JPH11210148A - Ａｌｃ化粧パネルおよびその製造方法 - Google Patents
Ａｌｃ化粧パネルおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH11210148A JPH11210148A JP3224798A JP3224798A JPH11210148A JP H11210148 A JPH11210148 A JP H11210148A JP 3224798 A JP3224798 A JP 3224798A JP 3224798 A JP3224798 A JP 3224798A JP H11210148 A JPH11210148 A JP H11210148A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alc
- paint
- panel
- layer
- coating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】表面側層に化粧目地溝が穿設されているＡＬＣ
化粧パネル表面において、乾燥後の塗料に孔や亀裂を少
なくして塗装品質および防水性を向上させ、さらにタイ
ル張り調の重厚感のある化粧目地溝による意匠を持った
ＡＬＣ化粧パネルおよびその製造方法を提供する。 【構成】ＡＬＣパネル表面側層の全面に形成された第１
塗膜層の塗料は化粧目地溝表層の気泡内部にまで充填さ
れており、かつ化粧目地溝の部分を除いた第１塗膜層の
表面に形成された第２塗膜層の塗料と第１塗膜層の塗料
とはＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが１．５以上の水系
下塗り塗料から成るＡＬＣ化粧パネルとした。また、Ａ
ＬＣパネルの表面側層に化粧目地溝を切削する工程、ス
プレーガンにより第１塗膜層として水系下塗り塗料を塗
布する工程、該水系下塗り塗料が硬化する前にエアを吹
き付ける工程、該水系下塗り塗料と色差がある仕上げ塗
料を第２塗膜層としてローラーにより塗布する工程を順
次行うＡＬＣ化粧パネルの製造方法とした。
化粧パネル表面において、乾燥後の塗料に孔や亀裂を少
なくして塗装品質および防水性を向上させ、さらにタイ
ル張り調の重厚感のある化粧目地溝による意匠を持った
ＡＬＣ化粧パネルおよびその製造方法を提供する。 【構成】ＡＬＣパネル表面側層の全面に形成された第１
塗膜層の塗料は化粧目地溝表層の気泡内部にまで充填さ
れており、かつ化粧目地溝の部分を除いた第１塗膜層の
表面に形成された第２塗膜層の塗料と第１塗膜層の塗料
とはＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが１．５以上の水系
下塗り塗料から成るＡＬＣ化粧パネルとした。また、Ａ
ＬＣパネルの表面側層に化粧目地溝を切削する工程、ス
プレーガンにより第１塗膜層として水系下塗り塗料を塗
布する工程、該水系下塗り塗料が硬化する前にエアを吹
き付ける工程、該水系下塗り塗料と色差がある仕上げ塗
料を第２塗膜層としてローラーにより塗布する工程を順
次行うＡＬＣ化粧パネルの製造方法とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＡＬＣパネルの表
面側層に複数本の化粧目地溝があり、かつその表面側層
の化粧目地溝と溝以外との表面に色差のある塗料層が施
されているＡＬＣ化粧パネルおよびその製造方法に関す
るものである。
面側層に複数本の化粧目地溝があり、かつその表面側層
の化粧目地溝と溝以外との表面に色差のある塗料層が施
されているＡＬＣ化粧パネルおよびその製造方法に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】ＡＬＣパネル表面に凹凸を持たせて重厚
感を持たせるため、ＡＬＣパネルにタイルを貼付けるこ
とが行われているが、タイルを貼付けるためには、係止
部材で係止させたり接着材等が必要になったりするた
め、施工現場での手間やコストがかかる。そこで、例え
ば特開平７−１２７２２９号公報のように、パネル表層
面側に化粧目地溝を穿設して、凹凸を持たせ、しかも溝
部と凸面部との色調が異なるように、第１塗膜層と第２
塗膜層の二重塗膜層を形成して色調、意匠性を持たせた
ＡＬＣ化粧パネルが提案されている。
感を持たせるため、ＡＬＣパネルにタイルを貼付けるこ
とが行われているが、タイルを貼付けるためには、係止
部材で係止させたり接着材等が必要になったりするた
め、施工現場での手間やコストがかかる。そこで、例え
ば特開平７−１２７２２９号公報のように、パネル表層
面側に化粧目地溝を穿設して、凹凸を持たせ、しかも溝
部と凸面部との色調が異なるように、第１塗膜層と第２
塗膜層の二重塗膜層を形成して色調、意匠性を持たせた
ＡＬＣ化粧パネルが提案されている。
【０００３】以上のような溝付きの色調差を有するＡＬ
Ｃ化粧パネルにおいては、凸面部と溝部との色調差を強
調するために、溝部はかなり深く穿設されることが多
い。ところが、ＡＬＣパネルは表面および内部共に無数
の気泡が存在しており、しかもその気泡はパネル内部へ
いくにつれて大きな気泡が多数存在しているため、その
溝内の表面には開口部を有する大きな気泡が多数存在す
るようになる。そのため、この開口部を有する気泡表層
を塗装しても、気泡が大きい場合は気泡内部の空気の膨
脹により気泡表面の塗膜が膨れ上がり、また塗料ブリッ
ジが切れてその部分に亀裂、ピンホールがしばしば生ず
るようになる。そのため、その亀裂、ピンホールによっ
て防水性が低下したり、塗膜層の膨脹によって外観が損
なったりするという問題点があった。さらに、第１塗膜
層の塗料の種類によっては、ＡＬＣ化粧パネルそのもの
の表面（凸面）および溝部表面に亀裂、ピンホールが発
生することもあった。
Ｃ化粧パネルにおいては、凸面部と溝部との色調差を強
調するために、溝部はかなり深く穿設されることが多
い。ところが、ＡＬＣパネルは表面および内部共に無数
の気泡が存在しており、しかもその気泡はパネル内部へ
いくにつれて大きな気泡が多数存在しているため、その
溝内の表面には開口部を有する大きな気泡が多数存在す
るようになる。そのため、この開口部を有する気泡表層
を塗装しても、気泡が大きい場合は気泡内部の空気の膨
脹により気泡表面の塗膜が膨れ上がり、また塗料ブリッ
ジが切れてその部分に亀裂、ピンホールがしばしば生ず
るようになる。そのため、その亀裂、ピンホールによっ
て防水性が低下したり、塗膜層の膨脹によって外観が損
なったりするという問題点があった。さらに、第１塗膜
層の塗料の種類によっては、ＡＬＣ化粧パネルそのもの
の表面（凸面）および溝部表面に亀裂、ピンホールが発
生することもあった。
【０００４】また、以上のような溝付きの色調差を有す
るＡＬＣ化粧パネルの製造方法としては、例えば特開平
８−３８９９１号公報、特開平５−１５８３８号公報等
に記載されているような多色塗装による製造方法が提案
されている。すなわち、スプレーにより基材の表面全体
を塗装した後、ロールコーターにより目地溝以外の平面
部全体を塗装し、さらに凸版ロールにより前記平面部の
一部を塗装する方法である。しかし、この塗装方法で
は、溝部表面、特にコ字状溝表層の気泡内部にまで塗料
が十分に充填されないため、上記したＡＬＣ化粧パネル
の溝部の問題点は解消されない。
るＡＬＣ化粧パネルの製造方法としては、例えば特開平
８−３８９９１号公報、特開平５−１５８３８号公報等
に記載されているような多色塗装による製造方法が提案
されている。すなわち、スプレーにより基材の表面全体
を塗装した後、ロールコーターにより目地溝以外の平面
部全体を塗装し、さらに凸版ロールにより前記平面部の
一部を塗装する方法である。しかし、この塗装方法で
は、溝部表面、特にコ字状溝表層の気泡内部にまで塗料
が十分に充填されないため、上記したＡＬＣ化粧パネル
の溝部の問題点は解消されない。
【０００５】そこで、本発明の課題は、溝付きの色調差
を有するＡＬＣ化粧パネルにおいて、特にその溝部の気
泡表面の塗膜亀裂、ピンホールおよび塗膜膨脹の発生
と、第１塗膜層の乾燥収縮差によるＡＬＣ化粧パネルそ
のものの表面および溝部の亀裂、ピンホールの発生など
がなく、防水性および外観が向上する色調差による意匠
性を有する溝付きＡＬＣ化粧パネルおよびその製造方法
を提供することにある。
を有するＡＬＣ化粧パネルにおいて、特にその溝部の気
泡表面の塗膜亀裂、ピンホールおよび塗膜膨脹の発生
と、第１塗膜層の乾燥収縮差によるＡＬＣ化粧パネルそ
のものの表面および溝部の亀裂、ピンホールの発生など
がなく、防水性および外観が向上する色調差による意匠
性を有する溝付きＡＬＣ化粧パネルおよびその製造方法
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために請求項１として、ＡＬＣパネルの表面側層
に化粧目地溝が複数本穿設されているとともに該表面側
層の全面に第１塗膜層が形成され、かつ該化粧目地溝の
部分を除いた第１塗膜層の表面に第２塗膜層が形成され
たＡＬＣ化粧パネルにおいて、前記第１塗膜層の塗料は
前記化粧目地溝表層の気泡内部にまで充填されており、
かつ前記第２塗膜層の塗料とＬａｂ表色系での色差ΔＥ
ａｂが１．５以上の水系下塗り塗料から成るＡＬＣ化粧
パネルを採用した。なお、本発明のＬａｂ表色系はＪＩ
Ｓ Ｚ ８７３０−１９９５による。
決するために請求項１として、ＡＬＣパネルの表面側層
に化粧目地溝が複数本穿設されているとともに該表面側
層の全面に第１塗膜層が形成され、かつ該化粧目地溝の
部分を除いた第１塗膜層の表面に第２塗膜層が形成され
たＡＬＣ化粧パネルにおいて、前記第１塗膜層の塗料は
前記化粧目地溝表層の気泡内部にまで充填されており、
かつ前記第２塗膜層の塗料とＬａｂ表色系での色差ΔＥ
ａｂが１．５以上の水系下塗り塗料から成るＡＬＣ化粧
パネルを採用した。なお、本発明のＬａｂ表色系はＪＩ
Ｓ Ｚ ８７３０−１９９５による。
【０００７】また上記ＡＬＣ化粧パネルの製造方法とし
ては、ＡＬＣパネルの表面側層に化粧目地溝が複数本穿
設されているとともに該表面側層が塗装されているＡＬ
Ｃ化粧パネルの製造方法において、該表面側層に化粧目
地溝を切削する工程、スプレーガンにより第１塗膜層と
して水系下塗り塗料を塗布する工程、該水系下塗り塗料
が硬化する前にエアを吹き付ける工程、該水系下塗り塗
料とＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが１．５以上ある仕
上げ塗料を第２塗膜層としてローラーにより塗布する工
程を順次行うＡＬＣ化粧パネルの製造方法とした。
ては、ＡＬＣパネルの表面側層に化粧目地溝が複数本穿
設されているとともに該表面側層が塗装されているＡＬ
Ｃ化粧パネルの製造方法において、該表面側層に化粧目
地溝を切削する工程、スプレーガンにより第１塗膜層と
して水系下塗り塗料を塗布する工程、該水系下塗り塗料
が硬化する前にエアを吹き付ける工程、該水系下塗り塗
料とＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが１．５以上ある仕
上げ塗料を第２塗膜層としてローラーにより塗布する工
程を順次行うＡＬＣ化粧パネルの製造方法とした。
【０００８】以下に本発明の作用を説明する。第１塗膜
層の塗料が、化粧溝部表面とその表面に存在する気泡の
内部まで充填されているため、気泡内の空気膨脹によっ
て気泡開口部の塗膜層が膨脹したり亀裂、ピンホールが
発生したりすることがなく、防水性および外観が向上す
る。さらに、その第１塗膜層の塗料は水系塗料から成っ
ているとともにＡＬＣパネルは吸水性が高いため、塗装
後の塗料の乾燥時に、塗膜の表面からのみ蒸発するので
はなく、その裏面（ＡＬＣパネル表面側の塗膜層面）か
らも水分が吸収される。従って、第１塗膜層の乾燥収縮
差によるＡＬＣパネル表面の亀裂、ピンホールの発生も
少なくなる。
層の塗料が、化粧溝部表面とその表面に存在する気泡の
内部まで充填されているため、気泡内の空気膨脹によっ
て気泡開口部の塗膜層が膨脹したり亀裂、ピンホールが
発生したりすることがなく、防水性および外観が向上す
る。さらに、その第１塗膜層の塗料は水系塗料から成っ
ているとともにＡＬＣパネルは吸水性が高いため、塗装
後の塗料の乾燥時に、塗膜の表面からのみ蒸発するので
はなく、その裏面（ＡＬＣパネル表面側の塗膜層面）か
らも水分が吸収される。従って、第１塗膜層の乾燥収縮
差によるＡＬＣパネル表面の亀裂、ピンホールの発生も
少なくなる。
【０００９】また、第１塗膜層と前記第２塗膜層とのＬ
ａｂ表色系での色差△Ｅａｂが、１．５以上有するた
め、化粧目地溝とそれ以外の表面との間に強いコントラ
ストを持たせることができる。さらに、化粧目地溝を断
面コ字状にすることにより、より強いコントラストが得
られる。
ａｂ表色系での色差△Ｅａｂが、１．５以上有するた
め、化粧目地溝とそれ以外の表面との間に強いコントラ
ストを持たせることができる。さらに、化粧目地溝を断
面コ字状にすることにより、より強いコントラストが得
られる。
【００１０】本発明の請求項６のＡＬＣ化粧パネルの製
造方法において、スプレーガンで水系下塗り塗料をＡＬ
Ｃパネル表面に塗布した後、その水系下塗り塗料が硬化
する前にエアノズルからエアを吹き付けることにより、
化粧目地溝の両側面および底面に塗料を行き渡らせるこ
とができるとともにＡＬＣパネル特有の表面にある気泡
の中まで塗料を十分に充填させることができる。従っ
て、防水性が高まることになる。さらに、仕上げ塗料を
ローラーにより目地溝以外の表面にのみ塗布することが
でき、目地溝とそれ以外の表面との間に強いコントラス
トが得られる。
造方法において、スプレーガンで水系下塗り塗料をＡＬ
Ｃパネル表面に塗布した後、その水系下塗り塗料が硬化
する前にエアノズルからエアを吹き付けることにより、
化粧目地溝の両側面および底面に塗料を行き渡らせるこ
とができるとともにＡＬＣパネル特有の表面にある気泡
の中まで塗料を十分に充填させることができる。従っ
て、防水性が高まることになる。さらに、仕上げ塗料を
ローラーにより目地溝以外の表面にのみ塗布することが
でき、目地溝とそれ以外の表面との間に強いコントラス
トが得られる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。なお、以下、第１塗膜層を形成する塗
料を下塗り塗料４、および第２塗膜層を形成する塗料を
仕上げ塗料５という。図１はＡＬＣ化粧パネル１の斜視
図、図２は塗膜状況を示す断面図であり、図３は気泡内
部に充填された下塗り塗料４の乾燥する状況を示す断面
模式図である。
づいて説明する。なお、以下、第１塗膜層を形成する塗
料を下塗り塗料４、および第２塗膜層を形成する塗料を
仕上げ塗料５という。図１はＡＬＣ化粧パネル１の斜視
図、図２は塗膜状況を示す断面図であり、図３は気泡内
部に充填された下塗り塗料４の乾燥する状況を示す断面
模式図である。
【００１２】ＡＬＣ化粧パネル１は、図１に示すよう
に、その表面側層に断面コ字状の化粧目地溝３が格子状
に穿設されており、また、図２に示すように、その表面
側層の全面に水系下塗り塗料４から成る第１塗膜層が形
成され、さらに、図３に示すように、その水系下塗り塗
料４は化粧目地溝３および溝以外の表面層にあるＡＬＣ
パネル２特有の無数の気泡６内部にまで充填されてい
る。さらに化粧目地溝３の部分を除いた第１塗膜層の表
面にはＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが１．５以上ある
仕上げ塗料５等の第２塗膜層が形成されている。
に、その表面側層に断面コ字状の化粧目地溝３が格子状
に穿設されており、また、図２に示すように、その表面
側層の全面に水系下塗り塗料４から成る第１塗膜層が形
成され、さらに、図３に示すように、その水系下塗り塗
料４は化粧目地溝３および溝以外の表面層にあるＡＬＣ
パネル２特有の無数の気泡６内部にまで充填されてい
る。さらに化粧目地溝３の部分を除いた第１塗膜層の表
面にはＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが１．５以上ある
仕上げ塗料５等の第２塗膜層が形成されている。
【００１３】第１塗膜層となる水系下塗り塗料４として
は、アクリル、ウレタン系等の合成樹脂エマルションが
好ましいが、アクリル系のものがコストの面でより好ま
しい。また、第２塗膜層となる仕上げ塗料５としては、
耐候性のあるアクリル、ウレタン、シリコーン、アクリ
ルシリコーン、フッ素系が好ましい。
は、アクリル、ウレタン系等の合成樹脂エマルションが
好ましいが、アクリル系のものがコストの面でより好ま
しい。また、第２塗膜層となる仕上げ塗料５としては、
耐候性のあるアクリル、ウレタン、シリコーン、アクリ
ルシリコーン、フッ素系が好ましい。
【００１４】本発明における断面コ字状の目地溝３の深
さは、目地溝３に陰影ができて深みを持たせるには３ｍ
ｍ以上で、また製造上でのエアの吹き付けにより目地溝
３の両側部に沿って下塗り塗料４が上がってその両側部
が塗装されるためには１２ｍｍ以下が好ましく、さらに
気泡６に水系下塗り塗料４が十分に充填されて両側部が
塗装されるためには１０ｍｍ以下が、より好ましい。
さは、目地溝３に陰影ができて深みを持たせるには３ｍ
ｍ以上で、また製造上でのエアの吹き付けにより目地溝
３の両側部に沿って下塗り塗料４が上がってその両側部
が塗装されるためには１２ｍｍ以下が好ましく、さらに
気泡６に水系下塗り塗料４が十分に充填されて両側部が
塗装されるためには１０ｍｍ以下が、より好ましい。
【００１５】下塗り塗料４としてＡＬＣパネル２に吸収
されやすい水系下塗り塗料４を用いることにより、図３
の波型矢印に示すように、塗料の露出表面からのみ水分
の蒸発が進むのではなく、ＡＬＣパネル２は水分を吸収
しやすい特性を有するため、その基材表面層と下塗り塗
料４との接触面からもその下塗り塗料４の水分がＡＬＣ
パネル２に吸収されて、下塗り塗料４の内部での乾燥収
縮の差による亀裂、ピンホールが発生しにくくなる。そ
の結果、防水性がさらに向上し、塗装外観も良好なもの
となる。
されやすい水系下塗り塗料４を用いることにより、図３
の波型矢印に示すように、塗料の露出表面からのみ水分
の蒸発が進むのではなく、ＡＬＣパネル２は水分を吸収
しやすい特性を有するため、その基材表面層と下塗り塗
料４との接触面からもその下塗り塗料４の水分がＡＬＣ
パネル２に吸収されて、下塗り塗料４の内部での乾燥収
縮の差による亀裂、ピンホールが発生しにくくなる。そ
の結果、防水性がさらに向上し、塗装外観も良好なもの
となる。
【００１６】また、水系下塗り塗料４の乾燥固形分量を
４０％〜９０％の範囲とすると、ＡＬＣパネル表面の細
部まで充填された水系下塗り塗料４の乾燥による痩せが
少なくなり、目止め効果が向上して好ましく、さらに乾
燥固形分量を４５〜７５％にすると乾燥による痩せが少
ないとともに塗料の流動性も保たれてより好ましい。ま
た、水系下塗り塗料４は０．５ｋｇ／ｍ2〜１．７ｋｇ
／ｍ2を塗布することが、塗料が少なすぎて表面がまだ
らになったり、多すぎて厚塗りになったりしないため好
ましく、さらに０．８ｋｇ／ｍ2〜１．５ｋｇ／ｍ2の範
囲にすることが、より好ましい。
４０％〜９０％の範囲とすると、ＡＬＣパネル表面の細
部まで充填された水系下塗り塗料４の乾燥による痩せが
少なくなり、目止め効果が向上して好ましく、さらに乾
燥固形分量を４５〜７５％にすると乾燥による痩せが少
ないとともに塗料の流動性も保たれてより好ましい。ま
た、水系下塗り塗料４は０．５ｋｇ／ｍ2〜１．７ｋｇ
／ｍ2を塗布することが、塗料が少なすぎて表面がまだ
らになったり、多すぎて厚塗りになったりしないため好
ましく、さらに０．８ｋｇ／ｍ2〜１．５ｋｇ／ｍ2の範
囲にすることが、より好ましい。
【００１７】さらに、ＪＩＳ Ａ ６９０９ 透水試験
Ａ法に適合した防水性能を有する水系下塗り塗料４を用
いることにより、ＡＬＣ化粧パネル表面の下塗り塗料し
か施されない目地溝３であっても、優れた防水効果が得
られ、より好ましい。
Ａ法に適合した防水性能を有する水系下塗り塗料４を用
いることにより、ＡＬＣ化粧パネル表面の下塗り塗料し
か施されない目地溝３であっても、優れた防水効果が得
られ、より好ましい。
【００１８】仕上げ塗料５の上に、ＡＬＣ化粧パネル１
の全表面にトップコート（図示せず）が施されている
と、防水性が一層向上するとともに防水性能を有する下
塗り塗料４の塗布が必要なくなり好ましい。トップコー
トとしては、アクリル、ウレタン、シリコーン、アクリ
ルシリコーン、フッ素、無機塗料等が耐候性の面で好ま
しい。 また、水系下塗り塗料４および仕上げ塗料５の
色彩を生かすために、トップコートは透明が好ましい。
の全表面にトップコート（図示せず）が施されている
と、防水性が一層向上するとともに防水性能を有する下
塗り塗料４の塗布が必要なくなり好ましい。トップコー
トとしては、アクリル、ウレタン、シリコーン、アクリ
ルシリコーン、フッ素、無機塗料等が耐候性の面で好ま
しい。 また、水系下塗り塗料４および仕上げ塗料５の
色彩を生かすために、トップコートは透明が好ましい。
【００１９】次に、このＡＬＣ化粧パネルの製造方法に
ついて説明する。なお図４および図５は、ＡＬＣ化粧パ
ネルの塗装方法を示す。ＡＬＣ化粧パネル１の製造方法
は、生産ラインのローラーコンベア１０上で、先ずＡＬ
Ｃパネル２の表面側層に断面コ字状の目地溝３を穿設
し、次にそのＡＬＣパネル２の表面側にスプレーガン９
で水系下塗り塗料４を塗布した後、その水系下塗り塗料
４が硬化する前にエアノズル７からエアを吹き付け、さ
らに下塗り塗料４とＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが
１．５以上異なる仕上げ塗料５をローラー８により目地
溝３以外の表面に塗布する工程から成る製造方法であ
る。
ついて説明する。なお図４および図５は、ＡＬＣ化粧パ
ネルの塗装方法を示す。ＡＬＣ化粧パネル１の製造方法
は、生産ラインのローラーコンベア１０上で、先ずＡＬ
Ｃパネル２の表面側層に断面コ字状の目地溝３を穿設
し、次にそのＡＬＣパネル２の表面側にスプレーガン９
で水系下塗り塗料４を塗布した後、その水系下塗り塗料
４が硬化する前にエアノズル７からエアを吹き付け、さ
らに下塗り塗料４とＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが
１．５以上異なる仕上げ塗料５をローラー８により目地
溝３以外の表面に塗布する工程から成る製造方法であ
る。
【００２０】さらに具体例としては、先ず、ローラーコ
ンベア１０上のＡＬＣパネル（幅６００ｍｍ、長さ２０
００ｍｍ、厚み３５ｍｍ）の表面側層に略垂直に１０ｍ
ｍ立ち下がった両側面と幅６ｍｍの底面とから成る複数
本の化粧目地溝３を、鉛直軸を中心に回転する切削刃に
より切削する。（図１参照）
ンベア１０上のＡＬＣパネル（幅６００ｍｍ、長さ２０
００ｍｍ、厚み３５ｍｍ）の表面側層に略垂直に１０ｍ
ｍ立ち下がった両側面と幅６ｍｍの底面とから成る複数
本の化粧目地溝３を、鉛直軸を中心に回転する切削刃に
より切削する。（図１参照）
【００２１】次に、図４左側に示すように、水系下塗り
塗料４としてタイロック（菊水化学工業社製の商品名）
をスプレーガン９によりＡＬＣパネル２の表面側に１．
０ｋｇ／ｍ2塗布した後、その水系下塗り塗料４が硬化
する前にスリット長さ９００ｍｍのエアノズル７をＡＬ
Ｃパネル２の進行方向と４５度の角度を持たせて設置
し、ＡＬＣパネル２を長手方向にローラーコンベア１０
上を移動させながらエアを１０００ｍｍＡｑの圧力で塗
装表面に吹き付ける。
塗料４としてタイロック（菊水化学工業社製の商品名）
をスプレーガン９によりＡＬＣパネル２の表面側に１．
０ｋｇ／ｍ2塗布した後、その水系下塗り塗料４が硬化
する前にスリット長さ９００ｍｍのエアノズル７をＡＬ
Ｃパネル２の進行方向と４５度の角度を持たせて設置
し、ＡＬＣパネル２を長手方向にローラーコンベア１０
上を移動させながらエアを１０００ｍｍＡｑの圧力で塗
装表面に吹き付ける。
【００２２】さらに、水系下塗り塗料４が乾燥したら、
仕上げ塗料５としてΔＥａｂが２０．０異なるキクスイ
フロン（菊水化学工業社製の商品名）を、図５に示すよ
うに、ローラー８によりＡＬＣパネル２の化粧目地溝３
以外の表面に０．０５ｋｇ／ｍ2塗装する。
仕上げ塗料５としてΔＥａｂが２０．０異なるキクスイ
フロン（菊水化学工業社製の商品名）を、図５に示すよ
うに、ローラー８によりＡＬＣパネル２の化粧目地溝３
以外の表面に０．０５ｋｇ／ｍ2塗装する。
【００２３】表面側層に略垂直に立ち下がった断面コ字
状の目地溝３を備えたＡＬＣパネルを、ローラー８によ
り仕上げ塗料５を塗布するため、目地溝３の側面部分は
ローラー８が当たらずに塗装されないとともに目地溝３
以外のパネル表面のみが確実に塗装される。これによ
り、目地溝とそれ以外の表面との間にクッキリとしたコ
ントラストが持たせられるため、目地溝に深みが出て重
厚感に富む意匠性の優れたＡＬＣ化粧パネルを得ること
ができる。
状の目地溝３を備えたＡＬＣパネルを、ローラー８によ
り仕上げ塗料５を塗布するため、目地溝３の側面部分は
ローラー８が当たらずに塗装されないとともに目地溝３
以外のパネル表面のみが確実に塗装される。これによ
り、目地溝とそれ以外の表面との間にクッキリとしたコ
ントラストが持たせられるため、目地溝に深みが出て重
厚感に富む意匠性の優れたＡＬＣ化粧パネルを得ること
ができる。
【００２４】また、ローラー８による仕上げ塗料５の塗
布の後に、ＡＬＣ化粧パネル１の全面にトップコート
（図示せず）０．０５ｋｇ／ｍ2〜０．３０ｋｇ／ｍ2が
施されると、防水性が一層向上するとともに防水性能を
有する下塗り塗料４の塗布が必要なくなり好ましい。さ
らに塗布量０．１０ｋｇ／ｍ2〜０．２０ｋｇ／ｍ2の範
囲で塗布することにより、塗料が少なすぎて表面がまだ
らになったり多すぎて厚塗りになったりせず、より好ま
しい。
布の後に、ＡＬＣ化粧パネル１の全面にトップコート
（図示せず）０．０５ｋｇ／ｍ2〜０．３０ｋｇ／ｍ2が
施されると、防水性が一層向上するとともに防水性能を
有する下塗り塗料４の塗布が必要なくなり好ましい。さ
らに塗布量０．１０ｋｇ／ｍ2〜０．２０ｋｇ／ｍ2の範
囲で塗布することにより、塗料が少なすぎて表面がまだ
らになったり多すぎて厚塗りになったりせず、より好ま
しい。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を奏す
る。第１塗膜層となる下塗り塗料として、ＡＬＣパネル
に吸収されやすい水系塗料を用いて塗料内部での乾燥収
縮の差を少なくしている。そのためＡＬＣ化粧パネルの
塗装表面の特に塗料が厚く溜まりやすい化粧溝部の気泡
内部に充填された塗料において、乾燥する際に塗膜が膨
れ上がったり亀裂、ピンホールが発生したりし難くな
り、ＡＬＣ化粧パネルの塗装品質および意匠性が向上
し、かつ防水性がさらに向上する。また、水系下塗り塗
料は溶剤系のものに比べてコストも安く経済的である。
る。第１塗膜層となる下塗り塗料として、ＡＬＣパネル
に吸収されやすい水系塗料を用いて塗料内部での乾燥収
縮の差を少なくしている。そのためＡＬＣ化粧パネルの
塗装表面の特に塗料が厚く溜まりやすい化粧溝部の気泡
内部に充填された塗料において、乾燥する際に塗膜が膨
れ上がったり亀裂、ピンホールが発生したりし難くな
り、ＡＬＣ化粧パネルの塗装品質および意匠性が向上
し、かつ防水性がさらに向上する。また、水系下塗り塗
料は溶剤系のものに比べてコストも安く経済的である。
【００２６】また化粧目地溝の水系下塗り塗料と化粧目
地溝以外の表面に塗布された仕上げ塗料とのＬａｂ表色
系の色差ΔＥａｂが１．５以上あるため、化粧目地溝と
それ以外の表面との間に強いコントラストを持たせるこ
とができる。これにより化粧目地溝に深みが出て重厚感
に富む意匠性の優れたＡＬＣ化粧パネルを得ることがで
きる。
地溝以外の表面に塗布された仕上げ塗料とのＬａｂ表色
系の色差ΔＥａｂが１．５以上あるため、化粧目地溝と
それ以外の表面との間に強いコントラストを持たせるこ
とができる。これにより化粧目地溝に深みが出て重厚感
に富む意匠性の優れたＡＬＣ化粧パネルを得ることがで
きる。
【００２７】請求項６の製造方法によれば、ＡＬＣ化粧
パネルの化粧目地溝の形状が断面コ字状のごとく、両側
に垂直面を有していても、塗料がその部分の気泡の中に
まで十分に充填されるため、塗料の乾燥収縮時に気泡入
口にできた塗料ブリッジの切断による塗装表面での孔の
発生がなくなり、ＡＬＣ化粧パネルの防水性が向上する
とともに塗装品質および意匠性が向上する。また、エア
を吹き付けることにより下塗り塗料が厚塗りされること
がなく経済的である。
パネルの化粧目地溝の形状が断面コ字状のごとく、両側
に垂直面を有していても、塗料がその部分の気泡の中に
まで十分に充填されるため、塗料の乾燥収縮時に気泡入
口にできた塗料ブリッジの切断による塗装表面での孔の
発生がなくなり、ＡＬＣ化粧パネルの防水性が向上する
とともに塗装品質および意匠性が向上する。また、エア
を吹き付けることにより下塗り塗料が厚塗りされること
がなく経済的である。
【００２８】さらに、水系下塗り塗料と色差をもった仕
上げ塗料をローラーによりコ字状目地溝以外の表面に塗
布することにより、目地溝とそれ以外の表面との間にク
ッキリとしたコントラストを持たせられ、目地溝形状が
断面コ字状であることと相俟って、目地溝に深みが出て
タイル張り調の重厚感に富む意匠性の優れたＡＬＣ化粧
パネルを得ることができる。
上げ塗料をローラーによりコ字状目地溝以外の表面に塗
布することにより、目地溝とそれ以外の表面との間にク
ッキリとしたコントラストを持たせられ、目地溝形状が
断面コ字状であることと相俟って、目地溝に深みが出て
タイル張り調の重厚感に富む意匠性の優れたＡＬＣ化粧
パネルを得ることができる。
【図１】本発明のＡＬＣ化粧パネル示す斜視図。
【図２】本発明において塗膜状況を示す断面図。
【図３】本発明において塗料が乾燥する状態を示す断面
模式図。
模式図。
【図４】本発明のＡＬＣ化粧パネルの塗装方法を示す断
面工程図。
面工程図。
【図５】本発明に係るＡＬＣ化粧パネルのローラーによ
る仕上げ塗装を示す断面図。
る仕上げ塗装を示す断面図。
１ ＡＬＣ化粧パネル ２ ＡＬＣパネル ３ 化粧目地溝（断面コ字状の目地溝） ４ 下塗り塗料（第１塗膜層） ５ 仕上げ塗料（第２塗膜層） ６ 気泡 ７ エアノズル ８ ローラー ９ スプレーガン １０ ローラーコンベア
フロントページの続き (72)発明者 盛岡 優 愛知県尾張旭市下井町下井2035番地 小野 田エー・エル・シー株式会社内 (72)発明者 永井 昌志 愛知県尾張旭市下井町下井2035番地 小野 田エー・エル・シー株式会社内
Claims (6)
- 【請求項１】ＡＬＣパネルの表面側層に化粧目地溝が複
数本穿設されているとともに該表面側層の全面に第１塗
膜層が形成され、かつ該化粧目地溝の部分を除いた第１
塗膜層の表面に第２塗膜層が形成されたＡＬＣ化粧パネ
ルにおいて、前記第１塗膜層の塗料は前記化粧目地溝表
層の気泡内部にまで充填されており、かつ前記第２塗膜
層の塗料とＬａｂ表色系での色差ΔＥａｂが１．５以上
の水系下塗り塗料から成ることを特徴とするＡＬＣ化粧
パネル。 - 【請求項２】前記化粧目地溝は断面コ字状であって、そ
の深さは３ｍｍ〜１０ｍｍである請求項１記載のＡＬＣ
化粧パネル。 - 【請求項３】前記水系下塗り塗料は、乾燥固形分量が４
５％〜７５％であり、かつ０．８ｋｇ／ｍ2〜１．５ｋ
ｇ／ｍ2塗布された請求項１または２記載のＡＬＣ化粧
パネル。 - 【請求項４】前記水系下塗り塗料は、ＪＩＳ Ａ ６９
０９ 透水試験Ａ法に適合する防水性能を有している請
求項１、２または３記載のＡＬＣ化粧パネル。 - 【請求項５】前記ＡＬＣパネルの表面側層の全面にトッ
プコートが０．１０ｋｇ／ｍ2〜０．２０ｋｇ／ｍ2施さ
れた請求項１、２または３記載のＡＬＣ化粧パネル。 - 【請求項６】ＡＬＣパネルの表面側層に化粧目地溝が複
数本穿設されているとともに該表面側層の全面に第１塗
膜層が形成され、かつ該化粧目地溝の部分を除いた第１
塗膜層の表面に第２塗膜層が形成されたＡＬＣ化粧パネ
ルの製造方法において、該表面側層に化粧目地溝を切削
する工程、スプレーガンにより第１塗膜層として水系下
塗り塗料を塗布する工程、該水系下塗り塗料が硬化する
前にエアを吹き付ける工程、該水系下塗り塗料とＬａｂ
表色系での色差ΔＥａｂが１．５以上ある仕上げ塗料を
第２塗膜層としてローラーにより塗布する工程を順次行
うことを特徴とするＡＬＣ化粧パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224798A JPH11210148A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | Ａｌｃ化粧パネルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224798A JPH11210148A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | Ａｌｃ化粧パネルおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210148A true JPH11210148A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12353690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3224798A Pending JPH11210148A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | Ａｌｃ化粧パネルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210148A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008148906A1 (es) * | 2007-06-05 | 2008-12-11 | Inigo Espinosa Joaquin Maria | Procedimiento para la fabricación de paneles de revestimiento mural, y panel obtenido con dicho procedimiento |
| JP2010084454A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Konishi Co Ltd | 下塗り材を用いたコンクリート構造物のひび割れ補修工法 |
| JP2016078004A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 旭化成ホームズ株式会社 | 建物用パネルの製造方法 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP3224798A patent/JPH11210148A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008148906A1 (es) * | 2007-06-05 | 2008-12-11 | Inigo Espinosa Joaquin Maria | Procedimiento para la fabricación de paneles de revestimiento mural, y panel obtenido con dicho procedimiento |
| ES2310133A1 (es) * | 2007-06-05 | 2008-12-16 | Joaquin Maria Iñigo Espinosa | Procedimiento para la fabricacion de paneles de revestimiento mural, y panel obtenido con dicho procedimiento. |
| JP2010084454A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Konishi Co Ltd | 下塗り材を用いたコンクリート構造物のひび割れ補修工法 |
| JP2016078004A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 旭化成ホームズ株式会社 | 建物用パネルの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101860704B1 (ko) | 건축판 및 그 제조 방법 | |
| ES2927188T3 (es) | Métodos para fabricar paneles | |
| RU2379437C2 (ru) | Внешнестеновая строительная панель и способ ее окрашивания | |
| JPH11210148A (ja) | Ａｌｃ化粧パネルおよびその製造方法 | |
| JPS63125332A (ja) | 壁面外装用防水化粧シート | |
| JP2008266911A (ja) | 打放しコンクリート等の多彩模様を塗装形成する工法 | |
| JP5865592B2 (ja) | サイディング材の塗装方法 | |
| JP5626671B1 (ja) | 塗装用ローラー及びそれを用いた塗装面の形成方法 | |
| JPS602990B2 (ja) | タイル様化粧板 | |
| JP2512003B2 (ja) | 建物壁面外装用防水化粧シ―ト | |
| CN109763653A (zh) | 一种多彩仿石墙面的施工方法 | |
| KR20060101358A (ko) | 세라믹 코트를 이용한 건물의 외벽 보수 공법 | |
| JPH0343559A (ja) | 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法 | |
| JPH10169145A (ja) | 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法 | |
| JP4350535B2 (ja) | 化粧パネルの施工方法 | |
| JP2005350892A (ja) | 外壁塗装面の補修方法および外壁塗装構造 | |
| JP4615111B2 (ja) | 軽量気泡コンクリート塗装パネル | |
| JP3189257U (ja) | スレート製品或いはセメント成形物やコンクリート構造物の表面処理構造 | |
| JP2000297484A (ja) | 打放しコンクリート面の防水工法 | |
| JP2007016462A (ja) | 防水材用シート体及びその製造方法、並びにコンクリート表面の防水工法 | |
| JPH09173969A (ja) | 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法 | |
| JP2717073B2 (ja) | 塗装方法 | |
| JPH06321666A (ja) | 窯業系板材の凹凸表面化粧方法 | |
| JPH0318576Y2 (ja) | ||
| JP2019218471A (ja) | 打ち放しコンクリート表面の仕上げ用塗料および塗装方法 |