JPH11208322A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JPH11208322A
JPH11208322A JP1752398A JP1752398A JPH11208322A JP H11208322 A JPH11208322 A JP H11208322A JP 1752398 A JP1752398 A JP 1752398A JP 1752398 A JP1752398 A JP 1752398A JP H11208322 A JPH11208322 A JP H11208322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
screw shaft
movable rail
gear box
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP1752398A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kondo
徹 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP1752398A priority Critical patent/JPH11208322A/ja
Publication of JPH11208322A publication Critical patent/JPH11208322A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギアボックスの小型化及び構造の簡略化を図
ることができるシートスライド装置を提供する。 【解決手段】 スクリューシャフト12にピン10を非
接触近接状態で挟む2枚の円板状フランジ部16が設け
られているため、可動レール1に加わった荷重は、ピン
10からフランジ部16を介してスクリューシャフト1
2にも伝達される。従って、ギアボックス7とスクリュ
ーシャフト12との結合部を特別に補強する必要がな
く、従来よりも、ギアボックス7の小型化及び構造の簡
略化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートスライド
装置、特にモータの駆動力によりシートを前後にスライ
ドさせるパワー型のシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートに固定される可動レールと、フロ
アに固定される固定レールとを前後スライド自在に係合
させると共に、可動レールの端部に取付けたギアボック
スから可動レールの長手方向に沿って延びるスクリュー
シャフトを、固定レールに固定したナット部材に螺合さ
せ、スクリューシャフトの回転方向に応じて、可動レー
ルをシートごと前後にスライドさせるパワー型のシート
スライド装置が知られている(例えば、特開平9−14
2181号公報参照)。
【0003】この種のシートスライド装置にあっては、
ギアボックスが可動レールの端部からあまり突出しない
ように、ギアボックスに形成した左右一対のモータブラ
ケットを、可動レールの端部に差し込んで重合させ、該
重合部にピンを貫通させて軸支している。また、ピンに
よる軸支なので、このピンを中心にして、ギアボックス
が可動レールの端部に対して若干回転でき、可動レール
がフロントモスト(最前方位置)や、リヤモスト(最後
方位置)まで移動した際の衝撃を吸収できるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、可動レールを貫通するピン
が、ギアボックスのモータブラケットだけに取付けられ
た状態になっているため、例えば車両衝突等により過大
な荷重が可動レールに加わった場合には、その荷重はピ
ンを介してモータブラケットからギアボックスに加わ
る。荷重が加わったギアボックスはスクリューシャフト
ごと荷重方向へ移動しようとするが、スクリューシャフ
トは固定レールに固定されたナット部材に螺合されて動
かないため、結局ギアボックスとスクリューシャフトと
の結合部に荷重が集中し、その結合部が破壊され易くな
る。そのための対策として、従来はギアボックスとスク
リューシャフトを多数の強度部材で結合する必要があ
り、ギアボックスの大型化及び構造の複雑化を招いてい
る。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、ギアボックスの小型化及び構
造の簡略化を図ることができるシートスライド装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
断面略ハット形をした可動レールの端部に対して、ギア
ボックスに形成した左右一対のモータブラケットを差し
込んで重合させると共に、可動レールとモータブラケッ
トとの重合部にピンを貫通させて軸支し、且つギアボッ
クスから可動レールの長手方向に沿って延びるスクリュ
ーシャフトを、固定レールに固定したナット部材に螺合
させ、スクリューシャフトの回転方向に応じて、可動レ
ールを固定レールに対して前後スライド自在にしたシー
トスライド装置において、前記スクリューシャフトのピ
ンに対応する部分に、該ピンを非接触近接状態で挟む2
枚の円板状フランジ部を設けたものである。
【0007】請求項1記載の発明によれば、スクリュー
シャフトのピンに対応する部分に、ピンを非接触近接状
態で挟む2枚の円板状フランジ部が設けられているた
め、可動レールに加わった荷重は、ピンからモータブラ
ケットを介してギアボックスに伝達されるだけでなく、
ピンから円板状のフランジ部を介してスクリューシャフ
トにも伝達される。このように、荷重がギアボックスと
スクリューシャフトの両方に伝達されるため、両者の結
合部を特別に補強する必要がなく、従来よりも、ギアボ
ックスの小型化及び構造の簡略化を図ることができる。
また、2枚のフランジ部は、ピンに対して非接触のた
め、スクリューシャフトの回転の抵抗になることはな
い。更に、ピンとフランジ部とは近接状態のため、ピン
に荷重が加わった場合に、ピンは直ちにフランジ部と係
合して荷重を伝達する。
【0008】請求項2記載の発明は、円板状フランジ部
がスクリューシャフトに対して溶接される別部品であ
り、且つスクリューシャフトに反ギアボックス側のフラ
ンジ部の位置決め用突起部が形成されている。
【0009】請求項2記載の発明によれば、スクリュー
シャフトに形成した突起部により、一方のフランジ部の
位置決めが行えるため、この一方のフランジ部を基準に
して他方のフランジ部を取付けることにより、2枚のフ
ランジ部によりピンを非接触近接状態で挟むことが容易
になる。
【0010】請求項3記載の発明は、モータブラケット
が可動レールの端部に対して内接状態で重合している。
【0011】請求項3記載の発明によれば、モータブラ
ケットが可動レールの端部に対して内接状態で重合して
いるため、フランジ部に対するピンの当接点と、モータ
ブラケットに対するピンの当接点とが接近することにな
り、荷重を受けた際のピンの曲がりが防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の一実施形
態を示す図である。尚、この実施形態では、左右に一対
あるスライドレールのうち、左側部分だけを代表して説
明する。
【0013】符号1は、可動レールで、図せぬシートが
固定されるものである。この可動レール1は、両端に外
向きの折返部2が形成された概略断面ハット形状をして
いる。この可動レール1の前端の側面部3には、取付孔
4が左右に形成されている。
【0014】この可動レール1は、図示せぬ車体フロア
に固定された固定レール5に係合される。
【0015】この固定レール5は、両端に内向きの折返
部6が形成された断面上向きコ字形をしている。可動レ
ール1の折返部2を、この固定レール5の折返部6に係
合させると共に、可動レール1の下側に図示せぬローラ
を配することにより、可動レール1が固定レール5に対
して前後スライド自在になっている。
【0016】そして、この可動レール1の前端には、車
幅方向に沿うモータMの駆動力を、前後方向に変換する
ギアボックス7が取付けられる。
【0017】このギアボックス7には、取付孔8を有す
る左右一対のモータブラケット9が設けられており、該
モータブラケット9を可動レール1の前端部内に挿入し
て、モータブラケット9を可動レール1の側面部3に対
して内接状態とし、互いの取付孔4、8を合致させ、そ
こにピン10を貫通させている。ピン10の両端はEリ
ング11により固定される。
【0018】ギアボックス7からは、可動レール1の長
手方向に沿ってスクリューシャフト12が延びている。
このスクリューシャフト12は、固定レール5の底面部
にボルト13で固定されたナット部材14に螺合してお
り、該スクリューシャフト12の回転方向により、可動
レール1がシートごと前後にスライドするようになって
いる。
【0019】また、このスクリューシャフト12のギア
ボックス7寄り位置には、可動レール1がリヤモスト
(最後方位置)まで移動した際にナット部材14と当た
るストッパ15が固定されている。
【0020】更に、スクリューシャフト12のピン10
に対応する部分には、該ピン10を非接触近接状態で挟
む2枚のフランジ部16が溶接されている。反ギアボッ
クス7側(ナット部材14側)の前記フランジ部16
は、スクリューシャフト12に形成した突起部17に当
接しており、該突起部17との当接により、該フランジ
部16の位置決めがなされてる。
【0021】従って、突起部17により位置決めされた
一方のフランジ部16を基準にして、他方を溶接するこ
とにより、2枚のフランジ部16によりピン10を非接
触近接状態で挟むことが容易になる。
【0022】この実施形態によれば、スクリューシャフ
ト12のピン10に対応する部分に、ピン10を非接触
近接状態で挟む2枚の円板状フランジ部16が設けられ
ているため、車両衝突等により可動レール1に加わった
荷重は、ピン10からモータブラケット9を介してギア
ボックス7に伝達されるだけでなく、ピン10から円板
状のフランジ部16を介してスクリューシャフト12に
も伝達される。
【0023】このように、荷重がギアボックス7とスク
リューシャフト12の両方に伝達されるため、両者の結
合部を特別に補強する必要がなく、従来よりも、ギアボ
ックス7の小型化及び構造の簡略化を図ることができ
る。
【0024】また、2枚のフランジ部16は、ピン10
に対して非接触のため、スクリューシャフト12の回転
の抵抗になることはない。更に、ピン10とフランジ部
16とは近接状態のため、ピン10に荷重が加わった場
合に、ピン10は直ちにフランジ部16と係合して荷重
を伝達する。
【0025】更に、モータブラケット9が可動レール1
の側面部3に対して内接状態で重合しているため、フラ
ンジ部16に対するピン10の当接点と、モータブラケ
ット9に対するピン10の当接点とが接近することにな
り、荷重を受けた際のピン10の曲がりが防止される。
すなわち、中央のフランジ部15と、両側のモータブラ
ケット9とのピン10に対する荷重伝達点が離れ過ぎな
いため、ピン10が曲がりづらくなる。
【0026】尚、この実施形態では、スクリューシャフ
ト12に対して別物のフランジ部16を溶接する例を示
したが、スクリューシャフト12にフランジ部16を一
体形成しても良い。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スクリュ
ーシャフトのピンに対応する部分に、ピンを非接触近接
状態で挟む2枚の円板状フランジ部が設けられているた
め、可動レールに加わった荷重は、ピンからモータブラ
ケットを介してギアボックスに伝達されるだけでなく、
ピンから円板状のフランジ部を介してスクリューシャフ
トにも伝達される。このように、荷重がギアボックスと
スクリューシャフトの両方に伝達されるため、両者の結
合部を特別に補強する必要がなく、従来よりも、ギアボ
ックスの小型化及び構造の簡略化を図ることができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、スクリュー
シャフトに形成した突起部により、一方のフランジ部の
位置決めが行えるため、この一方のフランジ部を基準に
して他方のフランジ部を取付けることにより、2枚のフ
ランジ部によりピンを非接触近接状態で挟むことが容易
になる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、モータブラ
ケットが可動レールの端部に対して内接状態で重合して
いるため、フランジ部に対するピンの当接点と、モータ
ブラケットに対するピンの当接点とが接近することにな
り、荷重を受けた際のピンの曲がりが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシートスライド装
置を示す分解斜視図。
【図2】シートスライド装置を示す平面図。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 可動レール 5 固定レール 7 ギアボックス 9 モータブラケット 10 ピン 12 スクリューシャフト 14 ナット部材 16 フランジ部 17 突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略ハット形をした可動レールの端部
    に対して、ギアボックスに形成した左右一対のモータブ
    ラケットを差し込んで重合させると共に、可動レールと
    モータブラケットとの重合部にピンを貫通させて軸支
    し、且つギアボックスから可動レールの長手方向に沿っ
    て延びるスクリューシャフトを、固定レールに固定した
    ナット部材に螺合させ、スクリューシャフトの回転方向
    に応じて、可動レールを固定レールに対して前後スライ
    ド自在にしたシートスライド装置において、 前記スクリューシャフトのピンに対応する部分に、該ピ
    ンを非接触近接状態で挟む2枚の円板状フランジ部を設
    けたことを特徴とするシートスライド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートスライド装置で
    あって、 前記円板状フランジ部が、前記スクリューシャフトに対
    して溶接される別部品であり、且つ前記スクリューシャ
    フトに反ギアボックス側のフランジ部の位置決め用突起
    部が形成されていることを特徴とするシートスライド装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のシートスラ
    イド装置であって、 前記モータブラケットが可動レールの端部に対して内接
    状態で重合していることを特徴とするシートスライド装
    置。
JP1752398A 1998-01-29 1998-01-29 シートスライド装置 Pending JPH11208322A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20060705

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061205