JPH11210781A - 一方向クラッチ - Google Patents
一方向クラッチInfo
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- JPH11210781A JPH11210781A JP10011045A JP1104598A JPH11210781A JP H11210781 A JPH11210781 A JP H11210781A JP 10011045 A JP10011045 A JP 10011045A JP 1104598 A JP1104598 A JP 1104598A JP H11210781 A JPH11210781 A JP H11210781A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- way clutch
- coil spring
- roller
- axial direction
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/064—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
- F16D41/066—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical
- F16D41/067—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical and the members being distributed by a separate cage encircling the axis of rotation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D2041/0605—Spring details
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D2041/0608—Races with a regular polygon shape
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一方向クラッチにおいて、コスト低減を図りな
がらころのスキューを防止できるようにすること。 【解決手段】同心状に配設される内外２つの環体を同期
回転させるロック状態と、相対回転させるフリー状態と
に切り換える一方向クラッチＡであって、ころ１をロッ
ク側に弾発付勢するコイルバネ５を円形に巻回したもの
とし、このコイルバネ５の複数を、ころ１の軸方向数箇
所に当接させるようにしている。保持器２のポケット内
壁面には、複数のバネ受け突起８を軸方向に並べて設
け、各バネ受け突起８に複数のコイルバネ５を個別に外
嵌支持させている。
がらころのスキューを防止できるようにすること。 【解決手段】同心状に配設される内外２つの環体を同期
回転させるロック状態と、相対回転させるフリー状態と
に切り換える一方向クラッチＡであって、ころ１をロッ
ク側に弾発付勢するコイルバネ５を円形に巻回したもの
とし、このコイルバネ５の複数を、ころ１の軸方向数箇
所に当接させるようにしている。保持器２のポケット内
壁面には、複数のバネ受け突起８を軸方向に並べて設
け、各バネ受け突起８に複数のコイルバネ５を個別に外
嵌支持させている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方向クラッチに
関する。特に一方向クラッチのコイルバネを改良してい
る。
関する。特に一方向クラッチのコイルバネを改良してい
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の一方向クラッチの一例と
して、本願出願人は、図６ないし図８に示すような構造
を提案している。
して、本願出願人は、図６ないし図８に示すような構造
を提案している。
【０００３】この一方向クラッチＢは、複数のころ３１
と、円周数箇所にころ３１が１個ずつ収納される矩形孔
状のポケット３６を有する保持器３２と、保持器３２の
外周に配設される外輪３３と、保持器３２のポケット３
６に対応する位置にくさび状空間を形成するカム面３７
が設けられた内輪３４と、ころ３１をくさび状空間の狭
い側へ弾発付勢するコイルバネ３５とを備えている。な
お、前述のコイルバネ３５は、ポケット３６の内壁面に
設けたバネ受け突起３８に外嵌保持される構造となって
いる。
と、円周数箇所にころ３１が１個ずつ収納される矩形孔
状のポケット３６を有する保持器３２と、保持器３２の
外周に配設される外輪３３と、保持器３２のポケット３
６に対応する位置にくさび状空間を形成するカム面３７
が設けられた内輪３４と、ころ３１をくさび状空間の狭
い側へ弾発付勢するコイルバネ３５とを備えている。な
お、前述のコイルバネ３５は、ポケット３６の内壁面に
設けたバネ受け突起３８に外嵌保持される構造となって
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
一方向クラッチＢにおいて用いられる前記コイルバネ３
５は、ころ３１を軸方向に幅広く弾発付勢するように、
断面が略長方形に巻回されているものであり、ころ３１
が外輪３３および内輪３４の中心軸線に対して斜め姿勢
になる現象、いわゆるスキューを抑制する機能に優れた
ものであるが、特殊な加工を必要とするために高価なも
のになっていた。
一方向クラッチＢにおいて用いられる前記コイルバネ３
５は、ころ３１を軸方向に幅広く弾発付勢するように、
断面が略長方形に巻回されているものであり、ころ３１
が外輪３３および内輪３４の中心軸線に対して斜め姿勢
になる現象、いわゆるスキューを抑制する機能に優れた
ものであるが、特殊な加工を必要とするために高価なも
のになっていた。
【０００５】したがって、本発明は、一方向クラッチに
おいて、コスト低減を図りながらころのスキュー抑制機
能の高い構造とすることを目的とする。
おいて、コスト低減を図りながらころのスキュー抑制機
能の高い構造とすることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１の一方
向クラッチは、円周数箇所にころが周方向転動可能に収
納されるポケットを有する保持器と、ポケットそれぞれ
に圧縮状態で収納され、かつ伸張復元力によりころをロ
ック側へ弾発付勢するコイルバネとを備え、前記コイル
バネを円形に巻回されたものとし、このコイルバネの複
数をポケット内に軸方向に並べて収容し、これら複数の
コイルバネをころの軸方向数箇所に当接させている。
向クラッチは、円周数箇所にころが周方向転動可能に収
納されるポケットを有する保持器と、ポケットそれぞれ
に圧縮状態で収納され、かつ伸張復元力によりころをロ
ック側へ弾発付勢するコイルバネとを備え、前記コイル
バネを円形に巻回されたものとし、このコイルバネの複
数をポケット内に軸方向に並べて収容し、これら複数の
コイルバネをころの軸方向数箇所に当接させている。
【０００７】上記構成によると、複数のコイルバネでこ
ろ１つに対してその軸方向に幅広い領域を弾発付勢させ
るようにしているから、ころのスキューが効果的に抑制
される。また、コイルバネ自体は円形に巻回された極く
一般的なもので、安価に入手できるものであるから、コ
イルバネの使用数を増やしても、従来例の断面長方形に
角巻きした特殊なコイルバネの１個に比較してもコスト
が安くなる。
ろ１つに対してその軸方向に幅広い領域を弾発付勢させ
るようにしているから、ころのスキューが効果的に抑制
される。また、コイルバネ自体は円形に巻回された極く
一般的なもので、安価に入手できるものであるから、コ
イルバネの使用数を増やしても、従来例の断面長方形に
角巻きした特殊なコイルバネの１個に比較してもコスト
が安くなる。
【０００８】本発明の請求項２の一方向クラッチは、上
記請求項１において、前記保持器のポケット内壁面に、
前記コイルバネの内周を受けるバネ受け突起を軸方向に
並べて設け、各バネ受け突起に前記コイルバネを個別に
外嵌支持させてある。
記請求項１において、前記保持器のポケット内壁面に、
前記コイルバネの内周を受けるバネ受け突起を軸方向に
並べて設け、各バネ受け突起に前記コイルバネを個別に
外嵌支持させてある。
【０００９】上記構成によると、複数のコイルバネはポ
ケット内に設けられた複数のバネ受け突起によって各々
所定の位置および姿勢に保持され、ころを軸方向に幅広
く適切に弾発付勢する。
ケット内に設けられた複数のバネ受け突起によって各々
所定の位置および姿勢に保持され、ころを軸方向に幅広
く適切に弾発付勢する。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図１ないし図５に
示す実施形態に基づいて説明する。
示す実施形態に基づいて説明する。
【００１１】図１ないし図４は本発明の一実施形態にか
かり、図１は、一方向クラッチの縦断正面図、図２は、
保持器とこれに収容されたころの展開平面図、図３は、
一方向クラッチの正面図、図４は、保持器とこれに収容
されるころの分解斜視図である。
かり、図１は、一方向クラッチの縦断正面図、図２は、
保持器とこれに収容されたころの展開平面図、図３は、
一方向クラッチの正面図、図４は、保持器とこれに収容
されるころの分解斜視図である。
【００１２】この実施形態での一方向クラッチＡは、基
本構造を従来例で説明したものと同じにしており、複数
のころ１と、円周数箇所にころ１が１つずつ収納される
矩形孔状のポケット６を有する保持器２と、保持器２の
外周に配設される外輪３と、保持器２のポケット６に対
応する位置にくさび状空間を形成するカム面７が設けら
れた内輪４と、各ポケット６に各々圧縮状態で収納され
かつ伸張復元力でころ１をくさび状空間の狭い側（ロッ
ク側）へ弾発付勢するコイルバネ５とを備えた構造とな
っている。そして、前記カム面７は平坦なキー状の切り
欠きとされており、このカム面７と外輪３の内周面とで
前記くさび空間が形成される。
本構造を従来例で説明したものと同じにしており、複数
のころ１と、円周数箇所にころ１が１つずつ収納される
矩形孔状のポケット６を有する保持器２と、保持器２の
外周に配設される外輪３と、保持器２のポケット６に対
応する位置にくさび状空間を形成するカム面７が設けら
れた内輪４と、各ポケット６に各々圧縮状態で収納され
かつ伸張復元力でころ１をくさび状空間の狭い側（ロッ
ク側）へ弾発付勢するコイルバネ５とを備えた構造とな
っている。そして、前記カム面７は平坦なキー状の切り
欠きとされており、このカム面７と外輪３の内周面とで
前記くさび空間が形成される。
【００１３】ころ１は、保持器２のポケット６内におい
て周方向転動可能に周方向一方側に偏って収納されてい
る。また、前記コイルバネ５は、保持器２のポケット６
内において周方向他方側に偏って収納されており、その
伸縮方向がころ１の中心軸線に対して直交しかつ一端が
ころ１の周面に当接するように配置されている。前記コ
イルバネ５としては、バネ線材を円形に巻回した一般的
なものが用いられ、内輪４のカム面７に対して略平行に
配置されている。
て周方向転動可能に周方向一方側に偏って収納されてい
る。また、前記コイルバネ５は、保持器２のポケット６
内において周方向他方側に偏って収納されており、その
伸縮方向がころ１の中心軸線に対して直交しかつ一端が
ころ１の周面に当接するように配置されている。前記コ
イルバネ５としては、バネ線材を円形に巻回した一般的
なものが用いられ、内輪４のカム面７に対して略平行に
配置されている。
【００１４】保持器２のポケット６には、コイルバネ５
が２つずつ収納されている。つまり、保持器２のポケッ
ト６においてコイルバネ５が配置される側の内壁面に
は、ポケット６内へ突出する２つのバネ受け突起８が軸
方向に並んで一体形成され、各バネ受け突起８にコイル
バネ５が各々外嵌装着されている。この突起８の基部に
形成された周溝９にコイルバネ５の一端部が係止嵌合さ
れるとともに、突起８の外周でコイルバネ５の内周を受
けることにより、コイルバネ５を定位置に位置決め保持
するとともに、コイルバネ５の撓み変形を防止するよう
になっている。また、各突起８は先細りに形成されて、
コイルバネ５の装着が容易に行えるようになっている。
が２つずつ収納されている。つまり、保持器２のポケッ
ト６においてコイルバネ５が配置される側の内壁面に
は、ポケット６内へ突出する２つのバネ受け突起８が軸
方向に並んで一体形成され、各バネ受け突起８にコイル
バネ５が各々外嵌装着されている。この突起８の基部に
形成された周溝９にコイルバネ５の一端部が係止嵌合さ
れるとともに、突起８の外周でコイルバネ５の内周を受
けることにより、コイルバネ５を定位置に位置決め保持
するとともに、コイルバネ５の撓み変形を防止するよう
になっている。また、各突起８は先細りに形成されて、
コイルバネ５の装着が容易に行えるようになっている。
【００１５】保持器２は、内輪４に対して固定されてい
る。つまり、内輪４の周方向一端面の対角位置には、軸
端に向けて開放されるとともに径方向内外に開放するス
リット状の凹部１１が設けられ、また、保持器２の軸方
向一端の内周側には、前記凹部１１に軸方向から圧入嵌
合される一対の凸部１２が設けられており、これら凹部
１１と凸部１２との圧入嵌合によって保持器２の周方向
ならびに軸方向への動きが封じられている。
る。つまり、内輪４の周方向一端面の対角位置には、軸
端に向けて開放されるとともに径方向内外に開放するス
リット状の凹部１１が設けられ、また、保持器２の軸方
向一端の内周側には、前記凹部１１に軸方向から圧入嵌
合される一対の凸部１２が設けられており、これら凹部
１１と凸部１２との圧入嵌合によって保持器２の周方向
ならびに軸方向への動きが封じられている。
【００１６】次に、上記構成の一方向クラッチＡの動作
を説明する。外輪３の回転速度が内輪４よりも図中時計
方向へ相対的に速くなると、ころ１がくさび空間の狭い
側へ転動させられてロック状態となるので、外輪３と内
輪４とが一体化して同期回転し、動力伝達が行われる。
しかし、外輪３の回転速度が内輪４よりも相対的に遅く
なると、ころ１がくさび空間の広い側へ転動させられて
フリー状態となるので、外輪３と内輪４との間での動力
伝達が遮断される。
を説明する。外輪３の回転速度が内輪４よりも図中時計
方向へ相対的に速くなると、ころ１がくさび空間の狭い
側へ転動させられてロック状態となるので、外輪３と内
輪４とが一体化して同期回転し、動力伝達が行われる。
しかし、外輪３の回転速度が内輪４よりも相対的に遅く
なると、ころ１がくさび空間の広い側へ転動させられて
フリー状態となるので、外輪３と内輪４との間での動力
伝達が遮断される。
【００１７】そして、この実施形態の一方向クラッチＡ
では、コイルバネ５をころ１の軸方向２箇所に当接作用
させることにより、コイルバネ５の弾発付勢力をころ１
に対してその自転動作を補助する形態で、かつ、ころ１
のスキューを十分抑制する状態でバランスよく付与でき
るようにしている。また、このようなコイルバネ５を保
持器２のバネ受け突起８で外嵌支持させているので、コ
イルバネ５が不当に上下左右に撓むことがなく、また、
振動や衝撃を受けてもころ１に対する作用位置がずれ動
くことがなくなる。これにより、ころ１に対して常にコ
イルバネ５の弾発付勢力を適正に付与でき、ころ１によ
るロック動作およびフリー動作の安定化に貢献できるよ
うになる。
では、コイルバネ５をころ１の軸方向２箇所に当接作用
させることにより、コイルバネ５の弾発付勢力をころ１
に対してその自転動作を補助する形態で、かつ、ころ１
のスキューを十分抑制する状態でバランスよく付与でき
るようにしている。また、このようなコイルバネ５を保
持器２のバネ受け突起８で外嵌支持させているので、コ
イルバネ５が不当に上下左右に撓むことがなく、また、
振動や衝撃を受けてもころ１に対する作用位置がずれ動
くことがなくなる。これにより、ころ１に対して常にコ
イルバネ５の弾発付勢力を適正に付与でき、ころ１によ
るロック動作およびフリー動作の安定化に貢献できるよ
うになる。
【００１８】なお、本発明は上記実施形態にのみ限定さ
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【００１９】（１） 前記カム面７を平坦に形成してい
るが、湾曲面とすることもできる。
るが、湾曲面とすることもできる。
【００２０】（２） 前記カム面７を外輪３側に形成し
て実施することもできる。
て実施することもできる。
【００２１】（３） 本発明の一方向クラッチＡは、自
動車などのエンジンに装着される各種の補機のプーリに
内蔵することができ、その一例として、補機をオルタネ
ータとした場合の例が図５に示されている、この場合、
オルタネータのプーリ２０とロータ２１との間に上記実
施形態の一方向クラッチＡを介装するとともに、その軸
方向両側に転がり軸受２２を配設している。この場合、
プーリ２０とロータ２１との回転差に応じて、一方向ク
ラッチＡがフリー状態とロック状態に切り換わり、プー
リ２０からロータ２１への回転動力を伝達したり遮断し
たりするようになる。なお、オルタネータでは、プーリ
２０がエンジンのクランクシャフトによりベルト２３を
介して回転駆動されるため、一方向クラッチＡを介在し
ないでプーリ２０とロータ２１を一体化した場合には、
クランクシャフトの回転数低下に伴ってロータ２１も回
転数低下をもたらしてオルタネータの発電効率が低下す
ることになるが、一方向クラッチＡを介在することで、
クランクシャフトの回転数低下によってプーリ２０の回
転数が低下したとしても、ロータ２１自体が自らの慣性
力によって高回転数を維持させるように、一方向クラッ
チＡを機能させることができるので、発電効率の向上に
有効となる。
動車などのエンジンに装着される各種の補機のプーリに
内蔵することができ、その一例として、補機をオルタネ
ータとした場合の例が図５に示されている、この場合、
オルタネータのプーリ２０とロータ２１との間に上記実
施形態の一方向クラッチＡを介装するとともに、その軸
方向両側に転がり軸受２２を配設している。この場合、
プーリ２０とロータ２１との回転差に応じて、一方向ク
ラッチＡがフリー状態とロック状態に切り換わり、プー
リ２０からロータ２１への回転動力を伝達したり遮断し
たりするようになる。なお、オルタネータでは、プーリ
２０がエンジンのクランクシャフトによりベルト２３を
介して回転駆動されるため、一方向クラッチＡを介在し
ないでプーリ２０とロータ２１を一体化した場合には、
クランクシャフトの回転数低下に伴ってロータ２１も回
転数低下をもたらしてオルタネータの発電効率が低下す
ることになるが、一方向クラッチＡを介在することで、
クランクシャフトの回転数低下によってプーリ２０の回
転数が低下したとしても、ロータ２１自体が自らの慣性
力によって高回転数を維持させるように、一方向クラッ
チＡを機能させることができるので、発電効率の向上に
有効となる。
【００２２】（４） 前記保持器２の材質は特に限定は
ないが、合成樹脂で成形すると、容易かつ安価に製作で
きる。
ないが、合成樹脂で成形すると、容易かつ安価に製作で
きる。
【００２３】
【発明の効果】請求項１に係る発明によると、円形に巻
回した一般的なコイルバネを用い、ころ１つに対して複
数のコイルバネを使用するようにしたので、断面長方形
に巻回した特殊なコイルバネを用いる従来例に比較して
コストを安く抑えながら、複数のコイルバネでころの軸
方向に十分幅広い領域を弾発付勢して、ころのスキュー
を効果的に抑制できるようになった。
回した一般的なコイルバネを用い、ころ１つに対して複
数のコイルバネを使用するようにしたので、断面長方形
に巻回した特殊なコイルバネを用いる従来例に比較して
コストを安く抑えながら、複数のコイルバネでころの軸
方向に十分幅広い領域を弾発付勢して、ころのスキュー
を効果的に抑制できるようになった。
【００２４】請求項２に係る発明によると、各コイルバ
ネの位置および姿勢をバネ受け突起によって確保して、
各コイルバネの弾発付勢力をころに的確に作用させるこ
とができるので、ロック側への弾発付勢機能およびスキ
ュー抑制機能を確実良好に発揮させることができるな
ど、請求項１に係る発明の上記効果を一層顕著に発揮さ
せることができる。
ネの位置および姿勢をバネ受け突起によって確保して、
各コイルバネの弾発付勢力をころに的確に作用させるこ
とができるので、ロック側への弾発付勢機能およびスキ
ュー抑制機能を確実良好に発揮させることができるな
ど、請求項１に係る発明の上記効果を一層顕著に発揮さ
せることができる。
【図１】本発明の一実施形態の一方向クラッチの縦断正
面図
面図
【図２】同実施形態において保持器とこれに収容された
ころを示す展開平面図
ころを示す展開平面図
【図３】同実施形態の一方向クラッチの正面図
【図４】同実施形態において保持器とこれに収容される
ころを示す分解斜視図
ころを示す分解斜視図
【図５】本発明の一方向クラッチを組み込んだプーリユ
ニットの上半部を示す断面図
ニットの上半部を示す断面図
【図６】従来の一方向クラッチの縦断正面図
【図７】従来例における保持器とこれに収容されたころ
の展開平面図
の展開平面図
【図８】従来例における保持器とこれに収容されるころ
の分解斜視図
の分解斜視図
１ ころ ２ 保持器 ５ コイルバネ ６ ポケット ８ バネ受け突起
Claims (2)
- 【請求項１】 同心状に配設される内外２つの環体を同
期回転させるロック状態と、相対回転させるフリー状態
とに切り換える一方向クラッチであって、 円周数箇所にころが周方向転動可能に収納されるポケッ
トを有する保持器と、ポケットそれぞれに圧縮状態で収
納され、かつ伸張復元力によりころをロック側へ弾発付
勢するコイルバネとを備え、 前記コイルバネを円形に巻回されたものとし、このコイ
ルバネの複数をポケット内に軸方向に並べて収容し、こ
れら複数のコイルバネをころの軸方向数箇所に当接させ
ている、ことを特徴とする一方向クラッチ。 - 【請求項２】 請求項１に記載の一方向クラッチにおい
て、前記保持器のポケット内壁面に、前記コイルバネの
内周を受けるバネ受け突起を軸方向に並べて設け、各バ
ネ受け突起に前記コイルバネを個別に外嵌支持させてあ
る、ことを特徴とする一方向クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10011045A JPH11210781A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 一方向クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10011045A JPH11210781A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 一方向クラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210781A true JPH11210781A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11767080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10011045A Pending JPH11210781A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 一方向クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210781A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2361270A (en) * | 2000-04-12 | 2001-10-17 | Bando Chemical Ind | One way clutch with double spring biassed sprags |
| JP2002364682A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-18 | Koyo Seiko Co Ltd | 一方向クラッチ |
| JP2003028197A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Nsk Warner Kk | ワンウェイクラッチ装置 |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP10011045A patent/JPH11210781A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| FR2807806A1 (fr) * | 2000-04-12 | 2001-10-19 | Bando Chemical Ind | Embrayage unidirectionnel |
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