JPH1121231A - 水溶性潤滑剤 - Google Patents

水溶性潤滑剤

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JPH1121231A
JPH1121231A JP17820897A JP17820897A JPH1121231A JP H1121231 A JPH1121231 A JP H1121231A JP 17820897 A JP17820897 A JP 17820897A JP 17820897 A JP17820897 A JP 17820897A JP H1121231 A JPH1121231 A JP H1121231A
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JP
Japan
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aqueous solution
viscosity
water
slimming agent
soluble lubricant
Prior art date
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Pending
Application number
JP17820897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyogo Tsushima
恭吾 対馬
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Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として性交時の潤滑性および膣の乾燥防止
のために使用する潤滑剤として数多くの種類のものが提
供されており、それぞれに優れた特徴を有するものであ
ったが、潤滑性・ぬめり性という点では未だ完全なもの
が得られておらず、更なる向上が望まれていた。 【解決手段】 ぬめり剤として、キサンタンガム、グァ
ーガム、ジェランガム、タマリンドガム、タラガム、ロ
ーカストビーンガム、プルランの中からいずれか1種類
を選択し、このぬめり剤を精製水に適宜適量を溶解して
得た水溶液を用いるか、あるいは前記水溶液にその10
0重量%未満の範囲の量のグリセリンを混合して潤滑性
を付与するとともに粘度を増加させて構成した水溶性潤
滑剤を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑剤に関するも
ので、詳しくは主として性交時の潤滑性および膣の乾燥
防止のために使用する潤滑剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、主として性交時の潤滑性およ
び膣の乾燥防止のために使用する潤滑剤として数多くの
種類のものが提供されており、それぞれに優れた特徴を
有するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら潤滑性・
ぬめり性という点では未だ完全なものが得られておら
ず、更なる向上が望まれていた。本発明はこのような現
状に鑑みてなされたもので、潤滑性・ぬめり性に優れた
潤滑剤を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、前記特許
請求の範囲に記載された水溶性潤滑剤によって達成され
る。すなわち、 (1) ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめり剤としてキ
サンタンガムを使用し、粘度を400〜10,000c
Pとした水溶性潤滑剤。
【0005】(2) ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめ
り剤としてグァーガムを使用し、粘度を200〜30,
000cPとした水溶性潤滑剤。
【0006】(3) ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめ
り剤としてジェランガムを使用し、粘度を5,000〜
40,000cPとした水溶性潤滑剤。
【0007】(4) ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめ
り剤としてタマリンドガムを使用し、粘度を400〜2
0,000cPとした水溶性潤滑剤。
【0008】(5) ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめ
り剤としてタラガムを使用し、粘度を200〜60,0
00cPとした水溶性潤滑剤。
【0009】(6) ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめ
り剤としてローカストビーンガムを使用し、粘度を40
0〜60,000cPとした水溶性潤滑剤。
【0010】(7) ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめ
り剤としてプルランを使用し、粘度を5〜400cPと
した水溶性潤滑剤。
【0011】(8) ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が400〜10,0
00cPのキサンタンガム水溶液である水溶性潤滑剤。
【0012】(9) ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が200〜30,0
00cPのグァーガム水溶液であることを特徴とする水
溶性潤滑剤。
【0013】(10)ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が5,000〜4
0,000cPのジェランガム水溶液であることを特徴
とする水溶性潤滑剤。
【0014】(11)ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が400〜20,0
00cPのタマリンドガム水溶液である水溶性潤滑剤。
【0015】(12)ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が200〜60,0
00cPのタラガム水溶液である水溶性潤滑剤。
【0016】(13)ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が400〜60,0
00cPのローカストビーンガム水溶液である水溶性潤
滑剤。
【0017】(14)ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が5〜400cPの
プルラン水溶液である水溶性潤滑剤。
【0018】(15)混合するグリセリンの量は、グリセリ
ンを混合する水溶液の100重量%未満の範囲である
(8) 〜(14)のいずれか1項に記載の水溶性潤滑剤であ
る。
【0019】
【実施例】本発明者は実際に種々のぬめり剤について、
前記特許請求の範囲に記載したように、ぬめり剤のみを
溶解した水溶液の粘度と、この水溶液に湿潤性を付与す
るとともに粘度を増加させるためにグリセリンを混合し
て構成した水溶性潤滑剤の粘度を測定し、下記のように
いずれの場合も優れた粘度を有する水溶性潤滑剤を得る
ことができた。
【0020】表1はぬめり剤のみを精製水に溶解して得
た水溶性潤滑剤の試験結果で、表2はぬめり剤を溶解し
た水溶液に湿潤性を付与するとともに粘度を増加させる
ためにグリセリンを混合して構成した水溶性潤滑剤の試
験結果である。
【0021】表1〜2において、潤滑剤の粘度(25
℃)はBH型粘度計を使用し、No.2〜No.6のスビンド
ルで20rpmで回転させて60秒後の値を読み、換算
係数をかけたときの値である。
【0022】尚、前記特許請求の範囲に記載した水溶性
潤滑剤の粘度は、いずれも、ぬめり剤を精製水に対して
数%以下の量を添加することによって得られた。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】水溶性潤滑剤の粘度の範囲が5〜60,
000cPと広いため、流動性の高い液状のものから流
動性の低いゲル状のものまで選択して使用することがで
き、いずれの粘度のものも容易に伸展することができ、
良好な潤滑効果が得られた。特に粘度が低い500cP
程度以下の水溶性潤滑剤は、ロールオンタイプの容器に
入れて使用することにより、手が汚れることがない。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめり
    剤としてキサンタンガムを使用し、粘度を400〜1
    0,000cPとしたことを特徴とする水溶性潤滑剤。
  2. 【請求項2】 ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめり
    剤としてグァーガムを使用し、粘度を200〜30,0
    00cPとしたことを特徴とする水溶性潤滑剤。
  3. 【請求項3】 ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめり
    剤としてジェランガムを使用し、粘度を5,000〜4
    0,000cPとしたことを特徴とする水溶性潤滑剤。
  4. 【請求項4】 ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめり
    剤としてタマリンドガムを使用し、粘度を400〜2
    0,000cPとしたことを特徴とする水溶性潤滑剤。
  5. 【請求項5】 ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめり
    剤としてタラガムを使用し、粘度を200〜60,00
    0cPとしたことを特徴とする水溶性潤滑剤。
  6. 【請求項6】 ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめり
    剤としてローカストビーンガムを使用し、粘度を400
    〜60,000cPとしたことを特徴とする水溶性潤滑
    剤。
  7. 【請求項7】 ぬめり剤のみの水溶液からなり、ぬめり
    剤としてプルランを使用し、粘度を5〜400cPとし
    たことを特徴とする水溶性潤滑剤。
  8. 【請求項8】 ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与する
    とともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合して
    構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が400〜10,00
    0cPのキサンタンガム水溶液であることを特徴とする
    水溶性潤滑剤。
  9. 【請求項9】 ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与する
    とともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合して
    構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が200〜30,00
    0cPのグァーガム水溶液であることを特徴とする水溶
    性潤滑剤。
  10. 【請求項10】 ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
    るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
    て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が5,000〜4
    0,000cPのジェランガム水溶液であることを特徴
    とする水溶性潤滑剤。
  11. 【請求項11】 ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
    るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
    て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が400〜20,0
    00cPのタマリンドガム水溶液であることを特徴とす
    る水溶性潤滑剤。
  12. 【請求項12】 ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
    るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
    て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が200〜60,0
    00cPのタラガム水溶液であることを特徴とする水溶
    性潤滑剤。
  13. 【請求項13】 ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
    るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
    て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が400〜60,0
    00cPのローカストビーンガム水溶液であることを特
    徴とする水溶性潤滑剤。
  14. 【請求項14】 ぬめり剤の水溶液に、湿潤性を付与す
    るとともに粘度を増加させるためのグリセリンを混合し
    て構成し、ぬめり剤の水溶液が粘度が5〜400cPの
    プルラン水溶液であることを特徴とする水溶性潤滑剤。
  15. 【請求項15】 混合するグリセリンの量は、グリセリ
    ンを混合する水溶液の100重量%未満の範囲である請
    求項8〜14のいずれか1項に記載の水溶性潤滑剤。
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