JPH11209143A - 抗菌性ガラス繊維 - Google Patents
抗菌性ガラス繊維Info
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- JPH11209143A JPH11209143A JP2649598A JP2649598A JPH11209143A JP H11209143 A JPH11209143 A JP H11209143A JP 2649598 A JP2649598 A JP 2649598A JP 2649598 A JP2649598 A JP 2649598A JP H11209143 A JPH11209143 A JP H11209143A
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- Japan
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- glass fiber
- antibacterial
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- antibacterial glass
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C13/00—Fibre or filament compositions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C2204/00—Glasses, glazes or enamels with special properties
- C03C2204/02—Antibacterial glass, glaze or enamel
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガラス繊維の組成に抗菌性を有する金属イオ
ンを含有させて作製することにより、後加工する手間が
なく専用の機械も必要なく、はがれ等もないため、耐久
性が向上する。 【構成】 銀、銅、亜鉛の金属イオンのうち少なくとも
１種以上を含有する抗菌性ガラス繊維であって、銀を
０．５〜５重量％の範囲で含有するかもしくは銅または
亜鉛を１０〜３０重量％の範囲で含有し、ベースの組成
がＳｉＯ2 ：５０〜６０重量％、Ａｌ2 Ｏ3 ：１０〜２
０重量％、ＣａＯ：１０〜３０重量％、ＭｇＯ：０〜１
０重量％、Ｂ2 Ｏ3 ：５〜１５重量％からなる。
ンを含有させて作製することにより、後加工する手間が
なく専用の機械も必要なく、はがれ等もないため、耐久
性が向上する。 【構成】 銀、銅、亜鉛の金属イオンのうち少なくとも
１種以上を含有する抗菌性ガラス繊維であって、銀を
０．５〜５重量％の範囲で含有するかもしくは銅または
亜鉛を１０〜３０重量％の範囲で含有し、ベースの組成
がＳｉＯ2 ：５０〜６０重量％、Ａｌ2 Ｏ3 ：１０〜２
０重量％、ＣａＯ：１０〜３０重量％、ＭｇＯ：０〜１
０重量％、Ｂ2 Ｏ3 ：５〜１５重量％からなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、銀、銅、亜鉛など抗菌
性を有する金属イオンを１種又は２種以上含有する抗菌
性ガラス繊維に関するものである。さらに、ＦＲＰ等の
プラスチックにフィラーとして練り込み、増強と抗菌の
役目をもつものである。
性を有する金属イオンを１種又は２種以上含有する抗菌
性ガラス繊維に関するものである。さらに、ＦＲＰ等の
プラスチックにフィラーとして練り込み、増強と抗菌の
役目をもつものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ガラス繊維に抗菌性を付与する場
合は、ガラス繊維を作製後に、スプレー、ディッピング
などの後加工により行われていた。しかし、この後加工
による抗菌付与方法は、手間がかかるとともに専用の機
械が必要となり、これによりコスト高などの欠点を有す
ることとなっていた。また、後加工であるため、はがれ
等により抗菌性がなくなる可能性が高く、その改善が求
められていた。
合は、ガラス繊維を作製後に、スプレー、ディッピング
などの後加工により行われていた。しかし、この後加工
による抗菌付与方法は、手間がかかるとともに専用の機
械が必要となり、これによりコスト高などの欠点を有す
ることとなっていた。また、後加工であるため、はがれ
等により抗菌性がなくなる可能性が高く、その改善が求
められていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来欠点を解消してガラス繊維の組成に抗菌性を有する金
属イオンを含有させて作製することにより、後加工する
手間がなく専用の機械も必要としない抗菌性ガラス繊維
を提供することにある。また、はがれ等がないため十分
に抗菌性が発揮されるため、耐久性が向上する。
来欠点を解消してガラス繊維の組成に抗菌性を有する金
属イオンを含有させて作製することにより、後加工する
手間がなく専用の機械も必要としない抗菌性ガラス繊維
を提供することにある。また、はがれ等がないため十分
に抗菌性が発揮されるため、耐久性が向上する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の抗菌性ガラス繊維は、銀、銅、亜
鉛の金属イオンのうち少なくとも１種以上を含有する抗
菌性ガラス繊維であって、銀を０．５〜５重量％の範囲
で含有するかもしくは銅または亜鉛を１０〜３０重量％
の範囲で含有し、ベースの組成がＳｉＯ2 ：５０〜６０
重量％、Ａｌ2Ｏ3 ：１０〜２０重量％、ＣａＯ：１０
〜３０重量％、ＭｇＯ：０〜１０重量％、Ｂ2 Ｏ3 ：５
〜１５重量％からなることを特徴とするものである。
めになされた本発明の抗菌性ガラス繊維は、銀、銅、亜
鉛の金属イオンのうち少なくとも１種以上を含有する抗
菌性ガラス繊維であって、銀を０．５〜５重量％の範囲
で含有するかもしくは銅または亜鉛を１０〜３０重量％
の範囲で含有し、ベースの組成がＳｉＯ2 ：５０〜６０
重量％、Ａｌ2Ｏ3 ：１０〜２０重量％、ＣａＯ：１０
〜３０重量％、ＭｇＯ：０〜１０重量％、Ｂ2 Ｏ3 ：５
〜１５重量％からなることを特徴とするものである。
【０００５】
【発明実施の形態】ここで、銀イオンの含有量が規定さ
れているのは、０．５重量％以下では、十分な抗菌効果
がなく、逆に５重量％以上では必要ないからである。
銅、亜鉛も同様に１０重量％以下では、十分な抗菌効果
がなく、逆に３０重量％以上では必要ないからである。
さらに、ベース組成のうちＳｉＯ2 は５０〜６０重量％
の範囲である必要があるが、５０重量％以下ではガラス
の粘性が低くなり繊維にしにくく、また、６０重量％以
上であると逆に粘性が高くなりすぎるために繊維には向
かない。Ａｌ2 Ｏ3 も同様に１０重量％以下ではガラス
の粘性が低くなり繊維にしにくく、２０重量％以上であ
ると逆に粘性が高くなりすぎるために繊維には向かな
い。ＣａＯも同様に１０重量％以下ではガラスの粘性が
低くなり繊維にしにくく、３０重量％以上であると逆に
粘性が高くなりすぎるために繊維には向かない。ＭｇＯ
は必ずしも含まなくてもよいが、１０重量％以上である
と粘性が高くなりすぎるために繊維には向かない。
れているのは、０．５重量％以下では、十分な抗菌効果
がなく、逆に５重量％以上では必要ないからである。
銅、亜鉛も同様に１０重量％以下では、十分な抗菌効果
がなく、逆に３０重量％以上では必要ないからである。
さらに、ベース組成のうちＳｉＯ2 は５０〜６０重量％
の範囲である必要があるが、５０重量％以下ではガラス
の粘性が低くなり繊維にしにくく、また、６０重量％以
上であると逆に粘性が高くなりすぎるために繊維には向
かない。Ａｌ2 Ｏ3 も同様に１０重量％以下ではガラス
の粘性が低くなり繊維にしにくく、２０重量％以上であ
ると逆に粘性が高くなりすぎるために繊維には向かな
い。ＣａＯも同様に１０重量％以下ではガラスの粘性が
低くなり繊維にしにくく、３０重量％以上であると逆に
粘性が高くなりすぎるために繊維には向かない。ＭｇＯ
は必ずしも含まなくてもよいが、１０重量％以上である
と粘性が高くなりすぎるために繊維には向かない。
【０００６】（実施例１）表１に示す組成により原料を
調合し、１６００℃で溶融し、火焔延伸法により短繊維
を作製した。この時の直径は１０μｍであった。さら
に、それぞれ抗菌効果をシェイクフラスコ法により、菌
液７５ｍｌに対してサンプル０．７５ｇを取り２４時間
培養後の菌数を計数した。なお、開始時の菌数は、３．
０×１０4 個であった。その結果を表２に示す。
調合し、１６００℃で溶融し、火焔延伸法により短繊維
を作製した。この時の直径は１０μｍであった。さら
に、それぞれ抗菌効果をシェイクフラスコ法により、菌
液７５ｍｌに対してサンプル０．７５ｇを取り２４時間
培養後の菌数を計数した。なお、開始時の菌数は、３．
０×１０4 個であった。その結果を表２に示す。
【０００７】
【表１】
【０００８】
【表２】
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の抗菌性ガ
ラス繊維は、後加工する必要もなく、繊維作製と同時に
抗菌性を付与できる。また後加工でないため、特に専用
機械も必要なく、抗菌剤などの欠落もないため抗菌寿命
が長い。さらに、ＦＲＰ等のプラスチックにフィラーと
して練り込むことによって、増強と抗菌の両方の役目を
もたせることもできる。よって本発明は従来の問題点を
一掃した抗菌性ガラス繊維として極めて大きい意義があ
る。
ラス繊維は、後加工する必要もなく、繊維作製と同時に
抗菌性を付与できる。また後加工でないため、特に専用
機械も必要なく、抗菌剤などの欠落もないため抗菌寿命
が長い。さらに、ＦＲＰ等のプラスチックにフィラーと
して練り込むことによって、増強と抗菌の両方の役目を
もたせることもできる。よって本発明は従来の問題点を
一掃した抗菌性ガラス繊維として極めて大きい意義があ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０３Ｃ 3/093 Ｃ０３Ｃ 3/093 13/00 13/00
Claims (1)
- 【請求項１】 銀、銅、亜鉛の金属イオンのうち少なく
とも１種以上を含有する抗菌性ガラス繊維であって、銀
を０．５〜５重量％の範囲で含有するかもしくは銅また
は亜鉛を１０〜３０重量％の範囲で含有し、ベースの組
成がＳｉＯ2：５０〜６０重量％、Ａｌ2 Ｏ3 ：１０〜
２０重量％、ＣａＯ：１０〜３０重量％、ＭｇＯ：０〜
１０重量％、Ｂ2 Ｏ3 ：５〜１５重量％からなることを
特徴とする抗菌性ガラス繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02649598A JP4163778B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 抗菌性ガラス繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02649598A JP4163778B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 抗菌性ガラス繊維 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11209143A true JPH11209143A (ja) | 1999-08-03 |
| JP4163778B2 JP4163778B2 (ja) | 2008-10-08 |
Family
ID=12195083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02649598A Expired - Fee Related JP4163778B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 抗菌性ガラス繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4163778B2 (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003018496A1 (de) * | 2001-08-22 | 2003-03-06 | Schott Glas | Antimikrobielles, entzündungshemmendes, wundheilendes glaspulver und dessen verwendung |
| WO2003018494A3 (de) * | 2001-08-22 | 2003-04-17 | Schott Glas | Farbzusatz umfassend ein glas mit antimikrobieller wirkung |
| WO2003062163A3 (de) * | 2002-01-24 | 2004-03-11 | Schott Glas | Antimikrobielles, wasserunlösliches silicatglaspulver und mischung von glaspulvern |
| WO2004076369A2 (de) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Schott Ag | Antimikrobiell wirkendes brosilicatglas |
| US7166549B2 (en) | 2001-08-22 | 2007-01-23 | Schott Ag | Antimicrobial, anti-inflammatory, wound-healing and disinfecting glass and use thereof |
| US7192602B2 (en) | 2001-08-22 | 2007-03-20 | Schott Ag | Water-insoluble, antimicrobial silicate glass and use thereof |
| US8080490B2 (en) | 2003-02-25 | 2011-12-20 | Schott Ag | Antimicrobial phosphate glass |
| US9622483B2 (en) | 2014-02-19 | 2017-04-18 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
| JP6186051B1 (ja) * | 2016-07-08 | 2017-08-23 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
| US10131574B2 (en) | 2013-06-17 | 2018-11-20 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass articles and methods of making and using same |
| CN109071318A (zh) * | 2016-05-04 | 2018-12-21 | 康宁股份有限公司 | 着色硅铝酸盐玻璃组合物及包含该玻璃组合物的玻璃制品 |
| US11039620B2 (en) | 2014-02-19 | 2021-06-22 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
| US11039621B2 (en) | 2014-02-19 | 2021-06-22 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP02649598A patent/JP4163778B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (25)
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| JP2005525985A (ja) * | 2002-01-24 | 2005-09-02 | カール−ツァイス−スティフツング | 抗微生物性非水溶性ケイ酸ガラス粉末およびガラス粉末混合物 |
| WO2004076369A2 (de) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Schott Ag | Antimikrobiell wirkendes brosilicatglas |
| WO2004076369A3 (de) * | 2003-02-25 | 2005-03-31 | Schott Ag | Antimikrobiell wirkendes brosilicatglas |
| US8080490B2 (en) | 2003-02-25 | 2011-12-20 | Schott Ag | Antimicrobial phosphate glass |
| US10131574B2 (en) | 2013-06-17 | 2018-11-20 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass articles and methods of making and using same |
| US10676394B2 (en) | 2013-06-17 | 2020-06-09 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass articles and methods of making and using same |
| US11039621B2 (en) | 2014-02-19 | 2021-06-22 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
| US11039619B2 (en) | 2014-02-19 | 2021-06-22 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
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| US9622483B2 (en) | 2014-02-19 | 2017-04-18 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
| US11464232B2 (en) | 2014-02-19 | 2022-10-11 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
| US11470847B2 (en) | 2014-02-19 | 2022-10-18 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
| US11751570B2 (en) | 2014-02-19 | 2023-09-12 | Corning Incorporated | Aluminosilicate glass with phosphorus and potassium |
| CN109071318A (zh) * | 2016-05-04 | 2018-12-21 | 康宁股份有限公司 | 着色硅铝酸盐玻璃组合物及包含该玻璃组合物的玻璃制品 |
| CN109071318B (zh) * | 2016-05-04 | 2022-09-27 | 康宁股份有限公司 | 着色硅铝酸盐玻璃组合物及包含该玻璃组合物的玻璃制品 |
| US11572303B2 (en) | 2016-05-04 | 2023-02-07 | Corning Incorporated | Tinted aluminosilicate glass compositions and glass articles including same |
| US11932575B2 (en) | 2016-05-04 | 2024-03-19 | Corning Incorporated | Tinted aluminosilicate glass compositions and glass articles including same preliminary class |
| JP2018004597A (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
| JP6186051B1 (ja) * | 2016-07-08 | 2017-08-23 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4163778B2 (ja) | 2008-10-08 |
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