JPH11210979A - 管内継ぎ目へのモルタル充填具 - Google Patents
管内継ぎ目へのモルタル充填具Info
- Publication number
- JPH11210979A JPH11210979A JP3064898A JP3064898A JPH11210979A JP H11210979 A JPH11210979 A JP H11210979A JP 3064898 A JP3064898 A JP 3064898A JP 3064898 A JP3064898 A JP 3064898A JP H11210979 A JPH11210979 A JP H11210979A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mortar
- pipe
- opening surface
- impact
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pipe Accessories (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流動性の悪いモルタルでも管内の狭い継ぎ目
の内部まで確実に充填することのできる管内継ぎ目への
モルタル充填具を提供する。 【解決手段】 モルタルが入り得る筺体1の開口面2の
外周縁に管a,bの内面に倣う円弧面状のフランジ3を
形成し、該筺体内に該開口面に向けてスライド可能なる
押板4を設け、該押板を電動ハンマー10により背面よ
り衝撃を与えつつ押圧することにより該筺体内のモルタ
ルが衝撃を伴い該開口面に押し出されるようにした。
の内部まで確実に充填することのできる管内継ぎ目への
モルタル充填具を提供する。 【解決手段】 モルタルが入り得る筺体1の開口面2の
外周縁に管a,bの内面に倣う円弧面状のフランジ3を
形成し、該筺体内に該開口面に向けてスライド可能なる
押板4を設け、該押板を電動ハンマー10により背面よ
り衝撃を与えつつ押圧することにより該筺体内のモルタ
ルが衝撃を伴い該開口面に押し出されるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道管,ガス管等
の流体輸送用管の内面の継ぎ目にモルタルを充填するた
めの充填具に関するものである。
の流体輸送用管の内面の継ぎ目にモルタルを充填するた
めの充填具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に給水用の大口径のダクタイル鋳鉄
管a,bの接合部の構成を例示する。この両管a,bは
内面にモルタルcが防錆のために予めライニングされた
もので、一方の管aの一端に形成された受口部dに他方
の管bの一端を嵌合するとともに、該受口部内にパッキ
ンe,割輪f,押輪gを設け、該押輪gにボルトhを螺
合し、該ボルトhの頭部を該受口部内底に固設されたピ
ンiの先端に回転自在に軸支してなり、該ボルトhを回
転させて押輪gを矢印の方向に押圧することにより割輪
fがパッキンeを押圧しこの接合部の水密が保たれるよ
うにしている。
管a,bの接合部の構成を例示する。この両管a,bは
内面にモルタルcが防錆のために予めライニングされた
もので、一方の管aの一端に形成された受口部dに他方
の管bの一端を嵌合するとともに、該受口部内にパッキ
ンe,割輪f,押輪gを設け、該押輪gにボルトhを螺
合し、該ボルトhの頭部を該受口部内底に固設されたピ
ンiの先端に回転自在に軸支してなり、該ボルトhを回
転させて押輪gを矢印の方向に押圧することにより割輪
fがパッキンeを押圧しこの接合部の水密が保たれるよ
うにしている。
【0003】ところでこのような給水管では、従来から
このように水路内面にて凹欠状となる継ぎ目jで乱流が
発生し流路抵抗が増したり、あるいはボルトh等が水に
さらされて錆びたりすることがないように、管a,bの
内面より該継ぎ目j中にモルタルを充填し、水路内面を
平坦にするとともに、水が該継ぎ目j中に侵入すること
のないようにしている。
このように水路内面にて凹欠状となる継ぎ目jで乱流が
発生し流路抵抗が増したり、あるいはボルトh等が水に
さらされて錆びたりすることがないように、管a,bの
内面より該継ぎ目j中にモルタルを充填し、水路内面を
平坦にするとともに、水が該継ぎ目j中に侵入すること
のないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのた
めに必要なモルタルの充填作業は、従来では管内に入っ
た作業者がコテを使ってモルタルを塗り込むだけであっ
たために、モルタルが十分に継ぎ目内まで充填できてい
ないことが多い。即ち、セメントと砂との混合体である
モルタルは、樹脂性のコーティング剤等と異なり流動性
がよくないので、狭い継ぎ目の内部まで入り難く、この
ためにモルタル未充填の空洞ができることが多い状態で
あった。そうした場合、所期の防錆,耐久形,強度が得
られないので工事のやり直しを余儀なくされるおそれが
あった。
めに必要なモルタルの充填作業は、従来では管内に入っ
た作業者がコテを使ってモルタルを塗り込むだけであっ
たために、モルタルが十分に継ぎ目内まで充填できてい
ないことが多い。即ち、セメントと砂との混合体である
モルタルは、樹脂性のコーティング剤等と異なり流動性
がよくないので、狭い継ぎ目の内部まで入り難く、この
ためにモルタル未充填の空洞ができることが多い状態で
あった。そうした場合、所期の防錆,耐久形,強度が得
られないので工事のやり直しを余儀なくされるおそれが
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の管内継ぎ目への
モルタル充填具は、上記のような不具合を改善し、容易
で確実なモルタル充填作業ができるようにするものであ
る。その目的を達成するため本発明の管内継ぎ目へのモ
ルタル充填具は、モルタルが入り得る筺体の開口面の外
周縁に管の内面に倣う円弧面状のフランジを形成し、該
筺体内に該開口面に向けてスライド可能なる押板を設
け、該押板を電動ハンマーにより背面より衝撃を与えつ
つ押圧することにより該筺体内のモルタルが衝撃を伴い
該開口面に押し出されるようにしたことを特徴とする。
また本発明は上記管内継ぎ目へのモルタル充填具におい
て、フランジにガイド片を突設したことを特徴とする。
モルタル充填具は、上記のような不具合を改善し、容易
で確実なモルタル充填作業ができるようにするものであ
る。その目的を達成するため本発明の管内継ぎ目へのモ
ルタル充填具は、モルタルが入り得る筺体の開口面の外
周縁に管の内面に倣う円弧面状のフランジを形成し、該
筺体内に該開口面に向けてスライド可能なる押板を設
け、該押板を電動ハンマーにより背面より衝撃を与えつ
つ押圧することにより該筺体内のモルタルが衝撃を伴い
該開口面に押し出されるようにしたことを特徴とする。
また本発明は上記管内継ぎ目へのモルタル充填具におい
て、フランジにガイド片を突設したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従い説明する。図1にこのモルタル充填具の斜視図、図
2にその使用状態の縦断面図を示す。これらの図におい
て、1は開口面2の外周縁に管の内面に倣う円弧面状の
フランジ3が形成された長方形状の筺体で、該筺体内に
はその内径より少し小さめの押板4が設けられ、該押板
4の背面に一体に設けられた連結筒5を該筺体1の背面
に開設された透孔6より突出させている。なお7はフラ
ンジ3の一辺に突設されたガイド片である。また8は連
結筒5内底部に設けられたゴム製の緩衝材である。
従い説明する。図1にこのモルタル充填具の斜視図、図
2にその使用状態の縦断面図を示す。これらの図におい
て、1は開口面2の外周縁に管の内面に倣う円弧面状の
フランジ3が形成された長方形状の筺体で、該筺体内に
はその内径より少し小さめの押板4が設けられ、該押板
4の背面に一体に設けられた連結筒5を該筺体1の背面
に開設された透孔6より突出させている。なお7はフラ
ンジ3の一辺に突設されたガイド片である。また8は連
結筒5内底部に設けられたゴム製の緩衝材である。
【0007】10はこの充填具を使ってのモルタル充填
作業に使用する電動ハンマーで、その振動出力軸11を
連結筒5に挿入することにより緩衝材8を介して該押板
4に振動,衝撃を伝達し得る。
作業に使用する電動ハンマーで、その振動出力軸11を
連結筒5に挿入することにより緩衝材8を介して該押板
4に振動,衝撃を伝達し得る。
【0008】この充填具では、作業者が筺体1内にその
開口面よりモルタル12をスコップ等を使って充填した
後、該筺体のフランジ3を図3に示したように管a,b
の継ぎ目jに覆い被さるように当て、電動ハンマー10
のスイッチを入れる。そうすると、押板4は背面より衝
撃が与えられつつ押圧され該筺体内のモルタルは衝撃を
伴って開口面2より押し出され、継ぎ目jに充填され
る。このように、モルタルが筺体1の開口面2より衝撃
を伴って押し出されることにより、該モルタルは継ぎ目
j中のボルトhの裏等細部にわたって隙間なく充填でき
る。
開口面よりモルタル12をスコップ等を使って充填した
後、該筺体のフランジ3を図3に示したように管a,b
の継ぎ目jに覆い被さるように当て、電動ハンマー10
のスイッチを入れる。そうすると、押板4は背面より衝
撃が与えられつつ押圧され該筺体内のモルタルは衝撃を
伴って開口面2より押し出され、継ぎ目jに充填され
る。このように、モルタルが筺体1の開口面2より衝撃
を伴って押し出されることにより、該モルタルは継ぎ目
j中のボルトhの裏等細部にわたって隙間なく充填でき
る。
【0009】なおその際フランジ3はモルタルが脇には
み出すのを防ぎ確実に継ぎ目jに充填できるようにして
いる。そしてガイド片7を押輪gと管bの端面とのスリ
ット状の隙間に遊嵌させ、該筺体1を該管の内周に沿っ
て移動させることにより、該継ぎ目jの全周にわたりモ
ルタルを充填できる。ガイド片7はこの移動時のガイド
になるとともに、継ぎ目jに対する筺体1の当接位置を
安定ならしめるものである。こうして充填できたモルタ
ルの表面をなおコテでならして管路内面を平坦に仕上げ
ることにより作業を終える。
み出すのを防ぎ確実に継ぎ目jに充填できるようにして
いる。そしてガイド片7を押輪gと管bの端面とのスリ
ット状の隙間に遊嵌させ、該筺体1を該管の内周に沿っ
て移動させることにより、該継ぎ目jの全周にわたりモ
ルタルを充填できる。ガイド片7はこの移動時のガイド
になるとともに、継ぎ目jに対する筺体1の当接位置を
安定ならしめるものである。こうして充填できたモルタ
ルの表面をなおコテでならして管路内面を平坦に仕上げ
ることにより作業を終える。
【0010】
【発明の効果】このように本発明のモルタル充填具は、
モルタルが入り得る筺体の開口面の外周縁に管の内面に
倣う円弧面状のフランジを形成し、該筺体内に該開口面
に向けてスライド可能なる押板に設け、該押板を電動ハ
ンマーにより背面より衝撃を与えつつ押圧することによ
り該筺体内のモルタルが衝撃を伴い該開口面に押し出さ
れるようにしたので、流動性の悪いモルタルを管内の狭
い継ぎ目の内部まで確実に充填することができ、配管作
業を容易ならしめる有益な効果がある。
モルタルが入り得る筺体の開口面の外周縁に管の内面に
倣う円弧面状のフランジを形成し、該筺体内に該開口面
に向けてスライド可能なる押板に設け、該押板を電動ハ
ンマーにより背面より衝撃を与えつつ押圧することによ
り該筺体内のモルタルが衝撃を伴い該開口面に押し出さ
れるようにしたので、流動性の悪いモルタルを管内の狭
い継ぎ目の内部まで確実に充填することができ、配管作
業を容易ならしめる有益な効果がある。
【図1】本発明に係るモルタル充填具の実施の形態を示
した斜視図。
した斜視図。
【図2】本発明に係るモルタル充填具の使用状態を示し
た縦断面図。
た縦断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】管の接合部の構成を例示した縦断面図。
1 筺体 2 開口面 3 フランジ 4 押板 5 連結筒 7 ガイド片 10 電動ハンマー 11 振動出力軸 12 モルタル a,b 管 j 継ぎ目
Claims (2)
- 【請求項1】 モルタルが入り得る筺体の開口面の外周
縁に管の内面に倣う円弧面状のフランジを形成し、該筺
体内に該開口面に向けてスライド可能なる押板を設け、
該押板を電動ハンマーにより背面より衝撃を与えつつ押
圧することにより該筺体内のモルタルが衝撃を伴い該開
口面に押し出されるようにしたことを特徴とする管内継
ぎ目へのモルタル充填具。 - 【請求項2】 フランジにガイド片を突設した請求項1
に記載の管内継ぎ目へのモルタル充填具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3064898A JPH11210979A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 管内継ぎ目へのモルタル充填具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3064898A JPH11210979A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 管内継ぎ目へのモルタル充填具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11210979A true JPH11210979A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=12309637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3064898A Pending JPH11210979A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 管内継ぎ目へのモルタル充填具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11210979A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110629856A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-31 | 南方工程检测修复技术研究院 | 检查井渗漏修复支撑工具、反压注浆装置及修复方法 |
CN113798139A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-12-17 | 山西江淮重工有限责任公司 | 一种应用于狭小腔体内的自动涂胶机器人 |
-
1998
- 1998-01-27 JP JP3064898A patent/JPH11210979A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110629856A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-31 | 南方工程检测修复技术研究院 | 检查井渗漏修复支撑工具、反压注浆装置及修复方法 |
CN113798139A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-12-17 | 山西江淮重工有限责任公司 | 一种应用于狭小腔体内的自动涂胶机器人 |
CN113798139B (zh) * | 2021-09-13 | 2022-06-10 | 山西江淮重工有限责任公司 | 一种应用于狭小腔体内的自动涂胶机器人 |
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