JPH11208771A - 地下埋設貯液容器の設置方法 - Google Patents

地下埋設貯液容器の設置方法

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JPH11208771A
JPH11208771A JP10013939A JP1393998A JPH11208771A JP H11208771 A JPH11208771 A JP H11208771A JP 10013939 A JP10013939 A JP 10013939A JP 1393998 A JP1393998 A JP 1393998A JP H11208771 A JPH11208771 A JP H11208771A
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JP
Japan
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storage container
container
support
underground
liquid reservoir
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Application number
JP10013939A
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English (en)
Inventor
Tomio Sudo
富雄 須藤
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基礎コンクリート盤上に、地下埋設貯液容器を
設置するための支持台を容易に形成することが可能であ
り、且つ、浮上防止兼貯液容器固定用バンドの取り付け
をも容易にすることが可能な支持台を提供する。 【解決手段】ガソリン、灯油、重油等の液体燃料、天然
ガス等の液化燃料、または雨水、飲料水、汚水等を貯留
する地下埋設貯液容器(4)を、堀削穴底部に打設した
基礎コンクリート盤(1)上に据え付けるための設置方
法であって、基礎コンクリート盤(1)上に、防錆部材
製、防錆処理をした鋼製、またはガラス繊維強化樹脂等
の防蝕材料で、予め地下埋設貯液容器(4)の下部形状
に略上面形状を合わせて形成され、かつ下部に固定端を
持った支持台(6)を設置し、その支持台(6)上に地
下埋設貯液容器(4)を静置し、その地下埋設貯液容器
(4)の上から、貯液容器固定用バンド(7)を支持台
(6)に締め付け取り付ける地下埋設貯液容器の設置方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリン、灯油、
重油等の液体燃料、天然ガス等の液化燃料、または雨
水、飲料水、汚水等を貯留する地下埋設貯液容器の設置
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、ガソリン、灯油、重油等の液体
燃料、天然ガス等の液化燃料、または雨水、飲料水、汚
水等を貯蔵する地下埋設貯液容器4の埋設は、図4に示
すように、堀削穴の下部に基礎コンクリート盤1を打設
し、その基礎コンクリート盤1上部に型枠を組み、この
基礎コンクリート盤1と支持台11の鉄筋は配筋を連結
させて一体化し、地下埋設貯液容器4を設置するための
支持台11を鉄筋コンクリートで形成している。このよ
うにして、支持台11を形成した後、その支持台11上
に地下埋設貯液容器4を静置し、その上から貯液容器固
定用バンド7を、基礎ボルト9で基礎コンクリート盤1
または支持台11に固定し、地下埋設貯液容器4を固定
する。貯液容器固定用バンド7は、地下埋設貯液容器4
が埋設後地下水位の上昇によって浮力で浮き上がるのを
防止する目的でも用いるものである。
【0003】さらに、地下埋設貯液容器4の用途が、ガ
ソリン、灯油、重油等の消防法に係わる危険物の場合
は、地下埋設貯液容器4の上部には上面鉄筋コンクリー
ト盤2を設け、基礎コンクリート盤1と上面鉄筋コンク
リート盤2の間に支柱3を設けて、上面鉄筋コンクリー
ト盤2に掛る上載荷重が地下埋設貯液容器4に掛るのを
防止する。また、上面鉄筋コンクリート盤2には、万一
危険物が漏洩した場合の検知装置として、漏洩検知管
8,漏洩検知管口81、および地下埋設貯液容器4の配
管接続部および計器類を点検するための点検口5を設け
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では、地下埋設貯
液容器4を設置するためには、埋設穴を掘削し、基礎コ
ンクリート盤1を設け、当該基礎コンクリート盤1の上
部に型枠を組んで、地下埋設貯液容器4を安定設置する
ための支持台11を鉄筋コンクリートにて形成してお
り、基礎コンクリート盤1と支持台11の鉄筋は配筋を
連結させて一体化しているが、基礎コンクリート盤1上
に支持台11の型枠を組む作業は大変手間の掛る作業で
あり、コンクリートの打設・養生期間も多くの時間を要
する。
【0005】また、地下埋設貯液容器4は、一般に円筒
横長形状をしており、当該容器4の支持台11は、当該
容器4の下部形状に合わせて、上面を円弧状に形成する
必要があり、当該支持台11用の型枠の製作並びに組立
は、大変手間の掛るものである。同様に支持台11上面
部分のコンクリート打設および仕上げ作業も、上面が円
弧状であることから、大変手間の掛るものである。
【0006】また、地下埋設貯液容器4を支持台11上
に静置した後、貯液容器固定用バンド7で固定するが、
その貯液容器固定用バンド7の据え付け方向は、垂直か
ら下方広がり、すなわち垂線に対する角度を0〜30°
に設置することがより有効であることが知られている。
これは、垂線に対する角度が小さいと側圧が作用したと
きに横移動をしやすく、45°迄の範囲で下方広がりに
するほど安定するが、角度が大きくなるに従い施工面積
も大きくなって不経済であるため、30°以下とする
が、広がり角度に合わせて基礎ボルト9を傾斜させて打
設するのは大変困難なことであり、また、貯液容器固定
用バンド7に下方広がり角度を持たせたにも係わらず、
簡易に基礎ボルト9を垂直に打設することは、引っ張り
荷重および曲げ荷重が同時に作用し、基礎ボルト9の安
全性が低下するという課題がある。
【0007】本発明は、基礎コンクリート盤1上に、地
下埋設貯液容器4を設置するための支持台を容易に形成
することが可能であり、且つ、浮上防止兼貯液容器固定
用バンド7の取り付けをも容易ならしめることが可能な
支持台を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の地下埋設貯液容
器の設置方法は、図1に示すように、ガソリン、灯油、
重油等の液体燃料、天然ガス等の液化燃料、または雨
水、飲料水、汚水等を貯留する地下埋設貯液容器4を、
堀削穴底部に打設した基礎コンクリート盤1上に据え付
けるための設置方法であって、基礎コンクリート盤1上
に、防錆部材製、防錆処理をした鋼製、またはガラス繊
維強化樹脂等の防蝕材料で、予め地下埋設貯液容器4の
下部形状に略上面形状を合わせて形成され、かつ下部に
固定端を持った支持台6を設置し、その支持台6上に地
下埋設貯液容器4を静置し、その地下埋設貯液容器4の
上から、貯液容器固定用バンド7を支持台6に締め付け
取り付けることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】支持台6の上部形状は、地下埋設
貯液容器4の下部形状に略合わせるものであり、地下埋
設貯液容器4の下部形状が円弧状である場合は、図3に
示すように、へこみ部の大きさα1=30〜120°の
円弧状のへこみ部62をつけることが好ましい。このα
1が、30°未満であると、地下埋設貯液容器4を安定
に支えられず、120°を超えると外周長さの1/3以
上を保持でき安定性は高いが、支持台6の大きさが大き
くなりすぎ不経済である。
【0010】支持台6には基礎コンクリート盤1と基礎
ボルト9で締結するための固定端を複数個設け、また、
地下埋設貯液容器4を静置後、その埋設貯液容器4の上
から貯液容器固定用バンド7を支持台6に締め付け取り
付けるための固定具取付穴65を有する。
【0011】この固定具取付穴65を有する面は、貯液
容器固定用バンド7の固定面と平行するものであり、貯
液容器固定用バンド7は、図3に示すように、垂線に対
する角度α2が0〜30°の範囲となるように、広がり
を持たせて設置することが好ましい。これは、地下埋設
貯液容器4を埋設した時や地震があった時の側圧に対す
る安定性を向上するためのものであり、垂線に対する角
度が小さいと側圧が作用したときに横移動をしやすく、
45°までの範囲で下方が広がるほど安定するが、角度
が大きくなるに従い施工面積も大きくなって不経済であ
る。
【0012】地下埋設貯液容器4を設置する基礎コンク
リート盤1上の支持台11を形成するのが大変困難な作
業であることから、地下埋設貯液容器4の下部形状に略
合わせて上面を形成し、下部に固定端63を持った支持
台6を、ガラス繊維強化樹脂等の腐食しにくい材料を用
いた防蝕部材製あるいは防錆処理を施した鋼製で、予め
工場にて生産することにより、地下埋設貯液容器4を設
置する埋設穴下部に打設する基礎コンクリート盤1は、
支持台無しで上面を平坦に形成することができ、別成形
した支持台6を容易に設置することができる。
【0013】
【実施例】図1に示すように、地下埋設貯液容器4に
は、円筒横長で両端を球殻状の鏡板を有するものを用
い、基礎コンクリート盤1の上に、地下埋設貯液容器4
の下部形状に合わせて、上面に円弧状のへこみ部62を
形成した支持台6を設置し、その支持台6の固定端63
を基礎ボルト9で、基礎コンクリート盤1に固定した。
この支持台6は、図2に示すように、地下埋設貯液容器
4の下部形状に合わせて上部形状を円弧状のへこみ部6
2とし、この上面の円弧状のへこみ部62は、地下埋設
貯液容器4の外周に略合わせた円弧状とし、その円弧の
大きさα1は、図3に示すように、60°とした。そし
て、この支持台6は、両端に基礎コンクリート盤1との
固定端63を有し、両端の固定端63に続く立ち上がり
面は、貯液容器固定用バンド7の締め付け角度と同じ傾
斜角度を持ち、貯液容器固定用バンド7を締結するため
の固定具取付け穴65を設け、当該立ち上がり面と前述
円弧状のへこみ部62で囲まれる部分に、補強リブ61
を設けたものとし、図1に示すように、両端の固定端6
3を基礎ボルト9で基礎コンクリート盤1に固定した。
支持台6上に、地下埋設貯液容器4を静置し、その地下
埋設貯液容器4の上から締め付け取り付ける貯液容器固
定用バンド7は、図3に示すように、頂部において二分
し、地下埋設貯液容器4の外周と浮上防止兼貯液容器固
定用バンド7の接触具合を連結ボルト92で調整可能と
し、支持台6とバンド固定ボルト91で固定し、その固
定する角度α2を18°とした。地下埋設貯液容器4を
貯液容器固定用バンド7で固定した後、図1に示すよう
に、支柱3を設けて、地下埋設貯液容器4の周囲を埋め
戻し、上面鉄筋コンクリート盤2を設置して、上載荷重
が地下埋設貯液容器4に掛るのを防止した。上面鉄筋コ
ンクリート盤2には、地下埋設貯液容器4の接続配管お
よび計器類を点検するための点検口5を備えた。
【0014】本実施例では、以下の効果があった。 (1)支持台を予め成形し、基礎コンクリート盤を上面
平滑に仕上げた後に支持台を設置することにより、型枠
を組み、および鉄筋の連結、コンクリートの打設、曲面
仕上げ等の現場作業が無くなり、施工期間の短縮が図れ
る。 (2)支持台の立ち上がり部に垂線に対する角度を持た
せ、固定具取付け穴を設けてバンド固定ボルトで貯液容
器固定用バンド固定することにより、貯液容器固定用バ
ンドを容易に固定することができる。 (3)貯液容器固定用バンドを基礎ボルトに直接締結し
ないため、基礎ボルトに軸方向以外の外力が作用するこ
と無く、安全性が向上する。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によっ
て、基礎コンクリート盤1上に、地下埋設貯液容器4を
設置するための支持台を容易に形成することが可能であ
り、且つ、浮上防止兼貯液容器固定用バンド7の取り付
けをも容易にすることが可能な支持台を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の一部を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1.基礎コンクリート盤 2.上面鉄筋
コンクリート盤 3.支柱 4.地下埋設
貯液容器 5.点検口 6.支持台 61.補強リブ 62.へこみ
部 63.固定端 64.基礎ボ
ルト固定穴 65.固定具取付け穴 7.貯液容器
固定用バンド 8.漏洩検知管 81.漏洩検
知管口 9.基礎ボルト 91.バンド
固定ボルト 92.連結ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガソリン、灯油、重油等の液体燃料、天然
    ガス等の液化燃料、または雨水、飲料水、汚水等を貯留
    する地下埋設貯液容器(4)を、堀削穴底部に打設した
    基礎コンクリート盤(1)上に据え付けるための設置方
    法であって、基礎コンクリート盤(1)上に、防錆部材
    製、防錆処理をした鋼製、またはガラス繊維強化樹脂等
    の防蝕材料で、予め地下埋設貯液容器(4)の下部形状
    に略上面形状を合わせて形成され、かつ下部に固定端を
    持った支持台(6)を設置し、その支持台(6)上に地
    下埋設貯液容器(4)を静置し、その地下埋設貯液容器
    (4)の上から、貯液容器固定用バンド(7)を支持台
    (6)に締め付け取り付けることを特徴とする地下埋設
    貯液容器の設置方法。
JP10013939A 1998-01-27 1998-01-27 地下埋設貯液容器の設置方法 Pending JPH11208771A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143930A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Tamada Kogyo Kk 地下タンク固定用のバンドユニット及び地下タンクの固定構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143930A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Tamada Kogyo Kk 地下タンク固定用のバンドユニット及び地下タンクの固定構造

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