JPH11210263A - 納骨墓標 - Google Patents

納骨墓標

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JPH11210263A
JPH11210263A JP3211198A JP3211198A JPH11210263A JP H11210263 A JPH11210263 A JP H11210263A JP 3211198 A JP3211198 A JP 3211198A JP 3211198 A JP3211198 A JP 3211198A JP H11210263 A JPH11210263 A JP H11210263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 死者の遺骨とともに室内に置くことができ、
死者に対して対面した状態で、弔いたいそれぞれの死者
の命日に、その死者の戒名や俗名等の銘文を前にして、
その死者への弔いの念を念じることができる納骨墓標を
提供する。 【解決手段】 基石1の上面に竿石10が立てて置か
れ、竿石10の上面に笠石40が置かれた墓標であっ
て、竿石10が、基石1に立てて載置された円筒状の外
円筒20と、外円筒20の中空部に入れられ、基石1に
水平面内で回転自在に取り付けられ、内部に納骨穴34
が形成された内円柱30とからなり、外円筒20の前面
には窓21が形成され、内円柱30の側周面を、姿地蔵
31や死者の銘文32が表示される表示面としており、
内円柱30の上面に笠石40が取り付けられ、笠石40
を手で掴んで、内円柱30を水平面内で回転させると、
内円柱30の姿地蔵31や死者の銘文32が外円筒20
の窓21に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、納骨墓標に関す
る。
【0002】
【従来の技術】墓地の地中には、死者の遺骨を納骨した
骨つぼや骨箱が埋められ、死者が埋葬されている。従来
の墓標は、死者が埋葬された墓地に立てて置かれる。従
来の墓標は、基石の上に例えば直方体や円柱等の竿石が
立てて置かれ、この竿石の上面に笠石が置かれたもので
ある。竿石には、その墓標の下で永遠に眠る死者の戒名
(法名)や俗名、没年月日、生前の業績等の銘文が刻ま
れている。毎年、この死者の命日になると、この死者の
親類縁者達は墓標の前で手を合わせ、弔いの念を念じ死
者を弔う。従来の墓標には、その竿石に1名の死者の銘
文だけでなく、互いに血の濃い複数名の死者の銘文が刻
まれているものがある。この場合、墓標の前で手を合わ
せ、弔いの念を念じることによって、1名の死者だけで
なく複数名の死者を弔うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、墓地を使用
するためには、その墓地の永代使用権を得る必要がある
が、新たに郊外に霊園を設けているお寺を除いて、都市
部ではほとんど空いている墓地はない。仮に空いていて
も、狭い土地に多くの墓地を造るので窮屈である。他
方、墓標は死者の家として考えられており、墓標と死者
の遺骨は同じ場所になければならない。したがって、死
者の遺骨を、例えば、お寺の納骨堂等に正式に納骨した
上で、墓標を室内に持ち込んで常に傍らに置いておきた
いと願っても、墓標と死者の遺骨とが離れ離れになって
しまうので躊躇する人が多いという問題がある。また、
墓標の前で手を合わせて、弔いの念を念じ、死者を弔っ
ても、弔いの対象となる死者は墓標の下に埋葬されてい
る。つまり、手を合わせた前方には、死者の遺骨はな
く、竿石があるだけである。死者に少しでも近密な状態
で、その死者を弔いたいというのが人情であり、親類縁
者達の切実な願いでもある。さらに、竿石に複数名の死
者の銘文が刻まれた納骨墓標に対して、親類縁者が納骨
墓標の前で手を合わせて、死者を弔う場合には、死者の
一人一人に対して弔うというよりもむしろ、互いに血の
濃い複数名の死者達に対して弔いの念を念じている。逆
に云えば、死者の各個人の銘文を見ながら、その死者に
対して弔いの念を念じることができる墓標はないという
問題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、死者の遺骨と
ともに室内に置くことができ、死者に対して対面した状
態で、弔いたいそれぞれの死者の命日に、その死者の戒
名や俗名等の銘文を前にして、その死者への弔いの念を
念じることができる納骨墓標を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の納骨墓標は、
基石の上面に竿石が立てて置かれ、該竿石の上面に笠石
が置かれた納骨墓標であって、前記竿石の内部に納骨穴
が形成されたことを特徴とする。請求項2の納骨墓標
は、前記竿石が、前記基石に立てて載置された円筒状の
外円筒と、該外円筒の中空部に入れられ、前記基石に水
平面内で回転自在に取り付けられた内円柱とからなり、
前記外円筒の前面には窓が形成され、前記内円柱の側周
面を、死者の銘文が表示される表示面としたことを特徴
とする。請求項3の納骨墓標は、前記内円柱の上面に笠
石が取り付けられ、該笠石を手で掴んで、前記内円柱を
水平面内で回転させるようにしたことを特徴とする。請
求項4の納骨墓標は、前記内円柱の側周面に、その円周
方向に間隔をもって、1名以上の死者の銘文が表示さ
れ、前記笠石に、その円周方向に間隔をもって、命日を
示す日付が刻まれていることを特徴とする。請求項5の
納骨墓標は、前記内円柱の側周面に、姿地蔵が彫り込ま
れたことを特徴とする。請求項6の納骨墓標は、前記基
石の上面に、アンカーがその下端を取り付けられ、該ア
ンカーの上端には、前記納骨穴に挿入された納骨槽が固
着され、前記内円柱を水平面内で回転させても、前記納
骨槽は回転しないことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の納骨墓標の正面
図、図2は図1のII−II線縦断面図である。図1〜2に
示すように、本実施形態の納骨墓標は、従来の墓標と同
じく、基石1に竿石10が立てて置かれており、この竿
石10の上面に笠石40が置かれたものである。この竿
石10は、外円筒20と内円柱30とから構成されてい
るが詳細は後述する。なお、基石1、竿石10の外円筒
20、竿石10の内円柱30および笠石40はそれぞ
れ、その素材が御影石等の花崗岩であるが、花崗岩であ
る必要はなく石であればよく、特に石の化学組成にまで
制限はなく、種々の化学組成の石を採択しうる。
【0007】まず、基石1を説明する。図3は基石1の
単体図であって、(A)は平面図、(B)は正面図であ
る。同図に示すように、基石1は、円柱の石材を、サン
ドブラスター等で仏教等の宗教的な輪郭に形成したもの
である。符号mは飾り模様を示している。符号eは、欠
削された飾り部分を示している。なお、基石1は円柱の
石材に飾り彫りを施したものであるが、円柱でなくとも
よく、特にその形状に限定されない。さらになお、飾り
模様mや飾り部分eは単に慣習として彫り込んでいるだ
けにすぎず、なくてもよい。
【0008】基石1には、断面視L字状の水抜き孔hが
形成されている。つまり、この水抜き孔hは、基石1の
上面から底面まで上下方向に縦孔を貫通させ、基石1の
前面底部から前記縦孔の下端まで横方向に横孔を形成さ
せたものである。このため、雨水等は、この水抜き孔h
を通って、基石1の前面から排出されるので、竿石10
の上面に水が溜まることはない。なお、本実施形態の納
骨墓標を室内で使用する場合には、この水抜き孔hはな
くてもよい。
【0009】基石1の上面には、後述する外円筒20を
嵌合するための環状のほぞ孔7が形成されている。
【0010】そして、基石1の中央上面には、平面視円
板状の回転台2Aが置かれており、この回転台2Aはビ
ス4Aによって基石1に取り付けられている。この回転
台2Aの上面には多数のベアリング座3Aが環状に配置
され、各ベアリング座3Aは凹状に形成されている。各
ベアリング座3Aは、ベアリングBを入れるためのもの
である。回転台2Aの中央上面には、ステンレス製や防
錆性の強化プラスチック製アンカー5が立設されてい
る。このアンカー5の詳細は後述する。
【0011】つぎに、竿石10の外円筒20を説明す
る。図4は外円筒20の単体図であって、(A)は平面
図、(B)は正面図である。図4(A)、(B)に示す
ように、竿石10の外円筒20は、その形状が円筒であ
り、この外円筒20の側周面における前面には、縦長の
窓21が形成されている。この外円筒20は、その底部
を前記基石1のほぞ孔7に嵌合され、基石1に立てて載
置されている。
【0012】つぎに、竿石10の内円柱30を説明す
る。図5は内円柱30の単体図であって、(A)は正面
図、(B)は背面図である。図6は内円柱30の平面図
である。図5〜6に示すように、この内円柱30の側周
面には、その円周方向に間隔をもって、戒名(法名)や
俗名、没年月日、生前の業績等の複数の死者の銘文32
が、サンドブラスター、電力もしくはエアー圧による振
動工具等で凹状に刻まれている。また、内円柱30の側
周面には、銘文32以外にも姿地蔵31が刻まれてい
る。この姿地蔵31は、死者の宗派の御本尊様を彫り込
んでおくとよい。この姿地蔵31は、納骨穴34に納骨
された死者の遺骨を守護するものとして考えられてい
る。なお、本実施形態の納骨墓標において、その内円柱
30の側周面には必ずしも姿地蔵31や銘文32が刻ま
れている必要はなく、内円柱30の側周面に姿地蔵31
や銘文32が刻まれていなくとも、刻む予定であればよ
い。例えば、生きている人が、将来死んだときのため
に、自分の銘文32を内円柱30の側周面に刻むつもり
であってもよい。さらになお、姿地蔵31や銘文32に
非水溶性の墨や朱などを塗布しておくと、見栄えがよく
好適である。
【0013】内円柱30の内部には、その上面から、例
えば、ダイヤモンドブレード等によって、納骨穴34が
形成されている。また、内円柱30の底面には、その内
部に向けて連通孔33が形成されており、この連通孔3
3は納骨穴34に連通している。この納骨穴34の内側
には、1名もしくは複数名の死者の遺骨を納骨するため
の納骨槽37が挿入されている。この納骨槽37は、内
皿37a と外皿37b とから構成されており、この内皿37a
および外皿37b はいずれも、円筒の一方の開口に円形底
板が取り付けられた形状である。内皿37a は外皿37b に
嵌合されており、この内皿37a は外皿37b に固着されて
いてもよいし、着脱自在であってもよい。この納骨槽3
7の外皿37a の底部には、前記アンカー5の上端部がピ
ン等で固着されている。納骨槽37の上部には蓋38が
着脱自在に取り付けられており、この蓋38の上部に
は、掴みやすいように取手が取り付けられている。な
お、前記納骨槽37の内皿37a に、外皿37b を固着せず
に着脱自在に構成させた場合、蓋38の取手を掴んで引
き上げれば、この蓋38とともに内皿37a を引き上げる
ことができる。このため、納骨槽37の内皿37a に死者
の遺骨を納骨したり取り出しすることが安易にできるの
で好適である。
【0014】そして、内円柱30の上面における納骨穴
34の外側には、左右にほぞ穴35、36が形成されて
いる。このほぞ穴35、36は、笠石40を嵌合させる
ためのものである。なお、このほぞ穴35、36の大き
さもしくは形状を互いに異なるものにしておくと、前後
を間違えずに、笠石40を内円柱30の上面に嵌合する
ことができるので好適である。
【0015】この内円柱30の底面には、回転台2Bが
ビス4Bによって取り付けられている。この回転台2B
の下面には、前記基石1の回転台2Aにおけるベアリン
グ座3Aに対応して、多数のベアリング座3Bが環状に
配置され、各ベアリング座3Bは凹状に形成されてい
る。この内円柱30は、基石1の上面で水平面内で回転
させることができる。この回転台2Bの中央部には、連
通孔33に連通する連通穴5Bが形成されている。
【0016】なお、内円柱30は、上記のごとき構造の
ものだけでなく、図7に示すような形態であってもよ
い。図7は内円柱30の他の実施形態である。図7に示
すように、この内円柱30の内部では、納骨穴34と連
通孔33が連通しておらず、納骨穴34の内側には納骨
槽37がなく、死者の遺骨を直接納骨穴34に納骨でき
るようになっている。
【0017】つぎに、笠石40を説明する。図8は笠石
40の単体図であって、(A)は底面図、(B)は正面
図である。同図に示すように、笠石40の底面におい
て、その中央部に、内円柱30の納骨穴34に対応する
形状の突起部44が形成されている。この突起部44の
外側に、前記内円柱30のほぞ穴35、36にそれぞれ
対応するほぞ45、46が形成されている。さらに、笠
石40には、ほぞ45より外側に、前記外円筒20の上
端部に対応する環凹状のレール溝47が形成されてい
る。このレール溝47は、前記外円筒20の上端部を嵌
合させるためのものである。
【0018】図1および図8に示すように、この笠石4
0の鍔には、その円周方向に間隔を持って日付41が刻
まれている。この日付41は、死者の命日を示す日付で
あり、この笠石40を内円柱30に取り付けたときに、
内円柱30の銘文32の上方に、その銘文32の死者の
命日の日付41が位置するように笠石40の鍔に刻まれ
ている。なお、笠石40の鍔には、必ずしも日付41が
刻まれているものだけでなく、日付41が刻まれていな
くてもよく、刻む予定のものであってもよい。
【0019】この笠石40の突起部44を、内円柱30
の納骨穴34に挿入する。そして、この笠石40のほぞ
45、46を、前記内円柱30のほぞ穴35、36に嵌
合し、かつ笠石40のレール溝47を、前記外円筒20
の上端部に嵌合させる。すると、内円柱30の銘文32
に対応して、笠石40の日付41が位置する。この笠石
40を掴んで、外円筒20の上面で水平面内に回転させ
ることによって、内円柱30を基石1の上面で水平面内
で回転させることができる。
【0020】しかも、笠石40を水平面内で回転させ
て、笠石40の日付41を外円筒20の窓21に合わせ
ると、この窓21からその日付41に対応する死者の銘
文32を表示させることができる。
【0021】つぎに、本実施形態の納骨墓標の作用効果
を説明する。本実施形態の納骨墓標における竿石10の
内円柱30の内部には、納骨穴34が形成されているの
で、この納骨穴34に、死者の遺骨を納骨できる。この
ため、本実施形態の納骨墓標を死者の遺骨とともに移動
させることができるので、本実施形態の納骨墓標を室内
に躊躇なく設置することができるという効果を奏する。
【0022】また、死者の遺骨を、竿石10の内円柱3
0の内部の納骨穴34に納骨させることができるので、
本実施形態の納骨墓標の前で、手を合わせて、死者を弔
うときには、必ず死者の遺骨に対面することとなる。し
たがって、死者に対して対面した状態で、その死者への
弔いの念を念じることができるという効果を奏する。
【0023】本実施形態の納骨墓標の笠石40を、手で
掴んで水平面内で回すと、この笠石40とともに内円柱
30を水平面内で回転させることができる。そこで、笠
石40の複数の日付41のうち弔いたい死者の命日の日
付41が外円筒20の窓21に合うように笠石40を回
転させると、内円柱30に刻まれたその死者の銘文32
を外円筒20の窓21に表示させることができる。この
ため、所望の死者の銘文32を前にして手を合わせ、こ
の死者に対して弔いの念を念じることができるという効
果を奏する。
【0024】納骨槽37はアンカー5を介して基石1に
固定されているので、内円柱30を水平面内で回転させ
ても、納骨槽37は不動である。このため、納骨槽37
の内部の死者の遺骨が回転するのを防止することがで
き、死者の安眠を妨げるのではなかろうかという不安感
を払拭できるという効果を奏する。
【0025】また、他の死者の命日には、再び、笠石4
0の複数の日付41のうち弔いたい死者の命日の日付4
1が外円筒20の窓21に合うように笠石40を回転さ
せると、内円柱30に刻まれたその死者の銘文32を外
円筒20の窓21に表示させることができる。このた
め、所望の死者の銘文32を前にして手を合わせ、その
死者に対して弔いの念を念じることができる。このよう
にして、納骨穴34に納骨された全ての死者のそれぞれ
の命日には、笠石40の複数の日付41のうち弔いたい
死者の命日の日付41が外円筒20の窓21に合うよう
に笠石40を回転させると、内円柱30に刻まれたその
死者の銘文32を外円筒20の窓21に表示させること
ができる。換言すれば、納骨穴34に納骨された、それ
ぞれの死者の銘文32を前にして手を合わせ、それぞれ
の死者に対して弔いの念を念じることができるという効
果を奏する。
【0026】さらに、納骨穴34に納骨されたいずれか
の死者の命日でなくとも、笠石40の日付41を水平面
内で回転させていけば、外円筒20の窓21から内円柱
30に刻まれた死者の銘文32が次々と見えるので、死
者の銘文32が見える毎にその死者に対して、その銘文
32を前にして次々と手を合わせ、その死者に対して弔
いの念を念じることができる。
【0027】さらにまた、笠石40の日付41を水平面
内で回転させていけば、内円柱30に刻まれた姿地蔵3
1を、外円筒20の窓21に表示させることができる。
このため、この姿地蔵31に死者が守護されているとい
う安心感をいだかせることができるという効果を奏す
る。
【0028】
【発明の効果】請求項1の納骨墓標によれば、死者の遺
骨とともに室内に置くことができ、死者に対して対面し
た状態で、その死者への弔いの念を念じることができ
る。請求項2の納骨墓標によれば、死者の遺骨とともに
室内に置くことができ、死者に対して対面した状態で、
弔いたい死者の命日に、その死者の戒名や俗名等の銘文
を前にして、その死者への弔いの念を念じることができ
る。請求項3の納骨墓標によれば、外円筒の窓に所望の
死者の銘文を表示させることができる。このため、その
死者の戒名や俗名等の銘文を前にして、その死者への弔
いの念を念じることができる。請求項4の納骨墓標によ
れば、笠石に刻まれた複数の日付のうち、所望の死者の
命日の日付が前面にくるように笠石を水平面内で回転さ
せると、内円柱に刻まれたその死者の銘文を、外円筒に
窓から見ることができる。請求項5の納骨墓標によれ
ば、外円筒の窓に姿地蔵を表示させることができるの
で、死者が守護されているという安心感をいだかせるこ
とができる。請求項6の納骨墓標によれば、内円柱を水
平面内で回転させても、納骨槽は不動なので、死者の遺
骨が回転するのを防止することができ、死者の安眠を妨
げるのではなかろうかという不安感を払拭できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の納骨墓標の正面図である。
【図2】図1のII−II線縦断面図である。
【図3】基石1の単体図であって、(A)は平面図、
(B)は正面図である。
【図4】外円筒20の単体図であって、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
【図5】内円柱30の単体図であって、(A)は正面
図、(B)は背面図である。
【図6】内円柱30の平面図である。
【図7】他の内円柱30の単体図であって、(A)は正
面図、(B)は背面図である。
【図8】笠石40の単体図であって、(A)は底面図、
(B)は正面図である。
【符号の説明】
1 基石 5 アンカー 10 竿石 20 外円筒 30 内円柱 31 姿地蔵 32 銘文 34 納骨穴 37 納骨槽 40 笠石 41 日付
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 納骨墓標
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、納骨墓標に関す
る。
【0002】
【従来の技術】墓地の地中には、死者の遺骨を納骨した
骨つぼや骨箱が埋められ、死者が埋葬されている。従来
の墓標は、死者が埋葬された墓地に立てて置かれる。従
来の墓標は、基石の上に例えば直方体や円柱等の竿石が
立てて置かれ、この竿石の上面に笠石が置かれたもので
ある。竿石には、その墓標の下で永遠に眠る死者の戒名
(法名)や俗名、没年月日、生前の業績等の銘文が刻ま
れている。毎年、この死者の命日になると、この死者の
親類縁者達は墓標の前で手を合わせ、弔いの念を念じ死
者を弔う。従来の墓標には、その竿石に1名の死者の銘
文だけでなく、互いに血の濃い複数名の死者の銘文が刻
まれているものがある。この場合、墓標の前で手を合わ
せ、弔いの念を念じることによって、1名の死者だけで
なく複数名の死者を弔うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、墓地を使用
するためには、その墓地の永代使用権を得る必要がある
が、新たに郊外に霊園を設けているお寺を除いて、都市
部ではほとんど空いている墓地はない。仮に空いていて
も、狭い土地に多くの墓地を造るので窮屈である。他
方、墓標は死者の家として考えられており、墓標と死者
の遺骨は同じ場所になければならない。したがって、死
者の遺骨を、例えば、お寺の納骨堂等に正式に納骨した
上で、墓標を室内に持ち込んで常に傍らに置いておきた
いと願っても、墓標と死者の遺骨とが離れ離れになって
しまうので躊躇する人が多いという問題がある。また、
墓標の前で手を合わせて、弔いの念を念じ、死者を弔っ
ても、弔いの対象となる死者は墓標の下に埋葬されてい
る。つまり、手を合わせた前方には、死者の遺骨はな
く、竿石があるだけである。死者に少しでも近密な状態
で、その死者を弔いたいというのが人情であり、親類縁
者達の切実な願いでもある。さらに、竿石に複数名の死
者の銘文が刻まれた納骨墓標に対して、親類縁者が納骨
墓標の前で手を合わせて、死者を弔う場合には、死者の
一人一人に対して弔うというよりもむしろ、互いに血の
濃い複数名の死者達に対して弔いの念を念じている。逆
に云えば、死者の各個人の銘文を見ながら、その死者に
対して弔いの念を念じることができる墓標はないという
問題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、死者の遺骨と
ともに室内に置くことができ、死者に対して対面した状
態で、弔いたいそれぞれの死者の命日に、その死者の戒
名や俗名等の銘文を前にして、その死者への弔いの念を
念じることができる納骨墓標を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の納骨墓標は、
基石の上面に竿石が立てて置かれ、該竿石の上面に笠石
が置かれた墓標であって、前記竿石が、前記基石に立て
て載置された円筒状の外円筒と、該外円筒の中空部に入
れられ、前記基石に水平面内で回転自在に取り付けら
れ、内部に納骨穴が形成された内円柱とからなり、前記
外円筒の前面には窓が形成され、前記内円柱の側周面
を、死者の銘文が表示される表示面とし、前記内円柱の
上面に笠石が取り付けられ、該笠石を手で掴んで、前記
内円柱を水平面内で回転させるようにし、前記基石の上
面に、アンカーがその下端を取り付けられ、該アンカー
の上端には、前記納骨穴に挿入された納骨槽が固着さ
れ、前記内円柱を水平面内で回転させても、前記納骨槽
は回転しないことを特徴とする。請求項2の納骨墓標
は、請求項1記載の発明において、前記内円柱の側周面
に、その円周方向に間隔をもって、死者の銘文が表示さ
れ、前記笠石に、その円周方向に間隔をもって、命日を
示す日付が刻まれていることを特徴とする。請求項3の
納骨墓標は、請求項1または2記載の発明において、
記内円柱の側周面に、姿地蔵が彫り込まれたことを特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の納骨墓標の正面
図、図2は図1のII−II線縦断面図である。図1〜2に
示すように、本実施形態の納骨墓標は、従来の墓標と同
じく、基石1に竿石10が立てて置かれており、この竿
石10の上面に笠石40が置かれたものである。この竿
石10は、外円筒20と内円柱30とから構成されてい
るが詳細は後述する。なお、基石1、竿石10の外円筒
20、竿石10の内円柱30および笠石40はそれぞ
れ、その素材が御影石等の花崗岩であるが、花崗岩であ
る必要はなく石であればよく、特に石の化学組成にまで
制限はなく、種々の化学組成の石を採択しうる。
【0007】まず、基石1を説明する。図3は基石1の
単体図であって、(A)は平面図、(B)は正面図であ
る。同図に示すように、基石1は、円柱の石材を、サン
ドブラスター等で仏教等の宗教的な輪郭に形成したもの
である。符号mは飾り模様を示している。符号eは、欠
削された飾り部分を示している。なお、基石1は円柱の
石材に飾り彫りを施したものであるが、円柱でなくとも
よく、特にその形状に限定されない。さらになお、飾り
模様mや飾り部分eは単に慣習として彫り込んでいるだ
けにすぎず、なくてもよい。
【0008】基石1には、断面視L字状の水抜き孔hが
形成されている。つまり、この水抜き孔hは、基石1の
上面から底面まで上下方向に縦孔を貫通させ、基石1の
前面底部から前記縦孔の下端まで横方向に横孔を形成さ
せたものである。このため、雨水等は、この水抜き孔h
を通って、基石1の前面から排出されるので、竿石10
の上面に水が溜まることはない。なお、本実施形態の納
骨墓標を室内で使用する場合には、この水抜き孔hはな
くてもよい。
【0009】基石1の上面には、後述する外円筒20を
嵌合するための環状のほぞ孔7が形成されている。
【0010】そして、基石1の中央上面には、平面視円
板状の回転台2Aが置かれており、この回転台2Aはビ
ス4Aによって基石1に取り付けられている。この回転
台2Aの上面には多数のベアリング座3Aが環状に配置
され、各ベアリング座3Aは凹状に形成されている。各
ベアリング座3Aは、ベアリングBを入れるためのもの
である。回転台2Aの中央上面には、ステンレス製や防
錆性の強化プラスチック製アンカー5が立設されてい
る。このアンカー5の詳細は後述する。
【0011】つぎに、竿石10の外円筒20を説明す
る。図4は外円筒20の単体図であって、(A)は平面
図、(B)は正面図である。図4(A)、(B)に示す
ように、竿石10の外円筒20は、その形状が円筒であ
り、この外円筒20の側周面における前面には、縦長の
窓21が形成されている。この外円筒20は、その底部
を前記基石1のほぞ孔7に嵌合され、基石1に立てて載
置されている。
【0012】つぎに、竿石10の内円柱30を説明す
る。図5は内円柱30の単体図であって、(A)は正面
図、(B)は背面図である。図6は内円柱30の平面図
である。図5〜6に示すように、この内円柱30の側周
面には、その円周方向に間隔をもって、戒名(法名)や
俗名、没年月日、生前の業績等の複数の死者の銘文32
が、サンドブラスター、電力もしくはエアー圧による振
動工具等で凹状に刻まれている。また、内円柱30の側
周面には、銘文32以外にも姿地蔵31が刻まれてい
る。この姿地蔵31は、死者の宗派の御本尊様を彫り込
んでおくとよい。この姿地蔵31は、納骨穴34に納骨
された死者の遺骨を守護するものとして考えられてい
る。なお、本実施形態の納骨墓標において、その内円柱
30の側周面には必ずしも姿地蔵31や銘文32が刻ま
れている必要はなく、内円柱30の側周面に姿地蔵31
や銘文32が刻まれていなくとも、刻む予定であればよ
い。例えば、生きている人が、将来死んだときのため
に、自分の銘文32を内円柱30の側周面に刻むつもり
であってもよい。さらになお、姿地蔵31や銘文32に
非水溶性の墨や朱などを塗布しておくと、見栄えがよく
好適である。
【0013】内円柱30の内部には、その上面から、例
えば、ダイヤモンドブレード等によって、納骨穴34が
形成されている。また、内円柱30の底面には、その内
部に向けて連通孔33が形成されており、この連通孔3
3は納骨穴34に連通している。この納骨穴34の内側
には、1名もしくは複数名の死者の遺骨を納骨するため
の納骨槽37が挿入されている。この納骨槽37は、内
皿37a と外皿37b とから構成されており、この内皿37a
および外皿37b はいずれも、円筒の一方の開口に円形底
板が取り付けられた形状である。内皿37a は外皿37b に
嵌合されており、この内皿37a は外皿37b に固着されて
いてもよいし、着脱自在であってもよい。この納骨槽3
7の外皿37a の底部には、前記アンカー5の上端部がピ
ン等で固着されている。納骨槽37の上部には蓋38が
着脱自在に取り付けられており、この蓋38の上部に
は、掴みやすいように取手が取り付けられている。な
お、前記納骨槽37の内皿37a に、外皿37b を固着せず
に着脱自在に構成させた場合、蓋38の取手を掴んで引
き上げれば、この蓋38とともに内皿37a を引き上げる
ことができる。このため、納骨槽37の内皿37a に死者
の遺骨を納骨したり取り出しすることが安易にできるの
で好適である。
【0014】そして、内円柱30の上面における納骨穴
34の外側には、左右にほぞ穴35、36が形成されて
いる。このほぞ穴35、36は、笠石40を嵌合させる
ためのものである。なお、このほぞ穴35、36の大き
さもしくは形状を互いに異なるものにしておくと、前後
を間違えずに、笠石40を内円柱30の上面に嵌合する
ことができるので好適である。
【0015】この内円柱30の底面には、回転台2Bが
ビス4Bによって取り付けられている。この回転台2B
の下面には、前記基石1の回転台2Aにおけるベアリン
グ座3Aに対応して、多数のベアリング座3Bが環状に
配置され、各ベアリング座3Bは凹状に形成されてい
る。この内円柱30は、基石1の上面で水平面内で回転
させることができる。この回転台2Bの中央部には、連
通孔33に連通する連通穴5Bが形成されている。
【0016】なお、内円柱30は、上記のごとき構造の
ものだけでなく、図7に示すような形態であってもよ
い。図7は内円柱30の他の実施形態である。図7に示
すように、この内円柱30の内部では、納骨穴34と連
通孔33が連通しておらず、納骨穴34の内側には納骨
槽37がなく、死者の遺骨を直接納骨穴34に納骨でき
るようになっている。
【0017】つぎに、笠石40を説明する。図8は笠石
40の単体図であって、(A)は底面図、(B)は正面
図である。同図に示すように、笠石40の底面におい
て、その中央部に、内円柱30の納骨穴34に対応する
形状の突起部44が形成されている。この突起部44の
外側に、前記内円柱30のほぞ穴35、36にそれぞれ
対応するほぞ45、46が形成されている。さらに、笠
石40には、ほぞ45より外側に、前記外円筒20の上
端部に対応する環凹状のレール溝47が形成されてい
る。このレール溝47は、前記外円筒20の上端部を嵌
合させるためのものである。
【0018】図1および図8に示すように、この笠石4
0の鍔には、その円周方向に間隔を持って日付41が刻
まれている。この日付41は、死者の命日を示す日付で
あり、この笠石40を内円柱30に取り付けたときに、
内円柱30の銘文32の上方に、その銘文32の死者の
命日の日付41が位置するように笠石40の鍔に刻まれ
ている。なお、笠石40の鍔には、必ずしも日付41が
刻まれているものだけでなく、日付41が刻まれていな
くてもよく、刻む予定のものであってもよい。
【0019】この笠石40の突起部44を、内円柱30
の納骨穴34に挿入する。そして、この笠石40のほぞ
45、46を、前記内円柱30のほぞ穴35、36に嵌
合し、かつ笠石40のレール溝47を、前記外円筒20
の上端部に嵌合させる。すると、内円柱30の銘文32
に対応して、笠石40の日付41が位置する。この笠石
40を掴んで、外円筒20の上面で水平面内に回転させ
ることによって、内円柱30を基石1の上面で水平面内
で回転させることができる。
【0020】しかも、笠石40を水平面内で回転させ
て、笠石40の日付41を外円筒20の窓21に合わせ
ると、この窓21からその日付41に対応する死者の銘
文32を表示させることができる。
【0021】つぎに、本実施形態の納骨墓標の作用効果
を説明する。本実施形態の納骨墓標における竿石10の
内円柱30の内部には、納骨穴34が形成されているの
で、この納骨穴34に、死者の遺骨を納骨できる。この
ため、本実施形態の納骨墓標を死者の遺骨とともに移動
させることができるので、本実施形態の納骨墓標を室内
に躊躇なく設置することができるという効果を奏する。
【0022】また、死者の遺骨を、竿石10の内円柱3
0の内部の納骨穴34に納骨させることができるので、
本実施形態の納骨墓標の前で、手を合わせて、死者を弔
うときには、必ず死者の遺骨に対面することとなる。し
たがって、死者に対して対面した状態で、その死者への
弔いの念を念じることができるという効果を奏する。
【0023】本実施形態の納骨墓標の笠石40を、手で
掴んで水平面内で回すと、この笠石40とともに内円柱
30を水平面内で回転させることができる。そこで、笠
石40の複数の日付41のうち弔いたい死者の命日の日
付41が外円筒20の窓21に合うように笠石40を回
転させると、内円柱30に刻まれたその死者の銘文32
を外円筒20の窓21に表示させることができる。この
ため、所望の死者の銘文32を前にして手を合わせ、こ
の死者に対して弔いの念を念じることができるという効
果を奏する。
【0024】納骨槽37はアンカー5を介して基石1に
固定されているので、内円柱30を水平面内で回転させ
ても、納骨槽37は不動である。このため、納骨槽37
の内部の死者の遺骨が回転するのを防止することがで
き、死者の安眠を妨げるのではなかろうかという不安感
を払拭できるという効果を奏する。
【0025】また、他の死者の命日には、再び、笠石4
0の複数の日付41のうち弔いたい死者の命日の日付4
1が外円筒20の窓21に合うように笠石40を回転さ
せると、内円柱30に刻まれたその死者の銘文32を外
円筒20の窓21に表示させることができる。このた
め、所望の死者の銘文32を前にして手を合わせ、その
死者に対して弔いの念を念じることができる。このよう
にして、納骨穴34に納骨された全ての死者のそれぞれ
の命日には、笠石40の複数の日付41のうち弔いたい
死者の命日の日付41が外円筒20の窓21に合うよう
に笠石40を回転させると、内円柱30に刻まれたその
死者の銘文32を外円筒20の窓21に表示させること
ができる。換言すれば、納骨穴34に納骨された、それ
ぞれの死者の銘文32を前にして手を合わせ、それぞれ
の死者に対して弔いの念を念じることができるという効
果を奏する。
【0026】さらに、納骨穴34に納骨されたいずれか
の死者の命日でなくとも、笠石40の日付41を水平面
内で回転させていけば、外円筒20の窓21から内円柱
30に刻まれた死者の銘文32が次々と見えるので、死
者の銘文32が見える毎にその死者に対して、その銘文
32を前にして次々と手を合わせ、その死者に対して弔
いの念を念じることができる。
【0027】さらにまた、笠石40の日付41を水平面
内で回転させていけば、内円柱30に刻まれた姿地蔵3
1を、外円筒20の窓21に表示させることができる。
このため、この姿地蔵31に死者が守護されているとい
う安心感をいだかせることができるという効果を奏す
る。
【0028】
【発明の効果】請求項1の納骨墓標によれば、死者の遺
骨とともに室内に置くことができ、外円筒の窓に所望の
死者の銘文を表示させることができるので死者に対して
対面した状態で、弔いたい死者の命日に、その死者の戒
名や俗名等の銘文を前にして、その死者への弔いの念を
念じることができる。しかも、内円柱を水平面内で回転
させても、納骨槽は不動なので、死者の遺骨が回転する
のを防止することができ、死者の安眠を妨げるのではな
かろうかという不安感を払拭できる。請求項2の納骨墓
標によれば、笠石に刻まれた複数の日付のうち、所望の
死者の命日の日付が前面にくるように笠石を水平面内で
回転させると、内円柱に刻まれたその死者の銘文を、外
円筒に窓から見ることができる。請求項3の納骨墓標に
よれば、外円筒の窓に姿地蔵を表示させることができる
ので、死者が守護されているという安心感をいだかせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の納骨墓標の正面図である。
【図2】図1のII−II線縦断面図である。
【図3】基石1の単体図であって、(A)は平面図、
(B)は正面図である。
【図4】外円筒20の単体図であって、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
【図5】内円柱30の単体図であって、(A)は正面
図、(B)は背面図である。
【図6】内円柱30の平面図である。
【図7】他の内円柱30の単体図であって、(A)は正
面図、(B)は背面図である。
【図8】笠石40の単体図であって、(A)は底面図、
(B)は正面図である。
【符号の説明】 1 基石 5 アンカー 10 竿石 20 外円筒 30 内円柱 31 姿地蔵 32 銘文 34 納骨穴 37 納骨槽 40 笠石 41 日付

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基石の上面に竿石が立てて置かれ、該竿石
    の上面に笠石が置かれた墓標であって、前記竿石の内部
    に納骨穴が形成されたことを特徴とする納骨墓標。
  2. 【請求項2】基石の上面に竿石が立てて置かれ、該竿石
    の上面に笠石が置かれた墓標であって、前記竿石が、前
    記基石に立てて載置された円筒状の外円筒と、該外円筒
    の中空部に入れられ、前記基石に水平面内で回転自在に
    取り付けられ、内部に納骨穴が形成された内円柱とから
    なり、前記外円筒の前面には窓が形成され、前記内円柱
    の側周面を、死者の銘文が表示される表示面としたこと
    を特徴とする納骨墓標。
  3. 【請求項3】前記内円柱の上面に笠石が取り付けられ、
    該笠石を手で掴んで、前記内円柱を水平面内で回転させ
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載の納骨墓
    標。
  4. 【請求項4】前記内円柱の側周面に、その円周方向に間
    隔をもって、死者の銘文が表示され、前記笠石に、その
    円周方向に間隔をもって、命日を示す日付が刻まれてい
    ることを特徴とする請求項3記載の納骨墓標。
  5. 【請求項5】前記内円柱の側周面に、姿地蔵が彫り込ま
    れたことを特徴とする請求項2、3または4記載の納骨
    墓標。
  6. 【請求項6】前記基石の上面に、アンカーがその下端を
    取り付けられ、該アンカーの上端には、前記納骨穴に挿
    入された納骨槽が固着され、前記内円柱を水平面内で回
    転させても、前記納骨槽は回転しないことを特徴とする
    請求項2、3、4または5記載の納骨墓標。
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