JPH11209278A - 抗真菌剤 - Google Patents

抗真菌剤

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JPH11209278A
JPH11209278A JP10027772A JP2777298A JPH11209278A JP H11209278 A JPH11209278 A JP H11209278A JP 10027772 A JP10027772 A JP 10027772A JP 2777298 A JP2777298 A JP 2777298A JP H11209278 A JPH11209278 A JP H11209278A
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JP
Japan
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cryptoporic
solution
acid derivative
dimer
extract
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JP10027772A
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English (en)
Inventor
Shigeo Nozoe
重男 野副
Akira Takahashi
昭 高橋
Junichi Masuda
順一 増田
Toshiaki Segawa
俊章 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日和見感染症等を惹起する真菌類に対して強
い抗菌力を有する新規な抗真菌剤を提供することを目的
とする。 【解決手段】 クリプトポール酸誘導体を有効成分とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホウネンタケ、ヒ
トクチタケ、マゴシャクシまたはエゾシロアミタケなど
の担子菌担、特にその子実体から分離採取されるドリマ
ン型セスキテルペン系化合物を有効成分とする抗真菌剤
に関するものであり、医薬製造技術に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】抗生物質を中心に抗微生物薬の開発が目
ざましい発展を遂げるなかで,抗真菌剤に関してはその
種類、有効性の点から判断して、必ずしも満足できる状
態にあるとは言えないものである。ヒトに対する真菌感
染症は、カンジダ症、アスペルギルス症、クリプトコッ
カス症、ムコール症が多く、その他輸入真菌症を含め
て、アクチノミセス症、ノカルジア症、クロモブラスト
ミコーシス、ヒストプラスマ症、コクシジオイデス症、
ゲオトリクム症、ペニシリウム症などが知られている。
また、水虫やタムシなどの表在性真菌症もある。特に、
近年、抗癌剤や免疫抑制剤、ステロイドホルモン等の汎
用やエイズ感染等による生体防御能の低下からカンジダ
(Candida)、アスペルギルス(Aspergillus)、クリプトコ
ッカス(Cryptococcus)等の真菌感染による日和見感染症
が一つの医療問題になっており、その治療薬の開発が望
まれている。これらの真菌感染症の治療薬としては、現
在のところ、アンホテリンシB、フルコナゾール、イト
ラコナゾール、ミコナゾール、5-フロロシトシンなどの
化学療法剤が使用されている。しかし、これらの化学療
法剤は毒性や治療効果の面で必ずしも満足できるもので
なく、また、耐性菌の出現も問題となっている。この問
題を解決するために、選択性に優れた臨床上有用な抗真
菌薬が望まれている。一方、きのこ類に含まれる生理活
性成分についても古くから種々検討されてきており、フ
コキサルノコシカケ、カワラタケ等が胃癌、食道癌、乳
癌、前立腺癌等に効く和漢薬、民間薬として伝承され使
用されてきた。特に、カワラタケの培養菌糸体から抽出
されたβ-D-グルカン蛋白複合体(PS-K)は抗癌剤として
広く医薬品として利用されており、ヒトクチタケからは
韓国のリー等(Lee et al, 1981)、キム等(Kim et al, 1
982)により、水抽出エキスより抗癌活性を示すprotein-
polysaccharideまたはクロロホルム−メタノール抽出エ
キスよりエルゴステロールを取得したことが報告されて
いる(浅川ら,Trans. Mycol. Soc. Japan 29, 281-29
6, 1988)。さらに、浅川等はこのヒトクチタケから苦味
成分として各種のクリプトポール酸誘導体を得たことも
明らかにしており、またその培養抽出物からそれらと異
なるクリプトポール酸誘導体が得られたことも報告され
ている(M.Hirotani et al, Phytochemistry 30(5), 155
5-1559(1991))。また、そこではマゴシャクシの培養し
たものからもクリプトポール酸誘導体が得られることも
報告されている。また別に、エゾシロアミタケから別の
クリプトポール酸誘導体とクリプトポール酸誘導体に類
似化合物が報告されている(Y. Morita et al, Biosci.
Biotech. Biochem. 59(19) 2008-2009(1995))。クリプ
トポール酸誘導体の生理活性については、活性酸素阻害
活性(浅川ら,Trans. Mycol. Soc. Japan 29 281-296 1
988)、米の発芽阻害(T. Hashimoto et al, Tetrahedron
Lett. 28(50) 6303-6304(1987))、化学発癌の抑制効果
(T. Narisawa et al, Jpn. J. Cancer Res. 83 830-834
(1992))等が報告されている。この様に一部の特性も知
られているクリプトポール酸誘導体とは下記構造式1で
示される一群の化合物である。
【0003】
【化2】
【0004】ただし、式中R1、R2、R3は相互に同じ
であっても異なっていても良い水素原子、アルキル基、
特には低級アルキル基でありより具体的にはメチル基で
あり、ナトリウムやカリアム等のアルカリ金属であり、
4はメチル基、ヒドロキシメチル基またはアセトキシ
メチル基である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は担子菌類
に含まれる生理活性成分について探索し、それらの中に
日和見感染症を惹起する上述の真菌類に対して強い抗菌
力を有する、すなわち抗真菌剤として有効に利用できる
化合物を見出すべく鋭意検討を続け、先にクリプトポー
ル酸誘導体の内に抗真菌剤として有効な化合物が存在す
ることを見出したが、他の各種のクリプトポール酸誘導
体についても、抗真菌剤としての可能性を見出すべくさ
らに検討をつづけたのであり、本発明はそれにより新規
な抗真菌剤を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成すべく鋭意研究を行ない、タコウキン科のきのこで
あるヒトクチタケ(Cryptoporus volvatus)子実体からの
抽出エキスより単離したセスキテルペン系化合物、より
詳細にはドリメン骨格のセスキテルペンとイソクエン酸
からなる各種のクリプトポール酸誘導体の内に抗真菌作
用を示す化合物が存在することを見出して本発明を完成
したのである。
【0007】すなわち,本発明は下記構造式1で示され
るクリプトポール酸誘導体のダイマーを有効成分とする
ことを特徴とする抗真菌剤に関するものである。
【0008】
【化3】
【0009】ただし、式中R1、R2、R3は相互に同じ
であっても異なっていても良い水素原子、アルキル基ま
たはアルカリ金属であり、R4はアルキル基またはアセ
トキシアルキル基であり、ダイマーとは上記構造式で示
される二つのクリプトポール酸誘導体が、一方のクリプ
トポール酸誘導体のナフタレン環の4位に付加する炭素
(メチル基)と他のクリプトポール酸誘導体のカルボキシ
ル基とが結合した構造を有するもの、すなわち二量体を
意味するものである。さらにアルキル基としてはアセト
キシアルキル基のアルキル基を含めて低級アルキル、特
にはメチル基が挙げられアルカリ金属としてはナトリウ
ムおよびカリウムが挙げられる。但し二量体からは、炭
素とカルボキシル基との結合を2箇所有するものは除外
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳説する。
クリプトポール酸(Cryptoporic acid)誘導体は、例え
ば、前述した浅川等が示している様に、枯れたアカマツ
に発生したタコウキン科のきのこであるヒトクチタケの
子実体から溶剤を用いて抽出取得することができるもの
である。さらにマゴシャクシの培養したものから(M.Hi
rotani et al.,Phytochemistry, 30(5):1555-1559(199
1))、エゾシロアミタケ(Y.Morita et al.,Biosci.Bio
tech.Biochem.,59(19):2008-2009,(1995))からも得る
ことができる。また,ホウネンタケから得たロゼオライ
ドA(Tetrahedron Letters,34(15)2497-2500(1993))等
と命名された化合物等から誘導することもできる。さら
にその取得法の一例について詳説すれば、まずヒトクチ
タケ子実体を細かく裁断し、酢酸エチルエステル等の溶
剤に室温で1〜3日浸漬することにより有効成分を抽出
する。抽出されたエキスを通常化合物の分離に用いられ
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーや分取薄層クロ
マトグラフィー、さらには高速液体クロマトグラフィー
等を組み合せて精製することにより、目的とする化合物
が分離採取される。本発明の化合物を有効成分として含
有する抗真菌剤は人に包含される黴、酵母等の真菌が関
与する真菌症治療薬として有用であり、経口投与の場合
は錠剤、カプセル剤、散剤等で、非経口投与の場合は溶
液剤、懸濁剤、軟膏等として利用することができる。投
与量としては、病気の重さ、患者の体重等によって変化
するが、一般的には1〜500mg程度とするのがよく、
これを1日1回から数回に分けて投与するのがよい。ま
た、注射液のときは点滴の中に入れて投与することもで
きる。製剤に際しては、一般的に用いられるベヒクル、
担体、膨化剤、賦形剤、結合剤、潤滑剤、緩衝剤、酸化
防止剤、防腐剤、安定剤、香味剤等が製剤実施に要求さ
れる単位用量混和され製剤される。以下に本発明ついて
の実施例を示すが,この実施例は何ら本発明を制限する
ものではない。
【0011】
【実施例】○ クリプトポール酸誘導体の調整 1997年4月茨城県水戸森林公園にて採集したヒトク
チタケ(1.11kg)を細かく切断し、アセトン(3L)にて
室温下3日間抽出した。アセトン抽出液を分離後メタノ
ール(3L)でさらに3日間抽出した。溶媒を留去後減圧
乾燥して、抽出エキスをそれぞれ68.7g及び26.5g
の収量で得た。含有成分を薄層クロマトグラフィーにて
分析後両エキスを合一し、メタノールに溶解後活性炭カ
ラム[50g:4.5cmID×17.5]に通導した。メタノ
ール(800ml)及びメタノールークロロホルム[3:1
(250ml)、2:1(500ml)]混液を用いて成分を溶
出させクリプトポール酸誘導体含有画分(Fr.1〜
4)、65.9gを得た。この中60gをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー[300g:4.0cmID×48.5、溶
出溶媒:クロロホルムーメタノール=100/0→70/
30(500ml)]にて粗分画後、クロロホルムーメタノ
ール=90/10及び80/20溶出画分をシリカゲル
(クロロホルムーメタノール)及び逆相系Cosmosil75
C18−OPN(メタノールー水)カラムクロマトグラフ
ィーに繰り返し付し、化合物によっては結晶化を行っ
て、以下の構造式で示される6種類のクリプトポール酸
誘導体を得た。これらの構造決定については薄層クロマ
トグラフィー及び1H−NMR、IR、Massスペクトル
等の測定を行い、浅川らの文献[Trans. Mycol. Soc.
Japan, 29, 281-296(1988)、Phytochemistry, 31
(2), 579-592(1992)]に記載されている測定データと比
較して行った。また、それらの収量はクリプトポール酸
Aが2.08g、クリプトポール酸Bが1.20g、クリプ
トポール酸Cが0.79g、クリプトポール酸Dが4.9
7g、クリプトポール酸Eが4.15g、クリプトポール
酸Fが0.40g、クリプトポール酸Gが0.40g、アセ
チルクリプトポール酸Eが0.38gであった。クリプト
ポール酸C、クリプトポール酸F及びアセチルクリプト
ポール酸Eの構造式はそれぞれ下記に示される構造式
2、3及び4であり、それらの 1H−NMRチャートを
図1〜図3として示し、アセチルクリプトポール酸Eの
IRチャートを図4として示した。
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】○ 抗カンジダ アルビカンス(Candida a
lbicans)活性測定法 以上の化合物について、カンジダ アルビカンス(Candi
da albicans)を被験菌として、該真菌に対する感受性を
in vitroで試験してその活性を確認した。抗真菌剤感受
性試験は、日本医真菌学会誌 Vol.36(1), 62-64(1995)
で提案されている方法に準じて行った。実験に使用した
菌株は、帝京大学医真菌研究センターから分譲された株
TIMM1776とTIMM3318を用いた。このう
ち、TIMM3318株はアゾール系抗真菌剤に対し耐
性を有しているものである。感受性測定用培地は、RP
MI1640(Irvine Scientific Cat. #9512)を10.
4gと炭酸水素ナトリウムを2.0gを滅菌蒸留水900m
lに溶解後、MOPS緩衝液(0.165M)34.53gを
加え、溶解するまでよく攪拌し、次に、水酸化ナトリウ
ムでpH7.0に修正した後、滅菌蒸留水を加えて1リッ
トルにメスアップし、濾過滅菌後4℃に保存した。試験
菌はYM agar培地(Difco)を用い、35℃,24〜48時
間の培養を2回以上行って継代した後、5mlの滅菌生理
食塩水に懸濁して得た。この懸濁液の吸光度を600nm
で測定し、あらかじめ作成した検量線から菌量を求め、
2×103cells/mlの菌数になるように感受性測定用培
地で希釈し、試験菌液とした。試験検体は20%DMS
Oメタノール溶液を用いて検体を溶かし、2倍段階希釈
にて試験検定溶液を作製した。抗真菌感受性の試験は、
96ウェルの平底マイクロプレートに90μlの感受性
測定用培地を分注し、10μlの試験検定溶液と100
μlの試験菌液を各ウェルに加え、所定の濃度を作製し
た。72時間を限度として35℃にて培養し、24時間
毎に観察して発育コントロールの濁度が0.2に達した
時点で各ウェルの濁度を測定する。80%発育阻止濃度
(IC80)の判定は、マイクロプレートをミキサーで攪拌
後、発育コントロールの培養液を40μl取り、これに
感受性測定用培地160μlを加え、IC80相当のウェ
ルを作製した。このウェルの濁度に比べて同等またはそ
れ以下の濁度を示すウェルを終末点とした。この結果を
表1に示す。なお、クリプトポール酸Eは前記構造式1
においてR4がヒドロキシメチル基であるものである。
【0016】
【表1】
【0017】○ 抗アスペルギルス フミガータス(Asp
ergillus fumigatus)活性測定法 1.薬液調製法 試験薬剤を秤量し、20%DMSO添加メタノールで薬
剤希釈段階を作製した。 2.感受性測定培地と調製法 RPM11640(Irvine Scientific Cat.#9512)10.4
g、NaHCO3 2.0gを滅菌蒸留水900m1に溶解後、
MOPSbuffer(0.165M)34.53gを加え攪拌し、
NaOHでpH7.0に修正した後1Lにメスアップし、濾
過滅菌後使用した。 3.接種菌液の調製 試験菌はポテトデキストロース寒天培地(Difco)を用
い、30℃で1週間培養した後、0.05%Tween80
含有滅菌生理食塩水を加え、分生子浮遊液を得た。血球
計算盤を用いて顕微鏡下で分生子数を計測し、測定用培
地で2.5×105cell/mlの菌数に調整した。 4.培養 96穴平底マイクロプレートに90μlの培地を分注
し、1で調製した薬液を10μl、接種菌液を80μl、
alamar blue液20μlを各ウエルに加えた(培地に対し最
終でDMSOが1%、メタノールが4%、alamar blue
が10%、発育コントロールは薬剤不含の同培地とす
る)。乾燥を防ぐため湿潤容器中で30℃にて培養、2
4時間毎に観察し、発育コントロールのOD570が0.6
に達した時点で終末点を判定した。 5.結果の判定 発育コントロールに対する80%発育阻止濃度(IC80)
を終末点としてこれを最小発育阻止濃度とした。具体的
には発育コントロールの測定値の20%値を基準にして
相当するかそれ以下の測定値を示すものの薬剤濃度をI
80(MIC)とした。この結果を表2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】〇 感染治療実験 健康に生育したマウス(ICR,4週齢,雌,19〜2
2g,日本クレア)に対し、生理食塩水に懸濁したアスペ
ルギルス フミガータス(2.0×106CFU/マウス)
の菌液を0.2ml尾静脈より接種し、感染を成立させ
た。治療は、5%アラビアゴム水溶液に検体を溶解また
は懸濁し、各回0.2ml量を胃ゾンデを用いて経口投与
した(50mg/kgと10mg/kgまたは10mg/kgと2mg/k
g)。1回目は菌接種1時間後に、その後は1日1回24
時間おきに6回の投与を行なった(1回/日,計7日間
投与)。対照群は基剤だけを0.2ml量投与した。薬効は
対照動物群が全て死亡した時点の検体投与群のマウス生
存匹数から下記の様に判定した。 有効 60%以上の生存率 やや有効 20%〜40%の生存率 無効 20%以下の生存率
【0020】
【表3】
【0021】
【発明の効果】以上の結果から、本発明の化合物はヒト
に感染する病原性真菌であるカンジダアルビカンス(Can
dida albicans)とアスペルギルス フミガータス(Asper
gillus fumigatus)に対して優れた抗真菌活性を示すこ
とが判明し、クリプトポール酸類およびそれらの誘導体
等がカンジダ症やアスペルギルス症等の真菌感染症に対
する化学療法剤として有効であることが示された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クリプトポール酸Cのの1H−NMRチャー
トである。
【図2】 クリプトポール酸Fのの1H−NMRチャー
トである。
【図3】 アセチルクリプトポール酸Eの1H−NMR
チャートである。
【図4】 アセチルクリプトポール酸EのIRスペクト
ルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬川 俊章 茨城県つくば市大久保2番 東亞合成株式 会社つくば研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構造式1で示されるクリプトポール
    酸誘導体のダイマーを有効成分とすることを特徴とする
    抗真菌剤。 【化1】 ただし、式中R1、R2 、R3は相互に同じであっても異
    なっていても良い水素原子、アルキル基またはアルカリ
    金属であり、R4はアルキル基またはアセトキシアルキ
    ル基である。
JP10027772A 1998-01-26 1998-01-26 抗真菌剤 Pending JPH11209278A (ja)

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