって互いの底材料をその境界部分で隔離し、それ
ぞれの底材料が互いに侵入することを阻止しようとする
ものであった。
【0003】しかしながら係る従来技術では、底材料を
区画すべき突壁が単に凸状に形成されているのみである
から、成形圧あるいは底材料の量の微妙な変化によっ
て、底材料が仕切り突壁を越え互いに入り乱れ、混ざり
合って、境界線が不鮮明となり満足いく所望の靴底を得
ることができなかった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は靴底の成形
モールド内に供給された異材料、異色材料でなる各靴底
材料の接合片の対応個所に対応して、成形モールドの凹
型若しくは凸型に着脱自在に取り付けできる嵌合部品を
設置し、該嵌合部品内に境界線部分の靴底材料を効率よ
く流入誘導させ、成形圧によっても靴底材料が互いに他
の靴底材料の方へはみ出さず、接合部分の意匠面を鮮明
に区画できる靴底の成形モールドを提供することを技術
的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、次のような技術的手段を採用した。即ち靴
底形のキャビティを形成する凹型と凸型、並びに嵌合部
品とからなり、該嵌合部品は前記凹型若しくは凸型内に
設けた適宜形状の仕切り凹溝内に着脱自在に嵌合するも
のであって、かつ分離する一対の割型となし、該割型を
衝合した際その内部中間に靴底材料を滞留させる通孔を
形成するとともに、その衝合部の一縁側に靴底材料を流
入させる僅かな誘導間隙を形成したものである。
【0006】
【作用】本発明の靴底の成形モールドによれば、成形モ
ールドの凹型若しくは凸型に適宜形状で仕切られた凹溝
を有し、該凹溝内に嵌合部品を着脱自在に設けたもので
あって、しかも係る嵌合部品は割型となし、かつ該割型
を衝合した際その内部中間に底材料を滞留させる通孔を
設けたものである。従って異色、異材料の靴底成形時に
は成形モールドの成形圧により互いの接合端部の底材料
を嵌合部品の衝合面に設けた僅かな誘導間隙から同嵌合
部品の内部中間の通孔に効率的に誘導し滞留させること
が出来る。よって成形完了時には嵌合部品を成形モール
ドから引き出し、割型を分離すれば嵌合部品内の通孔内
に滞留した残留の底材料が棒状となって表れ、これに連
結して薄い皮膜層、即ち嵌合部品の衝合面に設けた誘導
間隙部分に残留した靴底材料が薄い皮膜層となって取り
だせる。その後該皮膜部分、所謂ハミ部分を除去すれば
完成品を得ることができる。
【0007】従って本発明は異色、異材の靴底の接合端
部を互いに嵌合部品内の内部通孔に効率的に流入させ、
その後ハミ部分を簡単に除去できるものであるから、両
者の接合部分を鮮明に区画できる作用を奏効する。
【0008】
【実施例】本発明に係る靴底の成形モールドAの代表的
な実施例を図面に従って説明すると以下の通りである。
図1乃至図3は靴底形のキャビティを形成する凹型aと
凸型bを示しており、凸型bの所望個所に適宜形状に仕
切られた凹溝1を形成し、該凹溝1内に嵌合部品cを着
脱自在に嵌合したものを示している。この際各嵌合部品
cは図8に示すように分離する一対の割型となし、かつ
該割型を衝合した際その内部中間に底材料を滞留させる
通孔2を形成するとともに、衝合面の底材料との対応辺
側に僅かな誘導間隙3を形成している。また該嵌合部品
cは、仕切り溝に対応するように長尺形状をなす帯状態
となっている。
【0009】そこで本発明に係る靴底の成形モールドA
の使用方法を説明すると以下の通りである。先づ第8図
に示す2つのピースで一対に組み合わされた嵌合部品
c、cと図1及び図2で示す凹型a及び凸型bを準備
し、該凸型bの所定位置に形成された各凹溝1内に前記
各嵌合部品cを挿入嵌合する。この際各嵌合部品cは図
3で示すように、そのいずれかの衝合部の誘導間隙4は
各凹溝1の溝縁側即ち凹型aの凹部4と対応する側から
覗ませる位置に設けられている。次に異質又は異色の複
数個の靴底材料5、6及び7を予め前記凸型bの各嵌合
部品cの仕切り形状と略合致する形状に裁断し、これら
所望の形状に裁断形成された靴底材料5、6及び7を前
記凹型aの凹部8内における所定位置に供給する。この
際前記靴底材料5、6及び7の仕切り区分位置は丁度前
記凸型bの各凹溝1内の各嵌合部品cの衝合部3に対応
する位置に設置される。次に前記凹型aの凹部8内に靴
底材料5、6及び7が所定位置に供給された後、図4で
示すように該凹型aを凸型bで密閉し、常法の加熱加圧
手段例えば、130〜150℃の温度の下で、120〜
150Kg/cm2 の圧力で3〜5分間加熱加圧処置を
すれば各靴底材料5、6及び7はそれぞれ相隣接する靴
底材料と対応する端部辺は互いに入り乱れることなく嵌
合部品cの衝合部3の誘導間隙4内に押圧されてその通
孔2内に流入される。前記加熱加圧処理の終了後、前記
凸型bを凹型a上から除去し、該凹型a内から成形物を
取り出すと、図7で示すように複数個の異色又は異質の
部分からなる靴底Bを得ることができる。
【0010】更に詳しく説明すると、実際には靴底Bを
成形モールドからの取り出した際、靴底材料は嵌合部品
cを連結した状態で引き上げられる。その後嵌合部品c
を2つに分割すれば衝合部の誘導間隙3と3及び通孔2
内に導入された余分の靴底材料が所謂ハミ状態となって
表れ、係るハミ部分を除去することによって作業が完了
し、所望の靴底が得られる。この際前記靴底材料5、6
及び7としては通常の靴底材料例えば天然ゴム、合成ゴ
ムまたはこれらの適宜の混用材を用いればよい。この際
成形モールド内に着脱自在に嵌合する嵌合部品cは凸部
bの各凹溝1内から容易に脱落しないように適宜の掛止
具を設けるか、脱落し難い形状にすればよい。また係る
嵌合部品cは図示しないが凸型bに設けた凹溝1内に嵌
合するのみならず、凹型aにも設けることも勿論可能で
ある。また通孔2の中空部の形状は図示するような断面
円弧状のもののほか断面矩形となるようにすることも勿
論可能である。更に誘導間隙についても底材料が流入し
易いように口腔に向かって若干口開する形状となす工夫
をすることも勿論可能である。
【0011】
【発明の効果】従って本発明は異色、異材の靴底の接合
端部を互いに成形モールド内に着脱自在に嵌合する嵌合
部品内の内部通孔に流入させ、その後接合部分のハミ部
分を完全に除去するものであるから、両者の接合部分を
鮮明に区画でき、商品価値の高い商品を提供できる。ま
た殊に嵌合部品はその通孔2の大きさを幾分大きく形成
することにより、靴底材料を効率よく流入させることも
できる。更に製造工程が簡便であることから製造コスト
を軽減できる等極めて実施効果の高い発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る靴底の成形モールドの凹型の全
体斜面略図である。
【図2】 同じく、その凸型の全体斜面略図である。
【図3】 同じく、その凸型に各嵌合部品を挿入嵌合し
た状態の全体斜面略図である。
【図4】 同じく、その凹型と凸型内に靴底材料を供給
して加熱加圧成形中の成形モールドの一部断面略図であ
る。
【図5】 同じく、その凹型と凸型内における靴底材料
を供給したときの状態を示す成形モールドの一部拡大断
面略図である。
【図6】 同じく、その凹型と凸型内における靴底材料
を加熱加圧した状態の一部拡大断面略図である。
【図7】 本発明に係る靴底の成形モールドで成形され
た靴底の全体斜面略図である。
【図8】 同じく、その凸型の凹溝内に挿入される嵌合
部品の一部の拡大斜面略図である。
【図9】 従来の靴底の成形モールドを示す断面略図で
ある。
【図10】 同じく、他の靴底の成形モールドを示す断
面略図である。
【符号の説明】
A 靴底の成形モールド B 靴底 a 凹型 b 凸型 c 嵌合部品 1 凹溝 2 通孔 3 衝合部 4 誘導間隙 5、6及び7 靴底材料 8 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A43B 1/00 - 23/30 A43D 1/00 - 119/00 B29C 39/00 - 39/44 B29C 43/00 - 43/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底形のキャビティを形成する凹型aと
    凸型b、並びに嵌合部品cとからなり、該嵌合部品cは
    前記凹型a若しくは凸型b内に設けた適宜形状の仕切り
    凹溝1内に着脱自在に嵌合するものであって、かつ分離
    する一対の割型となし、該割型を衝合した際その内部中
    間に靴底材料を滞留させる通孔2を形成するとともに、
    その衝合部3の一縁側に靴底材料を流入させる僅かな誘
    導間隙4を形成したことを特徴とする靴底の成形モール
    ド。
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