JPH11211399A - ガス発生装置用電気式点火具 - Google Patents
ガス発生装置用電気式点火具Info
- Publication number
- JPH11211399A JPH11211399A JP10032122A JP3212298A JPH11211399A JP H11211399 A JPH11211399 A JP H11211399A JP 10032122 A JP10032122 A JP 10032122A JP 3212298 A JP3212298 A JP 3212298A JP H11211399 A JPH11211399 A JP H11211399A
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- JP
- Japan
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- heater
- gas generator
- electric igniter
- heating element
- photoresist
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は発熱体を幅が２０μｍ〜２５μｍで、
長さが０．９ｍｍ〜１．５ｍｍの直線状に形成すること
で、ブリッジワイヤー並みの特性を満足するガス発生装
置用電気式点火具を提供することを目的とする。 【構成】絶縁基板の表面に１対の電極体を所定間隔を置
いて配置すると共に、前記電極体間を２０ｍΩ／□〜４
０ｍΩ／□の面積抵抗値をもつ金属めっき発熱体で１体
的に接続し、電極表面をＥ型電極で被ったガス発生装置
用電気式点火具に於いて、前記発熱体が直線状で長さが
０．９ｍｍ〜１．５ｍｍ、幅が２０μｍ〜２５μｍであ
ることを特徴とするガス発生装置用電気式点火具。
長さが０．９ｍｍ〜１．５ｍｍの直線状に形成すること
で、ブリッジワイヤー並みの特性を満足するガス発生装
置用電気式点火具を提供することを目的とする。 【構成】絶縁基板の表面に１対の電極体を所定間隔を置
いて配置すると共に、前記電極体間を２０ｍΩ／□〜４
０ｍΩ／□の面積抵抗値をもつ金属めっき発熱体で１体
的に接続し、電極表面をＥ型電極で被ったガス発生装置
用電気式点火具に於いて、前記発熱体が直線状で長さが
０．９ｍｍ〜１．５ｍｍ、幅が２０μｍ〜２５μｍであ
ることを特徴とするガス発生装置用電気式点火具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に使用される
救命用エアバックのガス発生装置用電気式点火具に関す
るものである。
救命用エアバックのガス発生装置用電気式点火具に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のガス発生装置用電気式点火具を図
３に基づいて説明する。
３に基づいて説明する。
【０００３】セラミックから成る０．４ｍｍ前後の矩形
状の絶縁基板に１対の内部電極体４とはんだめっき電極
体８を所定間隔を置いて配置すると共に、この１対の電
極間に発熱体２を配設することによって構成される。
状の絶縁基板に１対の内部電極体４とはんだめっき電極
体８を所定間隔を置いて配置すると共に、この１対の電
極間に発熱体２を配設することによって構成される。
【０００４】このガス発生装置用電気式点火具の発熱体
２は５００ｍΩ／□〜７００ｍΩ／□の面積抵抗値で、
形状は長さが０．１８ｍｍ〜０．２４ｍｍ、幅０．１８
ｍｍ〜０．２６ｍｍの矩形状発熱体に、図３の如くレー
ザによるカット溝を施して所要の抵抗値を得ていた。
２は５００ｍΩ／□〜７００ｍΩ／□の面積抵抗値で、
形状は長さが０．１８ｍｍ〜０．２４ｍｍ、幅０．１８
ｍｍ〜０．２６ｍｍの矩形状発熱体に、図３の如くレー
ザによるカット溝を施して所要の抵抗値を得ていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】近年、火薬発火感度の
高感度性および静電試験に於ける耐発火性の要求が有る
が、レーザにて発熱体幅（カット溝間）及び抵抗値の両
方を満足すること、及び従来の電極間距離で静電気試験
に於ける、耐発火性を満足することが困難で有った。
高感度性および静電試験に於ける耐発火性の要求が有る
が、レーザにて発熱体幅（カット溝間）及び抵抗値の両
方を満足すること、及び従来の電極間距離で静電気試験
に於ける、耐発火性を満足することが困難で有った。
【０００６】またレーザによる加工は施さず、直線状発
熱体の幅を細くした場合にも、従来の発熱体の面積抵抗
値で同一抵抗値を得るためには、電極間距離を長くする
ことは見込めなかった。
熱体の幅を細くした場合にも、従来の発熱体の面積抵抗
値で同一抵抗値を得るためには、電極間距離を長くする
ことは見込めなかった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために研究した結果完成したもので、２０ｍΩ／□
〜４０ｍΩ／□の発熱体を幅２０μｍ〜２５μｍの直線
状に形成することで、同一チップ寸法で所要の抵抗値が
発熱体の長さを０．９ｍｍ〜１．５ｍｍとすることによ
り得ることを可能とした。
するために研究した結果完成したもので、２０ｍΩ／□
〜４０ｍΩ／□の発熱体を幅２０μｍ〜２５μｍの直線
状に形成することで、同一チップ寸法で所要の抵抗値が
発熱体の長さを０．９ｍｍ〜１．５ｍｍとすることによ
り得ることを可能とした。
【０００８】
【作用】本発明は、発熱体を幅が２０μｍ〜２５μｍで
長さが０．９ｍｍ〜１．５ｍｍの直線状に形成すること
で、ブリッジワイヤー並みの特性を満足するガス発生装
置用電気式点火具を提供するものである。
長さが０．９ｍｍ〜１．５ｍｍの直線状に形成すること
で、ブリッジワイヤー並みの特性を満足するガス発生装
置用電気式点火具を提供するものである。
【０００９】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面を用いて説明
する。
する。
【００１０】図１及び図２はその一実施例のガス発生装
置用電気式点火具を示す説明図である。
置用電気式点火具を示す説明図である。
【００１１】先ずアルミナ９５％以上を主成分とする絶
縁基板１上に、厚さが２０μｍのフォトレジストを絶縁
基体全面に塗布し、露光、現像により両電極間の抵抗値
が１．９〜２．１Ωと成るよう設計された発熱体及び１
次電極を形成したい箇所を窓開けした。
縁基板１上に、厚さが２０μｍのフォトレジストを絶縁
基体全面に塗布し、露光、現像により両電極間の抵抗値
が１．９〜２．１Ωと成るよう設計された発熱体及び１
次電極を形成したい箇所を窓開けした。
【００１２】次いで、フォトレジストの窓開け箇所にニ
ッケルリン無電解めっきにより厚さ２０μｍの発熱体２
及び１次電極３を形成し、その後不要となったフォトレ
ジストを剥離剤にて除去した。
ッケルリン無電解めっきにより厚さ２０μｍの発熱体２
及び１次電極３を形成し、その後不要となったフォトレ
ジストを剥離剤にて除去した。
【００１３】発熱体の熱安定化のために熱処理を施し、
次いで発熱体に保護膜５を施した後、発熱体が並列に成
るよう絶縁基板を短冊状にし、端部電極めっき下地膜６
を形成した。
次いで発熱体に保護膜５を施した後、発熱体が並列に成
るよう絶縁基板を短冊状にし、端部電極めっき下地膜６
を形成した。
【００１４】前記短冊状の絶縁基板を、寸法が２ｍｍ×
１．２５ｍｍ個片に分割し、ニッケルめっき電極７とは
んだめっき電極体８を施し完成させた。
１．２５ｍｍ個片に分割し、ニッケルめっき電極７とは
んだめっき電極体８を施し完成させた。
【００１５】本実施例にて構成されたガス発生装置用電
気式点火具は、点火薬の発火点が２８０℃付近のものに
対し、発火電流が２ｍｓｅｃ間のＤＣパルス通電で０．
８Ａにて１００％発火すること、及び１０ｓｅｃで０．
２Ａにて発火しないことを満足することが確認できた。
気式点火具は、点火薬の発火点が２８０℃付近のものに
対し、発火電流が２ｍｓｅｃ間のＤＣパルス通電で０．
８Ａにて１００％発火すること、及び１０ｓｅｃで０．
２Ａにて発火しないことを満足することが確認できた。
【００１６】又、図４に示す静電気試験状態にて２５Ｋ
Ｖの静電気を３０回繰り返して印加した結果、発火に至
らないことが確認でき耐発火性の向上が認められた。
Ｖの静電気を３０回繰り返して印加した結果、発火に至
らないことが確認でき耐発火性の向上が認められた。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明品は従来技
術の問題点を解決する効果が得られる。
術の問題点を解決する効果が得られる。
【００１８】ブリッジワイヤー並みの発火特性、及び静
電気試験に於ける耐発火性を満足するガス発生装置用電
気式点火具を、２０ｍΩ／□〜４０ｍΩ／□の発熱体を
幅２０μｍ〜２５μｍの直線状に、発熱体の長さを０．
９ｍｍ〜１．５ｍｍとすることにより得られる。
電気試験に於ける耐発火性を満足するガス発生装置用電
気式点火具を、２０ｍΩ／□〜４０ｍΩ／□の発熱体を
幅２０μｍ〜２５μｍの直線状に、発熱体の長さを０．
９ｍｍ〜１．５ｍｍとすることにより得られる。
【図１】は本発明の実施例のガス発生装置用電気式点火
具を示す上面図。
具を示す上面図。
【図２】は本発明の実施例１ガス発生装置用電気式点火
具を示すＡ−Ａ’断面図。
具を示すＡ−Ａ’断面図。
【図３】は従来のガス発生装置用電気式点火具を示す上
面図
面図
【図４】は本発明のガス発生装置用電気式点火具の静電
気試験状態を示す説明図。
気試験状態を示す説明図。
１ 絶縁基体 ２ 発熱体 ３ ニッケルリン無電解めっき電極 ４ 内部電極体 ５ 抵抗体保護膜 ６ 端部電極めっき下地膜 ７ ニッケルめっき電極 ８ はんだめっき電極体
Claims (1)
- 【請求項１】絶縁基板の表面に１対の電極体を所定間隔
置いて配置すると共に、前記電極体間を２０ｍΩ／□〜
４０ｍΩ／□の面積抵抗値をもつ発熱体で一体的に接続
し、電極表面をＥ型電極で被ったガス発生装置用電気式
点火具に於いて、前記発熱体が直線状で長さが０．９ｍ
ｍ〜１．５ｍｍ、幅が２０μｍ〜２５μｍであることを
特徴とするガス発生装置用電気式点火具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10032122A JPH11211399A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | ガス発生装置用電気式点火具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10032122A JPH11211399A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | ガス発生装置用電気式点火具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11211399A true JPH11211399A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=12350090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10032122A Pending JPH11211399A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | ガス発生装置用電気式点火具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11211399A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007024327A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Matsuo Electric Co Ltd | 電気式点火装置用イグナイター |
| WO2018077660A1 (en) | 2016-10-31 | 2018-05-03 | Merck Patent Gmbh | Formulation of an organic functional material |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP10032122A patent/JPH11211399A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007024327A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Matsuo Electric Co Ltd | 電気式点火装置用イグナイター |
| WO2018077660A1 (en) | 2016-10-31 | 2018-05-03 | Merck Patent Gmbh | Formulation of an organic functional material |
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