JPH11211797A - 複数スキャンチェーン試験方法及びテスト回路 - Google Patents

複数スキャンチェーン試験方法及びテスト回路

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JPH11211797A
JPH11211797A JP10026543A JP2654398A JPH11211797A JP H11211797 A JPH11211797 A JP H11211797A JP 10026543 A JP10026543 A JP 10026543A JP 2654398 A JP2654398 A JP 2654398A JP H11211797 A JPH11211797 A JP H11211797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スキャンチェーン数にかかわらずスキャンデー
タ入力端子を1つとし、スキャンクロック数を削減可能
とすると共に、2つ以上の2値論理値を合成した多値論
理値を変換する場合の回路規模を小さく出来、高速動作
試験可能とするスキャンチェーン試験方法の提供。 【解決手段】2値論理値を多値論理値に合成する規則と
して、各々“0”或いは“1”が少なくとも一方は連続
する多値論理値に合成し該多値論理信号をスキャンパス
専用端子から入力し、互いに閾値の異なる複数の論理素
子を含む組合せ回路で構成された多値論理変換回路を用
いて、前記多値論理信号を2値論理信号に変換して複数
のスキャンチェーンのスキャンデータ入力に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置のテスト設計技術に関し、特にスキャンパス試験方法
及び回路に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの大規模化に伴い、テスト設計が
広く用いられるようになっている。その代表としてスキ
ャンパス方式が用いられている。
【0003】この種のスキャンパス方式として、図13
に示すように、スキャンチェーンを1つで構成する方法
が従々来より行われているが。しかし、スキャンチェー
ン転送に要するクロック数が増大し、このためテスト時
間短縮のために、スキャンチェーンを複数本並設し、ス
キャンチェーンへの論理値の設定(スキャンデータ)、
組み合わせ回路の演算結果の出力を少ないクロック数
(パタン数)で行う技術が知られている。
【0004】しかし、スキャンチェーンを複数にするこ
とで、スキャン用端子が増加する。すなわちLSI外部
よりスキャンデータの入力端子SIN、組み合わせ回路
の出力、スキャンアウト出力端子SOTが、それぞれス
キャンチェーンの本数分必要となる。
【0005】そこで、第1の従来技術としては、図14
に示すように、スキャンチェーン選択端子SL1を新た
に設け、インバータ101、2入力AND211によ
り、図15にタイミング図として示すように、スキャン
クロックSCKより供給されるクロックを、スキャンデ
ータを設定したいスキャンチェーンS1、或いはS2に
選択して供給することにより、スキャンデータ入力端子
SINをスキャンチェーン数にかかわらず1つとするも
のがある。
【0006】また図15に示すように、まずスキャン選
択端子SL1を“0”としスキャンチェーンS1にスキ
ャンクロックを供給し、スキャンデータ入力端子SIN
の論理値を設定し、次にスキャンチェーン選択端子SL
1を”1”とし、スキャンチェーンS2にスキャンクロ
ックSCKを供給し、スキャンデータ入力端子SINの
論理値を設定する構成も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この第
1の従来技術には、次のような問題があった。
【0008】第1の問題点は、スキャンチェーン選択端
子が少なくとも1つは増加することである。
【0009】その理由は、スキャンチェーン選択端子
は、少なくともスキャンチェーン数/2(端数切り上
げ)数分増加するためである。
【0010】第2の問題点は、スキャンクロック数は、
スキャンチェーンが1つの場合と同じであり、テスト時
間短縮とはならない、ということである。
【0011】その理由は、スキャンチェーンを複数に分
割しているが、スキャンデータの設定は、一度に1つの
スキャンチェーンに対し行う構成とされているためであ
る。
【0012】次に、多値論理変換回路を用いた第2の従
来技術として、例えば特開昭59−231922号公報
には、その第1の例(実施例)として、多値論理変換回
路をスキャンパス回路に適用した場合の回路構成とし
て、図16に示すような構成が記載されており、図16
の多値論理変換回路92は、図17に示す回路構成とさ
れ、また図16の多値論理変換回路92の真理値表は、
図18となる。また特開昭59−231922号公報に
は、第2の例(実施例)として、多値論理変換回路とし
て、図19に示すように、メモリ回路を用いる技術が開
示されている。
【0013】図16のスキャンチェーン選択端子SLA
より多値論理値を入力すると、この多値論理値を受け
て、図17に示す多値論理変換回路92において、それ
ぞれ閾値が異なるバッファO138、バッファP13
7、バッファQ138と、3入力AND212、21
3、214とで論理演算し、図18に示す真理値表に則
り、出力OT1、OT2、OT3の2値論理値が決定さ
れる。そして多値論理変換回路92の出力OT1、OT
2、OT3を入力とするAND回路211によりスキャ
ンクロックSCKより供給されるクロックをスキャンデ
ータを設定したいスキャンチェーンS1、S2、或いは
S3に選択して供給することにより、スキャンデータ入
力端子をスキャンチェーン数にかかわらず1つとするこ
とが出来る。
【0014】また、スキャンデータ入力端子SINより
多値論理のスキャンデータを入力し、図19に示すそれ
ぞれ閾値が異なるバッファO138、バッファP13
7、バッファQ138と、図20に示す真理値表に則
り、予め入力値に対する出力値を記憶保持するメモリ回
路701で、入力された多値論理値をテーブルルックア
ップ方式で3つ出力OT1、OT2、OT3の2値論理
値に変換する。
【0015】しかし、この第2の従来技術には次のよう
な問題があった。
【0016】第1の問題点は、第1の例ではスキャンチ
ェーン選択端子SLAが1つは増加する、ということで
ある。
【0017】その理由は、スキャンチェーン選択をLS
I外部より制御する端子SLAが必要であるためであ
る。
【0018】第2の問題点は、第1の例ではスキャンク
ロック数はスキャンチェーンが1つの場合と同じであ
り、テスト時間短縮とはならないというこである。
【0019】その理由は、スキャンチェーンを複数に分
割してはいるが、スキャンデータの設定は、一度に1つ
のスキャンチェーンに対して行う構成とされている。
【0020】第3の問題点は、論理回路のみで構成でき
ないことである。
【0021】その理由は、予め入力値に対する出力値を
設定したメモリ回路701を用いることで、多値論理値
の入力電位に対応したスキャンチェーンS1、S2、S
3の2値論理値を得ているためである。
【0022】第4の問題点は、メモリ回路を用いる構成
ではクロックの周波数を高く出来ず、高速動作すること
が出来ない、ということである。
【0023】その理由は、通常、論理回路と比べて動作
速度が遅いメモリ回路を使用する為である。
【0024】次に、第3の従来技術として、組合せ回路
を用いた多値論理変換回路には、図21、図22、図2
3、図24に示すものがある。図21に示す第1の例で
は、図22に示す真理値表に則り多値論理値を2つの2
値論理値に変換し、図23に示す第2の例では、図24
に示す真理値表に則り多値論理値を3つの2値論理値に
変換する。
【0025】しかしながら、この第3の従来技術には次
のような問題があった。
【0026】第1の問題点は、多値論理変換回路が大き
くなる、ということである。
【0027】その理由は、2値論理値を多値論理値に合
成、或いは多値論理値を複数の2値論理値に分離する場
合、少なくとも1つ以上の2値論理値で、少なくとも1
つ以上の多値論値が離散しているため、多値論理値をあ
る2値論理値に分離する条件が、離散した論理値に対
し、2つの条件を用いる必要があるためである。
【0028】なお、多値論理回路に関連するその他の刊
行物として、例えば特開昭59−190723号公報に
は、ICリードと外部回路との間に多値→2値変換手段
を備え、チップと外部回路との間の信号の授受を多値論
理を用いて行う集積回路が提案されており、また特開昭
61−43827号公報には、多値−2値論理変換回路
として、入力しきい値の異なる複数の論理回路の各入力
端に多値論理信号を共通入力し、各論理回路から2値変
換された論理信号を取り出す構成が提案されている。さ
らに、特開平5−174584号公報には、4値論理2
値論理変換回路として、4値論理を等値論理でデコード
しこれを2値論理のORゲートでエンコードすることで
変換を行う構成が開示されている。
【0029】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、スキャンチェー
ン数にかかわらずスキャンデータ入力端子を1つとし、
スキャンクロック数を削減可能とすると共に、2つ以上
の2値論理値を合成した多値論理値を変換する場合の回
路規模を小さく出来、多値論理から2値論理への変換回
路の変換動作時間を短くして高速動作試験可能とするス
キャンチェーン試験方法及び回路を提供することにあ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の複数スキャンチェーン試験方法は、2値論
理値を多値論理値に合成する規則として、各々“0”或
いは“1”が少なくとも一方は連続する多値論理値に合
成し該多値論理信号をスキャンパス専用端子から入力
し、互いに閾値の異なる複数の論理素子を含む組合せ回
路で構成された多値論理変換回路を用いて、前記多値論
理信号を2値論理信号に変換して複数のスキャンチェー
ンのスキャンデータ入力に供給する、ことを特徴とす
る。
【0031】また本発明のスキャンテスト回路は、2値
論理値を多値論理値に合成する際に、各々“0”或いは
“1”が少なくとも一方は連続する多値論理値として合
成されてなる該多値論理信号を入力とするスキャンパス
専用端子と、前記スキャンパス専用端子から入力された
多値論理信号を入力とし、多値論理を2値論理に変換し
て複数の出力端から出力する多値論理変換回路であっ
て、互いに閾値の異なる論理素子を含む組合せ回路で構
成された多値論理変換回路と、前記多値論理変換回路の
複数の出力が複数のスキャンチェーンを構成する初段の
スキャンフリップフロップのスキャンデータ入力端に接
続されてなる、ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明の複数スキャンチェーン試験方法
は、予めスキャンデータの入力信号を、複数の2つの論
理状態、即ち“0”及び“1”のみ取りうる論理値(以
下「2値論理値」という)が、各々“0”或いは“1”
が少なくとも一方は連続する3つ以上の論理状態を取り
うる論理値(以下「多値論理値」という)に合成し、閾
値の異なる論理素子を含む組合せ回路で構成された多値
論理変換回路を用いて、多値論理値を複数の2値論理値
に変換することにより、少ない回路の追加で、スキャン
パス専用端子を増加させること無く、スキャンチェーン
の分割を実現し、且つスキャンチェーンに所望のデータ
を設定するのに要するクロック数を、スキャンチェーン
数分の1とするものである。
【0033】図1を参照すると、スキャンパス回路は、
スキャンデータ入力端子SINより、2つの2値論理値
を多値論理値に変換する規則を示した真理値表(図3参
照)に基づいた多値論理値を、入力バッファ10を経由
して多値論理変換回路90の入力INに入力し、入力し
た多値論理信号を多値論理変換回路90で複数のスキャ
ンチェーンS1、S2のスキャンデータ入力に供給する
2値論理値信号に変換する。すなわち、多値論理変換回
路90の出力端から出力された2値論理値は、スキャン
フリップフロップ(「スキャンFF」という)611が
シリアルに接続されシフトレジスタを構成してなるスキ
ャンチェーンS1、S2の初段のスキャンFFのスキャ
ンデータ入力に供給され、スキャンクロック入力端子S
CKより入力バッファ11を経由して入力されたクロッ
クで順次所望のデータを設定する。
【0034】多値論理変換回路90は、図2(a)に示
すように、閾値の異なる4種類のインバータA111、
B112、C113、101と、2入力NOR301で
構成され、図6に示すように、第1のインバータA11
1は多値論理値が1V以下の時は“1”、それ以上の時
は“0”、第2のインバータB112は多値論理値が0
V以下の時は“1”、それ以上の時は“0”、第3のイ
ンバータC113は、多値論理値が2V以下の時は
“1”、それ以上の時は“0”を出力するようになって
おり、図3に示す真理値表に基づいて合成された多値論
理値を、図4に示す元の2値論理値出力に変換するため
に、第1のインバータA111の出力を第4のインバー
タ101を経由して出力端OT1に接続し、第2のイン
バータB112の出力を2入力NOR301の第1の入
力端に接続し、第3のインバータC113の出力端を第
5のインバータ101を経由して2入力NOR301の
第2の入力端に接続し、2入力NOR301の出力を出
力端OT2に接続する。なお、図6は、多値論理変換回
路90を構成するインバータA、B、Cの入力INに入
力される電位に対する出力論理値を示している。
【0035】これにより、1つのスキャンデータ入力端
子SINで、複数のスキャンチェーンS1、S2に同時
にスキャンデータを設定することが出来る。
【0036】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0037】図1は、本発明の一実施例のスキャンパス
回路の構成を示す図である。図1を参照すると、スキャ
ンデータを入力するスキャンデータ入力端子SINと、
スキャンクロックを入力するスキャンクロック入力端子
SCKと、入力バッファ10と、入力バッファ11と、
多値論理変換回路90と、スキャンチェーンS1、S2
と、出力バッファ12と、スキャンアウト出力端子SO
T1、SOT2と、を有している。
【0038】図2(a)は、本発明の一実施例における
多値論理変換回路90の構成を示す図である。図2
(a)を参照すると、閾値の異なる4種類のインバータ
A111、B112、C113、101と、2入力NO
R301とを有し、スキャンチェーンS1、S2は、図
2(b)にその構成を示すスキャンフリップフロップ6
11を有している。
【0039】図1を参照すると、本実施例において、ス
キャンパス回路は、スキャンデータ入力端子SINを入
力バッファ10の入力端に接続し、入力バッファ10の
出力端を多値論理変換回路90の入力INに接続し、多
値論理変換回路90の出力OT1、OT2をそれぞれス
キャンチェーンS1、S2のスキャンデータ入力に接続
し、スキャンクロック入力端子SCKを入力バッファ1
1の入力端に接続し、入力バッファ11の出力端をスキ
ャンチェーンS1、S2の各スキャンFFのスキャンク
ロック入力端に接続し、スキャンチェーンS1、S2の
スキャンアウト出力をそれぞれ第1、第2の出力バッフ
ァ12の入力端に接続し、第1、第2の出力バッファ1
2の出力端をそれぞれスキャンアウト出力端子SOT
1、SOT2に接続する構成とされている。
【0040】図2(a)を参照すると、多値論理変換回
路90は、入力INを第1のインバータA111と、第
2のインバータB112と、第3のインバータC113
の入力端に接続し、第1のインバータA111の出力端
を第4のインバータ101の入力端に接続し、第2のイ
ンバータB112の出力端を2入力NOR301の第1
の入力端に接続し、第3のインバータC113の出力端
を第5のインバータ101の入力端に接続し、第5のイ
ンバータ101の出力端を2入力NOR301の第2の
入力端に接続し、第4のインバータ101の出力端を出
力端OT1に接続し、2入力NOR301の出力端を出
力端OT2に接続する。
【0041】スキャンチェーンS1、S2は、図2
(b)に示すスキャンFF611をシフトレジスタ構成
に接続し、即ち、第1段のスキャンFF611のスキャ
ンイン入力端をスキャンチェーンS1、S2のスキャン
データ入力とし、第1段、第2段、第3段のスキャンF
F611のスキャンクロック入力端を共通接続して、ス
キャンチェーンS1、S2のスキャンクロック入力と
し、第1段のスキャンFF611のスキャンアウト出力
端を第2段のスキャンFF611のスキャンイン入力端
に接続し、第2段のスキャンFF611のスキャンアウ
ト出力端を第3段のスキャンFF611のスキャンイン
入力端に接続し、第3段のスキャンFF611のスキャ
ンアウト出力端をスキャンチェーンS1、S2のスキャ
ンアウト出力とする。
【0042】図1に示す入力バッファ10は、2値論理
値ではなく多値論理値、或いは入力電位をそのまま出力
するバッファである。
【0043】図3は、2つの2値論理値を多値論理値に
変換する規則を示す真理値表である。図4は、多値論理
値を2つの2値論理値に変換する規則を示す真理値表で
ある。
【0044】図6は、多値論理変換回路90を構成する
インバータA111、B112、C113の入力INに
入力される電位に対する出力論理値を示している。
【0045】図3に示すように、予め多値論理値に合成
されたスキャンデータは、2値論理値が、各々“0”或
いは“1”が少なくとも一方は連続する多値論理値とす
る規則で行う。即ち、論理値R1が“1”の時は“2V
−3V”、論理値R2が“1”の時は“1V−2V”と
なる。すなわち、複数の2値論理信号の組を一つの多値
論理信号として合成する際、一つの2値論理信号が
“0”又は“1”の少なくとも一方の値の時、他の2値
論理信号が異なる組合せに対して多値論理信号はその値
又は範囲が隣り合う関係とされる。
【0046】図2(b)の多値論理変換回路90は、入
力INに入力される多値論理値のスキャンデータを第1
のインバータA111と、第2のインバータB112
と、第3のインバータC113に入力し、第1のインバ
ータA111の出力は、図6に示すように、入力INに
入力される多値論理値が1V以下の時は“1”、それ以
上の時は“0”が出力され、第4のインバータ101を
経由して出力OT1に出力される。
【0047】同様に、第2のインバータB112の出力
は、図6に示すように、入力INに入力される多値論理
値が0V以下の時は“1”、それ以上の時は“0”が出
力され、出力された論理値を2入力NOR301の第1
の入力に入力し、第3のインバータC113の出力は、
入力INに入力される多値論理値が2V以下の時は
“1”、それ以上の時は“0”が出力され、出力された
論理値を第5のインバータ101を経由して2入力NO
R301の第2の入力に入力し、2入力NOR301は
入力された論理値を演算して出力OT2に出力する。
【0048】次に、図1に示した本実施例のスキャンパ
ス回路の動作について、図4、図5、及び図6を参照し
て説明する。図5は、本発明の一実施例の動作を説明す
るためのタイミング図である。
【0049】スキャンデータ入力端子SINに入力され
た多値論理値のスキャンデータを、多値論理変換回路9
0でスキャンチェーンS1、S2に供給する2値論理値
に変換する。
【0050】スキャンチェーンS1、S2は、スキャン
クロック入力端子に入力されたスキャンクロックで、順
次スキャンFF611にスキャンデータを設定する。
【0051】多値論理変換回路90は、図4で示すよう
に、多値論理値を2つの出力OT1、OT2の2値論理
値に変換する規則を、閾値の異なる4種類のインバータ
A111、B112、C113、101と、2入力NO
R301で具体化したもので、インバータA111、B
112、C113の出力は、図6に示すような、入力I
Nに入力される電位に対する出力論理値となっている。
【0052】図5に示すように、スキャンデータ入力端
子SINに、多値論理値“3V→0V→2V”が入力さ
れた場合、多値論理変換回路90の入力INにも同じ多
値論理値が入力され、スキャンチェーンS1のスキャン
データ入力、即ち第1段のスキャンFF611のスキャ
ンイン入力の2値論理値は、第1のインバータA111
の出力を第4のインバータ101で論理反転し出力OT
1に出力するため、“1→0→1”となる。
【0053】このため、第1段のスキャンFF611の
出力は、スキャンクロックが入力される迄を論理不定
“X”とすると、“X→1→0→1”となり、第2段の
スキャンFF611の出力は、スキャンクロックが入力
される迄を論理不定“X”とすると、“X→X→1→
0”となり、第3段のスキャンFF611の出力は、ス
キャンクロックが入力される迄を論理不定“X”とする
と、“X→X→X→1”となり、スキャンチェーンS1
の各スキャンFF611には、第1段から順に、
“1”、“0”、“1”が設定される。
【0054】スキャンチェーンS2のスキャンデータ入
力、即ち第1段のスキャンFF611のスキャンイン入
力の2値論理値は、2入力NOR301の第1の入力で
ある第2のインバータB112の出力が、“0→1→
0”となり、2入力NOR301の第2の入力である第
3のインバータC113の出力を第5のインバータ10
1で論理反転し、“1→0→0”となり、2入力NOR
301で論理和の否定値を演算して出力OT2に出力す
る為、“0→0→1”となり、第1段のスキャンFF6
11の出力は、スキャンクロックが入力される迄を論理
不定“X”とすると、“X→0→0→1”となり、第2
段のスキャンFF611の出力は、スキャンクロックが
入力される迄を論理不定“X”とすると、“X→X→0
→0”となり、第3段のスキャンFF611の出力は、
スキャンクロックが入力される迄を論理不定“X”とす
ると、“X→X→X→0”となり、スキャンチェーンS
2の各スキャンFF611には、第1段から順に、
“1”、“0”、“0”が設定される。
【0055】次に本発明の他の実施例について図7、図
9、図10、及び図13を参照して説明する。
【0056】図7を参照すると、本発明の第二の実施例
に係るスキャンパス回路は、図1に示した前記第一の実
施例と比較すると、スキャンチェーンが3つとなり、即
ち、スキャンチェーンS3、第3の出力バッファ12、
スキャンアウト出力端子SOT3、多値論理変換回路の
出力OT3が追加されたものである。
【0057】図8は、本発明の第二の実施例における多
値論理変換回路91の構成を示す図である。図8を参照
すると、多値論理変換回路91は、閾値の異なる8種類
のインバータD114、E115、F116、G11
7、H118、I119、J120、101と、2入力
OR311と、2入力NOR301と、2入力NAND
201とを有している。
【0058】より詳細には、図8を参照すると、多値論
理変換回路91は、入力INを、第6のインバータD1
14と、第7のインバータE115と、第8のインバー
タF116と、第9のインバータG117と、第10の
インバータH118と、第11のインバータI119
と、第12のインバータJ120の各インバータの入力
端に接続し、第6のインバータD114の出力端を2入
力NAND201の第1の入力端に接続し、第7のイン
バータE115の出力端を第1の2入力OR311の第
1の入力端に接続し、第8のインバータF116の出力
端を第13のインバータ101の入力端に接続し、第9
インバータG117の出力端を第1の2入力NOR30
1の第1の入力端に接続し、第10のインバータH11
8の出力端を第14のインバータ101の入力端に接続
し、第11のインバータI119の出力端を第2の2入
力NOR301の第1の入力端に接続し、第12のイン
バータJ120の出力端を第15のインバータ101の
入力端に接続し、第13のインバータ101の出力端を
第1の2入力OR311の第2の入力端と出力端OT3
に接続し、第14のインバータ101の出力端を第1の
2入力NOR301の第2の入力端に接続し、第15の
インバータ101の出力端を第2の2入力NOR301
の第2の入力端に接続し、第1の2入力OR311の出
力端を2入力NAND201の第2の入力端に接続し、
第1の2入力NOR301の出力端を第2の2入力OR
311の第1の入力端に接続し、第2の2入力NOR3
01の出力端を第2の2入力OR311の第2の入力端
に接続し、2入力NAND201の出力端を出力端OT
1に接続し、第2の2入力OR311の出力端を出力端
OT2に接続する。
【0059】図10は、3つの2値論理値を多値論理値
に変換する規則を示す真理値表である。また図9は多値
論理値を3つの2値論理値に変換する規則を示す真理値
表である。図9は、多値論理変換回路91を構成するイ
ンバータD114、E115、F116、G117、H
118、I119、J120の入力INに入力される電
位に対する出力論理を示している。
【0060】図10に示すように、予め多値論理値に合
成されたスキャンデータは、2値論理値が、各々“0”
或いは“1”が少なくとも一方は連続する多値論理値と
する規則で行う。即ち、論理値R1が“1”の時は“2
V−3V”及び“6V−7V”、論理値R2が“1”の
時は“1V−2V”及び“5V−6V”、論理値R3が
“1”の時は“4V−5V−6V−7V”となる。
【0061】再び図8を参照すると、多値論理変換回路
91は、入力INに入力される多値論理値のスキャンデ
ータを閾値の異なる第6のインバータD114と、第7
のインバータE115と、第8のインバータF116
と、第9のインバータG117と、第10のインバータ
H118と、第11のインバータI119と、第12の
インバータJ120とに入力し、図12に示すように、
第6のインバータD114の出力は、多値論理値が5V
以下の時は“1”、それ以上の時は“0”を2入力NA
ND201の第1の入力に入力し、第7のインバータE
115の出力は、多値論理値が1V以下の時は“1”、
それ以上の時は“0”を第1の2入力OR311にの第
1の入力に入力し、第8のインバータF116の出力
は、多値論理値が3V以下の時は“1”、それ以上の時
は“0”を第13のインバータ101に入力し、第9の
インバータG117の出力は、多値論理値が0Vの電位
の時は“1”、それ以上の時は“0”を第1の2入力N
OR301の第1の入力に入力し、第10のインバータ
H118の出力は、多値論理値が2V以下の電位の時は
“1”、それ以上の時は“0”を第14のインバータ1
01に入力し、第11のインバータI119の出力は、
多値論理値が4V以下の電位の時は“1”、それ以上の
時は“0”を第2の2入力NOR301の第1の入力に
入力し、第12のインバータJ120の出力は、多値論
理値が6V以下の電位の時は“1”、それ以上の時は
“0”を第15のインバータ101に入力し、第13の
インバータ101の出力は、第1の2入力OR311の
第2の入力と、出力OT3に論理反転して入力し、第1
4のインバータ101の出力は、第1の2入力NOR3
01の第2の入力に論理反転して入力し、第15のイン
バータ101の出力は、第2の2入力NOR301の第
2の入力に論理反転して入力し、第1の2入力OR31
1の出力は、第1の2入力OR311の第1、第2の入
力の論理和を演算して、前記2入力NAND201の第
2の入力に入力し、第1の2入力NOR301の出力
は、第1の2入力NOR301の第1、第2の入力の論
理和の反転値を演算して、第2の2入力OR311の第
1の入力に入力し、第2のNOR301の出力は、第2
のNOR301の第1、第2の入力の論理和の反転値を
演算して、第2の2入力OR311の第2の入力に入力
し、2入力NAND201の出力は、2入力NAND2
01の第1、第2の入力の論理積の反転値を出力OT1
に入力し、第2の2入力OR311の出力は、第2の2
入力OR311の第1、第2の入力の論理和を出力OT
2に入力する。
【0062】次に図7に示した本発明の第二の実施例の
スキャンパス回路の動作について図9、図10、図1
1、及び図12を参照して説明する。
【0063】図7を参照すると、スキャンデータ入力端
子SINに入力された多値論理値のスキャンデータを、
多値論理変換回路91でスキャンチェーンS1、S2、
S3に入力する2値論理値に変換する。前記スキャンチ
ェーンS1、S2、S3は、スキャンクロック入力端子
SCKに入力されたスキャンクロックで、順次スキャン
FF611にスキャンデータを設定する。
【0064】図8は、多値論理変換回路91の具体的回
路の一例を示す図であり、図9で示す多値論理値を3つ
の2値論理値に変換する規則を、閾値の異なる8種類の
インバータD114、E115、F116、G117、
H118、I119、J120、101と、2入力OR
311と、2入力NOR301と、2入力NAND20
1とで具体化したもので、インバータD114、E11
5、F116、G117、H118、I119、J12
0の出力は、図12に示す入力INに入力される電位に
対する出力論理値となっている。
【0065】図11にタイミング波形図としてに示すよ
うに、スキャンデータ入力端子SINに多値論理値“6
V→2V→4V”が入力された場合、多値論理変換回路
91の入力INにも同じ多値論理値が入力され、スキャ
ンチェーンS1のスキャンデータ入力、即ち第1段のス
キャンFF611のスキャンイン入力の2値論理値は、
2入力NAND201の第1の入力端に入力する第6の
インバータD114の出力が、“0→1→1”となり、
第1の2入力OR311の第1の入力端に入力する第7
のインバータE115の出力が、“0→0→0”とな
り、第13のインバータ101の入力端に入力する第8
のインバータF116の出力が、“0→1→0”とな
り、第1の2入力OR311の第2の入力端に入力する
第13のインバータ101の出力が、“1→0→1”と
なり、2入力NAND201の第2の入力端に入力する
第1の2入力OR311の出力は、“1→0→1”とな
り、出力OT1である2入力NAND201の出力は、
“1→1→0”となるため、“1→1→0”となる。
【0066】スキャンチェーンS2のスキャンデータ入
力、即ち第1段のスキャンFF611のスキャンイン入
力の2値論理値は、第1の2入力NOR301の第1の
入力端に入力する第9のインバータG117の出力が、
“0→0→0”となり、第14のインバータ101に入
力する第10のインバータH118の出力が、“0→1
→0”となり、第2の2入力NOR301の第1の入力
端に入力する第11のインバータI119の出力が、
“0→1→1”となり、第15のインバータ101に入
力する第12のインバータJ120の出力が、“1→1
→1”となり、第1の2入力NOR301の第2の入力
端に入力する第14のインバータ101の出力が、“1
→0→1”となり、第2の2入力NOR301の第2の
入力端に入力する第15のインバータ101の出力が、
“0→0→0”となり、第2の2入力OR311の第1
の入力端に入力する第1の2入力NOR301の出力
が、“0→1→0”となり、第2の2入力OR311の
第2の入力端に入力する第2の2入力NOR301の出
力が、“1→0→0”となり、出力OT2である第2の
2入力OR311の出力は、“1→1→0”となるた
め、“1→1→0”となる。
【0067】スキャンチェーンS3のスキャンデータ入
力、即ち第1段のスキャンFF611のスキャンイン入
力の2値論理値は、第13のインバータ101に入力す
る第8のインバータF116の出力が“0→1→0”と
なり、出力OT3である第13のインバータ101の出
力が“1→0→1”となるため、“1→0→1”とな
る。
【0068】なお、スキャンチェーンS1、S2、S3
の各スキャンFF611の論理値の設定を行う動作は、
前記第一の実施例と同様である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0070】本発明の第1の効果は、スキャンデータ入
力端子をスキャンチェーン数にかかわらず1つとするこ
とが出来る、ということである。
【0071】その理由は、本発明においては、予め多値
論理値に変換された、スキャンデータをスキャンパス回
路上で2値論理値に変換して複数のスキャンチェーンに
供給する構成としたためである。
【0072】本発明の第2の効果は、スキャンクロック
数をスキャンフリップフロップ/スキャンチェーン数に
削減できる、ということである。
【0073】その理由は、本発明においては、複数のス
キャンチェーンに同時にスキャンデータを設定するため
である。
【0074】本発明の第3の効果は、2つ以上の2値論
理値を合成した多値論理値を変換する場合、回路規模を
小さく出来る、ということである。
【0075】その理由は、本発明においては、2値論理
値が、各々“0”或いは“1”が少なくとも一方は連続
する3値以上の多値論理値とに合成するため条件が簡略
になるためである。
【0076】本発明の第4の効果は、多値論理から2値
論理への変換回路の変換動作時間が短く、高速動作試験
に対応可能である、ということである。
【0077】その理由は、本発明においては、メモリ回
路を用いず、且つ少ない段数の組合せ回路で構成できる
ためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のスキャンパス回路の構
成を示す図である。
【図2】(a) 図1の多値論理変換回路90の回路構
成の一例を示す図である。 (b) 図1のスキャンチェーンを構成するスキャンF
Fの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例の2つの2値論理値を多
値論理値に変換する規則を示した真理値表である。
【図4】本発明の第1の実施例の多値論理値を2つの2
値論理値に変換する規則を示した真理値表である。
【図5】本発明の第1の実施例の動作を説明するタイム
チャートである。
【図6】本発明の第1の実施例における多値論理変換回
路90におけるインバータA、B、Cの入力電位に対す
る出力論理値を示した真理値表である。
【図7】本発明の他の実施例のスキャンパス回路の構成
を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例の多値論理変換回路91の
回路構成の一例を示す図である。
【図9】多値論理値を3つの2値論理値に変換する規則
を示した真理値表である。
【図10】3つの2値論理値を多値論理値に変換する規
則を示した真理値表である。
【図11】本発明の他の実施例の動作を説明するタイム
チャートである。
【図12】インバータD、E、F、G、H、I、Jの入
力電位に対する出力論理値を示した真理値表である。
【図13】従来のスキャンパス回路の構成を示す図であ
る。
【図14】第1の従来技術のスキャンパス回路の構成を
示す図である。
【図15】第1の従来技術の動作を説明するタイムチャ
ートである。
【図16】第2の従来技術のスキャンパス回路の構成を
示す図である。
【図17】図13の第1の例の多値論理変換回路92の
回路構成を示す図である。
【図18】第2の従来技術の第1の例の多値論理値を3
つの2値論理値に変換する規則を示した真理値表であ
る。
【図19】第2の従来技術の第2の例の多値論理変換回
路92の回路構成を示す図である。
【図20】第2の従来技術の第2の例の多値論理値を3
つの2値論理値に変換する規則を示した真理値表であ
る。
【図21】第3の従来技術の第1の例の多値論理変換回
路90の回路構成を示す図である。
【図22】第3の従来技術の第1の例の多値論理値を2
つの2値論理値に変換する規則を示した真理値表であ
る。
【図23】第3の従来技術の第2の例の多値論理変換回
路91の回路構成を示す図である。
【図24】第3の従来技術の第2の例の多値論理値を3
つの2値論理値に変換する規則を示した真理値表であ
る。
【符号の説明】
SIN スキャンデータ入力端子 SCK スキャンクロック入力端子 SL−A、SL1 スキャンチェーン選択端子 S1、S2、S3 スキャンチェーン SOT1、SOT2、SOT3 スキャンアウト出力端
子 A111、B112、C113、D114、E115
インバータ F116、G117、H118、I119、J120
インバータ O138、P137、Q138 バッファ OT1、OT2、OT3 多値論理変換回路の出力 10、11 入力バッファ 12 出力バッファ 90、91、92 多値論理変換回路 101 インバータ 201 2入力NAND 211 2入力AND 212、213、214 3入力AND 301 2入力NOR 311、3122入力OR 314 4入力OR 611 スキャンFF 701 メモリ回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】図15に示すように、まずスキャン選択端
子SL1を“0”としスキャンチェーンS1にスキャン
クロックを供給し、スキャンデータ入力端子SINの論
理値を設定し、次にスキャンチェーン選択端子SL1を
“1”とし、スキャンチェーンS2にスキャンクロック
SCKを供給し、スキャンデータ入力端子SINの論理
値を設定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の複数スキャンチェーン試験方法は、複数の
2値論理値信号から多値論理値合成する際に、大きさ
の順で互いに隣り合う多値論理値に対して、前記複数の
2値論理値信号からなる組のうち、前記複数の2値論理
値信号の少なくとも一つの2値論理値信号が“0”又は
“1”一方の値のまま変化しない合せを割り当てる
ことで合成されてなる多値論理信号をスキャンパス専用
端子から入力し、互いに閾値の異なる複数の論理素子を
含む組合せ回路で構成された多値論理変換回路を用い
て、前記多値論理信号を複数の2値論理信号に変換し
変換された前記複数の2値論理信号を複数のスキャンチ
ェーンのスキャンデータ入力に供給する、ことを特徴と
する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また本発明のスキャンテスト回路は、複数
2値論理値信号から多値論理値合成する際に、大き
さの順で互いに隣り合う多値論理値に対して、前記複数
の2値論理値信号からなる組のうち、前記複数の2値論
理値信号の少なくとも一つの2値論理値信号が“0”
“1”一方の値のまま変化しない合せを割り当て
ることで合成されてなる多値論理信号を入力とするスキ
ャンパス専用端子と、前記スキャンパス専用端子から入
力された多値論理信号を入力とし、多値論理を2値論理
に変換して複数の出力端から出力する多値論理変換回路
であって、互いに閾値の異なる論理素子を含む組合せ回
路で構成された多値論理変換回路と、前記多値論理変換
回路の複数の出力端が複数のスキャンチェーンを構成す
るスキャンフリップフロップのスキャンデータ入力端に
接続されてなる、ことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】図3に示すように、予め多値論理値に合成
されたスキャンデータは、複数の2値論理値信号のう
少なくとも一つの2値論理値信号が“0”或いは
“1”のままとされる組合せを、大きさの順で互いに隣
接する多値論理値に割り当てる規則で合成されている
即ち、2値論理値信号R1が“1”の時は“2V−3
V”、2値論理値信号R2が“1”の時は“1V−2
V”となる。すなわち、複数の2値論理信号の組を一つ
の多値論理信号として合成する際、一つの2値論理信号
が“0”又は“1”の値の時、他の2値論理信号の値
異なる組合せに対して多値論理信号はその値が隣り合う
関係とされる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】図2()の多値論理変換回路90は、入
力INに入力される多値論理値のスキャンデータを第1
のインバータA111と、第2のインバータB112
と、第3のインバータC113に入力し、第1のインバ
ータA111の出力は、図6に示すように、入力INに
入力される多値論理値が1V以下の時は“1”、それ以
上の時は“0”が出力され、第4のインバータ101を
経由して出力OT1に出力される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】次に本発明の他の実施例について図7、
8、図9、図10、及び図13を参照して説明する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】次に図7に示した本発明の第二の実施例の
スキャンパス回路の動作について図8、図9、図10、
図11、及び図12を参照して説明する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 SIN スキャンデータ入力端子 SCK スキャンクロック入力端子 SLA、SL1 スキャンチェーン選択端子 S1、S2、S3 スキャンチェーン SOT1、SOT2、SOT3 スキャンアウト出力端
子 A111、B112、C113、D114、E115
インバータ F116、G117、H118、I119、J120
インバータ O138、P137、Q138 バッファ OT1、OT2、OT3 多値論理変換回路の出力 10、11 入力バッファ 12 出力バッファ 90、91、92 多値論理変換回路 101 インバータ 201 2入力NAND 211 2入力AND 212、213、214 3入力AND 301 2入力NOR 311、3122入力OR 314 4入力OR 611 スキャンFF 701 メモリ回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の2値論理値を多値論理値に合成する
    規則として、“0”又は“1”が少なくとも一方は連続
    する多値論理値に合成してなる該多値論理信号をスキャ
    ンパス専用端子から入力し、 互いに閾値の異なる複数の論理素子を含む組合せ回路で
    構成された多値論理変換回路を用いて、前記多値論理信
    号を2値論理信号に変換して複数のスキャンチェーンの
    スキャンデータ入力に供給する、ことを特徴とする複数
    スキャンチェーン試験方法。
  2. 【請求項2】複数の2値論理信号からなる組を一つの多
    値論理値に合成する際に、前記複数の2値論理信号の各
    々について、一つの2値論理信号が“0”又は“1”の
    少なくとも一方である時、他の2値論理信号の値の組合
    せに応じてその値又は範囲が隣り合うか又は連続して変
    化する多値論理として合成されてなる多値論理信号をス
    キャンパス専用端子から入力し、 互いに閾値の異なる複数の論理素子を含む組合せ回路で
    構成された多値論理変換回路を用いて、前記多値論理信
    号を複数の2値論理信号に変換して該複数の2値論理信
    号を複数のスキャンチェーンのスキャンデータ入力に供
    給する、ことを特徴とする複数スキャンチェーン試験方
    法。
  3. 【請求項3】複数の2値論理値を多値論理値に合成する
    際に、各々“0”或いは“1”が少なくとも一方は連続
    する多値論理値として合成されてなる多値論理信号を入
    力とするスキャンパス専用端子と、 前記スキャンパス専用端子から入力された多値論理信号
    を入力とし、多値論理を2値論理に変換して複数の出力
    端から出力する多値論理変換回路であって、互いに閾値
    の異なる論理素子を含む組合せ回路で構成された多値論
    理変換回路と、 前記多値論理変換回路の複数の出力端が複数のスキャン
    チェーンを構成するスキャンフリップフロップのスキャ
    ンデータ入力端に接続されてなる、ことを特徴とするス
    キャンテスト回路。
  4. 【請求項4】前記多値論理変換回路の複数の出力が前記
    複数のスキャンチェーンの初段のスキャンフリップフロ
    ップのスキャンデータ入力端に並列に入力されることを
    特徴とする請求項3記載のスキャンテスト回路。
  5. 【請求項5】多値論理変換回路の複数の出力を複数のス
    キャンチェーンのスキャンデータ入力端に並列に供給す
    るように構成されてなる半導体集積回路において、前記
    多値論理変換回路が、 複数の2値論理信号を多値論理値に合成する際に、複数
    の2値論理信号の各々について、一つの2値論理信号が
    “0”又は“1”の少なくとも一方である時、他の2値
    論理信号の値の組合せに応じてその値もしくは範囲が隣
    り合うか又は連続して変化する多値論理値として、合成
    されてなる多値論理信号を入力とする、互いに閾値の異
    なる複数の2値論理素子と、2値ゲート回路とを備え、
    前記多値論理信号を複数の2値論理信号として出力す
    る、ことを特徴とする多値論理変換回路。
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