JPH11211515A - 計測器管理支援システム - Google Patents
計測器管理支援システムInfo
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- JPH11211515A JPH11211515A JP1003898A JP1003898A JPH11211515A JP H11211515 A JPH11211515 A JP H11211515A JP 1003898 A JP1003898 A JP 1003898A JP 1003898 A JP1003898 A JP 1003898A JP H11211515 A JPH11211515 A JP H11211515A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calibration
- measuring instrument
- management
- report
- value
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユーザーの要求に沿った計測器の校正が確実
に実施されることを支援する計測器管理支援システムを
提供する。 【解決手段】 ユーザー側に設置された計測器管理用コ
ンピュータシステム20、30は、校正の対象となる計
測器の管理情報を集めた計測器管理台帳50と、ユーザ
ーが希望する校正項目を特定する校正ポイントを集めた
校正項目表60とを記憶し、校正を実施する側に設置さ
れた校正管理用コンピュータシステム10は、校正実施
者から計測器を特定する管理番号を取得すると、上記計
測器管理用コンピュータシステム20、30と通信する
ことによって、その管理番号によって特定される計測器
の校正ポイントを校正項目表60から読み出し、読み出
した校正ポイントと、その校正ポイントに対する計測器
の指示値を記入するための欄とを含む校正データ入力フ
ォーム110をCRT15に表示する。
に実施されることを支援する計測器管理支援システムを
提供する。 【解決手段】 ユーザー側に設置された計測器管理用コ
ンピュータシステム20、30は、校正の対象となる計
測器の管理情報を集めた計測器管理台帳50と、ユーザ
ーが希望する校正項目を特定する校正ポイントを集めた
校正項目表60とを記憶し、校正を実施する側に設置さ
れた校正管理用コンピュータシステム10は、校正実施
者から計測器を特定する管理番号を取得すると、上記計
測器管理用コンピュータシステム20、30と通信する
ことによって、その管理番号によって特定される計測器
の校正ポイントを校正項目表60から読み出し、読み出
した校正ポイントと、その校正ポイントに対する計測器
の指示値を記入するための欄とを含む校正データ入力フ
ォーム110をCRT15に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測器の試験・校
正についての管理業務の自動化技術に関し、特に、計測
器ユーザーの要求に沿った試験・校正を支援する情報シ
ステムに関する。
正についての管理業務の自動化技術に関し、特に、計測
器ユーザーの要求に沿った試験・校正を支援する情報シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計測器を所有し使用するユーザー
から、その計測器の校正依頼を受けた校正機関は、その
計測器に添付された仕様書などを参考に校正機関自らの
判断によって必要な校正ポイントを決定し校正を実施す
ることで、各校正ポイントごとの計測器の指示値と合否
判定結果などを記入した試験成績書をユーザーに発行し
ている。
から、その計測器の校正依頼を受けた校正機関は、その
計測器に添付された仕様書などを参考に校正機関自らの
判断によって必要な校正ポイントを決定し校正を実施す
ることで、各校正ポイントごとの計測器の指示値と合否
判定結果などを記入した試験成績書をユーザーに発行し
ている。
【0003】ここで、「校正」とは、計測器の性能確認
試験をいい、具体的には、校正ポイントに相当する温度
や印加電圧などの測定条件を計測器に与え、それに対し
て得られる計測器の指示値を記録することである。な
お、この「校正」に先立って、計測器の指示値を調整す
るためのキャリブレーションが実施されることもある。
図16は、計測器の校正についての従来の業務形態を説
明するための図である。本図には一つの企業における業
務形態が示されている。各事業部から校正の委託を受け
ている計測センターは、校正依頼にかかる計測器を受け
取ると、その計測器の種別ごとに予め決定している校正
条件に基づいて校正を実施し試験成績書を作成・発行す
ることで、その企業が有する全ての計測器を一元的に校
正・管理している。
試験をいい、具体的には、校正ポイントに相当する温度
や印加電圧などの測定条件を計測器に与え、それに対し
て得られる計測器の指示値を記録することである。な
お、この「校正」に先立って、計測器の指示値を調整す
るためのキャリブレーションが実施されることもある。
図16は、計測器の校正についての従来の業務形態を説
明するための図である。本図には一つの企業における業
務形態が示されている。各事業部から校正の委託を受け
ている計測センターは、校正依頼にかかる計測器を受け
取ると、その計測器の種別ごとに予め決定している校正
条件に基づいて校正を実施し試験成績書を作成・発行す
ることで、その企業が有する全ての計測器を一元的に校
正・管理している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の形態では、計測器の校正・管理の品質が充
分でないという問題点がある。具体的には、計測センタ
ーにおいては計測器の種別に基づく画一的な校正が実施
されるために、個々の計測器の具体的な校正内容に関す
るユーザーの個別的な要求に沿った校正は実施されず、
発行された試験成績書は、現場において頻繁に使用され
る計測器のモードやレンジにおける詳細な校正結果を必
ずしも反映していないという問題がある。
ような従来の形態では、計測器の校正・管理の品質が充
分でないという問題点がある。具体的には、計測センタ
ーにおいては計測器の種別に基づく画一的な校正が実施
されるために、個々の計測器の具体的な校正内容に関す
るユーザーの個別的な要求に沿った校正は実施されず、
発行された試験成績書は、現場において頻繁に使用され
る計測器のモードやレンジにおける詳細な校正結果を必
ずしも反映していないという問題がある。
【0005】例えば、現場において、あるDMM(デジ
タルマルチメータ;電圧電流抵抗計)を直流200mA
レンジのみで繰り返し使用しているので、ユーザは、そ
の200mAレンジにおいて、50、100、150m
Aそれぞれを校正ポイントとする校正を希望する場合で
あっても、このような個別的な要求の全てが満たされる
ことは少ない。全ての個別的な要求に応えて校正を実施
していたのでは、計測センターにおける校正手順や管理
手続きが極めて煩雑となり、却って校正誤りが発生した
り、作業が遅延するからである。
タルマルチメータ;電圧電流抵抗計)を直流200mA
レンジのみで繰り返し使用しているので、ユーザは、そ
の200mAレンジにおいて、50、100、150m
Aそれぞれを校正ポイントとする校正を希望する場合で
あっても、このような個別的な要求の全てが満たされる
ことは少ない。全ての個別的な要求に応えて校正を実施
していたのでは、計測センターにおける校正手順や管理
手続きが極めて煩雑となり、却って校正誤りが発生した
り、作業が遅延するからである。
【0006】これでは、ユーザーの要求に基づく校正の
実施を前提とし、実施された計測器の校正がユーザーの
要求と合っているか、校正は確実に実施されているかの
確認をすべき旨のISO9000シリーズの要求事項を
満足することができない。そこで、本発明はかかる問題
点に鑑みてなされたものであり、計測器の校正・管理に
おける品質の保証・維持を支援する計測器管理支援シス
テムを提供すること、具体的には、ユーザーの要求に沿
った計測器の校正が確実に実施されることを支援する情
報処理システムを提供することを目的とする。
実施を前提とし、実施された計測器の校正がユーザーの
要求と合っているか、校正は確実に実施されているかの
確認をすべき旨のISO9000シリーズの要求事項を
満足することができない。そこで、本発明はかかる問題
点に鑑みてなされたものであり、計測器の校正・管理に
おける品質の保証・維持を支援する計測器管理支援シス
テムを提供すること、具体的には、ユーザーの要求に沿
った計測器の校正が確実に実施されることを支援する情
報処理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る計測器管理支援システムは、計測器ユ
ーザーからの依頼に基づいて校正実施者が行う計測器の
性能確認試験である校正、その結果を示す成績書の発行
及び計測器の管理を支援する情報処理システムであっ
て、校正の対象となる全ての計測器について各計測器を
識別するための識別情報とその計測器の管理に関する情
報とを含む計測器管理情報を予め記憶する計測器管理情
報記憶手段と、前記ユーザーから前記計測器のいずれか
について希望する校正項目を特定するための校正ポイン
トを取得し前記識別情報と関連付けて記憶する校正項目
記憶手段と、前記校正実施者から校正にかかる計測器の
識別情報を取得しその識別情報によって特定される計測
器の校正ポイントを前記校正項目記憶手段から読み出
し、読み出した校正ポイントとその校正ポイントに対し
て得られる計測器の指示値を記入するための指示値記入
欄とを含む入力フォームを画面に表示する入力フォーム
表示手段と、前記校正実施者から計測器の指示値を取得
し、その指示値で前記指示値記入欄を埋めていく指示値
取得手段と、前記指示値記入欄に埋められた指示値と前
記計測器管理情報記憶手段から読み出した当該計測器に
ついての計測器管理情報とを予め定められたフォーマッ
トで並べることにより前記成績書を生成する成績書生成
手段とを備えることを特徴とする。
に、本発明に係る計測器管理支援システムは、計測器ユ
ーザーからの依頼に基づいて校正実施者が行う計測器の
性能確認試験である校正、その結果を示す成績書の発行
及び計測器の管理を支援する情報処理システムであっ
て、校正の対象となる全ての計測器について各計測器を
識別するための識別情報とその計測器の管理に関する情
報とを含む計測器管理情報を予め記憶する計測器管理情
報記憶手段と、前記ユーザーから前記計測器のいずれか
について希望する校正項目を特定するための校正ポイン
トを取得し前記識別情報と関連付けて記憶する校正項目
記憶手段と、前記校正実施者から校正にかかる計測器の
識別情報を取得しその識別情報によって特定される計測
器の校正ポイントを前記校正項目記憶手段から読み出
し、読み出した校正ポイントとその校正ポイントに対し
て得られる計測器の指示値を記入するための指示値記入
欄とを含む入力フォームを画面に表示する入力フォーム
表示手段と、前記校正実施者から計測器の指示値を取得
し、その指示値で前記指示値記入欄を埋めていく指示値
取得手段と、前記指示値記入欄に埋められた指示値と前
記計測器管理情報記憶手段から読み出した当該計測器に
ついての計測器管理情報とを予め定められたフォーマッ
トで並べることにより前記成績書を生成する成績書生成
手段とを備えることを特徴とする。
【0008】これによって、校正実施者は計測器ユーザ
ーの要求に沿った校正を確実かつ容易に実施することが
可能となり、質の高い計測器の校正・管理が実現され
る。ここで、前記計測器管理支援システムはさらに、前
記成績書生成手段によって生成された成績書を当該計測
器の識別情報と関連付けて記憶する成績書記憶手段を備
え、前記入力フォーム表示手段はさらに、取得した前記
識別情報に基づいて当該計測器についての過去の成績書
を前記成績書記憶手段から読み出し、前記入力フォーム
と共に画面に表示してもよい。
ーの要求に沿った校正を確実かつ容易に実施することが
可能となり、質の高い計測器の校正・管理が実現され
る。ここで、前記計測器管理支援システムはさらに、前
記成績書生成手段によって生成された成績書を当該計測
器の識別情報と関連付けて記憶する成績書記憶手段を備
え、前記入力フォーム表示手段はさらに、取得した前記
識別情報に基づいて当該計測器についての過去の成績書
を前記成績書記憶手段から読み出し、前記入力フォーム
と共に画面に表示してもよい。
【0009】また、前記計測器管理支援システムはさら
に、前記ユーザーが予定している校正依頼にかかる計測
器の識別情報を含む校正予定情報を記憶する校正予定情
報記憶手段と、前記校正予定情報記憶手段に記憶された
識別情報と一致する成績書が前記成績書記憶手段に記憶
されているか検索することにより、予定されている計測
器の校正が実施されたか否かについての報告を出力する
校正予定照合手段とを備えてもよい。
に、前記ユーザーが予定している校正依頼にかかる計測
器の識別情報を含む校正予定情報を記憶する校正予定情
報記憶手段と、前記校正予定情報記憶手段に記憶された
識別情報と一致する成績書が前記成績書記憶手段に記憶
されているか検索することにより、予定されている計測
器の校正が実施されたか否かについての報告を出力する
校正予定照合手段とを備えてもよい。
【0010】これによって、校正作業だけでなく、校正
スケジュールも含めた計測器の管理が支援される。
スケジュールも含めた計測器の管理が支援される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。 [システム構成]図1は、本実施形態に係る計測器管理
支援システム100のハードウェア構成を示すブロック
図である。
て図面を用いて詳細に説明する。 [システム構成]図1は、本実施形態に係る計測器管理
支援システム100のハードウェア構成を示すブロック
図である。
【0012】このシステム100は、校正委託機関であ
る計測センターに設置された校正管理用コンピュータシ
ステム10と、各事業部に設置された計測器管理用コン
ピュータシステム20、30とが通信回線40を介して
接続された情報処理システムである。各事業部に設置さ
れた計測器管理用コンピュータシステム20、30それ
ぞれは、各事業部が保有する全ての計測器についての情
報を管理するためのコンピュータシステムであり、コン
ピュータ本体21、31、CRT25、35、キーボー
ド26、36、計測器管理台帳記憶部22、32、校正
項目表記憶部23、33、及びプリンタ24、34等の
周辺機器から構成される。
る計測センターに設置された校正管理用コンピュータシ
ステム10と、各事業部に設置された計測器管理用コン
ピュータシステム20、30とが通信回線40を介して
接続された情報処理システムである。各事業部に設置さ
れた計測器管理用コンピュータシステム20、30それ
ぞれは、各事業部が保有する全ての計測器についての情
報を管理するためのコンピュータシステムであり、コン
ピュータ本体21、31、CRT25、35、キーボー
ド26、36、計測器管理台帳記憶部22、32、校正
項目表記憶部23、33、及びプリンタ24、34等の
周辺機器から構成される。
【0013】計測器管理台帳記憶部22、32は、計測
器管理台帳、即ち、その事業部が保有する全ての計測器
についての管理情報を集めたデータファイルを記憶し、
校正項目表記憶部23、33は、校正項目表、即ち、計
測器ユーザーが望む校正仕様を計測器ごとに1つの表と
してまとめたデータファイルを記憶する。コンピュータ
本体21、31は、CPU、メモリ、通信インタフェー
ス、計測器管理用プログラム等を有し、そのプログラム
に基づいてユーザーと対話することにより、計測器管理
台帳や校正項目表についての登録や更新を実行したり、
校正管理用コンピュータシステム10との通信を行う。
器管理台帳、即ち、その事業部が保有する全ての計測器
についての管理情報を集めたデータファイルを記憶し、
校正項目表記憶部23、33は、校正項目表、即ち、計
測器ユーザーが望む校正仕様を計測器ごとに1つの表と
してまとめたデータファイルを記憶する。コンピュータ
本体21、31は、CPU、メモリ、通信インタフェー
ス、計測器管理用プログラム等を有し、そのプログラム
に基づいてユーザーと対話することにより、計測器管理
台帳や校正項目表についての登録や更新を実行したり、
校正管理用コンピュータシステム10との通信を行う。
【0014】一方、計測センターに設置された校正管理
用コンピュータシステム10は、計測センターでの校正
予定や校正実績を管理するためのコンピュータシステム
であり、コンピュータ本体11、CRT15、キーボー
ド16、校正予定表記憶部12、試験成績書記憶部1
3、及びプリンタ14等の周辺機器から構成される。校
正予定表記憶部12は、校正予定表、即ち、各事業部か
ら通知を受けた全ての校正依頼についての情報を蓄積し
たデータファイルを記憶し、試験成績書記憶部13は、
試験成績書データベース、即ち、計測センターでの過去
の校正によって得られた全ての試験成績書データを蓄積
したデータベースを記憶する。コンピュータ本体11
は、CPU、メモリ、通信インタフェース、校正管理用
プログラム等を有し、そのプログラムに基づいて計測セ
ンターでの校正実施者による校正作業を支援したり試験
成績書を生成したり校正予定と実績との照合をしたり各
事業部に設置された計測器管理用コンピュータシステム
20、30との通信を行う。 [データ構造]図2は、計測器管理台帳記憶部22、3
2に記憶されている計測器管理台帳50のデータ構造を
示す図である。
用コンピュータシステム10は、計測センターでの校正
予定や校正実績を管理するためのコンピュータシステム
であり、コンピュータ本体11、CRT15、キーボー
ド16、校正予定表記憶部12、試験成績書記憶部1
3、及びプリンタ14等の周辺機器から構成される。校
正予定表記憶部12は、校正予定表、即ち、各事業部か
ら通知を受けた全ての校正依頼についての情報を蓄積し
たデータファイルを記憶し、試験成績書記憶部13は、
試験成績書データベース、即ち、計測センターでの過去
の校正によって得られた全ての試験成績書データを蓄積
したデータベースを記憶する。コンピュータ本体11
は、CPU、メモリ、通信インタフェース、校正管理用
プログラム等を有し、そのプログラムに基づいて計測セ
ンターでの校正実施者による校正作業を支援したり試験
成績書を生成したり校正予定と実績との照合をしたり各
事業部に設置された計測器管理用コンピュータシステム
20、30との通信を行う。 [データ構造]図2は、計測器管理台帳記憶部22、3
2に記憶されている計測器管理台帳50のデータ構造を
示す図である。
【0015】計測器管理台帳50は、管理対象とする計
測器の数に等しい数のレコードからなるデータファイル
であり、1つのレコード58が1台の計測器の管理情報
に対応し、各レコードは、7つのフィールド、即ち、管
理番号、計測器名、型式、製造番号、製造者名、校正予
定日、校正項目表番号を格納するフィールド51〜57
からなる。
測器の数に等しい数のレコードからなるデータファイル
であり、1つのレコード58が1台の計測器の管理情報
に対応し、各レコードは、7つのフィールド、即ち、管
理番号、計測器名、型式、製造番号、製造者名、校正予
定日、校正項目表番号を格納するフィールド51〜57
からなる。
【0016】管理番号フィールド51には、1つの計測
器に対応する管理番号、即ち、本システムが対象とする
全ての計測器の中から1つを識別するための記号が格納
される。管理番号は、計測器を所有する事業部を特定す
る1文字のアルファベット、その計測器を使用する部門
に対応する番号、ハイフン記号「−」、各事業部ごとに
重複しないで計測器ごとに付与した識別番号からなる。
例えば、管理番号「B10−9505」は、B事業部が
所有し、第10部門で使用されている識別番号9505
という1台の計測器に対応する。
器に対応する管理番号、即ち、本システムが対象とする
全ての計測器の中から1つを識別するための記号が格納
される。管理番号は、計測器を所有する事業部を特定す
る1文字のアルファベット、その計測器を使用する部門
に対応する番号、ハイフン記号「−」、各事業部ごとに
重複しないで計測器ごとに付与した識別番号からなる。
例えば、管理番号「B10−9505」は、B事業部が
所有し、第10部門で使用されている識別番号9505
という1台の計測器に対応する。
【0017】校正予定日フィールド56には、この計測
器の校正予定日、即ち、校正委託のために事業部が計測
センターに計測器を発送しようと予定している年月日が
格納される。校正項目表番号フィールド57には、この
計測器についての校正項目表番号、即ち、校正項目表記
憶部23、33に記憶されている校正項目表の一つを特
定する番号が格納される。この番号によって、この計測
器についてユーザーが希望する校正の内容が間接的に特
定される。
器の校正予定日、即ち、校正委託のために事業部が計測
センターに計測器を発送しようと予定している年月日が
格納される。校正項目表番号フィールド57には、この
計測器についての校正項目表番号、即ち、校正項目表記
憶部23、33に記憶されている校正項目表の一つを特
定する番号が格納される。この番号によって、この計測
器についてユーザーが希望する校正の内容が間接的に特
定される。
【0018】図3は、校正項目表記憶部23、33に記
憶されている校正項目表60のデータ構造を示す図であ
る。校正項目表記憶部23、33には複数の校正項目表
60が格納されており、各校正項目表60は、その表を
特定するための1つのレコード(ヘッダー部72)とユ
ーザーの希望する校正仕様を特定するための50個のレ
コード(ボデー部73)とから構成される。
憶されている校正項目表60のデータ構造を示す図であ
る。校正項目表記憶部23、33には複数の校正項目表
60が格納されており、各校正項目表60は、その表を
特定するための1つのレコード(ヘッダー部72)とユ
ーザーの希望する校正仕様を特定するための50個のレ
コード(ボデー部73)とから構成される。
【0019】ヘッダー部72は、校正項目表番号フィー
ルド61と項目数フィールド62からなる。校正項目表
番号フィールド61には、校正項目表番号、即ち、その
校正項目表を識別するための番号が格納される。項目数
フィールド62には、校正項目数、即ち、その校正項目
表のボデー部73に格納された有効な校正項目の数(ボ
デー部73の最初から順に格納されている有効なレコー
ドの総数)が格納される。
ルド61と項目数フィールド62からなる。校正項目表
番号フィールド61には、校正項目表番号、即ち、その
校正項目表を識別するための番号が格納される。項目数
フィールド62には、校正項目数、即ち、その校正項目
表のボデー部73に格納された有効な校正項目の数(ボ
デー部73の最初から順に格納されている有効なレコー
ドの総数)が格納される。
【0020】ボデー部73は、最大50個の校正項目を
記憶するための50個のレコードからなり、各レコード
は、1つの校正項目を特定するための9つのフィール
ド、即ち、校正項目名、4つの校正ポイント、単位、換
算値、判定値、判定種別を格納するフィールド63〜7
1からなる。なお、校正項目とは、計測器の一つの性能
を試験するための校正単位をいい、通常、複数の校正項
目によって1台の計測器に対する校正仕様が決定され
る。
記憶するための50個のレコードからなり、各レコード
は、1つの校正項目を特定するための9つのフィール
ド、即ち、校正項目名、4つの校正ポイント、単位、換
算値、判定値、判定種別を格納するフィールド63〜7
1からなる。なお、校正項目とは、計測器の一つの性能
を試験するための校正単位をいい、通常、複数の校正項
目によって1台の計測器に対する校正仕様が決定され
る。
【0021】校正項目名フィールド63には、その校正
項目の呼び名が格納される。校正項目名として、例え
ば、計測器の測定条件(測定モードやレンジ等)、校正
に用いられる校正器の名称や設定条件等が用いられる。
校正ポイントフィールド64〜67には、最大4つの校
正ポイント、即ち、その校正項目における校正のために
計測器に印加すべき具体的な値が格納される。
項目の呼び名が格納される。校正項目名として、例え
ば、計測器の測定条件(測定モードやレンジ等)、校正
に用いられる校正器の名称や設定条件等が用いられる。
校正ポイントフィールド64〜67には、最大4つの校
正ポイント、即ち、その校正項目における校正のために
計測器に印加すべき具体的な値が格納される。
【0022】単位フィールド68には、その校正項目に
おける各校正ポイントが示す数値の単位が格納される。
換算値フィールド69には、上記単位への換算値、即
ち、各校正ポイントを上記単位で表すために各校正ポイ
ントに乗ずべき係数が格納される。判定値フィールド7
0と判定種別フィールド71には、それぞれ判定値と判
定種別が格納される。これらの値によって、判定基準、
即ち、その校正項目における校正結果が合格と判断され
るための計測器の指示値の許容範囲が特定される。
おける各校正ポイントが示す数値の単位が格納される。
換算値フィールド69には、上記単位への換算値、即
ち、各校正ポイントを上記単位で表すために各校正ポイ
ントに乗ずべき係数が格納される。判定値フィールド7
0と判定種別フィールド71には、それぞれ判定値と判
定種別が格納される。これらの値によって、判定基準、
即ち、その校正項目における校正結果が合格と判断され
るための計測器の指示値の許容範囲が特定される。
【0023】判定値は、許容範囲における中心値からの
許容誤差を特定する数値であり、相対値(%)又は絶対
値で表現される値である。判定種別は、3桁の数値から
なり、図4に示されるように、その上位桁は、その校正
項目についての合否判定をすべきか否か示し、中位桁
は、許容範囲の中心値として標準値及びゼロのいずれを
採用すべきかを示し、下位桁は、判定値フィールド70
に格納された値が相対値(%)及び絶対値のいずれであ
るかを示す。
許容誤差を特定する数値であり、相対値(%)又は絶対
値で表現される値である。判定種別は、3桁の数値から
なり、図4に示されるように、その上位桁は、その校正
項目についての合否判定をすべきか否か示し、中位桁
は、許容範囲の中心値として標準値及びゼロのいずれを
採用すべきかを示し、下位桁は、判定値フィールド70
に格納された値が相対値(%)及び絶対値のいずれであ
るかを示す。
【0024】例えば、判定値が「0.1」で判定種別が
「100」で示される範囲である場合には、許容範囲は
「標準値±標準値*0.001」で示される範囲を意味
し、判定値が「2」で判定種別が「111」である場合
には、許容範囲は「0±2」で示される範囲を意味し、
判定種別が「0XX(xはドントケア)」である場合に
は、その校正項目についての合否判定は不要であること
を意味する。
「100」で示される範囲である場合には、許容範囲は
「標準値±標準値*0.001」で示される範囲を意味
し、判定値が「2」で判定種別が「111」である場合
には、許容範囲は「0±2」で示される範囲を意味し、
判定種別が「0XX(xはドントケア)」である場合に
は、その校正項目についての合否判定は不要であること
を意味する。
【0025】ここで、標準値とは、校正のために実際に
計測器に印加した入力値(真値)を意味し、必ずしも校
正ポイントとは一致しない。ユーザーが指定した校正ポ
イントをそのまま標準値として用いる場合もあれば、校
正ポイントを変更した新たな値を標準値として用いる場
合もあるからである。また、許容範囲の中心値をゼロと
する判定基準を設けているのは、器差、即ち、標準値と
の差分を指示値とするような計測器の便宜のためであ
る。
計測器に印加した入力値(真値)を意味し、必ずしも校
正ポイントとは一致しない。ユーザーが指定した校正ポ
イントをそのまま標準値として用いる場合もあれば、校
正ポイントを変更した新たな値を標準値として用いる場
合もあるからである。また、許容範囲の中心値をゼロと
する判定基準を設けているのは、器差、即ち、標準値と
の差分を指示値とするような計測器の便宜のためであ
る。
【0026】図5は、校正予定表記憶部12に記憶され
ている校正予定表150のデータ構造を示す図である。
校正予定表150は、過去に受けた校正依頼の件数に等
しい数のレコードからなるデータファイルであり、1つ
のレコード158が1台の計測器の校正依頼についての
情報に対応し、各レコードは、6つのフィールド、即
ち、管理番号、計測器名、型式、製造番号、製造者名、
校正予定日を格納するフィールド151〜156からな
る。これらフィールド151〜156に格納される内容
は、図2に示された計測器管理台帳50のフィールド5
1〜56のそれぞれに等しい。
ている校正予定表150のデータ構造を示す図である。
校正予定表150は、過去に受けた校正依頼の件数に等
しい数のレコードからなるデータファイルであり、1つ
のレコード158が1台の計測器の校正依頼についての
情報に対応し、各レコードは、6つのフィールド、即
ち、管理番号、計測器名、型式、製造番号、製造者名、
校正予定日を格納するフィールド151〜156からな
る。これらフィールド151〜156に格納される内容
は、図2に示された計測器管理台帳50のフィールド5
1〜56のそれぞれに等しい。
【0027】図6は、試験成績書記憶部13に記憶され
ている試験成績書データベース90のデータ構造を示す
図である。試験成績書データベース90は、過去に発行
した試験成績書を再現するのに必要なデータを試験成績
書ごとに表形式でまとめたデータベースであり、各表
は、ヘッダー部99に格納された試験成績書番号(例え
ば、97024等)によって識別され、ボデー部には、
必要個数の固定長レコード91〜98を有する。
ている試験成績書データベース90のデータ構造を示す
図である。試験成績書データベース90は、過去に発行
した試験成績書を再現するのに必要なデータを試験成績
書ごとに表形式でまとめたデータベースであり、各表
は、ヘッダー部99に格納された試験成績書番号(例え
ば、97024等)によって識別され、ボデー部には、
必要個数の固定長レコード91〜98を有する。
【0028】図6に示されるように、ボデー部の第1レ
コード91には、依頼者名、管理番号、製造者名、計測
器名、型式、製造番号が格納され、第2レコード92に
は、試験項目、試験日、湿度温度、予算単位、最大二人
の試験者名が格納され、第3レコード93には、最大4
個の使用標準器名、使用有効期限、計測管理責任者名、
第4レコード94には、総合判定結果、校正項目の総
数、合格と判定された校正項目数、不合格と判定された
校正項目数が格納され、第5レコード95には、備考欄
に記載されたコメント文が格納され、第6レコード96
には、第1番目の校正項目名、単位が格納され、第7レ
コード97には、第1番目の校正項目にかかる校正ポイ
ントの最大4個の標準値が格納され、第8レコード98
には、第1番目の校正項目にかかる校正ポイントの最大
4個の指示値、判定値、判定結果が格納される。 [プログラムの機能]図7は、本システム100全体の
機能を示すデータ流れ図であり、上述の計測器管理用プ
ログラム及び校正管理用プログラムによって実現される
機能をデータの生成過程に着目して説明するための図で
ある。本図において、太い矢印線はヒトの介在するデー
タの流れを、細い矢印線はヒトの介在しないデータの流
れを示す。
コード91には、依頼者名、管理番号、製造者名、計測
器名、型式、製造番号が格納され、第2レコード92に
は、試験項目、試験日、湿度温度、予算単位、最大二人
の試験者名が格納され、第3レコード93には、最大4
個の使用標準器名、使用有効期限、計測管理責任者名、
第4レコード94には、総合判定結果、校正項目の総
数、合格と判定された校正項目数、不合格と判定された
校正項目数が格納され、第5レコード95には、備考欄
に記載されたコメント文が格納され、第6レコード96
には、第1番目の校正項目名、単位が格納され、第7レ
コード97には、第1番目の校正項目にかかる校正ポイ
ントの最大4個の標準値が格納され、第8レコード98
には、第1番目の校正項目にかかる校正ポイントの最大
4個の指示値、判定値、判定結果が格納される。 [プログラムの機能]図7は、本システム100全体の
機能を示すデータ流れ図であり、上述の計測器管理用プ
ログラム及び校正管理用プログラムによって実現される
機能をデータの生成過程に着目して説明するための図で
ある。本図において、太い矢印線はヒトの介在するデー
タの流れを、細い矢印線はヒトの介在しないデータの流
れを示す。
【0029】事業部に設置された計測器管理用コンピュ
ータシステム20、30の機能は、(i)ユーザー80と
の対話によって計測器管理台帳50及び校正項目表60
を作成し変更すること、(ii)作成した計測器管理台帳5
0及び校正項目表60の情報を校正管理用コンピュータ
システム10にオンラインで提供することである。一
方、計測センターに設置された校正管理用コンピュータ
システム10の機能は、(i)校正実施者81から管理番
号が入力されると、その管理番号によって特定される計
測器83についてユーザーが予め登録した校正項目表6
0に基づく校正データ入力フォーム110を作成しCR
T25、35に表示すること、(ii)その計測器83につ
いて過去に校正されている場合には、その校正データ入
力フォーム110と共に前回分校正データ表120をC
RT25、35に表示すること、(iii)校正実施者81
との対話によって、校正実施者81から入力される校正
データを取得し、校正データ入力フォーム110を埋め
ていくことで、記入済校正データ表130を完成するこ
と、(iV)記入済校正データ表130に基づいて校正項目
ごとに合否を判定し、その結果を記入済校正データ表1
30に追加記載した試験成績書140をプリンタ14等
に出力したり、試験成績書データベース90に保存する
こと、(v)校正実施者81との対話により、校正予定表
150を作成・編集すること、(vi)校正予定表150と
試験成績書データベース90との照合により、校正予定
照合レポート160を生成し、プリンタ14等に出力す
ることである。
ータシステム20、30の機能は、(i)ユーザー80と
の対話によって計測器管理台帳50及び校正項目表60
を作成し変更すること、(ii)作成した計測器管理台帳5
0及び校正項目表60の情報を校正管理用コンピュータ
システム10にオンラインで提供することである。一
方、計測センターに設置された校正管理用コンピュータ
システム10の機能は、(i)校正実施者81から管理番
号が入力されると、その管理番号によって特定される計
測器83についてユーザーが予め登録した校正項目表6
0に基づく校正データ入力フォーム110を作成しCR
T25、35に表示すること、(ii)その計測器83につ
いて過去に校正されている場合には、その校正データ入
力フォーム110と共に前回分校正データ表120をC
RT25、35に表示すること、(iii)校正実施者81
との対話によって、校正実施者81から入力される校正
データを取得し、校正データ入力フォーム110を埋め
ていくことで、記入済校正データ表130を完成するこ
と、(iV)記入済校正データ表130に基づいて校正項目
ごとに合否を判定し、その結果を記入済校正データ表1
30に追加記載した試験成績書140をプリンタ14等
に出力したり、試験成績書データベース90に保存する
こと、(v)校正実施者81との対話により、校正予定表
150を作成・編集すること、(vi)校正予定表150と
試験成績書データベース90との照合により、校正予定
照合レポート160を生成し、プリンタ14等に出力す
ることである。
【0030】なお、校正データとは、校正のために校正
実施者81が校正管理用コンピュータシステム10に入
力するデータをいい、計測器の指示値の他に実施者の名
前等の書誌的事項も含まれる。また、校正データ入力フ
ォーム110は、校正実施者81が校正データを入力す
るための空白記入欄を備えた入力フォームであり、例え
ば、図8に示されるように、タイトル欄111、書誌的
事項欄112及び校正ポイント欄113から構成され
る。図8におけるハッチング箇所が空白記入欄に相当す
る。
実施者81が校正管理用コンピュータシステム10に入
力するデータをいい、計測器の指示値の他に実施者の名
前等の書誌的事項も含まれる。また、校正データ入力フ
ォーム110は、校正実施者81が校正データを入力す
るための空白記入欄を備えた入力フォームであり、例え
ば、図8に示されるように、タイトル欄111、書誌的
事項欄112及び校正ポイント欄113から構成され
る。図8におけるハッチング箇所が空白記入欄に相当す
る。
【0031】また、前回分校正データ表120は、その
計測器について最後に実施された校正における校正デー
タを示す表であり、例えば、図9に示される通りであ
る。また、記入済校正データ表130は、必要な空白記
入欄への校正データが埋められた後における校正データ
入力フォームであり、図8に示された校正データ入力フ
ォーム110におけるハッチング箇所に具体的な数値や
文字が埋められたものに相当する。
計測器について最後に実施された校正における校正デー
タを示す表であり、例えば、図9に示される通りであ
る。また、記入済校正データ表130は、必要な空白記
入欄への校正データが埋められた後における校正データ
入力フォームであり、図8に示された校正データ入力フ
ォーム110におけるハッチング箇所に具体的な数値や
文字が埋められたものに相当する。
【0032】また、試験成績書140は、1台の計測器
についての校正結果を示す最終的な成績書であり、例え
ば、図10に示されるように、タイトル部141、書誌
部142、校正結果部143及び総括部144から構成
される。また、校正予定照合レポート160は、校正予
定表150に挙げられた校正が予定通りに実施されたか
否かを示すレポートであり、例えば、図11に示される
通りである。1行が1件の校正依頼に対応し、校正実施
日の欄161には、過去に校正が実施された場合には最
新の校正実施日が示され、未だ実施されていない場合に
は「未実施」と示される。 [システムの動作]次に、以上のように構成された計測
器管理支援システム100全体の動作について説明す
る。
についての校正結果を示す最終的な成績書であり、例え
ば、図10に示されるように、タイトル部141、書誌
部142、校正結果部143及び総括部144から構成
される。また、校正予定照合レポート160は、校正予
定表150に挙げられた校正が予定通りに実施されたか
否かを示すレポートであり、例えば、図11に示される
通りである。1行が1件の校正依頼に対応し、校正実施
日の欄161には、過去に校正が実施された場合には最
新の校正実施日が示され、未だ実施されていない場合に
は「未実施」と示される。 [システムの動作]次に、以上のように構成された計測
器管理支援システム100全体の動作について説明す
る。
【0033】図12は、各事業部に設置された計測器管
理用コンピュータシステム20、30の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、計測器管理用コンピュータシ
ステム20は、ユーザー80から管理番号を取得すると
(ステップS260)、計測器管理台帳記憶部22に記
憶された計測器管理台帳50の管理番号フィールド51
を順次読み出すことで、ユーザー80が入力した管理番
号にかかる計測器のレコードが計測器管理台帳記憶部2
2に既に登録されているか否か判断する(ステップS2
61)。
理用コンピュータシステム20、30の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、計測器管理用コンピュータシ
ステム20は、ユーザー80から管理番号を取得すると
(ステップS260)、計測器管理台帳記憶部22に記
憶された計測器管理台帳50の管理番号フィールド51
を順次読み出すことで、ユーザー80が入力した管理番
号にかかる計測器のレコードが計測器管理台帳記憶部2
2に既に登録されているか否か判断する(ステップS2
61)。
【0034】その結果、既に登録されている場合には、
計測器管理台帳記憶部22から該当レコードを読み出
し、全てのフィールド51〜57の内容をCRT25に
表示し(ステップS262)、一方、登録されていない
場合には、その管理番号に相当するレコードを新規に生
成した後に(ステップS263)、ユーザー80との対
話によって各フィールド51〜57の内容を書き換える
ことで、計測器管理台帳記憶部22の計測器管理台帳5
0への新たなレコードの登録及び既存レコードの変更を
行う(ステップS264)。
計測器管理台帳記憶部22から該当レコードを読み出
し、全てのフィールド51〜57の内容をCRT25に
表示し(ステップS262)、一方、登録されていない
場合には、その管理番号に相当するレコードを新規に生
成した後に(ステップS263)、ユーザー80との対
話によって各フィールド51〜57の内容を書き換える
ことで、計測器管理台帳記憶部22の計測器管理台帳5
0への新たなレコードの登録及び既存レコードの変更を
行う(ステップS264)。
【0035】続いて、計測器管理用コンピュータシステ
ム20は、そのレコードの校正項目表番号フィールド5
7に校正項目表番号が格納されているか又は格納された
場合には(ステップS265)、校正項目表記憶部23
に記憶された各校正項目表のヘッダー部72を順次読み
出すことで、その校正項目表番号に対応する校正項目表
が既に校正項目表記憶部23に存在するか否か判断する
(ステップS266)。
ム20は、そのレコードの校正項目表番号フィールド5
7に校正項目表番号が格納されているか又は格納された
場合には(ステップS265)、校正項目表記憶部23
に記憶された各校正項目表のヘッダー部72を順次読み
出すことで、その校正項目表番号に対応する校正項目表
が既に校正項目表記憶部23に存在するか否か判断する
(ステップS266)。
【0036】その結果、該当する校正項目表が存在する
場合には、その校正項目表のヘッダー部72に格納され
た項目数を参照することでボデー部73から必要個数の
レコードを読み出し、全てのフィールド63〜71の内
容をCRT25に表示し(ステップS267)、一方、
存在しない場合には、その校正項目表番号に相当する校
正項目表を新規に生成した後に(ステップS268)、
ユーザー80との対話によって各フィールド63〜71
の内容を書き換えることで、校正項目表記憶部23への
新たな校正項目表60の登録及び既存校正項目表60の
変更を行う(ステップS269)。
場合には、その校正項目表のヘッダー部72に格納され
た項目数を参照することでボデー部73から必要個数の
レコードを読み出し、全てのフィールド63〜71の内
容をCRT25に表示し(ステップS267)、一方、
存在しない場合には、その校正項目表番号に相当する校
正項目表を新規に生成した後に(ステップS268)、
ユーザー80との対話によって各フィールド63〜71
の内容を書き換えることで、校正項目表記憶部23への
新たな校正項目表60の登録及び既存校正項目表60の
変更を行う(ステップS269)。
【0037】このようにして、ユーザー80は、計測器
管理用コンピュータシステム20、30との対話によっ
て、計測センターへの計測器の校正依頼に先立ち、希望
する校正仕様を登録しておくことができる。図13は、
計測センターに設置された校正管理用コンピュータシス
テム10の動作のうち、校正実施者81による校正を支
援する動作を示すフローチャートである。
管理用コンピュータシステム20、30との対話によっ
て、計測センターへの計測器の校正依頼に先立ち、希望
する校正仕様を登録しておくことができる。図13は、
計測センターに設置された校正管理用コンピュータシス
テム10の動作のうち、校正実施者81による校正を支
援する動作を示すフローチャートである。
【0038】まず、校正管理用コンピュータシステム1
0は、校正実施者81から校正しようとする計測器の管
理番号を取得すると(ステップS200)、その管理番
号の先頭文字から、その計測器を所有する事業部を特定
し、その事業部に設置された計測器管理用コンピュータ
システム20と通信回線40を介して通信することで、
その事業部が有する計測器管理台帳50の中から校正実
施者81が入力した管理番号を持つレコードを検索する
(ステップS201)。そして、該当するレコードを計
測器管理台帳記憶部22から読み出し、続いて、その校
正項目表番号フィールド57に置かれた校正項目表番号
に相当する校正項目表を、その計測器管理用コンピュー
タシステム20の校正項目表記憶部23から読み出し、
読み出した全ての内容を内部のメモリに一時的に記憶し
ておく(ステップS202)。
0は、校正実施者81から校正しようとする計測器の管
理番号を取得すると(ステップS200)、その管理番
号の先頭文字から、その計測器を所有する事業部を特定
し、その事業部に設置された計測器管理用コンピュータ
システム20と通信回線40を介して通信することで、
その事業部が有する計測器管理台帳50の中から校正実
施者81が入力した管理番号を持つレコードを検索する
(ステップS201)。そして、該当するレコードを計
測器管理台帳記憶部22から読み出し、続いて、その校
正項目表番号フィールド57に置かれた校正項目表番号
に相当する校正項目表を、その計測器管理用コンピュー
タシステム20の校正項目表記憶部23から読み出し、
読み出した全ての内容を内部のメモリに一時的に記憶し
ておく(ステップS202)。
【0039】次に、校正管理用コンピュータシステム1
0は、読み出したレコード及び校正項目表に格納された
内容を予め定められた位置に配置することで、図8に示
された校正データ入力フォーム110を作成し、CRT
15上の一つのウィンドウに表示する(ステップS20
3)。つまり、固定的な文字列を用いて校正データ入力
フォーム110のタイトル欄111を生成し、事業部の
計測器管理台帳記憶部22から読み出したレコードの管
理情報を用いて書誌的事項欄112を生成し、事業部の
校正項目表記憶部23から読み出した校正項目表60の
データを用いて校正ポイント欄113を生成する。これ
によって、校正実施者81は、管理番号を入力するだけ
で、必要な管理情報や校正についてのユーザー80から
の要求仕様が埋められた校正データ入力フォーム110
を得ることができる。なお、校正ポイント欄113に配
置される各標準値は、校正項目表60に格納された各校
正ポイントに換算値を乗じた値である。
0は、読み出したレコード及び校正項目表に格納された
内容を予め定められた位置に配置することで、図8に示
された校正データ入力フォーム110を作成し、CRT
15上の一つのウィンドウに表示する(ステップS20
3)。つまり、固定的な文字列を用いて校正データ入力
フォーム110のタイトル欄111を生成し、事業部の
計測器管理台帳記憶部22から読み出したレコードの管
理情報を用いて書誌的事項欄112を生成し、事業部の
校正項目表記憶部23から読み出した校正項目表60の
データを用いて校正ポイント欄113を生成する。これ
によって、校正実施者81は、管理番号を入力するだけ
で、必要な管理情報や校正についてのユーザー80から
の要求仕様が埋められた校正データ入力フォーム110
を得ることができる。なお、校正ポイント欄113に配
置される各標準値は、校正項目表60に格納された各校
正ポイントに換算値を乗じた値である。
【0040】続いて、校正管理用コンピュータシステム
10は、前回分校正データ表120を作成するために、
上記ステップS200で取得した管理番号の計測器につ
いての過去の試験成績書データを試験成績書記憶部13
の試験成績書データベース90から検索する(ステップ
S204)。その結果、過去の試験成績書データが存在
する場合には(ステップS205)、それら試験成績書
データの第2レコード92に格納された試験日を相互に
比較することによって直前最新の試験成績書データを1
つだけ特定し、そのデータを読み出す(ステップS20
6)。そして、そのデータの各レコードに格納された内
容を予め定められた位置に配置することで、図9に示さ
れた前回分校正データ表120を作成し、CRT15上
の上記ウィンドウとは別のウィンドウに表示する(ステ
ップS207)。
10は、前回分校正データ表120を作成するために、
上記ステップS200で取得した管理番号の計測器につ
いての過去の試験成績書データを試験成績書記憶部13
の試験成績書データベース90から検索する(ステップ
S204)。その結果、過去の試験成績書データが存在
する場合には(ステップS205)、それら試験成績書
データの第2レコード92に格納された試験日を相互に
比較することによって直前最新の試験成績書データを1
つだけ特定し、そのデータを読み出す(ステップS20
6)。そして、そのデータの各レコードに格納された内
容を予め定められた位置に配置することで、図9に示さ
れた前回分校正データ表120を作成し、CRT15上
の上記ウィンドウとは別のウィンドウに表示する(ステ
ップS207)。
【0041】つまり、試験成績書データベース90から
読み出した1つの試験成績書データのヘッダー部99に
格納された試験成績書番号を用いて前回分校正データ表
120のタイトル欄121を生成し、そのボデー部の第
1レコード91〜第3レコード93に格納された内容を
用いて書誌的事項欄122を生成し、第5レコード95
から最後のレコードに格納された内容を用いて校正ポイ
ント欄123を生成する。
読み出した1つの試験成績書データのヘッダー部99に
格納された試験成績書番号を用いて前回分校正データ表
120のタイトル欄121を生成し、そのボデー部の第
1レコード91〜第3レコード93に格納された内容を
用いて書誌的事項欄122を生成し、第5レコード95
から最後のレコードに格納された内容を用いて校正ポイ
ント欄123を生成する。
【0042】これによって、校正実施者81は、管理番
号を入力するだけで、上記校正データ入力フォーム11
0だけでなく、その計測器についての前回分校正データ
表120も併せて目の前のCRT15上で確認すること
ができる。続いて、校正管理用コンピュータシステム1
0は、校正実施者81との対話により、CRT15上に
表示された校正データ入力フォーム110に対する新た
な校正データの入力を受け付け、その内容を記憶すると
共にCRT15上の表示内容も更新する。
号を入力するだけで、上記校正データ入力フォーム11
0だけでなく、その計測器についての前回分校正データ
表120も併せて目の前のCRT15上で確認すること
ができる。続いて、校正管理用コンピュータシステム1
0は、校正実施者81との対話により、CRT15上に
表示された校正データ入力フォーム110に対する新た
な校正データの入力を受け付け、その内容を記憶すると
共にCRT15上の表示内容も更新する。
【0043】なお、校正管理用コンピュータシステム1
0は、キーボード16による校正実施者81からの指示
に基づいて、校正データ入力フォーム110の空白記入
欄だけでなく記入済み欄へのカーソル移動と校正データ
の入力を受け付け、該当する内容を変更する。例えば、
計測器の指示値についての新たな入力だけでなく、既に
表示している計測器名や標準値などについての変更入力
も受け付ける。
0は、キーボード16による校正実施者81からの指示
に基づいて、校正データ入力フォーム110の空白記入
欄だけでなく記入済み欄へのカーソル移動と校正データ
の入力を受け付け、該当する内容を変更する。例えば、
計測器の指示値についての新たな入力だけでなく、既に
表示している計測器名や標準値などについての変更入力
も受け付ける。
【0044】このようにして、校正実施者81による入
力が終了した校正データ入力フォーム110は記入済校
正データ表130と呼ばれるものになる。図14は、計
測センターに設置された校正管理用コンピュータシステ
ム10の動作のうち、記入済校正データ表130から試
験成績書を生成する動作、特に、合否判定についての動
作を示すフローチャートである。
力が終了した校正データ入力フォーム110は記入済校
正データ表130と呼ばれるものになる。図14は、計
測センターに設置された校正管理用コンピュータシステ
ム10の動作のうち、記入済校正データ表130から試
験成績書を生成する動作、特に、合否判定についての動
作を示すフローチャートである。
【0045】校正実施者81から試験成績書を生成する
旨の指示を受けると、校正管理用コンピュータシステム
10は、記入済校正データ表130の記入内容をチェッ
クする(ステップS220)。その結果、例えば、標準
値と指示値のいずれかの欄だけが記入されている場合な
どのエラーを発見した場合には、その旨のメッセージを
表示し校正実施者81に再入力や修正を促して終了する
(ステップS221)。
旨の指示を受けると、校正管理用コンピュータシステム
10は、記入済校正データ表130の記入内容をチェッ
クする(ステップS220)。その結果、例えば、標準
値と指示値のいずれかの欄だけが記入されている場合な
どのエラーを発見した場合には、その旨のメッセージを
表示し校正実施者81に再入力や修正を促して終了する
(ステップS221)。
【0046】一方、入力エラーが発見されない場合に
は、校正管理用コンピュータシステム10は、記入済校
正データ表130に記入された全ての校正項目について
順次、合否判定を行う(ステップS222〜S23
1)。このとき、校正管理用コンピュータシステム10
は、上記ステップS202で読み出して記憶している校
正項目表60の判定値フィールド70及び判定種別フィ
ールド71の格納値(判定値及び判定種別)を用いる。
は、校正管理用コンピュータシステム10は、記入済校
正データ表130に記入された全ての校正項目について
順次、合否判定を行う(ステップS222〜S23
1)。このとき、校正管理用コンピュータシステム10
は、上記ステップS202で読み出して記憶している校
正項目表60の判定値フィールド70及び判定種別フィ
ールド71の格納値(判定値及び判定種別)を用いる。
【0047】具体的には、まず、上記判定種別の上位桁
から、その校正項目についての合否判定の必要性の有無
を判断する(ステップS223)。その結果、必要ない
(上位桁が「0」)場合には、次の校正項目について繰
り返す(ステップS231)。一方、合否判定をすべき
(上位桁が「1」)場合には、その校正項目を構成する
校正ポイントの全てについて、各指示値が許容範囲内か
否か順次に判断する(ステップS224〜S227)。
から、その校正項目についての合否判定の必要性の有無
を判断する(ステップS223)。その結果、必要ない
(上位桁が「0」)場合には、次の校正項目について繰
り返す(ステップS231)。一方、合否判定をすべき
(上位桁が「1」)場合には、その校正項目を構成する
校正ポイントの全てについて、各指示値が許容範囲内か
否か順次に判断する(ステップS224〜S227)。
【0048】そのために、まず、校正管理用コンピュー
タシステム10は、上記判定種別の中位桁から、その校
正項目の許容範囲の中心値として採用すべき値を特定し
(中位桁が「0」の場合は記入済校正データ表130に
埋められた標準値、「1」の場合はゼロ)、さらに、判
定種別の下位桁から、上記判定値が相対値を示すか絶対
値を示すかを特定した後、(中心値−判定値)〜(中心
値+判定値)を容範囲として特定する(ステップS22
5)。そして、記入済校正データ表130に記入された
指示値がその許容範囲内の値が否か比較し、その比較結
果を記憶しておく(ステップS226)。
タシステム10は、上記判定種別の中位桁から、その校
正項目の許容範囲の中心値として採用すべき値を特定し
(中位桁が「0」の場合は記入済校正データ表130に
埋められた標準値、「1」の場合はゼロ)、さらに、判
定種別の下位桁から、上記判定値が相対値を示すか絶対
値を示すかを特定した後、(中心値−判定値)〜(中心
値+判定値)を容範囲として特定する(ステップS22
5)。そして、記入済校正データ表130に記入された
指示値がその許容範囲内の値が否か比較し、その比較結
果を記憶しておく(ステップS226)。
【0049】上記比較の結果、校正管理用コンピュータ
システム10は、一つの校正項目を構成する全ての校正
ポイントについての指示値が許容範囲内である場合には
(ステップS228)、その校正項目を合格と判定し
(ステップS229)、そうでない場合には、不合格と
判定し(ステップS230)、その結果を記憶してお
く。
システム10は、一つの校正項目を構成する全ての校正
ポイントについての指示値が許容範囲内である場合には
(ステップS228)、その校正項目を合格と判定し
(ステップS229)、そうでない場合には、不合格と
判定し(ステップS230)、その結果を記憶してお
く。
【0050】このようにして、記入済校正データ表13
0に記入された全ての校正項目についての合否を判定し
終えると(ステップS222〜S231)、図10に示
された試験成績書140の総合判定欄を含む総括部14
4のデータを生成する(ステップS232)。ここで、
総合判定欄は、上記ステップS222〜231において
合否判定を行った全ての校正項目が合格であった場合に
のみ合格し、そうでない場合は不合格とする。
0に記入された全ての校正項目についての合否を判定し
終えると(ステップS222〜S231)、図10に示
された試験成績書140の総合判定欄を含む総括部14
4のデータを生成する(ステップS232)。ここで、
総合判定欄は、上記ステップS222〜231において
合否判定を行った全ての校正項目が合格であった場合に
のみ合格し、そうでない場合は不合格とする。
【0051】以上のようにして、校正項目単位の合否と
校正単位の合否が決定されると、校正管理用コンピュー
タシステム10は、それら判定結果と記入済校正データ
表130に入力された校正データとを結合させることで
図10に示されるような試験成績書140を完成し、プ
リンタ14に出力すると共に、それら全てのデータを図
6に示される試験成績書データベース90に格納してお
く。なお、印刷された試験成績書140は、計測器と共
に依頼元の事業部に返却される。
校正単位の合否が決定されると、校正管理用コンピュー
タシステム10は、それら判定結果と記入済校正データ
表130に入力された校正データとを結合させることで
図10に示されるような試験成績書140を完成し、プ
リンタ14に出力すると共に、それら全てのデータを図
6に示される試験成績書データベース90に格納してお
く。なお、印刷された試験成績書140は、計測器と共
に依頼元の事業部に返却される。
【0052】図15は、計測センターに設置された校正
管理用コンピュータシステム10の動作のうち、校正予
定照合レポート160を生成する動作を示すフローチャ
ートである。まず、校正管理用コンピュータシステム1
0は、校正実施者81から、出力すべき校正予定照合レ
ポート160の対象となる校正予定を絞るための検索条
件、例えば、「B事業部からの校正依頼であって校正予
定日が1998年4月1日から6ヶ月の間に該当するも
の」という条件を取得する(ステップS240)。
管理用コンピュータシステム10の動作のうち、校正予
定照合レポート160を生成する動作を示すフローチャ
ートである。まず、校正管理用コンピュータシステム1
0は、校正実施者81から、出力すべき校正予定照合レ
ポート160の対象となる校正予定を絞るための検索条
件、例えば、「B事業部からの校正依頼であって校正予
定日が1998年4月1日から6ヶ月の間に該当するも
の」という条件を取得する(ステップS240)。
【0053】そして、校正管理用コンピュータシステム
10は、取得した検索条件を満たすレコードを校正予定
表記憶部12に格納された校正予定表150から検索す
る(ステップS241)。上記の例であれば、校正予定
表150から、管理番号フィールド151に格納された
管理番号の先頭文字が「B」であるレコードを全て抽出
し、さらに、それらレコードから、校正予定日フィール
ド156に格納された校正予定日が上記期間に属するレ
コードを抽出し、そのレコード全てを読み出す。
10は、取得した検索条件を満たすレコードを校正予定
表記憶部12に格納された校正予定表150から検索す
る(ステップS241)。上記の例であれば、校正予定
表150から、管理番号フィールド151に格納された
管理番号の先頭文字が「B」であるレコードを全て抽出
し、さらに、それらレコードから、校正予定日フィール
ド156に格納された校正予定日が上記期間に属するレ
コードを抽出し、そのレコード全てを読み出す。
【0054】続いて、校正管理用コンピュータシステム
10は、抽出した全てのレコードについて、順次に、予
定されていた校正が実施されたか否かを示すレポート
を、図11に示されるような校正予定照合レポート16
0としてプリンタ14に出力していく(ステップS24
2〜247)。具体的には、上記ステップS242で抽
出したレコードに格納された管理番号と同一の管理番号
の計測器についての試験成績書データ全てを試験成績書
記憶部13に記憶された試験成績書データベース90か
ら検索する(ステップS243)。これは、試験成績書
データベース90の各試験成績書データのボデー部の第
1レコード91に格納された管理番号を参照することに
よって行う。
10は、抽出した全てのレコードについて、順次に、予
定されていた校正が実施されたか否かを示すレポート
を、図11に示されるような校正予定照合レポート16
0としてプリンタ14に出力していく(ステップS24
2〜247)。具体的には、上記ステップS242で抽
出したレコードに格納された管理番号と同一の管理番号
の計測器についての試験成績書データ全てを試験成績書
記憶部13に記憶された試験成績書データベース90か
ら検索する(ステップS243)。これは、試験成績書
データベース90の各試験成績書データのボデー部の第
1レコード91に格納された管理番号を参照することに
よって行う。
【0055】その結果、該当する試験成績書データが発
見された場合には、それら試験成績書データの試験日の
中で校正予定表150に格納された校正予定日に最も近
いものを特定し、図11の第1行目162に示されるよ
うに、校正予定表150のデータと共に校正実施日16
1の欄にその試験日を出力する(ステップS245)。
見された場合には、それら試験成績書データの試験日の
中で校正予定表150に格納された校正予定日に最も近
いものを特定し、図11の第1行目162に示されるよ
うに、校正予定表150のデータと共に校正実施日16
1の欄にその試験日を出力する(ステップS245)。
【0056】一方、該当する試験成績書データが発見さ
れない場合には、図11の第2行目163に示されるよ
うに、校正実施日161の欄には「未実施」との文字を
印刷する(ステップS246)。このようにして、校正
管理用コンピュータシステム10は、校正実施者81が
希望する検索条件に合致する校正予定それぞれについ
て、試験成績書データベース90の記録と照合した結果
を校正予定照合レポート160として作成し出力する。
れない場合には、図11の第2行目163に示されるよ
うに、校正実施日161の欄には「未実施」との文字を
印刷する(ステップS246)。このようにして、校正
管理用コンピュータシステム10は、校正実施者81が
希望する検索条件に合致する校正予定それぞれについ
て、試験成績書データベース90の記録と照合した結果
を校正予定照合レポート160として作成し出力する。
【0057】以上のように、本計測器管理支援システム
100によって、校正実施者81は、校正しようとする
計測器の管理番号を入力するだけで、ユーザー80が希
望する校正ポイントとその校正ポイントに対応する記入
欄を含む校正データ入力フォーム110を即座に得るこ
とができる。従って、校正作業を進めながら、その記入
欄を埋めていくことで、ユーザー80の要求に沿った校
正が確実に実施される。
100によって、校正実施者81は、校正しようとする
計測器の管理番号を入力するだけで、ユーザー80が希
望する校正ポイントとその校正ポイントに対応する記入
欄を含む校正データ入力フォーム110を即座に得るこ
とができる。従って、校正作業を進めながら、その記入
欄を埋めていくことで、ユーザー80の要求に沿った校
正が確実に実施される。
【0058】また、CRT15には、校正データ入力フ
ォーム110と共に、その計測器についての前回分校正
データ表120も表示されるので、校正実施者81は、
計測器の故障や誤った校正手順などによって異常な指示
値が得られた場合や、記入欄に誤った値を入力した場合
には、そのことに容易に気付くことができる。さらに、
試験成績書140の合否判定は、ユーザー80が作成し
た校正項目表60の判定値及び判定種別に基づいて、き
め細かく、かつ、正確に行われるので、試験成績書の質
の向上が図られる。また、校正実施者81は、所望の時
期に所望の条件で校正予定照合レポート160を得るこ
とができるので、校正スケジュールの進捗管理や依頼も
れ等の発見を容易かつ確実に行うことができる。
ォーム110と共に、その計測器についての前回分校正
データ表120も表示されるので、校正実施者81は、
計測器の故障や誤った校正手順などによって異常な指示
値が得られた場合や、記入欄に誤った値を入力した場合
には、そのことに容易に気付くことができる。さらに、
試験成績書140の合否判定は、ユーザー80が作成し
た校正項目表60の判定値及び判定種別に基づいて、き
め細かく、かつ、正確に行われるので、試験成績書の質
の向上が図られる。また、校正実施者81は、所望の時
期に所望の条件で校正予定照合レポート160を得るこ
とができるので、校正スケジュールの進捗管理や依頼も
れ等の発見を容易かつ確実に行うことができる。
【0059】なお、上記実施形態では、計測センターで
生成された校正結果は、プリンタ14で印刷された試験
成績書140として依頼元の事業部に返却されたが、本
発明はこれに限られず、通信回線40を介して試験成績
書データとして事業部に転送されたり、事業部の計測器
管理用コンピュータシステム20、30からオンライン
で計測センターの試験成績書データベース90を参照す
る方式であってもよい。これによって、依頼元におい
て、校正項目表60に記載した要求項目と試験成績書デ
ータに記載された実績とを比較確認したりすることが容
易になる。
生成された校正結果は、プリンタ14で印刷された試験
成績書140として依頼元の事業部に返却されたが、本
発明はこれに限られず、通信回線40を介して試験成績
書データとして事業部に転送されたり、事業部の計測器
管理用コンピュータシステム20、30からオンライン
で計測センターの試験成績書データベース90を参照す
る方式であってもよい。これによって、依頼元におい
て、校正項目表60に記載した要求項目と試験成績書デ
ータに記載された実績とを比較確認したりすることが容
易になる。
【0060】また、上記実施形態における本計測器管理
支援システム100は、各事業部に設置されるコンピュ
ータシステムと計測センターに設置されるコンピュータ
システムがそれぞれの役割を分担する分散処理型の形態
であったが、1台のホストコンピュータと複数の端末か
らなる中央集中型の形態であってもよい。
支援システム100は、各事業部に設置されるコンピュ
ータシステムと計測センターに設置されるコンピュータ
システムがそれぞれの役割を分担する分散処理型の形態
であったが、1台のホストコンピュータと複数の端末か
らなる中央集中型の形態であってもよい。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る計測器管理支援システムは、計測器ユーザーから
の依頼に基づいて校正実施者が行う計測器の性能確認試
験である校正、その結果を示す成績書の発行及び計測器
の管理を支援する情報処理システムであって、校正の対
象となる全ての計測器について各計測器を識別するため
の識別情報とその計測器の管理に関する情報とを含む計
測器管理情報を予め記憶する計測器管理情報記憶手段
と、前記ユーザーから前記計測器のいずれかについて希
望する校正項目を特定するための校正ポイントを取得し
前記識別情報と関連付けて記憶する校正項目記憶手段
と、前記校正実施者から校正にかかる計測器の識別情報
を取得しその識別情報によって特定される計測器の校正
ポイントを前記校正項目記憶手段から読み出し、読み出
した校正ポイントとその校正ポイントに対して得られる
計測器の指示値を記入するための指示値記入欄とを含む
入力フォームを画面に表示する入力フォーム表示手段
と、前記校正実施者から計測器の指示値を取得し、その
指示値で前記指示値記入欄を埋めていく指示値取得手段
と、前記指示値記入欄に埋められた指示値と前記計測器
管理情報記憶手段から読み出した当該計測器についての
計測器管理情報とを予め定められたフォーマットで並べ
ることにより前記成績書を生成する成績書生成手段とを
備えることを特徴とする。
に係る計測器管理支援システムは、計測器ユーザーから
の依頼に基づいて校正実施者が行う計測器の性能確認試
験である校正、その結果を示す成績書の発行及び計測器
の管理を支援する情報処理システムであって、校正の対
象となる全ての計測器について各計測器を識別するため
の識別情報とその計測器の管理に関する情報とを含む計
測器管理情報を予め記憶する計測器管理情報記憶手段
と、前記ユーザーから前記計測器のいずれかについて希
望する校正項目を特定するための校正ポイントを取得し
前記識別情報と関連付けて記憶する校正項目記憶手段
と、前記校正実施者から校正にかかる計測器の識別情報
を取得しその識別情報によって特定される計測器の校正
ポイントを前記校正項目記憶手段から読み出し、読み出
した校正ポイントとその校正ポイントに対して得られる
計測器の指示値を記入するための指示値記入欄とを含む
入力フォームを画面に表示する入力フォーム表示手段
と、前記校正実施者から計測器の指示値を取得し、その
指示値で前記指示値記入欄を埋めていく指示値取得手段
と、前記指示値記入欄に埋められた指示値と前記計測器
管理情報記憶手段から読み出した当該計測器についての
計測器管理情報とを予め定められたフォーマットで並べ
ることにより前記成績書を生成する成績書生成手段とを
備えることを特徴とする。
【0062】これによって、校正実施者は、依頼を受け
た計測器の識別情報を指定するだけで、ユーザーが要求
する校正仕様に基づく入力フォームが画面に表示される
ので、表示された入力フォームの校正ポイントに従って
校正を行い、入力フォームの指示値記入欄を埋めていく
ことでユーザーの要求に沿った校正を確実かつ迅速に実
施することができる。
た計測器の識別情報を指定するだけで、ユーザーが要求
する校正仕様に基づく入力フォームが画面に表示される
ので、表示された入力フォームの校正ポイントに従って
校正を行い、入力フォームの指示値記入欄を埋めていく
ことでユーザーの要求に沿った校正を確実かつ迅速に実
施することができる。
【0063】ここで、前記計測器管理支援システムはさ
らに、前記成績書生成手段によって生成された成績書を
当該計測器の識別情報と関連付けて記憶する成績書記憶
手段を備え、前記入力フォーム表示手段はさらに、取得
した前記識別情報に基づいて当該計測器についての過去
の成績書を前記成績書記憶手段から読み出し、前記入力
フォームと共に画面に表示してもよい。
らに、前記成績書生成手段によって生成された成績書を
当該計測器の識別情報と関連付けて記憶する成績書記憶
手段を備え、前記入力フォーム表示手段はさらに、取得
した前記識別情報に基づいて当該計測器についての過去
の成績書を前記成績書記憶手段から読み出し、前記入力
フォームと共に画面に表示してもよい。
【0064】これによって、校正実施者は、校正にかか
る計測器の過去における成績書を参照しながら校正作業
を進めていくことができるので、誤った校正手順やタイ
プミスなどに起因する異常な指示値の入力を回避するこ
とができ、適正な校正作業と試験成績書の作成が保証さ
れる。また、前記校正項目記憶手段は、前記ユーザーか
ら前記校正ポイントと共に前記校正項目ごとに合格とさ
れるべき指示値の許容範囲を示す判定基準を取得して記
憶し、前記成績書生成手段は、前記指示値記入欄に埋め
られた指示値と前記判定基準とを比較することで合否を
判定し、その結果を前記校正項目と関連付けて配置する
ことにより前記成績書を生成してもよい。
る計測器の過去における成績書を参照しながら校正作業
を進めていくことができるので、誤った校正手順やタイ
プミスなどに起因する異常な指示値の入力を回避するこ
とができ、適正な校正作業と試験成績書の作成が保証さ
れる。また、前記校正項目記憶手段は、前記ユーザーか
ら前記校正ポイントと共に前記校正項目ごとに合格とさ
れるべき指示値の許容範囲を示す判定基準を取得して記
憶し、前記成績書生成手段は、前記指示値記入欄に埋め
られた指示値と前記判定基準とを比較することで合否を
判定し、その結果を前記校正項目と関連付けて配置する
ことにより前記成績書を生成してもよい。
【0065】これによって、校正実施者が指示値を入力
するだけで、ユーザーの指定する判定基準に基づく合否
判定が行われ成績書に記入されるので、ユーザーの要求
を反映し、かつ、正確な質の高い成績書が得られる。ま
た、前記判定基準には、前記許容範囲の広さを特定する
判定値と前記許容範囲の中心値を特定する判定種別とが
含まれ、前記成績書生成手段は、前記指示値が前記判定
値と前記判定種別とによって定まる許容範囲内であるか
によって前記合否を判定してもよい。
するだけで、ユーザーの指定する判定基準に基づく合否
判定が行われ成績書に記入されるので、ユーザーの要求
を反映し、かつ、正確な質の高い成績書が得られる。ま
た、前記判定基準には、前記許容範囲の広さを特定する
判定値と前記許容範囲の中心値を特定する判定種別とが
含まれ、前記成績書生成手段は、前記指示値が前記判定
値と前記判定種別とによって定まる許容範囲内であるか
によって前記合否を判定してもよい。
【0066】これによって、例えば、絶対値による誤差
だけでなく相対値による誤差を用いた許容範囲の指定
や、器差による許容範囲の指定が可能となり、多様な種
類の計測器に対応した合否判定及び成績書の作成が行わ
れる。また、前記計測器管理支援システムはさらに、前
記ユーザーが予定している校正依頼にかかる計測器の識
別情報を含む校正予定情報を記憶する校正予定情報記憶
手段と、前記校正予定情報記憶手段に記憶された識別情
報と一致する成績書が前記成績書記憶手段に記憶されて
いるか検索することにより、予定されている計測器の校
正が実施されたか否かについての報告を出力する校正予
定照合手段とを備えてもよい。
だけでなく相対値による誤差を用いた許容範囲の指定
や、器差による許容範囲の指定が可能となり、多様な種
類の計測器に対応した合否判定及び成績書の作成が行わ
れる。また、前記計測器管理支援システムはさらに、前
記ユーザーが予定している校正依頼にかかる計測器の識
別情報を含む校正予定情報を記憶する校正予定情報記憶
手段と、前記校正予定情報記憶手段に記憶された識別情
報と一致する成績書が前記成績書記憶手段に記憶されて
いるか検索することにより、予定されている計測器の校
正が実施されたか否かについての報告を出力する校正予
定照合手段とを備えてもよい。
【0067】これによって、校正作業だけでなく、校正
スケジュールも含めた校正に関する計測器の管理が可能
となる。以上のように、本発明は、ユーザーの要求に沿
った計測器の校正が確実に実施されるように支援すると
共に、その確認をも容易にし、特にISO9000シリ
ーズの要求事項に応える実用的な計測器管理支援システ
ムとして、その価値は極めて大きい。
スケジュールも含めた校正に関する計測器の管理が可能
となる。以上のように、本発明は、ユーザーの要求に沿
った計測器の校正が確実に実施されるように支援すると
共に、その確認をも容易にし、特にISO9000シリ
ーズの要求事項に応える実用的な計測器管理支援システ
ムとして、その価値は極めて大きい。
【図1】本実施形態に係る計測器管理支援システム10
0のハードウェア構成を示すブロック図である。
0のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】計測器管理用コンピュータシステム20、30
の計測器管理台帳記憶部22、32に記憶されている計
測器管理台帳50のデータ構造を示す図である。
の計測器管理台帳記憶部22、32に記憶されている計
測器管理台帳50のデータ構造を示す図である。
【図3】計測器管理用コンピュータシステム20、30
の校正項目表記憶部23、33に記憶されている校正項
目表60のデータ構造を示す図である。
の校正項目表記憶部23、33に記憶されている校正項
目表60のデータ構造を示す図である。
【図4】校正項目表60の判定種別の意味を説明する図
である。
である。
【図5】校正管理用コンピュータシステム10の校正予
定表記憶部12に記憶されている校正予定表150のデ
ータ構造を示す図である。
定表記憶部12に記憶されている校正予定表150のデ
ータ構造を示す図である。
【図6】校正管理用コンピュータシステム10の試験成
績書記憶部13に記憶されている試験成績書データベー
ス90のデータ構造を示す図である。
績書記憶部13に記憶されている試験成績書データベー
ス90のデータ構造を示す図である。
【図7】同システム100全体の機能を示すデータ流れ
図である。
図である。
【図8】校正データ入力フォーム110の例を示す図で
ある。
ある。
【図9】前回分校正データ表120の例を示す図であ
る。
る。
【図10】試験成績書140の例を示す図である。
【図11】校正予定照合レポート160の例を示す図で
ある。
ある。
【図12】計測器管理用コンピュータシステム20、3
0の動作を示すフローチャートである。
0の動作を示すフローチャートである。
【図13】校正管理用コンピュータシステム10が校正
実施者81による校正を支援する動作を示すフローチャ
ートである。
実施者81による校正を支援する動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】校正管理用コンピュータシステム10が記入
済校正データ表130の校正項目について合否判定する
動作を示すフローチャートである。
済校正データ表130の校正項目について合否判定する
動作を示すフローチャートである。
【図15】校正管理用コンピュータシステム10が校正
予定照合レポート160を生成する動作を示すフローチ
ャートである。
予定照合レポート160を生成する動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】計測器の校正についての従来の業務形態を説
明するための図である。
明するための図である。
10 校正管理用コンピュータシステム 11 コンピュータ本体 12 校正予定表記憶部 13 試験成績書記憶部 14 プリンタ 15 CRT 16 キーボード 20、30 計測器管理用コンピュータシステム 21、31 コンピュータ本体 22、32 計測器管理台帳記憶部 23、33 校正項目表記憶部 24、34 プリンタ 25、35 CRT 40 通信回線 50 計測器管理台帳 60 校正項目表 90 試験成績書データベース 100 計測器管理支援システム 110 校正データ入力フォーム 120 前回分校正データ表 130 記入済校正データ表 140 試験成績書 150 校正予定表 160 校正予定照合レポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 恭伸 栃木県鹿沼市千渡998番7号 ノン エン タープライズ ジャパン内
Claims (5)
- 【請求項1】 計測器ユーザーからの依頼に基づいて校
正実施者が行う計測器の性能確認試験である校正、その
結果を示す成績書の発行及び計測器の管理を支援する情
報処理システムであって、 校正の対象となる全ての計測器について、各計測器を識
別するための識別情報とその計測器の管理に関する情報
とを含む計測器管理情報を予め記憶する計測器管理情報
記憶手段と、 前記ユーザーから前記計測器のいずれかについて希望す
る校正項目を特定するための校正ポイントを取得し、前
記識別情報と関連付けて記憶する校正項目記憶手段と、 前記校正実施者から校正にかかる計測器の識別情報を取
得し、その識別情報によって特定される計測器の校正ポ
イントを前記校正項目記憶手段から読み出し、読み出し
た校正ポイントと、その校正ポイントに対して得られる
計測器の指示値を記入するための指示値記入欄とを含む
入力フォームを画面に表示する入力フォーム表示手段
と、 前記校正実施者から計測器の指示値を取得し、その指示
値で前記指示値記入欄を埋めていく指示値取得手段と、 前記指示値記入欄に埋められた指示値と前記計測器管理
情報記憶手段から読み出した当該計測器についての計測
器管理情報とを予め定められたフォーマットで並べるこ
とにより前記成績書を生成する成績書生成手段とを備え
ることを特徴とする計測器管理支援システム。 - 【請求項2】 前記計測器管理支援システムはさらに、
前記成績書生成手段によって生成された成績書を当該計
測器の識別情報と関連付けて記憶する成績書記憶手段を
備え、 前記入力フォーム表示手段はさらに、取得した前記識別
情報に基づいて当該計測器についての過去の成績書を前
記成績書記憶手段から読み出し、前記入力フォームと共
に画面に表示することを特徴とする請求項1記載の計測
器管理支援システム。 - 【請求項3】 前記校正項目記憶手段は、前記ユーザー
から前記校正ポイントと共に前記校正項目ごとに合格と
されるべき指示値の許容範囲を示す判定基準を取得して
記憶し、 前記成績書生成手段は、前記指示値記入欄に埋められた
指示値と前記判定基準とを比較することで合否を判定
し、その結果を前記校正項目と関連付けて配置すること
により前記成績書を生成することを特徴とする請求項2
記載の計測器管理支援システム。 - 【請求項4】 前記判定基準には、前記許容範囲の広さ
を特定する判定値と前記許容範囲の中心値を特定する判
定種別とが含まれ、 前記成績書生成手段は、前記指示値が前記判定値と前記
判定種別とによって定まる許容範囲内であるかによって
前記合否を判定することを特徴とする請求項3記載の計
測器管理支援システム。 - 【請求項5】 前記計測器管理支援システムはさらに、 前記ユーザーが予定している校正依頼にかかる計測器の
識別情報を含む校正予定情報を記憶する校正予定情報記
憶手段と、 前記校正予定情報記憶手段に記憶された識別情報と一致
する成績書が前記成績書記憶手段に記憶されているか検
索することにより、予定されている計測器の校正が実施
されたか否かについての報告を出力する校正予定照合手
段とを備えることを特徴とする請求項4記載の計測器管
理支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1003898A JPH11211515A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 計測器管理支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1003898A JPH11211515A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 計測器管理支援システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11211515A true JPH11211515A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11739236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1003898A Pending JPH11211515A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 計測器管理支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11211515A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1998
- 1998-01-22 JP JP1003898A patent/JPH11211515A/ja active Pending
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