JPH09173969A - 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法 - Google Patents
打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法Info
- Publication number
- JPH09173969A JPH09173969A JP35472395A JP35472395A JPH09173969A JP H09173969 A JPH09173969 A JP H09173969A JP 35472395 A JP35472395 A JP 35472395A JP 35472395 A JP35472395 A JP 35472395A JP H09173969 A JPH09173969 A JP H09173969A
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- JP
- Japan
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- faced concrete
- concrete
- resin
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- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】打放しコンクリートの表面に発生する皮膜破壊
原因を防止し、防水皮膜を改善してコンクリート素肌を
保持し濡れ色やむら色の発生なきことを期するものであ
る。 【解決手段】打放しコンクリート表面にエマクション系
透明合成樹脂防水材を均一に塗布してその表面にフッ素
樹脂系、アクリルシリコン樹脂系その他溶剤可溶性防水
材を塗膜形成せしむるものである。
原因を防止し、防水皮膜を改善してコンクリート素肌を
保持し濡れ色やむら色の発生なきことを期するものであ
る。 【解決手段】打放しコンクリート表面にエマクション系
透明合成樹脂防水材を均一に塗布してその表面にフッ素
樹脂系、アクリルシリコン樹脂系その他溶剤可溶性防水
材を塗膜形成せしむるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は打放しコンクリー
トの表面肌仕上げ方法に関するものである。
トの表面肌仕上げ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】打放しコンクリートは素肌で仕上げるの
が理想であるが自然環境の中で経年劣化と大気汚染によ
る汚損を防止するため、撥水系の防水材が塗布されるこ
とは既に特公平6−89589号公報にも記載されると
ころであるが、当該工法においては、打放しコンクリー
ト表面に撥水材等を含浸塗布することによりエマルショ
ン系樹脂防水材の付着力が低下する作用が生じ、その上
に積層するフッ素、アクリルシリコン樹脂等の固着に懸
念がある。
が理想であるが自然環境の中で経年劣化と大気汚染によ
る汚損を防止するため、撥水系の防水材が塗布されるこ
とは既に特公平6−89589号公報にも記載されると
ころであるが、当該工法においては、打放しコンクリー
ト表面に撥水材等を含浸塗布することによりエマルショ
ン系樹脂防水材の付着力が低下する作用が生じ、その上
に積層するフッ素、アクリルシリコン樹脂等の固着に懸
念がある。
【0003】打放しコンクリートの表面に存在する毛細
管の穴、ひび割れやピンホールには空気が内在してエマ
ルション系樹脂やフッ素、アクリルシリコン樹脂を塗布
することにより造膜して毛細管、ひび割れ、ピンホール
を覆い、連続皮膜となって密封した状態となる。
管の穴、ひび割れやピンホールには空気が内在してエマ
ルション系樹脂やフッ素、アクリルシリコン樹脂を塗布
することにより造膜して毛細管、ひび割れ、ピンホール
を覆い、連続皮膜となって密封した状態となる。
【0004】これら毛細管、ひび割れやピンホールは日
射を浴びたり温度が上昇することにより密封された空気
は膨張し皮膜を破壊してしまう。そのため撥水系の防水
材を含浸塗布して浸透水を排除し防水効果を挙げてい
る。
射を浴びたり温度が上昇することにより密封された空気
は膨張し皮膜を破壊してしまう。そのため撥水系の防水
材を含浸塗布して浸透水を排除し防水効果を挙げてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の様な塗膜の付着
力を確保するための改良と環境温度の作用を受けて破損
する防水皮膜を改善し、しかも打放しコンクリートの素
肌を保持し濡れ色や色むらを無くすることは重視すべき
課題とされる
力を確保するための改良と環境温度の作用を受けて破損
する防水皮膜を改善し、しかも打放しコンクリートの素
肌を保持し濡れ色や色むらを無くすることは重視すべき
課題とされる
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は前記特公平
6−89589号の発明を大巾に改善したもので、まず
コンクリートの表面にエマルション系透明合成樹脂防水
材を均一に塗布して、その表面にフッ素樹脂系、アクリ
ルシリコン樹脂系その他溶剤可溶性の樹脂防水材を積層
するものである。
6−89589号の発明を大巾に改善したもので、まず
コンクリートの表面にエマルション系透明合成樹脂防水
材を均一に塗布して、その表面にフッ素樹脂系、アクリ
ルシリコン樹脂系その他溶剤可溶性の樹脂防水材を積層
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の態様を実施例
について説明する。
について説明する。
【0008】
【実施例】打放しコンクリートの表面を洗浄乾燥させ、
エマルション系透明合成樹脂をローラーや刷毛又はスプ
レーにて塗布し、乾燥造膜を確認した後、フッ素樹脂系
アクリル樹脂系その他溶剤可溶性の樹脂防水材を塗布
し、これにより濡れ色、色むらなど防止し且つ意匠性も
阻害されない打放しコンクリートの表面肌仕上げが得ら
れるものである。
エマルション系透明合成樹脂をローラーや刷毛又はスプ
レーにて塗布し、乾燥造膜を確認した後、フッ素樹脂系
アクリル樹脂系その他溶剤可溶性の樹脂防水材を塗布
し、これにより濡れ色、色むらなど防止し且つ意匠性も
阻害されない打放しコンクリートの表面肌仕上げが得ら
れるものである。
【0009】
【作用】コンクリート表面には従来行われている撥水系
防水材を全面に塗布することなく、既存の表面に拡がる
微細な斑点やピンホール等の吸水原因を遮断する。打放
しコンクリート駆体は日射温冷の環境作用を受けて伸縮
することは周知である。
防水材を全面に塗布することなく、既存の表面に拡がる
微細な斑点やピンホール等の吸水原因を遮断する。打放
しコンクリート駆体は日射温冷の環境作用を受けて伸縮
することは周知である。
【0010】本発明が伸縮するコンクリートに追従する
性能を有したエマルション系透明合成防水材を塗布する
ことにより前掲特公平6−89589号に示された工程
のうち最初の撥水系の防水材塗布を不要とし、弾性力の
乏しいエマルション系合成樹脂防水材の欠点を排除し
て、より信頼性のある塗膜を形成するものである。
性能を有したエマルション系透明合成防水材を塗布する
ことにより前掲特公平6−89589号に示された工程
のうち最初の撥水系の防水材塗布を不要とし、弾性力の
乏しいエマルション系合成樹脂防水材の欠点を排除し
て、より信頼性のある塗膜を形成するものである。
【0011】エマルション系透明合成樹脂は比較的大き
なピンホールやひび割れには造膜されず、塗布してもそ
のまま穴やひび割れが存在するが、その表面にフッ素樹
脂系、アクリルシリコン樹脂系及びその他溶剤可溶性の
樹脂防水材を塗布すると、当該ピンホールやひび割れの
内部に浸透して付着し、当樹脂のもつ強力な撥水性が作
用して水をはじき出し一切浸透されないためコンクリー
トの濡れ色や材料の浸透率の違いによる色むらも全く防
止されコンクリートの素肌をそのままに表現することが
でき、防水効果を高めていることが確認されて、下地に
撥水材を含浸塗布することを必要とすることなく、撥水
材塗布を排除することが可能となった。
なピンホールやひび割れには造膜されず、塗布してもそ
のまま穴やひび割れが存在するが、その表面にフッ素樹
脂系、アクリルシリコン樹脂系及びその他溶剤可溶性の
樹脂防水材を塗布すると、当該ピンホールやひび割れの
内部に浸透して付着し、当樹脂のもつ強力な撥水性が作
用して水をはじき出し一切浸透されないためコンクリー
トの濡れ色や材料の浸透率の違いによる色むらも全く防
止されコンクリートの素肌をそのままに表現することが
でき、防水効果を高めていることが確認されて、下地に
撥水材を含浸塗布することを必要とすることなく、撥水
材塗布を排除することが可能となった。
【0012】フッ素樹脂系、アクリルシリコン樹脂系そ
れぞれ弾性性能を有したものであればその作用効果は一
層増大を期することができる。
れぞれ弾性性能を有したものであればその作用効果は一
層増大を期することができる。
【0013】
【発明の効果】上記のごとく本発明は打放しコンクリー
トの表面に撥水系の防水材を含浸塗布することなく、し
かも付着性において懸念された間題点を解決したもの
で、伸縮性能をもったエマルション系透明合成樹脂防水
材を均一に塗布することにより打放しコンクリート表面
に密着して強力な防水層を形成し、しかもフッ素樹脂
系、アクリルシリコン樹脂系その他溶剤可溶性の樹脂防
水材を均一に塗布造膜せしむることにより濡れ色、むら
色の発生を防止することができ打放しコンクリートの表
面肌を確保する効果はきわめて顕著なりとされる。
トの表面に撥水系の防水材を含浸塗布することなく、し
かも付着性において懸念された間題点を解決したもの
で、伸縮性能をもったエマルション系透明合成樹脂防水
材を均一に塗布することにより打放しコンクリート表面
に密着して強力な防水層を形成し、しかもフッ素樹脂
系、アクリルシリコン樹脂系その他溶剤可溶性の樹脂防
水材を均一に塗布造膜せしむることにより濡れ色、むら
色の発生を防止することができ打放しコンクリートの表
面肌を確保する効果はきわめて顕著なりとされる。
【図1】本発明実施の施工断面図である。
1 打放しコンクリート 2 エマルション系透明合成樹脂 3 フッ素樹脂系又はアクリルシリコン樹脂系その他溶
剤可溶性樹脂
剤可溶性樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】打放しコンクリート表面にエマルション系
透明合成樹脂防水材を均一に塗工し、その表面にフッ素
樹脂系、アクリルシリコン樹脂系その他溶剤可溶性の樹
脂防水材を塗膜形成せしむることを特徴とした打放しコ
ンクリートの表面肌仕上げ方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35472395A JPH09173969A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35472395A JPH09173969A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09173969A true JPH09173969A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18439475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35472395A Pending JPH09173969A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09173969A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102409799A (zh) * | 2011-11-25 | 2012-04-11 | 北京市第三建筑工程有限公司 | 清水混凝土层间明缝导墙结构及其施工方法 |
US10829505B2 (en) | 2016-04-20 | 2020-11-10 | Dow Silicones Corporation | Lithium alkylsiliconate composition, coating, and method of making same |
CN111997259A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-11-27 | 上海建工建材科技集团股份有限公司 | 一种清水混凝土预制构件板表面的防水施工方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07136584A (ja) * | 1993-11-24 | 1995-05-30 | Kansai Paint Co Ltd | 建築外装用汚れ防止上塗り塗膜の形成方法 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP35472395A patent/JPH09173969A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07136584A (ja) * | 1993-11-24 | 1995-05-30 | Kansai Paint Co Ltd | 建築外装用汚れ防止上塗り塗膜の形成方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102409799A (zh) * | 2011-11-25 | 2012-04-11 | 北京市第三建筑工程有限公司 | 清水混凝土层间明缝导墙结构及其施工方法 |
US10829505B2 (en) | 2016-04-20 | 2020-11-10 | Dow Silicones Corporation | Lithium alkylsiliconate composition, coating, and method of making same |
CN111997259A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-11-27 | 上海建工建材科技集团股份有限公司 | 一种清水混凝土预制构件板表面的防水施工方法 |
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